天飛華音さん主演おめでとうございます!バウホールと東京建物Brillia HALLで『アレクサンダー』!やったー!アレクサンダー大王、絶対似合う!原作は赤石路代さんの漫画。演出は田渕大輔先生。田渕先生は『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』がとってもよかったので、期待が高まります!観る前からワクワクしちゃいますね!>宝塚歌劇団│2025年 公演ラインアップ【宝塚バウホール公演/東京建物Brillia HALL公演】<2025年9月~10...
宝塚歌劇と共に34年(ブランクあり)。全組観たい派。芝居がいい生徒さんが好き。
谷正純・酒井澄夫・木村信司・大野拓史作品が好き。 観劇記録・考察・思い出話・備忘録(たまに展覧会の感想、読書記録)などをまとめたブログ。
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夏真っ盛りに始まった『記憶にございません!/Tiara Azul』も残すところ8公演。星組が誇る最高のトップコンビ、礼真琴×舞空瞳の集大成にふさわしい温かな幸せに満ちた二本立ての大千穐楽が間近に迫っています。星組カラーのイルミネーションに彩られた日比谷の街。ひんやりした夜気に煌めく青色の光。季節の移り変わりと、まもなく訪れる別れの予感に胸が締めつけられます。しかし、別れが辛いと思えるほどの対象に出会えたのは幸...
美稀千種フェルゼン×白妙なつマリー!星組研15以上限定☆大人のベルばら妄想配役
歴史漫画の金字塔『ベルサイユのばら』の宝塚初演50周年を迎える今年。1989年の平成ベルばら第一弾の雪組版で宝塚デビューを果たした私にとって、感慨深い年でもあります。しばらく宝塚から離れ、すみれ返りしたのが2011年。以降、宝塚歌劇100周年を記念して再演された2013年の月組(龍真咲さん・明日海りおさん)、雪組(壮一帆さん)、2014年の宙組(凰稀かなめさん)、110周年記念の2024年雪組(彩風咲奈さん)と、コンスタント...
ハロウィンスペシャル☆記憶にございません!のツボ20選(礼/舞空/白妙/輝咲/ひろ香/紫/天希/小桜/蒼舞 他)
進化するコメディ『記憶にございません!』。組内に精鋭お笑い集団「エマ・エージェンシー」を擁する星組にコメディを演らせたら鬼に金棒。トップコンビ礼真琴&舞空瞳を筆頭に、笑いに貪欲な上級生から挑戦を恐れない下級生に至るまで、日々新鮮な笑いを生み出しています。単に面白可笑しいだけでなく、大団円では涙と笑いに彩られた幸せいっぱいの世界が広がるハートウォーミングな作品であることが一番の魅力。というわけで、野...
小野田(ひろ香祐)の純真-星組・名バイプレイヤーズの系譜[2]│記憶にございません!
みんな大好き、小野田っち(ひろ香祐)。個性派揃いの登場人物の中でも、ひときわ輝いている彼。(色んな意味で)『記憶にございません!』の作品世界を彩る名バイプレイヤーをひもとく「星組・名バイプレイヤーズの系譜」シリーズ。第二弾は黒田総理(礼真琴)の幼馴染みの建設会社社長、小野田治について。○第一弾はこちら↓>松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にございません!小野田の純真...
松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にございません!
舞台に立つ人全員にMVPを差し上げたい『記憶にございません!』。なかでも心惹かれるのが、名バイプレイヤー揃いの上級生の皆さま。柳先生(美稀千種)、南条さん(輝咲玲央)、小野田っち(ひろ香祐)…今回は天希ほまれさん演じる鳶の松ジイにスポットを当てます。松ジイの主張配役発表があった日の宝塚ファンのざわめきは記憶に新しいところ。りさこちゃん(天希)が松ジイ??松ジイって…あの松ジイ?原作映画のラストシーン。...
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天飛華音さん主演おめでとうございます!バウホールと東京建物Brillia HALLで『アレクサンダー』!やったー!アレクサンダー大王、絶対似合う!原作は赤石路代さんの漫画。演出は田渕大輔先生。田渕先生は『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』がとってもよかったので、期待が高まります!観る前からワクワクしちゃいますね!>宝塚歌劇団│2025年 公演ラインアップ【宝塚バウホール公演/東京建物Brillia HALL公演】<2025年9月~10...
