父に語りかける対象が、遺影だけになりました。 父の遺影は4年半前に、わたしが撮った写真なんです。 ふだんはよく笑い、おちゃらけたことも言う父でしたが、 カメラを向けるとキリッと口を真一文字に写ります。 それがこの時は違いました ↓↓↓↓ ema625.hatenadiary.com ダンス発表会の真っ白なドレスを着た母と 嬉しそうに並んで微笑んで写真におさまりました。 実は この時既に少し認知症が始まっていました。 長時間にわたる発表会を見ることは諦めて 父は会場ホテルでとった部屋で椅子に座って退屈そうにしていました。 「おしゃれ好きなのに、こんなふうにお気に入りの服と靴を身につけることがもう…