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2016/07/14

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  • 台風の本当の爪痕

    あなたへ 先日の台風の翌日の私は、危険な場所と遭遇することもなく、 安全に外出をすることが出来たと、こんな報告をしましたが、 あれからの私は、実はこの辺りにも、大きな被害があったことを知りました。 あの辺り一帯は、冠水が酷過ぎて、大変だったらしいよ。 こっちの方は停電したのよ。もう、あの日は大変だったんだから。 知ってる?あの辺りでは、大きな木が倒れたらしいよ。 今回の台風によって、日常が大きく乱されることがなかった私の中では、 既に過ぎ去った過去の出来事と位置付けられるまでに、 そう時間が掛かることはありませんでしたが、 そんな中で、ポツリポツリと、台風による被害の噂が、私のところまで届き始…

  • 私の結論

    あなたへ えぇ?嘘でしょう?覚えてないの? 去年、話してくれたじゃん! こんな私の声に、暫く沈黙したあの子は、漸く、 あぁ!あれか!そうだった、そうだったと頷いて、 また私たちの会話は再開したのでした。 今日の私が振り返っていたのは、このゴールデンウィーク中のあの子と、 この会話をした日のことでした。 あの日の私が、覚えていないのかとあの子に聞いたのは、 あの子の日常の中で起こった衝撃的な出来事についてでした。 いつかの電話の向こう側。 あの子の身の回りで起こったその出来事を、話してくれた日があった筈なのに、 あの子はそれを覚えていなかったのです。 その物事が起こってからは、確かにそれなりの時…

  • 世界と世界のあいだで

    あなたへ 例えば、家事をしながら。 そして、眠る前のゲーム時間にも。 何かをしながら、動画を聞き流すというスタイルへと変わったのは、 いつの頃からだっただろう。 特に、忙しさの中に身を置くようになったここ最近の夜の私にとって、 ゲームを楽しみながら動画を聞くことが、癒しのひとときでもありました。 それなのに、何故なのでしょうか。 ここ最近の私は、これまで好んでいたはずのジャンルの動画に、 ワクワクしなくなり、聞いていても、面白さを感じなくなってしまったのです。 なんだか違うなと、違和感のようなものを感じては、 お勧めに上がる動画へと変えてみたりもしますが、 それでもなんだか、しっくりと来ない。…

  • 台風一家と子ヤギ

    あなたへ 今日のこちらでは、朝から曇り空が広がりました。 台風一過の青空とはなりませんでしたが、曇り空の下、 風もあまりなく、穏やかさを感じた1日となりました。 台風が去った後というのは、ニュースなどにはなってはいないけれど、 実は木が倒れ掛かっていたりして、 予期せぬ危険な場所に遭遇してしまうこともありますが、 今日の私は、そのような場所を見つけることもなく、 元気に、そして安全に、朝から外出することが出来ました。 そう言えば私は、子供の頃、台風一過を、 台風一家だと思っていたなと、ふと、こんな記憶が蘇ったのは、 今日が、思っていたよりも、穏やかな日だったからなのかも知れません。 テレビから…

  • 台風が通過する様子を見つめながら

    あなたへ 台風の接近により、災害級の大雨が予想されると、 ここ最近のこちらでは、こんな声が聞こえていました。 台風が来るんだってねと、雑談の中にも、 台風に関することが多く話題に上がっていたような気もしています。 今日のこちらでは、台風に伴う大雨が降りました。 偶然にも外出の予定がなかった今日の私は、 家の中から、窓の外ばかりを気にしながら、1日を過ごしていました。 普段は聞くことのないような強い風の音。 大きな雨粒が鳴らす音。 今日の私が、いつもとは少しだけ違う視点から、それらを見つめていたのは、 先日の私が偶然目にした言葉があったからだったのかも知れません。 インターネットを使って、調べ物…

  • 『ふ』

    あなたへ なんだか、心が重いような気がしていたのは、ここ最近の私です。 忙しない日々の中を歩んでいても、私の心の真ん中には、 あなたが持たせてくれた目標をしっかりと置いて。 日々、私にとっての前をちゃんと確認しながら、歩み続ける私ではありますが、 忙しない日々を送るということは、 心の中もまた、忙しなくなってしまうものなのでしょうか。 夏のような暑さを感じれば、自然と元気になってしまう私でありながら、 不意に気を抜いた瞬間には、ため息が漏れ出てしまったり。 しっかりと前を見据えながらも、 次の瞬間には、ネガティブな気持ちを見つけてしまったり。 此処までの歩みの中で集めた視点や、やり方を駆使して…

  • 私だけの形

    あなたへ 棚の中をゴソゴソと、探しものをしていたのは、先日の私です。 それなのに、どこを探しても、ない! どこに仕舞ったんだったかなと、 あの日の私が捜索し続けていたのは、保冷バッグです。 ここ最近のこちらでは、夏を思わせるような暑さを感じられるようになりました。 夏が大好きな私にとっては、テンションが上がってしまう日々でもあるのですが、 ちょっとですね、保冷バッグが必要になったのです。 家に幾つかあった筈だからと、あの日の私は、 棚の中を捜索していたわけですが、思えば、ある筈がありません。 だって私。全部、捨てました。 あの子の巣立ちを間近に控えた頃から、とても大掛かりな大掃除を始めたあの頃…

  • 答えに辿り着くことの出来ない疑問

    あなたへ 人ってさ、どうして眠るんだろう 寝る時間って、必要ないよねって考えていたらさ 夜中の0時になったから、うどんを茹でて食べたの だって、お昼の12時には、ご飯を食べるでしょう? 夜だって、ちゃんと食べれば、眠らなくても動ける筈だって思ったの で、そうしている間に、3時になったから、おやつにお煎餅を食べてみたの こんな友人の言葉に笑っていたのは、丁度、 大人になることは、きっとつまらないことなのだと考えていたあの頃のことでした。 不意にあの頃の友人の言葉が蘇ったのは、昨夜の私が、 夜更かしをし過ぎてしまったせいなのかも知れません。 時計を見て、驚いて、慌てて寝る支度を整えることにしました…

  • 死別は美化される

    あなたへ 死別は美化される。 不意に目に飛び込んで来たこの言葉が、私の感情を大きく揺さぶったのは、 あなたを見送ってからの私が向き合っていたあの感情を、呼び覚ましたからでした。 亡くなった人は美化される。 私がこんなニュアンスの言葉を知ったのは、まだ子供の頃のことだったのか、 または、大人になってからのことだったのか。 その記憶は曖昧だけれど、いつの頃からか知っていたこの言葉は、 きっと本当なのだろうと思っていました。 大切な誰かを失った後は、その人との良い思い出だけが、 美しく彩られた形で胸の中へ残るものなのだろうと、 漠然と、私の中に、こんなイメージが出来上がっていたのは、 こうして改めて…

  • 実は幸せなこと

    あなたへ あの子との楽しかったゴールデンウィークが終わりを迎え、 自分の目の前に続く道を歩み出した私は、 以前よりも、なんだか忙しない日々を過ごしています。 それでも、なんとか上手くバランスを取りながら、 自分のペースも掴めて来ていた筈だったのに、 何故だか、大きくバランスが崩れてしまったのは、先日のことでした。 上手く進めることの出来ない物事に足を止めて、悩んで、考えて。 そうしている間に時間が経って、 折角、出来上がりつつあったリズムも大きく狂いました。 数日を掛けて体制を整え直して、漸くまた私は、 自分のペースへと戻ることが出来ましたが、 ホッと胸を撫で下ろすと共に、なんだか急に、疲れを…

  • あの夏の私に教えたいこと

    あなたへ 人間の手には力があるのだと、こんな不思議な話を耳にしたのは、 偶然、目に飛び込んで来た動画を、何気なく再生したことがきっかけでした。 どうやら、人の手のひらからは、実はエネルギーが出ているのだとか。 なんだか怪しげな話であるような気もしないでもないけれど、 確かに、手のひらを使った療法が存在していることは知っています。 私には、興味のない分野であるため、それについての知識は、全くありませんが、 きっと、特別な力を持つ方の療法なのであろうと、 その世界については、こんな印象を持っていました。 ですが、動画から聞こえた声は、こんな私の考え方を否定したのです。 特別な人だけが、それを出来る…

  • 昨夜の私は、子鹿だった筈なのに

    あなたへ ヘタレな自分を脱ぎ捨てることが出来たあれから、1週間が経ちました。 頑張った私へのご褒美とも言える筋肉痛も、 いつの間にか、すっかりと消えてしまいました。 寂しいです。 自分を追い込む、ということが、どのようなことであるのかが分かった私は、 昨夜、更に自分を追い込むという覚悟を決めて、筋トレへと望みました。 前回は、腹筋を追い込みましたので、 今回は、大臀筋を追い込む、ということへ挑戦したのです。 いつもよりも長い時間を掛けたトレーニング中には、何度も根を上げそうになったし、 自分で自分を追い込みながらも、 もう無理!助けて!と、自分自身へ懇願するという、新たな思考も生まれました。 …

  • 左にウィンカーを出す勇気がないままに

    あなたへ 信号の待ち時間。 左手に見えた細い道を何気なく眺めながら、 ここを曲がったら、何処に行くのだろうかと、 こんなことをぼんやりと考えていたのは、今朝の私です。 通り慣れた道から見えるいつもの景色でありながらも、 今朝の私は、やけにあの細い道の続きが気になって。 こんなふうに気になったのなら、きっとあなたは迷わずに、 ここを曲がってみるんだろうなと考えながらも、 私は、左にウィンカーを出す勇気がないままに、 信号が青へと変わるまでの間、真っ直ぐに続く細い道を眺め続けたのでした。 やがて、信号が青へと変わって、変わり映えしない景色の中を走りだせば、 不意に蘇ったのは、 あの場所を曲がれば、…

