日の出待ち洗濯物を干す朝こけつまろびつ犬がまつわる 夏ならばとっくに明るくなる時刻まだまだ暗く洗濯物も干せない開けるのを待つ 六時を過ぎて洋々明るくなるのを…
一日一首、一歌、一詩、一話・・・・・創作童話、ファンタジーなど、思いつくままに。
創作童話、短歌、詩など、その時々の気分で自由に創作したものをアップしています。
日の出待ち洗濯物を干す朝こけつまろびつ犬がまつわる 夏ならばとっくに明るくなる時刻まだまだ暗く洗濯物も干せない開けるのを待つ 六時を過ぎて洋々明るくなるのを…
晴わたる霜月晦日の日差し受け本屋の壁を這う蔦紅葉 このところ晴天続きで気持ちが良い少しづつ暮れの仕事を片付ける掃除も少しづつ 壊れたウオシュレットの交換生垣…
新しきバイパスの傍に空き地ありアワダチソウにうもれるタイヤ 住宅街を突っ切って一本の道が造られた今まで回っていた道が真っ直ぐになって走りやすくなった 新しい…
大蔵湯の煙突は伸びる青空に友を探して今日も背伸びす 近所でただ一軒お風呂屋さんがある大蔵湯というその風呂屋通るたびに煙突を見る高く高く伸びている 曇った日…
変化する赤黄緑の唐楓落ちて枇杷茶の絨毯となる 唐楓が美しい緑から琵琶茶まで変化する色が混在している緑・黄・赤、そして枇杷茶色散ってゆくのは枇杷茶 緑・黄・赤…
猿がきて猪がきて熊が来るサファリパークと化した街々 動物が徘徊する街々北海道はヒグマが出没する北海道の猟友会は責任が持てぬといい駆除をためらう 何が正解かわ…
さりさりと落ち葉ふみゆく山の径人影のなき寂寞の径 近所の小さな山丘というほどの高さしかないしかし山は山木々の生い茂る杣道ほどの道 少し奥に入るとそこには静…
夕空に一つ残りし木守柿震えていたり梵鐘鳴れば 柿の実がすっかり熟れて秋らしいオレンジになった高所の実は小鳥の餌になりすっかりなくなってたった一つ残った木守柿…
筋雲が黄金を引いてたなびけり勤労感謝の日の明け初むる 11月23日は勤労感謝の日好天に恵まれて(会場は居酒屋、室内!)師の還暦祝いが催される たくさんの仲…
明染むる空に梵鐘ひびく朝秋明菊の白立ちまさる 冬の朝の透明な空気に梵鐘はよく響くやっと明るくなるころ小高い丘の上の寺の開け六の鐘がなる 銅色の雲を見ながら今…
冬日来てポインセチアの燃えるころ火野正平とふ怪優は逝く 火野正平さんが逝きましたね柔らかい人柄ととぼけた物言いと正に怪優 新しい鬼平の相模の彦十が消えたハマ…
茶の花の咲くと見る間に落ちにけり姿のままに美しきままに お茶の花が咲いています小さな椿そのままの姿ですそして白い花の少ないこの時期に精一杯咲く 落ち方も椿と…
本当と嘘をこき混ぜ蜘蛛の巣に放てば選挙は有為転変す あちらでもこちらでも選挙にSNSが活躍している明らかに嘘だとわかる言葉もたくさんの人に支持されるといつの…
遠き日に葉祥明に憧れて今パステルを習い始める 昔、「詩とメルヘン」という雑誌がありました夢のようなその内容が大好きで毎回楽しみにしていました中でも葉祥明氏…
友がまだ「遅れてごめん」とやって来るそんな気がする印刷室は 毎年11月には公民館の印刷室で一年の集大成の童話集を印刷していますそのかなめの友が逝った 今年…
落ち葉ふみ雑木林に分け入りぬ通りぬければクラインガルテン 落ち葉の季節になり雑木林歩きが楽しくなったカサコソと枯れ葉を踏んで林を抜けると現れるクラインガルテ…
