一株のジャーマンアイリス咲く畑梅の木伐らる梅雨にいる頃 毎年、花の咲くのを楽しみにしていた梅林勿論実を採るための梅林畑の隅にアイリスが植えられていた 今年も…
一日一首、一歌、一詩、一話・・・・・創作童話、ファンタジーなど、思いつくままに。
創作童話、短歌、詩など、その時々の気分で自由に創作したものをアップしています。
神様の鈴を壊して遊ぶ人インバウンドは悲しくもあり 京都の八坂神社が夜間は鈴の尾を「撤去」するという「外国人が鈴緒を本殿の柵にたたきつけていた」 インバウンド…
山法師風の行末追いかけて揃って見ている星のゆく未 山法師が好き今盛りです山にあれば大きく庭にあれば小さくそれでも白い花が咲く 庭植えの山法師は花は群がって咲…
薔薇よりもうの花が好き雨降れば朽ちて寂しき花にはあれど 数ある花のほんの一部しか知らない世界には見たこともない花が数えきれないほどある その中で知っている花…
なぜ描くか「わからないのよ私にも」葉祥明に憧れてるだけ 絵を描く絵手紙はいう「下手でもいい、下手がいい」水彩もパステルもそうは言わない 葉祥明に憧れてやっと…
川渡る小田急線は雲の中空の果てに向かうが如く 鉄橋を渡る電車はまるで空を走るよう雲の中に消えてゆく如く空の上を走るが如くローズガーデンの上をゆく 色とりど…
皐月晴れ河原にあれば漂泊の想いは迫る雲の彼方へ 皐月晴れ、雲渡る、薫風こんな日は旅に出たくなる行き先は決めず電車に乗ってどこまでも、どこまでも 流れる雲を追…
新宿の夜の灯りは集蛾灯トー横キッズのオーバードーズ 新宿に集まる子供たちトー横キッズと呼ばれ行き場のない子供たちの性暴力や売春、薬物の温床となっている 大人…
連れ合いの病みて小さくなりし背よ数歩下がりてしみじみ眺む 若い頃はがっしりと格闘技系の体型だった背後から見るとつくづく小さくなったのを実感する 小さくという…
あの雲の下には多摩の流れありゆるりと雲を乗せて流れぬ なんとなくあの方向には多摩川が流れていると思う常には水量はそれほど多くない 穏やかな流れに人は集うバー…
カンパニュラ薄紫の釣鐘の音なき音の響く初夏 団地の欅並木のそこここに可愛い花壇が設えられている広い並木の木陰は夏でも涼しく気持ちが良いまして今は五月 涼やか…
法廷に入る水原一平を見送り吾はゴーヤを植える 世界中の注目を集める水原一平氏マスコミをかき分け弁護士と共に法廷へ日本でもTV画面に見入る人は多い 違法賭博…
新札の渋沢栄一百人の子持ちと聞けば残念な人 渋沢栄一という人大河でも取り上げられ大変立派な業績を残した人それなのに私には残念な人 時代とは言えみんなそうだっ…
街道に並びて立てる銀杏の若葉茂れる初夏はうれしも 銀杏並木は神宮外苑が有名です外苑の胃腸は百年を超える立派な大木の並木我が街の並木はそれでも五十年くらいには…
死を思う縋り付くもの欲しかりき例えば酒でも詩でもよくて 終活とか断捨離とか諸々の準備をする時何も考えませんか? メメント・モリ(死を忘れるな)忘れたいけど無…
地球まで太陽フレア届いたり母の日に咲くオーロラの花 日本でオーロラが見られた北海道、東北、北陸などなど世界でも、イギリス、スペイン・・・オーロラは北極南極の…
草を引くオオバコの根の深きこと敵の如く思い切り引く 私に嫌われているオオバコの花は咲くなり目立たぬように 雑草とはいえ、可愛い草もあるカラスノエンドウ、ほと…
