chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
emi
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2016/07/14

arrow_drop_down
  • 10年前の秋

    あなたへ つい最近までは、夏と秋の間を感じていたはずなのに、 ここ最近では、肌寒さを感じる日が増えてきました。 半袖で過ごすには、なんだか寒過ぎて、 思わず長袖のシャツを引っ張り出してきて。 久し振りに長袖のシャツに腕を通せば、 その心地良さに、夏の終わりを感じました。 もう、秋なんだね 袖を通したばかりの長袖のシャツを見つめながら、不意に小さく呟けば、 あなたを見送り初めて迎えた秋の季節が、自然と私の中へと蘇ったのは、 今年の夏で、あなたを見送ってから、 10年というある種の区切りを迎えたからなのかも知れません。 夏の中にも少しずつ、秋の気配を感じ始めれば、 やがて、日に日に肌寒さを感じるよ…

  • 不思議な道案内

    あなたへ え?本当にこの道で合っているの? ナビをセットしたにも関わらず、とてつもなく不安になって、 思わず路肩に停車して、行き先を確認してしまったのは、 今の私がご縁をいただく場所へと通い始めてから、 どれくらいが経ってからだっただろう。 今日の私は、あの日通った不思議な道を思い出していました。 今の私がご縁をいただいている場所は、あまり土地勘のない場所です。 最近では、漸く道を覚えて、私なりのルートも決まってきましたが、 これまでには、ナビアプリを利用しながら、様々なルートを通りました。 きっとその日の交通事情によって、案内してくれる道が異なるのでしょう。 お陰で、様々なルートを知り、 そ…

  • 途中下車の日

    あなたへ え?眠ってた? もう、こんな時間だ! いつの間にかしてしまっていたお昼寝から漸く目が覚めて、 時計を見て驚いてしまったのは、今日の私です。 不思議な流れから今の環境と出会った私は、 これまでには経験したことのないような、 とても早い時間の流れの中を歩んでいますが、 いつの間にか、相当な疲れが溜まっていたのかも知れません。 お昼寝だなんて、いつ振りだっただろうかと、 過ぎてしまった時間に僅かな後悔の気持ちを抱きながらも、 つい先程まで見ていた夢の中を反芻していました。 お昼寝中の私が見ていたのは、あなたの夢でした。 直ぐ隣にあなたがいて、ただただ穏やかな時間が流れた夢の中。 私は、これ…

  • 未来のあの子への贈り物

    あなたへ え?お母さんって、野口英世世代の人じゃないの? もしかして、夏目漱石世代の人? これは、今年のお盆休み中のあの子の言葉です。 明治、大正、昭和、平成、令和。 生まれた年号によって、世代分けをする表現はよく耳にしますが、 あの日のあの子がしたのは、 馴染み深い千円札の人物という視点からの世代分けでした。 相変わらずのあの子の発想力には、笑ってしまいましたが、 あの子がよく知る野口英世の千円札へと変わったのは、 あの子が幼かった頃であることを伝えると、あの子はとても驚いていました。 ねぇ、あなたは覚えていますか。 現在の旧デザインにあたるお札へと切り替わった頃は、 不思議な気持ちがするね…

  • 体験したことのない時間の流れの中で

    あなたへ まじまじとカレンダーを見つめながら、 既に9月の半分が過ぎたことに気が付いて、 思わず驚いてしまったのは、今日の私です。 まだまだ夏を思わせるような暑さを感じるこちら側ですが、 暑さの中にも時折、秋を感じさせるような爽やかな風が吹き、 そして、気が付けば、夜がやってくるのが随分と早くなりました。 今の私が身を置く環境と出会ったのは、梅雨が明けてからのことでしたが、 あれから次の季節を迎えようとしていることに気が付いてみれば、 ここ最近の私に流れる時間のスピードが、どれだけ早いものであったのかを、 改めて、感じることが出来ました。 そう。例えて言うのなら、今の私は、 各駅停車の電車から…

  • 前髪 -2024-

    あなたへ このまま伸びなければ良いのに。 前髪を見つめながら、本気で願っていたのに、 そんな願いも虚しく、私の前髪はいつも通りのペースで伸びて、 遂に前が見難くなってしまいました。 日々、少しずつ伸び続ける髪を見つめながら、 髪に対して、このまま伸びなければ良いだなんて、 こんな願いごとを持ったのは、思えば初めてのことでしたが、 無理を承知の上で、それでも本気で願ってしまったのは、 何度考えてみても、 あなたが切ってくれたに違いない特別な前髪だったからでした。 仕方なく、自分で切った前髪は、今回もまた、 あなたみたいに上手に切ることが出来たけれど、 やっぱり、あなたが切ってくれるそれとは違って…

  • 私が歩む道

    あなたへ あの子が歩む道が真っ直ぐであるように、 私が歩む道もまた、真っ直ぐなのだと、 何の前触れもなく突然に、こんな言葉をくれたのは、 何故だったのでしょうか。 いつも通り、お線香を立てて、 手を合わせながらあなたの顔を見つめた私の中へと、 突然に流れ込んで来たこの言葉が、 あなたがくれた言葉であると、そう確信したのは、 私が歩んで来たこの道が、真っ直ぐだったとは、 ただの一度も、思ったことがなかったからでした。 あなたがくれる言葉は、いつでも不思議です。 曲がりくねっていて、石ころばかりが転がっていて、 決して真っ直ぐに歩んでいるなどとは思えなかったこれまでの私が歩んだ道のりが、 あなたが…

  • 私だけの雷との向き合い方

    あなたへ この夏の私は、もう、 何度くらいあの呪文を唱えたでしょうか。 クワバラクワバラ 新しく手に入れたばかりの呪文を唱えながらも、 想定よりも大きく鳴り響いた轟音に、 思わず飛び上がってしまったのは先日のことでしたが、 それでも心のどこかに余裕が生まれたような気がするのは、 やはり、私が手に入れた呪文が強力な呪文だからなのでしょう。 先日の私は、轟音に飛び上がりながらも、 ふと、笑いが込み上げてきてしまいました。 それは、あなたのお陰なのです。 酷い雷雨に見舞われたあの日の私の中へと蘇ったのは、 我が家のグループラインの中に残されていたあなたが送ってくれた文字でした。 あれは、あなたが一般…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、emiさんをフォローしませんか?

ハンドル名
emiさん
ブログタイトル
拝啓、空の彼方のあなたへ
フォロー
拝啓、空の彼方のあなたへ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用