階段に沿って群れ咲くラベンダー上へと伸びて空と一つに 公園にラベンダーが咲いている住宅街に上がる階段の脇に上へ上へと階段に沿って一番上は空空に溶けるように咲…
秋の雨散歩の犬の濡れそぼつ尾の先までも雨露とどめ 雨の日も風の日も犬の散歩は休めないいつもの時間に家を出るいつもの散歩犬にあうみんな雨などなんのその はっは…
屋根よりも高き柊の花の咲く里のシンボル今は何処に 実家の庭に大きな柊の木があった冬になると白いかわいい花が咲いたそばを通ると微かに香った 屋根の上まであった…
茶の花が華やかに咲く傍に石蕗の咲くあわき黄の色 茶の花は小さいけれど椿族の華やかさを持つ椿と同じくこの時期たくさんの花が花ごと落ちる 石蕗の花はどこか遠慮が…
青空が彼方の山まで広がりぬ夕べの雨の露を残して 雨の後の青空は汚れを一掃したようで清々しい草木の露も煌めいて見える 短い秋を楽しもうあくまで高い空の色少しづ…
この国の行くべき道を示すとう三本足の鴉を見たし 日本の首相も米国の大統領も期待できないとわかっているが少しは良くなると期待したい嘘の塊と遠慮の塊にすがる国民…
洗濯機壊れて業者に引きとらる「元気でね」って言っていいかな? 洗濯機が壊れた寿命かな?12年程がんばった洗濯機引き取られてゆく洗濯機に「元気でね」って言う …
冬立ちてハナミズキ燃ゆ道の側二羽のカラスを人避けてゆく 風は冷たくても今日は好天気立冬もきて木枯らしも吹いて富士の初冠雪もきたこれからは冬 ここのところ寒く…
機械にも心があるという友は「おつかれさま」とコピー機に言う 今年もまた童話集の印刷時期がきた毎年、担当の友と印刷機を回したものだったその友は今年はいない 印…
紅葉の緋(あか)際立ちぬ薬師池水の中にも常世の緋が いよいよ紅葉の季節ですね富士のお山もやっと初冠雪山々はいろいろな色に染まるが紅葉といえばもみじもみじの赤…
忘れもの忘れぬように書いたメモどこに置いたか忘れてしまう とにかく物忘れがひどい人の名前、買い物、今日やることなんでも忘れる対策は記録、メモそのメモさえどこ…
若者が恋の短歌詠む短歌のごと激しく燃ゆる陽の落ちて行く 短歌は恋歌に始まるとはいえ、恋など縁遠くなった私にはとても詠えない枯れてしまった心 若者の恋歌を生き…
校庭のメタセコイアは燃えたてり下校の子らを見守る大樹 校庭のメタセコイアが紅葉し銅色に染まるこの小学校は二年後に統廃合で廃校になるその後はどうなるのか メタ…
縁石に落ち葉が濡れて張り付いてラジオは歌うテイクイットイージー 街路樹が散り始めている唐楓、栃の木、花水木所々に吹き溜まる今日は雨にぬれて惨めだ カーラジオ…
筋雲が空一面に広がって寺のサンザシ赤き実たわわ 雨雨雨時々晴れ秋の空は気まぐれですいまだに台風がうろちょろし雨の日が多すぎるたまの晴れが嬉しい ふり仰げば筋…
ドジャースが勝った負けたとはらはらしシャンパンシャワーでとどめの勝利 ドジャースが勝ちましたねヤンキースが負けてがっかりした人たちもいる私は大谷さんの怪我の…
ハロウイン渋谷新宿禁止されどこへ流れるインバウンドの人 今日はいよいよハロウイン毎年、渋谷で騒いでいたインバウンドの旅行者たち渋谷は去年から路上飲酒が禁止に…
