思い出はカラカラ回る風車墓の周りに立ち尽くしている 風車を思い出すと何故かセルロイドの色鮮やかな風車が見える時があるそしてそれはどこかのお墓の周りにたつ お…
一日一首、一歌、一詩、一話・・・・・創作童話、ファンタジーなど、思いつくままに。
創作童話、短歌、詩など、その時々の気分で自由に創作したものをアップしています。
思い出はカラカラ回る風車墓の周りに立ち尽くしている 風車を思い出すと何故かセルロイドの色鮮やかな風車が見える時があるそしてそれはどこかのお墓の周りにたつ お…
大相撲推しの力士が闘えば私の拳に力が入る 五月場所の優勝力士が決まった大の里が優勝今日と明日も勝って全勝優勝をして欲しいそして横綱に・・・・ 私には推しの力…
「こんにちはこんにちは」とぞ唄いけり輝く未来を疑いもせず 万博に行って変わった世界観若者よ今万博に行かな 1970年の大阪万博は明るい万博の歌で一致団結みん…
「浜千鳥」母は歌えり細き声かすかに震えやがて消えゆく 母は「浜千鳥」が好きだった時々口づさんでいた細い小さな声で母を思う時「浜千鳥」が聞こえてくる ことに夕…
断捨離は哀しからずや生涯のとどのつまりの身仕舞いなりし 断捨離って身軽になることですよね人間、お墓の中まで持って行けるものは着る物と六文銭のみ お金も着るも…
吾もする断捨離というダイエット懐かしき衣類山と積み上げ 断捨離というものをやってみることにした要らないものを捨てるいや、いるものも捨てて身軽になる なかな…
里帰りするとう友の故郷を検索すれば憧れの地なり 憧れは山里、過疎地、無人島過密都市なる首都に暮らせば 友人が久しぶりに里帰りするというネット検索すれば驚き…
九州に梅雨来るらし我が庭に時折強く雨の音して いよいよ梅雨九州が梅雨入りした日本に梅雨は無くなったと勝手に思っていたのですがやっぱり梅雨はある 梅雨がないと…
夏日きてベンチにこぼれる木洩れ陽は若葉の風にちらちら踊る 昨日までの初夏の天気が嘘のよう朝からとの曇の空ぢぢっ、ぢぢっ、と泣く小鳥どこか物悲しい しめしめと…
道端に紫蘭の花の群れ咲けば友はむらさき小径と笑う 友と歩いていた時紫蘭が群れ咲くのに出会った一群れ、二群れ、またその次も街路樹の根元に次々と群れ咲いている…
公園のベンチを風が吹き抜ける彼方の児等の声きれぎれに 公園のベンチに木漏れ日がこぼれ風が吹く座って目を閉じると遠くの子供の声が切れ切れに届く 緑の一番美しい…
母の日に母を想えばもの哀し夫に仕えて子を養いて とうに鬼籍の人、母母を想えば哀しい夫の言うことを聞き子供たちを育てる昭和の家庭 母の楽しみはただただ子の成長…
との曇る空に向かいて飛びたてり鴨はいずこへいかむとせしか 空一面の雲何がなし心も晴れぬ日にいきなり鴨が飛び立ちぬいつもは素知らぬ顔で魚を追っている鴨が そ…
自転車ですいすい坂を上がる人皐月の風に背を押されてる 我が街は坂が多い若かった頃何度か自転車を試した私あまりの辛さに諦めたちなみに私は自転車には乗れます 息…
明けぬれば光るしずくの一粒をこぼして香るジャスミンの花 ジャスミンの花の盛りは短い、ほんのいっとき香る明るくなったばかりの朝昨夜の雨の名残が花を濡らしている…
