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スタンドの記憶 https://stand16.hatenablog.com/

主にサッカーと野球の試合その他の事象について、分析的に述べていくブログです。時々社会時評も扱います。

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2018/07/14

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  • 【野球小説】続・プレイボール<第78話「自分を信じろ!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【目次】 【前話へのリンク】 <外伝> 第78話 自分を信じろ!の巻 1.キャプテン谷口の決心 2.谷口登板 <次話へのリンク> ※感想掲示板 【各話へのリンク】 【前話へのリンク】 stand16.hatenablog.com <外伝> stand16.hatenablog.com stand16.hatenablog.com 第78話 自分を信じろ!の巻 www.youtube.com 1.キャプテン谷口の決心 甲子園球場のスコアボードには、七回表を終了して聖明館が四対一で墨谷をリードと掲示されている。 墨高ナインの陣取る一塁側ベンチでは、キャプテン谷口を中心に円陣が組まれていた。 「見て…

  • 敗戦を次に生かすことができる町田ゼルビア、また同じような負けを繰り返しそうなサッカー日本代表

    1.チームとして問題点を修正できる町田ゼルビア 2.チームの問題点を修正する術がない日本代表 1.チームとして問題点を修正できる町田ゼルビア J1リーグ第6節にて、町田ゼルビアはサンフレッチェ広島に1-2と敗れ、今シーズンの初黒星を喫した。しかしこの敗戦は、むしろ町田にとってプラスに働くと思う。 先に断っておくが、次戦以降町田が再び勝ち星を重ねることを保証しているのではない。サッカーは相手があるものだし、そろそろ研究・対策もされてきているはず。町田が良いプレーをしても、相手チームのパフォーマンスがそれを上回ることだってあるだろう。 ただ勝敗は別にして、町田が一つの負けをきっかけにチームとしての…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第77話「打つ手なし!?墨高ナインの巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第71話】再三チャンスを作りながら、モノにできない墨高。一方の江島は、執拗な粘りで井口を苦しめ始め……

  • 日本代表が町田ゼルビアのサッカーを取り入れれば間違いなく強くなるが、なかなか他チームには真似できない理由

    1.勝つために合理的な町田のサッカー 2.町田のサッカーを他チームがなかなか真似できない理由 1.勝つために合理的な町田のサッカー 2024年のJ1リーグにおいて、ここまで3勝1分と好スタートを切った町田ゼルビアのサッカーに対して、ファンや関係者の間でなおも賛否分かれる状態が続いている。 以前の記事でも書いたが、サッカーが創造的なスポーツである以上、好き嫌いがあるのは仕方ないだろう(ちなみに私は、無駄なショートパスや横パスばかりの“なんちゃってポゼッション”が嫌いだ)。ただ野球好きの視点で町田のサッカーを見ると、こんな思いが出てくるのである。 町田のサッカーが、異端ではなく日本サッカーの“スタ…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第76話「頭脳戦!キャプテン谷口対聖明館監督の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第71話】再三チャンスを作りながら、モノにできない墨高。一方の江島は、執拗な粘りで井口を苦しめ始め……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第75話「ふんばれ松川!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第71話】再三チャンスを作りながら、モノにできない墨高。一方の江島は、執拗な粘りで井口を苦しめ始め……

  • 公平に見て、町田ゼルビアは強い!

    BS1で放送された町田ゼルビアvs鹿島アントラーズの試合を観戦したが、好き嫌いはあるにしても、やはり“町田のサッカーは認められなければならない”と強く思った。 公平に見て、町田ゼルビアは強い! 球際の強さばかりがクローズアップされるようだが、それ以上に目を引いたのは、ポジショニングの良さである。 例えば鹿島が自陣でボールを回しながら縦パスを入れる機会を伺っても、危険なコースはすべて埋めているため出し所がない。そのため、無理めな縦パスを入れて回収されたり、あるいは横パスがずれた所を狙われてパスカットされ、一気にカウンターされたりといったシーンが散見された。危険なコースをすべて埋めているから、あれ…

  • 阪神・岡田彰布監督と対照的な、サッカー日本代表・森保一監督とJFAの”軋轢を避けようとする”態度

    1.注目すべき阪神・岡田彰布監督の“軋轢を恐れない姿勢” 2.“いい人”森保一監督では、代表チームを勝たせられない現実 3.ハリルホジッチ解任がJFAに残した“禍根” 1.注目すべき阪神・岡田彰布監督の“軋轢を恐れない姿勢” 昨年、阪神タイガースを38年ぶりの日本一へと導いた岡田彰布監督の著書『そら、そうよ』を読んだ。 一読しただけで、岡田監督が優秀な指導者・指揮官であることが伺えた。コーチ陣や裏方スタッフ、フロントの在り方といったプロ野球に関わる事項、それも細部に至るまで、全て岡田監督なりの哲学や方法論があることが伝わってきた。 これだけでも岡田監督が優秀な指導者であることを裏書きするものだ…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第74話「強力!聖明館打線の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第71話】再三チャンスを作りながら、モノにできない墨高。一方の江島は、執拗な粘りで井口を苦しめ始め……

  • 町田ゼルビアのサッカーが正当に評価されないうちは、日本サッカーが強豪に登りつめることはない

    1.町田ゼルビアへの論理的でない批判 2.“きれいな絵を描くこと”に囚われがちなサッカーの落とし穴 3.「勝つための合理性」が足りない日本サッカー 1.町田ゼルビアへの論理的でない批判 J1昇格を果たしたばかりの町田ゼルビアのサッカーが、一部サッカー関係者及びファンから批判を浴びているらしい。 私は鹿島アントラーズのファンではあるが、そこまでサッカーに詳しいわけではない。また、当該試合をYoutubeのハイライトでしか見ていないので、明確な分析ができるわけでもない。 ただ、巷で散見される町田への批判には、どうしても違和感を覚えてしまう。 まあ何度か見られた町田の荒いプレーが批判されるのは、自チ…

  • 谷口君を甲子園へ行かせなかった時点で、「プレイボール2」の存在意義は消えた

    1.激しい原作との乖離 2.無視された原作ファンの唯一にして最大の”願い” 1.激しい原作との乖離 2017年4月の「プレイボール2」連載開始により始まった“プレイボール復活”キャンペーンは、公平に言って失敗だったと言わざるを得ない。 まず作者のコージィ城倉氏に、どこまで原作「プレイボール」への思い入れがあったのか疑わしい。あまりにも原作設定及び世界観との乖離が激しいからだ。 ぱっと思い付くだけでも(加藤の利き腕はケアレスミスとして目を瞑るにしても)、 ・頼もしいリーダーのはずの谷口が、意地悪(井口への態度等)かつ優柔不断な性格に ・勝利優先だったイガラシが自己中心的で幼稚な性格に(“ファール…

  • MOS(Excel2019)スペシャリストの資格試験に合格しました!

