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りおりお
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2017/11/17

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  • 50

    「将来花沢物産を継いで社長になる予定。」「社長、、、嘘でしょ~~~!!!」(つ:社長?花沢物産って大会社だよ?そこの社長になる人?)つくしは驚きすぎて口をパクパクする。声が出ない為だ。「ちなみに俺は道明寺司だ。道明寺ホールディングスの後継者。」「俺は美作あきら。美作商事の後継者。よろしく!」次々紹介され、つくしは目を丸くするばかりだ。(つ:嘘でしょ?なんで御曹司ばかりがここに居るの?おかしいでしょ...

  • 49

    類の部屋に、司、あきら、総二郎、類が揃い、その前でつくしは呆けている。(つ:何?この人たち。イケメン揃いじゃない?しかもみんな高身長。これだけ見ればホストクラブじゃない?あっ、本物のホストが一人いるけど。それにあの人はメープルで見た人じゃない?つまりあの人も親友なんでしょ?一体何がどうなっているの?)あれから司があきらと総二郎に電話をかけ集合させた。司としては自分を暴力団系と思われた事は腹立たしい...

  • 48

    それからつくしがひたすら誤解していた事を謝った。もちろん類としては笑い転げる事に。ただきちんと『女性が苦手だったのは事実だけどゲイではない』と告げた。そして食事も終わり、車でマンションへ向かった。その間も楽しい時間が過ぎる。車窓から見るイルミネーションは綺麗だし、ツリーが見えたりもする。「あっ!あのツリーはごちゃごちゃ系ですね。」「ほんとだ。今度改めて他のツリーを見に行こうか?」「そうですね。是非...

  • 47

    喉を潤し料理を口に入れながら類は考える。(類:牧野が総二郎を好きじゃないことは分かった。じゃあなんで前回外食した時、総二郎と女性を見てショックを受けていたんだ? あれを見て牧野は総二郎の事が好きだと確信したんだけど?)「あのさ。前回、総二郎達と遭遇した時に、牧野は辛そうな表情をしているように見えたんだけど。」「それは、、、」(つ:デリケートな部分だけど話していいのかな?でもここは個室だし他人に聞か...

  • 46

    創作料理店の個室に案内されると、つくしはメニューに目を通す。比較的安価で美味しそうな料理が並んでいる。「色々な物を頼んでシェアしようか?」「はい。」二人で料理を決めるとタッチパネルで注文する。そしてビールとウーロン茶が到着したところで、類が尋ねた。「今日、総二郎と出かけたんだろ?」「はい。とても美味しい信玄餅とお団子のお店に連れて行ってもらいました。」(類:総二郎らしい店のチョイスだな。)(つ:店...

  • 45

    ポツンと店に残された総二郎。とりあえず類に報告を、、とメールを送った。《牧野さんと会って話をしたんだが、どうも噛み合わねぇ。しかも俺の事は好きでもなんでもねぇと言われたんだが? それと俺は探偵じゃねぇと話したら何故かホストをやっていると思われた。 否定する前にサッと帰って行ったんだが少なくとも俺はホストじゃねぇと否定しといてくれよな。》(総:何をどうとらえたら俺がホストに見えるんだ?まあ女遊びが激...

  • 類誕🎶

    2024年 類くんお誕生日チャット会のお知らせ本年の類誕イベントは、都合により開催することが難しくなりました。楽しみにしていて下さった皆様、大変申し訳ございません。その代わりと致しまして、team Rui主催のお誕生日チャット会を開催したいと思います。開催期間:3月29日 21時~ 3月30日 23時59分開催場所:LINE オープンチャット(開催時間まではパスワードがかかっております)メンバーと一緒に、ワイ...

  • 44

    総二郎が口を開いた時、その総二郎に声をかける人がいた。「あらっ?若じゃないですか?」「「えっ?」」(総:げっ!なんでここに師範代夫人がいるんだよ。かったりぃけど挨拶だけはしておかねぇとな。)(つ:今、、若って言った?)「ご無沙汰しています。」「えぇ、ご無沙汰です。それにしても若がこんな可愛らしい方とご一緒だなんて、、もしかして。」夫人はチラリとつくしを見る。(総:誤解すんじゃねぇ。全く関係ねぇから...