吾ひとり留守居の夜は寂しくてあれやこれやを犬に話せり 一人で留守番の時など犬に話しかけております犬は黙って聞いてくれますそういえば夫に話す時時々うるさそうに…
朝顔の苗を植えたり初夏の輝くばかりの晴れたる朝に 朝顔の苗を植えた友人から贈られたもので色はわからない一昨年、同じ友人から頂いたものは青と白筋入りの大きな…
初夏の清しき光青もみじの葉叢を抜けて十薬に降る 今の時期のもみじ、青もみじ好きなのです杉や檜の大木もいいけどもみじの青は柔らかくて好きなのです 薬師池公園の…
泣き相撲赤児の顔の切なかり元気に泣けといいしは誰か 泣き相撲というものがある赤ちゃんを泣かせて勝ち負けを競うもの当然大泣きをした方が勝ち 私は赤ちゃんの泣…
柿の葉の新芽やはやはと萌え出る花を守りぬ雨風受けて 柿の若葉が瑞々しく風に揺れています花も今が盛りと咲いているでも、柿の花はすぐ落ちる弱々しいのかたくさん咲…
録画した「呑み鉄旅」を観つつ呑む気づけば杯を重ね 酩酊 六角精児さんの「呑み鉄本線、日本旅」を録画している電車の中で、駅で、旧跡でいっぱい呑みながらの旅癒さ…
駐車場のフェンスにすがるジャスミンが春だ春だと香りふりまく どこを歩いても花花花春は確実にきている今が一番美しい散歩日和ですつつじもモッコウバラも憎らしいほ…
去年まで矢車草の咲いていた畑に家が立ち並ぶ 皐月 ご近所の景色がどんどん変わります去年まで畑だった所に新しい家が建つそして新しい住人 季節ごとに違う野菜が植…
我が家にも「分電盤の検査です」かかってきました詐欺の電話が とうとう掛かってきました「分電盤の検査です」古くなった分電盤を取り替える必要があるというもちろん…
明日から皐月になるという朝の蒼き空飛ぶヘリの爆音 気持ちの良い皐月の空こんな日が5月いっぱい続いたら幸せですね本当に絵に描いたような皐月の空です 連休も気持…
あまりにも輝く光に包まれて溺れそうです今朝の私 卯月晦日の今朝好天に恵まれて最高の朝連休中とはいえこれだけの好天はそうそうないゴールデンウイークです 出かけ…
ヒヨドリが佐藤錦をひとりじめ赤きをお食べそこはまだ青い 背を見せて佐藤錦を貪りぬヒヨドリ包む春の陽つよし 赤くなりかけた佐藤錦(サクランボ)にヒヨドリが来ま…
雨あがり清しき朝の明けにけり背に露散らし犬のかけゆく 夏と冬のはざまの春は雨がよく降る降ったり止んだりまた降ったり梅雨前なのによく降る穀雨にもまだ早い でも…
切り株に静かに雨の降りかかる蕗の煮物を炊けば春の香 このところ降ったり腫れたり気候が落ちつかない裏庭から蕗を取ってきて炊く一年に一度ふきの煮物を作る春が詰ま…
足萎えの吾は疲れて一休みつつじの道を休みつつゆく 友人と街散歩一直線の遊歩道をつつじの植え込みを見ながら歩く所々で一休み友も私も足萎えている 少し歩くと足に…
雨の中整形に行く虚(うつろ)なる待合室でテレビみる群れ 雨の日の整形外科の待合室皆同じ向きでテレビを見ている何がなし虚な顔でどことなく暗い雨の日だから? 晴…
すずらんにしずくを残し雨あがる黄揚羽のとぶ重き曇天 黄揚羽が毎日遊びにきます柚子の木を切ってしまったので「あなたの故郷はもうないのよ」そう言っても、またくる…
