chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
nob
フォロー
住所
高山村
出身
高山村
ブログ村参加

2014/12/20

arrow_drop_down
  • 安曇野

    冷たい風が吹いた。山が美しく化粧した。吸い寄せられるように安曇野を目指す。鹿島槍爺ヶ岳五竜岳穂高神社七五三で賑わう人形の展示が面白い菊花展も開かれている安曇野行の目的の一つはわさび漬けを買うこと穂高神社の前の小笠原わさび店は一番のお気に入りの店松本から上高地に向かう途中に山の店、カモシカスポーツがあり、10日までガラクタ市が開かれている。定価の半額なので取り敢えず見に行く。これが第二の目的。定価18,480円のフリースが半額の9,240円で売られていた。ずいぶん軽くて、フード付き。汗が抜けやすいのでこれからの季節に活躍してくれると、ややためらいつつ購入。穂高神社は福岡あたりの海の民、安曇族がここに住み着いたのが起源だという。穂高岳という日本で有数の山岳が海と関わりがあるというのは面白い。安曇野

  • とんくるりん

    芸術の秋、食欲の秋、物思う秋、色々な秋がある。暑い日々の中をヨタヨタと走り続けてふと気づけば空気が乾き、樹々の葉が濃い緑色を失い始めている。この春から夏、僕は何を実らせてきたのだろう?無心に柔らかい葉を食し続けていた青虫がふと頭を上げて不安げに辺りを見回すように、心の中の深いところの湖を覗き見る。実りの秋とは言うもののつまるところひとつ歳をとったというだけのことではないのか。というように妙にシニカルでセンチメンタルな気持ちになったとき、ふとそば博物館に行ってみようと突然思った。『うん、秋の博物館、いいじゃないか』秋に博物館は妙によく似合う。戸隠にあるそば博物館とんくるりんは戸隠のメイン通りへ行く途中にある。いつもは横眼で見て通り過ぎるだけだった。今回は違う。じっくりとそばと戸隠の歴史について深く学ぼう。と...とんくるりん

  • 日本被団協 ノーベル平和賞おめでとう!

    さあ、日本政府もいよいよ核兵器禁止条約を批准する時だ。何かを選考するというのは、選考する側の見識も問われる。佐藤栄作元総理が受賞したときはまさか?と思ったが、今回はもろ手を挙げて歓迎する。日本被団協ノーベル平和賞おめでとう!

  • 秀子さん 長い間お疲れさまでした

    検察が上告を断念といううれしいニュースが飛び込んできた。弟の無罪を信じて戦い続けた秀子さんには本当に頭が下がる。人生の半分以上を費やして支え続けたことに最大の敬意とおめでとう!の言葉を贈ります。秀子さん長い間お疲れさまでした

  • 唐松岳

    9月26日にふと思い立って唐松岳に行った。8月初めに多分足底筋膜炎で、足が地面に着けなくなった。ランニングを封印して普通に歩けるようになった。リハビリの裏山散歩から少しグレードアップ。黒菱平までマイカー。ここから八方池山荘まではリフト二つ乗り継いで往復2,000円。ここからはかみさんとは別行動。かみさんは八方池までなのでマイペース。ぼくはカラマツ山頂までなのでハイペース。30分で八方池。雲が視界を隠している。黙って通過。雲の上に出る。白馬三山。しばらく行ってないなあ。昔、夜明け前にここから唐松に登り、不帰を越え、白馬、白馬大池、栂池のコースを歩いたことがあった。もう50年近く前のことだ。あの頃はどこまでも歩いて行けそうな気がした。それが今はどうだ。この見事な岸壁の前で、激しい息をして喘いでいる。最大心拍数...唐松岳

  • 裏山散歩 万座温泉熊四郎山

    裏山散歩第3弾。自宅から山道を登っていくと上信国境を越えて万座温泉に着く。標高1800メートル。涼しい。ここに熊四郎山がある。ここには遊歩道がある。足のリハビリにはちょうどいい。熊四郎山。りんどう。りんどうと言えばぼくらの世代は島倉千代子のりんどう峠。熊の生息地帯。シラタマノキ?。ブルーベリー。空気が薄いとかみさんが言う。遊歩道の最高地点にこの岩がある。ここを通り抜けるのは一苦労。今回はやめておく。万座温泉のホテル群。そこはかとなく秋の気配。今年の紅葉は美しく色づくだろうか。この季節の空の色が好きだ。湯畑。りんどうがたくさん咲いていた。温泉。永六輔のいい湯だなの句碑。近くには大きなホテルもいくつかあるが、昔ながらの湯治宿。このひっそりとした感じがいい。大きな温泉は貸し切り。大きな温泉は1,000円。ここは...裏山散歩万座温泉熊四郎山

  • 裏山散歩 横手山

    前回の笠岳に続いて裏山散歩は横手山。標高は2,307メートルあるが、滋賀草津ルートで2,000メートル以上まで車で行ける。足を痛めて約一ヶ月、だいぶ回復してきたが、まだランニングは10分くらいしかできない。が、山には登れるという不思議。夏山リフトもあるが、歩いても30分くらい。心地よい草原。かたはらに秋草の花語るらく滅びしものはなつかしきかな牧水滅びたものは若き日の儚い憧れだろうか。今はもう衰えてしまった体力だろうか。山頂ヒュッテ。日本一高いパン屋。(値段も)500円のハイジというパンを買った。中野市の農産物直売所で買ったおにぎり。少し離れたところにある神社に行く。ここは良い展望台。下山。県境でソフトクリーム。日本最高所の国道。自転車乗りの聖地でもある。今度の日曜日、ここをゴールとしたヒルクライムのレース...裏山散歩横手山

  • #そば畑

    台風が直撃!進路予想図には正にわが村を通過する点線が描かれている。夜になると何と北に逸れて能登半島を通過するように変わっている。翌朝は、まさかの関東地方を通過するように変わっているではないか。翌日はまたわが村を標的にしている。そんな風に一喜一憂の数日を送った。それというのもぼくには伊勢湾台風の記憶があるからだ。台風10号は観測以来最大級の台風で伊勢湾台風に似たコースを取るという。自分は農家ではないが、周りにはリンゴ、ブドウがたくさん栽培されており、強い風が吹けばひとたまりもない。わが家ではりんごは秋から冬の欠かせない果物だ。散々騒がせた結果、和歌山沖であっけなく消滅してしまった。大きな被害にあわれた地方の方々にはお見舞い申し上げる。かくいうわが畑でも被害はあった。特別に強い風が吹いたとも、大雨が降ったとも...#そば畑

  • 秋野菜の準備

    朝6時5分前、村落から300メートルくらい外れた道路でクマと遭遇。車に乗っていたので怖いこともない。クマは道路の横にある河の草むらに消えた。民家の近くだし、一応役場に連絡した。『まず、お名前は?』『電話番号は?』『住所は?』宿直の人に罪はないが、それこそ尋問を受けているようで気分が良くない。(こちらは善意で一応知らせているだけなのに)ぼくは結構難しいヒトなのだ。***********今日は農夫。何とモロコシが荒らされている。電柵を張ってあるが、夜間モードにしてあるので夜と朝のはざまに忍び込んだのかも。さっそく4時間モードに切り替え。わずかな被害で済んだ。千葉に住む孫達に二十数本チルド便で送った。もちろん無農薬。中には虫が入っているものもあるが消毒が入っていない方が良い。まだまだモロコシが残っている。畝を作...秋野菜の準備

  • 夏の終わり

    お盆が過ぎると、そこはかとなく忍び寄る秋の気配。お祭りが終わった後のような寂しさがある。滅びゆく夏への哀惜の情がある。否応なしに季節はぼくらを押し流し、紅葉の世界へ連れていく。やがて雪が降り、真っ白な世界に塗り込められる。そして草木が芽吹き桜が咲きほこる。また夏が来てぼくはひとつ歳を取る。あまり考えないようにしているがあと何回それは巡るのだろう。若い頃に関わりのあった同じ年代の人たちが何人も旅立った。ご先祖様だけでなく、そうした人たちを偲んだお盆が過ぎた。*****8月のそば会は4人の参加。色々な理由で不参加が多かった。2回目の参加者。水回しが一番の肝。この二人はもう手慣れたもの。前回は孫たちのところに持って行って喜ばれたという。最初はきしめんだったというが今は立派なそば。仕事が手早い。うどんだなと言いつ...夏の終わり

  • ABMORI(えび森)

    森を増やそう。温暖化防止と新鮮な酸素供給のために。『神宮球場や秩父宮ラグビー場を建て替える明治神宮外苑地区の再開発に向けた計画案は9日、東京都都市計画審議会で賛成多数で承認された。都側は、再開発に伴う樹木の伐採は892本に上るとの見通しを説明。』再開発でぼろもうけするのは誰だ。*****そこはかつてキャンプ場だった。志賀高原のシンボル、笠岳の北側。華やかな雰囲気の漂うリゾート地の一角。今、そこにはABMORIがある。市川海老蔵の名を冠した森。海老蔵自身の様々な問題は横に置いて、森作りにかかわっていることは大きく評価したい。人々を集めて植林するための苗木。樹は大きく伐採、剪定しない。草は根こそぎ取り抜かず、裸地を作らない。隣の畑は『草一本も許さない』。うちの畑は草と共存。秋に作付けのために一部を耕した。刈り...ABMORI(えび森)