  • 特別なゲーム

    あなたへ なかなかゲームをクリアすることが出来ずに、 思わずあなたの名前を呼んだのは、ゴールデンウィーク前のことでしたが、 あれから間も無くの私は、無事にゲームをクリアして、 次のステージへと進むことが出来ました。 ゲームをクリア出来た時に見える、おめでとう、の文字を見つめながら、 あれ?そう言えば、と、不意に思い出したのは、 いつかの私が、なんとなく感じた、このゲームと、私の人生との関係性でした。 例えば、もう少しで何か新たな視点が見つかりそうな時や、 点と点が、線で結ばれそうな気がするのに、なかなか繋がらない時。 人生の中には、時に、こんなふうにモヤついた気持ちのままで、 日々を歩むことも…

  • 梅雨のはしりの中で

    あなたへ 梅雨のはしり。 ここ数日のこちらでは、こんな言葉を何度も耳にするようになりました。 ほんの少し前までは、急に気温が上昇して、 夏を思わせるような暑さを感じていましたが、ここ数日は、雨続き。 気温も下がって、肌寒くて。 今年もまた、こんな時期が来たのだなと、 ゆっくりと静かに移り変わる季節を胸に留めるように、 傘を広げながらも、ここ数日の私は、何度、雨を降らす空を見上げただろう。 本格的な梅雨入りは、まだもう少し先なのでしょうが、 今年の私が、梅雨のはしり、という言葉を胸に留めたままであるのは、 今年の梅雨が、どのような梅雨であるのかが、 なんだか気になっているからなのかも知れません。…

  • やっぱり白状することにします

    あなたへ ポイントカードを使う度に、これは恥ずかし過ぎて、 あなたには言えないなと考えていましたが、 やはり白状してしまおうかなと、不意にこんな気持ちになったのは、 恥ずかしさと共に、罪悪感のようなものを感じていたからだったのかも知れません。 実は、あなたに隠していたことがあります。 ポイントカードを取り忘れてしまったと、こんな手紙を書いたのは、 丁度、人間の成長期、真っ只中にいた私でした。 お財布の中に、 ポイントカードが入っていなかったことで発覚した筈のあの出来事ですが、 実はですね。 やっぱり、あったようなのです。私のお財布の中に。 ポイントカードが。 いつも通りの動作とは、実に不思議な…

  • メロンパンに埋もれたあなた

    あなたへ あなたへ手を合わせながら、思わず笑ってしまったのは、 あなたの場所へと積み重なったメロンパンが、なんだか、可笑しかったからでした。 要冷蔵、または、要冷凍でない限り、そして、 調味料なんかではない限り、なんでもあなたの場所へお供えする私は、 買って来たばかりのメロンパンも、 当たり前に、あなたの場所へとお供えしたわけですが、 なにも同じ種類のパンであるのなら、 ひとつだけお供えすれば良かったのかも知れないと、後になってから気が付きました。 でも、あなたがメロンパンに埋もれている様子が、 なんだか面白かったので、今回は、そのままにしておきました。 あなたの場所に積み重なるメロンパンたち…

  • ヘタレな自分を脱ぎ捨てて

    あなたへ やっと・・・やっとです! 今日の私は、この上ない達成感を味わっております。 遂にですね、待ち望んでいたものが、やって来たのです。 筋肉痛です。 私は遂に、ヘタレな自分を脱ぎ捨てることが出来たのです。 笑えば腹筋が痛くなり、そして、屈めば腹筋が痛くなり、 立ち上がる瞬間も、やっぱり腹筋が痛くなる。 要するに、何をしていても、腹筋が痛いのです。 嗚呼、コレですよ。コレ。私が待ち望んだ快楽は。 もう、今日の私は、腹筋がバキバキに割れた気分で、1日を歩みました。 最高でした。 筋肉痛を欲するようになったあれから、ここまでを振り返ってみれば、 思えば長い道のりでしたが、 今回、覚悟を決めたこと…

  • 決死の覚悟を胸に迎えた夜

    あなたへ よし。今夜だ。 今夜、決行する。絶対にだ。 こう心に強く決めて、今日を歩んだ私は、今夜、遂に決行しました。 何を?って、筋トレを、です。 筋肉痛を欲するようになった私は、 とてもキツいトレーニング法と出会うことが出来た筈なのに、 なんか思っていたのとは違うやつが来て。 あれからも様々なトレーニング法を模索し続けて来ましたが、 相変わらずに、私が望むものは、やっては来ませんでした。 最近さ、筋肉痛になれないんだよね 結構、頑張っていると思うんだけどさ ジムへ行った翌日に、 筋肉痛が与えるあの快楽に恍惚とするあの子にこんな話をしたのは、 このゴールデンウィーク中のことでした。 そのキツい…

  • ある種の死

    あなたへ 不意に私の耳に届いたのは、睡眠と死を重ね合わせた考え方でした。 あれは、あなたと出会う前だったのか、それとも、出会ってからだったのか、 思えば、随分と昔にも、同じような言葉を耳にしたことがあったかも知れないなと、 記憶を辿りながらも、耳に届いたばかりの言葉は、 まるで初めて見つけた視点であるかのように、 特別な色を放つと、私の中へと留まりました。 眠っている時間は、ある種の死を意味しているのだと、 こんなニュアンスの言葉が、耳を素通りすることなく、 今の私を妙に納得させたのは、いつかの私が、 実は人は、目が覚めている間しか、この世界に存在していないのかも知れないと、 こんな視点を見つ…

  • 寝不足なままで過ごした日の話

    あなたへ え?これは何?と、 まじまじと車のフロントガラスを見つめたのは、先日の夕方のことでした。 信号の待ち時間、何気なく、 フロントガラスに焦点を合わせた私の目に留まったのは、僅かな白い線でした。 不意に見つけてしまったそれは、 私に今年の始まりのあの事件を思い出させると、 そのまま鬱々とした気持ちにさせたのでした。 運転中であるが故に、その白い線の正体を確認することが出来ないままに、 まさか、また傷が付いているの? またガラスの交換なの?と、悪い妄想がどんどん膨らんでしまったのは、 あの日の私が、寝不足気味であり、そして、 とても疲れていたからだったのだと思います。 ネガティブな気持ちの…

  • 知らない間に変わってしまうもの

    あなたへ ねぇ、あなた。 人は毎日、何気なく言葉を話すけれど、 使う言葉にもまた、歴史があるんだね。 普段、何気なく話す言葉についてを考えてみたのは、 此処から巣立ったあの子が使う言葉が、思えば随分と変わったなと、 こんな視点から、あの子の成長を見つめたことがきっかけでした。 流行り廃りの言葉、というものもあるけれど、 それぞれが身を置く環境に合わせて、 使う言葉や選ぶ言葉もまた、様々に変化し続けて行くものなのでしょう。 12歳だったあの子が話す言葉と、24歳のあの子が使う言葉が異なるように、 あなたの隣で笑っていた頃の私もまた、自分ではそうとは気付かぬうちに、 使う言葉が様々に変わったのかも…

  • ヒラヒラが主張しているあの感じ

    あなたへ キャラメルを買っておこうと考えながら、 キャンディコーナーを眺めた私の目に留まったのは、初めて見たキャンディでした。 とても気になって、思わず手に取ったのは、どちらかと言うと、 それがキャラメル味の系統だったからなのかも知れません。 今回は、こっちにしようと迷わず買い物カゴの中へと入れて。 いつも通り、先ずはあなたにお供えしてから、 買ったばかりのキャンディを開封してみることにしたのですが。 袋を開けて、中身を見た瞬間に、思わず、 やった!と呟いてしまったのは、その包み紙にありました。 キャンディやチョコレート。 小さなお菓子が個包装されている時って、 小さな袋に入っていて、それを破…

  • 最近よく思い出す彼のこと

    あなたへ ここ最近の私は、何故だか、6歳年上だった彼のことを、 頻繁に思い出すような気がしています。 何気ないやり取り、彼の笑い声。 こうして改めて振り返ってみても、彼との時間はいつでも穏やかで、 特に強いインパクトのある会話は何もないけれど、 それでも、私の中には、何度でも、彼との穏やかだった会話の数々が蘇るのです。 どうして最近、爺のことばかり、思い出すのだろう 思わず、小さな声で呟けば、不意に見つけたのは、 彼もまた、我が子が大人になる姿を、直ぐ側で、見守ることが出来ないままに、 この世界を去らなければならなかった人であったのだと、 こんな、あなたとの共通点にも思えるような視点でした。 …

  • 架空ではない請求

    あなたへ そうだった 気になるメールが届いていたのだと、 改めて、携帯電話に届いたメールを開いてみたのは、昨夜のことでした。 内容は、利用料金の請求に関するもの。 メールの送信元は、私がよく知るサービスでありながらも、 何の請求であるのかが、全く思い浮かばないままに、 疑いの眼差しを向けながらも、長い間、メールを眺めてしまったのは、 それが本物であるような気もしていたからでした。 でも、私に、思い当たる支払いの予定はありません。 添付されたリンクを開けば、何の請求であるのかが、直ぐに分かるようでしたが、 疑いの眼差しを向けていた私は、リンクを開くことが出来ないままに、 もう一度、忘れていた支払…