木を伐ればすずらん夏陽をもろに受け白く輝くりりりと揺れて アボカドの木下でひっそりと咲いていたすずらん木を切ったらまともに太陽が当たるま白い鈴蘭も眩しそう風…
「かなわんわぁ夏でもないのに暑っついわ」四月のお日さま燃えすぎですよ 25℃、25℃、28℃・・・4月の気温とも思えないほどの気温今日は22℃予報、春かな?…
つれづれにテレビ見ること多くして足萎えてくる鳥になりたし 家事の合間に何をしていますか?テレビを見ろことが増えました創作意欲も湧いてこずただ流されてテレビ …
涼やかな風をまとって街をゆく若人の背健やかに伸び 若者が歩く姿は佳いものです背筋を伸ばしさっさと無駄がない真っ直ぐ前を向き未来に向かっているようです 歩きス…
新緑の今日衣替え白妙の半袖軽し緑風涼し 躊躇していた衣替え思い切って夏物を出してみた羽織れば軽い夏の衣類明日は今日より暑いと言われ半袖出して正解 夏空に(ま…
新駅は高輪ゲートウェイとう今日降りたてり新芽の季節 3月にオープンした高輪ゲートウエイ駅に降りてみたまだまだ人も少なくテナントも埋まっていない様子ただただ大…
愛車にて雲に向かって駆け上がる彼方に見ゆるなだりの家々 今、ドライブにはもってこいの季節遠くに行かなくても街の隅々を走ると思いがけない景色に出会う今日も・・…
晴れ渡る小山田の丘若緑雉子・鶯鳴くも楽しき 春真っ盛りです出かけない選択肢はありませんありがたいことに近くに手ごろな山や公園がある小山田緑地というのもある …
遠雷に夏の来るを知る朝青葉若葉の芽吹きの猛し このところ雷注意報が出る全国的にでる夏が来たかと思う勢いで学校の校庭で雷に打たれた生徒が出たりする 雷は怖いど…
並ばない万博に並ぶ三時間並ぶと決めて並ぶも一手 並ぶと予想され並ばない方法としてチケットの予約販売各パビリオンの予約日時予約 いっぱい予約をしていざ万博並び…
雨風に耐えて十年アボカドは屋根まで届く大樹となりぬ アボカドの木もとうとう伐採したこちらは大きくなりすぎたアボカド畑ならいいけど我が家の庭には無理 7m以上…
一度だけ花をつけたる柚子の木の伐れば心に沁みる花の香 実をつけぬ柚子の木をとうとう伐採したタネから育てて大きくし5年ほど前に一度だけ実をつけたさあこれからは…
恩田川そぞろ歩けば水鳥の道一条が桜(はな)を分けゆく 桜の花の間に新芽の青い葉が混じるようになったそろそろ花の時期も終わりです 川の澱みには一面の花筏絨毯の…
木漏れ日は青き新芽の色をして集会所への径の清しき 今日は絵手紙の日教室は欅の道沿い周りにも欅が植えられているこんもりとした林の中にあるこの場所が好き 特に新…
連翹の黄の花哀し青空に枝いっぱいの黄の花哀し 連翹が盛りです連翹は他の花に先駆けて咲く春の黄色い花、蝋梅、連翹、石蕗、ミモザ、菜の花、水仙・・・くっきり黄色…
ふくふくと花海棠は咲いておりただそれだけで嬉しくなりぬ 花海棠は八重咲きの華やかな花ですふっくらと咲く花はたおやかな美しい女性をイメージさせます 見ているだ…
桜咲く束の間の晴れうれしかり友と食べたるアンパン三個 四月四日はあんぱんの日釣られて買ったあんぱんを持って花見に行く五日花の下のベンチで友と半分こしていただ…
