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2016/07/14

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  • 朝の空気を感じ切る時間

    あなたへ 朝の空気が特別なものであると感じるようになったのは、 いつの頃からだっただろう。 朝という時間には、日中にも、夕方にも、そして夜にも、 感じることの出来ない特別な空気が存在しているような気がするのです。 朝の時間に少しだけ余裕があった今朝の私は、ふと思いついて、 ベランダに出て、朝の空気をただ感じ切る時間を作りました。 こちらでは、気が付けば、随分と薄着で過ごせるようになりましたが、 朝の澄んだ空気は、ひんやりと冷たくて、なんだかシャキッと目が覚めて。 そんな空気をしっかりと感じ切ることから始めた今日1日の私は、 なんだかとてもシャキッとした1日を過ごせたように思います。 朝という静…

  • 家族3人で過ごした最後のゴールデンウィーク

    あなたへ 何気なくテレビをつけると、私の目に飛び込んできたのは、 今年のゴールデンウィークの天気予報と、 過去十数年間のゴールデンウィーク中の天気についてでした。 表に纏められた過去の天気図を見つめれば、自然と私の目に留まったのは、 家族3人で過ごした最後のゴールデンウィークの天気でした。 そう。あの年のゴールデンウィークには、雨が降りましたっけ。 あの年の天気図に描かれた雨模様を見つめながら、 あの日の私が見た景色を思い出していました。 海に出掛けたあの日が、とても寒かったことや、 寒さから、頭痛を訴えながら、あなたが先に車へと戻ったこと。 それから、ショッピングモールへ行ったこと。 あの日…

  • 時々、ぶち撒けたくなる感情

    あなたへ 大人になっても甘えても良い相手ってさ、 きっと、ひとりだけなんだね。 あなたを見送ってからの私が初めて、こんな言葉を呟いたのは、 いつの頃のことだっただろう。 もっと強くなりたい。 もっと成長して、素敵な人になりたい。 あなたを見送り、少しずつ自分にとっての前を見つめられるようになった私は、 自分の目標を持って、 しっかりと前へと歩む私へと成長することが出来たように感じていますが、 そんな日々の中、不意に、誰かに甘えてみたいと、 こんな気持ちを見つけるようになりました。 強くなることは、ひとりで頑張り続けることなのだと、 その都度、自分に言い聞かせては、自分を奮い立たせて、 しっかり…

  • 振り返りたくなる出会い

    あなたへ 長く勤めたあの会社を去ってからの私に見える景色は、 どんどん変わり行き、 思えば私には、随分とたくさんの人たちと出会いが訪れました。 様々な人たちとの出会いは、私にとって、 この世界の本当の広さを知ることにも繋がり、 私に見える景色は、どんどん広くなって行きました。 今日の私は、 この世界の本当の広さを教えてくれた人たちを思い出してしました。 元気にしているかなって。 偶然どこかで会うこともなければ、 今、どうしているのかだなんて、もう、知る術もないけれど、 時々にはこうして思い出して、 私の中へと新たな色を染めてくれた出会いに、 そっと感謝してみるのです。 一時の出会いでありながら…

  • ある種の特殊な能力の開花

    あなたへ 桜の時期を過ぎ、一層暖かな風が吹く頃になると、 私が思い出すのがあの場所であるのは、 そこで見つけた春が、とても好きだったからなのかも知れません。 またあの場所へ行ってみたいと思いながらも、 すっかりと足が遠のいてしまったのは、やはり、 知らない男性から声を掛けられたあの恐怖の出来事を、 忘れることが出来ないからなのでしょう。 特に危害を加えられたわけではありませんでしたが、 周りに誰もいないという特別な場所での出来事というのは、 忘れられない恐怖心がしっかりと根付いてしまうものなのかも知れません。 あれからの私は、人がいる公園の良さを改めて見直すこととなりましたが、 空を見上げて、…

  • あなたを見送るまで知らなかった自分

    あなたへ もう駄目! 疲れた! 休みたい! 盛大にこんな弱音を吐きながらも、 目の前のことを熟し続けていたのは、ここ数日間の私でした。 実は、ここ数日の私は、 いつもよりも少しハードな時間を過ごしていました。 時には時間について行くだけで精一杯の日があったり、 疲れている筈なのに、 何故だか眠りの入り口を見つけることが出来ないままに、 寝不足のままで、朝を迎えた日があったり。 疲れ過ぎて、弱音を吐きながらも、 私は、今日の日を楽しみに待っていました。 今日だけは、絶対にゆっくり過ごすのだと決めて、 ここ数日のハードな日々を、なんとか乗り越えて来たのです。 今日の私は、ほぼ何もしていません。 少…

  • あなたの戒名の意味

    あなたへ え?まただよ 降り出した雨を見つめながら、それが、 また、であることを振り返ったのは先日の私でした。 雨が降るだなんて、そんな予報はなかった筈なのに、 外に出た途端に、または、車に乗り込んだ瞬間に、 或いは、何処かへ到着したと同時に雨が降り出す。 こんな不思議なタイミングの雨を見つめるようになったのは、 いつからだっただろう。 辿った記憶が正しいとするのなら、恐らくは、 あの、長く勤めた会社を去ってからだったような気がします。 あの会社を去り、私に見える景色は大きく変わり行きましたが、 こうして雨を見つめてみると、 あれからの私を纏う何かが変わったと言うことも出来るのかも知れません。…

  • 幻になってしまわぬように

    あなたへ あの道を通る時。 そう。いつかの私たちが、奇跡的とも呼べる確率の中で、 偶然、外で出会ったあの道を通る時に、 右折する車が止まっているのを見つけるとね、 もしかしたら、あの頃のあなたが、 あの時みたいに笑って、こちらを見ているかも知れないと、 そんな気がして、私はつい運転席に座る方の顔を確認してしまうのです。 あなたが乗っていた車とは、全然違う車なのにね。 なんだか笑ってしまうよね。 あなたの隣で笑っていた頃の私は、 同じ場所に違う車を見つけても、 いつかの奇跡みたいな瞬間を思い出しながらも、 真っ直ぐに前を見つめていた筈だったのにさ。 あの道で、右折車が止まっているのが見えて、 い…

  • コトバ -春- 2025

    春の風を覚えていますか 春の色を覚えていますか 春の匂いを覚えていますか その髪を揺らす爽やかな空気を その瞳に映る鮮やかさを 鼻を擽る甘い香りを 覚えていますか 春という季節が 私たちにとって あの子の成長を感じる季節へと 変わって行ったのは いつからだったでしょうか いつの間にか 手を貸して助けることもよりも 2人で見守ることばかりが増えて いつの間にか少しずつ 自分の道を切り開く練習をするかのように ひとりで挑戦しようとする様子が増えて いつの間にか いつの間にか あの子の成長を見つめながら 私たちの中での いつの間にかは 何度も繰り返されて行きました 大きくなったね 2人並んで あの子…

  • 夜のシャボン玉時間

    あなたへ シャボン玉をしたい。 こんな気持ちを大切に、 私だけのシャボン玉の場所を見つけることが出来たあれからの私は、 もう、何度くらい、シャボン玉時間を楽しんだだろう。 何処へ出掛ける必要もなく、 私だけのプライベート空間で完結出来るということは、 例えば、5分だけシャボン玉をするという楽しみ方も出来るのです。 それ故に、あれからの私は、穏やかな夜を見つけると、 シャボン玉を持ってベランダへと出るようになりました。 私が初めて、夜のシャボン玉時間を楽しんだのは、 まだ春の暖かさを感じる前のことでした。 あの日の私は、シャボン玉に夢中になって、 随分と長い間、その時間を楽しんでいましたが、 い…

  • この生をリアルに生きるための私のやり方

    あなたへ 過去ってさ、なんだか幻みたい 生きるって、幻みたいなものなのかも知れないな 私はいつからこんなふうに、 この世界に流れる時間を見つめるようになったのだろう。 どんなに此処に留まっていたいと望んでも、 ほんの少しも、今を今のままで捕まえることが出来ないままに、 私の手の中からすり抜けてしまう今を見つめながら、 過去は幻みたいで、 生きることは、幻みたいなものなのかも知れないと、 時々の私は、こんな気持ちで、今を見つめてみるのです。 何の疑いもなく、時間という概念に沿って生きていた筈の私が、 こんな視点を持つようになったのは、 本気で時間を止めることを望み、 まるで努力をすれば、そこに留…

  • 2人分の桜の景色

    あなたへ 2人分の桜の景色を集めよう。 自分の中で、改めてこんな目標を立て直したのは、 今年の桜が咲き始めた頃のことでした。 こちらでは、満開になった桜の花が少しずつ散り始め、 鮮やかな緑色が少しずつ見え始めました。 この春の私は幾つくらいの桜の景色を見つめただろう。 ひらひらと風に舞う小さなピンク色を見つめながら、 この春に集めた桜の景色を、ひとつひとつ思い出していました。 あなたと一緒に歩きたかった土手の上はね、 川のこちら側と向こう側で、桜が開くタイミングが少しだけ違うのよ。 毎年の私が歩くこちら側の方が、少しだけ桜の開花が遅いの。 あの場所は、他の場所よりも、ほんの少しだけ長く、 桜の…

  • あなたを待つ時間

    あなたへ 指先を綺麗に整えたばかりだと言うのに、 タブのついた入った飲み物を買ったのは、先日の私でした。 折角ネイルをしたのに、どうしてタブのついた飲み物を選んだの?って、 こんなあなたの声が聞こえてきそうですが、 これはね、態とです。 だってさ、 ネイルをした私が、タブのついた飲み物を持っていたら、 もしかしたら、 あなたが開けてくれるんじゃないのかなって、そんな気がしたから。 僅かに期待を込めたまま、 5秒が経ち、 10秒が経ち、 20秒が経って、30秒が経って。 期待した時間はもう、 私にはやって来なかったけれど、でも、それでもいいの。 大丈夫。 だって本当は、 そんなことは分かり切って…