  • 43

    甘味処に入ると奥の席へと案内される。カウンターや小さなテーブルなどが並ぶ中、一番大きな席だ。店内は既に満席で、あらかじめ予約を入れていたと分かる。(つ:やる事が凄くスマート。話術も上手い。もしかしてホストって事は無いよね?)「ここの信玄餅は有名なんだ。それとお団子もな。それで良いか?」「はい。」総二郎はサッと注文をする。するとすぐに運ばれてきた。お団子は目の前で焼くようで小さな七輪のような物が置か...

  • 42

    類が帰宅すると、いつものようにつくしの明るい声が聞こえる。「ただいま。」「お帰りなさい。」類はリビングへ入るとジャンバーを脱ぐ。(つ:出かけて行った時の服装と同じ。どこかで着替えているんだよね?)「寒かったですよね?今日はチーズフォンヂュにしてみました。」「へぇ。」類はテーブルを見る。そこにはホットプレートがある。「ホットプレートで?」「はい。ホットプレートの真ん中に耐熱容器に入ったチーズを置くん...

  • 41

    つくしは仕事へ行こうと身支度をしていると店長から電話があった。「はい、牧野です。」『牧野さん。悪いんだけど今日は臨時休業することになったから休みで。』「えっ?」『コンロの故障で修理に時間がかかるらしい。だから今日は店を開けられないから。』「分かりました。」『今日中に修理をしてもらい明日はオープンできるようにするから。突然ですまない。』「いえ。まだ自宅なので大丈夫です。では明日伺います。」『本当にす...

  • 40

    ※類君の発言を分かりやすくするため少し太字にしています。それぞれの心の葛藤をお楽しみくださいませ。類は寝る前に総二郎へ電話をかけた。もちろんアレの最中なら電話に出ないと思うが、何度でもかけるつもりでいた。すると数コールで総二郎が電話に出た。『はい。』「総二郎。お前、案外早いんだな。」(類:もう終わった?あれからホテルへ行ってシャワーを浴びて、、と考えると1時間も経っていないんじゃない?)つくしはなか...

  • 39

    レストランを出ると類はサッとつくしの手を握る。途端つくしは動揺する。「えっ?」「今だけで良いから握らせて?」(つ:類さんがあたしの手を握った?それだけ総二郎さんの行動にショックを受け、誰でも良いから縋りたいんだ。あたしで良ければ何時でも幾らでも遠慮なくどうぞ。)(類:かなりショックを受けているだろうな。総二郎の代りになるとは思えないけど、震えを止めるぐらいはできないかな?俺なら何時でも幾らでも繋い...

  • 38

    総二郎の声に類とつくしはサッと入り口を見る。(類:えっ!!)(つ:何でここに総二郎さんが?)つくしはサッと視線を類に戻す。そこには驚きの表情で総二郎を見つめている類がいる。(つ:かなりショックを受けてる。それに類さんがこんなに驚いているという事は相手の女性は知らない人という事。つまり会社のスタッフではない。)つくしはサッと顔を下げる。(つ:以前あたしが見た女性も浮気相手かもしれない。類さん、、、大...

  • 37

    「じゃあ今夜19時に。」「はい。」「遅くなるようならメール入れるから。」「はい。」こうして類は仕事へ向かった。つくしは急いで家事を熟し仕事へ向かう。オフホワイトのハーフコートの下は明るいグレーのセーターに紺のズボンだ。昨夜、何度も服を体に合わせ悩みに悩んで決めた物だ。元々服はかなり少ないがそれ以前にスカートが無い。動きやすい服=ズボンというイメージだし、そのズボンも冬物は一着しかない。後はジーパン...

  • 36

    「ただいま」「お帰りなさい。すぐ夕食にしますね。」「ありがとう。」類はジャケットを脱ぐと手を洗いつくしの手伝いをする。そして二人向かい合って食卓に着いた。「今日は白菜が安かったのでお鍋にしました。色んな食材が食べられるしお酒にも合うと思うので。」「だから日本酒なんだ。」机には日本酒が置かれている。(類:わざわざ日本酒を買ってくれたんだ。だから昨日日本酒は飲めるか確認されたのか。確かにこの料理には日...