爽やかに新芽萌え出ず木の下で翁憩えり杖に凭れて やっと新芽が柔らかい萌黄を見せて枝先が春を謳っている風は暖かく春を謳歌している 散歩日和です老いも若きも歩い…
煌めきを葉先に集めまた一つ夕べの名残の雨粒の落つ 朝から晴れ、晴れ、晴れお日様が目一杯降り注いでいる久しぶりの好天気に心は浮き立つお日様おはよう びっしりと…
荒草の茂れる土手に一群れの水仙の咲く芳(かぐわ)しき春 水仙が土手に咲いている水仙は土手や斜面によく見る誰が植えるのか最初は一群れでも次第に増える 早春から…
芽吹たる栃の新芽は柔らかく萌えて雨粒纏いし朝 芽吹の季節です街路樹もようやく新芽が出てツンツンと枯れ枝のごとき細枝に小さな小さな芽を付けている 冷たい雨が柔…
暗暗と木の下闇の異界めく我が家の庭の春の雨の夜 雨です春の雨とはいえ気温六度はまるで冬門灯も街灯も届かぬ庭すみの木の下闇は暗い そこはいつもの庭ではなくてど…
青空に枝垂れて群れてゆきやなぎ咲いてこぼれて汚れを知らず 桜は五分咲きゆきやなぎは満開白い小さな花が枝を伸ばして咲き競う今時分に桜の下で会う 小さな花が散り…
桜咲く昨日半袖今日ダウン狂った季節に桜咲き惑う 桜が咲いたと思ったら冬日で雨花見を予定していた方はあまりの寒さに呆然残念な週末でした 日曜日は少し晴れるらし…
上を向き白木蓮が咲いている愛を包んで落とさぬように 木蓮の花はいっぱいには広がらない手で蕾を作り少し開いたくらいに咲く大事なものを包んでいるように 辛夷は思…
耳に棲むだれかが喚く休みなく春には春の耳鳴りを生く 常に耳鳴りがする気にしようと気にしまいと耳鳴りはするいっときも休まず蝉の鳴き声がする 四六時中気にしてい…
みっしりとこぶしの蕾が上を向く開けば千の「さよならまたね」 白木蓮がさかりですコブシもそろそろ咲く頃でコブシの花は上を向いて咲くさようならと手を振るように見…
半月が朧に浮かぶ夜明け前おはよう君は今日もきれいだ 四時半に起きる近頃はまだ月がいる春らしく朧に滲んでいるおはようお月様今日もきれいですね この頃は半月とい…
明日から黄砂くるとう予報ありゴビの砂漠の砂春を告ぐ 黄砂が来るとニュースあり今年もいよいよ黄砂黄色い砂がやってくるゴビ砂漠からタクラマカン砂漠から 平安時代…
ちちのみの父の常備の胃腸薬太田胃散の香の懐かしき 父は胃が弱かったのか太田胃酸が手放せなかったいつも食後に飲んでいたあの粉薬の匂い父の匂いと共に懐かしい 父…
東京の湾まで流るる鶴見川多摩丘陵の我が街生まれ 川の源流は深い山の奥かと思えばそうでもないことを知る我が街から流れ出す川が二本ある一つは恩田川いつも買い物に…
ゆるゆると流れのどかに鶴見川薄紅色の杏咲き初む あまりの良き天気に誘われてお花見に鶴見川沿いの杏の木五分咲きくらいだったけど綺麗でした 杏の花は初めて見まし…
雨降れば雨をおろがみ陽が射せば陽をおろがみぬ吾は流さる 雨の日は雨に願いを晴れた日には陽に願いをその時々で流される私確かなものなど何も無い春の天気の様に ど…
友がみな幸せそうに見ゆる日は花を買いきてコーヒータイム 時々ですがやるせなく思う時がある友人知人は皆幸せそうなぜか自分だけが取り残されているようで 思い切り…
