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猫とビターチョコレート https://dadacat.net/blog/

母は要介護4、父は要介護2、妹は重度障害者。シングル在宅介護をしながらも、私の仕事は介護士で、職場は訪問介護とデイサービス。寝ても覚めても介護な人生。家族と事業所、どっちのキモチも分かってしまう板挟み。なにはともあれ楽しくやるよー!

「在宅介護しながら自分の人生を生きる」を目標にするブログです。 本業は介護士、ときどき作家。2018年、たかはたゆきこの名前で「おでかけは最高のリハビリ! 要介護5の母とウィーンを旅する 」(雷鳥社)を出版。第4回斎藤茂太賞受賞。

だだ(たかはたゆきこ)
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2017/03/30

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  • 一人暮らし高齢者は猫を飼えない

    私は死ぬほど猫が好きだ。でも高齢になったら、新たに猫を飼ってはいけないと思う。ほかに家族がいる人はいい。だれか若い人と同居ならいいんだ。でも私みたいな独身者や、高齢者のみの世帯で犬猫を飼うのはあまりに厳しい。私はヘルパー経験はまだ浅いが、そ

  • 親孝行はほどほどに

    「親孝行なんか、どうかと思うで」・・・これは92才のおばあちゃんの言葉である。「世間様はな『親孝行せえ』って言うやろ。そやけど私は、そんなええもんと違うと思う。私は長いこと親の面倒みてきた。今みたいにええ時代とちゃうで。ヘルパーさんなんてな

  • いつまで続くんかなあ

    気候がよくなったので、昨日は朝から散歩にでかけた。近くの公園にはもう飽きたから、河原まで足を・・・杖と車椅子を伸ばす。コロナ自粛のおかげでオヤジの足は弱る一方だ。私たちの後ろをえっちらおっちら歩いてくるものの、スピードがずいぶん落ちた。ほん

  • 半側空間無視vs鬼滅の刃

    母は干支はイノシシだ。昔からよく自分自身のことを「猪突猛進!」と言っていた。それは今でも変わらずで、いつでも前しか見ていない。「昔は良かった」なんて口が裂けても言わないし、懐メロも聞かない。毎日ワイドショーを見て最新のドラマを見て、新しい映

  • 人生は不思議

    高齢の人たちに昔の話を聞いていると、「そういう運命だった」という言葉がよく出てくる。戦争に行った方が「普通ならとっくに死んでるはずだったが、どういうわけか生き延びた。そういう運命だった」と言うように。この運命の意味は運命論とかじゃなくて、「

  • 「たのしかった」

    若年認知症のAさん。私の勤めるデイの利用者さんの中では一番若いけど、一番症状が重いAさん。病気のせいでだんだん、できないことが増えてくる。家族のことを忘れ。自分のことを忘れ。お箸の持ち方やトイレの使い方を忘れ。言葉も忘れてしまって、ほとんど

  • デイサービスの役割

    職場のデイサービスに寄ったら、ちょうどおやつの時間だった。「あんたも食べていきー!」「おいでおいでー!」利用者さんたちに招かれて、私もおこぼれに預かった。フルーツ白玉あんみつ♪「おいしいなあ、おいしいなあ。こんなおいしいの食べさせてもらえる

  • DAISOのハロウィングッズ

    ちょっとしたモノを買いにダイソーへ行った。ちょっとしたモノを買いに来ただけなのに、ついついたくさん買ってしまう。近頃の百均はおもしろいモノをいっぱい売っているから仕方がない。今はハロウィングッズが並んでいる。母はあの年齢にしては珍しくハロウ

  • 水分補給の憂鬱

    母の介護のなかで何が一番めんどくさいって、水分補給がめんどくさい。嚥下の問題もあるのだろう。なかなかゴクンと飲み込めない。へたをするとコップ1杯のお茶を飲むのに1時間もかかる。時間もかかるし手もかかる。なにより気力が必要なのだ。それで、なん

  • 毎日ご飯を作らなくちゃいけない悲劇

    「年をとって生きていくのは本当に大変なのよ」とある高齢の奥様が言った。「だってどんなに年をとっても、毎日ご飯の用意をしなくちゃいけないんだから!」痛む脚や曲がった腰をかかえて台所に立つのは大変なことだ。火から目を離せないし、鍋も洗わなくちゃ

  • 趣味か仕事かよくわかんない企画

    『今昔ものがたり』の企画のため、利用者さんのお宅へ昔話を聴きとりにいった。日曜だというのに上司も一緒にきてくれた。「これはまあ趣味みたいなもんだから!」と言って。趣味というなら、それこそ私の趣味みたいな企画なので申し訳ない。どうしてもやりた

  • アカギレの季節がやってくる

    世の中はシルバーウィークの4連休に入ったようだ。GOTOトラベルでお得だとか、来月からはGOTOイートが始まるとか、テレビはのんきなことを言っている。けれど私たち介護職にはまったく関係なくて。今日も仕事のあとで感染防止の研修会を受けていた。

  • 愚痴を聞いてくれる人

    先日、市からチャレンジャーズ・アワードという賞をいただいたのだが、それがいろいろな人にバレていて、上司やら利用者さんやらに「広報に載ってたな~」と声をかけていただいた。嬉しかったのは、久しぶりの友人知人からメッセージをもらったことだ。前の職

  • 生活不活発病は恐ろしい

    とくに原因となるケガや病気がなくても、じっと動かないでいると筋肉が衰えてしまう。入院をきっかけに足腰が弱ってしまうことが多いが、たとえ元気な人でも、家でゴロゴロと寝っころがってテレビばかり見ていると、脚が衰えて歩けなくなってしまう。これを廃