秋雨は犬の背濡らし鈍色のにわたずみ流る一トルコリラ 昨日も雨、今日も雨外に出る度に犬の背が濡れる鬱々とした秋雨の日に低きに流れるにわたずみが恨めしい 韓国の…
雨雨雨猛暑の後の雨の日々うんざりしたりきのこ食見つつ 雨が降ったり止んだりダラダラと曇り雨の日々スカッとした秋の空が恋しい羊雲が恋しい 今年は茸が豊富だとい…
朝顔の乱れ咲きおり投票日無人販売の大根を買う 朝一番で投票に行く朝顔が美しく咲く庭で体操をする人がいるすでに投票を済ませた人とすれ違う いつもと違う時間の街…
缶詰をつまみに友と酒を飲むペーパームーンは職場の近く 若い頃、とにかく働いていた忙しくて睡眠時間もままならずそれでも働いていた頃少しの時間に息抜きをした職場…
秋になり夏の苦手な友が逝くポーチュラカの上ベニシジミ飛ぶ 物語を書く会の仲間が一人逝った夏が苦手だといい八月の会はお休みにした人秋になったのに逝ってしまった…
真之山越えれば家庭菜園が並ぶなだりに赤とんぼ飛ぶ 小さな山真之山それでも急峻な坂を登るすぐに頂上反対の斜面に広がる家庭菜園 近所の団地の人々の丹精こめた小さ…
絵を描けと友より木通を賜りしふたつの紫紺艶やかなりし 友が木通を持ってきて絵になるでしょ?下手な絵を楽しんでいる私にお土産と・・・珍しくてまだ大切に飾ってい…
駅近の「泰巖歴史美術館」安土の天守信長の夢 町田市の駅近くに「泰巖歴史美術館」がある舘名は信長の戒名「揔見院殿贈大相國一品泰巖大居士」から取られたという 正…
清明な朝の空気を吸い込めば朝焼けの下救急車の音 このところ朝晩の気温が下がり過ごしやすいいや、寒々しい今朝は朝焼けが美しく清明な空気が美味しい 朝晩はすっか…
細道はススキの中を登りゆき小昏き檜の木の間に消ゆる 公園の小高い丘を登るさらに奥には山がある薄の道を登っていくと展望が開けるそのさきは檜の林 街中の公園と…
さむき朝山法師の実赤くなる今宵の鍋は肉団子入り 木のみが赤くなるハナミズキも山法師もナナカマドも錦木もみんな赤くなる鳥たちには嬉しい秋 昨日は30度の夏日で…
絵本とは優しい世界そのもので私の心もぐりとぐらになる 絵本作家、中川李枝子さんが亡くなった「ぐりとぐら」シリーズの小さな野鼠の兄弟がほんわかとした世界を作る…
垂れ下がる檜の青き実の下で深呼吸する元気をもらう 横たわる朽木に生える白キノコ森の香りは湿りを含む 久しぶりの公園探索やっと夏の暑さから解放された友人と公園…
口笛を吹きつ肴の仕度する休日の夫楽しげなりし 休日は呑む日毎日呑んではいるが休日は楽しく呑む日夫のささやかな楽しみお酒を呑む日 夜が近づくと肴の用意をする鼻…
真之山越えれば家庭菜園が並ぶなだりに赤とんぼ飛ぶ 小さな裏山を越えると反対の斜面が現れる切り開かれて小さな菜園が並ぶ近所の団地の人が家庭菜園を営む 斜面の細…
悠久の時を旅するほうき星次回見るのはG(ゴキ)かも知れず 紫金山・アトラス彗星が地球に接近しているらしいこの彗星の周期は8万年とか恐ろしく永い 東京ではこれ…
歩けるし耳も聞こえる目も見える指の痛みに負けるな私 時々思い出したように痛みが襲うへパーデン結節老いの病だという 不便なのは鉛筆、箸が当たると痛い私のは右手…