  • 裏山散歩 笠岳

    79年目の終戦記念日。戦争を起こしたのは誰だ。戦争で設けたのは誰だ。喜ぶのは軍需産業と名誉と権力欲にまみれた者たちだ。泣くのはいつも庶民。お盆。高校野球の熱戦が続いている。もう一つ日本アルプス銃弾レースが行われている。富山の日本海から北、中央、南アルプスを経由して静岡の駿河湾迄、415キロのレース。8日以内に完走がルール。11日午前零時からスタートして、今先頭は365キロ付近まで到達している。残り50キロ。GPSで位置がリアルタイムで確認できる。前回2022年の覇者が今回もトップ。ほとんど寝ないで山を走り続ける。超人を通り越してもはや狂人、いや驚人としか言いようがない。いずれテレビで放映されるだろうが、早く見たい。朝6時を少し過ぎたころ、電話が鳴った。誰だ、こんな朝早く、と思いながら電話にかみさんが出ると...裏山散歩笠岳

  • 秋来ぬと

    秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる藤原敏行昨日立秋。もう残暑お見舞い申し上げます、となる。(出さないけれど)南の方で大きな地震。被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。お世話になった民宿開聞のご夫婦と宿は大丈夫だったかな。さて我身は、一昨日の左足の故障で地面に足を着けない状態だったが、今日からかかとを浮かせて足が着けるようになった。自転車になら乗れる。早速畑に行ってみた。数日前に播いたそばの芽が出ていた。四十坪弱の面積だが、畝を作って播くには広すぎるということで、種をばらまいて豆トラでかき回す方法にした。深さや密度がバラバラになり、均一には芽が出てくれないだろうと心配していたが、やはり過疎地と過密地がある。深く埋まった種がこれから出てくるかも知れず、様子を見ることにする。その後自転車で小...秋来ぬと

  • 三百四十八日

    もう少しで一年。今日その継続が中断した。一日に八千歩以上が目標だった。平均すると一万数千歩。この暑さの中でも走ったり歩いたりを続けてきた。昨日のランニング中に左のかかと部分が痛くて走れなくなり、かかとを浮かせて走った。それで足首に負担がかかり、まったく歩けないほどひどいことになった。整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらった。骨に異常はない。ただ、右足と比べると、かかとの骨の下側にある組織の厚さが倍以上あった。炎症で腫れているせいだけでなく、利き足なのでもともと厚くなっているらしい。取り敢えず湿布薬でお盆迄様子を見ましょうというご託宣。今朝もほとんど足が着けなかった。諦めるしかなかった。しばらくおとなしくしていよう。健康寿命は男性、七十二歳何か月だという。もう耐用年数が過ぎたのだろうか。あと半月ほどで七十...三百四十八日

  • 霧の中へ

    少し前、かみさんが登山靴を新調した。梅雨が明けたら初おろしをしようと予定していた。候補地は唐松岳。八方尾根はかなり上までリフトが使える。かみさんは八方池まで、僕は単身唐松岳山頂まで往復。ところが長野県北部は一日雨の予報。ならば少し南の霧ケ峰に変更と相成った。霧ケ峰と言えばニッコウキスゲ。駐車場周辺は電柵が張ってあり、シカの食害から守っている。正に霧ケ峰。富士山がのどかに座っていた。南八ヶ岳と雲の行列。北八ヶ岳。新調した登山靴。僕のは履き古したトレランシューズ。赤い帽子が素敵に風景にマッチしていた。たおやかな緑の草原。駐車場。あの丸いのが気象レーダー。富士山測候所閉鎖の後、台風観測のメイン基地。車山山頂風景と蓼科山。山頂は涼しくて気持ちいい。ここは、つい最近マウンテンドクターというテレビドラマで映っていた場...霧の中へ

  • 初めて公民館の調理実習室を使ってみた なんとエアコンが無い!

    毎月のそばの会はこれまで地域の住民センターを借りていた。ところが、今月は来週に控えた村の夏祭りの準備やら、学校が夏休みに入り、子供たちの奉仕活動の掃除などが重なり、住民センターが使用できなくなった。急遽村の公民館を借りようと思い立ち、借りられるかどうか恐る恐る窓口に行ってみた。利用者登録をすれば借りられるという。料金は無料。場所は調理実習室。当日は住民センターからそば打ち台やこね鉢、包丁などを運び、準備に大わらわだと思ったら、参加者の一人が電話をくれて、運ぶのが大変だと思うから手伝うという。その気遣いがうれしい。道具を乗せて行ってみると、別の参加者が会場の窓を開けたり換気扇を回したり、準備をしてくれていた。長年そばを打つことだけやってきたが、その間に培われた連帯感がこれに繋がったんだなと気持ちが暖かくなる...初めて公民館の調理実習室を使ってみたなんとエアコンが無い!

  • 巣立ち

    庭のナナカマドの樹に鳥の巣箱がある。数週間前からシジュウカラが入居して、最近頻繁に二羽が交代で餌を運んでくる。巣箱を見ていると、中でヒナが動いているのが見える。親鳥はナナカマドの枝にいて、ヒナを外に誘っている。一羽めはサッと巣箱から飛び出した。初飛行。二羽目は外を覗いてはすぐに引っ込んでしまう。それを何回も繰り返すばかり。辛抱強く待つ親。飛び出したヒナもおとなしくナナカマドの枝で待つ。それでも何とか飛び出すヒナ。三羽、四羽と巣立つ。7羽か八羽目がなかなか出てこない。一番末っ子なのだろうか。やがて親も兄弟たちも林の方に飛び去ってしまう。その後意を決してやっと飛び出したヒナはガラス戸に墜落して落下。幸いけがはないようだ。見守っているとしばらくして親たちとは違う方向へ飛んで行った。虫の取り方の教習も受けてないの...巣立ち

  • そろそろいいだろうか

    西原容疑者の違法賭博問題に振り回された大谷クンも、その影響から抜け出して活躍を続けている。陰ながら応援している。心から良かったと思っている。同時に、高校時代から彼と同等の素質を持つと言われた藤波クンは今どうしているのだろうか。光と影ということだろうか。どうしても影の方に惹かれる性癖のある自分は成功者よりもその陰でもがく人々の方に興味を惹かれる。大の里も余りにも凄すぎて、応援の対象にはなりにくい。素質と体格に恵まれた人は勝って当たり前。小兵力士の業師の方が好きだ。それはともかく、僕にはどうしてもわからないことがある。西原容疑者の違法賭博問題である。マスコミは大谷クンの関与とか西原容疑者の逮捕や賭博依存症のことのみ報じるが、なぜ違法賭博の胴元のことを報じないのだろう?。違法賭博と分かっているなら何故そこが逮捕...そろそろいいだろうか

  • 2,076メートル

    今村内は根曲がり竹のタケノコ狩りシーズン。あちこちに車が停まっている。そんな中、愛車のセローというバイクで笠岳に行ってみた。自宅は標高560メートル。目指すは2,076メートルの笠岳山頂。峠の茶屋から30分もあれば登れるが11分から15分くらいで登るのが常。結構急な階段がある。花。花。花。山頂。ここは360度の眺望。北アルプス、浅間山、横手山、岩菅山、上州の山々等々。埼玉の本庄から来たというご夫婦とすれ違う。昨夜は横手山のヒュッテに泊まったという。多分自分よりは年配の方だと思うが色々な山に登っているという。登りに45分かかってしまったと屈託なく笑う。日に焼けた顔がまぶしかった。横手山。岩菅山。このところ農夫に専念。村民農園を3区画借りて、草取りや苗の植え付け、種まき等をしていた。合間に体育の時間と称してジ...2,076メートル

  • 旅立ち 日光街道2日目

    宿泊したホテル朋泉草加は大きな看板もなく、派手なところのない自分たちにはとても好ましいホテルだった。ロビーで無料のコーヒーを頂き、ほっと一息ついた。無料のバナナも置かれていた。基本的にはビジネスホテルだが、男性用の風呂場があった。5人も入ればいっぱいだが、ユニットバスが苦手の自分にはありがたい。朝食付き、ツィンベッドの部屋で5,550円。とてもリーズナブル。朝食がとても素晴らしかった。作りたての暖かい丁寧に作られた和食。このほかにも別に好きなものを持ってこられる料理も用意されている。観光ホテルのバイキングに比べればこんなにうれしいことはない。ホテルの中にある居酒屋ならぬ居食屋で、夕食もここで食べられるらしい。古の旅人もこのような和食に舌鼓を打ったのであろう。この旅に先立って、宿泊処を色々調べた。街道筋で、...旅立ち日光街道2日目

  • 旅立ち 奥の細道へ

    日本橋の地に立つのは何度目だろう。江戸の旧街道の起点。我家は信州。日本橋まで行くのが一苦労。今回はマイカーで高崎。そこから電車で東京駅まで行き、徒歩で日本橋を選択。新幹線は貧民にはつらいし、そもそもこの旅にふさわしくない。トコトコ電車は軽井沢~横川間で分断されてしまった。24時間400円の駐車場も見つかったし、湘南新宿ラインを使えば安く行ける。生憎の小雨模様だが、江戸時代の旅人も雨の日だってあったし、これも風情。川のある風景。良きかな。浅草橋の先のお茶屋さんで休憩。これぞ浅草。これも浅草。インバウンドとか言うらしい。よくわからんけど。自分たちが、よその国に来たようだ。スカイツリーとか言うらしい。ワタシャ、東京タワーの方が好き。北千住の街。芭蕉の像。同じものでもワタシャこちらの方が好き。奥の細道ということは...旅立ち奥の細道へ