連休を過ぎて静かな公園にヒマラヤ杉は爽やかに立つ 連休が過ぎて周りが日常を取り戻した住宅街の公園の喧騒もどこかへ行った静かだ 公園のヒマラヤ杉が気持ちの良い…
矢車草踏ん張って立つ初夏の道寂たる朝の住宅街の 矢車草が咲いている住宅街の塀沿いの舗装道路に「根性〜〜〜」などと言われた時もあった 草花は種を落とされたとこ…
冷え冷えと放射冷却降りた朝一重のバラの震える花弁 今朝の気温は10℃程晴れているのにちょっと寒い一重の薔薇が寒そうでミニバラの蕾も寒そうで咲くか咲くまいか迷…
私は怒っています万博に能登復興の遅々と進まず 能登地震から約半年復興は遅々として進まず能登の方々は不自由な暮らしを余儀なくされている 半年経ってこの体たらく…
一人去り二人去りたる趣味の会「ちょっと用事が」重なる日あり 自由な雰囲気の趣味の会どうした事か昨日は「ちょっと用事が」最後には先生と生徒一人にこんな日もある…
繁茂する十薬を引く午下り石竜子いで来る百足いで来る 暑さの和らいだ今日生垣の刈り込みと草引きをするよくもよくもと思うほど伸びている草木 元気に伸びてもうすぐ…
子供の日インバウンドの人の波真夏日越えの気温に揺らぐ ゴールデンウイークも終盤観光地は相変わらずの人の波道路いっぱいの人並みとお目当ての店に並ぶ行列と恐ろし…
一つづつ伊万里の小皿割れてゆく最後の皿に蕗を盛る春 陶磁器は壊れ物いつか壊れて消えるものだから大切にせよと祖母は言ったそれでも一つづつ壊れてゆく最後に残った…
山吹の白き一重の花の咲くこぼれ残した去年の実 ひかる 一重の白山吹が咲いているこの花は実をつける毎年、たくさんの実をつける実の色は黒こぼれ残りが今も光ってい…
ひかりさす伽藍に五月の風が吹く欅の葉叢に四十雀鳴く すっかり初夏の昨日今日山は膨れ風は爽やか銅色の寺の屋根が輝く欅の宿木も葉叢に隠れている全き五月だ 道端の…
春の花踊るが如く咲きにけり桜さらさらチューリップププ 春は花が一斉に咲く桜やチューリップなどみんなに待たれる花もあればいつの間にか咲いていつの間にか散って行…
柚子の木に白い蕾を見つけた日黄揚羽が飛ぶ黄揚羽が舞う 柚子の蕾を見つけた枝の奥に白く光っているもっと表面に咲くかと思っていたなんだか奥ゆかしいそして嬉しい …
鈴蘭が短い春を寿いで木漏れ日受けて谷間に揺れる 鈴蘭は反日陰を好む我が家の鈴蘭はモッコウ薔薇の影にうわっていた何年か前の台風で木工ばらが根ごと倒れた それ以…
分離帯たんぽぽたちが住み着いて綿毛をとばす飛べ飛べぽぽぽ すっかり夏の暑さになった暦の上ではまだ春だけど昨日も今日も、夏街中でも半袖が多い真夏が思いやられる…
雨に濡れしだるる藤の紫は源氏の恋の執着の色 今、角田光代の「源氏物語」を読んでいる二巻目に入ったあまりにも現代風でちょっと食傷気味 おおよその流れは与謝野源…
分離帯にチューリップなど咲かなくてたんぽぽはきっと咲くのだろうね 新しい道はまだ出来立て中央分離帯もただの土盛りここにはきっと植栽が植えられるのだろう躑躅と…
新しき病院への道開通す初乗りの日はハミング出たり 長らく工事中だった道路がやっと完成して開通した特によく使うという道ではないが病院が近くなったありがたいこと…
柿若葉雨の雫を零しつつ葉叢の陰に青き実抱き 若葉の季節になった一番好きな若葉は柿柔らかい色、柔らかい新芽そして、たくさんの赤ちゃん(柿の実)を実らせる 昨日…
