雨が降りました 今日も又、お庭にお池が出来ています そんなお池の中で、すみれ草がユラユラと揺れています 傍らの地表では、引き抜いた筈のスギナが 早々と、ツクツクと頭を持ち上げるどころか 天に向かって、4~5cmにもなる栄養茎を立ち上げています 雑草が、雨後に芽...
秋、秋の思ひは尽きる事もなく 一人物思ひに耽りながら 窓外に眼をやると風が強くなっていた 之わたしの安易さを押し退けるかのように 台風がやって来ると云う ああ、やはりわたしは世捨て人なのかもしれない
四季が有った之日本で 其の四季のうち 春と秋は短くなり やがては消失してしまうのだろうか 夜半、夜明け前に 此処数日、秋を感じているわたしが居る わたしがやはり日本人だからなのだろうか もっとも太陽が姿を現す迄の事なのだが・・・
眼の前の山々から流れ落ちる雲の滝 もくもくと川面より立ち昇る雲かと見紛う靄の流れ ああ! 此処にも雄大な景観が有るのだと 思わず道の端に車を停めて、しばらく見入ってしまう 人の眼の届かぬ程、遠い処の秘境に行かなくとも 街の側の何でもない処でも見られるものだと・・...
むかご 何時の間にか庭に居座っていて わたしは、むかごなどは知らなかったのだが、 おみつが知っていた ずうっと以前に、彼女がむかごご飯なるものを炊いてくれた事で わたしに教えてくれたのだ 今まで、単に其の植物の名称だと容易く考えていたのだが そうではな...
百日紅が咲いたよ 白くて小さな花が次から次へといっぱい、いっぱい咲いたよ そして、その小さな花の蕾もまだまだ沢山有るよ 家の百日紅の花は白いけれど まだ木、そのものが小さくて それでも白い小さな花でいっぱいだ 時折車での通りすがりの街路樹に 紅やピンクの花の百日紅を見掛ける...
軒先に風鈴を吊るしてみました 風が出てきて、暑いのに風鈴が良い音色を出しています 銅製のものなので、殊更音色が良いと感じるのでしょう 仕舞って、すっかり忘れていた風鈴です 忙しさにかまけて、すっかり忘れていました すっかり余裕を失くしていたのでしょう リ~ン ...
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雨が降りました 今日も又、お庭にお池が出来ています そんなお池の中で、すみれ草がユラユラと揺れています 傍らの地表では、引き抜いた筈のスギナが 早々と、ツクツクと頭を持ち上げるどころか 天に向かって、4~5cmにもなる栄養茎を立ち上げています 雑草が、雨後に芽...
今年も又 小さな妖精達、菫の花々が 庭の彼方此方に姿を現している とてもとても小さくて可愛い妖精達 そんな小さな妖精たちを見付けては悦むでいる そんな小さな妖精を見付けてはひとりひとりに 「 こんにちは 」と聲を掛けて、ひと時の会話を楽しんでいる
雨風に散らされた花弁が 川面に立ちてキラキラと光り 光の乱反射に身をくねらせた 春の酔いが光の洪水の中で覚醒し 光の世界を幻出し水中に其の世界を形創った 幸いなるかな わたしは其れを目撃し感じ取れたのだ
さくら さくら 咲き誇るさくらかな さくらの花の華たる(さくらの)花に 古よりの想ひのこそが漂うて 陽の処に忍ばるる さくら さくら 咲き誇るさくらかな さくらの花の華たる花に 古よりの想ひのこそが漂うて 陽の...
さくら さくら さくら待つ一日一日を 今日はまだか、今日はまだかと 心弾ませての一日を過ごす 咲いた処、在ると聞けば ああ、羨ましいと わたしの処も早く咲いてよと、願うばかり もう、そんなに遠くない近日中に さくらが咲くだろう
春来たりせば君が園 纏う紫のドレスとて凛として 集う宴の菫かな 小さくも在ればこその(花の)妖精
空が好き どんな空が好きかと云うと 青い空が好き 蒼い空が好き 碧い空が好き どの色の空もみんな好き 加えて白い雲が西の青い空に掛かった 夕日に紅く染まった空がとても好き
暖冬と云う名ばかりの冬だと思いきや 色々と趣向を凝らした冬のようで 様々な思いの中に冬も在りて過ごす此の冬の日々 春はもう来たのやら、もう少し先になるのやら
お空にお月さんが浮かんでる お空の天井から吊っているかのように浮かむでる あまり明るくはないけれど いやいや丁度いいくらいの明るさだ そんなお月さんの明かりに照らされて 色んな蔭が浮かむでる お月さんとお話出来るかな
冬の雨は暖かい 今年の冬は殊更に暖かい 不吉 不吉 用心するに越したことはない だからと言って特に何かをする訳でもなく 日常を過ごしてしまっている 昨日などは 北は真冬 南は真夏とは云わないけれど夏日だった 世界中の至る所で戦争が起こり 殺戮が...