  • 密かに楽しみにしていること

    あなたへ こちらでは、随分と暖かく、過ごしやすい時期となって来ました。 だからでしょうか。 今朝の私は、思いっきり寝坊をしてしまいました。 時計を見て飛び起きて、思わず頭を抱え込みながら、 思い出していたのは、いつかの春の季節に聞こえた声でした。 あなた、そんなに眠れるの? まだ若い証拠ねって。 これは、今よりもずっと若かった頃の私に掛けられた言葉でした。 あの日の話題は、睡眠時間についてでした。 春になると何故だか眠くなることや、 眠ろうと思えば、何時間でも眠っていられるという話をした私の声に、 それはまだ若い証拠だと、こんな言葉が返って来たのでした。 年齢と共に、そんなには眠れなくなるのよ…

  • 携帯電話が壊れた本当の理由

    あなたへ この瞳に映る星空が、本当の星空なのだと思い込んでいた私は、 随分と長い間、それを当たり前かのように見つめていたけれど、 本当の星空は、実は全然違っていて。 その衝撃を忘れることが出来ないままに、何度でも、 星空の写真を撮っては、そこに映る本当の星空を見つめながら、 私は様々な視点を集めて来ましたが、 この世界もまた、星空と同じなのかも知れないと、 私はいつの頃からか、こんなふうに考えるようになりました。 そう。例えば、 目に見えないものは存在しないのだと考える人もいれば、 目に見えないものは存在するという考え方をする人もいます。 前世などないと考える人もいれば、前世はあると考える人も…

  • 前世の私のこと

    あなたへ 不思議な声が聞こえたのは、眠りから覚める直前のことでした。 その声の主は、前世での私の名前と、 前世の私も、春生まれであったことを教えてくれました。 それは、夢を見たと言うよりも、 潜在意識が私に教えてくれた、という表現の方が、 近しい感覚であったようにも感じています。 過去世というものには興味がありながらも、 前世での自分の名前や、どの季節に生まれたのかだなんて、 一度も興味を持ったこともなかった私にとって、 それは思いもしなかった声でしたが、 ここ最近の私の中には、時々、 不思議な記憶のようなものが蘇る瞬間があります。 それらひとつひとつを集め続けて行けば、 やがてそれらは、一本…

  • いつかまた会いたい人

    あなたへ 見上げた青空がとても綺麗だったから、 何気なく写真を撮ってみれば、 太陽の光に触れて、綺麗な虹色を放つ雲の写真を撮ることが出来ました。 撮ったばかりの写真を見つめれば、不意に蘇ったのは、 かつて私を強く惹きつけた彼女の言葉でした。 蛍光灯の光が虹色に見えるよ 眼鏡が曇っているせいかなって。 これは、彼女の後ろを、 ひな鳥のようについて回っていたあの頃に聞こえた声でした。 あの時の私は、彼女の声に相槌を打ちながら、 同じ空間にいながらも、彼女は今、 私とは全く違う景色を見ているのだと、 なんだか少しだけ、羨ましくも思ったのでした。 あれから、暫くの時が経ち、 私は、彼女とは全く違う景色…

  • 心霊現象 -2025-

    あなたへ それは、昨夜のことでした。 静まり返った家の中で突然に聞こえたのは、 カサッという何かが落ちる音でした。 あなたの場所の辺りから聞こえたような気がして、確認しに行けば、 お供えしたお菓子が落ちているではありませんか。 驚きながらもお菓子を元に戻して、 あの子に連絡をしてみようと考えたのは、 それが虫の知らせ的な何かであるのかも知れないと考えたからでした。 あの子にメッセージを送り、返信を待つ間に、 あなたの顔をじっと見つめてみれば、 なんだかあなたが、とても嬉しそうな顔をしているように見えて。 あなたのその表情から、 あの子は大丈夫って、そんなふうに感じると間も無くに、 あの子からの…

  • 何が起こるのか分からないのが人生

    あなたへ 私の中へと不意に蘇ったのは、 以前の職場の先輩が聞かせてくれた、運命の人との出会いの話でした。 私の友達がね、昔、車で接触事故を起こしてしまったのよ 幸いなことに怪我もなくて、大事には至らなかったんだけれどね その友達は後に、その時の事故の相手と結婚したのよ 出会いって、本当に何処にあるのか分からないものよね 先輩がこんな話を聞かせてくれたのは、 あなたを見送ってから、どのくらいが経った頃だっただろう。 運命的な出会いは確かに存在し、そして、偶然を装った必然や、 目には見えない不思議な力というものも、確かに存在するのだと、 あの日の私は、 こんな証拠をひとつ集めることが出来た筈だった…

  • 斬新なお味噌

    あなたへ 随分と斬新なお味噌汁だったな こんな感想を持ちながら、 見たばかりの夢の中を反芻したのは、先日の私でした。 あの日の私は、そちら側から帰って来てくれたあなたが、 お味噌汁を作ってくれるという夢を見ました。 それは、私が見たこともないお味噌汁で。 夢の中の私は、それをとても美味しそうだと思いながら見つめていたのに、 飲む前に、目が覚めてしまったのでした。 ねぇ、あなた あのお味噌汁は、そちら側での手料理なの? 思わずあなたの顔を見つめて呟いたのは、 中身の具材が、これまでの私が見たこともないものだったからでした。 何かの野菜 ゆで卵 そして、唐揚げ これがあの日のあなたが作ってくれたお…

  • あなたと話が出来た最後の日

    あなたへ ずっと好まなかった筈のグミを突然に好きになったのは、 あなたとの仲睦まじい、の年齢差だった私でした。 思えばあれからの私は、様々な味のグミを買って来ては、 あなたへお供えしてきました。 オレンジ味のグミ 桃味のグミ 葡萄味のグミ ヨーグルト味のグミ それから、 色々な味が楽しめるグミ 極端だね なんて、あなたはきっと笑っているんだろうな。 時々には、聞こえないあなたの声を思い描きながらも、 あれからの私は、思えば随分と頻繁に、グミを購入するようになりました。 だってさ、なんだか嬉しいんだもの。 好きな食べ物が増えることってきっと、幸せが増えることなのよ。 きっとね、 あなたが好きだっ…

  • 今のあなたという存在

    あなたへ あなたって、本当に、 私と一緒にこの世界で生きていた人よね? 時々、こんな視点から、あなたの顔をじっと見つめてしまうのは、 この世界に存在していたあなたと、今のあなたとでは、 私にとって、 大きくかけ離れ過ぎたものがあるからなのかも知れません。 今のあなたという存在とは、 ある種、私たちにとっての神様のような存在でもあるのだと、 いつかのあの子と私は、こんな話をしたことがあったし、 あの、例の塩をあなたに預けてみたことも、 そんな考え方があってのことでした。 例えば、ご先祖様という存在は、 子孫である私たちを守ってくれている存在なのだという考え方があります。 そんな考え方に基づいて考…

  • サプライズ

    あなたへ 何気なく、携帯電話のアプリを開いた私の目に飛び込んで来たのは、 大切な人へのサプライズを仕掛けた素敵な動画でした。 こんなに素敵なやり方もあるんだねって、 思わず何度も見返しながら、そこにある笑顔を見つめてみれば、 なんだか、こちらまでもが笑顔になって。 とても素敵な動画に出会うことが出来た私は、またひとつ、 あなたにもしてあげたかったことを集めることが出来ました。 あの夏からのこちら側では、 時代の流れと共に様々に景色が変わり行きましたが、 こうして知らなかった視点を、 自分の手の中で集めることが出来るようになったこともまた、 時代の流れだと言うことが出来るのでしょう。 あの時、こ…

  • 雨と曇り続きの日にやるべきこと

    あなたへ ここ数日のこちらでは、雨や曇りの日が続いています。 寒さが戻って来たせいなのか、それとも、天気のせいなのか、 ここ数日の私は、なんだか気分が晴れなくて。 そんな気持ちを一新するかのように、 ネイルをしてみようと思い立ったのは、昨夜のことでした。 あなたを見送り、 爪の手入れをすることすら忘れてしまっていた私が、 再びネイルをするようになったのは、いつの頃だったでしょうか。 一度は、あなたの隣で笑っていた頃の私と同じ指先へと、 整えるようになっていた筈だったのに、 いつの間にか、指先に使う時間を後回しにすることが増えて、 いつの間にか、指先に気を配ることすら忘れて行って。 いつの間にか…

  • この国に生まれた理由

    あなたへ 春の暖かな風を感じられるようになったかと思えば、 ここ最近のこちらでは気温が低く、 再び、厚手の上着に袖を通すことになりました。 車へと乗り込めば、 早速、暖房を掛ける日々へと逆戻りしてしまいましたが、 思わず僅かに肩を竦めながらも、 今日の私は、この冬に蘇ったあなたの声を反芻していました。 あれは、あなたと過ごした初めての冬に聞こえて来たあなたの声。 私は、あなたがあなただから、 どんどん惹かれて、 どんどん好きになって行ってんだなって、 改めて、あなたが見せてくれた優しさに触れるように、 あなたの声を反芻しました。 あなたと初めての過ごした冬に私が知ることが出来たのは、 冬という…