AIが造ったような笑顔にて「いただきリリちゃん」おじを騙せり いただきリリちゃんと言う女性人妻JK、魔法少女いろいろ言ってるけど25歳の女性がホストに貢ぐた…
ほとほとと菜花に雨が降りかかる吾には深きよい夫婦の日 4月22日は「よい夫婦の日」よい夫婦ってどんな夫婦?雨音を聴きながら考察仲良し? 喧嘩しない?真っ当に…
私の豆腐のような人生の味気なきこと詰まる肉体 私の人生は豆腐のようだ四角四面でどこを切っても面白くない希望の色もない こういえば豆腐に失礼な気もするだって、…
アースデイ病んでる地球を何とする世界の終わりの春の気だるさ 何となく世界が終わる・・・気がするウクライナ、中東、アフリカ、不安の種が多すぎるで、世界の終わり…
流ゆく雲を眺めてため息をこぼす春日の身体の重さ 春は身体が重い寒さが緩み暖かくなると眠気がくるしかしこの頃は眠さよりだるさが勝る いきなり夏日が来ることと関…
一晩に二年分なる雨が降る砂漠の国のうつつの悪夢 ドバイでは24時間で平年の年間降水量の2倍に相当する雨が降ったUAEは国土の大部分が砂漠で、ドバイの1年間の…
鉢に植えカラスノエンドウ楽しみぬ鑑賞されて艶ましにけり カラスノエンドウはかなりしぶとい雑草です鉢の中に出ていた芽をそのまま育ててみた今花盛りです エンドウ…
庭隅にゆうべ落ちたる星あまた白きハナニラ 星に願いを ハナニラの花が咲いた庭の隅に2〜3株植えてあったハナニラテリトリーを増やし花数を増やしいつの間にか群生…
剥き出しの腕に夏日の刺してくる日陰少なき病院の庭 昨日の気温は27℃あまりの気温に半袖を着るそして昨日は病院の日日陰の少ない病院の庭の日差しは鋭い 早朝は幾…
図師の奥小川のほとりの小さき田が三枚ばかり田おこしされぬ ドライブのついでに少し山に入ってみる山間の狭い田が三枚ばかりあり田おこしがされていた周りに転々と家…
雨上がりすみれたんぽぽ犬ふぐりそれぞれの場所でそれぞれに咲く 広い芹が谷公園の片隅に春の花達が咲いているすみれ、たんぽぽ、犬ふぐり、山吹、桜、躑躅、それは綺…
叢に海のかけらをばら撒いて春から夏へ犬ふぐりの季節(とき) 可愛い犬ふぐりを見つけたアクアマリンをばら撒いたように青い小さな花が散らばるオオイヌノフグリより…
桜餅は道明寺が好き散歩する尾根緑道の桜のトンネル 花の時期じゃなくても桜餅は美味しい桜餅には「道明寺」と「長命寺」がある私は「道明寺」が好きあのもっちり感が…
淡色の吐息のような霞みたつ桜の梢の鳥影おぼろ 桜の季節が終わろうとしている今満開の花は明日には散ってゆく昨日の雨風に耐えて咲く満開の桜 今日の穏やかな日差し…
踏切に並ぶ車列は花の下学園駅の春はたけなわ 玉川学園駅の踏切朝晩は車列が並ぶ今の季節、桜並木の花が散る朝の忙しい風景も花の下ではなんとなくのどか 近隣の桜の…
万年の時を生き越し海亀を泳がせてみる海の中ほど 海は生き物の故郷とか暖かい南の海で毎日をゆるゆると暮らしたいチンアナゴのようにサンゴのように 眠ったような時…
駅前の桜並木は満開で三々五々と学生のゆく 大学の名がついた駅駅前は桜並木が並ぶ今、満開の桜の下を校門まで三々五々学生が歩くこの光景は永遠に続いてほしい 入学…
