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言霊、言の葉 https://ameblo.jp/san-flower/

一日一首、一歌、一詩、一話・・・・・創作童話、ファンタジーなど、思いつくままに。

創作童話、短歌、詩など、その時々の気分で自由に創作したものをアップしています。

akari
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2015/09/27

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  • 風車

    思い出はカラカラ回る風車墓の周りに立ち尽くしている  風車を思い出すと何故かセルロイドの色鮮やかな風車が見える時があるそしてそれはどこかのお墓の周りにたつ お…

  • 大相撲

    大相撲推しの力士が闘えば私の拳に力が入る  五月場所の優勝力士が決まった大の里が優勝今日と明日も勝って全勝優勝をして欲しいそして横綱に・・・・ 私には推しの力…

  • 輝く未来

    「こんにちはこんにちは」とぞ唄いけり輝く未来を疑いもせず 万博に行って変わった世界観若者よ今万博に行かな  1970年の大阪万博は明るい万博の歌で一致団結みん…

  • 「浜千鳥」

    「浜千鳥」母は歌えり細き声かすかに震えやがて消えゆく  母は「浜千鳥」が好きだった時々口づさんでいた細い小さな声で母を思う時「浜千鳥」が聞こえてくる ことに夕…

  • とどのつまり

    断捨離は哀しからずや生涯のとどのつまりの身仕舞いなりし  断捨離って身軽になることですよね人間、お墓の中まで持って行けるものは着る物と六文銭のみ お金も着るも…

  • 断捨離

    吾もする断捨離というダイエット懐かしき衣類山と積み上げ   断捨離というものをやってみることにした要らないものを捨てるいや、いるものも捨てて身軽になる なかな…

  • 憧れ

    里帰りするとう友の故郷を検索すれば憧れの地なり 憧れは山里、過疎地、無人島過密都市なる首都に暮らせば   友人が久しぶりに里帰りするというネット検索すれば驚き…

  • 梅雨来るらし

    九州に梅雨来るらし我が庭に時折強く雨の音して  いよいよ梅雨九州が梅雨入りした日本に梅雨は無くなったと勝手に思っていたのですがやっぱり梅雨はある 梅雨がないと…

  • 木洩れ陽

    夏日きてベンチにこぼれる木洩れ陽は若葉の風にちらちら踊る  昨日までの初夏の天気が嘘のよう朝からとの曇の空ぢぢっ、ぢぢっ、と泣く小鳥どこか物悲しい しめしめと…

  • むらさき小径

    道端に紫蘭の花の群れ咲けば友はむらさき小径と笑う   友と歩いていた時紫蘭が群れ咲くのに出会った一群れ、二群れ、またその次も街路樹の根元に次々と群れ咲いている…

  • ベンチ

    公園のベンチを風が吹き抜ける彼方の児等の声きれぎれに  公園のベンチに木漏れ日がこぼれ風が吹く座って目を閉じると遠くの子供の声が切れ切れに届く 緑の一番美しい…

  • 母の日

    母の日に母を想えばもの哀し夫に仕えて子を養いて  とうに鬼籍の人、母母を想えば哀しい夫の言うことを聞き子供たちを育てる昭和の家庭 母の楽しみはただただ子の成長…

  • との曇る空に向かいて飛びたてり鴨はいずこへいかむとせしか   空一面の雲何がなし心も晴れぬ日にいきなり鴨が飛び立ちぬいつもは素知らぬ顔で魚を追っている鴨が そ…

