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ブログタイトル
拝啓、空の彼方のあなたへ
ブログURL
http://www.emiblog8.com/
ブログ紹介文
きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。
更新頻度(1年)

235回 / 365日(平均4.5回/週)

ブログ村参加:2016/07/14

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ハンドル名
emiさん
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拝啓、空の彼方のあなたへ
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拝啓、空の彼方のあなたへ

emiさんの新着記事

1件〜30件

  • KANATA 10

    彼のところに、お供えした物が、 そのまま届いているとは、思わなかった。私は、これまで、 香りが届くとか、そのような形だと考えていた。 どうして早く、言ってくれなかったのだろう。 今日から、アプリで彼と話す前に、コーヒーを淹れることにした。 彼の場所へ、コーヒーが入ったマグカップを置き、 自分の分のマグカップを持って、アプリを開いた。 今日の彼は、右手に、湯気のたったマグカップを持って、 嬉しそうに登場した。 『今日、2杯目のコーヒーだね。』 私は、毎朝、コーヒーをお供えしている。だから、これは今日2杯目だ。 彼の言葉に頷きながら、今日、彼に聞きたいことを纏めた。 昨日、あの子との時間を過ごしな…

  • KANATA 9

    その夜の画面の向こう側の彼は、嬉しそうに笑っていた。 『親父だって。オヤジ!ぷっ!』 今日、あの子が、お菓子をお供えしながら、 小さな声で、声を掛けた時に、 親父と言ったことが、可笑しかったらしい。 彼が亡くなるまでのあの子は、 彼のことをパパと呼んでいた。 そこから、いつの間にか、お父さんに変わり、いつの頃から、親父と呼ぶようになっていた。 どんなに離れていても、あの子の成長と共に、彼への呼び名が変わったことが、嬉しくて、 彼は、私たちが知らないところで、 こうして毎回、笑っていたのだとか。 『成長したんだなぁ。』 嬉しそうに何度も頷いていたかと思えば、いつの間にか、画面の向こう側で、あの子…

  • KANATA 8

    あの子は、この家を出てからも、時々、顔を出してくれる。それは、ひとりになった私を気遣ってのことだろう。あの子のこういう優しさには、本当に感謝している。 今日は、この辺りで仕事があったからと、顔を出してくれた。 あの子は、家に帰ってくると、まずは必ず、彼に手を合わせる。毎回、長い時間、手を合わせるのは、たくさんの話をしているからなのだろう。 いつも通り、今日も長い時間、彼に手を合わせると、 「親父。これ、出張のお土産。 あとで、お母さんと食べてよ。」 そう言って、彼の場所へとお菓子をお供えしてくれた。 「お土産ありがとう。きっと、お父さんも喜んでるよ。」 あの子が座ったところで、一緒にお茶を飲ん…

  • KANATA 7

    彼が側にいる。 それは、彼を見送ってから、 これまでの私も、度々感じてきたことだった。 例えば、泣いている時や、寂しい時には、いつでも、彼の温もりに似たふわりとしたものが側にあった。 彼が最後に話してくれた言葉を反芻する。 あれは、やはり、彼だったのだろうか。 なんの根拠もないその気配に、 彼だという証拠を見つけることが出来ずにいたけれど、彼の言葉を思い返してみれば、 あの気配は、彼だということになるのではないか。 明日、それについて聞いてみようと決めて眠りに就いたけれど、翌日の話題は、別な方向へと流れてしまった。 『ねぇ、ところでさ、 どうして通話の最後に、 いつも、愛してるって言ってくれる…

  • KANATA 6

    『・・・うん。長い間、ひとりにして、悪かった。』 「え?急に、どうしたの?」 一緒に笑っていた彼は、急に真面目な顔をして、本当は、ずっと一緒にいたかったことや、この世を去らなければならない理由があったことを話してくれた。 『俺は、どう頑張っても、あの日が、最後の日だったんだ。なんて説明したらいいか分からないけれど、 お前が知ってる言葉で言うなら、運命だった。でも、ありがとう。 あの子を立派に育ててくれたんだね。』 彼が亡くなってから、自分が生きているのか、死んでいるのか、 分からない日々を過ごしたこともあった。 これまでのことを振り返りながら、 なんだか、涙が止まらないままに、私は、首を横に振…