    先日、MOS・Excel(2019)スペシャリストの試験を受け、1000点満点中954点で無事合格することができた。今回は、その勉強法について紹介したい。 1.Youtube動画で基礎固め 2.FOM出版社問題集の模擬試験を繰り返し解く 3.試験申し込み手続きは要注意! <まとめ> 1.Youtube動画で基礎固め 手始めにFOM出版社のMOS(Excel2019&365)スペシャリストの問題集を買ってきて、パラパラと読んでみたのだが、最初は専門用語だらけに思えて頭に入らず、しかもページ数も結構分厚いので、内容を理解するだけでも時間が掛かりそうで、とてもこの一冊だけでは勉強できないと感じた。 …

  • <お知らせ>ブログのコメント欄について

    皆様、こんばんは。いつも当ブログ「南風の記憶」を読んで下さり、ありがとうございます。 ブログのコメント欄についてですが、荒らし対策として、はてなidをお持ちの方じゃないと書き込めない仕様にしていました。しかし、このままだと良心的な読者の方に申し訳ないので以後は解放します。 書き込まれたコメントは、以前のように私の承認がなくても自動的に表示される使用に変更します。ただし、他の方が気分を害するようなコメントはこちらで判断して削除します。 今後とも、どうぞよろしくお願い致しします(m(__)m)

  • 【野球小説】続・プレイボール<第73話「いけいけ墨谷!!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第71話】再三チャンスを作りながら、モノにできない墨高。一方の江島は、執拗な粘りで井口を苦しめ始め……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第72話「試合の流れは!?の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第71話】再三チャンスを作りながら、モノにできない墨高。一方の江島は、執拗な粘りで井口を苦しめ始め……

  • 不遜にも「プレイボール」「キャプテン」の”続編”を書いて思ったこと

    ここ二年半ほど、私自身が心身の不調から立ち直ることができず、小説「続・プレイボール」「続・キャプテン」の執筆が滞ってしまい、ズブの素人である私を応援して下さった原作「キャプテン」「プレイボール」ファンの方には申し訳なく思っています。 さて、本当に不遜ながら、あの不朽の名作「プレイボール」の“続編”に挑戦してみて、私なりに感じたことを少し書き記しておきたい。 あれは――まさに“石を削るような作業”とでも言い表すべきものではないだろうか。 原作「キャプテン」「プレイボール」の熱心な読者ほど、共感していただけるだろう。あの世界観には“無駄”がない。 いわゆる友情や恋愛、少々クサい台詞……普通の少年漫…

  • 詩「狂う」「喰われる」

    狂う 気づけばぼくは死んでしまっていた 二度と這い上がれない地の底に落ちてしまっていた ぼくはぼくじゃなくなっていた ぼくは狂っていた 気づけば? 本当にそうなのか…… 思い返せばたくさんのささやきを聞いた気がする 「そっちへ行くな」 「おまえが大事にしているものを捨てるな」 「今すぐ引き返せ」 やめろ・やめろ・やめろお……! ぼくは自分を助けようとした声から耳をふさぎ 暗闇の誘惑に負けた 二度と這い上がれない地の底に もうぼくはぼくじゃない ぼくは狂っていた どうせなら狂ったままの方がラクだったのに 喰われる 闇は蠱惑的だ ぼくは闇を覗いていたつもりだった 闇と戯れていたつもりだった 闇に触…

  • 詩「狂う」「喰われる」

    狂う 気づけばぼくは死んでしまっていた 二度と這い上がれない地の底に落ちてしまっていた ぼくはぼくじゃなくなっていた ぼくは狂っていた 気づけば? 本当にそうなのか…… 思い返せばたくさんのささやきを聞いた気がする 「そっちへ行くな」 「おまえが大事にしているものを捨てるな」 「今すぐ引き返せ」 やめろ・やめろ・やめろお……! ぼくは自分を助けようとした声から耳をふさぎ 暗闇の誘惑に負けた 二度と這い上がれない地の底に もうぼくはぼくじゃない ぼくは狂っていた どうせなら狂ったままの方がラクだったのに 喰われる 闇は蠱惑的だ ぼくは闇を覗いていたつもりだった 闇と戯れていたつもりだった 闇に触…

  • 詩「狂う」「喰われる」

    狂う 気づけばぼくは死んでしまっていた 二度と這い上がれない地の底に落ちてしまっていた ぼくはぼくじゃなくなっていた ぼくは狂っていた 気づけば? 本当にそうなのか…… 思い返せばたくさんのささやきを聞いた気がする 「そっちへ行くな」 「おまえが大事にしているものを捨てるな」 「今すぐ引き返せ」 やめろ・やめろ・やめろお……! ぼくは自分を助けようとした声から耳をふさぎ 暗闇の誘惑に負けた 二度と這い上がれない地の底に もうぼくはぼくじゃない ぼくは狂っていた どうせなら狂ったままの方がラクだったのに 喰われる 闇は蠱惑的だ ぼくは闇を覗いていたつもりだった 闇と戯れていたつもりだった 闇に触…

  • ちばあきお「プレイボール」に“もし”続きがあったら!?―丸井キャプテン編(その3)― ~ 甲子園三季連続出場を目指す墨高ナインの前に、かつての仲間が敵となって立ちふさがる。そし てついに“あの男”の執念が牙をむく!!~

    【前回まで】 夏春続けて甲子園大会4強に勝ち残る快挙を達成した墨高ナイン。 しかし準決勝で怪腕阪井擁する箕輪に主砲イガラシが3三振を喫するなど、ノーヒットノーランという屈辱を味わう結果となった。 夏の大会へ向けての強化期間が始まっても、なかなかチームはまとまらず。これは従来のように内外野の連係などチームプレーを重視したい丸井キャプテンを中心としたグループと、ノーヒットノーランにショックを受けもっと個々の打撃をアップしたい井口や根岸らを中心としたグループとの対立であった。一方、イガラシは井口や根岸らの主張を認めつつも「正規の時間外にやればいい」と従来の方針からの変更を認めず、チームはバラバラにな…

  • ちばあきお「プレイボール」に”もし”続きがあったら!? ー丸井キャプテン編(その2)ー 最強の刺客現る! 佐野、そしてイガラシまでも……

    【前回まで】 夏の甲子園大会初出場の快挙を果たした墨高野球部。新チームになりキャプテン谷口を始め倉橋、横井、戸室といった三年生の主要メンバーは抜けたものの、かつて墨谷二中で鳴らした丸井やイガラシら有力選手が数多く残り、下馬評では依然として秋季大会の優勝候補の一角に挙げられるのだった。 迎えた秋季大会。墨高は前評判にたがわぬ力を見せつけ勝ち進む。初戦、二戦目は難なくコールド勝ち。三戦目は強豪・専修館との打撃戦を制すと、四戦目は旧友・小室擁する明善を延長戦にもつれ込む激闘の末退け、夏の大会続き決勝進出を果たした。 だが夏とは違い、井口が他校から研究され打ち崩され始め、頼みのイガラシも激闘の連続だっ…

  • ちばあきお「プレイボール」に”もし”続きがあったら!? ー丸井キャプテン編(その1)ー

    <はじめに> 基本的に、ちばあきお「プレイボール」は谷口タカオが主人公で、彼がプレーヤーでなくなると同時に物語を完結すべきだと思っています。 その前提の上で……もし、キャプテンが谷口くんから丸井くんへと受け継がれていたら、物語はどのように進んでいたでしょう。 今回は、キャププレファンなら誰もがしたことがあるだろう妄想を、自分なりに形にしてみました。 といっても、前述の通り谷口君がプレーヤーでない「プレイボール」はありえないと思っていますので、小説は書きません。下書きのような形にします。個人的なこだわりで恐縮ですが、それでも良ければお楽しみいただければうれしいです。 <墨高新チームオーダー> 1…

  • エナジックは”第二の下関国際”になれる! ~2023年秋季高校野球沖縄県大会~

    今年(2023年)の沖縄県高校野球秋季大会において、第1シードのエナジックスポーツ高等学院が初戦敗退を喫する波乱があった。 エナジックといえば、かつて浦添商業と美里工業で二度の甲子園出場を果たした智将・神谷嘉宗監督の指揮の下、1年生大会と新人大会を立て続けに制し、夏季県大会では全国8強の沖縄尚学に善戦するなど着実に力をつけ、今大会は本命中の本命と目されていた。それがなぜ、こちらも実力校とはいえ宜野座にあっさり敗れたのか。 もちろん宜野座が強かったことは言えるが、もう一つの大きな要因として、エナジックが「難易度の高い野球」を志向していたことが挙げられる。 TVでのインタビューにおいて、指揮官は「…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第71話「遠い1点の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第71話】再三チャンスを作りながら、モノにできない墨高。一方の江島は、執拗な粘りで井口を苦しめ始め……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第70話「江島の堅守!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第70話】墨高、甲子園二回戦の相手は、強豪の広陽を下した江島。十分な対策をして臨んだはずだったが……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第69話「なるか!? 甲子園初勝利の巻」>――ちばあきお『プレイボール』二次小説

    【第69話】二点差に詰め寄られ、九回も一打同点のピンチを迎えた墨高。このピンチをしのぎ、甲子園初勝利をつかむことはできるのか!?