  • あなたに伝え忘れていたこと

    あなたへ あっ、そうだ そうだった 私は、あなたに伝えたいことがあったのだと、 思わず小さく呟いたのは、昨夜の肌の手入れをしている時間のことでした。 そう。このゴールデンウィーク中の私は、 あの子の成長とも、変化とも呼べる姿を見つけたのです。 ねぇ、あなた。 このゴールデンウィークのあの子は、 お風呂上がりに何をしていたと思いますか。 なんと、パックですよ! パック! 今年度から部署が変わり、これまでよりも、人前に出る機会が増えたあの子は、 お肌を整えて、万全の状態で人前に出ることを心掛けているのだそうです。 パックをする私の姿を見て、 パックお化けだと笑っていたあなたの隣で、 一緒になって私…

  • 私が囚われていた幻想

    あなたへ 私が筋トレを始めてから、1年が過ぎました。 今日も筋肉チェックの時間を楽しみながら、 人って、何歳からでも変わることが出来るのねと、思わずこんな言葉を呟けば、 自然と蘇ったのは、過去の自分の姿でした。 思えば私は、幼い頃から、運動が得意ではなくて、 誰にも言えなかったけれど、実は、運動会も苦手でした。 走るのは遅いし、球技も苦手。 跳び箱も、ちょっとアレだし、縄跳びも、なんだかアレだし、 色々と、なんだかアレな私にとって、運動が得意な子というのは、 いつでもキラキラと輝いて見えていました。 私とは、別世界に住んでいる子。 あの頃の私には、運動が得意な子が、そんなふうにも見えていました…

  • 我が子が卒業する姿

    あなたへ おしゃぶり 抱っこ 手を繋ぐこと 眠るまで本を読んだ時間 私たちを、パパ、ママ、と呼ぶことをしなくなったこと あの子が生まれた日から、いつの間にか、 あの子が自ら卒業して行った物事を振り返っていたのは、 今回のあの子のゴールデンウィークの帰省中のことでした。 毎日、毎日、あの子の成長を直ぐ側で見守っている筈なのに、 それでも私たちの中では、何度でも、 いつの間にか、という言葉は繰り返されて行きました。 ほんの少し前までは、当たり前だった抱っこを嫌がるようになって、 手を繋ぐことをしなくなって。 少しずつ、少しずつ、当たり前だったものから卒業して行くあの子の姿を、 あなたは覚えています…

  • 今、あなたと真剣に語り合いたいこと

    あなたへ いつからだっただろう。 近頃の私は、とてもはっきりとした夢ばかりを見ているような気がしています。 それはどれもが長い夢で、必ず、しっかりとしたストーリーになっていて。 見たばかりの夢の中の反芻することが、 ここ最近の私の朝の日課ともなっていますが、 こうもはっきりとした夢ばかりを見ていると、やはり、眠っている間というのは、 此処ではない別な世界へ出掛けているのではないかと、 いつかの私が考えてみたこの説が、 私の中では、いよいよ濃厚となって来ているのです。 睡眠時間には、ノンレム睡眠と、レム睡眠があり、 レム睡眠と呼ばれる浅い眠りの時に見た夢を、鮮明に覚えているのだと、 こんな科学的…

  • 私の遺影に使う写真

    あなたへ 自分の遺影に使う写真についてを漠然と考えてみたのは、 あなたを見送ってから、どれくらいが経ってからのことだっただろう。 なんて、こんな話をしたのなら、あなたはきっと、 何を言ってるの?って、笑うのだろうけれど、 知っていることと、実際にそれを経験したことがあるのとでは、きっと違う。 こうして振り返ってみれば、あなたを見送るという経験を通して、 遺された側が、どんな時間を過ごさなければならないのかを知ったから、 考えてみたことでもあったのだと思います。 だって、私の写真が遺影の中に収められるということは、 あの段取りを、あの子がひとりでやらなければならない可能性だってあるもの。 もしも…

  • あの子のゴールデンウィーク終わりの日 -2026-

    あなたへ 今回のあの子のゴールデンウィークの帰省は、 帰宅早々に、あの子の仕事用の電話が鳴り響いたところから始まりました。 忙しそうだねと声を掛けながら、 通話を終えたばかりのあの子にコーヒーを差し出して、 漸く、お喋りを始めれば、また電話が鳴って。 普段のあの子が、どれだけ忙しい日々の中を歩んでいるのかを、 知ることの出来たゴールデンウィークとなりました。 今回のあの子の帰省では、 パソコンに向き合うあの子の姿なのか、 または、楽しげに外出するあの子の姿なのか。 主にその2種類であり、家でのんびりと寛ぐあの子の様子は見られなかったけれど、 それでも今回のゴールデンウィークの中にも、お喋りに花…

  • 天国に降る花

    あなたへ 亡くなった人を想うと、天国に花が降るらしい。 私がこんな言葉を見つけたのは、いつの頃のことだっただろう。 いつかの私が見つけたこの視点は、 私を、どこか穏やかな気持ちにさせてくれたと同時に、 花というのは、実は、 そちら側と繋がる特別な何かでもあるのかも知れないなと、 こんなふうにも考えさせてくれるものとなりました。 そちら側に花が降るのだと言うのなら、 実は花は、元々、そちら側に存在していたものでさ。 そちら側が、私たちの本当の故郷だとするのなら、 故郷を忘れないように、この世界には、たくさんの花が咲くのかも知れないなって。 思えば人は、その姿でこの世界に存在する最後の日を迎えると…

  • ボヤけた輪郭のままで

    あなたへ 過去のひとつひとつの出来事が、不意に線で結ばれてみれば、 それはやがて多面性を持ち、全く別な視点が見えて来る。 これまでの私の中では、幾つくらい、 こんなふうに、過去の出来事同士の繋がりを見つけて来たでしょうか。 いつでも不意にやって来るその時を、新たに迎えたのは、 あの子の帰省を間近に控えた頃のことでした。 不意に結ばれた点と点。 そこから見えて来た新たな視点。 それらを見つめてみれば、今の私が必要とする何かが見つかるような気がするのに、 その輪郭はボヤけたままで。 あと一歩というところで、考えることを辞めたのは、 あの子との非日常生活の始まりの時間がやって来たからでした。 目の前…

  • 今の私が感じる時間の流れ

    あなたへ 食事の支度、洗濯、ジムへの送迎。その他、色々。 いつでも忙しなさがついて来るのが、あの子と過ごす時間でもありますが、 今回に限っては、なんだか、 のんびりと過ごせているなと感じることが出来ているのは、 ここ最近の私が過ごしていた時間が、 それを上回る時間でもあったからなのかも知れません。 ベランダに出たついでに、ボーッと空を見上げてみたり、 何かの合間に、既に見慣れている筈の景色を、窓から眺めてみたり。 何気ない時間でありながらも、ここ暫くの私は、 そんな時間すら取れずに歩んでいたのかも知れないと、 今日の私は、此処から見える景色を眺めながら、こんなことを考えていました。 あの子と過…

  • 楽しみにしていた時間の中で

    あなたへ 昨日の私は、朝から大忙しでした。 何故なら、昨日は、 あの子のゴールデンウィークの帰省の始まりの日だったからです。 早朝から1件の用事を済ませ、その後、 部屋の掃除、買い物、食事の準備をして、 一息を吐く間もないままに、あの子のお迎えの時間になって。 昨日は、ここ最近の中でも、最も忙しない日でしたが、 間も無く、あの子の笑顔を見ることが出来るのだと考えながら過ごした昨日は、 バタバタとしながらも、自然と笑みが溢れて。 とても幸せな忙しない時間を過ごすことが出来ました。 あの子の元気なただいまの声は、 あなたのところまで届いたでしょうか。 あの子と私。 2人が揃えば、止めどなくお喋りが…

  • 私が好んでいた炭酸飲料

    あなたへ 今日は、炭酸飲料が飲みたい気分 でも、全部は飲めないしな いいよ 残したら俺が飲むからさ 飲みたいのを選びなよ あの頃の私たちの間では、何度くらい、こんなやり取りがあったでしょうか。 しゃっくりが出てしまうにも関わらず、 年に数回程度の割合で炭酸飲料が飲みたくなる私は、 毎度こんなあなたとのやり取りの末に、 今、飲みたい炭酸飲料を選ぶことが出来ていました。 炭酸飲料を飲み切ることが出来ない私は、いつも数口程度で満足して。 然程、重さが変わらないままの炭酸飲料をあなたに渡せば、 え?もういらないの?って、あなたはいつも、驚いていましたっけ。 季節の移り変わりと共に、 あなたへのお供え物…

  • 私のダイエットの歴史

    あなたへ 思えば私は、随分と変わったな。 ある種の恍惚感と共に、鏡に映る自分の姿を見つめるようになったのは、 ここ最近の私です。 誰かに自慢出来る程のものではないとしながらも、いつの頃のからか、 筋肉チェックの時間も、私にとっての楽しみ時間のひとつとなりましたが、 そんな時間が、以前よりも増えたような気がするのは、 薄着の季節と共に、自分の体系が気になった幾つもの春を、 頻繁に思い出すようになったからなのかも知れません。 私のダイエットの歴史を遡ってみれば、 それがいつからであったのか、思い出すことは出来ないくらいに、 この時期とダイエットとの関係性は、強固なものでもあったような気がしています…

  • 病み散らかした日の話

    あなたへ 漸く大きな課題を乗り越えたばかりだと言うのに、 更なる課題と向き合うこととなって。 苛つきながら匙を投げたのは、先日のことでしたが、 実はあれからの私の気持ちは、晴れることがないままに、 何処か落ち着かないような、気分が上がらないような、 そんな煮え切らないままの気持ちを抱えたままで、日々を歩んでいました。 匙を投げたあの夜は、なんだか笑ってしまった筈だったのに、 あれからの私は、筋トレをしても、幸せだなって呟いてみても、 一時は気持ちが晴れるものの、 胸の内側にある重さが、なかなか消えないままで。 なんとか前を向いて、元気に歩まなければと力めば力む程に、 歩む足取りもなんだか重くな…