  • 旅立ち

    『月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老を迎ふる者は、日々旅にして、旅をすみかとす。古人も多く旅に死せるあり。予も、いづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋、江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やゝ年も暮れ、春立てる霞の空に、白川の関越えんと、そぞろ神の物につきて心を狂はせ、道祖神の招きにあひて取るもの手につかず、もも引の破をつづり、笠の緒付けかへて、三里に灸据うるより、松島の月まづ心にかかりて、住める方は人に譲り、杉風が別墅に移るに、』奥の細道の冒頭、『旅立ち』の一節。思い起こせば軽井沢追分から出雲崎までの北国街道を歩き、その後五街道の街道歩きを始めた。中山道を京都三条大橋まで完歩した感動は忘れられない。東海道は箱根...旅立ち

  • ばったり

    東日本大震災の翌日に信州の北部でも地震があり、栄村でも大きな被害があった。隣接する飯山市の西大滝地区にある地蔵七体のうち、台座を固めていない六体が南から東の栄村の方に向きを変えた。幸い大きな被害はなく「お地蔵さんが守ってくれた」と話題になった。その話は聞いたことがあるが、まだ見たことはなかった。今日それを見た。普通お地蔵さまはみんな前を向いて並んでいるものだが、端の一体を除いて一列縦隊に並んでいた。不思議な光景だった。もう二十三年前になるが、そのままだった。ただ、赤い帽子と前掛けは新しかった。それは知らなかったのだが、もう一つの不思議があった。それがこれだ。何と馬頭観音も同じく栄村の方を向いていたのである。ここは飯山市の北のはずれ、西大滝地区。西大滝ダムがある。JRの西大滝駅がある。そして『ばったり』があ...ばったり

  • 珈琲

    漢字で書くと何とも優雅である。珈琲。coffeeともコーヒーともカフィとも違う。今ではコンビニでも安くておいしい珈琲が飲めるようになった。贔屓の引き倒しかもしれないが、1日に数杯飲むとががんや高血圧が抑制されたり健康増進に効果があるらしい。精神的にもリラックス効果があるし、飲み過ぎさえしなければ飲んだ方が良いらしい。これは珈琲の生豆。上はモカ。少し小粒。下はタンザニア。この豆を200gずつ、手回し式の焙煎器で焙煎している。焙煎後1週間くらいでフレーバーが抜ける。こまめにやるに限る。焙煎の度合いはミディアム。喫茶店で飲む珈琲もおいしいが、値段もばかにならない。その点、自家焙煎は格安で済む。確かに手間は掛かるが定職を持たない身、時間はある。何より楽しい。次はどの豆にしようか。珈琲

  • たかが十割 されど十割

    本日は4月のそば会。色々重なり参加者は3人。3人なら自分も打てる。そば粉は『縄文』。2人は二八で打ちたいという。もうかなりうまく打てる人たちなので十割で打ってみないかと勧めた。だが、まだ早い、自信がないという。そこで今回は自分が十割そばを打つことにした。2人が打った二八と食べ比べてもらうために、1人前ずつ持って帰ってもらった。『茹で時間は10~15秒。決して茹で過ぎないように!水で冷やした後氷水で締めて腰を出すように。十割は繊細なので雑に扱わないように。茹でたらすぐにたっべる様に。』細かい注文を出した。夜、自宅で十割そばを手繰った。(そばをたぐるという表現は粋だな)人にあげた蕎麦がどんなものか確かめる必要があるからね。問題なくうまかった。多分、その辺のそば屋では味わえない。コシがしっかりとある。濃厚なそば...たかが十割されど十割

  • 春の端切れ

    山菜の天ぷらと手打ちそば。お店のように美しく盛り付けられてはいないが旨い。桜番付、西の小結。坪井の桜。樹齢600年以上。おやきと桜茶。坪井の桜(2)江戸時代初期の黒部のエドヒガン桜。いよいよ農園ライフが始まる。ザ・春!大分色あせてしまったけれど今も元気に泳ぐ手作りこいのぼり。春の端切れ

  • 日本昔ばなしのような村で

    その集落には二世帯しか住んでいない。そのうちの一世帯はおばあさんの1人暮らし。もう一世帯が田んぼの会の会長さん宅でご夫婦の二人暮らし。田んぼの会は中山間地というよりもうまったくの山地にある田んぼを拠点にオーナーを募って活動している。田んぼからは見えないが、村の一部からは鹿島槍が見える。この村は桜が花盛り。会長さんはこの5月で92歳になり、奥さんは一つ年下だ。今年も田んぼをやるというので箱並べに行った。ここに籾を播いて芽を出させる。ここは大西の棚田といい、棚田百選にも選ばれている。『耕して天に至る』と刻まれた碑がある。棚田なので下から上まで耕すという意味と生涯耕し続けるという二つの意味があると思っている。苗は35日育てて田植えになる。少しずれるが5月25日に田植えと決まった。作業後の昼食は奥さんの手作り。懐...日本昔ばなしのような村で

  • 年賀状

    昔から年賀状を書かないヒトだった。もらってもこちらからは出さなかった。そんなことが続くと、次第にもらう枚数も減ってきた。何も儀礼で出す必要もないし、年明けにすぐ会うような人に出しても仕方がない。そんな中で、こちらから出さなくても毎年必ず年賀状をくれる人が数人いた。根負けしてその人たちだけには出すようになった。それも書くのは年が明けた後だ。箱根駅伝を見終わった後、昨日休業していた温泉に行った。今年は辰のタオル。毎年干支のタオルがもらえる。お正月仕様の天ぷらうどん。これを食べるのが恒例。夜、年賀状を書いた。おめでとうと掛ける状況ではなくて、工夫がいった。昨日の能登の大地震。今日の羽田の航空機事故。新年に立て続けに起きた。どんな年になってしまうのだろう。『心配し過ぎない。頑張り過ぎない。自分にできることをやる。...年賀状

  • 45年目の飯縄登山

    年明け早々の大地震。びっくりしました。被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。明けましておめでとうとはとても言える状況ではありません。当地でも、緊急地震警報が突然鳴り響き、ややあって振幅の大きな横揺れがしばらく続きました。為す術もなく固まっておりました。今年で45年目になる飯縄登山に行ってきました。例年になく積雪が少なく、比例するように人影も少なかった。標識の飯の字がやっと出ているのが普通だったのに、暖冬、温暖化もここまで来たかとこれからの地球を案じざるを得ませんでした。お地蔵さんの前掛けも2枚取り替えてきました。下山後恒例の温泉に行きましたが、今年は31日、1日と休業。少し前サウナ小屋が火事になってしまったことも影響しているのかも知れません。明日明後日は箱根駅伝の観戦。終わった後は自分でもできるだけ動こ...45年目の飯縄登山

  • 静かに一年が終わっていく

    この三日間、そばを打っていた。そば会で年越しそばの指導をし、自宅で皆さんに配るそばを打った。新しく大きめのそば打ち台を作った。五人前でも余裕の大きさ。そば粉は高山製粉の最難関と言われる「玄挽」という粗挽き粉。太すぎず細すぎず、程よい切り方を心掛ける。ちなみに、カミさんは細い方が好き、私はやや太めが好き。全部で三十九三人前を打った。毎年楽しみにしてくれる人がけっこういる。簡単にヤメルわけにはいかない。午前中にそばを配り終え、ほっとひと息。静かな大晦日だ。年越しそば。おめでとう、タイガース。今年は孫たちも来なくて落ち着いた大晦日の夜。そばの会便りの新年号を作っている。編集長がいつか偏執長と脳内変換され、こだわり過ぎるなと警報音が鳴り響く。編集後記も編集後期と何やら後期高齢者を想起させるような言葉に変換。何しろ...静かに一年が終わっていく

  • 雪形

    朝に夕に眺める山がある。左と右がほぼ対称の優美な山。山頂が白くなっているのが飯縄山。右のピークは霊仙寺山。その中腹にスキー場がある。そこの白い雪形が、天空の城ラピュタの庭園で花や小鳥の世話をするロボットに見える。更に見ていると色々なものが浮かんでくる。今度は黒が主役だ。ロボットの顔と左腕の間に魚がいる。右腕と胴の間にニワトリがいる。左腕と胴の間にはペンギン。その右には蝶がいる。一度解析してしまうとそのようにしか見えなくなる。ひとつの場所にこんなにもたくさん潜んでいる場所が他にあるだろうか。それにしても今年は雪が少ない。元日はあの頂に登る予定だが、過去最少の積雪になりそうだ。自分へのプレゼント。普段履きの靴。山に行くときも、ランニングをするときも、街道歩きをするときも履いているのはトレランシューズ。二万円近...雪形

  • 甲州街道最終章

    2018年1月4日、信州下諏訪からそれは始まった。信州から越後の北国街道、日本橋から京都三条大橋への中山道、そして東海道を歩き終え、次に選んだのは甲州街道。約210キロの旅。何回か歩き継ぎ、相模湖まで歩いた時、代風18号による小仏峠の通行止めで1年待機。そしてコロナ化による県外への外出禁止令。ようやく再開できたのは今年の春。小仏峠を超え、高尾の駅まで歩いた。次いで高尾から府中が前回。今度は府中から新宿駅まで。なお新宿から日本橋までは前回の東海道歩きで踏破してあるので、今回が最終章。距離は約18キロ。今回は青春18切符で立ヶ花から高尾経由で京王線飛田給駅までがアプローチ。5時55分の長野行はまだ明けない夜の中を律儀にやってくる。ここは飯山線。わさびそば。松本駅で乗り換え待ちの時間。ほっと一息つく。車窓から甲...甲州街道最終章