土砂滑りビル傾きし台湾の地震至れり桜(はな)の季節に 満開の桜お花見に繰り出す人々上野も千鳥ヶ淵もお花見の人でいっぱいです恩田川の桜も7〜八分咲き 残念なが…
何回も問題発言した知事の辞職の報聞く花曇りの朝 失言というのはその人の考えに基づいているから何回も繰り返すものらしい一度は言い繕えても二度、三度とはいかない…
何もかも放り出したき時のあり雲厚き空を吾は見上げて 何もかも放り出したいと思いませんか?もう、いやなどと思いませんか?最近思うのです 身体が思うように動かな…
Yシャツをクリーニングに出す朝辛夷の白は洗い立ての白 クリーニング屋に行く道すがら辛夷の並木を通る今、真っ盛りです白い花が木を覆っている沢山の洗濯物のよう …
ぐい呑みは友の手作り春の宵旨し旨しと花見酒呑む 連れ合いの友人から対のぐい呑みを頂いた最近焼き物にはまった方で特別に作ってくれたというありがたいことだ この…
我が街に猫を見かけず犬たちがリードに引かれて歩く川沿い 近頃、外で猫を見ない20年くらい前には我が家の庭にやってくる猫がいたどこかの飼い猫らしかった二匹くら…
音もなく光差しいる暁のこの刻が好き夢にたゆとふ 朝の光がカーテン越しに差し込む明かりをつけなくても時間がわかる早朝四時半 冬の間は真っ暗で明かりをつけて時間…
あまりにも蒼き空あり霾(つちふる)の来ると言いしは嘘か誠か 窓を開けると蒼い蒼い空が広がる遠くの霞んだ春の空お花見日よりの空(まだ開花したばかりですけど) …
生ぬるき春に気合いを入れるごと嵐は木々を揺さぶってゆく 強風にゆさゆさと揺れる木々かなり激しい晴れた日のあのゆるゆるとゆく時間とは別物のような厳しさ そして…
福岡の桜開花の便り聞く小糠雨降る寒き夕暮れ 福岡、岐阜で桜の開花宣言が出た東京の桜は・・・・当初の予想を遥かに過ぎてまだ開花しない多分今週末には・・・・ 雨…
ギャンブルは底なし沼ぞ一平氏弥生三月桜はもうすぐ ギャンブルはハマると怖い水原一平氏がこれにハマったいや、嵌められたのかもどちらにしても底なし沼一度ハマった…
春嵐最後の枯れ葉を吹き寄せて叫んでおりぬ空、空、空と 春の強風が吹く日には路傍の枯れ葉が空回り右に左にカラカラカラ・・・枯れ葉は叫ぶカラカラ・・・・ そして…
あの頃の源氏も伊勢もおぼろなり時は無慈悲な記憶盗人 昔、読んだあれこれの記憶もおぼろに霞むこの頃何万冊と読んだのはなんだったのだろうか?記憶に残っていない・…
句読点打つハラスメントありしとふ休みも区切りもせぬ世となりて ネットでは句読点を打つのはハラスメント上から目線に感じるというメール、SNSなどで若者はそう感…
みっしりとこぶしの蕾が上を向く開けば千の「さよならまたね」 街道沿いに植えられたこぶしの花が咲きそうだたくさんの蕾がツンツンと上を向いて膨らんでいる 花が先…
傘が飛びコンテナ倒る春嵐野津田の山の木々のざわめく 最近の春嵐は思いがけなく強い傘が飛ぶのはいつものこと高速道路のコンテナが横倒しになる 突風というか竜巻と…
あれこれと疑惑飛びかう今国会とぼけた顔の二階氏の映え 今国会は疑惑の嵐誰の話も信じ難い見たくもないニュースが一日中流れるどこかおかしい 国会議員の先生方は大…
山河の芽吹きを眺め暮らしおり水平線を眺めたのはいつ 山が見え河があるこの街に暮らして25年海も渡ったし空も飛んだそして今・・・・・ 朝晩眺めるのは山、河山は…