  • あなたの形に整えられた私の姿

    あなたへ 私はこれまでに、幾つくらい、あなたに助けて貰って来ただろう。 あなたと一緒に歩んだあの頃も、 そして、あの夏から先へと歩み続ける今の私にも。 あなたと出会ってからの私には、 いつでも、あなたの言葉や想いが側にあり続けています。 あなたが何処にいても、あなたという存在は、 確かにいつでも、私の側に寄り添い続けてくれているのだと、 あなたに助けられた場面を様々に振り返っていた私の中へと不意に蘇ったのは、 私に助けられたのだと、こんないつかのあなたの声でした。 そう。あれは、あなたが交通事故に遭った日のことでした。 あの日のあなたは、 俺は生きているのではなく、生かされているのだと、こんな…

  • 長い間、気になっていたもの

    あなたへ ねぇ、あなた コレ、知ってる? もしも私の声を聞いてくれていたのなら、 今日のあなたは、どんな返事をしてくれていたのでしょうか。 買い物から帰って来た私が、早速あなたへお供えしたのは、 ボンタンアメです。 その存在は、随分と昔から知っていましたが、 私はこれまでに一度も、このボンタンアメを手に取ったことも、 食べたこともありませんでした。 そのくせに、実は密かに長い間、 このボンタンアメが気になって仕方がなかったのは、 私の中での、可愛い、に該当する、箱のせいだったのかも知れません。 ボンタンアメを横目に見ながら、キャラメルを手に取る。 これが幼い頃からの私でしたが、今回は、遂に、 …

  • 一生シングルマザー

    あなたへ シングルマザーってさ、 一生、シングルマザーなんだね。 あなたを見送った私は、死別シングルマザーという括りの中で、 あの子を育てて来ましたが、 あの子が此処から巣立っても、私はシングルマザーであり続けるのだと、 こんな視点から、自分自身の立場を見つめてみたのは、いつの頃のことだっただろう。 あの子が巣立ちを迎えれば、私の子育てにも終わりがやって来たことになるけれど、 あの子が此処から巣立っても、私はあの子の母親であり、 この世界に生のあるあの子の親は、私だけであって。 それは、この生涯を通して、 私はシングルマザーという立ち位置であり続けることにもなるのだと、 あの日の私は、こんなふ…

  • あなたの名前を呼んだ夜

    あなたへ なんだかバタバタとしていて、落ち着いた時間を取ることが出来ない。 それ故に、夜は毎日、疲れているし、身体も頭もなんだか忙しい。 そんな時ほど、 やるべきこととは全く無関係である筈のゲームをやりたくなってしまうのは、 何故なのでしょうか。 早く寝れば良いのにと、自分自身を嗜めながらも、 ここ最近の夜の私は、眠る前になると、 例のゲームアプリを毎晩、開いてしまうのですが、 私は、自分で自覚しているよりも、疲れているのかも知れません。 最近の私は、何度やってみても、 同じステージをクリアすることが出来ずにいます。 もう、私は永遠に、 このステージのままなのではないかとすら思えて来てしまいま…

  • 時間を止めてみたくなる瞬間

    あなたへ ずっと今の中にいたい。 私は、そんな瞬間を、幾つくらい見つけて来ただろう。 あの子と笑い合った時間。 とても綺麗な空を見上げた瞬間。 暖かな光の中で本を読んだ、あの時間。 それから、桜の景色を見つめたあの日もそうでした。 あなたを見送ってからの私は、様々な視点から、人生を、 そして、この世界を見つめるようになりましたが、 私にとっての大切な瞬間や、素敵な瞬間を見つけた時の私の胸の中には、 いつの頃からか、ずっと今の中にいたいと、 こんな気持ちを見つけるようになりました。 時間という概念が存在するこの世界では、 1秒足りとも、時間を止めることは出来ないけれど、 だからこそ私は、今、とい…

  • 最もあなたを側に感じられる時間

    あなたへ まだ起きないの? やることあるんでしょう? うん、やることいっぱいある そろそろ起きる こんな会話と共に目が覚めたのは、今朝の私です。 身体を起こして、思わず周りを見回してしまったのは、 これが、あなたとの会話だったからでした。 確かに私は今、あなたに起こされた筈なのに。 あなたは私の直ぐ側にいて、 確かに今、話をした筈なのにって、なんだか、 つい先程まで私がいた場所へ、戻りたくもなってしまったけれど、 戻り方が分からないままに、しっかりと起きて、 今日も私は、この世界での時間を歩みました。 現実世界と夢の中の世界の間。 長くは留まっていることの出来ない世界がきっとあって、 そこは、…

  • 大切な人の手を離して歩むということ

    あなたへ 昨夜の私は、前髪を切りました。 いつも通りに切れたことを確認してから寝支度へと移った筈でしたが、 濡れた髪を乾かして、鏡を見つめてみれば、 私が見つけたのは、切り残してしまった前髪でした。 長いままの前髪が残ってるいるなと、切り残した前髪を摘み上げれば、 不意に蘇ったのは、いつかのあなたの姿でした。 あっ!切れてないのが残ってた ちょっと、こっちに来て 前髪を切ってくれたいつかのあなたは、 乾かしたばかりの私の前髪に、切り残しを見つけて、整えてくれましたっけ。 そうだ。あの時、私はなんだか嬉しかったのだと、 蘇った記憶と共に、あの時の私の気持ちが鮮明に蘇って。 あの時の私は、何故それ…

  • 別な身体に入れ替わる感覚

    あなたへ 忙しない日々を送る最近の私は、 翌日に疲れを残さないことを目標に日々を歩んでいますが、 何故だかここ最近、疲れが抜けていないような気がすると、 こんなふうに感じたのは、先日のことでした。 いつも通り、筋トレも欠かしていない筈なのにと、不思議に思いながらも、 疲れが残る身体を引き摺るように過ごした日もありましたが、 ここ最近のトレーニングの内容を振り返ってみれば、 ふと、あることに気が付きました。 思えば私は、筋肉痛を欲するあまりに、トレーニングの内容を変え、 暫くの間、無酸素運動と呼ばれるトレーニングにばかり夢中になっていたのです。 思い当たることと言えば、それ一点であったことから、…

  • 匙を投げた夜

    あなたへ この人生には、相変わらずに、課題が山積みです。 大きな課題を漸くクリアすれば、次の課題がやって来て。 人生というのは、きっといつでもそういうものでもあるのでしょうが、 漸くひとつ、大きな課題をクリア出来たばかりなのにと、 苛ついた気持ちで匙を投げたのは、先日の私です。 疲れた頭で物事を考えたって、きっと良い考えなど浮かばない。 分かっていても、早くどうにかしたくて、考えることを辞められない。 そんな時間の中にいたあの夜の私は、 もう!どうすれば良いのよ!って、思わず匙を投げて。 いえ。とても苛ついていたあの時の私は、薬匙どころか、 食事用のスプーンからフォークやナイフ、 お箸や爪楊枝…

  • 純粋な人にしか見えないもの

    あなたへ わぁ、凄く可愛い。 私がこんな気持ちで見つめていたのは、ピンク色の虫でした。 これは、昨夜見た夢の中での話です。 夢の中の私の目の前へ、突然に現れたのは、とても綺麗なピンク色の虫でした。 それが何の虫なのかは分からなかったけれど、 羽がついていて、どうやら飛ぶことの出来る虫のようです。 その虫が飛ぶ様子、それから、棚の上に止まった様子を見つめながら、 私はただ、綺麗な虫だなって、こんな気持ちで見つめていたのです。 とても短い夢でしたが、なんだか不思議な夢だったなと、 今日の私が、何度も夢の中を反芻してしまったのは、 私が、虫が大の苦手だからなのかも知れません。 特に、飛ぶことの出来る…

  • あの日の答え合わせ

    あなたへ あの子との短いメッセージのやり取りをしたのは、先日のことでしたが、 漸く、あの子の元気な声を聞くことが出来ました。 相変わらずに多忙な日々を送るあの子ですが、 今日は久し振りにたくさん眠ることが出来たのだと、 こんな話を聞かせてくれたあの子の声は、本当に元気いっぱいでした。 前回のあの子との電話の向こう側には、落ち込んだあの子がいました。 その後、良い報告を知らせる文字が届きましたが、 やはり、文字でのやり取りと、元気な声を聞くことは、全然違う。 あの子の元気な声に、私は先ず、安堵したのでした。 さて。あの子は、目の前の大きな壁を乗り越えたばかりなわけです。 今のあの子は、どれだけの…

  • 本当は苦しくて堪らない

    あなたへ そっか。あの頃、あなたが撫でてくれた髪は、もう、ないんだな。 何の脈絡もなく、不意にこんな気持ちを見つけたのは、 先日の朝のことでした。 あの夏からの私は、もう、何度くらい、美容室へ行っただろう。 あなたが撫でてくれた髪を切るのが嫌で、 髪を切ることが出来なかった頃があって、 やがて、ふと思い立って、髪を切りに出掛けることが出来た日があって。 あなたを見送ってから、初めて髪を切ったあの日の私は、 いつかは、あなたが撫でてくれた髪がすっかりと入れ替わってしまっても、 あなたが髪を撫でてくれた感触までもが、 消えてなくなってしまうわけではないのだと、納得した筈だったのに。 それなのに、先…