  • 近況報告

    慈雨のような雨が降っています。心の中に沁み込むような雨です。もう冬枯れと言っていいような庭ですが、山茶花やビオラが咲いています。少し遅めに播いた白菜やキャベツも活き活きしているようです。本来ならこの季節、雪になっていてもおかしくはないのに。ミニハウスにキンギョソウとビオラを植えました。小松菜のタネも播いてみました。もちろん暖房などありません。ここにはキャベツ、ニンジン、ニンニク、タマネギ、小さな温州ミカンの木、イチゴなどが育っています。北信濃では、無暖房のハウスではミカンなど無理だと思っていたのですが、この温暖化でもしかするとイケルのでは、とも思っています。一冬で数度、氷点下七度くらいになる日があります。その時は何か対策をしようと思います。長いこと投稿をしませんでした。また具合でも悪いのかと心配してくださ...近況報告

  • 一年前

    Gooblogから一年前に投稿した記事はこれですというお知らせが届いた。『七十一歳の挑戦』という記事。何気なく読んでいたら、誤字があることに気づいた。仮装と書くべきところを仮想と書いていた。恥ずかしい誤字をそのままにしておくのも嫌なので修正した。それを公開するのボタンを押したら、現在の記事のような形で一番上に表示されてしまった。自分の中では一年前の位置に修正されて収まるものと思い込んでいた。これではまるで一歳サバを読んでいるようで後味が悪い。これは一年前の記事です!あのレースを引退レースと決めてその後はどうしてるの?とお思いの向きもあるかもしれない。そこで少々その後の一年間を記そう。今年は自治会の役員になり、時間はともかく気持ちに余裕がなくなった。ブログの更新もサボり勝ち。それでも最低週三回はランニングを...一年前

  • 七十一歳の挑戦

    残り一キロ、猛然とスパートをかける人がいる。釣られて付いていく。ほどなくして並ぶ。次々と周囲の人を置き去りにする。五百メートルほど併走し、少し前に出る。次第に引き離しゴール前十五メートル、持っていたカメラでゴール風景を撮る。その隙にあとから来たライバル(知らない人だけど)がゴールを駆け抜けていた。黒い服装の人。ここだけ書けば、すごいレースをしたようだけど、実は途中色々な写真を撮りまくり、給水所ではゆっくりとリンゴやどら焼きを食べ、真剣には走っていなかったのだ。息子に強引に誘われ、『わかほとびっくらん』という大会でハーフマラソンを走る羽目になった。関門がある。第一六キロ地点四十五分第二十二キロ地点一時間半第三十八キロ地点二時間半ゴール三時間今回は時間内に走れれば良しと目標を立てた。息子に半ば強引に誘われて出...七十一歳の挑戦

  • 38年ぶり 日本一おめでとう!

    我が愛するタイガースが38年ぶりに日本一を決めた。今シリーズ、オリックスも良く戦った。敬意を表する。余韻に浸りためペン(指)を置く。38年ぶり日本一おめでとう!

  • ジェンダー平等

    1918年イギリスで初めて女性参政権が認められた、とNHKの映像の世紀でやっている。日本では1945年の敗戦まで待たねばならない。確かに女性参政権は認められてはいるが、当自治会の三役候補にはリストアップすらされない。選考基準に男性に限るとか明記されていない。人々の頭には男性がやるのが当たり前と刷り込まれているのだ。田舎ではまだまだジェンダー平等など浸透していない。来週には来季の役員を選考する会議がある。選考委員長が選んだ候補名には女性は一人も入っていない。対象は65~70歳の人で、男性は全員リストアップされているのに。異を唱えるのは”空気が読めない男”の烙印が押されることは十分わかっている。が、さてどうしよう?自分は副選考委員長なのだ。頭が痛い。ジェンダー平等

  • 雪化粧

    昨夜の冷え込みは厳しかった。五竜岳が雪化粧。鹿島槍の双耳峰は秀逸。爺ヶ岳。白馬岳。槍ヶ岳。これからの季節、北アルプスを眺めるのが毎朝の日課となる。今は埼玉に住む昔の山の友達から三陸のサンマが送られてきた。近年サンマは不漁で、もはや高級魚。ありがたいことだ。あはれ秋風よ情(こころ)あらば伝えてよ――男ありて今日の夕餉(ゆうげ)にひとりさんまを食ひて思いにふけると。佐藤春夫の秋刀魚の歌も大好きだ。そして五代目圓楽の目黒のサンマもいい。もう簡単には食べられない秋の味覚。東北の支援にもなるからと毎年贈ってくれる。明日は外で北アルプスを眺めながら炭火焼き。雪化粧

  • 秋祭り

    地元の高社(たかもり)神社の秋の例大祭があった。区の役員なので灯篭を担いで参加した。何分区として氏子に加えてもらったのは数十年前。何百年と続く他の区に比べれば、全くの新参者だ。他の区のように獅子舞もなければ笛太鼓もない。四時間余り、他の区の獅子舞をボーっと見ているだけ。子どもの頃のように屋台にトキメクわけでもない。その上寒いことこの上ない。辛い苦行のような時間。まったく自分たちのお祭りの気分になれない。子どもの頃、境内で夜通しチャンバラ映画をやっていたものだ。まだ家庭にテレビなどない時代のことだ。同級生の女の子が私服で、その瞳にアセチレンの炎を映しているのを見た。学校で見るのとは別の人のようだった。今見ればチャチなオモチャだけれど、当時は屋台を見て歩くだけで楽しかった。あの時代はもう帰らない。秋祭り

  • 剪定

    老夫婦二人暮らしの友人宅、八十になる旦那さんが心臓の不調で入院した。心臓に人口弁が入っているが、耐用年数八年のところ、現在七年目で不具合が出たという。そこで取り換えの手術を行うことになった。予定していた樹木の剪定や伐採が出来なくなり、こちらに出番が回ってきた。うっそうとした柿の木は剪定。上の方にだけ葉が付いたモミジは根元から伐採。込み合ったビワの木は剪定。剪定と伐採の後はスッキリした庭になった。残念ながらアフターの写真は撮り忘れた。退院してきた旦那さんを気持ちの良い庭が迎えてくれるだろう。*****60年間押しのタイガース、日本シリーズ進出を決めた。あの暗黒の時代を耐えてきたものとして喜びは格別だ。剪定

  • 原付バイク

    高齢の知り合いからバイクをもらってくれない?と声を掛けられた。二つ返事で引き受けた。225㏄のセローを持っているが、原付バイクもあればいいなと。かごが付いているので実用性ばっちり。さっそく前のナンバーを返納し、新しく発行してもらった。自賠責の保険を申し込んだ。時速30キロではツーリングは厳しいがちょっとした買い物などには便利そうだ。かごが痛んでいたので交換。この地では、高齢になれば交通手段をどう確保すればいいのだろう?近くに歩いて行ける店舗などない。免許返納となれば足がなくなる。義姉は返納してシニアカーを購入した。街場なのでそれでいいが、ここは中山間地。基本傾斜地だ。すぐにバッテリーが終わってしまうだろう。そんなことをうっすらと考える。深刻に考えても仕方ないから。あと何年乗れるのだろう?などと考えるのは辞...原付バイク

  • 紅葉狩り

    今年は紅葉が少し遅れているようだ。晴天。そして今日は結婚記念日。四十二年目。紅葉の名所松川渓谷をさかのぼり、山田牧場から笠岳へ。トレランシューズ、笠岳でデビュー。急な階段は最高六十度くらいあるのでは。山頂からは三百六十度の展望。写真ではうまく伝わらないが、帰りの道中は紅葉が一層進んで、身も心も周りの空気さえも紅葉色に染められるよう。十月十日前後には毎年ここに来る。今年は赤が少し少ない気がする。これで笠岳も静かに長い眠りに着くのだなといったら、自分が来たからと言ってこれから来る人もいるんだから勝手に眠らせないでよとカミさんが言った。紅葉狩り

  • トレランシューズ新調

    今ランニングの時に履いているのは少し古いトレランシューズ。登山の時には一番新しいトレランシューズを履く。ランニングで使っているのが大分痛んできた。そこで思い切って新調することにした。一万数千円~二万円くらいするので年金生活者にはおいそれとは買えない。靴は履いてみないとえらい目に合うので、通販でというわけにはいかない。長野市にトレイルマウンテンとい店があるので行ってみた。自分の足にはモントレイルの靴がぴったりくる。ずっとモントレイルのトレランシューズを買ってきた。今回行ってみると、モントレイルトリニティマックスという最新モデルが置いてあった。サイズも26.5。この靴は26.5とはいっても実際は通常の27くらいの大きさがあるが大丈夫ですか?と店長は言う。履いてみて多少ゆるめだが、きついよりはいい。この機会を逃...トレランシューズ新調

  • 臆病風?

    長野県飯山市旭でイノシシの罠を見に行った男性が、罠にかかっていたクマに襲われたらしく近くで死亡していた、というニュースが流れた。実はこの場所は、僕がこれから歩こうとしている信越トレイルの富倉峠がある場所の近くだ。例年になく東北でも北海道でもクマによる事故が起きているが、長野県も例外ではない。この秋、歩こうとしていた信越トレイルの続きは延期したほうがよさそうだ。この先のコースはブナの森、クマの宝庫だ。そこに今踏み込んでいく勇気はない。クマよけにラジオという定石も今では通用しないこともあるという。タケノコ取りに、迷子にならないようにラジオを灯台代わりにしてそこにザックなどとともに置いておくと、ラジオのところに御馳走があると学習したクマが寄ってくる場合がある。ラジオは万能ではないのだ。熊鈴は高い音の方が効果があ...臆病風?

