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ブログタイトル
理不尽な病 〜アルコール依存症の夫と暮らして〜
ブログURL
https://rifujinnayamai.hatenablog.com/
ブログ紹介文
私の夫はアメリカ人で、重度のアルコール依存症。回復どころか、ゆっくりと破滅へ向かっています。
更新頻度(1年)

8回 / 365日(平均0.2回/週)

ブログ村参加:2018/05/04

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ハンドル名
Hopeさん
ブログタイトル
理不尽な病 〜アルコール依存症の夫と暮らして〜
更新頻度
8回 / 365日(平均0.2回/週)
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理不尽な病 〜アルコール依存症の夫と暮らして〜

Hopeさんの新着記事

1件〜30件

  • 病と共に生きる

    夏のある日、夫は突然、将来の不安を口にして震えた。 不安とストレスがあると再飲酒してしまうのだと、夫は酷く動揺した。 そして、「今までずっと自分に必要だったものは、AAでも断酒補助薬でもなく、不安を和らげることだったんだ。Anxietyの薬を飲めば不安もなくなり、再飲酒しなくなるかも知れない。」と言い出し、それでAnxietyの薬を飲み始めたのだ。 こういうことも、専門家に診てもらってさえいれば、もっと早く気付けたかも知れないのに、とにかくそんな夫の頑固な性格がジャマをして、なかなか回復への道は険しい。 以前、夫がまだ働いていた頃に飲んでいた Anxiety の薬は、ある時から夫は勝手に飲むこ…

  • a "Piece of My Wish"

    毎日が穏やかに過ぎている。 今の状況を受け入れ、 夫は闘病中で回復中なのだと、 それを静かに見守るのが私の役目なのだと、 そんな風に思っている。 夫に必要だったものは、きっとこんな時間だったんだ。 だから周りの人達には夫の批判ではなく、 離婚の勧めでもなく、 腫れ物に触るようにでもなく、 夫に対して、 私に対して、 「よく頑張ってるね」 と、そう言ってもらえたら、勇気づけられて嬉しくなる。

  • 穏やかな日々

    精神疾患がある人というのは、性格が気難しくなるものなのかも知れない。 夫を見ていると、そんな気がして来た。 心の不健康さは、きっといろいろなところに悪影響を及ぼすのだろう。 反対に、心が健康だと、それが性格にも優しく現れる。 Anxietyの薬を飲み始めた夫は、ギスギスしたところがなくなり、穏やかになってきた。 前のようにアルコールに溺れることもなく、健康に過ごしている。 最近の夫は、毎日犬達を州立公園等に連れて行き、犬達と一緒に森や湖の畔を散歩している。 週末になるとこれに私が加わり、夫婦二人と犬達とで、まるで老夫婦のようなデートをしている。 夫は家や庭の手入れを率先して行い、家事もやってく…

  • 薬のアルコール

    最近、某元タレントの方が薬物で逮捕された。 アルコールも薬物も、合法か非合法かの違いだけで、身体への影響や、依存症になった際の依存度、堕ち方、世間からの蔑み、回復のプロセスは似たようなものである。 薬物やアルコールに限らず、依存症という病は、世間からの理解を得ることが非常に難しく、誤解をされることが多い。世間の方々には、Relapse (再発)してしまったこの彼のことを、白い目で見て攻撃するのではなく、彼の失敗を通じて、依存症の回復の難しさを知ってもらえたら、彼の過ちも無駄にはならないのではないだろうか。 私はこの彼に、別に特別な思いがあるわけでも何でもないのだが、依存症という病の苦しさが分か…