春の朝空の果てに霞たつ大山の峰あいまいもこと 春らしい日が続いている春はまず、空に現れるキリッとした冬の空からぼんやりと潤んだ様な春の空へこの空が好きだ 遠…
原宿のリストランテに辿り着く人人人の波乗り切って 金曜日の原宿はやっぱり人混みが多いいつもは竹下通りはスルーするが今日は通り抜ける歩き回って着いたレストラン…
菫色の空の果に霞たつ遠き稜線蕩けて茫々 春の空の色は菫色雲のない日はどこまでも菫色遠くの山際は少し霞んでいる稜線がくっきりする冬や秋較べればどこか霞んで曖昧…
朝茶飲む鴉の声を聞きながらヤハズエンドウそろそろ開花 最近、朝方に鴉が鳴くベランダの向かいの電柱で周りを見渡して鳴いているそろそろ繁殖期 そしてカラスノエン…
花びらを春の嵐に震わせて踏ん張っているオオアラセイトウ 火曜日に突風が吹いた午後には雨も降り、ひどい嵐春にはこんなことがたまにあるオオアラセイトウが震えて…
穏やかな春の陽射しに目を細めテラスの犬は満足そうに 久しぶり(3日目くらい!)に暖かな天気です水嫌いの愛犬は雨の日は外にもあまり行かない出たがるんだけど、出…
やぶつばき葉は艶やかに深みどり春の陽に映ゆ深く深くと 椿の葉は濃い緑力強い緑ですたくさん重ねて花を守っている雪にも映えるし陽にも映える一年中緑 今、花が最後…
消しゴムをフライングタイガーで買いし日に癌になったと友の告白 久しぶりにあった友明治神宮に初詣をし原宿をぶらぶらした友の好きなフライングタイガーにも当然入っ…
悟空にもアラレちゃんにも愛がある鳥山明のおはこんばんちは 漫画家の鳥山明氏が逝去されたアラレちゃんや悟空の言葉のセンスが好きだったドラゴンボールの出だしのあ…
内容はセクハラパワハラモラハラと言うてはせんなき時勢の違い 角田源氏を読み進めています読みやすいのですいすい進みますしかし、こうあからさまではハラスメントの…
一条の光射し込む春の朝フローリングの綿ぼこり 踊る 昨日とは打って変わって晴れ朝から気持ちの良い青空カーテンの隙間から漏れる朝の光がフローリングに射す こん…
音もなく雪は降りくる白々とほの明かりたる春の朝に またも雪今日の雪は1〜2cmなんとなく重い雪だオオアラセイトウも重たげに俯く 雑草の新芽の上にもうっすらと…
コブのある団地のエゴノキ一心に春よこいとぞ腕を伸ばしぬ 団地の隅にコブコブのエゴノキが立つ葉のないエゴノキは春の陽を浴びて枝を伸ばすもうすぐ芽が出る 青空に…
軽快に仔犬が二匹散歩する巨なる身体の男を連れて 川沿いの道を仔犬が散歩する二匹が後になり先になり軽快に歩いているその後を巨きな男性がついていく まるで子犬に…
濃いベニの花にメジロの鳴く声と瀬音混じりて春をうたわん メジロの声とシャッター音メジロはいっときもじっとしていない花の間を忙しく行ったり来たり 耳を澄まして…
春来る河津桜が遠近に濃い紅の風を吹かせて 最近は河津桜があちらでも此方でも咲いている・・・気がします好天に誘われて散歩すればやはり川沿いにも河津桜 赤の強い…
緑濃き葉叢重なる陽だまりにおおあらせいとう賑やかに咲く オオアラセイトウ、紫はななこの季節にはあちこちで見る菜の花と同じ油菜科の花花の形もよく似ている色違い…
我が庭の種より育てしアボカドの愛し可愛ゆし寡黙なれども アボカドの木が成長しましたタネから育てて十年くらい(一度根本から折れたことがある)夏には木陰を作り冬…