茜さす空に梵鐘消えゆけり寂寂と聴く秋の訪れ 夕暮れ時の梵鐘は趣が深い秋の訪れを感じるこの頃時に切々と聞こえる他の季節にはない感慨だ 茜空に尾を引いて消えてゆ…
鵠沼の海辺歩きぬ江ノ島を見つつ波乗り見つつ歩めり 去年の今頃鵠沼海岸を散歩した友人と二人遠く、近くにサーファーの浮き沈みを見ながら 海岸にもゴロゴロと甲羅…
あしびきの山の裾なるなだりにはタウンハウスあり蜻蛉群れ飛ぶ 山に沿って開発された住宅地なだりに沿ってタウンハウスが建つ傾斜地は草原が続き長い庭に蜻蛉が飛んでい…
謎々のようなる前衛短歌読むたまに解るとちょっと嬉しい 前衛短歌は難しい私にとっては謎々で解き明かすのは至難の業展開が謎々ですん〜、勉強不足 素直な心の良寛さ…
秋雨のふり継ぐ街の花水木赤き実いくつ葉影を覗く 秋雨が続きやっと秋らしい気温になってきた雨は鬱陶しいけど涼しさは歓迎する秋が来たー ハナミズキの実が赤くなっ…
繁茂する雑草を引くズルズルとマルバルコウソウ一気に手繰る 空き地から伸びてくるマルバルコウソウの蔓放っておいたら舗装路の隅を伝って垣根に登ってきた 少し涼し…
紫蘇の花鉢よりこぼれ繁茂する白く小さく勢いもてり 青紫蘇の花が満開鉢植えで楽しんでいたが周りに溢れてジャングル状態です小さな花がいっぱい咲いている今日の刺身…
コメダにて友とかたりぬこの夏を籠り暮らした老い人ふたり 毎月あって話に花を咲かせてきた友人とこの夏は二ヶ月ほど会わなかったあまりの暑さに二人とも外出を控え…
雨の日の美術館はひっそりと小声で話す人で満ちおり 八王子の夢美術館に行く「かがくいひろしの世界展」とても面白い絵本「だるまさんが」や「だるまさんの」の創作裏…
さっぱりと刈られし護岸に曼珠沙華一塊が残されている やっと護岸の草むらが綺麗に刈られてすっきりとした夏の間、草が伸びて見るからに暑苦しかった今は涼しげだ そ…
夜の風興梠の声乗せて来る我家に秋の到来したる 夜風が爽やかになってきました窓を開ければ興梠の声秋だ!!!!!こんなに暑い秋にも頑張っている興梠 今年も忘れ…
皆がみな避けて通るや道の端赤きあざみはすっくりと立つ 通学路の道端にあざみが咲いている誰一人近寄らない子供たちもよく知っている棘の痛さを 赤い花を護るように…
病得て友の一人が抜けし会白きはなにら群れ咲く見つめ 趣味の会の友が突然の病になるこじんまりとまとまった会だけに動揺がひどい残りのみんなが右往左往する 別の会…
寝苦しき夜の暑さが消え去りて快眠・快食秋の来にけり この二、三日とても気持ちよく眠れるぐっすり寝て朝気持ちよく目覚める 快眠は快食につながるらしい食事も美味…
この先は冬冬夏夏そんな四季来そうで怖い未来が怖い まだまだ続く夏あっという間に冬が来てまた夏が来るそんな未来がきそうで怖い四季じゃなくて二季? 日本には四季…
青紫蘇の葉に秋雨の降りかかる小さな花穂の小さな精気 久しぶりの秋雨豪雨でもなく秋雨らしい秋雨庭の草木が喜んでいる 日本中では豪雨被害も出ている稲が水に浸か…
秋雨に小さき花穂は潤えり青き葉濡らすその慈雨浴びて 大葉の花が咲きました刺身のつまに一花大葉だけでは出ない華やかさ秋ですねそして今日は雨 今年はゴーヤが実を…
河岸の荒草綺麗に刈り取られ体育館の裏に人影 猛暑が落ち着いたからか護岸の草刈りが進む丈高い芒が葛が姿を消す見通しが良くなる 川沿いの小学校の体育館その裏の見…