北国の友は雪かき辛いとぞSNSに積雪写真 暖かい日もあり雨の日もあり、三寒四温春を感じるこの頃ですが北の国では未だ積雪に大変な思いをされている SNSには積…
Xに友は手巾(ハンカチ)上にけり魚の柄のガーゼで手作り X(エックス)友達がガーゼのハンカチをアップした可愛い魚の模様で柔らかそうで夏が待ち遠しい模様 器用…
カミツレを十五束ねて贈りたしあの人この人数多の人に カミツレを15本束ねて送るとは「ごめんなさい」の意があるからこんな面白い意味は誰が考えたか、面白い 長く…
久方に音の優しき春の雨オオアラセイトウ潤う朝(あした) 柔らかくムラサキハナナに降る雨は伸びろ伸びろと呼びかけている 久しぶりに雨らしい雨少し前にも降ったけ…
さみどりの風吹き来たる恩田川草はもえ出でつんつんと伸ぶ 川沿いの道を歩けば若芽が伸び盛りこれから花咲くカラスノエンドウやたんぽぽ すでに咲いている水仙つん…
道のべにムラサキハナナひともとが風にそよげり寂寞の夕 ムラサキハナナが一斉に咲き出したこぼれ種からか指導の隅にも咲いている根性はななともいえる ムラサキハナ…
小山田の里春めきて若菜摘むきぎすは鳴ける声高らかに 山里に春が来ると若菜摘みに出かける芹、ノビル、蕗の薹裏山の方から雉子の声がする 雉子は日本の国鳥地味な色…
まなこ閉じ鼻先上げて静止する賢者の如き犬の顔 犬というのは不思議ですじゃれついたり食べたりそんな時の無邪気な顔もあれば目を閉じて空気を嗅ぐように顔を上げてい…
満開の桜をほめし屋根屋さん実はなるかとぞ聞く夕つかた お隣に屋根屋さんが入っている毎日屋根に登っているが我が家の佐藤錦を褒めてくれる「綺麗に咲いていますね」…
ぬ綿虫の翔ぶ夕暮れは寂しくて人恋しくて泣き虫になる 秋の終わりから初冬にかけて綿虫が飛ぶ日がある幼い頃の綿虫は寂しい夕暮れに飛んでいた一人で家路につく頃に…
町田にも粉雪の舞う昼下がり積もる積もらぬ儚き六花 都心に雪が降った町田は東京より温度が低い(と言われる)都心ではボタ雪らしかったが町田では粉雪 フロントガラ…
朝まだき薄闇さいてぼーぼーとキジバトは鳴く愛を求めて 明け方、薄闇にぼぼっぼぼっ、ぼーっぼーっとキジバトが鳴く明けてもまだ泣いている寂しい声がする チチッチ…
春の朝高額医療費引き上げが見送られたり歌集を求む 高額医療費の引き上げが見送られたというホッとするニュースが流れてきたホッとする こんな時のために健康保険料…
顳顬の少し禿げるは遺伝にて母よ鏡にあなたの顔が 遺伝子とは偉大なものです若い頃には少しも似ていなかった母と私近頃鏡の中に母がいる 子供の頃母の顳顬が薄くなっ…
雪の日の空を仰いでふと思うウクライナの空アメリカの空 雪が降っている日本の東京の端っこの街に太平洋にも降っているだろうか?アメリカにも降っているだろうか?ウ…
春寒し人には言えぬあれこれを犬に聞かせて欠伸されたり 時には愚痴りたい時もある人に言えば何かと厄介なことも犬ならば黙って聞いてくれるそんなこんなを愚痴ってい…
昼過ぎて雨はみぞれに変化するやがて六花となりてほろほろ 久しぶりの雨音が快い昼過ぎて霙になれば寒いそして地面がうっすらと白くなる・・・雪だ桜の翌日の雪は冷た…