  • コトバ -過去へ- 2025

    今日のあなたは 苛つきながら落ち込んでもいるね だって言い過ぎてしまったものね なんであんな言い方されなきゃいけなわけ?って 彼が放った言葉に対して 怒りを爆発させながらも あんな言い方しなければよかったな とか 彼を傷付けてしまったよねって 本当は落ち込んでもいて 今日のあなたの脳内は とても忙しい あなたは今 彼はどうしてこんなにも 私のことを怒らせるのが上手なんだろうって 思っているよね そして どうして私たちは こんなにも喧嘩ばかりするのだろう とか 夫婦仲良くいられたら良いのにって こんなことも思っているよね あのね 今のあなたは 気付いてはいないみたいだけれど 彼はあなたと喧嘩をす…

  • 1万分の1の確率

    あなたへ あなたは右折、私は直進。 すれ違う瞬間に、笑い合った日があったことをあなたは覚えていますか。 あの時は、対向車線にいたあなたが先に私に気が付いて、 ニコニコとしながらこちらを見ていたんでしたっけ。 仕事から帰宅途中のあなたと、 仕事帰りにスーパーマーケットへ寄る予定だった私。 そんな2人が、偶然にすれ違ったのは、いつかの夕方のことでした。 あの道を通りながら、あの日、 あなたとすれ違いながら笑い合った日のことを思い出していました。 同じ家に暮らしている筈なのに、偶然どこかで出会った時って、 なんだか少しだけドキドキして、なんだかとても嬉しくて。 私の中には、いつもとは違う感情を見つけ…

  • 雨が作り出す静かな春の景色の中で

    あなたへ ただ春を感じる1日と題して出掛けたあの日には、 まだ小さな蕾だった筈なのに、いつの間にかその膨らみが増して、 気が付けば、僅かに桜の蕾が開き始めました。 今日のこちらでは、朝から雨が降っていましたが、 なんだか待ち切れない気持ちで、 傘を差して、いつもの公園へと出掛けました。 雨の日の公園は、とても静か。 なんだかそこに流れる時間だけが止まっているかのような、 不思議な錯覚を覚えながらも、 幾つかの桜の花を見つめながら、ゆっくりと、その景色を楽しみました。 開いたばかりの桜の花も、 ピンク色の蕾も、とても可愛い。 優しい雨の音が、私だけの静かな世界を作り出してくれるから、 今日の私は…

  • ハート型に切り抜かれた空

    あなたへ あぁ!もう! 何だかよく分からないけれど、 この、ごちゃっとした全部を消し去りたい! こんな気持ちを抱えていたのは、先日の私でした。 しっかりと前向いて歩んでいても、時々には、 考えごとをしながら俯いてしまう日もあって、 時々には、しっかりと前を見つめることが出来ない日もあって。 前を向くためには不必要である全てを頭の中から消し去るために、 先日の私は、無性に歩きたくなりました。 こちらでは、思えば随分と、日が長くなりました。 夕方の時間帯でありながらも、 歩くには十分な明るさであることに安心して、出掛けることに決めたのでした。 今日の私は何? どうしてこんなにモヤモヤしているの? …

  • 過去世の私たち

    あなたへ 過去世はきっと、あるのだろうとしながらも、 証拠はなくとも、感じたことはきっと正解だとしながらも、 受け入れるのに時間が掛かってしまった蘇る筈のない記憶についてを、 改めて考えることが出来たのは、 あなたへの手紙を綴りながら、頭の整理をして、 ちゃんと受け入れ、楽しむという視点を持てたからなのかも知れません。 今日の私は、改めて、 蘇る筈のない記憶についてを考えていました。 あの記憶のようなものが、もしも過去世の記憶だとするならば、 そこにいたのは、同じ人生を歩むことが出来なかった私たちでした。 何故そうなったのかまでもは分からなかったけれど、 でも、そこにいたのは、 今の私よりも、…

  • 蘇る筈のない記憶

    あなたへ 絶対に忘れたくない。 今、目の前にあるこの景色も、 この気持ちも全部、ずっと覚えていたい。 それが不可能であることを分かっていながらも、 絶対に忘れないと心に誓うかのように、 目の前にいるあなたらしき人の姿を見つめ続けた記憶のようなものを、 私の中に捉えたのは、先日のことでした。 蘇った、と言って良いのかどうかもよく分からないその記憶のようなものは、 とても短いストーリーでした。 今度生まれ変わったら、絶対に一緒になろう こんな言葉を掛けられた私は、 もしも生まれ変わることが出来たとしても、 この記憶を持っては行けないことを理解しながら、 それでも絶対に、この気持ちも、この記憶も、忘…

  • 私の本当の気持ち

    あなたへ 先日の、ただ春を感じる1日に撮った写真を眺めていました。 あの日見つけた空の色。 あの日見つけた春の色。 この手の中に収めたばかりのそれらを眺めながら、 あの日の私が見つけた景色を思い出していました。 あの日の私は、歳を重ねたご夫婦が手を繋いで歩く姿を、 幾つくらい見つけただろう。 ゆっくりと2人だけのペースで歩くその後ろ姿は、とても素敵で、 やっぱり、なんだかちょっとだけ羨ましくて。 あの夏からの私は、相変わらずに、 私よりもずっと歳を重ねたご夫婦にばかり目が向いてしまうけれど、 でも、そんな時に、私の中へと自然と蘇るのは、相変わらずに、 手でも繋ぎますかって、いつかのあなたの声と…

  • 子供の頃の私が読み返していた1冊の本

    あなたへ 朝起きて、コーヒーを飲みながら、 空を見上げた私の中へと不意に蘇ったのは、 子供の頃に何度も読み返していた1冊の本の存在でした。 今でこそ、本を読む私ですが、 子供の頃の私は全くと言って良いほどに、本には関心がありませんでした。 だって、本を読むことって、なんだか国語の授業みたい。 そんなことよりも、もっと楽しいことをして遊ぼう。 読書に対しては、こんな印象しか持っていなかったあの頃の私が、 唯一、関心を持って、何度も読み返してしたのは、 おまじないに関する本でした。 例えば、素敵な自分になるための呪文が書かれていたり、 ラッキーなことを呼び寄せるための動作の方法が書かれていたり。 …

  • ただ春を感じる日

    あなたへ ここ最近のこちらでは、随分と暖かくなりました。 柔らかな風を感じながら、 既に春の季節へと移り変わっていたことに気が付いた私は、 ただ春を感じる1日を過ごしてみたいと、 不意にこんな気持ちを見つけると共に、 新たな遊び方を思い付いてしまいました。 それは、色々な公園へ出掛けて、色々な春を感じてみよう、 というものでした。 思い立ったらやってみたい。 こんな気持ちを大切に、今日の私は、 ただ、春を感じる1日を過ごしてみることにしました。 かつては、春になると菜の花でいっぱいだったあの公園や、 家族3人で絵を描きに出掛けたあの公園を含め、 思いつくままに、5箇所の公園を巡りました。 足元…

  • 年を重ねる -2025-

    あなたへ あの夏にいた私は、あなたよりも7つ年上になったよ 空を見上げて、こんな報告をしながらも、 なんだか少しだけ寂しい気持ちを見つけてしまったのは、 あなたとの仲睦まじいの年齢差が、私にとって、 特別な年齢だったからなのかも知れません。 もう、あなたとの仲睦まじいの年齢差は、終わっちゃったんだな 小さく呟いてみれば、思っていたよりも、 ずっと寂しげな自分の声が聞こえてきて。 だって、それはそうよね。 あんなにも素敵な景色ばかりが染まった年齢だったんだもの。 無事にまたひとつ歳を重ねることが出来た筈なのに、 素直に喜べないでいる私を慰めるかのように、 お誕生日おめでとうと小さく呟いてみたので…

  • 私たちの仲睦まじい年齢差

    あなたへ あの夏から、年を重ねることがなくなったあなたと、 あの夏からも、この世界で年を重ねる私。 そんな私たちの年齢差が、 仲睦まじい、の年齢差であることに気が付いた日の私は、 この年齢に対して、特別な意味を感じていました。 仲睦まじい、の年齢差だからこそ、 この年齢の私に見える景色は特別な色を染めてみたい。 こんな気持ちでこの年齢を見つめた私の中には、思えば、 特別な景色がたくさん詰まったように思います。 あなたと通ってみたかったあの道で、素敵な虹の景色を見つけたこと。 香水を纏う自分を思い出したこと。 そう。それから、 きっとあなたが選んでくれたあのワンピースは、 今でも、私の一番のお気…

  • 愛のカタチ

    あなたへ 実はね、昔、 愛のカタチについてを一晩中考えていた頃があったよ なんて、もしも今、 あなたにこんな話すことが出来たとしたのなら、 あなたはどんな顔で笑うのだろう。 あの頃の私は、愛についてを深く考え続けながら、 文字を綴ることが、とても好きだったんだ。 家族が寝静まった夜になると、ノートとペンを準備して、 思いのままに、愛のカタチを書き綴ってさ。 本当は、愛が何であるのかだなんて、 よく分かってはいなかったけれど、 あの頃の私が綴った文字は、あの頃の私にとっての愛のカタチだった。 誰に見せる訳でもなく、ただただ愛のカタチを書き綴る夜は、 あの頃の私にとって、一番大切な時間だったような…

  • 運命の人である証拠

    あなたへ あっ!俺、キミのこと見たことがあるよ 前にさ、俺の車の隣を走っていたことがあったんだよ これは、私たちが出会ってから、 どのくらいが経ってからのあなたの声だっただろう。 不意に蘇ったあなたの声を反芻しながら、 あの頃の私たちに流れていた時間を思い出していました。 あれは、私の車にあなたを初めて乗せた日のことでした。 車内に置いてあったサングラスを指差して、 ねぇ、これ掛けてみてよって、こんなあなたの声に従って、 素直にサングラスを掛ければ、 あなたは何かを思い出したかのように言ったのよ。 俺、キミのこと見たことがあるよって。 それは、私たちが出会う前のことだったとあなたは言いました。…