  • 十月のそば会

    10月のそば会。私を含めて五人の参加。座学は延し方の動画。ほんの数分だけれど、口頭で伝えるよりも分かりやすい。.今回初参加の人もいる。普段当たり前にやっていることでも初めての人に教えることで、改めて基本に立ち返ることができる。もう四年半近くもやっていると、マンネリというか、新鮮なトキメキがなくなって来ているような....。何か変えなくちゃ。そんな気持ちがある。そこで座学。そして、何より新しい人。さらに加えて、茹で方の実演と試食。家で打って持って行ったそばをみんなで試食。茹でる人が違うとそばの食感が違ってくることも体験。こんなことも刺激になる。来月にはおそらく新そばを打てる。楽しみだ。そして12月には年越しそば。のめり込み過ぎると急速に熱が冷めることがある。適度な距離を保ちつつ付かず離れず、がいいのかも知れ...十月のそば会

  • そば打ちとサツマイモ掘り

    明日は月に一度のそば会の日。コロナ騒ぎの中で、そば打ちは続けたが、そばを茹でて食べることは自粛していた。その間にそば会に参加した人もいる。そろそろそばの茹で方の実演も必要だ。それに、ただ打つだけでは面白くない。しばらく前から、座学として映像で学ぶ時間も設けた。明日は試食会も加えよう。本当はその場で打ったみんなのそばを少しづつ試食するのがいいのだけれど、時間的にそうもいかない。そこで、事前に打って持っていくことにした。粉は黒耀。昨年の粉だが、専用の冷凍庫で保存しているのできれいな緑色。切ったそばは二つ折りになっているので、長さは約60cmのそば。食べるにはちと長すぎるが、長いそばも打てることを示したい。普段練習で使っているそば粉とは違って、田舎蕎麦風の黒っぽいそばが出来る。食感の違いも楽しんでもらおう。その...そば打ちとサツマイモ掘り

  • 毎日何してるの?

    何気なく訊かれて考え込んでしまう言葉がある。「毎日なにしてるの?」リタイアしてから、決まったことをしていない。自由と言えば確かにそうなのだが、毎日自分は何をして過ごしているのだろう?後で思い返してみても、何をしていたのか数日たてば思い出せない。毎日を無為にやり過ごしているのではないか?自問自答してみる。年寄りには『教養』と『教育』が大事。ではなく『今日用』と『今日行く』が大事なのだと。やること、やらねばならないことがあるというのは幸せなことなのだな。自分に残された時間は限りがある。ならば、有意義に過ごしたい。そこで、毎晩その日の出来事を振り返ることにしている。簡単にOneNote(電子ノート)に記録する。その後明日の予定を考えてみる。中期の課題などもつらつらと考える。例えば今日。畑に行ってサツマイモのツル...毎日何してるの?

  • あれから四年 千曲川の堤防

    台風十九号の影響により千曲川が氾濫したのは2019年10月13日のことだ。明日で四年目。二年程前から堤防の強化工事をしている。そこはかつてのランニングコースだ。今はどうなっているのだろう?小布施橋の北側。向こうに見えるのは高社山。この辺りはもう工事が終わっている。以前は未舗装だった。桜の樹と同じ高さだった。これは反対側の北から南を見た場面。まだ盛んに工事が行われている。全体に1メートルほどかさ上げされている。堤防はここで終わり、一般道に出る。釣り人。ここが昔の渡し船の船着き場。川幅が一番狭まっている場所だ。ここで上流の水流を滞らせてしまい、ついに氾濫するに至った。人間の力ではどうしょうもない。神仏に祈るしかないのだろう。丁度飯山線のディーゼル車がやって来た。立ヶ花橋。目的地に到着。線路は続くよどこまでも。...あれから四年千曲川の堤防

  • 検診結果

    今日村の保健師さんが訪ねてきた。健康診断の結果を持って。実は十月初めに結果が出るから、保健指導をするのでセンターに来て欲しいと言われてはいたが、「いいえ、結構です」と断っていた。説明が始まる。「血圧が高いですね。家でも測っていますか。」「はい、朝晩測って正常範囲です。あそこに行った時だけいつも高く出るんです。」診断結果は153/99。家で測れば130/80以下だ。「白衣高血圧という事もありますから、家で測って大丈夫ならいいですね。で、中性脂肪の方は?」「これはいつも高いんですが、あまり肉は食べないし、油物もそれほど食べない。運動もしている。」「何の運動をしているんですか?」「歩いたり走ったり、一日平均一万二千歩以上にはなります。たまに山に登ったり。これ以上どうしろと?」「そうなんですか。ところで、薬は飲み...検診結果

  • 10月10日

    中学1年生の僕は毎日白黒テレビを食い入るように見つめていた。49年前の1964年10月10日。日本中の青空をそこに集めたような東京の国立競技場で東京オリンピックの開会式が行われていた。この大会でのマラソンのアベベ、体操のチャフスカが今でも鮮明に脳裏に浮かぶ。10月10日はそれから体育の日になった。現在は曜日に合わせて日にちが変わるけれど、僕にとっては10月10日は動かすことのできない記念日なのだ。晴れの特異日でもある。秋の長雨の季節が終わる頃だ。ここから秋が本格的に深まっていく。借りている畑のヒマワリの片づけ作業をした。種は収穫して冬の小鳥の餌になる。茎は山形に積み上げて乾燥させて燃やす。今年いっぱいで畑を返すので一応草を刈り耕す必要がある。これが二面ある。今後は今年から借りたかなり小さな村民農園だけにな...10月10日

  • エッセー 隠れ家

    そばの会便りを毎月一回発行している。その中のコーナーにリレーエッセーがある。書き手をリレーして何か書いてもらうというコーナーなのだが、原稿用紙1~2枚程度のスペースしかない。短すぎて意外と難しい。毎回無理を言って書いてもらっているのだが、そろそろ自分も書かねばならないようだ。記事も書きエッセーも書くのでは全く独占になってしまうという後ろめたさも少しある。が、書かねばなるまい。今日は朝から雨。粗大ごみ回収や村民運動会の行事が終わってほっとひと息。あと21日の高社(たかもり)神社の例大祭で今年の自治会の行事もほぼ終わる。疲れを癒しに温泉保養。鍋焼きうどんの季節になりましたね。サウナにも入り水風呂にも入りました。そして、そこでエッセーも書きあげました。使い回してこのブログにもアップ。隠れ家毎日会社から帰ると約四...エッセー隠れ家

  • 一体どうなってしまったのだ

    最近、ネットニュースで山の遭難や事故が異常に多い気がする。一体どうなってしまったのだ。非常事態ではあるまいか。最近のネットニュースは、その人が見た記事のデーターを解析して優先的にその傾向の記事を提示するのだろうが、それでも多過ぎる。このところ毎日数件以上の遭難や事故がある。身近なところでは戸隠の蟻の塔渡りで今日滑落事故があった。この場所は若いころ月に一度は登りに行っていた場所で、両側が深く切れ落ちている。200メートル落ちたそうだが、助からなかった。みんながみんなそうだというわけではないが、この時期の山を甘く見過ぎていないだろうか。山の上は既に冬山だと思った方がいい。五月の山もそうだ。天気が崩れれば冬山だ。かなり年配の登山者が事故を起こしている例が多い。年配だからと言って経験者だとは限らないし、経験者だと...一体どうなってしまったのだ

  • 冬支度

    ゆらゆら揺れる炎はいつまで見ていても飽きない。小屋に薪ストーブを設置した。これまでのストーブはもう一回り大きかった。それだとすぐに温まり、あっという間に四十度近くまで上がってしまう。今年小さなキャンプストーブに変えた。外に持ち出しても使えるが今のところその予定はない。朝晩は結構冷えるので、火を入れて楽しんでいる。小屋は夏仕様から冬仕様に模様替え。机と椅子だったが、小さな平机に替えた。まだまだ余計なものがたくさんあって、もっともっとシンプルな小屋にしたいと思っている。何もない庵のような小屋で心だけは豊かに秋から冬を過ごしたいものだ。*****散歩の土手に最近咲いている花。ツリガネニンジン。刈られても新しく花を咲かせた。冬支度

  • 赤い花白い花

    秋。信州ではそばの花が咲いている。戸隠では一面に白いそばの花が咲いている。清楚で美しいのだが、香りはあまり良くない。はちみつもあまりおいしくない。僅かばかりだが、畑にそばの種を播いた。白い花を咲かせ、もうじき実が付く。三ヶ月で収穫できるのだ。別のところに赤そばの種を播いた。周りには白いそばの畑が沢山あるが、赤そばは珍しい。そば粉にするには少なすぎるので、観賞用だ。十一月になれば信州産の新そばが出回る。待ち遠しい。赤い花白い花

  • 田園

    心安らぐ場所がある。東、南、北を山に囲まれた田園と果樹畑。ここは僕のグランドだ。坂道ばかりのこの村の中で、ほぼ水平の道が1キロ続く。横にそれると上り下りの道もある。ほぼ稲刈りも済んで、ハゼ掛けしているところもある。中には大型の稲刈り機で脱穀までして乾燥処理に回している田んぼもあるが、やっぱり天日干しがいい。弥生人の魂がそこに籠っている気がする。僕はここでランニングをする。農耕者以外はほとんど通らないし、人目も気にならない。太陽が斜めから射し、次第に弱弱しくなっていく。秋が深まり、やがて深い眠りにつく。その前の静かな田園のひととき。かたはらに秋草の花語るらくほろびしものはなつかしきかな牧水僕のほろびたものは何なのだろう、若く美しかった憧れなのだろうか。田園