新しき源氏が出たと聞いた日に本屋に走る閏曇り日 軽ければそれはそれで読みやすくするするすすむ今風源氏 角田光代版「源氏物語」文庫が出たと知り本屋に買いに走…
スーパーの河津桜が満開でちょっと得した気分の閏日 いつも行くスーパーの駐車場の周りに河津桜がぐるっと植わっている今ちょうど満開濃いピンクが綺麗です 植えられ…
我が街に金柑多しあの角を曲がれば眩い千の電飾 ご近所はじめ一帯に柑橘類が植樹されているお隣にもお向かいにも濃い緑の葉とオレンジは確かに美しいとは思うが それ…
「もしトラ」が実現したら世界地図大国三つ真黒に塗らるや アメリカの大統領選挙いよいよ11月5日に迫る共和党の代表と民主党の代表の一騎討ちまだ候補は確定してい…
東西に街を貫く街道が鎌倉へ行け鎌倉へ行け 我街の真ん中を貫く街道鎌倉街道リス園、薬師池公園をかすめ鎌倉へ鎌倉へ鎌倉好きの吾を誘う コロナ以来行っていないコロ…
凍傷と拷問で手足失いしウクライナ兵いかに生きるや ロシアのウクライナ侵攻も2年になる一向に終わらぬ戦にウクライナの人々は何を拠り所にしているのか ニュースは…
大阪湾迷い鯨の息絶える竜涎香を持つとう鯨 哀れやな迷い鯨の昇天す竜涎香の行方かしまし 大阪湾に迷い込んだ鯨マッコウクジラは龍涎香を産むという腸内にできた結…
名を忘れあれそれこれと言い合えば漫才のごと水仙ゆるる とにかく名前が出てこない頭の中には顔が見えるその人の名前が・・・夫に聞いても同じ症状やはり出てこない …
厨にて洗い物する夫の背の丸きを見たる小さきを見たる 若い頃は縦のものを横にもしない夫だった近頃、自分の食器を洗うようになった感心していたらあるとき食器棚に片…
肩書きは要らぬと漱石嘯きぬ無冠が良きと余裕の巨匠 2月21日は「夏目漱石の日」「漱石忌」は2月9日だから忌日ではない文部省から博士号の授与を断った日らしい …
しっとりと春の雪降る草草に染み込むごとく柔らかく降る 思いがけず暖かい気温に日本中が驚いている支笏湖の氷濤祭りは中止となる氷像が崩れ安全確保が難しい残念なお…
雪解けて薄紫の花咲かす仏の座のみの淋しき我が庭 ここ二、三日、日差しは春の暖かさ仏の座に花が咲いていた薄紫の上に伸びた花枯れ木さと新芽の緑のみの庭 もう少し…
春霞む空を黄に染め咲くミモザ去年に伐られしミモザ恋しき ご近所に美しく咲くミモザがあった毎春、通るのが楽しみだった蒼空にたわわな黄色見ているだけで幸せだった…
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一株のジャーマンアイリス咲く畑梅の木伐らる梅雨にいる頃 毎年、花の咲くのを楽しみにしていた梅林勿論実を採るための梅林畑の隅にアイリスが植えられていた 今年も…
川岸のローズガーデン咲き盛り相模川風旅をし誘う 昨年の今頃相模川のローズガーデンに友と行ったちょうど見頃のバラが美しさを競っていた 川風が草原を渡って薔薇を…
思い出はカラカラ回る風車墓の周りに立ち尽くしている 風車を思い出すと何故かセルロイドの色鮮やかな風車が見える時があるそしてそれはどこかのお墓の周りにたつ お…
大相撲推しの力士が闘えば私の拳に力が入る 五月場所の優勝力士が決まった大の里が優勝今日と明日も勝って全勝優勝をして欲しいそして横綱に・・・・ 私には推しの力…