  • 飲酒欲求とストレス

    私の夫は日々、試行錯誤しながら、回復に向けて答えを探している。 何で飲んでしまうのか、どうすれば飲まなくなるのか、何度も失敗を繰り返しながら、夫は自分に合った断酒方法を探している。 今まで夫の断酒が続いていても、何度となくスリップしてしまったのは、身体的依存の他に、二つの精神的な理由があるようだ。 一つは、会話の中にアルコールが出て来た時。 AAで聞く依存症者達のアルコールにまつわる話は、夫に一層飲酒欲求をもたらせた。 この夏、気持ちを改めて夫と二人でAAのスピーカーズミーティングに行ったことがあったのだが、かえって飲酒欲求で夫を苦しめてしまった。 スピーカーズミーティングとは、アルコール依存…

  • 夏の思い出 ~Camping~

    今年の夏は、少し嬉しい進展があった。 夫が回復したら行きたいと思っていた「家族旅行」が実現したのだ。 「予定を立ててどこかに行く」なんてこと、普通の家庭には当たり前のことかも知れないが、それがアルコール依存症者のいる家庭になると、事情は異なる。 まず、いつ夫の容態が急変するか分からないから、旅行の計画など立てられない。 夫の体調がいい頃を見計らって、ようやく旅行の計画を立てても、その旅行の何日も前から夫の様子を伺い、「飲み始めないだろうか?」、「ちゃんと予定通りに旅行に行けるだろうか?」、「夫に失望させられないだろうか?」、「行けなくなったことで娘を傷つけないだろうか?」と毎日ハラハラし、娘に…

  • パニック発作

    夫の精神疾患については、別に医師から正式にそう診断されたわけではなく、これはあくまでも私の推測である。双極性障害については実際のところどうなのかは分からないが、でも夫にAnxiety(不安障害)があることは確かである。 最近夫はAnxietyの薬をかかりつけ医から処方してもらっているのだが、実際に精神科にかかってくれれば、もっと夫の病状がハッキリするかも知れない。今のかかりつけ医も、何年も医師の診察を拒んだ末にやっと見てもらい始めた医師なので、精神科へ行くことも、そう簡単なことではないと思っている。(そこまで医師を拒絶するパワーを、もっと他の所に向けて欲しいものだが。) ハッキリと夫の異常を確…

  • 離脱症状の真実

    2019年、秋。 私達にとって普通になってしまったこの日常を、受け入れることが当たり前になっていた。 今更もう、私が変えられない夫の行動にイライラしても仕方ない。 ただ、心を落ち着かせて、毎日を穏やかに過ごそうとするだけ。 私は今まで夫のことを、アルコール依存症以外に、双極性障害なのだと思っていた。 それで精神科に連れて行こうにも、頑固な夫はそのことに前向きになってくれず、また、私も専門家ではないので、自己流でそう思い込むしかなかった。 何かがおかしいと思っていた。 いくら夫が重度のアルコール依存症とは言え、あの毎度の生死を彷徨う離脱症状は尋常ではない。 精神科医の義兄からは、「これは離脱症状…

  • 親愛なるアルコール依存症の夫へ

    あなたがこの病気になってから、辛く、苦しいことが沢山ありました。 あなたへの信用を失い、あなたを酷く憎み、あなたが時折くれた小さな希望に喜び、あなたの嘘に失望し、あなたの行動に何度も泣き、そうやって、まるでジェットコースターにでも乗っているかのような、アップダウンの激しい壮絶な日々が過ぎて行きました。 でも、きっとこれが私達夫婦の形なのでしょう。 平穏で普通の暮らしではないけれど、こうやって夫と共に病気と闘い、この非日常的な毎日を懸命に生きていることは、恐らく、普通に幸せで何の問題もない夫婦達以上に夫婦関係は濃く、特別な絆がそこにあると思っている。これは私達夫婦に限らず、「アルコール依存症の配…

  • Rehab(リハビリ施設)

    アメリカでのアルコール依存の治療は、リハビリ施設(Rehab)へ行くことが最後の砦だろう。 日本ではアルコール専門病院なるものがあるようで、アルコール依存症者が3カ月程入院をしてそこで治療を受けたり、アルコール依存症についての勉強をするようなのだが、アメリカでは、病院に入院するのではなく、リハビリ施設に入ることになる。 夫も何度か、離脱症状時にアルコール性てんかん発作によるER行きと入院をしたことがあるのだが、どれも3泊~5泊ぐらいして身体が回復すると、そこで退院となった。「この後はリハビリ施設に行った方がいいですよ。」と、看護師からリハビリ施設の情報をいくつかもらい、そこで終わり。(アメリカ…