  • 自転車

    自転車ですいすい坂を上がる人皐月の風に背を押されてる  我が街は坂が多い若かった頃何度か自転車を試した私あまりの辛さに諦めたちなみに私は自転車には乗れます 息…

  • 光るしずく

    明けぬれば光るしずくの一粒をこぼして香るジャスミンの花  ジャスミンの花の盛りは短い、ほんのいっとき香る明るくなったばかりの朝昨夜の雨の名残が花を濡らしている…

  • あれやこれや

    吾ひとり留守居の夜は寂しくてあれやこれやを犬に話せり  一人で留守番の時など犬に話しかけております犬は黙って聞いてくれますそういえば夫に話す時時々うるさそうに…

  • 初夏の朝

    朝顔の苗を植えたり初夏の輝くばかりの晴れたる朝に   朝顔の苗を植えた友人から贈られたもので色はわからない一昨年、同じ友人から頂いたものは青と白筋入りの大きな…

  • 青もみじ

    初夏の清しき光青もみじの葉叢を抜けて十薬に降る  今の時期のもみじ、青もみじ好きなのです杉や檜の大木もいいけどもみじの青は柔らかくて好きなのです 薬師池公園の…

  • 泣き相撲

    泣き相撲赤児の顔の切なかり元気に泣けといいしは誰か   泣き相撲というものがある赤ちゃんを泣かせて勝ち負けを競うもの当然大泣きをした方が勝ち 私は赤ちゃんの泣…

  • 柿の葉

    柿の葉の新芽やはやはと萌え出る花を守りぬ雨風受けて  柿の若葉が瑞々しく風に揺れています花も今が盛りと咲いているでも、柿の花はすぐ落ちる弱々しいのかたくさん咲…

  • 「呑み鉄旅」

    録画した「呑み鉄旅」を観つつ呑む気づけば杯を重ね 酩酊  六角精児さんの「呑み鉄本線、日本旅」を録画している電車の中で、駅で、旧跡でいっぱい呑みながらの旅癒さ…

  • ジャスミン

    駐車場のフェンスにすがるジャスミンが春だ春だと香りふりまく  どこを歩いても花花花春は確実にきている今が一番美しい散歩日和ですつつじもモッコウバラも憎らしいほ…

  • 矢車草

    去年まで矢車草の咲いていた畑に家が立ち並ぶ 皐月  ご近所の景色がどんどん変わります去年まで畑だった所に新しい家が建つそして新しい住人 季節ごとに違う野菜が植…

  • 電話

    我が家にも「分電盤の検査です」かかってきました詐欺の電話が  とうとう掛かってきました「分電盤の検査です」古くなった分電盤を取り替える必要があるというもちろん…

  • 爆音

    明日から皐月になるという朝の蒼き空飛ぶヘリの爆音  気持ちの良い皐月の空こんな日が5月いっぱい続いたら幸せですね本当に絵に描いたような皐月の空です 連休も気持…

  • 溺れそう

    あまりにも輝く光に包まれて溺れそうです今朝の私  卯月晦日の今朝好天に恵まれて最高の朝連休中とはいえこれだけの好天はそうそうないゴールデンウイークです 出かけ…

  • ひよどり

    ヒヨドリが佐藤錦をひとりじめ赤きをお食べそこはまだ青い 背を見せて佐藤錦を貪りぬヒヨドリ包む春の陽つよし  赤くなりかけた佐藤錦(サクランボ)にヒヨドリが来ま…

  • 雨あがり

    雨あがり清しき朝の明けにけり背に露散らし犬のかけゆく  夏と冬のはざまの春は雨がよく降る降ったり止んだりまた降ったり梅雨前なのによく降る穀雨にもまだ早い でも…

  • 蕗の煮物

    切り株に静かに雨の降りかかる蕗の煮物を炊けば春の香  このところ降ったり腫れたり気候が落ちつかない裏庭から蕗を取ってきて炊く一年に一度ふきの煮物を作る春が詰ま…

  • 一休み

    足萎えの吾は疲れて一休みつつじの道を休みつつゆく  友人と街散歩一直線の遊歩道をつつじの植え込みを見ながら歩く所々で一休み友も私も足萎えている 少し歩くと足に…

  • 整形外科の待合室