  • KANATA 5

    翌朝は、いつもよりも早くに目が覚めた。昨日のことを思い出す。あれは夢だったのだろうか。彼の、また明日の声が鮮明に蘇る。 「夢・・・だったの?」 慌てて飛び起きて、携帯電話の画面を確認してみると、 やはり、ロックを解除した右下には、【KANATA】のアプリが入っている。アプリの右上に1の数字がついている。アプリをタップしてみれば、メッセージが表示された。 『今夜、8時に話そう』 これは、彼からのメッセージだ。あれは、夢ではなかったのだ。何処か遠い場所にいる彼が、私にメッセージを送ってくれた。 「あなた・・・」 胸の奥が、ほんの少し擽ったくて、 なんだかニヤけてしまうような、こんな気持ちを、なんて…

  • KANATA 4

    「え?」 画面を凝視したまま、動くことが出来なかったのは、 これが写真ではないと分かったからだ。 何故なら、彼の背景に映るものが、動いている。 見たこともない花が揺れ、彼の後ろを、 ゆっくりと馬が歩いて行ったのが見えた。 瞬きをすることも忘れて、食い入るように画面を見つめていると、彼は、柔らかく微笑み、こちらに手を振った。 そうして、画面の向こう側から、私の名前を呼ぶ声が聞こえた。 開いた口が塞がらない。とは、このことだろう。 あまりの驚きに、返事も出来ないでいると、画面の向こう側から、更に声が聞こえた。『元気だった?』 「・・・あなた・・・」漸く、それだけを呟くと、その後に続いたのは、涙だっ…

  • KANATA 3

    翌日も、いつも通りに、目が覚めた。 「おはよう。」まずは、夫の遺影に、朝の挨拶をするのは、 あの頃から、ずっと何年も欠かしたことのない私の朝の習慣だ。 それから、お化粧をして、身なりを整える。これも、若い頃から変わらない私の習慣。 年を重ねれば、老化はするが、努力を怠ってはならない。夫の年齢を超えた頃から、この想いが強くなったのは、年を取らなくなってしまった夫への、私なりの愛情表現なのかも知れない。 その割には、例えば立ち上がる時には、どっこいしょなどと、いつの頃からか、 こんな言葉が口をついて出るようになってしまった。 近所の友人4人で、お茶を飲んだのは、昨日のことだ。 どっこいしょよっこい…

  • KANATA 2

    亡き夫に手紙を書き始めてから、もう、何年が経っただろう。 夫が亡くなってから、2年が経とうとする頃から、数十年、私はこうして、 夫への手紙を書いては、インターネットに掲載し続けてきた。 きっと、空の彼方にいる夫の元へ、この手紙が届きますように。そんな願いを込めて。 夫が亡くなったのは、あの子・・・夫との間に生まれた息子が、 中学1年生に上がった最初の夏休みのことだった。 あれから、大変なことも、苦労したことも、たくさんあったけれど、あの子が成長していく姿を見守るのは、本当に楽しかった。 いつの頃からか、夢を持ったあの子は、 そこへ真っ直ぐに向かって歩むようになり、自分の夢を叶え、今では、夫の年…

  • KANATA 1

    あなたへ あなたを見送ってから、 これまでの日々のことを振り返っていました。 あの日から、私の歩むスピードは、随分と、ゆっくりでしたが、幸せのカケラを、ひとつ、ひとつ拾い集めながら、自分のペースで歩んできました。 あなたが此処にいてくれたら そんなふうに、たくさん泣いたけれど、楽しかった時間も、笑った時間も、たくさんありました。 あの頃、12歳だったあの子も、今は、立派に大人になり、夢を叶え、自分の居場所を見つけました。 時々、顔を出してくれるあの子は、いつでも幸せそうで、あの子の笑顔を見る度に、私まで、幸せな気持ちになります。あの子が幸せで、本当に良かった。 先日、あの子は、おじいちゃんにな…