  • アメリカのアルコール事情

    日本はアルコールに、非常に寛大な国である。 それに比べ、アメリカではかなりアルコールに関する規制が行われており、渡米した当初は驚いたものだ。 アメリカでは、21歳から飲酒することができる。 TVでのアルコールのコマーシャルはなく、街中にはアルコールの広告もない。アルコールの自動販売機は存在せず、リカーストア(酒屋)かビールが買える店に行かなければアルコールは買えない。買う際には年齢確認のためにIDカードの提示を求められる。 州によって異なるのだが、普通の食料品店やコンビニでアルコールは売られていない。(売っている州もあります。)私の住む州では、ここ何年か前から食料品店でもアルコールを売り始めた…

  • 希望の象徴 (Wreaths)

    私が高校時代に英語と同じくらいに、いや、もしかしたらそれ以上に得意としていた教科は、美術である。 私はクラフト作りが好きだ。 作るものはその時によって違うのだが、一度ハマると、延々と作り続けてしまう。 娘を出産してからハマったものは、赤ちゃんのオモチャ作り、ビーズのアクセサリー作り、クレイでのネックレス作り、編み物、そしてキャンバスに絵を描くこと。 一度始めると、集中していくつもの作品を作る。 そんな私が一番最近ハマっていたのは、ドアなどに飾るリース(Wreath)作りである。 夫の状態が一番悲惨だった2017年の1年間で、私は計20個のリースを作った。 当時の私は毎日、仕事に行くことで夫と一…

  • アルコールに感謝してみる

    もし夫がアルコール依存症から回復し、これから先、何年も何十年も、ずっと断酒を続けてくれたら、私はきっと、夫がアルコール依存症になってしまったことに感謝をするだろう。 何故なら、酔っぱらった夫の姿を、もう見なくて済むから。 あの醜態に、嫌な思いをせずに済むから。 昔の私は、夫の酔っぱらった姿に鈍感だった。 夫がどんなに非常識な行動を取っても、それがアルコールのせいだということに気付きもせず、彼の人間性に問題があるのだと思っていた。 私自身はアルコールを飲んで、非常識な行動を取ってしまったことはないし、せいぜい眠くなって寝てしまうだけだったので、アルコールが人格までをも変えてしまうことに、本当に鈍…

  • 断酒補助薬(ナルトレキソン or レグテクト)

    夫は5年前、働きながらアルコール依存の断酒外来プログラムに通っていた。 連続飲酒はまだなく、飲むのは仕事から帰宅してからの、毎晩の一人家飲み。 世の普通のアルコール好きな人達がやっていることと同じことをしていた。 ただ、何度か離脱症状時にERに行かざるを得なかったことがあったため、夫は自らのアルコール問題を認識しており、迷うことなく断酒プログラムに通っていた。 そこで夫は、断酒補助薬にお世話になった。 Naltrexone/Vivitrol(ナルトレキソン)を服用で、そして注射で何度か投与してもらっていた。そのプログラムは半年程で終了したのだが、飲酒量は減ったものの、夫は完全にアルコールを絶つ…

  • 白昼夢 ~ Daydreaming ~

    夫の病気が回復せずにこのまま悪化していったら、私達はいずれ家を失い、家族が崩壊するだろう。 夫がまだ元気に働いていた時、その頃から酷かった離脱症状を見て、義父母は「このままだと仕事を失うよ。」と言った。 そして、それが現実になった。 今、夫が仕事を失って彼らから言われていること。 「このままだと、お金と家と家族と健康を失うよ。」 そして、それはいつか、このまま行けば、きっと現実になるだろう。 もう、疲れました。 もし夫がこのまま堕ちて行き、挙句の果てに私達が家を失ったら、もう夫とは一緒に暮らしたくはない。 もう、夫の病気とは関わらずに生きていきたい。 夫抜きで、私と娘と犬達とで、普通の暮らしが…