    雨の中整形に行く虚(うつろ)なる待合室でテレビみる群れ  雨の日の整形外科の待合室皆同じ向きでテレビを見ている何がなし虚な顔でどことなく暗い雨の日だから? 晴…

  • 黄揚羽

    すずらんにしずくを残し雨あがる黄揚羽のとぶ重き曇天  黄揚羽が毎日遊びにきます柚子の木を切ってしまったので「あなたの故郷はもうないのよ」そう言っても、またくる…

  • すずらん

    木を伐ればすずらん夏陽をもろに受け白く輝くりりりと揺れて  アボカドの木下でひっそりと咲いていたすずらん木を切ったらまともに太陽が当たるま白い鈴蘭も眩しそう風…

  • 夏でもないのに

    「かなわんわぁ夏でもないのに暑っついわ」四月のお日さま燃えすぎですよ  25℃、25℃、28℃・・・4月の気温とも思えないほどの気温今日は22℃予報、春かな?…

  • 鳥になりたし

    つれづれにテレビ見ること多くして足萎えてくる鳥になりたし  家事の合間に何をしていますか?テレビを見ろことが増えました創作意欲も湧いてこずただ流されてテレビ …

  • 涼やかな風

    涼やかな風をまとって街をゆく若人の背健やかに伸び  若者が歩く姿は佳いものです背筋を伸ばしさっさと無駄がない真っ直ぐ前を向き未来に向かっているようです 歩きス…

  • 衣替え

    新緑の今日衣替え白妙の半袖軽し緑風涼し  躊躇していた衣替え思い切って夏物を出してみた羽織れば軽い夏の衣類明日は今日より暑いと言われ半袖出して正解 夏空に(ま…

  • 高輪ゲートウェイ駅

    新駅は高輪ゲートウェイとう今日降りたてり新芽の季節  3月にオープンした高輪ゲートウエイ駅に降りてみたまだまだ人も少なくテナントも埋まっていない様子ただただ大…

  • 雲に向かって

    愛車にて雲に向かって駆け上がる彼方に見ゆるなだりの家々  今、ドライブにはもってこいの季節遠くに行かなくても街の隅々を走ると思いがけない景色に出会う今日も・・…

  • 雉子(キギス)・鶯(ウグイス)

    晴れ渡る小山田の丘若緑雉子・鶯鳴くも楽しき  春真っ盛りです出かけない選択肢はありませんありがたいことに近くに手ごろな山や公園がある小山田緑地というのもある …

  • 芽吹き

    遠雷に夏の来るを知る朝青葉若葉の芽吹きの猛し  このところ雷注意報が出る全国的にでる夏が来たかと思う勢いで学校の校庭で雷に打たれた生徒が出たりする 雷は怖いど…

  • 並ばない

    並ばない万博に並ぶ三時間並ぶと決めて並ぶも一手  並ぶと予想され並ばない方法としてチケットの予約販売各パビリオンの予約日時予約 いっぱい予約をしていざ万博並び…

  • 万博開幕

  • アボカド伐採

    雨風に耐えて十年アボカドは屋根まで届く大樹となりぬ  アボカドの木もとうとう伐採したこちらは大きくなりすぎたアボカド畑ならいいけど我が家の庭には無理 7m以上…

  • 伐採

    一度だけ花をつけたる柚子の木の伐れば心に沁みる花の香  実をつけぬ柚子の木をとうとう伐採したタネから育てて大きくし5年ほど前に一度だけ実をつけたさあこれからは…

  • 水鳥

    恩田川そぞろ歩けば水鳥の道一条が桜(はな)を分けゆく  桜の花の間に新芽の青い葉が混じるようになったそろそろ花の時期も終わりです 川の澱みには一面の花筏絨毯の…

  • イヌフグリ

    木漏れ日は青き新芽の色をして集会所への径の清しき  今日は絵手紙の日教室は欅の道沿い周りにも欅が植えられているこんもりとした林の中にあるこの場所が好き 特に新…

  • 連翹(レンギョウ)

    連翹の黄の花哀し青空に枝いっぱいの黄の花哀し  連翹が盛りです連翹は他の花に先駆けて咲く春の黄色い花、蝋梅、連翹、石蕗、ミモザ、菜の花、水仙・・・くっきり黄色…

  • 花海棠(はなかいどう)