  • 秋の肌寒さに

    あなたへ 寝起きの肌寒さに、思わず、長袖の上着を羽織ったのは、 今朝のことでした。 ここ数日のこちらでは、朝晩の肌寒い空気に、 より一層、秋の深まりが感じられるようになりました。 つい最近までは、 エアコンがなくては眠ることが出来ませんでしたが、 ここ数日は、毛布の出番です。 寝苦しさから解放され、ほっと一息を吐きながらも、 私が今、心配しているのは、あの子のことです。 いつの頃からか、夏になると、裸族へと化するようになったあの子。 帰宅すると、ものの数秒ほどで、裸族へと変身するあの子は、 帰宅後から、次の日の朝、出掛けるまで、ずっと裸族です。 これは、あなたの血を引く者の習性なのでしょうか。…

  • 元気に会える日を楽しみに

    あなたへ コロナウイルスに怯えながら生活をするようになってから、 何ヶ月が経ったでしょうか。 緊急事態宣言が解除され、 以前のような生活に戻った人。 自粛生活を心掛ける人。 その生活の仕方は、様々ですが、 我が家では、自粛を心掛けた生活を続けたまま、 離れて暮らす家族や、友人と会うことを避けてきました。 私たちが住むこの辺りでは、近隣に比べて、コロナウイルス感染者数も多く、 連日のように、感染者数の発表があります。 今は、誰とも会わない方が、 大切な人のことも、自分のことも、守ることに、 きっと繋がるのだと考えてきました。 初めは頑張れていた静かな生活ですが、 本当はね、時々、 行きたい場所へ…

  • 永遠の親孝行

    あなたへ 子供はね、3歳までに親孝行をするんだよ 3歳までは、本当に可愛いんだよ 天使だね その後はね、お金だよ 子供が大人になるまでに、いくら掛かるか知ってる? 1000万円以上掛かるんだよ 3歳までに、その可愛さで、一生分の親孝行をしてもらったら、 そこからの親の役目は、お金を準備することなんだよ これは、いつかの先輩の言葉です。 我が子が、 どんなに愛おしい存在であるのかを知ったばかりだったあの頃の私は、 小さなあの子を抱いて、 この可愛さは、3歳までのものなのだろうかと、 真剣に考えたことがありました。 いつか、この愛情が少しずつ薄れ、 今よりも、可愛いと感じなくなる日が来たらどうしよ…

  • 空に描かれた手紙

    あなたへ あなたから、あの子へ宛てた手紙を見返していました。 これは、あの子の部屋の大掃除で見つけた、いつかの幸せのカケラ。 何度読み返しても、やはり、 いつ、どんな時の手紙であったのか、思い出せないままに、 この文字に込められた、あなたの想いをみつめていました。 平仮名が多いのは、きっと、 多くの漢字を知らなかったあの子が読めるように。 あなたが早い時間に帰って来ると、とても喜んで、 玄関まで迎えに行っていた、 幼かった頃のあの子の姿が目に浮かびました。 私は、あなたからの手紙を貰ったことは一度もなかったけれど、 あの頃の私たちには、それは必要なかったね。 だって、私には、 幼かったあの子が…

  • 新しい発見

    あなたへ 高校卒業を機に、髪を伸ばし始めたあの子は、 近頃、ヘアアイロンを器用に使って、 パーマ風の髪型を楽しんでいます。 こんな髪型、どうかな あの子から、突然、パーマヘアの画像を見せられたのは、 数週間ほど前のこと。 どうだろう 全く想像のつかない仕上がりに、 あの時の私は、思わず、言葉に詰まってしまったのでした。 あの子が、ヘアアイロンを使って、 憧れのパーマヘアに挑戦したのは、 夏休みが間も無く終わりを迎える頃のことでした。 真剣に鏡を見つめるあの子を覗いてみれば、 どちらかと言うと、男らしい印象だったあの子が、 可愛らしい雰囲気に変身したではありませんか。 新しい発見です。 想像以上…