  • 猫、大事なんで

    私は猫好きだけど猫アレルギーをもっている。油断するとひどい喘息もでるし、アトピーが爆発して蕁麻疹になり、顔がボロボロになる。そのため動物と暮らすことは子供の頃からドクターストップがかかっている。「それなのに猫飼ってるの!?」信じられない、と

  • タバコとトイレの駆け引き

    オヤジはよくトイレを失敗する。いや、リハパンをはいているので、粗相は大丈夫なんだけど。トイレの使い方を失敗するのだ。便座を上げずにやっちゃうから、母が使おうとしたらいつも便座がびしょぬれだ。ついでに床もびしょぬれで、水たまりができていること

  • 「介護旅行ハンドブック」の野望

    46歳の私が若者に混じって「チャレンジャーズアワード」を頂いたことで、ちょっと考えた。・・・チャレンジかあ、と。私は飽き性だから、じきに新しいことを始めたくなる。それをチャレンジ精神と呼ぶならば、私にはまだ、チャレンジしたいことがある。野望

  • 若ぶってみた

    腎臓病でなかなかゴハンが食べられないサンジに、動物病院の看護師さんが「ぜんぶ持って帰って!」キャットフードの試供品を山ほどくれた。「ひとつくらい口に合うものがあるかもしれないから!」ありがたく頂いて、帰宅後さっそくサンジに食べさせてみるが・

  • ほめてもらった!

    夏に始めた「さわやか今昔ものがたり」の企画はまだまだ続いている。利用者さんの子供の頃の話や戦争中の話を聞き取り、文章化して残していこうという取り組みだ。関西人だからオモロイ話も多いのだけど、「やっぱり書かんといて」と言われる方も多い。プライ

  • 沈黙の会話

    先日、妹・U子の誕生日だった。施設入所中の妹だ。コロナのせいで長いこと顔を見ることができないでいる。せめてプレゼントくらいは贈ろうと、母が服などを買い、施設に郵送した。そうしたら、施設から電話がかかってきた。最初は職員さんが話してたんだけど

  • がんばれサンジ!

    猫のサンジがご飯を食べなくなった。少し食欲がおちてるなあとは思ってたけど、昨日まではわりと元気で、キャットタワーまで駆け上っていたのに。今朝はもうなんにも食べない。水も飲まない。「どうしたサンジ!」どうしたもこうしたも。4年前から腎臓病なの

  • やっぱり、おでかけは最高のリハビリだ

    母の退院から一週間が過ぎた。だが、なかなか元には戻らない。体力も筋力も食欲も、衰えたままだ。なにより気力に乏しい。USJには行きたがるけど、それ以外は全然ダメ。本さえあまり読まないで「なーんもしたくなーい」と、ただただベッドで寝ていたがる。

  • 新美南吉『でんでんむしのかなしみ』

    利用者さんのおお宅のテーブルに、絵本が広げてあった。新美南吉の『でんでんむしのかなしみ』という絵本だ。「読んでみい」と言われる。1匹のでんでん虫が「ぼくの殻には悲しみが詰まっている」と気がついた。重たい悲しみに押しつぶされそうになるが、友だ

  • ルームシャンプー

    訪問美容に来てもらった。美容師さんに家まで来てもらうサービスだ。ワタボウシタマリンみたいに伸び放題だった母の髪をなんとかしてもらおう!3ヶ月ぶりの美容師さんは、「今回は新兵器をお持ちしました!」意気揚々とあらわれた。「移動式シャンプー台『ル

  • 深夜の修羅場

    夜、私は母の隣の簡易ベッドで寝ている。母はおとなしい人だから、そんなに起こされることはないのだけれど・・・午前1時。ふと目が覚めた。声や物音というより気配で気がついた。今の今までぐうぐう寝ていた母が・・・えづいている!「ちょ、ちょっと待って

  • 母の入退院で発見したこと

    母のいない2週間は、私の身体にとって7年ぶりの休息だった。「トイレ介助のない生活ってこんなに楽なの!?」と、びっくりするほど楽ちんだった。それで気づいた。気づいてしまった。この7年間、自分がどんなに介護に縛られていたのかを。テレビだって好き

  • デイサービスのお迎えバスが来ない!

    金曜の朝。私たち家族はみんなそれぞれ違うデイサービスに向かう。8:30 私は職場であるデイサービスAへ8:45 母はデイサービスBへ9:55 オヤジがデイサービスCへ母とオヤジは、それぞれのデイのバスがお迎えに来てくれる。私は仕事なので、オ

  • 面会禁止の入院生活

    昨日、退院してきた母。退院してきたばっかりだけどデイサービスに行ってもらう。入院中は清拭だけで、お風呂に入れなかったから。母によれば、入院中、トイレは一度も使わせてもらえなかったらしい。介助が大変すぎるからだろう。「ずっと紙オムツだったよ!

  • 母の退院

    母が退院するため、朝から病院へ迎えにいく。たまたま仕事が休みの日で助かった。精算など手続きをすませ、さあ連れて帰ろうと思ったら「お着替えをさせていただきますので、デイルームでお待ちください」といわれた。通常なら、着替えなど退院の支度は家族が

  • ツッコみたい

    接客業をやってた若い頃、職場の先輩がこう教えてくれた。「お客さんがボケたらすかさずツッコんであげるんやで」関西文化において、相手のボケをスルーするのはマナー違反というわけだ。ところがだ。今の職場はまったく逆!ツッコミ禁止。あくまでも、優しく

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