    ふくふくと花海棠は咲いておりただそれだけで嬉しくなりぬ  花海棠は八重咲きの華やかな花ですふっくらと咲く花はたおやかな美しい女性をイメージさせます 見ているだ…

  • アンパン三個

    桜咲く束の間の晴れうれしかり友と食べたるアンパン三個  四月四日はあんぱんの日釣られて買ったあんぱんを持って花見に行く五日花の下のベンチで友と半分こしていただ…

  • 杖に凭れて

    爽やかに新芽萌え出ず木の下で翁憩えり杖に凭れて  やっと新芽が柔らかい萌黄を見せて枝先が春を謳っている風は暖かく春を謳歌している 散歩日和です老いも若きも歩い…

  • 名残の雨粒

    煌めきを葉先に集めまた一つ夕べの名残の雨粒の落つ  朝から晴れ、晴れ、晴れお日様が目一杯降り注いでいる久しぶりの好天気に心は浮き立つお日様おはよう びっしりと…

  • 芳(かぐわ)しき春

    荒草の茂れる土手に一群れの水仙の咲く芳(かぐわ)しき春  水仙が土手に咲いている水仙は土手や斜面によく見る誰が植えるのか最初は一群れでも次第に増える 早春から…

  • 栃の新芽

    芽吹たる栃の新芽は柔らかく萌えて雨粒纏いし朝  芽吹の季節です街路樹もようやく新芽が出てツンツンと枯れ枝のごとき細枝に小さな小さな芽を付けている 冷たい雨が柔…

  • 異界めく

    暗暗と木の下闇の異界めく我が家の庭の春の雨の夜  雨です春の雨とはいえ気温六度はまるで冬門灯も街灯も届かぬ庭すみの木の下闇は暗い そこはいつもの庭ではなくてど…

  • 雪柳

    青空に枝垂れて群れてゆきやなぎ咲いてこぼれて汚れを知らず  桜は五分咲きゆきやなぎは満開白い小さな花が枝を伸ばして咲き競う今時分に桜の下で会う 小さな花が散り…

  • 桜(はな)咲き惑う

    桜咲く昨日半袖今日ダウン狂った季節に桜咲き惑う  桜が咲いたと思ったら冬日で雨花見を予定していた方はあまりの寒さに呆然残念な週末でした 日曜日は少し晴れるらし…

  • 白木蓮

    上を向き白木蓮が咲いている愛を包んで落とさぬように  木蓮の花はいっぱいには広がらない手で蕾を作り少し開いたくらいに咲く大事なものを包んでいるように 辛夷は思…

  • 耳鳴り

    耳に棲むだれかが喚く休みなく春には春の耳鳴りを生く  常に耳鳴りがする気にしようと気にしまいと耳鳴りはするいっときも休まず蝉の鳴き声がする 四六時中気にしてい…

  • こぶし

    みっしりとこぶしの蕾が上を向く開けば千の「さよならまたね」  白木蓮がさかりですコブシもそろそろ咲く頃でコブシの花は上を向いて咲くさようならと手を振るように見…

  • おはようお月様

    半月が朧に浮かぶ夜明け前おはよう君は今日もきれいだ  四時半に起きる近頃はまだ月がいる春らしく朧に滲んでいるおはようお月様今日もきれいですね この頃は半月とい…

  • 黄砂くる

    明日から黄砂くるとう予報ありゴビの砂漠の砂春を告ぐ  黄砂が来るとニュースあり今年もいよいよ黄砂黄色い砂がやってくるゴビ砂漠からタクラマカン砂漠から 平安時代…

  • 胃腸薬

    ちちのみの父の常備の胃腸薬太田胃散の香の懐かしき  父は胃が弱かったのか太田胃酸が手放せなかったいつも食後に飲んでいたあの粉薬の匂い父の匂いと共に懐かしい 父…

  • 鶴見川

    東京の湾まで流るる鶴見川多摩丘陵の我が街生まれ  川の源流は深い山の奥かと思えばそうでもないことを知る我が街から流れ出す川が二本ある一つは恩田川いつも買い物に…

  • 杏咲き初む

    ゆるゆると流れのどかに鶴見川薄紅色の杏咲き初む  あまりの良き天気に誘われてお花見に鶴見川沿いの杏の木五分咲きくらいだったけど綺麗でした 杏の花は初めて見まし…

  • 陽をおろがみぬ

    雨降れば雨をおろがみ陽が射せば陽をおろがみぬ吾は流さる  雨の日は雨に願いを晴れた日には陽に願いをその時々で流される私確かなものなど何も無い春の天気の様に ど…

  • コーヒータイム

    友がみな幸せそうに見ゆる日は花を買いきてコーヒータイム  時々ですがやるせなく思う時がある友人知人は皆幸せそうなぜか自分だけが取り残されているようで 思い切り…

  • 積雪写真

    北国の友は雪かき辛いとぞSNSに積雪写真  暖かい日もあり雨の日もあり、三寒四温春を感じるこの頃ですが北の国では未だ積雪に大変な思いをされている SNSには積…

  • 手巾(ハンカチ)