「こんにちはこんにちは」とぞ唄いけり輝く未来を疑いもせず 万博に行って変わった世界観若者よ今万博に行かな 1970年の大阪万博は明るい万博の歌で一致団結みん…
「浜千鳥」母は歌えり細き声かすかに震えやがて消えゆく 母は「浜千鳥」が好きだった時々口づさんでいた細い小さな声で母を思う時「浜千鳥」が聞こえてくる ことに夕…
断捨離は哀しからずや生涯のとどのつまりの身仕舞いなりし 断捨離って身軽になることですよね人間、お墓の中まで持って行けるものは着る物と六文銭のみ お金も着るも…
吾もする断捨離というダイエット懐かしき衣類山と積み上げ 断捨離というものをやってみることにした要らないものを捨てるいや、いるものも捨てて身軽になる なかな…
里帰りするとう友の故郷を検索すれば憧れの地なり 憧れは山里、過疎地、無人島過密都市なる首都に暮らせば 友人が久しぶりに里帰りするというネット検索すれば驚き…
九州に梅雨来るらし我が庭に時折強く雨の音して いよいよ梅雨九州が梅雨入りした日本に梅雨は無くなったと勝手に思っていたのですがやっぱり梅雨はある 梅雨がないと…
夏日きてベンチにこぼれる木洩れ陽は若葉の風にちらちら踊る 昨日までの初夏の天気が嘘のよう朝からとの曇の空ぢぢっ、ぢぢっ、と泣く小鳥どこか物悲しい しめしめと…
道端に紫蘭の花の群れ咲けば友はむらさき小径と笑う 友と歩いていた時紫蘭が群れ咲くのに出会った一群れ、二群れ、またその次も街路樹の根元に次々と群れ咲いている…
公園のベンチを風が吹き抜ける彼方の児等の声きれぎれに 公園のベンチに木漏れ日がこぼれ風が吹く座って目を閉じると遠くの子供の声が切れ切れに届く 緑の一番美しい…
母の日に母を想えばもの哀し夫に仕えて子を養いて とうに鬼籍の人、母母を想えば哀しい夫の言うことを聞き子供たちを育てる昭和の家庭 母の楽しみはただただ子の成長…
との曇る空に向かいて飛びたてり鴨はいずこへいかむとせしか 空一面の雲何がなし心も晴れぬ日にいきなり鴨が飛び立ちぬいつもは素知らぬ顔で魚を追っている鴨が そ…
自転車ですいすい坂を上がる人皐月の風に背を押されてる 我が街は坂が多い若かった頃何度か自転車を試した私あまりの辛さに諦めたちなみに私は自転車には乗れます 息…
明けぬれば光るしずくの一粒をこぼして香るジャスミンの花 ジャスミンの花の盛りは短い、ほんのいっとき香る明るくなったばかりの朝昨夜の雨の名残が花を濡らしている…
吾ひとり留守居の夜は寂しくてあれやこれやを犬に話せり 一人で留守番の時など犬に話しかけております犬は黙って聞いてくれますそういえば夫に話す時時々うるさそうに…
朝顔の苗を植えたり初夏の輝くばかりの晴れたる朝に 朝顔の苗を植えた友人から贈られたもので色はわからない一昨年、同じ友人から頂いたものは青と白筋入りの大きな…
初夏の清しき光青もみじの葉叢を抜けて十薬に降る 今の時期のもみじ、青もみじ好きなのです杉や檜の大木もいいけどもみじの青は柔らかくて好きなのです 薬師池公園の…
神様の鈴を壊して遊ぶ人インバウンドは悲しくもあり 京都の八坂神社が夜間は鈴の尾を「撤去」するという「外国人が鈴緒を本殿の柵にたたきつけていた」 インバウンド…
山法師風の行末追いかけて揃って見ている星のゆく未 山法師が好き今盛りです山にあれば大きく庭にあれば小さくそれでも白い花が咲く 庭植えの山法師は花は群がって咲…