  • 【野球小説】続・プレイボール<第68話「甲子園という舞台の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第68話】逆転し、さらにリードを広げる墨高。ほぼ勝負は決したかに思われたがリリーフの松川が不調。やはり甲子園は甘くない!?

  • 【野球小説】続・プレイボール<第67話「一進一退!!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第67話】城田1点リードのまま迎えた終盤七回。思わぬピンチを迎えた墨高。ここを乗り越え、ウラの反撃へとつなげることはできるのか!?

  • 俳句初心者を尊大な物言いで潰す人

    【目次】 1.初心者を尊大な物言いで“潰す人” 2.何年やっても「俳句が分からない」 3.「質問しやすい」雰囲気の人に教えてもらえばOK! 1.初心者を尊大な物言いで“潰す人” 俳句のことが分かってくると、嬉しくなってきて、ついつい初心者の方に教えたくなってしまう。教えるだけならまだしも、どこか“自分の方が相手より上”だと思い込んで、初心者の方に尊大な物言いをする人もいるらしい(私もそうならないように気を付けたい)。 『プレバト!!』の夏井いつき先生のお陰で、俳句が広く世間に親しまれるようになったとはいえ、まだまだ“自分で作る”となるとハードルが高い。それなのに、せっかく「作ろう」と思い立った…

  • <雑記帳>好きな沖縄ソング5選

    【目次】 <はじめに> 1.琉球愛歌(モンゴル800) 2.童神(古謝美佐子) 3.島人ぬ宝(BEGIN) 4.オジー自慢のオリオンビール(BEGIN) 5.ハイサイおじさん(喜納昌吉&チャンプルーズ) <はじめに> 私は生まれも育ちも沖縄だ。もっとも、その沖縄が大好きか?と問われたら……自信を持って答えられない。大好きだ、沖縄に生まれてよかった――そう自信を持って答えていた時期もあった。しかし大人になると、様々なことが見えてくる。 この地の良さばかりでなく、どうしようもない所も目に付いて、ゲンナリすることも増えてきた。それは都会に住む地方出身者が「故郷(ふるさと)」という言葉を聞いた時、それ…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第66話「相手の弱点をさぐれ!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第66話】データのない戦いに戸惑う谷口と墨高ナイン。それでも持ち前の粘りで、少しずつ相手の弱点を見出していき……

  • 今の沖縄勢が甲子園で「勝ちたい」のなら、”泥臭く戦う”ことが必要!! ~令和4年春季九州大会の開幕へ向けて~

    令和4年春季九州大会の組み合わせが決まった。 我らが沖縄県代表の沖縄水産は、今年の選抜大会に出場し、準優勝した近江と延長戦にもつれ込む激闘を演じた長崎日大との対戦である。 正直、厳しい組み合わせである。ただそれは、戦前にある程度予測できたこと。沖水らしい強打を発揮し、相手のペースを狂わせることができれば、十分勝機は出てくる。 さて沖水に限らず、甲子園をねらえる県内の強豪校に望みたいことが、一つある。それは「思うようにいかない状況でどうプレーするか」ということを身につけることである。これは、投打両面において言える。 例えば、思うように打てない時。あくまで選手の個人技に賭け、一打で流れを引き寄せる…

  • それぞれの長所と課題が見えた決勝戦 ~令和4年春季沖縄県大会決勝・沖縄水産-沖縄尚学~

    今年(令和4年)の春季沖縄県大会は、沖縄水産が沖縄尚学との“強豪対決”に6-1と快勝し、04年秋以来となる県大会優勝を果たした。 沖水の攻撃は見事だった。 強振して外野の頭を越す打球だけでなく、コンパクトなスイングでセンターから右方向へ打ち返す技量の高さが見られた。 また足も絡め、次々に一・三塁の状況を作っていく。とりわけ六回表、一・三塁からスクイズとタイムリーで決定的な2点を追加した攻撃は、鮮やかだった。 九州大会へ向けて課題があるとすれば、投手も含めた守備だろうか。 この日も3失策。エラー絡みでピンチを招いた場面もあったので、そこは修正してもらいたい。とはいえ、好プレーも随所に見られた。昨…

  • 大阪桐蔭を倒す、数少ない”勝利パターン” ~第94回選抜高校野球より~

    大阪桐蔭は、確かに強い。選抜優勝時のインタビューで、星子キャプテンが「三度目の春夏連覇を目指したい」と話していたが、十分にその力を有していると思う。 しかし、他校にまったくチャンスがないわけではない。“あるパターン”に持ち込めば、多少力量で下回っていたとしても、番狂わせを起こせる可能性はある。 例えば――初回に猛攻を仕掛け、一挙に3,4点もぎ取る。1,2点ではダメだろうが、さすがに序盤で3,4点のリードを許せば、いかに大阪桐蔭といえども慌てるだろう。 慌てれば、普段通りのプレーができなくなり、ミスするようになる。そこに付け込む隙が生まれてくるというわけだ。 もう一つ。これは、鳴門の冨田投手のよ…

  • 高校野球の野球留学を否定するのは、進学校が学業優秀な生徒を集めるのを否定するのと同じである

    大阪桐蔭が圧倒的に優勝したせいか、野球留学を批判するようなメディアの記事等を見かけるようになってきた。要するに、他県から優秀な選手を集めてまで勝とうとするのは、やりすぎじゃないのかという文脈である。 かく言う私も、一部の学校が甲子園の優勝を独占するより、例えば07年の佐賀北のようなチームが優勝した方が、一ファンとしては面白いと思う。 ただ現実問題として、今は少子化の世の中である。また少年達の好きなスポーツも、野球だけでなくサッカー、バスケットボール、陸上競技等、かなり多様化してきている。野球人口そのものの減少が危惧されている昨今なのだ。 そんな中、名の知られた野球強豪校であれば、黙っていても優…

  • 高校野球の野球留学を否定するのは、進学校が学業優秀な生徒を集めるのを否定するのと同じである

    大阪桐蔭が圧倒的に優勝したせいか、野球留学を批判するようなメディアの記事等を見かけるようになってきた。要するに、他県から優秀な選手を集めてまで勝とうとするのは、やりすぎじゃないのかという文脈である。 かく言う私も、一部の学校が甲子園の優勝を独占するより、例えば07年の佐賀北のようなチームが優勝した方が、一ファンとしては面白いと思う。 ただ現実問題として、今は少子化の世の中である。また少年達の好きなスポーツも、野球だけでなくサッカー、バスケットボール、陸上競技等、かなり多様化してきている。野球人口そのものの減少が危惧されている昨今なのだ。 そんな中、名の知られた野球強豪校であれば、黙っていても優…

  • 強すぎた大阪桐蔭と、近江・浦和学院それぞれの覚悟 ~第94回選抜高校野球より~

    選抜高校野球・大阪桐蔭-近江の決勝戦は、18-1という大差で大阪桐蔭が圧勝し、四度目の優勝を果たした。 このスコアは仕方がない。大阪桐蔭が強かった。いや、強すぎた。 市立和歌山戦(準々決勝・17-0)と同じである。圧倒的力量を誇る相手に、万全でない状態で臨めば、どんなチームだってそうなる。 近江はエース山田が足を負傷していただけでなく、前日の準決勝・浦和学院戦で十一回を投げ抜き、疲労もかなり溜まっていたはずだ。おそらく彼自身も含め、チーム関係者は決勝戦がこういう結果になることを、覚悟していたのだろう。それも分かった上で、山田にすべてを託したのだと思う。 覚悟といえば、準決勝で敗れた浦和学院にも…