濃い紅の河津桜の咲くストア店の中には桃の花さく いつも行くスーパーの駐車場の周りに河津桜が植えられている今、ちょうど見頃の五分咲き濃い紅色が春をよぶ ちょう…
春の空ちから瘤みせエゴの木が新芽出すぞと気張って立ちぬ 団地のエゴの木が枝を伸ばしているまだまだ裸木の寒々しさしかし、たくさんの瘤が芽を出すぞと力を入れてい…
歳ゆえに結社退会せし友と二人の歌会嬉し寂しも 今年卒寿の友がいる短歌を通じて知り合った友は一緒の結社に所属していたしかし、卒寿になった頃から友は歌会に出るの…
大切な友ありて嬉し春の野に菜摘み花摘みそぞろ歩いて 友と歩けばそれだけで嬉しい話さなくても歌わなくても黙って歩くそれだけで嬉しい 山裾の田んぼの脇の小川には…
陽のそそぐベンチで友とお茶を飲む黙せば風と鳥の囁き 気持ちの良い日が続いています春ですねそろそろ花粉も飛び出して辛い人もいる季節東京は18℃とか 1日、友人…
階段を登れば椿ひっそりと落ちて地上に咲く紅と白 近所に新しい公園ができた市報には魅力的な写真これはいくしかないと友と連れ立って出かけた公園の名は香山園(かぐ…
軽快に仔犬が二匹散歩する巨なる身体の男を連れて 犬の散歩をする人が歩道をぽくぽく歩いている一匹の人、5〜6頭連れている人人もそれぞれ、犬もそれぞれ、どこか似…
見たくないニュースが続く長々とお口直しに「大谷さ~ん」 近頃のニュースにいちいち反応していたら幾つ心臓があってもたまらない先行き不透明な世相と聞きたくないこ…
天国も輪廻もなかりし我が来世土に還れば食物連鎖 無神論者の私来世などと気持の良い世など信じられない死んだら土塊に還るだけそう思っているけれど 土に帰ればバク…
寒空に透けて見ゆるや朝の月 凍空に薄き半月居残りぬ このところ朝、上弦の月が見える寒さの厳しい朝の空に薄く透けるような月が昨夜の同じ月とも思えぬ薄さで居…
靴下を重ねて履けと夫のいうマイナス四度の朝の底冷え 寒い寒いと言っていたら夫は言う「靴下を二枚重ねで履きなさい」厚手の靴下を重ねて履いたら暖かい、目から鱗で…
ハンドジェル塗って洗ってまた塗って人も大地も乾燥の冬 乾燥していますハンドジェルが手放せないちょっと油断すると手はひび割れ、あかぎれ、水が沁みる 火事も多い…
流氷は哀れなるかな春近く北の港に辿り着く 終焉 流氷は春近くに接岸するいや、暦ではすでに春だここを終焉の地と決める如くオホーツクの南端に辿り着く覚悟の接岸 …
網走に流氷接岸したというこちらの空はカラカラ天気 網走に流氷が接岸したという海一面の流氷壮大な景色ですねでも寒そう オホーツクからの便りには毎日マイナス10…
米高騰充分あるのにこの高値拝金主義に落ちてる日本 お米の価格が上がっている確か、5kg2,500円くらいだったのが今、4,000円している2024年は不作で…
烏には烏の春が来ておりぬひと声鳴いて恋人を呼ぶ 朝夕に烏の声が聞こえるまだ芽吹かぬ寺の木の天辺で鳴き、電柱で鳴く一声、二こえ、三声・・・応える声はない この…
「ブログリーダー」を活用して、akariさんをフォローしませんか?