  • 秋の気配

    あなたへ 静かな公園を散歩したい 長かった梅雨が明け、連日の青空を眺めながら、 お気に入りの公園の景色を思い浮かべていたのは、 8月に入ったばかりの頃の私でした。 足の痛みに耐えられず、何処へも行けないままに、 今年の夏は、ベランダに出ては、 空を見上げることが多かったように思います。 ベランダの柵に、もたれかかりながら、思い出していたのは、 あなたと過ごした、たくさんの夏の日の思い出。 あなたと一緒に見上げた夏空が、とても綺麗だったこと。 川で水遊びをした日は、 冷たい水が、とても気持ちが良かったですね。 夏の音に混ざって、あの頃の笑い声が聞こえてきそうな気がして、 空を見上げたままに、耳を…

  • 最後の我儘

    あなたへ あなたに最後の我儘を言ったのは、 夢の中でのことでした。 あれは、あなたを見送り、間も無くの頃のこと。 夢の中のあなたに、 まだこっちに来てはいけないと諭され、 あなたの側へ行くことを諦めた私は、 あなたに我儘を言ったのでした。 それなら、夢の中で、時々、家族3人で過ごしたい と。 あの夢は、 これは夢であると知りながら、 あなたと話をする、とても不思議な夢でした。 あなたを見送ってからの、手帳を見返してみれば、 そこには、 夢の中で、あなたと過ごした思い出が、たくさん詰まっています。 家族3人で過ごした思い出や、 あなたと2人きりで過ごした思い出。 どの時間も、あなたと過ごした大切…

  • 普通に歩ける素晴らしさ

    あなたへ 足を怪我しました こんな手紙を書いたのは、5月のことでしたね。 痛みが引いては、また痛くなる。 そんなことを繰り返しながら、 裸足であれば、痛みはないけれど、 靴下や靴を履くと、激痛が走ることが当たり前の毎日へと変わっていったのは、 いつの頃からかだったでしょうか。 春を過ぎ、梅雨になり、夏を迎えても、状況は変わらずに、 一歩、外へ出れば、 左足を引きずるようにして歩いていた毎日でしたが、 そんな不便な生活の終わりを迎えたのは、昨日のことでした。 庇っている場所ばかりをぶつけてしまうのは、 意識しすぎる故なのでしょうか。 ここまでの経緯について、 文字で表現すれば、痛々しい言葉ばかり…

  • 誓いの言葉

    あなたへ 病める時も 健やかなる時も 富める時も 貧しき時も 妻として愛し敬い 慈しむ事を誓いますか これは、私たちの結婚式の時の、誓いの言葉。 あの日、私の右側から聞こえたあなたの声は、 今、思い出しても、なんだか笑ってしまうくらいに、 とても大きな声でした。 はい、誓います と。 部屋に飾ってある結婚式の写真を、まじまじと眺めながら、 あの日のあなたのことを思い出していました。 参列してくれた友人たちと一緒に撮った写真や、 あなたと2人で笑い合う写真。 どの写真も、幸せに溢れた時を切り取った、素敵な瞬間。 お気に入りの写真たちは、あの頃よりも、 随分と、色褪せてしまったけれど、 あの日のあ…

  • 今できる今度の約束

    あなたへ お盆が明けて、 そちら側へ帰ったあなたの楽しそうな様子を思い浮かべたのは、 昨年のお盆が過ぎた頃のことでした。 お盆のお土産をみんなで持ち寄って、 『お盆明けのパーティ』 そんなイベントがあるかも知れないなって。 あの日の私は、浮かない気持ちで空を眺めていたけれど、 そちら側での、あなたの楽しそうな様子に想いを巡らせながら、 いつの間にか、元気になっていたのでした。 あの日の手紙に書いた、 あなたへの今度の約束を覚えていますか。 来年のお盆は、地域限定のお菓子を準備して、 あなたをお迎えしなくちゃ って。 約束通り、今年の私は、 あなたが好きだったお菓子の他に、 地域限定のお菓子を準…