  • 市立和歌山の健闘と、大阪桐蔭の”王者の凄み” ~第94回選抜高校野球より~

    昨日(令和4年3月28日)の選抜高校野球大会・準々決勝の第4試合・大阪桐蔭-市立和歌山の一戦は、凄惨なゲームとなった。 大阪桐蔭が打ちも打ったり6本塁打・18安打の猛攻で17得点。投げては3投手の継投で僅か1安打無失点に抑える。まさに完膚なきまでに叩きのめすという内容である。 残酷なようだが、これも高校野球の一部だ。 見る者を爽やかな気持ちにさせてくれる接戦もあれば、この試合のように、ただただ胸を締め付けられるような大量得点試合もある。 それでも私は、市立和歌山の投手陣に拍手を贈りたい。 けっして判官びいきで言うのではない。市立和歌山は、一回戦、二回戦と際どい試合を制して勝ち上がってきた。選手…

  • 「ハイサイおじさん」が、沖縄高校野球応援のメイン曲でなければならない理由

    沖縄高校野球応援のメイン曲「ハイサイおじさん」に対し、“酒飲みの歌は高校野球にふさわしくない”とクレームが付けられ、それ以来何試合か応援曲として使われなかったことがある。 私はこのクレームに対し、断固として反対の意を示したい。 なるほど歌詞を見れば、確かに「酒飲みのオジサン」の日常をのように思われるかもしれない。だが、それだけでは読みが浅い。どうしてオジサンが、酒浸りになってしまったのか、その背景を考える必要がある。 詳細はここでは書かないが――オジサンがそうなってしまった原因は、戦争である。つまり「ハイサイおじさん」は、れっきとした“反戦歌”なのだ。 「ハイサイおじさん」を“反戦歌”だと見る…

  • 逆方向へのバッティングは、なぜ必要なのか!? ~第94回選抜高校野球より~

    プロ野球だけでなく、高校野球でもレベルの高い試合になると、いわゆる“逆方向へのバッティング”が重要と言われている。念のために説明すると、右打者が右方向へ、左打者が左方向へ打ち返すことが「逆方向」である。 そもそも、なぜ“逆方向へのバッティング”が重要だと言われてるのか。 もちろんヒットエンドラン等、作戦で使うということもある。だがそれ以上に、現代のピッチャーはほとんどが横に曲がる球、すなわちスライダーを持ち球としていることが、逆方向へのバッティングが重要とされる理由である。 一般に、右打者及び右投手が多い。右打者から見て、右投手のスライダーは外へ逃げていく軌道になる。実際に打ってみれば分かると…

  • ”強力打線”を抑えるために、やられてはいけないこと ~第94回選抜高校野球より~

    強力打線を確実に抑える方法は、私には分からない。ただ……とりわけ高校野球において、いわゆる強打のチームにやられてはいけないことなら、分かる。 結論から言うと――試合序盤で、アウトコースの球を打たれることだ。 一般的にアウトコースというのは、打者から遠く打ちにくいコースと言われている。だからアウトコースに投げる時は、“打たれないように”という慎重な気持ちが働いていることが多いはずだ。 それを序盤で打たれてしまうと、後の攻防で後手に回ってしまう。特に、さほど球威のない投手は。 球威があり、二巡目、三巡目以降の投球で、力で抑えられる投手は別だ。しかし、そうでない投手の場合、“慎重に”と思って投げた球…

  • ”強力打線の条件”とは何か!? ~第94回選抜高校野球より~

    突然だが、“強力打線”とはどのような打線を指すのだろうか。 チーム打率が高い? 本塁打数が多い? 長打率や連打率が高い? どれもすべて当てはまりそうだが、それらは相手投手との兼ね合いが大きい面もある。実際、地方大会では低打率だったチームが甲子園では打ちまくったり、逆に“強力打線”の触れ込みだったチームが、甲子園ではさっぱり……といったケースもある。 私は次のように考える――長打で試合の流れを変えられる打線、と。 対戦した投手のレベルが低ければ、打率や本塁打数等は自然と増えていく。またそういう相手との試合は一方的な展開となるだろうから、そもそも「試合の流れを変える」ことの必要性はない。 本当に底…

  • W杯における躍進の鍵は、”状況に応じた戦い方”ができるかどうか ~サッカー日本代表・7大会連続のW杯へ~

    まずは森保JAPAN、7大会連続となるW杯出場おめでとう! 何かと批判の多い森保監督だが、個人的には「今すぐ解任すべき」とまで思ったことはなかった。 W杯最終予選の序盤で2敗したのは、五輪本大会直後で準備期間が少なかったことも影響している。また、2敗するまでスタメンを入れ替えなかったのも、不調の選手への信頼を示したかったのだろう。それにハマった時は、五輪のフランス戦や昨日(令和4年3月24日)のオーストラリア戦のように、面白いサッカーを見せてくれる。 ハリルホジッチ監督時代の末期のような、先行きの見えない手詰まり感は、まだ感じられない。またジーコ監督時代のような、人間関係の縺れも今のところ聞こ…

  • ”高校生らしい好投手”にご注目あれ ~第94回選抜高校野球より~

    今大会(第94回選抜高校野球大会)の傾向として、一時期のように150キロ近い球を投げる本格派投手はあまり見られない。それでも、強力打線を堂々と抑える投手は見受けられる。 簡単に言えば「コントロール」と「緩急」が優れた投手ということになるのだが、もう少し具体的に、球威がなくとも抑えられる投手の条件を整理することとしたい。 時々“内外角高低の四隅”に投げることをコントロールが良いと思われる方もいらっしゃるだろうが、それはあまり正確ではない。というより、高校生レベルで四隅に投げられる投手など、ほとんどいないのではないだろうか。 また実際“内外角の四隅”に投げられたとしても、さほど実戦では重要ではない…

  • 大阪桐蔭強し! ~第94回選抜高校野球・大阪桐蔭vs鳴門~

    注目カードの名にふさわしい、好ゲームだった。 まずは敗れた鳴門ナインを讃えたい。 大会屈指の好投手・富田を中心とした堅い守りで、大阪桐蔭打線を3点に封じた。とりわけ富田-土肥のバッテリーは、徹底してインコースを突く強気の投球。昨秋公式戦のチーム本塁打17本という強力打線に、一歩も引かない姿勢は見事だった。 打っては、七回表にツーアウトランナーなしからの三連打で一点を返す。他にも何本かヒット性の当たりがあった。彼らの強気な姿勢は、攻撃面でも変わらなかった。 どうしても大阪桐蔭のような強豪に対すると、腰が引けて普段通りのプレーができなくなってしまいがちである。しかし鳴門ナインは、怯むどころか強気で…

  • これぞ高校野球の原点! ~第94回選抜高校野球・大垣日大vs只見~

    昨日(令和4年3月22日)の第3試合は、ある意味で注目の一戦となった。21世紀枠による出場の只見高校と、選考にて物議を醸した大垣日大との対戦である。 序盤で試合が決まってしまうかもしれないと思ったが、そうはならなかった。 只見ナインは甲子園の大舞台に呑まれることなく、堂々と自分達のプレーをしてみせた。バッテリーも丹念にコースを突き、集中打を浴びる場面はなかった。やや四球が増えたが、それは厳しいコースを突いたからで、仕方がない。 何より印象的なのは、只見ナインの喜びに充ち溢れたプレーぶりだ。ワンプレーごとに見られる選手達の笑顔。仲間達と互いに声を掛け合う姿。ああ、いいなあ……これが高校野球の原点…