思い出はカラカラ回る風車墓の周りに立ち尽くしている 風車を思い出すと何故かセルロイドの色鮮やかな風車が見える時があるそしてそれはどこかのお墓の周りにたつ お…
大相撲推しの力士が闘えば私の拳に力が入る 五月場所の優勝力士が決まった大の里が優勝今日と明日も勝って全勝優勝をして欲しいそして横綱に・・・・ 私には推しの力…
「こんにちはこんにちは」とぞ唄いけり輝く未来を疑いもせず 万博に行って変わった世界観若者よ今万博に行かな 1970年の大阪万博は明るい万博の歌で一致団結みん…
「浜千鳥」母は歌えり細き声かすかに震えやがて消えゆく 母は「浜千鳥」が好きだった時々口づさんでいた細い小さな声で母を思う時「浜千鳥」が聞こえてくる ことに夕…
断捨離は哀しからずや生涯のとどのつまりの身仕舞いなりし 断捨離って身軽になることですよね人間、お墓の中まで持って行けるものは着る物と六文銭のみ お金も着るも…
吾もする断捨離というダイエット懐かしき衣類山と積み上げ 断捨離というものをやってみることにした要らないものを捨てるいや、いるものも捨てて身軽になる なかな…
里帰りするとう友の故郷を検索すれば憧れの地なり 憧れは山里、過疎地、無人島過密都市なる首都に暮らせば 友人が久しぶりに里帰りするというネット検索すれば驚き…
九州に梅雨来るらし我が庭に時折強く雨の音して いよいよ梅雨九州が梅雨入りした日本に梅雨は無くなったと勝手に思っていたのですがやっぱり梅雨はある 梅雨がないと…
夏日きてベンチにこぼれる木洩れ陽は若葉の風にちらちら踊る 昨日までの初夏の天気が嘘のよう朝からとの曇の空ぢぢっ、ぢぢっ、と泣く小鳥どこか物悲しい しめしめと…
道端に紫蘭の花の群れ咲けば友はむらさき小径と笑う 友と歩いていた時紫蘭が群れ咲くのに出会った一群れ、二群れ、またその次も街路樹の根元に次々と群れ咲いている…
公園のベンチを風が吹き抜ける彼方の児等の声きれぎれに 公園のベンチに木漏れ日がこぼれ風が吹く座って目を閉じると遠くの子供の声が切れ切れに届く 緑の一番美しい…
母の日に母を想えばもの哀し夫に仕えて子を養いて とうに鬼籍の人、母母を想えば哀しい夫の言うことを聞き子供たちを育てる昭和の家庭 母の楽しみはただただ子の成長…
との曇る空に向かいて飛びたてり鴨はいずこへいかむとせしか 空一面の雲何がなし心も晴れぬ日にいきなり鴨が飛び立ちぬいつもは素知らぬ顔で魚を追っている鴨が そ…
自転車ですいすい坂を上がる人皐月の風に背を押されてる 我が街は坂が多い若かった頃何度か自転車を試した私あまりの辛さに諦めたちなみに私は自転車には乗れます 息…
明けぬれば光るしずくの一粒をこぼして香るジャスミンの花 ジャスミンの花の盛りは短い、ほんのいっとき香る明るくなったばかりの朝昨夜の雨の名残が花を濡らしている…
吾ひとり留守居の夜は寂しくてあれやこれやを犬に話せり 一人で留守番の時など犬に話しかけております犬は黙って聞いてくれますそういえば夫に話す時時々うるさそうに…
朝顔の苗を植えたり初夏の輝くばかりの晴れたる朝に 朝顔の苗を植えた友人から贈られたもので色はわからない一昨年、同じ友人から頂いたものは青と白筋入りの大きな…
初夏の清しき光青もみじの葉叢を抜けて十薬に降る 今の時期のもみじ、青もみじ好きなのです杉や檜の大木もいいけどもみじの青は柔らかくて好きなのです 薬師池公園の…
泣き相撲赤児の顔の切なかり元気に泣けといいしは誰か 泣き相撲というものがある赤ちゃんを泣かせて勝ち負けを競うもの当然大泣きをした方が勝ち 私は赤ちゃんの泣…
柿の葉の新芽やはやはと萌え出る花を守りぬ雨風受けて 柿の若葉が瑞々しく風に揺れています花も今が盛りと咲いているでも、柿の花はすぐ落ちる弱々しいのかたくさん咲…