  • 今、この瞬間に感じる気持ち

    あなたへ 今、この瞬間に感じる気持ちを、大切に感じ切ってみよう。 私はいつから、こんなふうに考えるようになったのだろう。 胸の奥がギュッと締め付けられて、どうしようもない気持ちも、 言葉にならないままに、ただただ涙が溢れてしまう気持ちも、 あなたの分まで大切に感じてみよう。 そんなふうに、その時に感じる気持ち全てを、大切に感じ切るようになった私は、 以前の私なら目を背けて、早く忘れる努力をしていた感情も、 しっかりと感じ切ってみるという視点を持てるようになりました。 例えば嫌なことがあった時って、その物事も、その時に感じた気持ちも、 早く忘れてしまいたくもなってしまうけれど、 そこに感じた気持…

  • 人が最後に贈ることが出来るもの

    あなたへ ねぇ、あなた どうして人は一番初めに声を忘れるのだろう 特に答えを探す訳でもなく、ただ小さな疑問を呟いたのは、 胸の中に耳を傾けて、 あなたの声を聞いていたあの日のことでした。 ちゃんとあなたの声が聞こえることを確認して、 しっかりと前を見据えた私が思い出していたのは、 あなたの声を思い出すことが出来ないと、 こんな話を聞かせてくれた日のあの子の声でした。 あれから先で、私たちは、 ビデオカメラに残されていたあの頃のあなたに逢いに行って。 あの子はしっかりとあなたの声を胸の中へと取り戻すことが出来たけれど、 それは、ある種の形として残すことの出来るものであったからこそ、 取り戻すとい…

  • 目に見えないものを信じる人

    あなたへ 俺ね、守られているから、絶対に大丈夫なんだよ 不意に蘇ったのは、仲の良かった友人の言葉でした。 いつもは冗談ばかりを言う彼が、一度だけ、 その内側にある繊細で柔らかな部分を見せてくれたのは、 何故だったのだろう。 あの日の彼が私に聞かせてくれたのは、彼の家族の話でした。 俺さ、歳の離れた弟がいたんだよね いつも俺の後ろをついて来てさ 凄く可愛かったんだ でもさ、小さい時に亡くなっちゃったんだよね 彼のこんな声に、何の言葉も返せないままに、 静かに相槌を打てば、彼の言葉は更に続きました。 弟はね、亡くなったけれど、いつも俺の側にいてくれて、 俺を守ってくれているんだよね だから、俺は絶…

  • 海藻みたいに過ごした1日

    あなたへ あぁもう!疲れた! 何に疲れているのか分からないけれど、全部疲れた! 休みたい! いつも通りに、自分の目の前に続く道を歩んでいた筈だったのに、 不意にその足取りの重さに気が付いて、足を止めたのは今日の私です。 やる気はある筈なのに、なんだかやる気が起きないような、 たくさん眠った筈なのに、なんだか頭がボーッとしてしまうような、 そんなチグハグな感覚を自分の中に捉えた私は、 焦りのようなものを感じてもしまったけれど、 こんな日は、休んでみるのも悪くはないのかも知れないと、 考え直すことが出来たのは、 いつかのおばあちゃんの言葉が、ふと浮かんだからでした。 頑張り過ぎちゃいけないよって。…

  • 日常会話と非日常会話の違い

    あなたへ ここ最近の私は、よくあなたの夢を見ます。 元々は、全く違うストーリー展開だった筈なのに、 いつの間にか、私の側にあなたがいて、 いつの間にか、あなたと過ごす時間へと変わっているのです。 また逢いに来てくれたね ありがとう ここ最近は、こんな朝の挨拶も、とても増えましたね。 最近の私が見た幾つかの夢を反芻しながら、 ふと思い出していたのは、あの子の声でした。 昨日の夜、お父さんの夢を見たよって、 こんなあの子の声は、幾つくらい聞こえただろう。 それはいつでも、 日常の中の何気ない時間の中でのやり取りでした。 寝起きのあの子だったり、 ふと思い出して、話を聞かせてくれたり。 様々なタイミ…

  • キャラメルを握り締めた右手を見つめたままで

    あなたへ 自分の部屋へ持って行こうと、 幾つかのキャラメルを握り締めた右手を何気なく見つめてみれば、 不意に笑いが込み上げてしまいました。 だってさ、 欲しい分だけのキャラメルを握り締めた右手の指の隙間からは、 包み紙が少しだけ見えていてさ、 あの日のあなたの右手と、よく似ていたんだもの。 ねぇ、あなたは覚えていますか。 救急搬送から数日が経ち、 奇跡的な回復を遂げたあなたが、漸く、 飲み物と飴を口に出来たあの日のことを。 キャンディをひとつ口に入れたあなたは、とても嬉しそうな顔をしながら、 こっそりと、幾つかのキャンディを握り締めて。 右手の指の隙間からは、しっかりと包み紙が見えているのに、…

  • なんで?なんで?なんでなの?

    あなたへ なんで?なんで?なんでなの? これは、ここ最近の自分自身へ対する問い掛けの言葉です。 なんで?の疑問に対して、 その理由を真剣に考えて、考えて、考え続けて、 ここ最近の私は、実は少しだけ疲弊してもいますが、 こうして、なんで?を自分自身に問い掛け続けることは、 自分自身の大きな成長へと繋がることなのだと、日々、実感しています。 この、なんで?はね、 実は、先日のあの子がくれた視点でした。 社会人になったあの子は、日々、 自分の目の前にある仕事に対して、なんで?を問い掛けて、 そこに対する明確な答えを導き出してから、それを形にするのだと言います。 これは、会社の先輩から教わった視点なの…

  • あなたと死別してからの私が集めたもの

    あなたへ あなたがいる夏を抱き締めたまま、 必死に時間に逆らうかのように、 後ろを向いて座り込んだままだったあの頃にも。 あなたがいる夏に必死に手を伸ばしたまま、 時間に引き摺られていたあの頃にも。 少しだけ前へと歩んでは、立ち止まって、 あなたの姿を確認するかのように、 あの夏を振り返ってばかりいたあの頃にも。 この瞳に映ることのなくなってしまった筈のあなたが、 見せてくれているのではないか思えるような、 不思議な出来事の数々が私の身に起こりました。 ゆっくりと、自分だけのペースで歩めるようになったあの頃にも。 道に迷って座り込んだあの頃にも。 しっかりと涙を拭いて、私にとっての前を見つめた…

  • 胸の中に耳を傾ける時間

    あなたへ 胸の中へと耳を傾けて、あなたの声を聞いていました。 こうして、私が胸の中へと耳を傾けるとね、 聞こえて来るのはいつでも、 おはよう、でも、 ただいま、でも、 コーヒーが飲みたいな、でもなく、 私を呼ぶあなたの声です。 楽しげな声で私を呼ぶあなたの声。 甘えた声で私を呼ぶあなたの声。 ちょっとだけ困った声で私を呼ぶあなたの声。 拗ねたように私を呼ぶあなたの声。 たくさんのあなたの声に耳を傾けて、 それらがちゃんと聞こえることを確認すると、 私はまた、しっかりと前を向き直して、 そこから先へと歩みを進めて行くのです。 あなたの声は、 絶対に忘れないのだと自信を持っていた筈の私ですが、 こ…

  • 大人になった私だから見つけることの出来た景色

    あなたへ シャボン玉をやりたい 自分の中にこんな気持ちを見つけてから、数ヶ月が経とうとしていますが、 私、遂に、絶対に誰にも見られることなく、 シャボン玉を楽しめる場所を見つけました。 さて、何処だと思いますか。 答えはね、夜のベランダです。 私はずっと、人目につかない何処かへ出掛けて、 誰にも見られずにシャボン玉をすることばかりを考えて来ましたが、 よく考えてみれば、家のベランダという私だけの空間を、 夜という闇が隠してくれるのなら、そこは、 誰にも見られる心配のない場所へと変わるのだということに、 不意に気が付いたのです。 灯台下暗しです。 今夜の私は、早速、ベランダに出て、 シャボン玉を…

  • この人生の中では解けない問題

    あなたへ 男の子のお母さんはね、 男性との関係を上手く作れるようになるんだって。 こんな話を耳にしたのは、 あの子が生まれてから、どれくらいが経った頃だっただろう。 ご主人への接し方とか、何か変わった? あの日は確か、こんなことを聞かれたけれど、 幼いあの子と向き合っていたあの頃の私には、 全くピンと来るものがないままに、 男の子を育てることで、 男性という生き物についてを深く知ることが出来るから、 男性との関係を上手く作れるようになるのだと、 こんな話に合図を打ったのでした。 人それぞれに個性があるように、 きっと性別だけで全てを括ることは出来ないのだろうとしながらも、 あの子が大人になる頃…

  • 私が歩む道を照らしてくれる存在

    あなたへ あの子からの電話が掛かってくる時って、 実はあの子から新たな何かを学ぶタイミングでもあるのかも知れないと、 こんなふうに考えるようになったのは、いつの頃からだっただろう。 此処から巣立ったあの子は、 常に新しい価値観や考え方、景色に触れながら、 そこで見つけたものを私に届けてくれるようになりましたが、 それらはいつでも、その時の私にとって、必要なものであったりもします。 あの子の言葉をひとつひとつ咀嚼しながら、話を聞けば、 それは必ずその時の私にとって必要なものへと形が変わるのです。 あの子との電話をする時間は、 鮮度の高いお守りを詰め込む時間なのだと、 先日の私は、こんな手紙を書き…