  • 機能しない人

    夫が連続飲酒と離脱症状で廃人化し、人として機能しなくなる時、私は夫を自分の視界に入れないようにする。夫の存在を消し、私は一家の主となる。 冬の大雪の時、ご近所さん達が夫婦で仲良く協力して雪掻きをする中、私は一人で雪掻きをする。 夏は庭の芝生を、手押しの芝刈り機で、数時間かけて私が一人で刈る。 秋は家の周りの落ち葉を、私一人でかき集める。 男手がないシングルマザーの方は、こういう時は大変だろうなと思う。男手があるにも関わらず、使えない私の夫のことは、もういないものだと割り切り、一人で頑張るしかない。 「あそこの奥さん、働き者だなぁ~。ご主人は家で何やってるんだろ?」などとご近所の噂になっていなけ…

  • フラッシュバック

    夫が断酒中に、アルコールとは関係なく、単に夫の体調が悪くて寝込んでいる時、私の心はザワついてしまう。 夫がだるそうに昼間から寝ているその姿に、私は夫の体調を心配するどころか、あの飲酒時のダラダラしている姿とオーバーラップしてしまい、怒りが込み上げて来るのだ。 体調が悪くなる前に、医者に診てもらえばよかったのに! あの時診てもらっていたら、今頃回復していたかも知れないのに! もう何もかもが飲酒時と重なり、私は夫にイライラしてしまう。 そうでなくても、アメリカ人は痛みなどに大げさなのだ。 いや、本当に痛いのは分かるのだが、そこまでドラマチックにアピールしなくっても・・・!と思ってしまう。 そしてダ…

  • 被害妄想

    アルコール依存症者は、泥酔時に身近な家族に暴言を吐き、時として被害妄想に落ち入って家族を責め立てるようなのだが、私の夫も例外ではない。 私がよく夫の泥酔時に責められたことは、「お前が自分と一緒にいるのは、お金目当てなんだろう!」というもの。 はぁ!? ・・・である。 何でそんな発想になるのか、何でそんな風に責められなければならないのか、私はあっけにとられてしまった。 私がそんな人間でないことぐらい、夫が一番分かっているはずである。 別に大金持ちというわけでもなければ、ましてや何で無職の夫と一緒にいることが金目当てなのか? 家のローンや生活費を夫自身が払っているからそう思うのか、それともこんなに…

  • Fragile

    心が折れそうになる。 本当に、独りなんだなって。 誰も助けてくれないんだなって。 人に期待してはいけないのだが、この苦しみを、独りで抱えていることが辛い。 頼りにならない義父母。 夫の病に関わりたくない義兄と義妹。 彼らはただの静観者。血は繋がってはいても、他人事。 それが分かるから、義兄にも義妹にも、私から夫についての話はしない。 されても返答に困るだろうし、無視されるのも嫌なので、自分からは言わない。 とは言っても、向こうからも聞いても来ないのだが。 だから義母にそれとなくお願いしてみた。 「夫に精神科で断酒補助の薬をもらうように、義兄から言ってもらって下さい。」 義兄はあれでも精神科医。…

  • 非道な心

    私は自分がする夫への非情な対応に、自己嫌悪に陥る時があった。精神が病んだ末にやってしまったことだとはいえ、とても心がある人がすることだとは思えないことをしていた。苦しむ夫を無視したり、助けずに放置したり、気にかけてあげなかったり。これらは本来の健全な自分の姿ではなく、魂を悪魔に売り渡してしまったような心境になった。 ああ、私はこんなに冷酷な人間になってしまった。 心がなくなってしまった。 鬼になってしまった。 そんなことを思い、でもだからと言って、次から夫に優しくしようとも思わなかった。 それほど、私の心は病んでいた。 でも後から知ったことなのだが、世話を焼かないこの対応は、実は間違えではなか…