  • 緑色の景色の中で

    あなたへ この辺りでは、桜の景色も終わりを迎え、 気が付けば、若い緑色の景色へと移り変わりました。 まだ見慣れぬ緑色たちを見つめながら、今日の私は、 今年の私が桜の景色の中で集めたひとつひとつを思い出していました。 雨上がりの水溜りに映った桜の景色が、とても綺麗だったこと。 ねぇ、あなたは知っていましたか。 雨上がりの大きな水溜りに映った桜の景色ってね、とても綺麗なんだよ。 今年の私は、初めて、 水溜りに映る桜が、とても綺麗であることを知りました。 それから、車で通らなければ見ることの出来ない桜の景色たち。 例えば、5年前、10年前の私にとっての日常の景色であったものは、 今の私にとっての日常…

  • お供えの楽しみ方

    あなたへ 近頃のこちらでは、随分と暖かく、 気が付けば、薄手の格好で過ごせるようになって来ました。 こちら側の季節に合わせて、あなたへのお供えものをすることも、 我が家にとっての大切な在り方。 買い物へと出掛けた今日の私は、今年もそろそろであると感じながら、 炭酸飲料のコーナーへと足を運びました。 炭酸飲料コーナーへ行けば、様々な種類のものが並んでいますが、 いつでも一番初めにコーラが目についてしまうのは、 あなたが最も好んでいた炭酸飲料だったからなのでしょうか。 寒い時期には、炭酸飲料をお供えする機会も少なくなり、 今回は、思えば久し振りの炭酸飲料のお供えとなるわけです。 それならやはり今回…

  • 夜の叫びと諦めの呟き

    あなたへ もう!寝たくないのに眠い! ・・・仕方ない、寝るか・・・ これは、ここ最近の私の、夜の心の叫びと諦めの呟きです。 眠る前には、相変わらずに、 その日1日が、ちゃんと幸せであったことを感じながら、 眠りに就く私ではありますが、 お布団へと移動する前には、本当はまだ寝たくはないのだと、 駄々を捏ねてしまう工程が生まれてしまったのは、 ここ最近の私が、時間に追われてしまっているからなのでしょうか。 翌日には、疲れを残さないことを意識して、しっかりと筋トレに向き合って、 幸せな気持ちのする例のアレを日々、感じながら、 そして、頑張った自分へのご褒美として、甘いものをたくさん準備しながら、 こ…

  • コトバ -春- 2026

    春の風を覚えていますか 春の色を覚えていますか 春の匂いを覚えていますか その髪を揺らす爽やかな空気を その瞳に映る鮮やかさを 鼻を擽る甘い香りを 覚えていますか 家族3人で過ごした幾番目かの春は あの子にとって とても楽しみにしていた春でした 見学会を通して初めての世界を体験し 武道を習うことに決めたあの子の笑顔を あなたは覚えていますか 初めての習い事 初めて見た世界 あの子にとっての初めては 私たちにとっても初めての景色でした あの春からの私たちには 武道のお稽古に向き合うあの子の様子を 2人で見守るという新たな時間が生まれました あなたと一緒に あの子の成長を見守る時間が増えれば 私た…

  • 坂道にいた2人の姿

    あなたへ 今日がラストチャンス。 そう意気込んで、桜の景色を集めたあの日の私が撮った写真を見つめながら、 思い出していたのは、あの日の私の中へと蘇ったあなたとあの子の笑顔でした。 桜の景色を眺めながら、幾つかの公園を散歩したあの日。 最後から2番目に立ち寄ったのは、 自転車の旅に出掛けたいつかの2人と合流した、あの公園でした。 そう。あれは丁度、 自転車に乗って、男同士の2人旅が、流行っていた頃のことでした。 ねぇ、あなたは覚えていますか。 たまには公園で合流しようよ 後から車でおいでって、いつかのあなたは、こんな提案をしてくれたのよ。 あの日の私は、自転車に乗って出掛けた2人を見送ると、 張…

  • 1軒のラーメン店と思わぬ胸の痛み

    あなたへ こんなところにラーメン屋さんがあったんだなと、 まじまじと、暖簾が内側に掛かったラーメン店を見つめたのは、 先日の信号待ちでのことでした。 自宅から、そう離れてはいない場所であるにも関わらず、 長い間、そこにラーメン店があることなど、全く気が付いていなかった私が、 初めてその存在を知ることが出来たのは、信号待ちで並んだ際に、偶然にも、 ラーメン店の前に止まるような形だったからでした。 古くからの歴史を感じさせるその佇まいを何気なく見つめれば、 私の中へと不意に蘇ったのは、父の隣で見つめた景色でした。 それは、何処かのラーメン店での景色。 厨房がよく見えるカウンター席に着いて、父と2人…

  • おかしい!おかしいじゃないの!

    あなたへ おかしい!おかしいじゃないの! 寝起きから、こんな言葉を呟いたのは、今朝の私です。 先日の私は、これまでよりも更にキツいトレーニング法を見つけ、 思ってもいなかった箇所ではあるものの、 筋肉痛を感じられたと、こんな手紙を書きましたが、 あれからの私は、様々に、 これまでとは違ったトレーニング法を取り入れるというやり方を、試みています。 日々、筋トレへと励む時間も、最早、私にとっての当たり前となりましたが、 行うトレーニングも私なりの形が出来上がり、自分でも気付かぬうちに、 私が鍛える箇所には、偏りのようなものがあったのかも知れません。 初めてのトレーニングをすれば、私が知るのは、 こ…

  • この世界に存在する美しいもの

    あなたへ 春の匂い。 夏の匂い。 秋の匂い。 冬の匂い。 季節には、季節の匂いがあることを、あなたは覚えていますか。 この世界には、様々な匂いがあるけれど、 季節の中でしか感じることの出来ない匂いの中で、 あの頃のあなたは、何を思い、何を感じていたでしょうか。 私は、季節が運んでくれる匂いが、とても好きだなと、 こんなふうに考えるようになったのは、 あなたを見送ってから、どれくらいが経ってからのことだっただろう。 この世界には、美しいものがたくさんあるけれど、 季節の匂いもまた、私にとっての美しいもの。 いつの頃からか私は、季節の匂いに対して、 こんなふうに捉えるようになりました。 あなたの隣…

  • ラストチャンス

    あなたへ これは、チャンスじゃない? 予定していた用事を済ませ、時計を確認してから空を見上げ、 こう呟いたのは、今日の私です。 今日のこちらでは、朝から、とても気持ちの良い青空が広がりました。 今日の私の予定は、思っていたよりも早くに片付いて。 そして更に、晴天と来れば、 最高の気持ちで桜の景色を楽しむチャンスではないかと思いました。 それなら、何処へ行こうかと自分自身へ問い掛ければ、 行けるだけ、全部行こうと、思わず意気込んだのは、 恐らくはこれが、私にとっての、 今年の桜の景色を楽しむラストチャンスだと感じたからでした。 桜の木が並んだ土手の上。それから、幾つかの公園。 時間の限り、桜の景…

  • 私が作りたかったもの

    あなたへ ここ最近の私は、なんだか忙しく、 バタバタと過ぎ行く日々を過ごしています。 時には疲れ過ぎて、意味もなく、 大きなため息を吐き出してしまう夜もあるけれど、 しっかりと筋トレをして、身体を整えて、翌日には、 絶対に疲れを残さないように歩むことを、より一層、大切に過ごしています。 ここ最近の私は、気が抜けない日々を過ごしていますが、 こんな時だからこそと、 甘いものを楽しむ時間もまた大切に過ごしています。 冷蔵庫にも、棚の中にも、そして、あなたの場所にも甘いものを。 気が抜けない時だからこそ、 私を幸せな気持ちにしてくれるものたちを、 我が家の中にたくさん準備しているのです。 今日の私は…

  • 人生は、きっとそんなふうに出来ている

    あなたへ あの子から、突然にメッセージが届いたのは、昨夜のことでした。 どうやら、あれからのあの子は、目の前に立ちはだかった壁を、 立派に乗り越えることが出来たのでしょう。 昨夜のあの子から届いたメッセージは、とても短いものではありましたが、 その文字からは、 大きな自信をひとつ手にしたあの子が打ったものであると、私には感じられました。 本当によく頑張ったね。 あの子から送られて来た文字を見つめながら、思わず小さく呟きながら、 あの子と電話をしたあの日のことを振り返っていました。 大丈夫。絶対に上手く行く。 もしかしたら、今のあの子が思っているようなやり方では、 その大きな壁を乗り越えることは…

  • あなたがくれたお告げの真の意味

    あなたへ どんなに忙しい日々の中でも、常に私の心の真ん中に置いてあるのは、 あなたが私に持たせてくれた目標です。 どんなに時間に追われても、いつの頃からか、私は、 1日の終わりになると、心の真ん中へと触れて、 しっかりと、自分の進路を確認するようになりました。 私が目標とする場所へ辿り着くのは、いつになるのだろう。 こんなふうに考えてしまえば、 なんだか深いため息を吐き出してしまいたくもなるけれど、 でも、と立ち止まって、 此処までの道のりを振り返ってみたのは、先日のことでした。 此処までの道のりの中で、私は何を見つけて来たのだろうって。 見たい景色を見るために、歩み続ける私だけれど、 同じ毎…

  • 消えなかった雨マーク

    あなたへ 昨日のこちらでは、よく晴れた空が見えたものの、 ここ最近のこちらでは、雨続きであるのだと、 昨日の私は、こんな手紙を書きましたが、 今日もまた、天気予報通りに、曇りと雨の1日となりました。 厚い雲に覆われた空を見上げながら、昨日の私から、あなたへのお願いは、 聞こえない振りをされてしまったのかも知れないなと、こんなふうに考えて、 なんだか笑ってしまったけれど、 今日の私の1日は、実は急な予定変更と共に、 僅かに取れる筈だった桜を楽しむ時間が、取れないままに終わってしまいました。 今日の私は、雨、時々曇りの空を見上げながら、 目の前に置かれた予定を熟す中で、時々、桜の景色を思い描いては…