  • 白玉の歯にしみとおる秋の夜の

    急激に秋がやって来た。こんな夜は鍋がいい。白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり牧水そんな歌を思いながら、鍋をつついて酒ではなくビールを静かに飲んだ。二十代の前半に青年団体で一緒に活動した仲間が相次いでこの世を去った。ひとりは一つ上のひげの男性。その風貌から”麻原彰晃”と呼ばれていた。気のいい男だった。もうひとりは一つ年下の女性。利発で勝気な保育士の女性だった。「うちへお婿さんに来ない?と親が言っている」と言われたことがある。僕はその親に会ったことはない。「いいよ」と言っていれば違った人生もあったのかな。そんなことをしみじみと思いながら二人の冥福を祈ったのであった。白玉の歯にしみとおる秋の夜の

  • 信越トレイル 希望湖~毛無山~涌井

    10月3日は”とお”と”さん”で登山の日だそうな。ブナの森と歴史が彩る関田山脈の尾根を伝い大河と火山が生み出した苗場山麓の大地を縫う全長110㎞の信越トレイルの旅、第一歩を踏み出したのは8月17日。斑尾山頂がスタート地点。この時は希望湖(のぞみこ)まで歩いた。アプローチも含めると22㎞、6時間半位の旅だった。信越トレイルは知る人の間では憧れのロングトレイルなのだろう。かなり遠いところから来た人の記録がヤマップでも見られる。もう少し早い時期ならば湿原は花盛りなのだろうが、この時はほとんど咲いていなかった。この時は袴岳の手前で反対方向から来る男性二人とすれ違っただけで、静かな山旅ができた。そして今日第2弾、希望湖から毛無山を越え、涌井集落まで歩いた。距離は7.1㎞。コースタイム2時間25分。スタート地点の希望...信越トレイル希望湖~毛無山~涌井

  • いつむーななやー、今なんどきでぇ?

    「おやじ、何ができるんでぇ」「へぇ、花巻に卓袱(しっぽく)です」落語の時そばをご存じだろうか。客がそば屋をほめ倒していい気持ちにさせ、勘定の途中で時を訊き一文胡麻化してしまう噺だ。その時登場するのが花巻と卓袱。花巻というのはたっぷりと海苔をのせたそば。卓袱はたくさんの具材を豪華に乗せたそば。そば屋のメニューでついぞ見かけない。ところが、何と卓袱があるそば屋を偶然見つけたのだ。これは行かねばなるまいと、さっそく食べに行った。場所は長野市七瀬、佐々木そば店。明治二十八年創業の老舗。四代目の主人とお母さんがそばを作ってくれた。細めのそばと、やや甘めの汁が具とそばに合ってとても美味しかった。わが村の中塩という地区に嫁いだ娘さんの応援で、休みの日にはリンゴ畑に通っているという。長野市では小菅亭と並んで古い店だそうな...いつむーななやー、今なんどきでぇ?

  • 出張そば20人前

    『食品衛生責任者養成講習会受講修了証書』なるものがある。これはお店を出すときに必要になるもので、保健所に申請すれば、もちろん施設面の検査はあるが営業することができる。営業するつもりはないが、そばの会を運営するにはあった方がいいだろうと2年前に取得した。今回、老人介護施設のNPO法人から施設で手打ちそばを出したいから協力してほしいと依頼を受けた。17人分、温かいそばと冷たいそばという注文。昨夜遅くと今朝早く21人前を打った。さすがに身内や知り合いに提供するのとは訳が違う。蚤の心臓の私には緊張の度合いが違う。そういえば、愛知の素庵さんが施設への出張そば打ちをしていたが、このところ更新がない。どうされたのだろうか。そんな緊張の中続けて来られたことに敬意を払う。ともあれ、自宅でそばを20人前打った。粉は高山製粉の...出張そば20人前

  • 藤井荘で藤井新名人誕生

    我が村で行われていた第81期将棋名人戦の第5局の結果、挑戦者の藤井竜王が勝ち、史上最年少の名人が誕生した。村のあちこちに幟旗が立っていた。山田温泉の藤井荘は、いつも温泉に入りに行くときに目の前を通る。新名人の藤井聡太と藤井荘、名前が似ているという事で話題になっている。私が将棋に関わりを持ったのはもう60年も前の事。当時は大山名人の全盛期だった。対してライバルは升田幸三九段。奔放で斬新な指し方が魅力だった。他に大野九段、丸田九段、花村九段、灘九段等の棋士が活躍していた。羽生九段の師匠の二上九段、加藤一二三九段(ひふみん)、米長九段等、当時の若手も活躍していたが、中でも山田道美八段は理性で、激しい闘志で大山将棋に挑んでいたが、歳若くして病気で亡くなった。将棋界は10年に一度、大天才が現れるという説がある。大山...藤井荘で藤井新名人誕生

  • 隣の街でー中野市の事件

    昨夜から全国ニュースになった中野市のナイフ刺殺&猟銃射殺事件は、今朝容疑者の身柄が確保された。まず、四人の犠牲者の冥福を祈る。何があったのか、何故このような事件が起きたのか、これから明らかになるのだろうが、ここから十数キロの隣の街で、このような事件が起きたことに驚く。私が高校時代に通った街で、のどかな田園地帯。高社山、斑尾山という千三百メートル前後の名山がある。間山温泉ぽんぽこの湯と長峰温泉という温泉がある。昨年亡くなった義姉が住んでいた街でもある。私が『北の街』と呼んで、文学的情緒に浸っていた高校生時代から馴染み深い街。中山新平、高野辰之、久石譲を生んだ街。DeNAの牧君の故郷。昨夜は自宅の真上を何度もヘリが飛んで行った。多分東京方面からの警察の応援やマスコミの取材なのだろう。いたって平和で静かな街でも...隣の街でー中野市の事件

  • 黒百合

    黒百合平。北八ヶ岳にある。高校生の頃、登山地図を眺めては八ヶ岳の地名に心ときめかせていた。麦草峠、夏沢峠、白駒の池、高見石、にゆう等々。その中の一つに黒百合平がある。黒百合。何となく高貴な感じがする。岳人の歌にも歌われている。岳人の歌1.星がふるあのコールグリセードであの人はくるかしら花をくわえてアルプスの恋唄心ときめくよなつかしの岳人やさしかのきみ2.白樺にもたれるはいとしおとめかあの黒百合の花を胸にいだいてアルプスの黒百合心ときめくよなつかしの岳人やさしかのきみ黒百合でググってみるとクロユリはとても素敵な花言葉と、とても怖い花言葉の2つの花言葉を持っており、プレゼントには向きません。素敵な意味の花言葉は「恋」「愛」です。これは、アイヌ民族の言い伝えが由来していると言われています。もう1つの怖い意味の花...黒百合

  • 残されたミッションを果たしに

    晴れた五月、民衆の高らかな歌声が聞こえたのはもう昔のこと。今はもうその歌声も抑え込まれてしまった。再び歌声が起こることを信じて。元日に飯縄山に登って南峰のお地蔵さんの前掛けを取り替えてきた。本峰のお地蔵さんは雪の中で見つけられなかった。それはカミさんのミッションとなった。それを果たしに、二日、七十八歳になる友人を誘って三人で飯縄山に登った。登山口。ここは昔修験道の山。もとよりのんびり登山は覚悟していた。ここは一の鳥居。フデリンドウ。イワカガミ(オオイワカガミ?)。スミレ。スミレは驚くほど種類が多く、正式な名前はよく知らない。ショウジョウバカマ。奇麗な花だった。野に咲く花の名前は知らない。だけども野に咲く花が好き。帰って調べてみたら『エイザンスミレ』らしい。これは葉の形からスミレの仲間らしいが、色と言い形と...残されたミッションを果たしに

  • スマホデビュー

    鎖から解き放たれた十一年間。今再び鎖に繋がれてしまった。今時ガラケーの人などそうはいないだろう。ましてやスマホもガラケーも持っていない人などいるだろうか。還暦でリタイアすると同時にガラケーから自由になった。そして十一年余り、余計な情報も、悪い知らせも入って来なくなった。何の不自由もなかった。電車の中のスマホ族の中で私は紙の本を読んでいた。四月から地区の三役を務めることになった。自宅にいないことが多いので、その関係者からの連絡が付かない。仕方がないのでスマホデビュー。機種本体1円。スマホ代は一日50円以下のプラン。最低の機能があればいい。電話、メール無料。まあ、便利な機能もあるのでありがたい面もある。カメラ、ラジオ、その他のアプリ。基本的にはパソコンの方が使い勝手がいいが、外出先ではスマホを使うこともあるだ...スマホデビュー

  • そばの会便り

    地域でそばの会を始めてからこの五月で四年目になる。月に一度蕎麦の会便りを発行してきた。A4版で一枚の小さな新聞だが、それなりに努力して発行を続けてきた、ブログをはじめ、世の中横書き全盛だが、私はどうしても縦書きにこだわりたい。そばの会便りは五月一日で第三十号になった。読者はほとんど高齢者の為、文字は大きい方がいいのだが、そうすると文字数が少なくなり書きたいことも書けなくなってしまう。そんなジレンマを抱えながら、自分でもそんなに書く材料があるのか?と思うのだが、それでも書き続けている。リレーエッセイというコーナーを設けてある。これは我ながら秀逸な企画だと思う。もちろんそば打ちの事でもいいが、そばとは関係ない趣味の事、日々の暮らしの事など自由に書いてもらう。基本的には書き手がリレーしていく。書きたくない人もい...そばの会便り