    Xに友は手巾(ハンカチ)上にけり魚の柄のガーゼで手作り  X(エックス)友達がガーゼのハンカチをアップした可愛い魚の模様で柔らかそうで夏が待ち遠しい模様 器用…

  • カミツレ(カモミール)

    カミツレを十五束ねて贈りたしあの人この人数多の人に  カミツレを15本束ねて送るとは「ごめんなさい」の意があるからこんな面白い意味は誰が考えたか、面白い 長く…

  • 慈雨

    久方に音の優しき春の雨オオアラセイトウ潤う朝(あした) 柔らかくムラサキハナナに降る雨は伸びろ伸びろと呼びかけている  久しぶりに雨らしい雨少し前にも降ったけ…

  • さみどりの風

    さみどりの風吹き来たる恩田川草はもえ出でつんつんと伸ぶ   川沿いの道を歩けば若芽が伸び盛りこれから花咲くカラスノエンドウやたんぽぽ すでに咲いている水仙つん…

  • ムラサキハナナ

    道のべにムラサキハナナひともとが風にそよげり寂寞の夕  ムラサキハナナが一斉に咲き出したこぼれ種からか指導の隅にも咲いている根性はななともいえる ムラサキハナ…

  • きぎすの声

    小山田の里春めきて若菜摘むきぎすは鳴ける声高らかに  山里に春が来ると若菜摘みに出かける芹、ノビル、蕗の薹裏山の方から雉子の声がする 雉子は日本の国鳥地味な色…

  • 犬の顔(かんばせ)