  • 3日前からの私の叫び

    あなたへ えー!もうこんなに咲いてる! 待って!待って! どう考えても、無理だから!! 朝から思わず、ひとりで大きな声を出してしまったのは、3日前の私です。 この辺りの桜たちが少しずつ開き始めたのは、先日のことでしたが、 いつの間にか、満開も間近となった桜の景色を見つめて、 あの日の私は、少しだけ焦ってしまったのでした。 だって、ちょっと目を離した隙に、あんなにも桜が咲いているんだもの。 ここ最近の私は、なんだか忙しく、 運転をしながら、桜の景色を横目に見る以外に、 その景色を、ゆっくりと楽しむ時間を取れないままでいます。 それにも関わらず、近頃のこちらでは雨続きな上に、強い風まで吹いていて。…

  • 幸せに生きる方法

    あなたへ 今日も幸せだったな。 1日の終わりに、こんな言葉を呟くようになったのは、 いつからだっただろう。 本当は、見たくなかった夢から覚めたところから始まる1日だってあるし、 今日のアレは失敗だったな、とか、 さっきのアレは、こうした方が良かったのかも知れないな、とか、 決してポジティブとは言えない物事が、 1日の時間の中には、散りばめられていたりもするけれど、 今日も幸せだったと、こんな言葉から振り返る1日というのは、 全く別な1日であったようにも見えてしまうのだから、 やはり、言葉というのは、不思議なものです。 今日も幸せだったなって、小さく呟く私の声に反応するかのように、 私の中へ蘇る…

  • カラスから聞いたヤギの進化説

    あなたへ ねぇ、あなたは知ってた? ヤギってね、昔は、マー!って鳴いていたんだよ。 でもね、進化と共に、ミー!って鳴くようになったんだって。 人間は、これまでにたくさんの進化を重ねて来た生き物だけれど、 実はヤギもね、同じなんだって。 ヤギの進化の過程では、ムー!って鳴いていた頃もあったらしいけれど、 ムー!時代は、あまり、長くなかったから、殆ど知られていないらしいよ。 短いムー!時代を経て、メー!って鳴くようになったヤギはね、 本当は、モー!って鳴くことを最終目標にしていたんだけれど、 モー!って鳴き方は、先に牛に取られてしまったから、 ヤギは、メー!って鳴くことで進化を止めたんだって。 あ…

  • きっと此処から先で知る痛み

    あなたへ あぁ、そうか。 あの子は、あの夏から、丁度、倍の年齢を迎えるんだなと、 こんなふうに、あの子の成長を見つめたのは、 あの子が間も無く、24歳の誕生日を迎える頃のことでした。 あの夏にいた12歳だったあの子は、毎日、毎日、少しずつ成長し続けて、 丁度、12の2倍となる24歳を迎えるのだと、 あの日の私はこんな気持ちで、それまでのあの子の成長を振り返ったのでした。 私が、あなたと過ごした時間よりも、 あの子と過ごした時間の方が、長くなって行ったように、 あの子にもまた、そんな時がやって来て、 此処からは、あの子の人生という景色の中に、 あなたがいない時間の方が長くなって行くのだと。 0歳…

  • なんか思っていたのとは違うやつ

    あなたへ 近頃の私は、筋肉痛を欲していると、先日の私は、こんな手紙を書きました。 どうすれば、自分の限界を越えることが出来るのだろうかと考えながら、 インターネットを検索してみれば、 昨夜の私が見つけたのは、これまでの私が向き合っていたトレーニングよりも、 更にキツそうなトレーニング法でした。 時間は3分間。 たったの3分間でありながらも、よく効くのだという謳い文句に惹かれて、 早速、挑戦してみれば、その効果は絶大でした。 もうね、3分間をやり切った後の私は、暫く動けなくなりましたよ。 嗚呼、良い!とても良い! トレーニングの後には、息を切らしたまま、ひとり呟きながら、 この上ない爽快感を感じ…

  • 昨夜の私が流した涙

    あなたへ 此処までの道のりを振り返り、これから先の歩み方を考えて。 不意に立ち止まって、考えごとをしていたのは、昨夜のことでした。 今の自分自身を見つめてみれば、 今の私には、また新たな壁を乗り越える段階がやって来たのかも知れないと、 こんなふうにも感じましたが、 特に気持ちが堕ちることも、 胸の中に重いものを見つけることもないままに、 これまでの私がそうであったように、此処から先もきっと大丈夫。 必ず上手く行くからと、しっかりと前を向き直したのでした。 よし!此処からまた頑張って壁を乗り越えて、先に歩んで行こう! しっかりと、気合いを入れ直したところで、あなたに手を合わせれば、 この瞳には、…

  • 新たな春の訪れを祝う歓迎の儀

    あなたへ 家中の窓という窓の全てを開け放って、 掃除をしていた今日の私に届いたのは、暖かな風に乗った春の匂いでした。 気が付けば、日に日に、朝晩の寒さも和らいで、 こちらでは、すっかり春らしくなって来ました。 部屋の中へと届いた季節の匂いに、なんだか癒されながら向き合った今日の掃除は、 いつもよりも捗ったようにも感じています。 掃除を終えて、スッキリとした気持ちで窓を閉めたところで、 急に、頭がボーッとして、 ティッシュペーパーにばかり、手が伸びてしまいましたが、 くしゃみをしながら、今日の私はふと、思ったのです。 このような症状を感じた春には、これは気のせいであると、 毎度、私は、自分に強く…

  • 飴はどこですか?

    あなたへ あれ?おかしいな ねぇ、あなた そう言えば、飴は? 飴はどこですか? 空を見上げながら、こんなことを考えていたのは、先日のことでした。 あなたは、スパルタ教育の神様であるのだと、 こんな手紙を書いたのは、 冬の中でのことでしたが、あの手紙を書いた日の私は、 確かに、大きな飴をお願いしました。 だって、私はとても頑張った筈だもの。 とても大きな大きな飴をお願いした筈だったのに、 あれから先の私にやって来たのは、あなたからの厳しいお告げで。 確かに。初めての厳しいお告げから、私は自分の成長を感じることが出来ましたし、 それは、私にとっての嬉しいことでもありました。 ですが、その前に、大き…

  • あの子の持つ力を信じて

    あなたへ 前回の電話から、然程、期間が空いていないにも関わらず、 あの子が電話をくれたのは、先日のことでした。 あの子からの着信に、何かあったのかなと感じたのは、 あの、沈んだ声が聞こえた日もまた、前回の電話から、 然程、間が空いていないにも関わらず、電話が掛かって来たからでした。 どこか焦るような気持ちで電話に出れば、 第一声に聞こえて来たのは、いつも通りのあの子の元気な声でしたが、 最近の調子を訪ねてみれば、誰かと話をしたくなって、電話をしたのだと、 こんな話を聞かせてくれたあの日のあの子は、 どうやら、気持ちが落ち込んでいる様子でした。 年度末を迎えて、あの子が抱えた大きな仕事も、 いよ…

  • 最近の私の密かな欲望

    あなたへ 筋トレへと向き合うようになってから、間も無く、1年を迎える私ですが、 ここ最近の私は、実は、少しだけ物足りなさを感じています。 なんというか、ここ最近の私は、 筋トレを始めたばかりだったあの頃は当たり前だった筈の筋肉痛をね、 欲しているのです。 思えば、筋肉痛を感じることがなくなったのは、 いつからだっただろう。 あの、鈍い痛みを感じながら、嗚呼・・・などと、 つい声が漏れ出てしまうあの感じは、 思えば、長らく体験していないような気がします。 筋肉痛が欲しいだなんて、なんだか、 変の態な私を見つけてしまったような気もしまていますが、 これもまた、筋トレを始めたことで生まれた新たな自分…

  • 桜の季節を長く楽しむ方法

    あなたへ 思えば、いつからだっただろう。 昨年の春、一昨年の春、と、 私が過ごした春の記憶を辿ってみたのは、昨夜の私でした。 記憶を辿ってみても、これがいつからだったのか、 もう、思い出すことは出来ませんでしたが、 私は、いつの頃からか、桜の季節がやって来ると、 snsを使って、様々な場所の桜の景色を楽しむようになりました。 この辺りではまだ小さな蕾でも、 此処からもっと西の方では、既に満開の桜の景色を迎えていて。 ほんの僅かに日を空けて検索すれば、 桜の景色が少しずつ、 私が暮らすこの場所へと近付いていることが分かったりもしてさ。 それなら、この辺りがピンク色に染まるのも、間も無くかしらねと…

  • 忘れていた夢が叶った日

    あなたへ お誕生日おめでとうございます。 昨日の私の元へ、こんなメッセージと共に、 あの子から届いたのは、ケーキと交換出来るチケットでした。 詳細を見てみれば、どうやら、 住所なんかを登録すると、ケーキが郵送されて来るようでした。 とても美味しそうなケーキの写真を見つめ、ワクワクとしながら、 早速、必要な情報を入力したのは、昨日のことでしたが、 なんと今日、ケーキが届きました。 とても早い到着に驚きながらも、箱を開けてみれば、 写真で見るよりも、ずっと美味しそうで、思っていたよりも、大きなケーキで。 あらまっ!大きい! などと呟きながらも、食べる気満々だったのは、夕方の私です。 今夜は、早速、…