  • 確かなあなたという形

    あなたへ 今朝の私がふと思い出していたのは、 叔母が聞かせてくれた、 おばあちゃんが亡くなるほんの少し前に見た夢の話でした。 私の中の奥深くへと仕舞い込まれていた記憶が、 突然に蘇ったので、 今日は、あなたにもあの頃のことを話してみたいと思います。 おじいちゃんが亡くなり、 長きに渡り、ひとりで暮らしていたおばあちゃんでしたが、 近隣に住む叔母は、そんなおばあちゃんのことを気に掛けて、 頻繁におばあちゃんのところへ出掛けていたそうです。 そんな叔母の夢の中に、おじいちゃんが出て来たのは、 おばあちゃんが亡くなるほんの少し前のことでした。 俺がいなくなってから随分と長い間、世話を掛けたな ありが…

  • 頭痛が痛い

    あなたへ 余程の寝不足や体調不良でなければ、頭痛が起きることのない私ですが、 寝不足でも、体調不良でもないにも関わらず、 突然に頭痛を感じたのは、昨夜のことでした。 即座に横になりたい欲求を抑えながら、 寝支度を整えることにしましたが、 そんな私の中へと蘇ったのは、いつかのあなたの言葉でした。 頭痛が痛いって言葉、なんか変だよね?って。 そう。あれは確か、 私たちが家族になったばかりだった頃のことでした。 どうしてそんな話になったのかは忘れてしまったけれど、 なんだか不自然さを感じるその言葉に、 あなたと一緒に笑ったことだけは、今でもよく覚えています。 あれからでしたね。 時々のあなたが、日常…

  • シャボン玉

    あなたへ シャボン玉をしたい 突然にこんな気持ちを見つけたのは、いつの頃だっただろう。 買い物ついでに買ったシャボン玉を棚の上へと置いたまま、 時々横目にそれを見ながらも、 なかなかそこから先に進むことが出来ないままに、此処までを歩んで来ました。 私ね、シャボン玉が大好きだったの。 子供の頃は、本当によく、シャボン玉をして遊びました。 時々には、自分でシャボン玉を作ることもありましたよ。 近所の友達と皆で、それぞれに自宅で作ったシャボン玉を持ち寄って、 一緒にシャボン玉をしたりしてね。 キラキラと光るシャボン玉を見つめるのも、 それから、誰が一番大きなシャボン玉が出来るかって、 こんな競争をす…

  • 3月に降る雪が私に教えてくれたこと

    あなたへ 今日のこちらでは、朝から雨が降りましたが、ふと窓の外を見れば、 いつの間にか、雨は雪へと変わっていました。 私の瞳に映った雪が、 あなたよりも4つ年上になった日の雪と重なったのは、 今日の雪が、3月に降る雪だったからなのかも知れません。 あなたよりも4つ年上になったあの日は、 少しだけ日常から離れて、静かに降り続く雪を見つめながら、 自分自身を見つめた日でもありました。 これから、どんなふうに生きて行きたい? あなたは、何がしたいの? 雪の日が作り出す静けさの中、自分自身に問い掛けながら、 しっかりと自分にとっての前を確認したあの日。 私は、私にとっての大切なものを、 しっかりと、自…

  • 私が知る普通とは懸け離れた自分

    あなたへ 携帯電話のアプリを開くと、私の目に飛び込んで来たのは、 本当はずっと、昔から女性になりたかったのだという年配の男性でした。 お化粧をして、可愛い服を着て、 とても嬉しそうに笑ったその男性の笑顔につられて、 私までもが、なんだか嬉しくて笑顔になって。 良かったですね 思わず、小さな声で、 画面の向こう側で笑う男性に声を掛けてから、 画面を閉じたのでした。 偶然見つけたあの男性は、 ずっと自分の本当の気持ちを誰にも言えないままに、 その人生を歩んで来たのだと言いました。 きっと、時代の移り変わりにより、漸く、 長きに渡り心の内に秘めていた本当の自分を、 表現出来るようになったのでしょう。…

  • 暖かな日差しに誘われて

    あなたへ 暖かくて気持ちが良いな こんな気持ちで空を見上げながら思い立った私は、 外出ついでに少しだけ散歩を楽しむことにしました。 雲ひとつない青空と、暖かな日差し。 真冬の寒さは既に超えたんだよ、とでも言いたげな優しさを纏う風。 ピンクや白の花を咲かせ始めた木々。 それらひとつひとつをゆっくりと見つめながら、 いつもの公園を一周し、次の季節の訪れを感じました。 こちらでは、思えば随分と、 朝晩の寒さが和らいで来たように思います。 来週からは、また少し寒くなるようですが、今日から3月に入りました。 この公園がピンク色へと染まって行くのも、 もう間も無くなのでしょう。 これからの景色もとても楽し…

  • そちら側のあなたから再婚を勧められた件について

    あなたへ あれ?あ、そうだよね? よし!よーーし! 私、よくやったね! 思わずガッツポーズを決めて、 ひとりで盛り上がってしまったのは、 あの、衝撃的な夢を見てから、 次の夏で、5年を迎えることに気が付いたからでした。 忘れもしません。 あれは、 あなたが帰って来てくれることを楽しみにしながら眠りに就いた、 5年前のお盆前日の夜。 夢に出て来たあなたは言ったのよね。 5年くらいが経ったら、再婚したら良いよって。 あまりにも衝撃的な夢から覚めた私は、 泣き出しそうな気持ちで、 冗談だよね?って、こんな言葉を掛けながら、 あなたの遺影を見つめたのでした。 そっか。 次の夏で、あの夢の中のあなたが言…

  • 体がひとつしかない理由

    あなたへ 何を大切にして選び取るのか。 体がひとつしかない理由って、 実はとてもシンプルな答えだったのかも知れないと、 こんなふうに腑に落ちて、 ひとりで納得してしまったのは、先日の私です。 人の体は、どうしてひとつしかないのだろう こんなことについてを真剣に考えたのは、 いつの頃のことだったでしょうか。 日常生活の中には、 やらなければならないことが必ず組み込まれていて、 自分のために使える時間は限られていて。 例えばひとりにつき、体がふたつあるとするならば、 やりたいことももっと出来るし、より多くのことを学べるのにと、 こんなことを真剣に考えていたあの頃の私は、 やがて、KTSプログラムと…

  • 星空が教えてくれた私たちの繋がり

    あなたへ 夜空の写真を撮って、 この瞳には映ることのなくなってしまった星の数を数えれば、 不意に蘇ったのは、 私の記憶には残ってはいない幼少期の頃の私のエピソードでした。 あれは、いつの頃のことだっただろう。 祖父母の家へ行った日に、 いつかの母が聞かせてくれたのは、幼かった頃の私の話でした。 毎年のお盆には、祖父母の家に泊まりに行くのが、 私たち家族の過ごし方でしたが、 夜には祖父母も交えた皆で花火をすることもまた、毎年の恒例でした。 物事がつく前の私は、花火を終えると突然に、 庭に寝転がったのだと言います。 そうして私は、そこにいる皆を誘ったようでした。 ここに寝転がってごらん 星が綺麗に…

  • 23歳

    あなたへ お父さんとお母さんが、俺に色々なことを教えてくれたから、 今の俺がいるのだと思っています。 改めまして、 俺のお父さんとお母さんになってくれてありがとう。 こんなメッセージを送ってくれたのは、 22歳になった日のあの子でした。 今度、大きな仕事を任せて貰えることになったよ こんな弾んだあの子の声が聞こえて来たのは、 私の誕生日が間近に迫った頃のこと。 仕事の都合上、誕生日当日には連絡が出来ないからと、 少し早いけれどお誕生日おめでとうという声と共に、 仕事での活躍ぶりを聞かせてくれたのでした。 ゴールデンウィークの帰省では、 互いにひとつ歳を重ねてから、初めての再会となりました。 あ…

  • あなたへ あなたがくれた栞を挟んだ本を、日々少しずつ読み進めながら、 あれ?と思ったのは、 この本の内容が、随分と以前に一度だけ興味を持って、 学んでみようと試みた分野の視点から書かれた本だったからでした。 ほんの僅かにだけ学んだその分野は、 当時の私には難し過ぎて、何度同じ文字を辿ってみても、 理解が出来ないままに、早々に断念した類の分野でもありました。 私の中では既に忘れ去られた筈の分野が、 こうしてまた目の前へと現れてみれば、 そういうことだったのかと、 あの頃の時間に対して腑に落ちてしまうものを感じたのは、 いつかの私が見つけた視点があったからでした。 人生とは、実は私たちが思うよりも…

  • 知らない筈の記憶

    あなたへ 何気なくキャラメルをひとつ、口へと放り込めば、 不意に聞こえて来たような、或いは蘇ったような、 そんな不思議な感覚の中で捉えたのは、あなたの声でした。 本当にキャラメルが好きだねって。 懐かしさから、なんとなくキャラメルを買ったあの日から、 キャラメルに嵌り、遂には常備品となって行きましたが、 何故だか飽きもせずに、あれからの私も、 キャラメルライフを楽しんでいます。 なんというか、キャラメルを食べていると、 とても落ち着くような気がするのです。 キャラメルを食べることは、もはや私の中での日常の一部となりましたが、 こんなに不思議な感覚を捉えたのは、これが初めてのことでした。 今のは…