  • 非情な対応

    夫が飲酒をすると、最初の頃は懸命に夫の世話をしていたものだが、夫の状態が悪化するにつれ、私は夫を無視して放置するようになった。 泥酔して床で寝ていても、ブランケットをかけてあげることもなく、そのままそこに放置。家の玄関や庭へのドアに挟まって寝ていても放置。カラのボトルや飲んだ後のグラスが溜まって置きっぱなしになっていても、これは夫の責任だから放置。離脱症状でもがき苦しんでいても、これは夫の問題だから放置。 今にも死にそうな夫を無視し続けた私の当時の心情は、”YOU DESERVE IT ! DEAL WITH IT ! (当然だ!自分で対処しろ!)” というもの。 「こうなることが分かっていて…

  • アルコールで身を滅ぼす有能な人達

    世間の多くの方々がいまだに思っているように、アルコール依存症は、意志が弱くてだらしない人達がなるというわけではない。アルコールを毎日大量に飲み、それが何年にもわたると、誰もがこの病気になってしまう可能性があるのだ。そして適切な治療を受けずそのまま放置していると病気は進行し、やがて全てを失い、命を失う。 私の夫は、離脱症状で起こるアルコール性てんかんによる死と隣り合わせの時期が長くあり、夫の病気に巻き込まれて私も心が病んでいた。だから普通の、誰もが送っているような平凡で当たり前な生活を切望し、日々必死に生きていた。 時々思う。夫がアルコール依存症になっていなかったら、どんな人生だっただろうと。夫…

  • 親心

    夫の連続飲酒中は、気をしっかり持つべく、私自身のために楽しいことをしようと思ってはいても、何だかんだで気分が沈む。 同じアルコール依存症でも、夫が仕事をしてくれているなら、どんなに家族の気持ちが楽になるだろう。こんな底辺の生活にも慣れてしまったが、仕事もしていないアルコール依存症の夫なんて、世間から見たら、とんでもないルーザー、ろくでなしである。 私、一体何にしがみついてこんな夫と一緒にいるんだろ? 人として、夫として、尊敬などできるわけがない。 「Move on!(気持ちを切り替えて前に進め)」、と悪魔の、いや、天使の囁きが聞こえてくるようだ。 夫は働くことができない。 シラフの時は、時折自…

  • もうひとつの病

    夫は、断酒に必要不可欠なことを何もやっていない。 リハビリ施設にも行かず、専門家の治療も受けず、断酒補助の薬も飲まず、AAにも行かず、で、自分はそれでいいと思っている。本当に難しい男である。 スリップされた日は、私は仕事中でもそのことを思い出して心が苦しくなり、胸がキューっと痛くなった。 夫は自分の飲酒がどれだけ家族に大きな影響を与えているかなんて、深刻に考えてもいないだろう。 アルコール脳になってしまったせいなのか、夫には現実が見えていないような気がする。夫は、何があってもいたって楽観的なのだ。 仕事だって、レジュメを出せばすぐにオファーが来ると思っている。 無職のこの2年半の空白期間を、面…

  • アンガーマネジメント

    夫に期待することをやめ、アルコール依存症の回復過程でスリップするのは当たり前のことなのだと分かってはいても、ある程度断酒が続いた後にスリップされると、メンタルのダメージが酷い。 「レジュメをアップデートして、仕事を探すよ!」などと前向きな発言をしていた矢先に、先日、夫はまたスリップした。 予測できていたことではあるのだが、「ここまで断酒してきたのに、何で!?何で今なの!?また振り出しに戻ったじゃん!」・・・と私は夫をボコボコにしたくなる。 「怒っちゃダメだ!責めたらダメだ!本人が一番自分を責めてるんだ!」・・・と自分に言い聞かせてみても、私の夫への失望感は素直に態度に出てしまう。だから、この怒…