一日が無事過ぎゆくをありがたしと孤立集落の老婆言いたり 孤立集落の方が救いだされた元旦に地震、そして今度は道路が寸断して孤立踏んだり蹴ったりの中助け合って過…
被災者が笑顔で応えるインタビュー時折浮かぶ泣きたい心 災害続きの能登一難去ってまた一難の能登やっと入れた仮設住宅が今度は浸水川沿いの家が流される 祈っても祈…
鴨を見て草木楽しみ歩く吾風を巻き上ぐ夫と行き交う 日々の散歩私はゆっくり周りを見ながら楽しみ歩く夫はウオーキング競歩の如く歩く ぐんぐん歩き見る間に近づきあ…
ファミレスにひとり憩える秋の午酸味ほろほろローズヒップティ 出先でファミレスによるあまりの暑さに一休みここで注文するのはローズヒップティ薄紅いお茶の香りがた…
緩やかに昇りし坂の頂の彼方に浮かぶ羊雲 秋 緩やかな坂を登るその先は降り坂の頂上は空に繋がっている空には白い雲が広がる羊雲に見える 空はすっかり秋なのに地上…
この夏はいつまで続くさるすべり紅紅紅と夏を誇れり お隣の百日紅が赤々と咲いている夏の盛りに一度伐採された枝にまた花がついている まだまだ夏は続くらしい今日も…
秋立ちて花は静かに風を待つ竜胆咲きし里の山道 秋になると里山の入り口の細い山道に竜胆が咲いた山竜胆の濃い青紫の花 子供の頃、大好きだった暑い夏が終わり涼しい…
青空へ高く高くと伸び上がるパンパスグラスの故郷遠き 秋になりパンパスグラスが穂を出している芒に似ているが大きさが半端じゃないそして穂も大きい 南米原産らしい…
路端のアワダチソウがバテているあまりに暑き敬老の日に セイタカアワダチソウが心なし萎れているどこにでもたくさん生えているセイタカアワダチソウ彼らも猛暑には打…
炎天に衣干す朝揚羽飛ぶ何かいいことありそうですね 黒揚羽が飛んでいる洗濯物を干す手を止めて行先を見つめるヒラヒラ、フラフラと垣根の向こうに消える 黒猫は縁起…
最後には「ありがとう」って伝えたい我より先に逝くな背の君 断捨離も進まず暑さに気力を奪われるあちこち痛くて頑張れないこんな老後になるとは その中で夫の協力体…
揚羽飛ぶキバナコスモス群咲いて歩道に秋の影長々し コスモスが風に揺れる時節になりました道端にお寺の庭にキバナコスモスが揺れるなぜかキバナコスモスです 昼間は…
米不足思い出したり石油危機ぐるぐる回るトイレットペーパー 米不足食糧難の到来か不安を胸にシリアル食べる マスコミが米不足と騒いでいる発端は大阪府知事の備蓄米…
す家中の燃やせるゴミを集める日ゴミ収集車に感謝をする日 今日は燃えるゴミの日家中のゴミを集めて門の外に出すカラスに荒らされないようにきっちりと蓋をして準備…
わいわいと絵手紙教室騒がしき困ったようなフォックスフェイス 月に一度の絵手紙教室いつもワイワイガヤガヤ騒がしい何を描こうか、どう描くか楽しいひとときはすぐに…
表情を無くした兵庫県知事を尋問したる百条委員会 毎日のニュースで百条委員会の尋問風景を見る表情のない兵庫県知事これからどうなるのか辞職はしないという(今の…
わやわやと蜻蛉群れなす日向山斜面に揺るる狗尾草よ 赤とんぼの季節ですまだまだ暑くて気分は夏でも、そろそろ赤とんぼが日向山の斜面に集まる頃 たくさんの赤とん…