  • 掃除機をかける夢

    あなたへ え?嘘でしょう? 目が覚めて、思わず小さなこんな声を上げたのは、 つい先程までの私が見ていたものが、 夢であったと気が付いたからでした。 夢の中を反芻しながら、もう一度目を閉じて、 同じ夢に戻ろうとしてしまったのは、これで何度目だろう。 あなたの夢を見た日の私は、何度もこんなふうに、 同じ夢への入り口を探して来ましたが、 結局、今回も、同じ夢へと辿り着くことは出来ないままに。 夢の中にいたあなたとの時間をもう一度大切に反芻してから、 仕方なく起き出したのでした。 今回の私が見たのは掃除機をかける夢でした。 こんなふうに言ってしまうとなんだかとても、 地味な夢だったようにも思えてしまい…

  • 今のあの子に必要なもの

    あなたへ お母さんと話していると、いつも前向きな気持ちになれるよ 明日からまた頑張ろうって思える あの子のこんな声が聞こえて来たのは、先日のことでした。 あの子が巣立ってからの私は、あの子の巣立ち前と同じように、 いえ、それ以上に、 心を込めてあの子を褒める時間を大切にして来ました。 明日からも、あの子が元気に歩むことが出来ますように。 この言葉たちが、遠く離れた場所で活躍するあの子の背中を、 いつでも押し続けることが出来ますようにと、願いを込めて。 今の私にとって、あの子との電話の時間は、 あの子の中へとお守りを詰め込む時間でもあるのです。 あの子が此処から巣立ったばかりだった頃は、 毎日掛…

  • 私の中の常識を覆した人

    あなたへ 長く勤めたあの会社を去った後の私には、 様々な世界や人との出会いがありました。 今日は、そんな中で出会った、 私が歩んだ道とは、ある意味で真逆の道を歩んで来た人の話を、 あなたにも話してみたいと思います。 私とは、真逆の道を歩んで来た人。 それは、様々な職種を経験して来た人。 もう少し言い方を変えれば、職を転々として来た人、です。 様々な世界で、様々な人たちとの出会いが訪れた私には、 職を転々としてきた幾人かの人たちとの出会いがありました。 これは私にとって、 初めての人種とも言える人たちとの出会いでもありました。 職を転々とする人。 こんなふうに言ってしまえば、 何らかのネガティブ…

  • 奇跡的なハーモーニー音

    あなたへ 帰宅して、家の玄関の鍵を開けた瞬間に、 ちょっとだけ驚いてしまったのは、初めての音が聞こえたからでした。 私が玄関の鍵を開けた瞬間にね、全く同じタイミングで、 同じ階に住む方の玄関から、鍵を開ける音が聞こえたのです。 一瞬驚きながらも、私はドアを開けて家の中へと入りましたが、 鍵を開ける音から始まったその重なりは、 ドアを開ける音、そしてドアを閉める音までもが、綺麗に重なりました。 部屋へと入り、聞こえたばかりの音を反芻してみれば、 やがて私の中へと湧き上がったのは、小さな感動でした。 ドアを開けて家の中へ入った私と、 ドアを開けて家の外へ出たご近所さん。 真逆の行動を取るために、全…

  • 結婚生活を続けるためにあなたがしてくれたこと 2

    www.emiblog8.com あなたへ さて、今日は、昨夜の話の続きを綴ってみたいと思います。 早い流れの中で出会ったひとりの女性と、 偶然、長い雑談を交わすことが出来たあの日、 彼女が聞かせてくれたのは、 数年前に自らが終わりを選んだ結婚生活についてでした。 子供たちが成人を迎えたことをきっかけにして、 自分の人生についてを見つめ直し、結婚生活を終わりにすることに決めたのだと、 こんな言葉から始った彼女の話の中で語られたのは、 夫婦喧嘩についてでした。 私ね、元主人と喧嘩ってしたことがなかったのよ 嫌なことがあっても、我慢をすることが当たり前だったの だからね、結婚生活の中でも、嫌なこと…

  • 結婚生活を続けるためにあなたがしてくれたこと 1

    あなたへ 毎日、毎日、早い流れに乗って歩む私の中へと、 何故だか突然に蘇ったのは、あなたと喧嘩をした数々の記憶でした。 不意に蘇るそれらを見つめれば、抑えられない怒りが込み上げて来て。 あなたを見送ってからの私は、 あなたと喧嘩をした記憶を様々に辿っては、様々な視点を見つけて来ました。 それらひとつひとつを集め続けたことで、 きっと、私はある種の課題のようなものをクリア出来たのだと感じていました。 それなのに、何の前触れもなく不意に蘇った記憶は、 私に、まだ全ての課題をクリア出来てはいないのだと主張するかのように、 私を酷く感情的な気持ちにさせたのです。 こんなふうに、 何の脈絡もなく、記憶が…

  • 新たな成長段階

    あなたへ もう二度と観ることのないであろうと思っていた、 医療関連のテレビドラマを観てみようと思ったのは、何故だったのだろう。 こうして考えてみても、とても不思議ですが、 偶然、録画されていたテレビドラマを再生してみようと思ったのは、 先日のことでした。 もしも、苦しい気持ちになったのなら、途中で止めても良いんだよ こんなふうに逃げ道を準備しながらも、 何故、自分の傷口に、 自らが鋭利な刃物を突き立てるかのような選択をしたのかは分かりませんでしたが、 あの時の私は、 今なら、何か別な視点を見つけることが出来るのかも知れないと、 こんなふうに考えていたのかも知れません。 医療に関連する物語という…

  • ひとりだから実現できること

    あなたへ あの子が巣立ち、思えば私の生活スタイルは、様々に変わり行きました。 今日の私は改めて、 あの子が巣立ってからの自分の生活スタイルを見つめていました。 今の私が遂行し続けるKTSプログラムは、 昨年の秋の深まりを感じる頃になってからの私が見つけたスタイルですが、 思えばこれは、今の私、即ち、 ひとりになった私だからこそ遂行出来るプログラムなのかも知れないと、 ふと、こんな視点を見つけました。 あの子が此処にいれば、そこに流れるのは、 あの子と2人で作る時間の流れであると言うことが出来るのかも知れません。 その中をその時の自分のスタイルとして歩んでいた頃の私は、 思えばこんなふうに歩んで…

  • バレンタイン -2025-

    あなたへ 今日はバレンタインデーです。 今年も、私からの変わらぬ愛を受け取ってくれますか。 お菓子にも、お菓子言葉というものがあることを知ったのは、 昨年のことでした。 新しい物事を知れば、新たな楽しみも増えるものです。 今年は、どんなメッセージを込めた贈り物にしようかと、 様々に調べものをしてみたり、あなたが喜ぶ顔を思い描いてみたりしながら、 今日の日が来ることを、とても楽しみにしていました。 今年の私が選んだのは、 先ずはやはり、定番であるチョコレート。 それから、カップケーキと、キャンディを選びました。 カップケーキにはね、あなたは特別な存在という意味が、 そして、キャンディには、あなた…

  • 此処から見える星空

    あなたへ 俺ね、こっちに帰って来ると、必ず星を見るんだ これは、この年末年始に帰省していた時のあの子の声です。 今夜もまた、夜空へと携帯電話のカメラを向ければ、 不意に、夜空を見上げるあの子の姿が蘇りました。 星が綺麗だね 真っ直ぐに夜空を見上げたあの日のあの子は、 此処から見える空を大切そうに見つめていました。 今のあの子が歩む場所からは、星が見えません。 星が見えない場所で生活をするということに挑戦したからこそあの子は、 此方へ帰って来る度に、 星を眺める時間を大切にしたいと考えるようになったのかも知れません。 生まれ育った場所を離れてみて初めて、 自分がどれだけ素敵なものに囲まれて育って…

  • そちら側のあなたの言葉を感じながら

    あなたへ 急に甘いものが食べたくなった私の目に留まったのは、 あなたのお誕生日プレゼントとしてお供えしたお菓子でした。 ねぇ、あなた このチョコレートのお菓子、食べても良い? 何気なくあなたへ声を掛ければ、 駄目って言っても食べるんでしょう?って、 不意にこんな言葉が私の中へと流れ込んで来て。 思わず笑ってしまったのは、 それがとてもあなたらしい言葉の返し方だったからでした。 あなたの言葉がなんだかとても可笑し過ぎて、 流れ込んで来た言葉を何度も反芻しては笑ってしまいましたが、 ふと思いました。 私はいつから、こうして不意に流れ込んで来る言葉を、 きっとあなたからの言葉であると信じて受け取れる…

  • 眠りに堕ちる前の数分間

    あなたへ あなたの夢を見ました。 それは、あなたのその温もりをただ感じる夢でした。 横になったあなたの胸の上に頭を乗せれば、 あなたが髪を撫でてくれて。 眠りに堕ちる前の数分間。 何の言葉も交わさずに、微睡みながら、 ただあなたという存在を大切に感じていたあの夢の中の時間は、 本当に幸せな時間でした。 あの時のあなたは、どんなことを考えていましたか。 あの時の私はね、 あなたは、私がよく知っているあなたのままなんだな とか、 私の大好きなその手も、あの頃のままなんだねって、 こんなことを考えていました。 今朝の目覚ましの音は、私にとっての充電完了の合図の音。 あなたの側で眠ることが出来た今日の…

  • この人生の楽しみ方

    あなたへ えぇ?もうない! 袋の中を覗き込んで、 思わずこんな声を上げたのは、先日の私です。 お菓子一袋をあっという間に食べ切ってしまった私は、 一瞬、なんとも言えない罪悪感に苛まれましたが、 いえね、これは違うのです。 このお菓子のひとつひとつが、以前よりも随分と小さくなった故に、 食べ切ってしまっただけなのです。 思えば、あなたを見送ってからのこの10年間の間に、 随分と、物価が上がりました。 例えばお菓子であるのなら、 以前よりも中身が少なくなったり、 ひとつひとつが小さくなったり、 または、あの頃の金額では買えなくなったりと、 物価の高騰により、様々にその在り方が変わりました。 これも…