数十年に及ぶ私の宝塚ファン生活で「最大」と言っても過言ではないビッグニュースが出ました。\輝咲玲央さん、次期星組副組長に就任決定/>宝塚歌劇団│星組 副組長の就任についておめでとうございます!!!心の底からお祝いを申し上げます!!!ダンディ副組長誕生いやー、もう…ビックリを通り越して、ワケが分かりません…まだ震えが止まりません…夢じゃないのか?夢じゃないのね?エイプリルフールじゃないのね??(新年度人...
えっ!?もう、そんな時期!?まだまだ先と思っていた『阿修羅城の瞳』相関図とキャストボイス第一弾が出ました。>宝塚歌劇団│<人物相関図 公開>星組公演『阿修羅城の瞳』早く観たいけれど、まだ“その日”を迎える心の準備が出来ていない、もう少しだけ今の星組に浸っていたい。そんな気持ちと裏腹に、時は刻々と過ぎていきます。これから8月10日までの日々は泣いたり笑ったり忙しいでしょうが、嬉しい涙と幸せな笑顔で埋めたい...
宝塚歌劇団第111期生の皆さま、ご入団おめでとうございます。おめでたい1並びのゾロ目の期。次に数字が揃うのは111年後と思うと、稀な巡り合わせに胸が躍りますね。滅多にない強運の数字に恵まれた雛鳥たちに、輝かしい未来が待っていますように願っております。>宝塚歌劇団│宝塚音楽学校 第111期生卒業式[2025.3.1]111期生39名の芸名表記を分類入団と同時に新しくタカラジェンヌの仲間入りをした39の芸名が発表されました。男...
『にぎたつの海に月出づ』の初日を観た翌日、作品の舞台となった奈良・明日香村に行ってきました。1000年以上前に大化の改新が起こり、現在に続く日本国家の礎が築かれた土地。今も残る痕跡をたどると古代の人々の息遣いが感じられるようでワクワクします。まずは、飛鳥時代の豪族・蘇我氏の全盛期を築いた蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳へ。子どもの頃に教科書で見て大好きになった遺跡。小高い丘の上にぽつねんと横たわる巨石の...
星組バウホール公演『にぎたつの海に月出づ』千穐楽おめでとうございました。生涯をかけて一人の女性をひたむきに愛した百済の青年・智積(極美慎)と、史上初の重祚となった女帝・寶皇女(詩ちづる)の知られざる物語。初日の幕が下りた瞬間、頭に浮かんだのは「原石を見つけた!」でした。何本もの伏線の糸が複雑に絡み合う緻密な脚本。きめ細かく巧みな心理描写。「見せたい“絵”」がハッキリ伝わる動的な演出。なにより嬉しいの...
のほほんとしたお正月気分が吹き飛ぶ特大ニュースが出ました!星組の小桜ほのかさんが専科に異動ですって!おめでとうございます!めちゃめちゃ嬉しい!>宝塚歌劇団│組替え(異動)について[2025.01.09]透き通るような乙女も、妖艶な聖女も、包容力あふれる妻や母親も、血飛沫マニアの悪女も、酸いも甘いも噛み分けた大人の女性も。はたまた歌と踊りで物語を先導する妖精も。役幅の広さは無限大∞何より素晴らしいのは、その歌唱...
今年の感想は今年のうちに…というわけで、星組『BIG FISH』の思い出を。残念ながら映像に残らなかった作品ですが、観劇後に走り書きしたメモを読み返すと、シアターオーブの空気が鮮やかに甦ります。私、『BIG FISH』が大好きになりました。琴ちゃん(礼真琴)主演作はどれも満足度が高くて好きですが、今回はひときわ心に残るというか…観劇後の多幸感がたまりません♥今回、珍しく予習をしていった私。ティム・バートン監督の映画...
