イスラエルとイランとの関係がヤバいことになっている。きのう6月23日には、あろうことかアメリカまでが戦闘に加わり、この戦争は拡大の一途をたどっている。拡大の疾風迅雷の勢いがこの戦争の発端から見られた大きな特徴であることは、新聞記事がよく物語っている。「イスラエル軍は13日、イランの核関連施設などを空爆し、精鋭部隊『革命防衛隊』トップのサラミ総司令官ら軍高官を殺害したと発表した。イスラエル軍によると、イランは同日、イスラエルに向けて100機以上のドローン(無人機)を発射。中東の軍事大国同士による報復の連鎖が続き、大規模な衝突に発展する恐れもある。」(朝日新聞6月14日)朝日新聞がこう報じたのが、さる6月14日。翌15日には、事態は次のように急展開を見せている。「イスラエル軍は14日、イランの核関連施設などへ...イランをめぐるイスラエルとアメリカ(その1)