  • 盆明けの日の温もり

    あなたへ 昨夜の、少し遅い時間のことでした。 あの子と他愛もないお喋りをしていると、 突然にあの子が言いました。 あれ?お線香の匂いがする って。 私は、お線香の匂いを感じることはなかったけれど、 あの子の言葉のすぐ後に、背中がとても温かく、 あなたによく似た気配を感じました。 お線香を焚いていないのに、微かにお線香の香りがするのも、 突然に背中が温かくなるのも、 そちら側にいる大切な人が、すぐ側にいる証であると、 こんな言葉を見つけたのは、いつのことだったでしょうか。 お盆最終日だった昨日。 例年通り、いつの間にか、あなたの気配はこの家から消え去り、 あなたは、また今年も、 そっと帰ってしま…

  • 静かなお盆

    あなたへ 今年のお盆も、帰って来てくれて、ありがとう。 今年の我が家は、どうでしたか。 ゆっくりと、寛いでくれたでしょうか。 お盆初日から、連日に渡り、 見上げた空には、龍に似た形の雲を見つけました。 それは、 その姿が見えなくなってしまった代わりに、 帰って来たよって、 そんなあなたからのメッセージにも見えました。 おかえりなさい そう呟いた私の声は、 あなたにも、聞こえていたでしょうか。 今年は、コロナウイルスの影響により、 毎年、楽しみにしていた花火大会は、中止に。 また、コロナウイルス感染者数増加により、 お盆のお参りも、遠慮することにした我が家では、 とても静かなお盆休みでした。 今…

  • コトバ -幸せな人-

    私は とても幸せな時間を知っている 好きな人が出来たの 友人にそう報告する直前の 胸の奥が擽ったい瞬間を知っている 好きな人からの連絡を待つ時間は なんだかソワソワと落ち着かなくて 着信音が聞こえた時には ほんの少しだけ胸の奥がキュッてなる そんな瞬間を知っている 好きな人を想う時に感じる あの ふわふわした時間を知っている 好きから 愛に変わりゆく時間を知っている 好きな人が自分を好きになってくれることも 愛する人が自分を愛してくれることも 奇跡だと思う 愛する人と家族になり 小さな命が生まれた 愛する人との子が どんなに可愛いかを知った 愛する人と一緒に 我が子の成長を見守りながら 深まる…

  • お盆 -2020-

    あなたへ 甘い缶コーヒー 炭酸飲料 お菓子 特に、チーズ味のスナック菓子と、 アーモンドが入ったチョコレートは外せませんね。 そうそう、海老の絵が描いてある、あのお菓子も、好きでしたね。 それから、 先日約束していた、大きい缶に入ったパイナップルの缶詰。 フルーツの盛り合わせ アイスクリーム これは、今日の私の心の声。 今日の私は、仕事帰りに、スーパーで、買い物をしながら、 あなたが好きだったものを、たくさん、カゴに入れました。 あなたが喜ぶ顔を思い浮かべながら、買い物をしていたらね、 なんだか、買い過ぎてしまいました。 だって、あなたが帰って来てくれるんだもの。 明日から、お盆に入りますね。…

  • コトバ -カウントダウン-

    7 6 5 4 3 2 1 0 これは誰にも話したことのない 8月8日で止まるカウントダウン 私の中に このカウンターが設置されたのは 彼が亡くなった翌年のことだった カウントダウンが始まると 私にまとわりつく夏の暑さに 息が出来なくなるような苦しさを覚える 目の前で心臓が止まりかけた彼に 何も出来ないまま 泣きながら ただ彼の名前を呼び続けるしかなかったこと 彼が息を引き取った日のことや 彼が息を引き取ってからの 自分が生きているのか死んでいるのか よく分からない時間を過ごしたこと 私の中に 勝手に設置されてしまったカウンターの音は ご丁寧に この人生の中で一番辛かった あの頃の時間を 鮮明…