とんぼうに会いに行きけり丘の上遺跡公園青空の下 赤とんぼ遺跡の屋根をかすめ飛ぶ桜紅葉に秋の風吹く 近くの縄文遺跡公園は丘の上復元された竪穴式住居が建っている…
風に揺る赤紫の野あざみは花をまもるや葉に数多 棘 道端に野薊が赤紫の花を咲かせている美しいその花に近寄れば鋭い棘が葉には棘『触れないで』 総苞(花の下の丸い…
コンビニの弁当旨しテレビ見てあははあははと笑ひて食す 出掛けている家族から今日は夕食はいらないとラインが入ることがあるそんな時は一人の夕食でいい便利なのが…
キジバトが誰を呼ぶのかででっぽういくら呼んでも返事のあらず で、で、ででっぽうキジバトの声がする繰り返し繰り返し誰かを呼んでいるような声返事はない 朝からし…
鶏頭の今年も咲けり門口に舗装道路の割れ目のひとつ 毎年咲く、鶏頭舗装道路の片隅に今年も芽を出してしっかりと育っている赤い鶏頭 このように頑張っている雑草は…
愛妻に天国で会おうと詠う人天国行きの切符ねたまし 愛妻に天国で会おうと詠う人彼はきっと天国行きの切符を持っている 天国行きの切符を持たぬ私は羨ましい夫は天国…
パステルを重ね重ねて塗りつぶす色合い深く変化してゆく 無心で何かをする時心は癒される癒されたい時にパステル画を塗りつぶすいや、色を重ねる 近頃は癒されたいこ…
ドラマでは言葉足らずで行き違うそう言うことってほんとにあるよね 台風の迷走でどこにも行けない時慰めはドラマ録画したドラマを見ていると言葉足らずで行き違い そ…
ウロウロと超台風の迷いけり飛んで飛んで関東の雨 この度の台風はスルッと通り過ぎない一つところにふらふらと いるそしてその影響がとんでもない遠くまで来る まだ…
闇を突きひっきりなしに水の落つ線状降水帯は吠えて轟く 雨が降り続く夜何度も目が覚める屋根を樹木を打つ豪雨の音台風の影響だという その台風は未だ九州を出ずウ…
今日もまた蝉の声する暑き夏一向に来ぬ虫すだく秋 毎日台風情報がテレビのニュースを賑わしているこの台風、遅々として進まぬ昨日も今日も鹿児島あたりをふらついてい…
友の言う「一人は寂し折々に夫を想えば涙せり」とぞ 夫を亡くした妻はそれは寂しいと言う中の良かったご夫婦なればこそそういう友はとても忙しい人 ご主人のお元気な…
あの人もこの人も逝く令和なり我ら団塊世代の終焉 知人友人、知り人有名人周りに人が消えてゆくわたしの世代は団塊と言われるその世代の終焉の時が今かもしれない 近…
寺の森久方ぶりに分入れば夏果つるらしひぐらしの声す 朝夕の風が秋の涼しさを連れてきている夏の間いかなかった寺の森に夕方足を向けるとひぐらしの声がする 確実…
処暑に入り朝の清しき気を吸いぬ三百万の桃誰が食む このところ、日の出前の空気が爽やかですなんとなく秋が来るかな?なんて思われる 日差して来ると相変わらずの…
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日の出待ち洗濯物を干す朝こけつまろびつ犬がまつわる 夏ならばとっくに明るくなる時刻まだまだ暗く洗濯物も干せない開けるのを待つ 六時を過ぎて洋々明るくなるのを…
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変化する赤黄緑の唐楓落ちて枇杷茶の絨毯となる 唐楓が美しい緑から琵琶茶まで変化する色が混在している緑・黄・赤、そして枇杷茶色散ってゆくのは枇杷茶 緑・黄・赤…