薔薇よりもうの花が好き雨降れば朽ちて寂しき花にはあれど 数ある花のほんの一部しか知らない世界には見たこともない花が数えきれないほどある その中で知っている花…
なぜ描くか「わからないのよ私にも」葉祥明に憧れてるだけ 絵を描く絵手紙はいう「下手でもいい、下手がいい」水彩もパステルもそうは言わない 葉祥明に憧れてやっと…
川渡る小田急線は雲の中空の果てに向かうが如く 鉄橋を渡る電車はまるで空を走るよう雲の中に消えてゆく如く空の上を走るが如くローズガーデンの上をゆく 色とりど…
皐月晴れ河原にあれば漂泊の想いは迫る雲の彼方へ 皐月晴れ、雲渡る、薫風こんな日は旅に出たくなる行き先は決めず電車に乗ってどこまでも、どこまでも 流れる雲を追…
新宿の夜の灯りは集蛾灯トー横キッズのオーバードーズ 新宿に集まる子供たちトー横キッズと呼ばれ行き場のない子供たちの性暴力や売春、薬物の温床となっている 大人…
連れ合いの病みて小さくなりし背よ数歩下がりてしみじみ眺む 若い頃はがっしりと格闘技系の体型だった背後から見るとつくづく小さくなったのを実感する 小さくという…
あの雲の下には多摩の流れありゆるりと雲を乗せて流れぬ なんとなくあの方向には多摩川が流れていると思う常には水量はそれほど多くない 穏やかな流れに人は集うバー…
カンパニュラ薄紫の釣鐘の音なき音の響く初夏 団地の欅並木のそこここに可愛い花壇が設えられている広い並木の木陰は夏でも涼しく気持ちが良いまして今は五月 涼やか…
法廷に入る水原一平を見送り吾はゴーヤを植える 世界中の注目を集める水原一平氏マスコミをかき分け弁護士と共に法廷へ日本でもTV画面に見入る人は多い 違法賭博…
新札の渋沢栄一百人の子持ちと聞けば残念な人 渋沢栄一という人大河でも取り上げられ大変立派な業績を残した人それなのに私には残念な人 時代とは言えみんなそうだっ…
街道に並びて立てる銀杏の若葉茂れる初夏はうれしも 銀杏並木は神宮外苑が有名です外苑の胃腸は百年を超える立派な大木の並木我が街の並木はそれでも五十年くらいには…
死を思う縋り付くもの欲しかりき例えば酒でも詩でもよくて 終活とか断捨離とか諸々の準備をする時何も考えませんか? メメント・モリ(死を忘れるな)忘れたいけど無…
地球まで太陽フレア届いたり母の日に咲くオーロラの花 日本でオーロラが見られた北海道、東北、北陸などなど世界でも、イギリス、スペイン・・・オーロラは北極南極の…
草を引くオオバコの根の深きこと敵の如く思い切り引く 私に嫌われているオオバコの花は咲くなり目立たぬように 雑草とはいえ、可愛い草もあるカラスノエンドウ、ほと…
連休を過ぎて静かな公園にヒマラヤ杉は爽やかに立つ 連休が過ぎて周りが日常を取り戻した住宅街の公園の喧騒もどこかへ行った静かだ 公園のヒマラヤ杉が気持ちの良い…
矢車草踏ん張って立つ初夏の道寂たる朝の住宅街の 矢車草が咲いている住宅街の塀沿いの舗装道路に「根性〜〜〜」などと言われた時もあった 草花は種を落とされたとこ…
冷え冷えと放射冷却降りた朝一重のバラの震える花弁 今朝の気温は10℃程晴れているのにちょっと寒い一重の薔薇が寒そうでミニバラの蕾も寒そうで咲くか咲くまいか迷…
私は怒っています万博に能登復興の遅々と進まず 能登地震から約半年復興は遅々として進まず能登の方々は不自由な暮らしを余儀なくされている 半年経ってこの体たらく…