一昨日、全組にわたる大規模な組替え発表がありました。星組からは極美慎さんが花組へ。異動日は来年の8月11日。『阿修羅城の瞳』の千穐楽翌日、礼真琴さんを見送ってからの旅立ちになりますね。>宝塚歌劇団│組替え(異動)について[2024.12.16]新天地への希望に満ちた出立。ふと、極美くんと琴ちゃんが親子を演じた『BIG FISH』の舞台を思い出しました。父と子の物語である『BIG FISH』。エドワードからウィルへ、命や想いを繋...
待ちに待った『記憶にございません!』配役発表の日。真っ先に玲央さん(輝咲玲央)のお名前を確認して「南条実(大工)」の字を見た瞬間、思わず叫びました(心の中で)。黒田総理(礼真琴)が記憶を失くす原因となる石を投げた人物。今年は『RRR』のスコット総督、『夜明けの光芒』のエイベル・マグウィッチに続き、またしても玲央さんが事の発端となる役を得られたことが嬉しく、喜びでいっぱいです。動力源、輝咲玲央車輪は回...
さ、さむぅ…今日はまた一段と寒いなぁ…(©南条実)師走も半ばを迎え、日々寒さが増してきました。新年の星組公演『ANTHEM』『にぎたつの海に月出づ』が初日を迎える頃は寒さの底ですね。暖かくして劇場へ向かいましょう!一昨日『にぎたつ』の配役発表がありましたので、恒例の人物相関図を作りました。にぎたつの海に月出づ 人物相関図血縁関係や時系列が複雑なため、配役にない人物名や注釈を付け加えました。注釈は、公演解説や...
ちょうど今日の昼休みに、組長さん(美稀千種)ファンの方と「そろそろ集合日?」ってLINEしてたら、数時間後に配役が出ました!以心伝心!?>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>星組 宝塚バウホール公演『にぎたつの海に月出づ』[2024.12.11]ワクワクしつつ開いたら…\ぎゃあぁぁぁぁぁ…!!!/蘇我蝦夷=輝咲玲央マジか!大好きな時代の物語!すっごく楽しみ!観たい!もしも玲央さんが『にぎたつ』チームだったら蘇我蝦夷再び...
星組公演千穐楽から、まもなく10日。のんびりと感想を書き綴っていましたが、ゆっくりし過ぎて次回作の集合日に追い付かれそう。ギアを上げていきましょう!『記憶にございません!』の作品世界を彩る名バイプレイヤーをひもとく「星組・名バイプレイヤーズの系譜」シリーズ。第三弾は黒田総理(礼真琴)の恩師、柳友一郎について。○関連記事はこちら↓>松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にご...
星組公演『記憶にございません!』千穐楽後、朝日新聞デジタルに原作者の三谷監督の公演評が掲載されました。原作者の目に、星組版『記憶』がどのように映ったのか?期待と一抹の不安と共に拝読しました。>朝日新聞DIGITAL│(三谷幸喜のありふれた生活:1210)映画が宝塚の舞台になって三谷幸喜監督の星組公演評を読んで公演プログラムの寄稿文によると、監督は一度も宝塚の舞台をご覧になったことがないそうです。さらに、監督の...
『記憶にございません!/Tiara Azul』大千穐楽おめでとうございます!舞空瞳さん、煌えりせさん、紅咲梨乃さん、水乃ゆりさん、ご卒業おめでとうございます!夏の盛りに宝塚で初日を迎えた公演は、クリスマスイルミネーションが瞬く日比谷で無事にゴールしました。熱く、激しく、面白く、笑いと涙のうちに駆け抜けた4ヶ月。総理、聡子さん、井坂さん…愛すべき人たちとのお別れは寂しいですが、それを上回る充足感が私の胸を満たし...
夏真っ盛りに始まった『記憶にございません!/Tiara Azul』も残すところ8公演。星組が誇る最高のトップコンビ、礼真琴×舞空瞳の集大成にふさわしい温かな幸せに満ちた二本立ての大千穐楽が間近に迫っています。星組カラーのイルミネーションに彩られた日比谷の街。ひんやりした夜気に煌めく青色の光。季節の移り変わりと、まもなく訪れる別れの予感に胸が締めつけられます。しかし、別れが辛いと思えるほどの対象に出会えたのは幸...