  • バラバラ事件

    何と言ったらいいのだろう。首を切り落とされ、脚も切り落とされ、胴体が残った。その現場写真がこれだ。犯人は、私だ。生前の姿。だが、これで死んだわけではない。植物は偉大だ。情報としてはだいぶ前から知ってはいた。ハウスがあるので、バラバラ事件を決行することにした。首を切り、脚を切って土に挿しておくと御覧の通り再生する。それも二つの頭を持って。脚も同様だ。バラバラ事件によって、一つのものが二つになる。すなわち、枝豆の収量が倍になる。最初は死んでしまうかと思って、二体だけ生体実験をした。その結果見事に復活した。『八十八夜の忘れ霜』。太陽暦では五月二日頃。このゴールデンウィークは菜園作業。バラバラ事件

  • ワィンディングロード

    標高560メートルの我が家からわずかな時間で2000メートルまで駆け上がるワインディングロードがある。万座温泉を経て志賀高原に抜ける道だ。ちょっとしたミスからバッテリーが上がってしまい、充電の為にこのワインディングロードを駆け上がった。雪の多い年はまだ冬季閉鎖中のこともあるが、今年はもう開通していた。県境はもう1900メートル近い。夏場はとても涼しくていいが、今はまだ残雪もあって寒い。今回は県境まで。あと一ヶ月もするとタケノコ(クマザサ)採りで賑わうのだろう。善光寺平が一望出来て、後立山連峰が屏風のように立っている。もう少し暖かくなったら万座温泉に入りに行こう。このセローは三十年以上前のバイク。電子制御ではなくキャブレターで燃料を供給している。セロー自体がもう生産中止になってしまったがいつまでも乗りたい名...ワィンディングロード

  • 恋人に逢いに行くように

    「朝起きるといそいそと、恋人に逢いに行くように」とカミさんは言う。二月に作ったミニ温室。この中で種を播き、苗を育てている。毎日の成長が楽しみで、見に行かずにはいられない。サラダ菜の高さが低くなっていて違和感を感じた。根元が千切れていた。根元を掘ってみると犯人がいた。夜盗虫(ヨトウムシ)。こいつは柔らかいサラダ菜が大好物。かわいそうだが処分。こんな風に好きなことだけで毎日が過ぎて行けばいいが、そうは問屋が卸さない。区の役員になって住民センターや大きな公園の管理も私の仕事になっている。区には二台の除雪機があり、昔は燃料が軽油だった。今はガソリンに変わっている。前の軽油が十リットル缶で二缶残されたままになっている。軽油は保存期間六ヶ月。もう何年前のものか分からないが、処分しなければならない。燃やしてしまえという...恋人に逢いに行くように

  • 花咲く庭で

    四月になって、庭で色々な花が咲いた。イギリス庭園などとは程遠い山野草中心の庭園。翁草が一株。イカリソウは群落。リンゴの花。世帯数180ほどのこの団地の庭は、ほとんどアスファルトかコンクリートで固められて、草すら生えないところが多くなった。狭い庭だが、何本かの樹木と山野草と、ビニールハウスと、趣味の小屋、小さな畑まである。こんな家はほとんどない。せっかく田舎に住んでいるのだから、土を大事にすればいいと思うのだが、草取りなどが大変なのだろうか。残念なことだ。花咲く庭で

  • 取り敢えず元気です

    「このところ更新されていない、体でも壊していないか」と心配されていると人づてに聞きました。気ままに、勝手に書いているだけなので少しびっくりしています。同時に少しだけ申し訳なくも思っているのです。元気なのに更新しない言い訳を簡潔に書いてみます。もとより文才など微塵もない私には、書くには相当のエネルギーがいるのです。気ままに好き勝手に書いてはいるのですが、それでも人様に読んでもらうにはそれなりの水準が求められる。すなわち、ある程度の時間が必要です。書く内容がないというわけではありません。この春から世帯数180ほどの地域の三役になりました。これも、いろいろ突っ込みどころがありまして、書く内容に事欠きません。2月に設置したビニールハウスには野菜がたくさん育っています。わずか2坪ほどの小さなハウスですが、ホウレンソ...取り敢えず元気です

  • 何が見える? 春の飯縄山

    すっかり春めいて、毎日眺める飯縄山の雪解けが進んできた。左は飯縄山、右は霊泉寺山。白い部分はスキー場。ここに雪形が現れる。さあ、何が見える?天空の城ラピュタで植物や小鳥たちの世話をするお世話ロボット。(多分名前は付いていない)そんな想像をして楽しんでいるうちに、他に四つの動物を発見した。雪が解け始めて、少しはっきりしなくなってはいるが、ニワトリ、魚、ペンギン、蝶が隠れている。信州の春は雪形で楽しめる。何が見える?春の飯縄山

  • 三月のそば会

    月に一度のそば会。今日は僕を含めて六名の参加。新しい人が一人参加。前回見学に来たご婦人。新しい人が増えるのはうれしいことなのだが、それに伴って必要な道具が増える。先ずはこね鉢。そば打ち台。麺棒。それに、架台。麺切り包丁。まな板。駒板。これだけ必要になる。こね鉢は三名が自分のものを用意した。麺棒、駒板、麺切り包丁は二名が専用のものを持っている。架台は一名が専用に持っている。足りない分は僕が用意しているのだが、急に参加者が増えると足りなくなってしまう。今回は麺切り包丁を二つ新調した。一回千円の会費なので、なかなか厳しい。そばの材料費だけで八百円くらいかかる。ほとんどの物は手作りだが、こね鉢と麺切り包丁だけは作れない。参加者が増えるのはうれしいのだが、艱難も増す。新しい参加者中心に写真をアップしました。ぞれぞれ...三月のそば会

  • 春の妖精

    柔らかい風が吹いた。我が家の庭に春の要請が現れた。春の妖精

  • 能登の旅

    能登和倉万葉マラソンに息子が参加を申し込んだ。現地までの同行を頼まれ、カミさんと三人で行くことにした。前日の十一日に能登島の民宿で泊まることにした。全国旅行支援とかでお得に泊まれるということだったが、ワクチン接種証明書ダとか陰性照明だとか厄介なことが付属するので、そんなものは使わないことにした。もともと民宿なので、それほど料金は高くない。一泊二食で八千八百円。氷見道の駅で食べた氷見うどん。きしめんを細くしたような食感でおいしかった。富山から見る北アルプスは、自分が毎日眺める方向とは反対になる。雪の山々が見えたが、どれがどの山か、よくわからなかった。その日がときたまそうだったのか、カスミがかった空が頭上を覆っていた。スッキリとした青い空が多い自分の住む信州との違いを感じた。能登島の一番奥にある民宿太左エ門さ...能登の旅

  • 気配

    気配を感じるという事は、実際にあるのだろうか。長い間、何となく考えるともなく思っていた。つい先日のことだ。北側斜面の林の中、まだ雪が残る斜面を下っていた。滑らぬよう、転ばぬよう足元に注意を払っていた。その時、ふと足を止め、左45度上方を見た。どうしてそこを見たのか自分でも説明できない。音がしたわけでもない。動いたわけでもない。敢えて言えば、気配を感じたというしかない。後から降りて来たカミさんはまったく気が付かなかった。じっと見ていても、カモシカは微動だにしない。神々しさを感じて、長い間見ていた。中野市と山ノ内町の境にある箱山。標高695メートルの里山。山頂からは妙高をはじめ、信越国境の山々が見えた。春が近い。気配

  • ふ・ふ・ふ 笑ってしまう

    卒業式シーズン。マスクで過ごした3年間。新しい旅立ち。おめでとう!それはそれとして、今は大正時代か?女子学生はそろいもそろって時代錯誤な服装で、思わず笑ってしまう。何の疑問も持たないのだろうか?日本の未来は大丈夫か。成人式もそうだけれど、自分で着ることもできないような着物を着せてもらって、ピースサインをしている。七五三と変わらないではないか。これで成人なのか。と、これはかねがね思っていたことではあるが、偏屈爺が何を言ってみても何も変わらない。もう笑うしかない。卒業式の女子学生の姿は、大正時代の仮装大会だと思って見ればいいのだ。それはともかくとして、旅立ちそのものを祝う気持ちはある。困難にたじろがず、前に向かって歩き出して欲しものだ。ふ・ふ・ふ笑ってしまう

  • 味噌作り

    味噌を仕込んだ。大豆3キロ。仕上がりは4倍の12キロ。去年の味噌も残っているので、今年はどうしようかと迷ったが、少量でも作ろうという事になった。以前は足踏みでこねていたが、去年ミンサーを購入した。これでかなり効率よく大豆をつぶせるようになった。これを床下で寝かせる。早ければ秋頃から食べられるようになる。手前味噌とはよく言ったもので、買ってきた味噌とは味が違う。所詮自己満足に過ぎぬかもしれぬ。だが、それでよい。自分の暮らしの原点と言えるものを失うよりはよほどいい。何でも買って間に合わせるのは性に合わぬ。味噌作り

  • プラモデルを組み立てるような

    ここ数年迷っていた。長い間借りていた畑をここで返して欲しいと言われたのをきっかけに決断した。2坪のビニールハウスを庭先に設置することにした。ここは雪国なので、野菜の露地植えは五月の連休明けとなる。そこで、春先、少しでも早く野菜を育てたいとビニールハウスを購入した。設置は自分で行う。部材を組み上げていくのは、プラモデルを作るようで楽しい。骨組み完成。ビニールを貼って、一応完成形。地面にはまだ野菜が残っているので地面を整地できない。そのため、下部の細工が残っている。土をいじっていると無心になれる。種を播き、芽が出て育っていくのを見るのはいいものだ。収穫して新鮮な野菜を食べるのもうれしい。村民農園の募集があったので、申し込んだ。約40坪の畑が2区画空いているという。申し込み者が多ければ抽選になるという。2区画借...プラモデルを組み立てるような