薔薇よりもうの花が好き雨降れば朽ちて寂しき花にはあれど 数ある花のほんの一部しか知らない世界には見たこともない花が数えきれないほどある その中で知っている花…
なぜ描くか「わからないのよ私にも」葉祥明に憧れてるだけ 絵を描く絵手紙はいう「下手でもいい、下手がいい」水彩もパステルもそうは言わない 葉祥明に憧れてやっと…
川渡る小田急線は雲の中空の果てに向かうが如く 鉄橋を渡る電車はまるで空を走るよう雲の中に消えてゆく如く空の上を走るが如くローズガーデンの上をゆく 色とりど…
皐月晴れ河原にあれば漂泊の想いは迫る雲の彼方へ 皐月晴れ、雲渡る、薫風こんな日は旅に出たくなる行き先は決めず電車に乗ってどこまでも、どこまでも 流れる雲を追…
新宿の夜の灯りは集蛾灯トー横キッズのオーバードーズ 新宿に集まる子供たちトー横キッズと呼ばれ行き場のない子供たちの性暴力や売春、薬物の温床となっている 大人…
連れ合いの病みて小さくなりし背よ数歩下がりてしみじみ眺む 若い頃はがっしりと格闘技系の体型だった背後から見るとつくづく小さくなったのを実感する 小さくという…
あの雲の下には多摩の流れありゆるりと雲を乗せて流れぬ なんとなくあの方向には多摩川が流れていると思う常には水量はそれほど多くない 穏やかな流れに人は集うバー…
カンパニュラ薄紫の釣鐘の音なき音の響く初夏 団地の欅並木のそこここに可愛い花壇が設えられている広い並木の木陰は夏でも涼しく気持ちが良いまして今は五月 涼やか…
法廷に入る水原一平を見送り吾はゴーヤを植える 世界中の注目を集める水原一平氏マスコミをかき分け弁護士と共に法廷へ日本でもTV画面に見入る人は多い 違法賭博…
新札の渋沢栄一百人の子持ちと聞けば残念な人 渋沢栄一という人大河でも取り上げられ大変立派な業績を残した人それなのに私には残念な人 時代とは言えみんなそうだっ…
街道に並びて立てる銀杏の若葉茂れる初夏はうれしも 銀杏並木は神宮外苑が有名です外苑の胃腸は百年を超える立派な大木の並木我が街の並木はそれでも五十年くらいには…
死を思う縋り付くもの欲しかりき例えば酒でも詩でもよくて 終活とか断捨離とか諸々の準備をする時何も考えませんか? メメント・モリ(死を忘れるな)忘れたいけど無…
地球まで太陽フレア届いたり母の日に咲くオーロラの花 日本でオーロラが見られた北海道、東北、北陸などなど世界でも、イギリス、スペイン・・・オーロラは北極南極の…
草を引くオオバコの根の深きこと敵の如く思い切り引く 私に嫌われているオオバコの花は咲くなり目立たぬように 雑草とはいえ、可愛い草もあるカラスノエンドウ、ほと…
連休を過ぎて静かな公園にヒマラヤ杉は爽やかに立つ 連休が過ぎて周りが日常を取り戻した住宅街の公園の喧騒もどこかへ行った静かだ 公園のヒマラヤ杉が気持ちの良い…
矢車草踏ん張って立つ初夏の道寂たる朝の住宅街の 矢車草が咲いている住宅街の塀沿いの舗装道路に「根性〜〜〜」などと言われた時もあった 草花は種を落とされたとこ…
冷え冷えと放射冷却降りた朝一重のバラの震える花弁 今朝の気温は10℃程晴れているのにちょっと寒い一重の薔薇が寒そうでミニバラの蕾も寒そうで咲くか咲くまいか迷…
私は怒っています万博に能登復興の遅々と進まず 能登地震から約半年復興は遅々として進まず能登の方々は不自由な暮らしを余儀なくされている 半年経ってこの体たらく…
一人去り二人去りたる趣味の会「ちょっと用事が」重なる日あり 自由な雰囲気の趣味の会どうした事か昨日は「ちょっと用事が」最後には先生と生徒一人にこんな日もある…
繁茂する十薬を引く午下り石竜子いで来る百足いで来る 暑さの和らいだ今日生垣の刈り込みと草引きをするよくもよくもと思うほど伸びている草木 元気に伸びてもうすぐ…