  • 無償の愛 ~ Unconditional “Doggy” Love ~

    シラフの夫は、相変わらず気難しくて扱いにくい男ではあるものの、まぁ頑張って断酒を続けてくれている。 夫が断酒前と変わったこと。 犬達の散歩に、喜んで進んで行ってくれるようになりました。 夫の犬達への接し方は、見ていてこっちの顔が緩んでしまうほど、ラブリーで愛情に溢れたものである。そして、それに私はいつも癒される。どんなに気難しくても、犬好きの人に悪い人はいないと思う。 しかしながら、酔っぱらい全盛期の頃の夫は、犬達を可愛がりはするものの、散歩などという面倒くさいことは一切やらなかった。たまに天気がいい日には犬達を車に乗せ、近くの州立公園に一緒に行くことはあったのだが、そんな楽しい場所ではなく、…

  • 堕落した夫の責任感

    生活の変化が怖いと感じている私ではあるのだが、いつまでもこんな生活を続けているわけにはいかず、やはり夫には、早くちゃんと仕事に復帰して欲しいと願っている。 最初の頃は必死だった。 夫にリハビリ施設へ行ってもらい、断酒補助の薬を飲んでもらい、AAにも通ってもらい、そんなオーソドックスな断酒への道を歩み、早く仕事を探して欲しかった。 でも結局夫は長い時間をこんなに無駄にし、リハビリ施設にも行かず、薬を飲むこともなく、AAに行くこともやめてしまった。それでも何とか今は断酒が継続してはいるのだが、やはりちゃんと社会復帰してこそ、やっと普通の生活に戻れるのだと思っている。 私は働いているとはいっても、私…

  • 私の回復

    夫の断酒、継続中。 そんな時の私は、平穏な日々に安らぎを覚えると共に、スリップ(再飲酒)という時限爆弾を抱えている心境で、怖くもなる。 これは儚い、嵐の前の静けさなのだと、そんな気持ちがいつも心の片隅にある。 そして、断酒が続いていて嬉しいはずの私は、その裏返しなのか、つい夫に不機嫌な態度を取ってしまう。まるで夫にアルコールの問題がないかのように、してはいけない態度で夫に接してしまう。 まさか私は、夫と共依存関係にあることに、自分でも気付かない喜びを感じているのだろうか?厄介で複雑な病気になってしまった夫を支え、夫と一緒にこの病気と闘っている自分の状況に、まさか、酔いしれているのだろうか? い…

  • One Day At A Time ~ 今日一日だけ ~

    アルコール依存症からの回復を目指している方々は、今日一日、飲まないでいられるようにと、日々飲酒欲求と闘っている。飲まない日々を毎日数え、ああ、今日も飲まずにいられたと、明日のことは分からないけれど、今日は飲まない一日が無事に終われるんだと、そんな風に毎日を生きている。 無情にも襲ってくる飲酒欲求は、ストレスなどがキッカケとなり、再飲酒へと逆戻りしてしまう。 そして、そこからまた地獄の日々が始まる。 この病気になってしまった彼らにとって、飲酒は致命的な行為であり、それを分かっていながらも、命を削りながら、自分の意志に反して、飲まずにはいられなくなる。 飲酒の副作用は恐ろしく、脳を委縮させ、人格崩…

  • 告白

    私は去年の秋あたりから、徐々に、ほんの一握りの人達だけになのだが、信頼のおける友人達に夫のことを話し始めた。 話せるようになってきたのは、夫の状態が少し落ち着いてきたからだ。 これが一年前だったら、苦し過ぎてまだ話すことはできなかった。 今振り返ってみると、夫の状態が一番酷かったのは、2016年の暮れ~2018年の夏にかけてだった。今でも夫は問題を抱えており、夫の病気は一生ついてまわるものだが、あの酷い時に比べたら、今は夫がシラフでいる時間が長くなり、それだけで平穏な時間が過ごせている。私の幸せの基準が大幅に下がってしまったのかも知れないが、夫が断酒してくれているだけで、私は安らかな幸せを感じ…

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