  • あの頃のあなたに逢いに

    あなたへ 昨日のあなたの命日は、 あの子と2人で過ごしました。 昨年も、一昨年も、あなたの命日には、家族で過ごす日として、 あの子と2人で、外出をしましたが、 今年は、コロナウイルスの影響から、家の中で過ごすことにしました。 何をしようか こんなあの子の言葉に、 あなたの声を聞いてみようと誘ったのは、私の方からでした。 あなたの声を思い出せないと話してくれたのは、 高校1年生の頃のあの子。 ビデオカメラの中に、 あなたの声が入っていることを知りながら、 なかなか再生する勇気を持つことが出来ないままに、 此処までの道のりを歩んで来た私ですが、 あの頃のあなたに逢いに行くのは、 きっと今なのだと、…

  • あなたを想う日 -2020-

    あなたへ いつもよりも早くに目が覚めた私は、 朝から空を見上げながら、 あなたのことを想っていました。 あなたを見送ってから、今日で6年が経ちました。 私にとって、この6年間を、 もう、と表現すべきなのか、 まだ、と表現すべきなのか、 相変わらずに、 あなたが此処からいなくなってしまった日々に対して、 どう表現したら良いのかも分からないまま、 今日を迎えました。 今年は、七回忌という大切な節目を迎えるにあたり、 あなたの場所の棚を、買い換えました。 これまでの私は、 あの頃、急遽、準備した、あなたの場所の棚が、 少し、サイズが小さいと知りながらも、 明確な理由も見つからないままに、 あなたの場…

  • コトバ -夏の音-2020

    今年もまた夏が来たよ 待ちわびた青空を見上げながら 空の彼方にいる彼に 夏の始まりを報告する 梅雨明けの太陽が やけに眩しく感じたのは ずっと 雨や曇り空ばかりを眺めていたせいだろうか 夏の音を聞きながら 目を閉じると 彼と出会った最初の夏から順番に 夏の記憶を呼び起こした 初めて出会った夏 2番目の夏 3番目の夏 そして 4番目の夏 あの夏は 彼と2人きりで過ごす 最後の夏だった まだ膨らみのないお腹に 優しく手を当てて 嬉しそうに微笑んだ彼の姿 この子はね 男の子だと思うよ なんの根拠もないままに そんな話をする私の声に 優しく頷いてくれた彼の笑顔 夏の音を聞きながら 蘇ったのは あの夏に…

  • 短い夏休み

    あなたへ 夏休み、お盆だけになるかも知れないんだって あの子から、こんな話を聞いたのは、 学校への登校が始まり、間も無くの頃のことでした。 コロナウイルスの影響により、入学式もないままに、 オンライン授業から始まった、専門学生としての新しい生活。 長かった春休みが明け、 漸く、学校への登校が始まると、 授業が追いつかずに、 夏休みが取れない可能性があるとの説明があったようでした。 何度か、土曜日にも授業が行われ、 ハイスピードで授業を進めながら、 2週間の夏休みが取れることに決まったのは、先日のこと。 幸いにも、学校生活を、とても楽しんでいるあの子は、 短い夏休みに、特に不服はないようです。 …

  • あなたの場所

    あなたへ ねぇ、あなた これ、気に入った? 素敵だよね 色合いも、大きさも、高さも、全部、丁度いい きっと、あなたも、気に入ってくれたよね 先日からの私は、 何度、あなたにこんな言葉を掛けたでしょうか。 七回忌の法要を、行わないと決断した私たちですが、 節目でもあるこの機会に、 あなたの場所の棚を、新しく、買い換えようと思い立ちました。 連日、パソコンに向き合いながら、 あなたの場所の棚探し。 大きさも、高さも、丁度よく、デザインも、素敵なものがいい。 だって、これは、あなたへの贈り物なのだから。 特に、高さは大切。 あなたの遺影は、私たちが座った時の目の高さと、同じでなくてはなりません。 だ…

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