  • 機動力野球vsパワー野球 ~春季高校野球沖縄県大会より~

    昨日(令和4年3月20日)、春季沖縄県大会の一回戦・沖縄尚学対首里の試合を観戦した。結果は既報の通り、沖尚が9-0(七回コールド)と完勝を収めた。 正直、点差ほど沖尚が圧倒した試合ではなかったように思う。首里も七回までに6安打を放ちチャンスは作った。先発投手もよく投げていたが、二つのエラーが失点に絡んでしまったのが痛かった。もっともコロナ禍で思うような練習はできなかったはずなので、これは責められない。 一方の沖尚。優勝候補として臨んだ昨年の秋季大会では、準々決勝で敗れるという不覚を取った。この一回戦を見る限り、もう少し打線に迫力が欲しいところではあるが、エース吉山君を中心とした守備力は、やはり…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第65話「苦しい立ち上がりの巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第65話】やれる準備は終えて、初戦を迎えたはずの墨高。しかし不安を消せないキャプテン谷口。そして試合立ち上がり、城田の奇襲が……

  • 【野球小説】続・キャプテン<第7話「迷うな近藤!の巻」>――ちばあきお『キャプテン』続編

    【第7話】自分のキャプテンとしての存在意義に悩む近藤。相棒・牧野からの励まし。そんな時、再び練習試合の申し込みが……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第64話「立ち向かえ! 墨高ナインの巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第64話】強豪箕輪に挑む須藤らの草南。しかし待っていたのは残酷な結末だった。それを目にした墨高キャプテン谷口の決断は……!?

  • <小説「続・プレイボール」「続・キャプテン」>感想掲示板・移転のお知らせ

    読者の皆様へ。いつも小説「続・プレイボール」「続・キャプテン」をご愛読いただき、ありがとうございます。 teacup掲示板が2022年8月を以て終了となるようです。それに伴い、当掲示板をfc2掲示板に移転致しますので、以後はそちらに書き込みをお願いします。今後とも、応援よろしくお願い致します。 minamikaze2022.bbs.fc2.com

  • 【野球小説】続・キャプテン<第6話「育成と勝利のはざまで……の巻」>――ちばあきお『キャプテン』続編

    【第6話】立ち上がりから火を吹く和合打線。ここまでのチーム強化は正しかったのか、悩む墨谷ナイン。果たしてその結論は……!?

  • 「プレイボール2」谷原戦ー幻の決着場面ー (※小説部分以外カットしました【令和4年2/24】)

    「プレイボール2」谷原戦―幻の決着場面― 「プレイボール2」谷原戦―幻の決着場面― ―― 墨谷対谷原の準決勝は、誰もが予想しえぬ展開となっていた。 まず八回裏。谷原が8点を奪う猛攻を見せ、大勢を決めたと思われた。 しかし続く九回表、今度は墨谷が猛反撃。どとうの単打攻勢でいっきょ6点、なんと同点に追いついたのである。 延長戦に入ると、試合はさらに激しさを増していく。 十回表。墨谷がついに1点勝ち越すも、その裏すかさす谷原が追いつく。その後は一進一退の攻防が繰り広げられ、十三回を終えて13対13という壮絶な試合となった。 さらに回は進み、十四回以降は互いに得点できず。そして――とうとう、十八回の攻…

  • 【野球小説】続・キャプテン<第5話「試練の練習試合!の巻」>――ちばあきお『キャプテン』続編

    【第5話】強豪南海中相手に力投するJOYだったが、中盤ついに捉えられる。さらにリリーフの近藤までもが……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第63話「墨高ナイン、甲子園に立つ!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第63話】組み合わせ抽選会の会場にて、思わぬ再会。また対戦相手は?そして墨高ナイン、いよいよ甲子園に!

  • 【野球小説】続・プレイボール<第62話「いざ、甲子園へ!!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第62話】甲子園への準備に何をすべきか、苦慮する谷口。そこへ思わぬ人物から、助言の電話が……

  • 【野球小説】続・キャプテン<第4話「強豪五連戦へ向けて!の巻」>――ちばあきお『キャプテン』続編

    【第4話】JOYにエースの座を奪われまいと奮起する近藤。落ちこぼれ組を救おうと、知恵を絞る曽根と慎二。そしていよいよ、強豪校との五連戦が始まる……

  • 【野球小説】ちばあきお原作「キャプテン」<外伝> ~孤高のエース、原点へ【後編】~

    【目次】 <主な登場人物紹介> 1.野球という景色 2.再会 3.湧き出てくる思い <前話へのリンク> (※イラスト提供:1月の野球好き様より) <主な登場人物紹介> 青葉部長:青葉の大勢いる野球部員達を、日々厳しく鍛え上げている。勝負に対してはシビアだが、意外な情の厚さを見せることもある。 尾崎:青葉学院野球部OB。陸王高のエースとして、甲子園で活躍。母校が墨谷二中との再試合が決まった後、投打の強化のために駆け付けた。 1.野球という景色 谷口タカオが転校して、一ヶ月が過ぎた。夕食後、佐野はこの日も寮の外で、他のピッチャー陣とともにシャドウピッチングを行う。 この頃妙に静かだなと思った。そし…

  • 【野球小説】ちばあきお原作「キャプテン」<外伝> ~孤高のエース、原点へ【前編】~

    【目次】 <主な登場人物紹介> 1.月とスッポン 2.退屈な日々 <後編へ続く> (※イラスト提供:1月の野球好き様より) <主な登場人物紹介> 佐野:青葉学院の1年生。将来のエース候補。圧倒的な力を有しているがゆえ、歯ごたえを感じられない日々に退屈している。 谷口タカオ:青葉学院の2年生。二軍の補欠。簡単なゴロもさばけないほどで、周りからよく笑われている。それでも練習は一生懸命。 村野:青葉学院の1年生で、佐野とバッテリーを組む。 1.月とスッポン 「なんだ、このチビ」 マウンド上の佐野は、打者のつぶやきを聞き逃さなかった。 (おやおや。コールド負け目前だというのに、たいそうな言い草だぜ) …

  • 【野球小説】続・プレイボール<第61話「新たな目標は!?の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第61話】晴れの甲子園へ向け、練習を再開した墨高ナイン。しかし、谷口にはある不安が……

  • 【野球小説】続・キャプテン<第3話「三人寄れば文殊の知恵!?巻」>――ちばあきお『キャプテン』続編

    【第3話】伸び悩んでいた二人の一年生投手、ついに才能開花!?また大人数を有効活用する方法を、曽根が思い付き……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第60話「なるか!? 夢の甲子園への巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第60話】投打に躍動するイガラシ。ピンチにも落ち着き払った墨高ナイン。そして、ついにその瞬間が……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第59話「先取点はどっちだ!?の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第59話】続く緊迫した投手戦。佐野の知略と、それを上回るイガラシの快投。そしてついに均衡が破れる!

  • <漫画感想>墨高は甲子園に出るべきだった”四つの理由” ~ちばあきお『プレイボール』より~

    【目次】 <はじめに> 1.投手層の厚さ 2.墨谷はすでに弱小校ではなく、シード権を獲得した“準強豪校”である 3.当時としては“最先端”の「データ野球」の実践 4.有望な一年生達の入部 <終わりに> <はじめに> 先ほど(令和4年1月29日)、墨高の都大会決勝戦の執筆を終え、ようやく谷口君ら墨高ナインに甲子園への切符を取らせることができた。あとは、実際に甲子園の土を踏ませる作業が残ってはいるが、これで執筆を始めた目的の大部分を達成することができた。今はホッとしたというのが、正直なところである。 もう嫌味にしか思われないかもしれないが、言わせてもらうと、某漫画の作者のように「墨高は予選で負ける…

  • <わたしの推し>悲惨な境遇でも、常に前向きだった少年・梅田トオル ―『ウルトラマンレオ』より―

    【目次】 <はじめに> 1.ウルトラシリーズ史上、最も壮絶な体験をした少年 2.いつも前向きだったトオル少年 <終わりに> <はじめに> はてなブログにて「わたしの推し」という企画が行われているので、私も便乗してみることにした。今回は、その第1弾である。 私は基本的に、漫画やドラマ等のストーリー全体を好きになることが多く、特定のキャラクターを“推す”という感覚があまりないのだが、それでもついつい「応援したくなるキャラクター」はいた。そんなキャラ達について紹介することとしたい。 1.ウルトラシリーズ史上、最も壮絶な体験をした少年 ウルトラシリーズを熱心に見ていた方なら、かなり印象的なキャラクター…

  • 【野球小説】続・キャプテン<第2話「反乱勃発(はんらんぼっぱつ)!?巻」>――ちばあきお『キャプテン』続編

    【第2話】強豪五校との練習試合が決まったものの、近藤は一年生投手の実力不足を懸念する。一方、二年生は今の野球部の練習に不満を持っていた。

  • 【野球小説】続・プレイボール<第58話「知略対知略!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第58話】墨高打線対東実バッテリー。イガラシ対東実打線。知略と知略の激しいぶつかり合い。果たして先取点は!?