歴史漫画の金字塔『ベルサイユのばら』の宝塚初演50周年を迎える今年。1989年の平成ベルばら第一弾の雪組版で宝塚デビューを果たした私にとって、感慨深い年でもあります。しばらく宝塚から離れ、すみれ返りしたのが2011年。以降、宝塚歌劇100周年を記念して再演された2013年の月組(龍真咲さん・明日海りおさん)、雪組(壮一帆さん)、2014年の宙組(凰稀かなめさん)、110周年記念の2024年雪組(彩風咲奈さん)と、コンスタント...
進化するコメディ『記憶にございません!』。組内に精鋭お笑い集団「エマ・エージェンシー」を擁する星組にコメディを演らせたら鬼に金棒。トップコンビ礼真琴&舞空瞳を筆頭に、笑いに貪欲な上級生から挑戦を恐れない下級生に至るまで、日々新鮮な笑いを生み出しています。単に面白可笑しいだけでなく、大団円では涙と笑いに彩られた幸せいっぱいの世界が広がるハートウォーミングな作品であることが一番の魅力。というわけで、野...
みんな大好き、小野田っち(ひろ香祐)。個性派揃いの登場人物の中でも、ひときわ輝いている彼。(色んな意味で)『記憶にございません!』の作品世界を彩る名バイプレイヤーをひもとく「星組・名バイプレイヤーズの系譜」シリーズ。第二弾は黒田総理(礼真琴)の幼馴染みの建設会社社長、小野田治について。○第一弾はこちら↓>松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にございません!小野田の純真...
舞台に立つ人全員にMVPを差し上げたい『記憶にございません!』。なかでも心惹かれるのが、名バイプレイヤー揃いの上級生の皆さま。柳先生(美稀千種)、南条さん(輝咲玲央)、小野田っち(ひろ香祐)…今回は天希ほまれさん演じる鳶の松ジイにスポットを当てます。松ジイの主張配役発表があった日の宝塚ファンのざわめきは記憶に新しいところ。りさこちゃん(天希)が松ジイ??松ジイって…あの松ジイ?原作映画のラストシーン。...
えっ!もうキャストボイスの時期!?いよいよ、なこちゃん(舞空瞳)たちの退団公演が始まると思うと寂しいですが、卒業生の皆様が良い役を得られ、晴れやかに駆け抜けられるように応援しています!というわけで、キャスボ第一弾は天飛華音さんと詩ちづるさんです。秘書官補の天飛くん、事務秘書官の詩ちゃん。秘書官コンビでコメントを披露してくださいました。野々宮万作(天飛華音)「星組のお稽古はスーツ姿の男役さんが居並び...
様々な愛の形が描かれる『夜明けの光芒』。エロス(性愛)、フィリア(友愛)、ストルゲー(家族愛)。そして、アガペー(無償の愛、または神の愛)。なかでも最も尊いのは「見返りを求めぬ愛」であるアガペーです。皆様が「無償の愛」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、ジョー(美稀千種)からピップ(暁千星)に寄せられた愛でしょうか?すべてを失くしたピップがジョーの愛を知ったときの身を裂くような慟哭は、今も私の耳と記...
『大いなる遺産』初演当時に宝塚デビューを果たした私。実際の舞台は観たことがなく、『歌劇』の公演写真を繰り返し眺めて楽しんでいました。剣幸さん、こだま愛さん、涼風真世さん…錚々たるメンバーがお名前を連ねる月組版。まさか30年以上経った今、大好きな星組さんで装いも新たに上演されるとは夢にも思いませんでした。(子どもの頃の自分に教えてあげたい)星組さんが作る生の舞台を、私の初めての『大いなる遺産』にしたく...
『BIG FISH』と『夜明けの光芒』の幸せな余韻に浸りっぱなしだった私ですが、『記憶にございません!』の配役を見て一気に現実に引き戻されました 笑>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>星組 宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演『記憶にございません!』[2024.06.28]「本役・寺島進」というパワーワード真っ先にチェックしたのは…\南条実[大工]=輝咲玲央/えっ!?この人はまさか…黒田啓介総理大臣(礼真琴)が記憶を失くすキッカ...