  • 35

    更に一か月が経った。類は総二郎に何も言えず悩んでいた。(類:総二郎に牧野の恋心を告げるべきか?だが総二郎が牧野の事を好きとは到底思えない。現に面白がって同棲生活を聞くことはあっても牧野の事を聞くことはない。しかも今も女性と遊び歩いている。気になるなら女性関係には気を付けるはずだ。それに牧野の気持ちを俺が話すのはおかしい。頼まれたわけでもないんだから。何より俺自身が二人の橋渡しをする事を躊躇っている...

  • 34

    「類さんの探偵社には女性の探偵さんもいますか?」(類:初めて俺の仕事について聞いてきた。そろそろ怪しいと思い始めたかな? ここはどう返事する? 本当の職業を話す良いキッカケなんじゃない?)(つ:あっ、類さんが訝しがってる。 これってあたしが類さんに興味があるように思われてるんじゃ? もちろん興味はあるけどそれは契約違反だよね? って事は総二郎さんの事を確認するのは大丈夫かな? でももし女性の探偵さ...

  • 33

    つくしが仕事を始めて一か月が経った。仕事にもだいぶ慣れ疲れもそれほどなくなってきた。そして昨日、初給料がもらえた。もちろん満額ではないが自分が自由に使えるお金だ。しかも今日は仕事が休みの為、早速買い物へ行こうと思っている。「類さん。今日は買い物へ行ってきますね。ジャンバーかコートを見てきます。」「ん。もっと早く買えばいいのに。朝晩は寒いだろ?」(類:頑なに買おうとしなかったんだよな。電車の中は温か...

  • 32

    「類さん。明日から仕事へ行きますね。」「えっ?」類は箸で摘まんでいたジャガイモをポロリと落とす。それぐらい突然だった。(類:仕事?確かに看病が無くなったんだから全然構わないんだけどあまりにも突然すぎる。それにもう少しゆっくりしていいんじゃない?まだ母親が亡くなって二週間しか経っていないだろ?)「見舞いに行かなくなったので時間があるんです。それにここに住まわせてもらっているのに何もお返し出来ません。...

  • 31

    マンションに戻った二人。類はすぐに後飾り祭壇を組み立てる。「ここで良いよな?」「すみません。」つくしはその中央に骨壺を置き、ロウソクと線香を立てる。そして二人は手を合わす。「いろいろありがとうございました。あのっ、葬儀代とか病院の清算とかいくらでしたか?」「あぁ。それは俺が出すから良いよ。」(つ:えっ! かなりの金額になったはず。 お坊さんの手配もしてもらったし棺に入れるお花も大量にあった。)「そ...

  • 30

    同棲生活は順調に進む。類は車の中でスーツに着替え、帰宅する時も車の中で私服に着替える。つくしは家事を熟しながら毎日病院へ見舞いに行く。そして二か月ほど経った頃、突然その日が訪れた。夜中につくしのスマホが鳴り始めた。つくしは腕を伸ばしサッとスマホを取り相手を見る。そこには千恵子が入院している病院が表示されている。「はい。牧野です。」『千恵子さんの娘さんの携帯でしょうか?』「はい。」『実は千恵子さんが...

  • 29

    日曜日類が目を覚ますと既につくしは病院へ行っていた。そして机の上にはメモが置かれていた。《おはようございます。病院へ行ってきます。17時ごろ帰宅予定です。》綺麗に片づけられたキッチン。ベランダには洗濯物が見える。(類:洗濯も終わってる。いつの間に?牧野もいないし今のうちに仕事の続きをやっておこうか。)類はコーヒーを煎れるとパソコンをリビングへ持ってきて仕事を始める。そして昼を過ぎた頃、ふと手を止めベ...

  • 28

    病院からの帰りに二人は少し遅いランチを取るためにうどん店へ入った。セルフサービスのうどん店の為、出来上がりが早い。その割にもちもちしていて美味しい。しかも安い。「安いけど美味しい。」「類さんはこういう店は初めてですか?」「セルフは初めて。気にはなっていたんだけどね。」(類:田村と出かけた時に気にはなっていたんだけど、スルーしてしまっていたんだよな。)「注文の仕方とか分からなくてさ。」「分かります!...