猿がきて猪がきて熊が来るサファリパークと化した街々 動物が徘徊する街々北海道はヒグマが出没する北海道の猟友会は責任が持てぬといい駆除をためらう 何が正解かわ…
さりさりと落ち葉ふみゆく山の径人影のなき寂寞の径 近所の小さな山丘というほどの高さしかないしかし山は山木々の生い茂る杣道ほどの道 少し奥に入るとそこには静…
夕空に一つ残りし木守柿震えていたり梵鐘鳴れば 柿の実がすっかり熟れて秋らしいオレンジになった高所の実は小鳥の餌になりすっかりなくなってたった一つ残った木守柿…
筋雲が黄金を引いてたなびけり勤労感謝の日の明け初むる 11月23日は勤労感謝の日好天に恵まれて(会場は居酒屋、室内!)師の還暦祝いが催される たくさんの仲…
明染むる空に梵鐘ひびく朝秋明菊の白立ちまさる 冬の朝の透明な空気に梵鐘はよく響くやっと明るくなるころ小高い丘の上の寺の開け六の鐘がなる 銅色の雲を見ながら今…
冬日来てポインセチアの燃えるころ火野正平とふ怪優は逝く 火野正平さんが逝きましたね柔らかい人柄ととぼけた物言いと正に怪優 新しい鬼平の相模の彦十が消えたハマ…
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本当と嘘をこき混ぜ蜘蛛の巣に放てば選挙は有為転変す あちらでもこちらでも選挙にSNSが活躍している明らかに嘘だとわかる言葉もたくさんの人に支持されるといつの…
遠き日に葉祥明に憧れて今パステルを習い始める 昔、「詩とメルヘン」という雑誌がありました夢のようなその内容が大好きで毎回楽しみにしていました中でも葉祥明氏…
友がまだ「遅れてごめん」とやって来るそんな気がする印刷室は 毎年11月には公民館の印刷室で一年の集大成の童話集を印刷していますそのかなめの友が逝った 今年…
落ち葉ふみ雑木林に分け入りぬ通りぬければクラインガルテン 落ち葉の季節になり雑木林歩きが楽しくなったカサコソと枯れ葉を踏んで林を抜けると現れるクラインガルテ…
階段に沿って群れ咲くラベンダー上へと伸びて空と一つに 公園にラベンダーが咲いている住宅街に上がる階段の脇に上へ上へと階段に沿って一番上は空空に溶けるように咲…
秋の雨散歩の犬の濡れそぼつ尾の先までも雨露とどめ 雨の日も風の日も犬の散歩は休めないいつもの時間に家を出るいつもの散歩犬にあうみんな雨などなんのその はっは…
屋根よりも高き柊の花の咲く里のシンボル今は何処に 実家の庭に大きな柊の木があった冬になると白いかわいい花が咲いたそばを通ると微かに香った 屋根の上まであった…
茶の花が華やかに咲く傍に石蕗の咲くあわき黄の色 茶の花は小さいけれど椿族の華やかさを持つ椿と同じくこの時期たくさんの花が花ごと落ちる 石蕗の花はどこか遠慮が…
静かなる林の中の落ち葉径友と歩めば冬の音する 世田谷にある芦花恒春園に行きましたこれぞ武蔵野っていう雰囲気の中徳冨蘆花の居宅が保存されている あまり人も居…
交番に人の影なき時のあり「巡視中」の札外を見ており 交番の前を通る時お巡りさんの姿が見えると安心する時々「巡視中」と書かれた札があり誰も居ないことがある 安…
蔦紅葉すがりし幹をあでやかに装いてまつ冬の訪れ 今、蔦紅葉が綺麗ですあちこちの木を美しく装っています赤く色づいた蔦は秋そのもの 一人では立てないので他の木に…