一昨日、シアターオーブで滝のように涙を流してスッキリした私。この顔文字→(ToT)くらい盛大に泣いて、泣いて…帰り道は不思議に爽快!涙活効果?観劇後、こんなにも温かな幸福に包まれる作品を知りません。『BIG FISH』は“観るデトックス”ですね♥この素晴らしい舞台を味わえる幸せに感謝♥そして、優しい余韻に包まれて過ごすはずだった昨日。ところが…歌って踊る回遊魚・星組さんはファンにも休むことを許しません!絶賛上演中の『...
先日、本拠地の宝塚大劇場を卒業された月組トップスター、月城かなとさん。7年前の組替えで雪組からいらしたのが、つい昨日のことのようです。>楽しみ!今日から月組の月城かなとさんですねれいこさん(月城)の主演作で、ひときわ心に残るのは『DEATH TAKES A HOLIDAY』。感動で半年くらい夢見心地でいられるほど満足度の高い舞台でした。チャーミングな死神とっくに慣れているはずなのに舞台のれいこちゃんが口を開くと、あまり...
礼真琴主演で『BIG FISH』を演ると知ったときの正直な気持ちは「なぜ、この作品を…?」でした。しかし、観たら納得!「これしかないでしょ!今の礼真琴が演じるにふさわしい作品は」と素直に思えるフィット感。もはや、当初感じた疑問がなんだったのかすら思い出せません。どんな経緯で宝塚化されるに至ったか知る由もありませんが、劇団主導だとすれば大した選球眼ですね。エドワード=礼真琴エドワード・ブルーム(礼真琴)って...
今、私の胸の中に抜けるような青空が広がっています。遥か遠くに広がる空と水平線の境目まで続くのは、鮮やかに黄色い花の群れ。そよ風に揺られて辺り一面を満たす甘い香り。その花の名は“幸福”です。ブロードウェイミュージカル『BIG FISH』。主演は礼真琴。否が応にも期待が高まるコラボレーション。「満足は保証済み」と胸を弾ませて劇場に足を運びましたが、今回はちょっと違いました。「満足を超える出来栄え」を表すのにふさ...
月城かなと×海乃美月コンビの最高傑作は何か?私にとっての一番は、死神と乙女の恋を描いた『DEATH TAKES A HOLIDAY』です。棺桶に片足を突っ込んだ女幕開きのくらげちゃん(海乃)の輝くばかりの美しさにドーン!と引き込まれ、一気に物語世界に没入しました。姿の美しさ、声の美しさ、身のこなしの美しさ。何よりも、まとう空気が美しくて。幼い頃から“死”に魅入られていたような危うさと陰が見え隠れするグラツィアがハマりまし...
毎年、年始に宝塚ファンとしての抱負を立てている私。宝塚歌劇を愛する者として、どうありたいか、どう向き合っていきたいか。一年の過ごし方を定める羅針盤として、ささやかな目標を掲げることは、私の密かな楽しみです。ちなみに、2020年の抱負は「朗らかに、熱く激しく面白く」。2021年は「感じるままに、広く深く温かく」。2022年は少し毛色が変わって「よく見聞きし、分かり、そして忘れず」。並べて見ると自分の心境の変化が...
『1789』から1年。まもなく2024年・夏の星祭りが始まります。というわけで、その前に『1789』感想記事の最後の1本をUPします。輝咲玲央さん演じる国務大臣、ジャック・ネッケル氏について。“傍観者”の声玲央さんのネッケル大臣を一言で表すなら、「鮮烈」。登場第一声。「あらっ!?」と思いました。声が違う。誰かと思った。“傍観者”の声だ。一瞬、玲央さんと分からないほど。いつもと違う声に、今回の役にかける玲央さんの想いの...
数日前、Twitterで「観劇のために遠出することを“遠征”と呼ぶのはよろしくない」との意見を目にしました。たしかに。便利な言葉なので気安く使っていますが、「遠征=遠くの敵を攻め討つために出向く」であることを考えれば、無頓着に使っていい表現ではありませんね。とはいえ、「遠征」に代わる言葉はなかなか見つかりません。遠出観劇?観劇旅行?あまりしっくりきませんね 笑本当に「遠征」という言葉を「娯楽目的の遠出」に使...