寒風、ピューピューと 大地を吹き抜け冷たく冷やす中 晴れ上がった空には ゆったりと太陽が其の王道を昇って行く 冬の太陽は弱々しくも その力はやっぱり偉大だ そんな弱々しく思える冬の太陽の直射日光が 大地を力強く温め その温められた大地がじっくりと大気を温める そんな情景が人...
人は地球上の生命体の頂点に立っているとして 人は神になろうとした 人は知力を極め人の持つ科学技術の粋を使い足掻いた そして人は異形のものと成った
我が友よ 夢をわたしに語らないでくれ わたしは夢を捨て失くした者だ わたしには夢は禁物なのだ 熱く語られると 友よ、君が疎ましくなってしまう そう、わたしは小さく狭い心の持ち主だ 自身の事はよく解っている だからわたしに夢を語らないでくれ
頑張りました 頑張りました あなたの言葉で 頑張りました 頑張りました 頑張りました 昨日も今日も 頑張りました 頑張りました 頑張りました 今日も明日も 頑張ります 頑張りました 頑張りました 何時でも何処でも 頑張りました 頑張りました 頑...
笑っている 怒っている 泣いている 悲しむでいる 笑っている 笑っている 怒っている 泣いている 哀しむでいる 笑っている 笑っている 悩むでいる 考えている 楽しむでいる 笑っている 笑っている 笑っている 生きている
雪ん子 こんこん 雪ん子 こんこん 雪ん子 こんこんこん 降り立ち止まぬ 何処もかしこも 雪ん子だらけ 皆(みんな)皆 雪ん子だらけ わたしの大好きな雪ん子だらけ 明日になったら消えてしまうのだろうか 否々(いやいや)わたしの大好きな雪ん子だらけ ...
咳を一つして コン 咳を二つして コンコン 咳を三つして コンコンコン あっ、風邪引いちゃったあー 咳は二つ迄にしましょうね
永久に咲く 君への想ひこそが 吾が心
遠くして君への想ひは何処ぞにて とは名ばかりの嘯きに乗ずれば 我は直ぐにも君の元へと
我がこそ 君への想ひの証とて 病に負けぬ君を 想ひて
庭に咲き誇るモッコウバラ うちのミツキさんが咲かせたものです 此のモッコウバラの勢いには脱帽です ミツキさんがコツコツと庭を彼女が思うように造っています 今のあなたは躰が不自由だと云うのに好きなようにやってもらっています でもあなたは土弄りが好きだと云う だからわたしもミツ...
忙しく過ぎる春の日に 想ひは悠々たる時の流れに在りて 瞬き程の花の開きに 美しき花を君と伴に愛でむ 光に浮かぶ其の艶姿に 風すら騒めき立ち狂気に溺れ 纏う花弁を散らさむ也
行く春は短く 花の生命も瞬く程にて 過ぎる春を惜しまむ 年度重なる繰り事為れど 余の想ひは更に募らむ也
春の雨は優しいと云ふ 今日、雨が降っている 冬の冷たさを感じない暖かい雨が降っている 芽吹く数々の生命にとっての恵みの雨だ 春麗の今日、雨が降っている 春雨が降っている 暖かい雨が降っている 此の儘濡れていよう
夜明け前の空に浮かび、西の空を下る下弦の月 空の明るさが増す中、細身の躰がうっすらと浮かび上がっている つい先日のその姿は、ほぼまん丸い躰つきだった それが見る影もない細身になっている ・・・等と思いを巡らしながら時を費やしていると 先程よりも少し細くなっている...