  • <雑記帳>”辞表提出”の午後にて

    昨日の昼、ついに辞職願を郵送(そうするように指示があったので)により、提出してきた。その後、狂ったように小説を二作執筆したが、これから寝ようとする今、言いようのない寂寥感に襲われている。 何の仕事かを言えるのは、おそらく五年後くらいになるだろうか。 この仕事に就きかけて、20代後半から30代前半の約10年間を費やしてきた。当初は職場の上司に小馬鹿にされたり、パワハラまがいのことをされたりもした。当然、その原因が自分自身の未熟さであることも少なくなかった。 36歳になり、正式にその仕事に就くための試験に合格した。だがその時期に一度体を壊したため、採用は保留となった。翌年、自分を認めてもらうために…

  • <雑記帳>頭にも”体力の限界”があるらしい

    ここ数日、まるで「吐き出す」ように小説を書いていた。 休職して早半年。まだ体調は万全じゃないが、人生の思わぬ所で長い“夏休み”をもらった私は、せめて好きなことは好きなだけしてやろうと思った。 だが、その「好きなことを好きなだけ」できるようになるまで、だいぶ時間がかかった。つい一月前までは、目眩や過呼吸で一日中ベッドから起き上がれなかった。その前は、体は元気なのだが頭が働かず、考えるということがほとんどできなくなっていた。 好きなこと……私にとっては「文章や俳句を書く」ことができるほど回復してきたのは、ほんとうに最近なのだ。また腰痛と肥満というオマケが付いてきているが(苦笑)。 ところが今日にな…

  • <雑記帳>サッカー漫画「俺たちのフィールド」が教えてくれた、「情熱」というもの

    【目次】 <はじめに> 1.ちゃんと描かれている“現代サッカーでの大事な部分” 2.抉り出した当時の日本サッカーの“危うい立場”、そして「あの名言」 <終わりに> <はじめに> 少年の頃に好きだった漫画で、『俺たちのフィールド』というサッカーを題材にした作品がある。作者は、『仮面ライダーspirits』等で知られる村枝賢一氏だ。 この漫画を、私は時々無性に読みたくなり、漫画喫茶に走る(今はコロナ禍で難しいのが残念だが)。何せ“古い”作品だ。同作が週刊少年サンデーに連載されていた当時、日本はまだワールドカップに出場すら果たしていない頃だった。世界大会はおろか、アジアですら勝てるかどうか怪しいと言…

  • <雑記帳>「みんな仲良く」という言葉の残酷 ~『日曜日の初耳学』林修先生と太田光さんの対談より~

    【目次】 <はじめに> 1.「人間関係が上手くいかないのは当たり前」という言葉に救われた 2.「みんな仲良く」という残酷 <終わりに> <はじめに> 昨日(令和4年1月23日)放送された『日曜日の初耳学』における、林修先生と爆笑問題・太田光さんの対談が、反響を呼んだらしい。私も食い入るようにみてしまった。 対談内でも紹介されていたが、爆笑問題がブレイクするきっかけとなったのは、フジテレビ系列で1992~99年まで放送された「ボキャブラ天国」という番組である。私と同世代の人間で、知らない人はほとんどいないだろう。ネプチューン、海砂利水魚(現くりーむしちゅー)、土田晃之(U―turn)、アンジャッ…

  • <雑記帳>アイメッセージとユーメッセージ

    【目次】 1.中学生の時の出来事 2.アイメッセージとユーメッセージ 3.相手によって使い分ける 1.中学生の時の出来事 スポーツ記事や小説なんかを書いているが、実を言うと、私自身は運動がとても苦手だ。まあ今思うと、自分で自分を卑下しすぎていた部分もあったので、せいぜい“中の下”くらいはあったかもしれないが、オトナになった今でも運動への苦手意識は強い。 そんな私が、中学生の頃、意地になって身に付けようとした技がある。マット運動の前方倒立回転跳び、別名ハンドスプリングという技だ。 当時、いくつかのグループに分かれて練習したのだが、私はこのハンドスプリングをやろうとする度、後頭部や尻をしたたかマッ…

  • 【野球小説】続・キャプテン<第1話「思わぬ申し入れの巻」>――ちばあきお『キャプテン』続編

    【第57話】決勝再試合の開始直前。死闘を潜り抜けたことで、どこか余裕を漂わせる墨高ナイン。一方、東実は僅かながら焦燥感を漂わせ……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第57話「仕切り直しの一戦!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第57話】決勝再試合の開始直前。死闘を潜り抜けたことで、どこか余裕を漂わせる墨高ナイン。一方、東実は僅かながら焦燥感を漂わせ……

  • <雑記帳>私にとっての「努力」と「根性」の違い

    【目次】 <はじめに> 1.私の“人生最大の親不孝” 3.人目を気にしてすることを“努力”とは言わない <終わりに> <はじめに> 小説『続・プレイボール』という『プレイボール』の続編なんかを書いていると、時々ツイッター上で「努力とは何か?」「努力って本当に大切なのか?」という議論を、フォロワーの皆さんと交わすことがある。 私の答えはシンプルだと思う――すなわち「自分でやろうと思ってやることが努力」であり、逆に人から言われて無理やりさせられたことは“努力ではない”という考えだ。 1.私の“人生最大の親不孝” このテーマについて考えている時、私は学生時代の日々について思い出した。比較的マジメに生…

  • <雑記帳>なぜ私は『プレイボール2』『キャプテン2』を批判したのか!?

    【目次】 <はじめに> 1.原作世界観を批判しておいて、その代案の“答え合わせ”から逃げた! 2.二つを比較して、どちらかを落とす 3.コージィ城倉氏自身を貶める気はない! <終わりに> <はじめに> GJ(グランド・ジャンプ)におけるコージィ城倉氏の連載漫画『プレイボール2』に強い反発を抱き、自分で故ちばあきお氏の『プレイボール』の続編小説を書き始めてから(試作品となった『白球のリアル』時代も含めると)、早くも四年近くが過ぎた。 今、『プレイボール2』は最終回を迎え、「GJむちゃ」に連載されていた『キャプテン2』と統合される形で、今も物語は続いている。 長らく私のブログを読んで下さっている方…

  • <雑記帳>今さらながら『鬼滅の刃』の魅力について考えてみた

    【目次】 <はじめに> 1.「優しさ」と「笑い」は不変の要素 2.シビアな現実へ立ち向かう心意気 <終わりに> <はじめに> 体調が少し良くなってきた頃だが、ネットカフェで『鬼滅の刃』を全巻読破しようと、二度チャレンジしたことがある(そして失敗した・苦笑)。 いや、面白かったですよ(←語彙力)。ほとんどスポーツ漫画しか知らない私でも、鬼殺隊と鬼達の壮絶な死闘には、思わず引き込まれるものがあった。 ただ……これは私に原因があるのだが、体調不良気味の私には、ちょっとキツイ部分もあった。まず漢字が多い。それに、結構残酷な表現も多い。面白いのだが、だいぶエネルギーを吸い取られた感覚だった。 それでも、…