「あー、お口が宝塚。」というキャッチコピーを覚えてらっしゃいますか?30年近く前に『歌劇』に載っていた仁丹の広告です。白い衣装に身を包んでポーズを決める男役さん、娘役さん。レヴューの一場面を思わせる、いかにも“タカラヅカ”らしいヴィジュアル。たかちゃん(和央ようか)や、みてきちゃん(翠花果)がいらした気がするので、当時の雪組若手メンバーが抜擢されていたのかな?仁丹を食べると口の中が“清く正しく美しく”な...
『夜明けの光芒』初日まで10日あまりとなりました。というわけで、恒例の人物相関図を公開します。どうしてもネタバレせざるを得ない部分がありますので(血縁関係とか)、まっさらな気持ちで初日を迎えたい方はスルーしてくださいね。※核心に触れる部分はボカしてあります。>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>星組 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演/東京建物 Brillia HALL公演『夜明けの光芒』[2024.4.23]夜明けの光芒 ...
『記憶にございません!』の琴なこ(礼真琴×舞空瞳)ヴィジュアル&出演者が出ました!>宝塚歌劇団│記憶にございません!/Tiara Azul -Destino-結末は、きっとハッピーエンドお似合い!可愛い!素敵!面白い!星組カラーの濃淡で揃えた二人、爽やかで美しくて、本当にお似合い♥さりげなく配された指輪が嬉しいですね♥(琴ちゃんの手首にチラ見えするレザーベルトの時計もセクシーでツボ♥)それにしても…いまだかつて、こんなに...
これまでの宝塚版ベルばらのイメージを覆す、ピンク一色の華麗なポスターでファンの度肝を抜いた雪組『ベルサイユのばら』。待ちに待った配役が出ました!>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>雪組 宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演『ベルサイユのばら』[2024.5.21]いにしえの『ベルばら』が帰ってきた!?アンドレはどなた?ロザリーは?わくわくしながら配役表をスクロールしていったら…\モンゼット夫人 万里柚美/!?!?!?本...
ご無沙汰しております。3月半ばから怒涛の観劇ラッシュでブログの更新がすっかり疎かになっていました。新着がない間もお越しくださった皆さま、誠にありがとうございます。星組さんの『RRR/VIOLETOPIA』、雪組さんの『仮面のロマネスク/Gato Bonito!!』、そしてOG公演、歌舞伎、能…どの舞台も素晴らしく、大満足の日々でした。余力があれば感想をまとめたいと思いますが、その前に…星組・東急シアターオーブ公演『BIG FISH』...
宝塚歌劇団第110期生の皆さま、ご入団おめでとうございます。記念すべき節目の年に晴れてタカラジェンヌとして産声を上げられましたこと、心よりお慶び申し上げます。無垢な赤子が初めて見るもの触れるものを瞬く間に吸収するように、真っ直ぐに貪欲に芸の道を邁進していかれますよう願っております。>宝塚歌劇団│宝塚音楽学校 第110期生卒業式[2024.3.1]110期生39名の芸名表記を分類入団と同時に、これからの舞台人生を共にす...
180分超えの原作映画『RRR』を、わずか半分の90分に生まれ変わらせた宝塚版『RRR×TAKA“R”AZUKA ~√Bheem~』。しかし、単なるダイジェストには終わりませんでした。時間の制約をものともせず、大胆な割愛と原作の流れを損なわぬ巧みな潤色により「バイ タカラヅカ」の名に恥じぬ新しい『RRR』を生み出したのです。なかでも「上手い!」と膝を打ったのはインド総督府に所属する警察官ロバート(鳳真斗愛)と、その妻ステファニー(...
星組が誇るダンディ御三家といえば、美稀千種さん、輝咲玲央さん、朝水りょうさん。星組のお父さんであり、お母さんでもある組長さん(美稀)。抜群の包容力と巧まざるユーモアの持ち主。星男の総元締めとしてバリバリにキザってらっしゃるときと、慈愛あふれる微笑みで組子を眺めてらっしゃるときのギャップもたまりません。威風堂々たる大物を演らせたら右に出る者のない玲央さん。『ディミトリ』で領土面積史上第二位のモンゴル...