  • 年を重ねる -2026-

    あなたへ 無事にまたひとつ、年を重ねることが出来ました。 あの夏にいた私は、あなたよりも、8つ年上になりましたよ。 今日のこちらでは、朝からとても綺麗な空が広がりました。 今日の私は、空を見上げながら、 8という数字と、私たちの繋がりを、改めて思い出していました。 8という数字は、私たちにとって、特別な数字なのかも知れないと、 こんな視点を見つけたのは、いつの頃のことだったでしょうか。 あの視点を見つけた日の私は、なんだかとても、 不思議なものを見つけてしまったような気がして、驚いてもいましたが、 こうして、あなたよりも、8つ年上という年齢を迎えてみれば、 この1年間は、8という特別な数字が関…

  • あなたよりも7つ年上の景色

    あなたへ 前世の記憶らしきものが蘇ったのは、 あなたよりも7つ年上になったばかりの頃のことでした。 7、という数字が、私たちにとっての特別な数字であったからこそ、 あなたよりも7つ年上となったばかりだったあの頃に、 不思議な記憶らしきものが蘇ったのでしょうか。 今日の私は、あなたよりも7つ年上になった私が歩んだ景色を、 ゆっくりと振り返っていました。 あなたが息を引き取ったあの病院と向き合ったのも、 堕ちて堕ちて、堕ちた先で、 私はこの人生に、真剣に向き合っているのだと気が付くことが出来たのも、 この年齢での私でした。 あの子の言葉をきっかけにして、筋トレを始めたのも、思えば、この年齢でのこと…

  • ダンディ&ジョディ

    あなたへ ジョディ。 こんな言葉を考えたのは、いつの頃の私だったでしょうか。 来世の私たちが将来目指すのは、ダンディ&ジョディであるのだと、 あれからの私は、2人で一緒に年齢を重ね行く来世の私たちの姿を、 何度でも、思い描いて来ました。 あなたは、どんなふうに歳を重ねて行きたいのか。 思えばあの頃の私たちは、そんな話を一度もしたことがなかったけれど、 あなたは、そのままで大丈夫。 もしも、あの夏の運命が違っていたのなら、きっと今頃、 此処にあなたブランドが確立されている筈だから。 ダンディ&ジョディ。 そんな来世の2人を思い描きながらも、 ジョディ像については、未だに、輪郭がぼやけたままではあ…

  • 4年前の小さな一コマ

    あなたへ 朝晩は、まだまだ寒さを感じるけれど、 日中の光は、日に日に暖かさを感じるようになって。 時折、強く吹く風には、まだ冷たさを感じながらも、 冬のそれよりも、随分と柔らかさを感じるようになった今日この頃、 私の中へと頻繁に蘇るのは、あの子と笑い合った小さな一コマです。 そう。あれは、あの子が研究生として歩み出した4年前の、 桜の花が少しずつ開き始めた頃のことでした。 日々、自宅でオンライン授業を受けながら、勉強へと向き合っていたあの頃。 仕事から帰った私を待っていてくれたのは、 いつでも分厚い参考書に向き合うあの子の姿でした。 早起きが出来た朝には、ランニングに出掛けていましたが、 朝か…

  • 初めての厳しいお告げ

    あなたへ 今回は助けないよ もう、自分で出来る筈だから あなたからのこんな厳しいお告げが届いたのは、先日のことでした。 あの日の私は、なんだか気持ちが堕ちていました。 何をしていても、常に重いものを引き摺っているような感覚が嫌で、 筋トレへと励んでみたものの、いつもみたいに調子が上がらず、 やはりなんだか気分が優れなくて。 結局は、全てが大丈夫であることを分かっていながらも、 振り子みたいに揺れる気持ちと向き合っていたあの日は、 それまで上手く行っていたことが、 急に上手く行かなくなったと感じていた日でもありました。 今、こうして振り返ってみれば、あれは、私にとって、 新たな壁を乗り越えるべき…

  • 怖い話に登場する女性について

    あなたへ ねぇ、あなた。 怖い話に登場する女性ってさ、どうしていつも特徴が似ているのだろう。 もしも今、あなたとこんな話をすることが出来たとしたのなら、 あなたは、どんな声を聞かせてくれるのでしょうか。 怖い話が大の苦手な私は、出来るだけ、 そのような類の話は耳に入れないようにしていますが、 好奇心から、そのような話を聞いてしまったことがあったり、 あなたがいるから大丈夫なのだと鷹を括って、 あなたの隣で、その類の映画を見てしまった日があったり。 そして、 不注意から、耳元で聞こえるそれを、夢の中で体験してしまったりして。 この人生、という括りの中で集めてしまった怖い話は、どれくらいあるだろう…

  • 来世の私からの贈り物

    あなたへ とても不思議な夢を見ました。 夢の中の私は、どうやらあなたと喧嘩をしているようでしたが、 私は、そんな時間の中で、 胸いっぱいに、幸せな気持ちを感じていたのです。 どんな喧嘩をしていたのか。 あなたがどんな顔をしていて、私は、何を言ったのか。 詳細は全く覚えてはいないけれど、 幸せな気持ちを感じたままで、目が覚めました。 こうして、あの気持ちを反芻してみても、 これまでに感じたことのないあの気持ちは、 なんだかとても不思議な気持ちでした。 あなたを見送ってからの私は、どれだけの新たな視点を見つけただろう。 不意に私の中へと浮かんだ言葉。 あの頃、あなたとたくさん喧嘩をした理由。 喧嘩…

  • 消えた雪マーク

    あなたへ ねぇ、あなた 雪は無理!絶対に駄目! 天気予報を見たばかりのあの朝の私の声を、 あなたはきっと、すぐ側で聞いてくれていたんだね。 そう。あの朝の私が見たのは、今夜から雪が降り、積雪が予想されると、 こんな天気予報でした。 念の為に、インターネットの天気予報も確認してみたけれど、 やはり夜から朝に掛けて、雪マークが並んでいて。 あの日の翌日は、少し早い時間からの外出予定があった私は、 それは困る!と盛大に、泣き言を吐き出したのでした。 だって私は、運転が、ちょっとアレだから。 万が一の場合には、公共交通機関を利用する手もあるけれど、 それではちょっと不便な場所で。 どうしても、車で行か…

  • 米粒ほどの大きさのあなた

    あなたへ あなたを見送ってからの私は、龍となったあなたの姿を、 何度、思い描いて来たでしょうか。 楽しげに、この広い空を飛び回るあなたの姿。 龍仲間と、言葉を交わし合うあなたの姿。 空を見上げながら、何度でも、 龍になったあなたの姿を思い描いて来た私ですが、昨夜の私は、ふと思ったのです。 龍になったあなたって、実は、米粒くらいの大きさだったりしてね、と。 よく考えてみれば、私は何故、 あなたを大きな存在として思い描き続けていたのでしょうか。 龍、と聞くと、数メール、いえ、数十メートルくらいの、 とてつもなく大きな形を想像してしまうのは、思えば何故なのでしょうか。 龍など見たこともないものである…

  • 強い力で守られている人

    あなたへ 今頃、彼女はどうしているかしら。 相変わらずに、元気にしているのかな。 不意に私の中へと蘇ったのは、私のこの人生の中に、 素敵な色を染めてくれた彼女のことでした。 これまでのこの人生の中では、たくさんの人との出会いがありましたが、 彼女は、一際輝く不思議な色を持っているとても素敵な女性でした。 今日は、そんな彼女のことを、あなたにも話してみたくなりました。 彼女との出会いは、そう。 あの、冒険へ出た先でのことでした。 この方と仲良くなれたら、きっと素敵だろうな。 これは、初めて言葉を交わした日の彼女に対する第一印象でした。 彼女は、とても綺麗な目をしていて、とてもにこやかで。 そして…

  • 特別な力が宿る言葉

    あなたへ 窓から空を見上げながら、厚い曇り空を確認したにも関わらず、 傘も持たずに家を出て。 そう言えば今日は、雨が降るらしいけれど、 傘を忘れてしまったなと思いながらも、車へと乗り込んだのは、先日のことでした。 まぁいいか。 そんな気持ちのままで、車のエンジンを掛けようとしたところで、 別な忘れ物に気が付いた私は、 結局、家に戻ることになってしまったのでした。 それにも関わらず、またしても、 傘を持って行くことを忘れていた私の中へと不意に蘇ったのは、 コウモリを持って行けって、こんな父の声でした。 父の言う、コウモリ、とは、傘のことです。 なんだか懐かしいその響きに、朝から頬が緩んだあの日の…

  • コトバ -天国に降る花-

    亡くなった人を想うと、天国に花が降るらしい。 こんな言葉を見つけたのは、いつの頃のことだっただろう。 どうやら、亡くなった人を想うと、 向こう側にいるその人に、花が降るらしいのだと、 こんな言葉を見つけた日に、私は彼を想いながら、 向こう側にいる彼に、たくさんの花が降り注ぐ様子を思い描いてみた。 暖かで、柔らかな光のように、 色とりどりで、キラキラと光る花たちが、 彼に降り注ぐ様子を思い浮かべてみれば、 そこにいる彼は、とても楽しそうに笑っていた。 私が彼を想う時、彼には、こんなふうに、 たくさんの花が降り注がれていたのかも知れないと、 あの日の私は、花が降る中で見せてくれた彼の笑顔を見つめて…

  • たまご型のおもちゃ -2026-

    あなたへ ひとりで生きて行けるよ だって、お母さんは、これまでずっと、ひとりで全部、やって来たでしょう? 俺はただ一緒にいただけで、何もしていないじゃん これは、巣立ちを間近に控えていた頃のあの子の言葉でした。 あの子が巣立ちを迎えるということは、私もまた、 この人生で初めてのひとり暮らしとなるということ。 これからひとりでやって行けるだろうかと、こんな言葉を口にしたあの日、 あの子は、私の背中を押してくれたのでした。 大丈夫だよって。 間も無く、あの子が此処から巣立ってから、3年が経とうとしています。 今日の私は、あの子が巣立ってから、此処までの道のりを振り返っていました。 あの子が巣立ちを…