公園の砂場にふらここ、シーソーにメタセコイアの羽根が落ちてる メタセコイアが黄葉している緑から黄、オレンジになりやがて茶に変わる緑も黄もいいけどオレンジが一…
戸を開けるわずかな音を聞きつけて飛び出す犬は光の中に 我が家の犬は外が好き少しでも空きがあると飛び出してゆく狭い庭いっぱいに駆けて飽きずにいったりきたり私道…
頑張れと言われ続けて七十年まだまだ頑張る団塊の老 団塊世代は頑張ってきた競争に打ち勝ち真面目に働き年金も健康保険も介護保険も払ってきた 老人の医療費が無料に…
里の家の屋根まで伸びし柊よま白き花の微かに香る 冬が来ると柊の花が咲く白い小さな小花でかたまって咲く微かな香りと共に葉の棘はこの花を護るためか? 実家の庭に…
塀越しに皇帝ダリア突っ立ちぬ鰯雲までとどけとばかり 久しぶりの散歩ご近所のお庭を見て回る秋の枯葉と木の実そして皇帝ダリアが高々と立つ まだまだ暑い日があるけ…
寒い日は友達みんな集まっておしくらまんじゅう押されてなくな 昭和と言っても戦後の子供たち現代のようにエアコンも全館暖房もなかった冬の暖かさを求めておしくらま…
猿がきて猪がきて熊が来るサファリパークと化した街々 近頃の日本はまるでサファリパーク日頃慣れ親しんだ道も安心して歩けない猪、猿、熊・・・・ 数年前は猪が神戸…
あの子たち変わってしまう今風にヤンボー、マーボー天気予報の 子供の時から見続ける「ヤンボー、マーボー天気予報」あの可愛らしい二人が今風の少年に変わるらしいイ…
底冷えの朝の空気を震わせて梵鐘聞ゆ深き深き音 梵鐘の深き音する早朝底冷えのする早朝やっと開け始める空ああ、冬が来たんだそれでも昼は暖かい どこかが違う何かが…
ゴジラ来るゴジラなぜ来る平和など絵空事だと伝えるためか 「ゴジラ−1.0」は戦争末期と戦後の混乱期にゴジラが出現するアメリカも国連も助けてはくれない 東西の…
豪雨来る友と駆け込む映画館ゴジラの咆哮響く館内 「ゴジラ-1.0」見てきました久しぶりの友との逢瀬豪雨の襲来に映画を見ることに「面白い」 戦争映画は見たくな…
八重咲きのガーベラ一輪買い来たり遠いあの日のリボンの色の ガーベラは初夏の花と思っていたら秋にも咲くという八重もある昔は一重の慎ましい花だった ガーベラが好…
三瀬川着の身着のまま渡られし良寛さまに倣いてゆかむ 良寛さまが大好きです常に、何も持たずあるもので遊び自然の中にあった良寛さま きっと三途の川も何も持たずに…
障りなく友は語るや孫自慢孫もたぬ吾は少し寂しも どこへ行っても老い人は気楽に語る孫自慢人の悪口聞くよりもずっと心が軽いけど孫のなき私は、ちょっと寂しい 孫と…
今日もゆく循環器内科歯科眼科皮膚科巡りて老の闇ふかし 老いると言うことは体にガタがくると言うこと若い頃には思いもよらなかったこの私が医者巡り循環器内科、歯科…
茶の花の慎ましやかに咲く庭に小菊は群れて香り清しき お茶の花が咲いている椿を小さくしたようで可愛い寒い朝によく似合う 丁度小菊が咲く時期と重なっている小菊は…
美しき仮面の奥の内緒事女の園のハラスメントは 人が集まればイジメが始まるいじめというのはされている人が感じること虐める側の気持ちは関係ない 「遊びだった」「…