つくつく、つくつくと伸びる杉菜の子 短い春を勤しむかのように伸びている 春をあなたと二人で楽しもうと春麗の土筆摘み 夕餉の春の一品にと二人で土筆摘み 下拵えの煩わしさに負けじと頑張った 出来上がり、更に盛ってみれば何とも稀少なり 二人で何とか食べ分けて 一頻...
春のうららに気もはやり 蒲公英狩りを洒落込まむ 気付けば、くしゃんくしゃんと 嚔も止まらず 涙と鼻水でグシャグシャに ああ、春も真面に楽しめむ
風が春を含み始めると 春の兆しに目敏くなって 此処にも彼処にも春が・・・、と気になって 一つ一つの春を見付ける度に嬉しくなって 啓蟄ではないけれど 暫らく振りに其処らを散策してみよう 今日は天気も良さそうだし 気が変わらぬ内に春を楽しもう
我が子の親に成りたる姿かな 春の陽の温もりの内に 健やかなれ
チリンチリン チリンチリン チリンチリン チリンチリン 軒先に吊るした風鈴が良い音色で鳴いている 何処で聞いたか覚えてもいないけれど 冬の風鈴の音色は寂しいと・・・ 前に住んで居た家に置きっ放しになっていた風鈴を 寂しいだろうと持ってきてしまった 銅製だからとても音...
あなたの暖かい大切な言の葉を わたしの記憶のノートに一枚一枚丁寧に綴り込むでいます あなたの想ひ出と伴に 何時かは居なくなってしまうあなた 其れだけがわたしは恐いのです 出来れば何時までも伴に居たいと わたしはそんなことを何時も考えています
雪虫がチラチラと北風に乗って翔むできた 冬の寒さも強まったり緩まったり 一進一退を繰り返し冬が続いている 春はもうすぐ先の事と云われても、その実感が湧いてこない でもやがては春は来るのだろう 否、春を飛ばして夏が姿をちらつかせてくるのだろうか 春が一瞬でもその姿を表に現すの...
雪が降る 雪が降る 天気予報通り雪が降っている 昔 やはり雪は降っていた 夜の暗さの中で雪が街の灯りを反射し、妙に明るさを保っていた 風は強く雪が上から下ではなく横殴りに降っていた そんな雪道を一人とぼとぼと歩いていた 雪子、彼女の面影が脳裏に浮かび上がっ...
やっちまったなあ。 やっちまったんだよ。 根切虫の奴がやっちまったんだよ。 俺の大事な比奈の作ろうとしているキャベツの根を、 と云うよりも根元の茎を食っちまったんだよ。 それで比奈が怒っちまって、俺に八つ当たりしてくるんだよ。 まあ、八つ当たりと云っても比奈の...
君が名に於いて 君ならばこそ 果てぬ想ひは 月の女神が雫の 光り輝く君に在り ( 注 ) 凍てつく冬の透き通った月は美しい。 其の冬の月の光の雫が地上に降り立つやいなや、 地表に砕け散る様は宝石...
ひさかたの光のどけき春の日に 静心なく花の散るらむ 日向の窓辺の内なる転寝か 今は夢の中
ヘリコプターの飛ぶ音が聞こえている 此処等ではよく飛行機が飛むでいる 空路が近いせいもあるのだが 人族が機械を使って空を飛ぶなんて なんだかなあ~ まあ、今のわたしにはどうでも良い事である 人族は、そうやって文明でも誇ってなさい 人族さん、そうやって幾等威張...
暮れ行く冬空の寒風吹く中 何処かで烏が、カアーカアーと二聲上げた 寒くはないのだろうか 真っ黒な羽に包まれているのだから 余が思ふ程には寒さも感じないのだろう そもそも寒いと云う感覚はあるのだろうか 人族足る余には分かりもしない 否、寒いと云った感覚は有って...
あなたが嬉しそうにしていたら わたしも嬉しくなって あなたが楽しそうにしていたら わたしも楽しくなる あなたが笑っていたら わたしも笑っているだろう あなたが憂いを帯びたなら わたしも憂いに陥り あなたが悲しみに暮れる時 わたしも悲しみに染まってしまうだ...
猫じゃないけれど 陽処ぼっこがしたいなあ~と思って 窓から燦々と射し込むでくる陽光を身体いっぱいに浴びる 陽の温りがじんわりと身体の奥底まで染み入って 心まで温いような気がしてしまう 猫の気持ちが分かるなんて言わないけれど ふと猫になってみたいななんて...