  • 27

    週末、類はマンションへ向かった。「ごめん。母親が変な事を言い出して。」「とんでもないです。あたしの方こそ上手く伝えられたかどうか不安で。でもあたしと類さんの関係を疑ってはいないという事ですよね?」「そうなる。」(つ:あっ、はしゃいだ言い方になったかな?類さんとしては総二郎さんに誤解を与える事になるから同棲は断固として嫌だったはずなのに。)(類:確かに俺達が恋人同士だと疑ってはいないけど、牧野が俺と...

  • 26

    麗はニコッと笑った後、再び質問する。「探偵業という事に関してはどう思われてる?」「不確かな収入だと思いますし、体が資本だと思います。私も今は類さんに甘えていますが、母親の事が終わりましたら働きます。決して類さんだけに負担を負わせません。もちろん家事は好きで苦ではありません。贅沢な料理は作れませんが仕事に邁進してもらえるよう頑張ります。突然の事でお母様にはご心配をおかけしていますが、どうぞ温かく見守...

  • 25

    「あらっ?」(つ:しまった~~~!写真を立てかけたままだった!結婚していると思われたよね?結婚したことにする?いや、それは逆効果。勝手な行動は親子の信頼関係を失うはず。じゃあどうする?どうする?どうする~~?)(麗:そうそう。この写真の事も確認したかったのよ。 ちょうどよかったわ。)「結婚? したのかしら?」(つ:怒ってる!確実に怒ってるよね。かなり低い声になってる!そりゃぁ母親に報告することなく...

  • 24

    麗につくしをマンションに住まわせていると話をしてから既に3週間が経った。その間も類は週末にはマンションで過ごしていた。「まだ母さんは来ていない?」「うん。まだ来られていない。」(類:忙しいと言っていたけど本当に忙しかったんだ。でなければすぐにでも顔を見に来るはず。それだけ関心が高いと思ったんだけど違ったか?)「もしかしたらあたしが病院に行っている時に来られたのかも?」「かもしれないな。まっ、考えて...

  • 23

    類が自宅に帰ると、待ってましたとばかり麗が話しかけた。「デートしてきたんでしょ?」「ん。まあ。」(類:関心が高いな。まあ相手が気になって仕方ないんだろうけど。)「どこでデートしたの?映画?」(麗:まさか一日中マンションに籠っていた訳じゃないわよね?)「いや?買い物、、、」(麗:何かをプレゼントしたのかしら?それって物で彼女の心を繋ぎとめている事にならない?)(類:夕食の材料を買っただけだけどね。で...

  • 22

    日曜日。つくしは類を起こさないようソッと部屋を出る。するとマンションの入り口で総二郎とバッタリ会った。「あっ、牧野さん。今から病院?」「はい。」総二郎は和装だ。その姿につくしは思わず魅入ってしまう。「総二郎さん。その格好は?」(総:あっ、やべぇ。探偵だったな。)「潜入の為にちょっとな。」「そうなんですか。」(総:俺もまだまだだな。この姿を見ても茶道に結びつかないし西門流が認知されてねぇ証拠だ。)(...

  • 21

    土曜日になり類はマンションへ向かった。《明日は9時には病院へ向かいます。買い物をして16時頃に帰宅予定です。》昨夜のメール通り、マンション内につくしの姿はない。室内は綺麗に掃除されベランダには洗濯物が干されている。(類:几帳面な女性なんだろうな。それに俺の睡眠を邪魔しないため早々に見舞いに行ったんだろう。帰宅時間を書いたのは、音を立てるかもしれないからだろう。探偵という偽りの職業を言ったせいで寝不足...

  • 20

    水曜日の夜。あきらから電話があった。『類。今大丈夫か?』「ん。家だから。」『じゃあ大丈夫だな。山尾拓海の件なんだが、名前も偽名だ。本名は萩原信二。33歳。現在の仕事はコンビニアルバイト。既に別の女性と付き合っている。その全てがマッチングアプリだ。付き合っている間に女性に貢がせて結婚話が出始める頃に一方的に別れてるみてぇだ。電話も女性が変わる度に替えているみてぇで、別れると同時に音信不通になる。もち...

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