  • <雑記帳>二次小説の書き方② ー”敵キャラのインフレ化”をどう防ぐか!?ー

    【目次】 <はじめに> 1.“敵キャラのインフレ化”とは!? 2.主人公側が苦戦する原因を分類せよ! <終わりに> <はじめに> 私は現在、自分のブログ「南風の記憶」と二次小説投稿サイト「ハーメルン」にて、名作野球漫画『プレイボール』の二次小説を投稿している。また余談だが、俳句も趣味としており、愛媛新聞の青嵐俳談というコーナーにて、現在二年連続で年間優秀句の十七句に選んでいただいている。 ……別に自慢したかったのではない。せめてこれぐらい書かないと、私の言うことに説得力が持たせられないと思ったからだ(苦笑)。最後の俳句について、「年間優秀句」に選ばれたことを凄いと思われた方もいらっしゃるかもし…

  • <雑記帳>二次小説の書き方(その①)ーキャラクターのリアリティのある動かし方はどうすれば良いのか!?ー

    【目次】 <はじめに> 1.何をさせるかより、何を“させてはいけないか”を考える 2.“させてはいけない”ことを逆手に取って、異変を演出できる 3.他のキャラクターとの”会話”にリアリティを持たせられる <終わりに> <はじめに> 私は現在、自分のブログ「南風の記憶」と二次小説投稿サイト「ハーメルン」にて、名作野球漫画『プレイボール』の二次小説を投稿している。 調べてみると、私が利用している「ハーメルン」の他にも、いくつか二次小説投稿サイトがあるようだ。ということは、少なからず二次小説を“書きたい”と思っている人も少なくないということだろう。 そこで(どれくらい説得力があるか分からないが)、私…

  • <雑記帳>コロナワクチンに異を唱えるのは、そんなに悪いことなのか!?

    <はじめに> 1.コロナワクチンの“是非”について 2.コロナワクチンを疑うことは、そんなに悪いことなのか!? <終わりに> <はじめに> 世の中、どんなに“自分が正しい”と思っていても、必ず自分と考えの違う人達がいる。その人達をバカにするのは簡単なのだが、それでは建設的な話にはならない。 例えば――世の中においては、至極どうでもいい話だが……このブログの読者の方は知っての通り、私は『プレイボール2』及び『キャプテン2』(以下『2』)という漫画が嫌いだ。理由は、名作野球漫画の続編であるにも関わらず、作者が原作者への思い入れなりリスペクトなりを全く感じられず、おまけに最近では、露骨な手抜きも目立…

  • <雑記帳>対照的な『ドカベン』と『キャプテン』『プレイボール』

    【目次】 1.『ドカベン』の魅力は、“各キャラクターの魅力” 2.あまりにも『ドカベン』と対照的な『キャプテン』『プレイボール』 3.根底で共通する“野球への愛” 1.『ドカベン』の魅力は、“各キャラクターの魅力” 昨日、書庫に眠っていた『ドカベン』を数冊引っぱり出し、読んでみたのだが、やっぱり面白い。「あまり好きではない」(※個人の感想)と失礼なことを書いてしまったが、やはりロングセラーになるだけの魅力はあると思った。 何かと言えば、やはり“キャラクターの魅力”である。 主人公の寡黙ながら「大仏のような大きな男」(by殿馬)・山田太郎。その山田とバッテリーを組む「小さな巨人」里中智。意外性の…

  • <雑記帳>加害少年は、見方を変えれば”良い社会経験”ができていたかもしれなかったのに…… ~東大・受験会場刺傷事件より~

    【目次】 1.すべては“本人の責任”である 2.少年の「真の動機」 2.”勉強ができること”だけが、アイデンティティになっていたのでは!? 3.見方を変えれば、彼は”良い経験”をしていたのに…… 1.すべては“本人の責任”である 本当にウンザリする。東京大学にて発生した、二人の受験生と70代の男性が、高校2年生の男子生徒に刺された事件のことだ。死者の出なかったことだけが、不幸中の幸いである(容態が急変したという70代の男性が心配だ)。 何がウンザリするかと言えば、こういう事件が起こる度に「学歴社会が問題だ」「学校教育に原因がある」等と見当はずれのことを言う輩が、必ずいるからである。 違う。全然…

  • <雑記帳>追悼・水島新司先生!!

    <目次> <はじめに> 1.キャッチャーを“花形ポジション”へと押し上げる 2.水島先生の力を以ってしてもできなかったこと <終わりに> <はじめに> 今月十日(令和4年1月10日)、『ドカベン』や『野球狂の詩』等で知られる、漫画家の水島新司先生が亡くなられた。まずは、ご冥福をお祈りしたい。 とりわけ『ドカベン』は、私と同年代以上で知らない方はいないだろう。それほどの名作、まさに高校野球漫画の金字塔と言える作品である。私も高校野球好きの端くれ。この機会に、『ドカベン』が残した功績について考察することとしたい。 1.キャッチャーを“花形ポジション”へと押し上げる 漫画『ドカベン』の最大の功績は、…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第56話「キャプテンに教えられたこと……の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第56話】九番久保の長打でチャンスを作ったものの、東実のファイプレーで一瞬にしてツーアウト。絶体絶命と思われたその時、誰よりもキャプテン谷口を慕う”あの男”が……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第55話「運命の一振り!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第55話】佐野の一発により再びリードを許した墨高。それでも九回、久保の長打でチャンスをつかみ、イガラシに打順が回る。しかしここで、まさかの出来事が……

  • <雑記帳>負けるわけにはいかない!!

    ご存知の方もいらっしゃるだろうが、はてなブログにて「軍師見習い」さんという方が、ご自身のブログで私が小説の最新話をアップする度、毎度紹介記事を書いて下さっている。 mwtnb.hateblo.jp また“キャププレ界隈”でリーダー的な存在を示されている「雪うさぎ」さんは、私が『プレイボール2』及び『キャプテン2』のアンチだと知っているにも関わらず、こちらも私の小説の感想をよく書いて下さる。 twitter.com さらに、私がまだ漫画『プレイボール』の続編を「白球のリアル」と題し、どのように書けばよいのか試行錯誤を繰り返していた頃から、ずっと応援して下さっている方もいる。 自分が支えられている…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第54話「東実の奇襲戦法(きしゅうせんぽう)!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第54話】佐野を中心に、墨谷が「やられたら嫌なこと」をこれでもかと実行してくる東実の執念。そして試合の流れを変えたのは、やはりあの男だった!!

  • <雑記帳>学級崩壊の責任を、学級担任だけに押し付けてはいけない!!