    まなこ閉じ鼻先上げて静止する賢者の如き犬の顔  犬というのは不思議ですじゃれついたり食べたりそんな時の無邪気な顔もあれば目を閉じて空気を嗅ぐように顔を上げてい…

  • 実はなるか

    満開の桜をほめし屋根屋さん実はなるかとぞ聞く夕つかた  お隣に屋根屋さんが入っている毎日屋根に登っているが我が家の佐藤錦を褒めてくれる「綺麗に咲いていますね」…

  • 泣き虫

    ぬ綿虫の翔ぶ夕暮れは寂しくて人恋しくて泣き虫になる   秋の終わりから初冬にかけて綿虫が飛ぶ日がある幼い頃の綿虫は寂しい夕暮れに飛んでいた一人で家路につく頃に…

  • 粉雪

    町田にも粉雪の舞う昼下がり積もる積もらぬ儚き六花  都心に雪が降った町田は東京より温度が低い(と言われる)都心ではボタ雪らしかったが町田では粉雪 フロントガラ…

  • キジバト

    朝まだき薄闇さいてぼーぼーとキジバトは鳴く愛を求めて  明け方、薄闇にぼぼっぼぼっ、ぼーっぼーっとキジバトが鳴く明けてもまだ泣いている寂しい声がする チチッチ…

  • 高額医療費引き上げ

    春の朝高額医療費引き上げが見送られたり歌集を求む  高額医療費の引き上げが見送られたというホッとするニュースが流れてきたホッとする こんな時のために健康保険料…

  • 禿げる

    顳顬の少し禿げるは遺伝にて母よ鏡にあなたの顔が  遺伝子とは偉大なものです若い頃には少しも似ていなかった母と私近頃鏡の中に母がいる 子供の頃母の顳顬が薄くなっ…

  • 世界の空

    雪の日の空を仰いでふと思うウクライナの空アメリカの空  雪が降っている日本の東京の端っこの街に太平洋にも降っているだろうか?アメリカにも降っているだろうか?ウ…

  • 欠伸され

    春寒し人には言えぬあれこれを犬に聞かせて欠伸されたり  時には愚痴りたい時もある人に言えば何かと厄介なことも犬ならば黙って聞いてくれるそんなこんなを愚痴ってい…

  • 雨は霙に

    昼過ぎて雨はみぞれに変化するやがて六花となりてほろほろ  久しぶりの雨音が快い昼過ぎて霙になれば寒いそして地面がうっすらと白くなる・・・雪だ桜の翌日の雪は冷た…

  • 河津桜

    濃い紅の河津桜の咲くストア店の中には桃の花さく  いつも行くスーパーの駐車場の周りに河津桜が植えられている今、ちょうど見頃の五分咲き濃い紅色が春をよぶ ちょう…

  • ちから瘤

    春の空ちから瘤みせエゴの木が新芽出すぞと気張って立ちぬ  団地のエゴの木が枝を伸ばしているまだまだ裸木の寒々しさしかし、たくさんの瘤が芽を出すぞと力を入れてい…

  • ふたり歌会

    歳ゆえに結社退会せし友と二人の歌会嬉し寂しも  今年卒寿の友がいる短歌を通じて知り合った友は一緒の結社に所属していたしかし、卒寿になった頃から友は歌会に出るの…

  • 春の野

    大切な友ありて嬉し春の野に菜摘み花摘みそぞろ歩いて  友と歩けばそれだけで嬉しい話さなくても歌わなくても黙って歩くそれだけで嬉しい 山裾の田んぼの脇の小川には…

  • ベンチ

    陽のそそぐベンチで友とお茶を飲む黙せば風と鳥の囁き  気持ちの良い日が続いています春ですねそろそろ花粉も飛び出して辛い人もいる季節東京は18℃とか 1日、友人…

  • 香山園(かぐやまえん)

    階段を登れば椿ひっそりと落ちて地上に咲く紅と白  近所に新しい公園ができた市報には魅力的な写真これはいくしかないと友と連れ立って出かけた公園の名は香山園(かぐ…

  • 仔犬

    軽快に仔犬が二匹散歩する巨なる身体の男を連れて  犬の散歩をする人が歩道をぽくぽく歩いている一匹の人、5〜6頭連れている人人もそれぞれ、犬もそれぞれ、どこか似…

  • 大谷さ~ん

    見たくないニュースが続く長々とお口直しに「大谷さ~ん」  近頃のニュースにいちいち反応していたら幾つ心臓があってもたまらない先行き不透明な世相と聞きたくないこ…

  • 食物連鎖

    天国も輪廻もなかりし我が来世土に還れば食物連鎖  無神論者の私来世などと気持の良い世など信じられない死んだら土塊に還るだけそう思っているけれど 土に帰ればバク…

  • 居残り<俳句>

    寒空に透けて見ゆるや朝の月  凍空に薄き半月居残りぬ  このところ朝、上弦の月が見える寒さの厳しい朝の空に薄く透けるような月が昨夜の同じ月とも思えぬ薄さで居…

  • 靴下

    靴下を重ねて履けと夫のいうマイナス四度の朝の底冷え  寒い寒いと言っていたら夫は言う「靴下を二枚重ねで履きなさい」厚手の靴下を重ねて履いたら暖かい、目から鱗で…

  • ハンドジェル

    ハンドジェル塗って洗ってまた塗って人も大地も乾燥の冬  乾燥していますハンドジェルが手放せないちょっと油断すると手はひび割れ、あかぎれ、水が沁みる 火事も多い…

  • 春よ来い!

    流氷は哀れなるかな春近く北の港に辿り着く 終焉  流氷は春近くに接岸するいや、暦ではすでに春だここを終焉の地と決める如くオホーツクの南端に辿り着く覚悟の接岸 …

  • 流氷接岸

    網走に流氷接岸したというこちらの空はカラカラ天気  網走に流氷が接岸したという海一面の流氷壮大な景色ですねでも寒そう オホーツクからの便りには毎日マイナス10…

  • 米高騰

    米高騰充分あるのにこの高値拝金主義に落ちてる日本  お米の価格が上がっている確か、5kg2,500円くらいだったのが今、4,000円している2024年は不作で…

  • 烏の春

    烏には烏の春が来ておりぬひと声鳴いて恋人を呼ぶ  朝夕に烏の声が聞こえるまだ芽吹かぬ寺の木の天辺で鳴き、電柱で鳴く一声、二こえ、三声・・・応える声はない この…

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