  • 巣立ちを迎えたあの子と私の成長

    あなたへ ハンドルを握り締めて、真っ直ぐに前を見た私の視界は、 不意に歪んで。 思わず強く瞬きをして、小さくため息を吐き出しながら呟いたのは、 飲み込むことの出来なかった本音でした。 あの子を駅まで送った帰り道、 あの子が巣立った日とよく似た気持ちを感じていたのは、 この年末年始のあの子の帰省の終わりの日のことでした。 あれから、1か月と少しが経ちました。 今日の私は、あの日のことを思い出していました。 今回の年末年始のあの子の帰省では、私は初めての気持ちを感じていましたが、 実は、あの子もまた、私と同じような気持ちを感じていたようでした。 このまま此処にいたいよ 帰りたくない もう、こっちに…

  • あなたがくれた栞

    あなたへ 先日の私が見つけたのは、読んでみたい本でした。 どうしても読んでみたい。 でも、どんなふうに時間を捻出すれば良いだろう。 日々、限られた時間の中で、 学びたいことや、やりたいことに向き合う私の中では、 こんな葛藤もありましたが、 このKTSプログラムの中へ、 どうにかこの本を読む時間を捩じ込むしかないのだと覚悟を決めて、 新たな本を購入することにしました。 更なる自分との戦いへの挑戦です。 さて、本と言えば栞ですが、いつも使っている栞が見当たらずに、 引き出しの中をゴソゴソと漁ったのは、 眠る間際の時間になってからのこと。 軽い眠気に襲われながらも、 栞捜索を続行すれば、目に留まった…

  • 何年経っても成長していないところ

    あなたへ 早い流れの中で出会った皆との雑談から、 突然にすることになったのは、前屈でした。 なんて言ったら、あなたはどんな顔で笑うのだろう。 まさか私も、そんな展開になるだなんて、思ってもいなかったけれど、 何故だか皆で並んで、前屈をする、という流れになってしまったのです。 ストレッチを頑張っていますと、 あなたへのこんな手紙を書いたのは、いつの頃のことだったでしょか。 あの頃の私は、 この人生の中で最も深く前屈を出来るようになった私でしたが、 あれから、日課とするストレッチが変わり、 前屈をしてみようなどとは一度も思わないままに、此処までを歩んで来ました。 今回、数年振りに前屈をすることにな…

  • ありがとうの日 -2025-

    あなたへ この世界に生まれて来てくれて、ありがとう。 私と出会ってくれて、ありがとう。 私と家族になってくれて、 あの子に出会わせてくれて、ありがとう。 今日は、あなたがこの世界へ誕生した日です。 今日のあなたは、どんなことを考えていましたか。 今日の私は、この世界であなたと過ごした日々を、 そして、あの夏からのあなたが見せてくれた景色を思い出していました。 どんな時でも、一緒にいてくれたあなた。 どんな時でも、私の声に耳を傾けてくれたあなた。 私の大好きなその大きな手で、 この手を包み込んでくれたあなた。 私の大好きなその大きな手で、 この髪を撫でてくれたあなた。 この世界で共に歩んだ日々の…

  • 蓄積され続けてきた何か

    あなたへ ここ最近の私は、実は寝坊続き。 時計を見て飛び起きて、慌てて出掛ける準備を整えて、 明日こそはちゃんと起きようと誓った筈なのに、 新しい朝を迎えれば、また同じ朝を繰り返してしまうのです。 いつも通りの時間に目が覚めるのにも関わらず、 起きられない。 いえ、起きる気がない、と言った方が良いのかも知れません。 時計を確認して、起きる時間であることを認識しながらも、 まるで時間はそこで止まるのだと錯覚でもしているかのように、 目を閉じてしまうのです。 そうして再び鳴ったアラーム音は、 私を漸く現実へと戻すのです。 冬の朝。 それは自分との厳しい戦いが繰り広げられる世界。 これまでの冬の季節…

  • 節分 -2025-

    あなたへ 今日は節分です。 なんて改めて言ったとしたのなら、あなたは笑うんだろうな。 うん。知ってる 昨日も聞いたよって。 昨日は、節分のカラーを織り交ぜたパーティを開きましたが、 節分の今日は改めて、あなたの年の数だけの豆をお供えしました。 節分用の豆が売ってない! こんなアクシデントから、 節分の日には味のついた豆をいただくようになった我が家では、 豆まきをすることがなくなったことも、 味がついた豆をいただくようになったことも、 すっかりと馴染んだ節分の形となりましたが、 節分の日は2月3日だというイメージだけは、 私の中に強く残っているような気がします。 前回、2月2日の節分の日を過ごし…

  • 第11回目のパーティ

    あなたへ あなたへのたくさんの感謝の気持ちを込めて、 ありがとうの日と名を変えたあなたのお誕生会を開くのも、 今年で11回目を迎えました。 きっと今年もパーティに参加してくれて、ありがとう。 あなたの誕生日にパーティを開くのか、それとも、 前倒しにパーティを開くのか、 それとも、もっと別な形にするのかと、とても悩みましたが、 やはり、前倒しという選択を取って正解でした。 だって、今日の私は、あなたとの時間を、 とてもゆっくりと過ごすことが出来たもの。 さて、今日のあなたは気付いてくれたでしょうか。 毎年の我が家のお誕生パーティの景色とは、違ったでしょう? 我が家のお誕生会のカラーに、節分のカラ…

  • 招待状

    お誕生会のご案内です。 日時:2025年2月1日(土)19時より 場所:家族の部屋にて 軽装でお越しください。 お誕生会は、必ずお誕生日に。 こんなふうに考えてきた私は、これまで必ず、 あなたが生まれた日にパーティを開いて来ましたが、 今回は、今の私が歩む時間の流れの中で、 どんなふうに、あなたのお誕生会を開こうかと、とても悩みました。 色々な案を考えてみましたが、 あなたのために開くパーティは、 大切にゆっくりと過ごしたい こんな想いから、今回は初めて、 前倒しでのパーティという形をとることに決めました。 素敵なパーティを企画していますので、 是非来てくださいね。 あなたの妻より www.e…

  • 生まれ変わりの世界

    あなたへ そちら側には、時間という概念がないから、 生まれる時代を選ぶことが出来るのだと、 こんな話を耳にしたのは、いつの頃のことだったでしょうか。 時間の流れの中に生きる私にとってのそれは、 なんだかとても不思議で、 考えれば考える程に頭が混乱してしまうけれど、 それでも時々、そのことについてを考えてしまうのは、 この人生を生きる私にとって、 大きく視野が広がるような魅力を持っているからなのかも知れません。 もしも今、何処かに、 あの夏の続きをあなたと共に生きる世界が存在するとしたのなら。 此処ではない何処かの世界には、 今日も当たり前に、あなたの笑顔が私のすぐ側にあって。 テレビを観て寛ぐ…

  • 探し続けた答え

    あなたへ あぁ、そっか そういうことだったんだ ずっと探し続けていた答えに、 漸く辿り着くことが出来たのは、先日のことでした。 私には、どうしても解いてみたい幾つもの問題がありますが、 そのうちのひとつの答えが、突然に導き出されたのです。 ひとつの物事と、全く別な物事とが、 実は結びついていたことを知れば、 私はとてつもなく壮大なストーリーの中を歩んでいたのだと気が付いて。 それまでの私に見えていた景色がガラリと変わって、 一見して、ネガティブな時間にも思えた過去の時間さえもが、 とても愛おしい時間にも感じられたのでした。 やっぱり人生って、とても上手く出来ているのねって。 そうして、 自分に…

  • あなたに教えたかったことと、してあげたかったこと

    あなたへ 今の私が歩む早い流れの中で出会ったのは、 マッサージがとても上手な方です。 以前は、その道を目指そうかとも考えたのだと言う彼女は、 ストレッチなんかにも、とても詳しいのです。 腰が痛いと言えば、それに適したストレッチを教えてくれて、 肩が痛いと言えば、それに適したストレッチを教えてくれると共に、 マッサージを施してくれて。 私が元気に日々を歩むことが出来ているのは、実は彼女のお陰なのです。 今の私が毎晩欠かさずに続けているのは、 以前のあなたから勧められたのであろう例のストレッチと、 彼女が教えてくれたストレッチ。 そのお陰で、私は、毎朝快適に目覚めて、 早い流れにしっかりと乗って歩…

  • 大人になることと年を重ねることの違い

    あなたへ 夜空の下を歩けば、空を見上げて、 キラキラと輝く星を見つければ、立ち止まって、写真撮影を。 そうして、 今の私の瞳には映ることのないこの世界の本当の美しさに見惚れながら、 初めてこのiPhoneで夜空の写真を撮ったあの日の気持ちを反芻して。 相変わらずに私は、こんなふうに、 買ったばかりのiPhoneと共に、夜空の下を歩いています。 今夜の私は、撮りたての1枚を眺めながら、 大人になることって、 子供の頃に持っていた大切なものを、 ひとつひとつ忘れることなのかも知れないけれど、 年を重ねることはきっと、大切なものを、 ひとつひとつ思い出すことなのかも知れないなって、 ふと、こんなこと…

  • 昨夜のあなたが見せてくれたもの

    あなたへ あなたの夢を見た気がする こんな気持ちで目が覚めたのは、今朝のことでした。 朝の支度を整えながら、記憶を辿れば、 あなたが側にいたあの感覚が蘇って、 どんな夢であったのかも、鮮明に思い出すことが出来ました。 昨夜の私たちは、一緒に居たんだね。 それは、あなたとの何気ない日常生活を過ごす夢でした。 夢の中の私は、あなたと一緒に家の中に棚を作るという作業中。 試行錯誤する私にあなたが教えてくれたのは、 これまでの私が知らなかった視点でした。 こうすれば良いんだよ こんなあなたの声を聞きながら、夢の中の私は、 あなたってこんなことも知っているの?って、驚きながら、 あなたと一緒に作業を進め…