    【目次】 <はじめに> 1.私の見てきた学級崩壊の“現実” 2.学級崩壊の「本当の原因」 3.周囲の先生方の対応次第では、学級担任を“潰して”しまう <終わりに> <はじめに> 昨日(令和4年1月11日)、ツイッター上にて小学校教員をされていると思われる方のツイートが注目を集めていた。内容としては、その方は現在6年生の担任をされているが、学級に秩序がない、いわゆる“学級崩壊”の状態だというものだった。 以前も書いたが、私は学級担任の経験はないものの、ヘルパー等で学校で働いた経験はあるため、この種のツイートを目にすると、胸が痛む。 はっきり言うが、学級崩壊の首謀者であろう数人の子供達に対しては、…

  • 野球小説『初夏の決意』 <~ちばあきお『キャプテン』後日談~>

    墨二中野球部、「ほんの少し先の未来」に訪れる危機。その危機を救うのは、”あの”二人の人物……

  • 【野球小説】続・プレイボール<第53話「どうした谷口!?の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第53話】負傷で自分のバッティングができない谷口に、容赦なく付け入る東実バッテリー。一方、”ファール攻め”を繰り返していた東実打撃陣だったが……

  • <雑記帳>昨日(令和4年1月6日)の夏井いつき先生の話は、俳句に大事なポイントが詰まっています!! しかし……(汗)

    <はじめに> 1.俳句の「季語を主役に立てなければならない」という制約 2.結局「季語の選び方」が大事!! <終わりに> <はじめに> 昨日(令和4年1月6日)の『プレバト!!』にて、夏井いつき組長が次のようなことを放送内で語られていた。 「俳句というものは、思いを直接書くものではない。思いではなく“映像”を描き、その奥に自分の思いを託すものである。」 私のように、ある程度俳句を齧っている方であれば、きっと深く首肯された方が多かったのではないかと想像する。 しかしこの後、以下のように思われた方も少なくなかったのではないだろうか。 ―― 分かっちゃいるんだけど、難しいんだよなァ……。 1.俳句の…

  • <雑記帳>敬愛する夏井いつき組長の”あの言葉”に、ほんの少しだけ逆らうことをお許し下さい……

    <はじめに> 1.夏井いつき組長の功績 2.俳句を「彫刻刀として」使う <終わりに> <はじめに> 人気テレビ番組『プレバト!!』にて、今やすっかりお茶の間の人気者となった“辛口先生”こと夏井いつき先生。彼女は、結社も流派もない「俳句集団いつき組」の「組長」でもあることから、全国のいつき組組員より、敬愛の念を込めて“組長”と呼ばれている。 恥ずかしながら、私も「いつき組」の組員を名乗らせてもらっている。夏井いつき組長が選者を務める「俳句ポスト」や「俳句生活~よ句もわる句も~」への投句を早三年近く続けてきたし、今は人と会う機会があれば、なるべく自分が俳句をやっているということを伝えるようにしてい…

  • <雑記帳>「真面目な先生」ほど病みやすい理由

    <はじめに> 1.なぜ「真面目な先生」ほど病んでしまうのか!? 2.小学校に限った“先生が病みやすい要因” <終わりに> <はじめに> コロナ禍により、学校現場では子供達に大きなストレスが掛かっているとメディア等で報じられている。そして、子供達を預かる学校の先生方も、ただでさえストレスフルだと指摘されていた教育現場に、さらに「コロナ対策」という重荷がのしかかり、心身を壊してしまう方も少なくないと聞く。 1.なぜ「真面目な先生」ほど病んでしまうのか!? 私は学級担任の経験こそないが、ヘルパー等で小学校に勤務したことはある。また小学校時分より、多くの先生方のお世話にもなった。 悲しいことに、子供達…

  • <雑記帳>「答えが1桁になるわり算」を解く時のポイント

    <はじめに> 1.答えが1桁になるわり算の答えは、1~9の間に必ずある。 2.まず子供に問うておくこと 3.「余りのある」わり算で引っかかかるポイント <終わりに> <はじめに> 先週のエントリーでも書いたが、小学3年生の年の離れた従弟が、わり算の計算にだいぶ苦労しているようである。私は学級担任の経験こそないが、ヘルパー(学習の苦手な子に教える)やアルバイトの家庭教師をやってみたことはある。 とはいっても……私は残念ながら、教え方がすごく分かりやすいカリスマティーチャーなどではない(苦笑)。もしそれができるなら、さっさと小学校の教員を目指していたことと思う。 だが、わり算はある程度がんばれば、…

  • <雑記帳>「死にたい」という感情について

    <はじめに> 1.「死にたい」という感情 2.うつ病患者の思考回路 <終わりに> <はじめに> よくYoutubeやtwitrer等を見ていると、よく「死にたい」「消えたい」という類のワードを目にするようになった。コロナ禍もそうだが、いかに現代日本が人々にとって生き辛い余の中であるかを示しているように思われる。 1.「死にたい」という感情 この「死にたい」という感情には、大きく分けて二種類ある。 一つは、他の感情と“置き換え可能”なもの。 例えば失恋で大きなショックを受けた、仕事で大きなミスをして職場の人に多大な迷惑を掛けてしまった等。 また最近では見られないが、“自分が死ぬことで周囲に益をも…

  • <〇×クイズ>沖縄高校野球編【PART1・2】

    【1】沖縄高校野球〇×クイズ!<PART1> <PART1答え> 【2】沖縄高校野球クイズ!<PART2> <PART2答え> 【1】沖縄高校野球〇×クイズ!<PART1> ①春夏の甲子園大会を通じて、沖縄勢で初得点を挙げたのは、首里高校である。 ②春夏の甲子園大会を通じて、沖縄勢が初めて対戦したのは、敦賀高校である。 ③沖縄勢が初めて全国大会初勝利を奪ったのは、東海大山形である。 ④第40回選手権大会の“興南旋風”にて、興南を14-0で下した興国高校は、決勝戦も勝ち優勝を果たした。 ⑤第62回選手権大会にて、興南を完封した荒木大輔擁する早稲田実業は、そのまま優勝を果たした。 ⑥栽弘義監督が初…

  • わり算には大きく分けて”2種類ある”って、知ってましたか!?

    算数[:contents] <はじめに> 最近、年の離れた従弟(小3)の教科書を見せてもらい、あることに驚かされた。 もっとも私が勉強不足だけだったかもしれないが……読者の皆さんは、わり算が大きく二種類に分けられるということを、ご存知だったであろうか。 たぶん表現の仕方は、教科書や先生の教え方等で微妙に違ってくるだろうが――「ドキドキ算」と「ワクワク算」というものである。 この二つがどう違うかを考える前に、簡単な式ではあるが、その式になる二つの問題について考えてみることとしよう。 式 12÷3=4 答え 4? なぜ答えの4の単位は「?」でぼかしたのか。それは、問題の出し方によって、答えに付いて…

  • 【野球小説】続・プレイボール<第52話「松川の気迫!の巻」>――ちばあきお『プレイボール』続編(※リライト版)

    【第51話】いきなり先頭打者のイガラシを敬遠した東実バッテリー。困惑する墨高ナイン。だがそこには、周到に考え尽くされた東実の策略が……

  • イガラシくんの野球講座<第35回「イガラシくんは、どうして”天狗”にならずに済んだのか!?」ちばあきお『キャプテン』『プレイボール』より>

    <はじめに> 1.いつの間にか周りを追い抜いていた! 2.身近なライバルの存在 <終わりに> <はじめに> みなさんこんにちは、墨高野球部のイガラシです。 今回も、視聴者(?)の方より質問が届いていますので、それに答える形で進めていこうと思っています。 ええと……ペンネーム「たい焼き」さんより。 ―― イガラシさんに質問です。墨谷二中の頃、近藤君が入部してきた時、イガラシさんは「あれだけのタマをもってりゃ 天狗にならないほうがおかしい」と言っていましたが、イガラシさんこそ走攻守に秀でた才能を持っていたのに、どうして天狗にならずに済んだのか不思議です。何か理由があれば教えてください。 ということ…

  • <雑記帳>胸を打つKiroro・玉城千春さんの言葉

    昨日(令和3年12月14日)、地元のテレビ局で、『未来へ』『Best Friend』等の名曲で知られる沖縄出身の女性デュオ・Kiroro(キロロ)のボーカル・玉城千春さんの最近の活動についての特集が放送されていた。 玉城さんは現在、沖縄県内の小中学校を回り、「命の大切さ」を子ども達に伝える活動を行っているという。その中で、とても印象的だった彼女の言葉があったので、紹介させていただきたい。 ―― 逃げてもいいから、自分を諦めないで。 ただでさえ長らく不況と言われてきた日本社会。とりわけ沖縄は、貧困家庭の比率が高く、大きな問題となっている。さらに近年、不登校の児童生徒数が増加してきたことも知られて…

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