  • 空色の龍

    あなたへ よく晴れた空を見上げながら、私がふと思い出していたのは、 先日の、眠りに就く間際の私が見たあなたの姿についてでした。 あなたが直ぐ側にいるような気がしたあの夜、 私の中へとふと浮かんだのは、空色の龍でした。 あなたは青色と呼ぶよりも、 やはり空に近い色をした龍なのかも知れないと、 あの日の夜は、ぼんやりと、 そんなことを考えながら眠りに就いたのでした。 あなたを見送ってからの私は、龍となったあなたの姿を、様々に馳せてみるけれど、 それらは実は、強ち間違えなんかじゃなくてさ。 あの日の夜の私は、眠りに就くほんの少し前に、 実は、側にいてくれたあなたの姿を見ていたのかも知れません。 青く…

  • 位牌に声を掛けたら起こったこと

    あなたへ そちら側へあなたを見送ってからの私は、 あなたに関する様々な夢を見て来ましたが、 位牌が登場するのは、思えば今回が初めてのことだったなと、 見たばかりの夢を反芻してみたのは、昨夜のことでした。 いつでもあなたの顔を見て、声を掛けていた私は、 思えばこれまで一度も、位牌に声を掛けたことはありませんでしたが、 ふと思い立って、位牌に声を掛けてみたのは、 あの夢が、少し特別であったようにも思えたからでした。 ねぇ、あなた 聞こえる? 位牌に向かって静かに声を掛けてみた時に起こったあれは、 一体、何だったのでしょうか。 私があなたの位牌に声を掛けた直後、右耳だけ、 プツッと現実世界の音が遮断…

  • そちら側の父から頼まれたこと

    あなたへ 不思議な夢を見ました。 それは、あなたの位牌から、 そちら側のあなたの声が聞こえるというものでした。 位牌って、そちら側と繋がっているの?と、 夢の中の私は、少しだけ驚きながらも、耳を傾けてみれば、 聞こえて来たのは、 きびだんごを買って来て欲しいって、こんなあなたの声でした。 これは、実は私の父からのお願いだけれど、 私が上手く受け取れるのは、あなたの声だけだから、 俺が頼まれたのだと、こんなあなたの声も聞こえて来ました。 夢の中の私の頭の中に即座に浮かんだのは、駄菓子売り場に並んでるきびだんご。 あぁ、あれねと、あなたの声に頷きながら、私は了承したのでした。 え?何故、きびだんご…

  • 来世には持って行けないもの

    あなたへ 今日の私も、しっかりと筋トレを頑張りました。 相変わらずに時々には、サボってしまおうかと、魔がさす日もあるけれど、 やはりちゃんとトレーニングをした後は、気持ちが良い。 こんな気持ちは、これまでに、幾つくらい見つけただろう。 いつかのあの子は、 筋トレは、やって良かったことしか見つからないのだと、 こんなふうに言っていましたが、本当に、その通りなのだと思います。 幸せになれる例のアレを目的としていた筈の筋トレとの向き合い方も、 思えば様々に変わり行き、気が付けば、日々の積み重ねは、 ちゃんと外側にも見えるようになって来ました。 誰かに自慢出来る程のものではありませんが、 近頃の私は、…

  • 一文に込めたふたつの意味

    あなたへ そちら側で、仲間は見つけましたか。 これは、初めて、こうしてあなたへの手紙を綴った日に添えた一文です。 あの日の私は、この一文に、ふたつの意味を込めていました。 ひとつは、そちら側で、 新たな仲間を見つけることは出来ましたか、という意味。 そして、もうひとつは、 いつかのあなたが、一度だけ話して聞かせてくれた彼と、会うことは出来ましたかと、 こんな想いを込めていました。 あなたを見送ってからの私は、幾度となく、 そちら側でのあなたについてを思い描いて来ましたが、 あなたは、彼と再会することは出来たのだろうかと、 時々には、こんなふうにも想いを馳せてみるのです。 もしも、彼と再会するこ…

  • いいえ、これは違います!気のせいです

    あなたへ こちらでは、日に日に、暖かさを感じられるようになり、 見える季節の色も増えて、 お散歩に出掛けることは勿論のこと、ベランダでの光合成の時間も、 とても楽しい季節となってまいりました。 確かに昨年の今頃も、同じような文字を、 あなたへの手紙に綴ったような気がしてならないのですが、 実は今年の私の身にも、 とても似たようなことが起きているような気がしてなりません。 気のせいだとは思うのですが、なんだか近頃、くしゃみが止まらないような、 そして、ティッシュペーパーにばかり手が伸びているような、 そして更に今年は、ちょっと喉が痛いような気がしてならないのです。 数年に一度程の割合で、このよう…

  • 私だけが聞くことの出来なかった歌声

    あなたへ 父とあなたに逢うことが出来たあの夢の中を、 何度も反芻していたからなのでしょうか。 私の中へと不意に蘇ったのは、父に関するエピソードでした。 そう。これは、私たちの結婚式の夜のエピソードです。 私たちが結婚式を挙げたあの日の夜、 父は、それまでになく楽しげに晩酌をしながら、 陽気に、歌を歌っていたのだそう。 今夜は、良いお酒だねと、妹が声を掛けると、 父は、とても嬉しそうに笑っていたようでした。 普段の父は、絶対に歌を歌わない人でした。 私が幼少期の頃、この歌、知ってる?歌ってみて?と、 お願いをしたこともありましたが、 何故だか父は、頑なに、歌を歌わない人でした。 故に、家族の誰ひ…

  • 鳥の羽とあなたの感触

    あなたへ 先日見たあの夢を反芻してみるのは、これで何度目になるだろう。 何度、考えてみても、あの夜の私は、 そちら側の世界にいたのではないかと、そんな気がしてしまうのは、 この世界を去った父と、あなたに逢うことが出来たからなのかも知れません。 夢の中の私は、父が運転する車で、 とても大きなお祭りの場所へ連れて行って貰いました。 そこはなんだか賑やかで、とても楽しそうで。 私はワクワクとしながら、窓の外を見つめていたのでした。 やがて、車を停める場所が見つかると、私は車を降りて、お祭りへと出掛けました。 色々な出店がある中で、私が見つけたのは、綺麗な鳥の羽が並ぶお店。 私はそこで、真っ白な鳥の羽…

  • 癖になりそうな予感

    あなたへ 私には、密かに憧れていたことがありました。 そう。それは、外で本を読む、ということです。 図書館へ出掛ければ、何かしらの本を読んでみるけれど、 私にとっての読書時間とは、主に寝る前の時間と位置付けられています。 そんな私が、実は随分と前から、 外で本を読んでみたいという願望を密かに持ち続けていたのは、 テレビドラマの影響なのかも知れません。 いつかの私は、コインランドリー生活に憧れを持っていた自分を見つけましたが、 思えばそれと同じように、テレビドラマの中には、 外で本を読むという一コマがあったりもします。 テレビドラマの中に描かれているそれは、 いつもの日常生活の中の一コマとして描…

  • 何度でも読み返したい本

    あなたへ 何度も読み返したいと思える本との出会いがあったのは、 あの、早い流れの中を歩んでいる頃のことでした。 あの頃の私は、KTSプログラムと称した時間の中で、 僅かな時間を確保しては、そこに書かれた文字を辿りました。 漸く、あの本を読み終えることが出来たのは、いつの頃のことだっただろう。 あれから、様々な本との出会いがあって、 自分の目の前のことに夢中になって。 何度でも読み返してみたい本との出会いがあったにも関わらず、 なかなか、読み返すことが出来ないままに、此処までを歩んで来ましたが、 思えばあれからの私は、様々に成長することが出来ました。 そんな今だからこそ、あの本を読み返してみるべ…

  • サル、ゴリラ、チンパンジー

    あなたへ ねぇ、あなたは、 サル、ゴリラ、チンパンジーって歌、知ってる? 何故だか先日の私の中へと不意に蘇ったのは、 小学生の頃に歌っていた、あの歌でした。 頭の中へと突然に、サル、ゴリラ、チンパンジーと、 懐かしのメロディが流れて来たあの日の私は、なんだか笑ってしまいましたが、 あれから、ふとした瞬間に、あの歌が浮かんでしまうのです。 今は駄目!絶対に駄目! 何故だかそんな瞬間ばかりを選んであの歌が蘇って来るから、 ここ最近の私の頬は、なんだか緩みがちです。 ねぇ、あなたは、 サル、ゴリラ、チンパンジーって歌、知ってる? もしも今、あなたにこんな話をすることが出来たのなら、 あなたはどんな言…

  • 橋のたもとに座っていたおばあさんの話

    あなたへ この世界とそちら側の間の世界が存在するのかも知れないと、 先日の私は、新たにこんな視点を見つけました。 新たな視点から、改めて、あの夏の出来事や、 あなたを見送ってからの私に見えるようになったものについてを、 振り返っていた私の中へと不意に蘇ったのは、 橋のたもとに座っていたおばあさんの姿でした。 思えば、あれは、何だったのだろう。 蘇った記憶を辿れば、なんだか不自然な気がしたあの日ことを、 今日は、あなたにも話してみたいと思います。 そう。あれは、まだあなたと出会う前の頃のことでした。 あの日は、友人の車でお出掛けをした日。 時間帯は、夕方から夜へと移行したばかりの頃だったと記憶し…

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