  • 他愛もない話

    あなたへ 例えば、天気の話や、 朝、起きたら先ずは何をするのか。 好きな食べ物の話や、過去の出来事。 他愛もない話から見つけることが出来るのは、 相手の思わぬ一面や、隠れた才能。 歩んで来た道が違えば、 これだけ個々に持つものが違うのだと驚きながらも、 相手のことを、もっと知りたくなって。 他愛もない話というのは、 誰かの素敵なところを見つける時間であり、 それは宝探しのような時間でもあるのだと、 こんな気持ちで、相手の笑顔を見つめてしまうのです。 今日もまた、他愛もない話をしながら、 相手の新たな一面を知り、驚きながらも、 だからこの人は、こんなに素敵なんだなって、 こんな気持ちで、そこにあ…

  • 香りという側面からのあの子の成長

    あなたへ 俺のはね、100mlだよ お母さんのは? これはね、30mlなの へぇ、もう少したくさん入っているように見えるけれど、 少ないんだね 既に私という存在を形取る一部となった香りを纏いながら、 ふと思い出していたのは、 この年末年始に帰省したあの子とのワンシーンです。 あの日の私は、この香水を購入するまでに至った経緯を話しながら、 可愛いでしょ?って、お気に入りの瓶をあの子に見せたのでした。 いいね 可愛いね こんなあの子の言葉と共に、 私の香水の隣に並べられたのは、あの子の香水。 何気なく、2つの香水を見比べながら、暫し、香水についての話をしたのでした。 えぇ?またその香水つけたの?な…

  • 聞き覚えのある音から蘇った記憶

    あなたへ 何気なくつけたテレビから聞こえたのは、 聞き覚えのある音でした。 思わずテレビに視線を向ければ、私の目に飛び込んで来たのは、 とあるゲームアプリの画面でした。 このゲーム、知ってる 小さく呟きながら、 聞き覚えのある音に耳を澄ませば、 私の中へと蘇ったのは、あの頃の時間でした。 家族3人で携帯電話をiPhoneへと買い替えたあの頃、 あなたとあの子が夢中になっていたのは、パズル形式のゲーム。 ゲームに夢中になる2人の側で、 洗濯物を畳むことは、あの頃の私にとっての日常でした。 このゲームアプリ入れてみたら? 楽しいよ ゲームを楽しむ2人を見つめる私に、 こんなふうに勧めてくれたのは、…

  • あの子が置いて行ったもの

    あなたへ これは忘れ物? あの子へのこんなメッセージを送ったのは、 今回帰省したあの子を駅まで送り届けて、帰宅してからのことでした。 何気なくあの子の部屋のテーブルの上を見ると、 小さな何かが置いてあるのを見つけたのです。 それは、細くて、短いリボン状になった何か。 そう。例えば、細いコードなんかを纏める時に使いそうなもの、 と言えば、あなたにも伝わるでしょうか。 早速、写真を撮って、あの子へメッセージを送れば、 それはゴミですって、こんなメッセージが返って来て。 忘れ物ではなかったことに安堵した私は、 翌日から始まる自分の日常生活に視点を置いたのでした。 再び早い流れに乗って歩み始めた私が、…

  • 私が知らないあなたの話

    あなたへ ねぇあなた ここに飾っておくね あの日の私のこんな声に、 あなたはどんな言葉を返してくれたのだろう。 新しい年明け早々に、あなたの場所へ飾ったものは、 きっとあなたにとっては、とても懐かしいものだったでしょう。 これは、あなたが高校時代に励んでいた部活動での記念品です。 今年のお正月に、 あなたの実家へと新年のご挨拶へ行った時にね、あなたのお母さんがくれたのよ。 掃除をしていたら、こんなものが出て来たんだけれど、持って行く?って。 あなたへ手を合わせた時や、 何気なくあなたの顔を見つめた時。 あの日から、自然と目に入るのは、とても存在感のあるこの記念品。 その度に私の中で蘇るのは、こ…

  • あの子にとっての2024年と新しい年

    あなたへ またね 駅へと送ったあの子とハイタッチをして、 それぞれが日常生活へと戻ってから、1週間が経ちました。 今日の私が思い出していたのは、年末のあの子の言葉でした。 俺にとっての2024年はね 努力は実るって感じた1年間だったよ これは、1年間を振り返ったあの日のあの子の言葉です。 来年は、こんなことをしたい 来年はさ、こんな自分になっていたいんだ 社会人2年目を迎えたからこそ、 見えて来た夢や目標を語って聞かせてくれたあの子は、 確実に実績を残し続けて来た1年間を過ごしました。 本当に、よく頑張りましたね。 その努力が認められて、年明け早々には、 大きな仕事を任せて貰えることになったの…

  • 星空

    あなたへ ここ最近の私が楽しんでいるのは、夜空の写真撮影です。 暗くなった空を見上げて、星を見つければ、 携帯電話のカメラ機能を立ち上げて。 撮ったばかりの写真を眺めては、 初めて、この携帯電話で夜空を撮った日に感じた気持ちを反芻するのです。 私が携帯電話を買い替えたのは、先月のことでしたが、 実はね、新しいiPhoneのカメラ機能は、 私にとって、とても楽しみにしていた機能でした。 それまでの私が使っていたiPhoneでは、 夜の景色が思うように撮れなかったけれど、 私が使っていたiPhoneよりも後に販売されたiPhoneでは、 夜の景色がとても綺麗に撮れることを知っていたからでした。 最…

  • コトバ -冬- 2025

    冬の色を覚えていますか 冬の音を覚えていますか 冬の匂いを覚えていますか その瞳に映った景色 その耳で感じた季節 冬の澄んだ空気の匂いを 覚えていますか 家族3人で過ごした幾番目かの冬 積もりたての雪の上 3人分の手形を押したあの日を覚えていますか 左側があなたの手形 右側が私の手形 そして 真ん中にはあの子の小さな手形 太陽の光に照らされて キラキラと光る家族3人の手形を見つめながら 真ん中の小さな手は これからどのくらい大きくなるのだろうって 上手く思い描けないままに ずっと先の未来を思い描いて 一番乗りした公園 家族3人分の足跡と 家族3人分の笑い声 白く染まった世界だからこそ見ることの…

  • 冷え切った車内で聞こえたあなたの声

    あなたへ 朝の空気が一段と冷たく感じるのは、 年末年始を暖かく過ごせていたからなのでしょうか。 心が折れそうになった月曜日。 なんとか自分を奮い立たせた火曜日。 小さくため息を吐いてしまった水曜日。 そして、 寒いよー!って小さく声を上げながら、 小走りで駐車場へと向かったのは、今朝のことでした。 肩を竦めながら、冷え切った車へ乗り込む毎朝だけれど、 エンジンを掛けて、フロントガラスへ向けて暖房を全開に掛ければ、 自然とあなたの声が蘇って。 車を暖めてから出発する私の朝の僅かな時間は、 蘇ったあなたの声を反芻する時間となりました。 寒いね ごめんね ちょっと待っててね 今、暖かくなるからね こ…

  • あなたへお供えしたグミを見つめながら

    あなたへ 今日からまた、私の日常生活が始まりました。 あなた ただいま 帰宅して、あなたへと手を合わせながら、 何気なく、つい先日お供えしたばかりのグミを見つめてみれば、 笑いが込み上げて来てしまったのは、 この帰省中のあの子の声が、不意に蘇ったからでした。 最近グミに嵌っているの? あれ?お母さんって、グミ、好きだったっけ? これは先日、買い物から帰って来た私が、 あなたの場所へグミをお供えした時に聞こえて来たあの子の声でした。 テレビを観ていたあの子へのおやつとして、 グミを含んだ幾つかのお菓子を出し、 そして、 あなたの場所へ、買って来たばかりのグミをお供えして。 ほんの少し前までは、 …

  • 帰省終わりの日

    あなたへ この帰省中に、 我が家の中に聞こえたあの子の楽しそうな幾つもの笑い声は、 あなたのところまで届いたでしょうか。 楽しい時間というのは、本当にいつでも、 足早に過ぎ去ってしまうものです。 先ほど、あの子を駅まで送り届けてきました。 夏からこれまでの間に得た新しい視点についてを話し合ったり、 他愛もない話をして笑い合ったり。 こんなふうに始まった今回のあの子の帰省の中にも、 たくさんの思い出が出来ました。 相変わらずに、出たり入ったりと、 忙しない日々を過ごすあの子だったけれど、 そんな日々の隙間には、 のんびりと寛いで、テレビを見つめるあの子の姿もありました。 そんなあの子の姿は、あの…

  • 山々を超えて来た先にある景色

    あなたへ 今日の私がふと思い出していたのは、 人生、山ばかり。 谷なんてどこにあったのだろうって、 歩んだ道を振り返りながら、あなたへのこんな手紙を書いた頃の私でした。 登っても登っても、山ばかり。 きっと年齢を重ねれば重ねる程に、 登らなれければならない山はどんどん険しくなって行くんだろうなって、 こんなふうにそこから先を見据えていたあの頃の私は、 様々な山を越え続けていた頃の私でした。 どうしても越えなければならない山も、たくさんあったけれど、 自らが挑戦した山もありました。 逃げずに向き合い続けることこそが、今後の自分の大きな成長へと繋がるのだと、 こんなふうに自分を奮い立たせては、 懸…

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