  • 電話

    「NTTファシリティです。現在ご利用中の回線において、未納料金が発生しております。・・・」(番号表示不可)「・・・ふーん。これか。そもそもうちはNTTなんかとは無関係。番号非通知ってありえない。」そこで切ってしまった。料金向こう持ちだからあわてて切らなくてもいいんだけど。ググってみると、同じような電話が頻繁にかかっているらしい。電話でお金詐欺、無くならないんだなあ。電話

  • 見学者あり 二月のそばの会

    本日は月に一度のそばの会。世間で、コロナの為中止が相次いだこの二年、中断することなく開催してきた。この五月で三年目に入る。最初は『蕎麦の会』と漢字を使っていた。何度も使っているうちに、『そばの会』と平仮名に変えた。月に一度の縦書きの会報『蕎麦の会便り』も発行してきた。何度も『蕎麦の会』と漢字で書くうちに、感覚的に平仮名の方がいい気がした。一年前『そばの会』と表記を変えた。私と見学者の女性を含め、六名の参加。実際に蕎麦を打ったのは四名だ。手延し。水回し。そば打ちの成否がここでほぼ決まる。みんな真剣そのもの。少し薄くなり過ぎているキライもあるが、きれいに延せている。自分史上最高の出来、と嬉しそう。時間をかけ過ぎて、生地が少し乾き気味。仕上げの切り。皆さん最初の頃に比べれば、切り幅が揃っている。大体一時間半で終...見学者あり二月のそばの会

  • 普通 誰でも風邪くらいひくやろ

    二月初め、体調を崩した。『失意の日々』を書いた。「何を大げさな」という向きもあろう。確かに、「誰でも風邪くらいひくやろ」というのは普通の感覚だ。自分の場合はちょっと違う。敵の侵入に対して、絶対的な防御システムを敷いていると思っていた。運動、食事、生活、すべてにわたって気を付けていた。自分の免疫システムというものに絶対的な信頼を置いていたのである。流行りのコロナワクチンだって打っていない。それが、いとも簡単に風邪ウィルスの侵入を許してしまったのである。ショックでない訳がなかろう。咳がなかなか止まらなかった。熱はまったくの平熱だが、のどの痛みが半端なかった。それも二~三日で収まったが、体調と傷付いた心(大げさだ、実に大げさだ)をいやすために時間が必要だった。一日一万歩以上歩いていたのと、週三~四日走っていたラ...普通誰でも風邪くらいひくやろ

  • 失意の日々

    『バカは風邪ひかない』健康だけが取り柄。そう思っていた。そう、一週間前までは。やむを得ない事情で、非常に寒い中で半日を過ごす羽目になり、これもやむを得ない事情で睡眠不足が続いた。その後、猛烈にのどが痛くなり、唾も呑み込めない状態が2~3日続いた。熱は平熱のままで、36度以下。それまで、1日1万歩以上のウォーキングを64日連続で続けてきていた。あまつさえ、週3日のペースで5~15キロのランニングも続けていた。免疫もばっちり!そう思い込んでいた。コロナ問題もあり、自宅に籠ってひたすら自粛していた。こののどの痛みは30年以上前経験している。真剣にこの状態と向き合った。無理をし過ぎたのかも知れない。週に1日は完全休養日を入れよう。運動も多種目を取り入れたほうがいいのかも知れない。ランニングのトレーニングプランも、...失意の日々

  • 今年初めてのそばの会

    月に一度の蕎麦の会。私を含めて六名が参集。新しい参加者が一名。地域のコミニュティセンターが会場。エアコンと大きめのファンヒーターが完備なので助かる。新しい人もうまく打っている。今回の注意点は以下の通り。そば粉とつなぎ粉はよく混ぜ合わせる。手延しの厚さは15ミリ。麺棒の丸延しは5ミリまで。仕上げの角延しは1.5~1.2ミリ。前回は薄く延し過ぎて何人かが失敗した。今回もやはり丸延しの段階で1ミリあるかないか、というほど薄くにした人がいた。それでも、何回かのそば打ちで丸くするところはほぼ丸くなり、進歩が感じられる。切り方もだいぶ揃ってきた。初めての人も蕎麦が途中で切れることもなく、太めだが無事に打ち終えた。コロナ騒ぎばかりでなく、地域の交流が失われて久しい。せっかくコミニュティセンターがあるのだから、これを活用...今年初めてのそばの会

  • 爺さんと婆さんの会話_その5

    連続テレビ小説『舞いあがれ』が、いよいよジェット機の部品を作るというところに収斂されていく様だ。あと二か月余り、どのような結末が待っているのだろうか。あの、別れてしまった桂木学生は今どうしているのだろうか。舞ちゃんと彼が出会った頃の事。爺さん「やっぱり、最初は《やなやつ》じゃなくちゃダメなんだ」婆さん「ん?」爺さん「最初から《いいやつ》だと何というかインパクトに欠けるというか。あれだって《やなやつ!やなやつ!やなやつ!》だろ。」*注:(『耳をすませば』で月島雫が天沢聖司と出会ったときに口にした言葉。のちにとっても惹かれ合う関係になる。)婆さん「そういえばそうかもね。中にはずーとやなやつのままのヒトもいるけどね」爺さん「こっちをみるんじゃねえ!」爺さんと婆さんの会話_その5

  • 爺さんと婆さんの会話_その4

    爺さん「近所のおばさんに植木の剪定頼まれちゃったよ」婆さん「やることができて良かったじゃない」爺さん「ただでさえやることいっぱいあって忙しいんだから」婆さん「もうやるって言っちゃったんでしょ」爺さん「それはそうだけど、旦那さんいないしむげに断れない」婆さん「まあ、頑張って」爺さん「あーたいへんだ。あたいへんだ。アタイ変だ」婆さん「うん、とっても変!」爺さん「あたい変だ。あんたはもっと変だ」婆さん「・・・・・・」爺さん「・・・」爺さんと婆さんの会話_その4

  • 爺さんと婆さんの会話_その3

    婆さん「お茶入ったよ」爺さん「ありがとうございます(増)田貞子ちゃん」婆さん「いつまでそのネタやってるの!マンネリだ」*(注)増田貞子ちゃんは保育園の調理師をやっていた人で、結婚して別の姓になった。子供がなかなかできなくて、爺さんと婆さんが尾瀬に行った帰り、群馬の子持神社に代参した。その折、不思議な体験をした。時刻はもうすぐ日暮れを迎えようとしていた。爺さんと、まだ小さかった長男が本殿で参拝していると、中で子供が走り回って遊んでいるような音がした。神主さんのお孫さんでも遊んでいるのかなと思い社務所の回ってみた。恒例のおじいさんが座っていた。お札をもらって帰ってきたが、どう見ても住居がそこにあるとも思えず、とても中で子供が遊んでいるような状況ではないことは分かった。しばらくして、貞子ちゃんに子供が授かった。...爺さんと婆さんの会話_その3

  • 爺さんと婆さんの会話_その2

    ラジオ「♪ありのままのすがたみせるのよ♪ありのままのじぶんになるの♪」爺さん「そうか!蟻が化けていたのか!」婆さん「ばか?」爺さん「はい、バカなんです(シュン・・・)あまり重いものだと消化不良を起こしかねないので軽いもので綴ってみました。爺さんと婆さんの会話_その2

  • 爺さんと婆さんの会話_その1

    爺さん「少し変わり者の兄と、ヤンキーの妹がね、変な家で魔法使いの婆さんと戦う冒険物語、知ってる?」婆さん「何それ?」爺さん「うん、変ですとグレてるがね、おかしな家で冒険する童話」婆さん「・・・ヘンデルとグレーテルのこと?」爺さん「うん・・・・・・」爺さん、少しボケてきているようです。爺さんと婆さんの会話_その1

  • もう慣れてる

    「負けるの判ってて、よく観ていられるね」カミさんがいう。長野出身の御嶽海。大関になったが、陥落して今は前頭二枚目。今場所もすでに7敗。もう後がなくなった。「うん、大丈夫。阪神で十分鍛えられてる」カミさんは変わり身が速い。動作は鈍いのに。阪神一筋半世紀以上などというのはとても理解できないのだろう。好みのチームや力士、芸能人などがコロコロと変わる。反対に私は一度応援すると決めたらもう変えることはない。長く続いたあの暗黒時代にも愚直に阪神を応援し続けた。藤波君はメジャーに行き、監督は岡田氏に変わった。今年こそ、と今からワクワクしている。御嶽海も今場所駄目でもこのまま終わる力士じゃない。頑張ってほしい。千日回峰ではないが、せめて百日は続けようと歩き、走っている。一日一万歩以上が目標。今日で五十二日目。一月の距離は...もう慣れてる

  • 森将軍塚古墳と有明山

    この地には、冬にもかかわらず雪がない。まるで太平洋側のような天気。そこで、里山に登りたいというカミさんのリクエストの応えて出かけた。長野県内で一番古い前方後円墳といわれる森将軍塚古墳と、その上にある有明山。標高は652メートル。昔の住居を復元した”科野のムラ”のある、県立歴史館からスタート。ここから急な坂道を登り、20分ほどで森将軍塚古墳。急な階段がある。まさしく前方後円墳。これは復元したもの。ここからまた登る。こちらは地味な有明古墳。こちらの方が古墳らしい。スタート地点からゆっくり歩いて40分くらいで有明山に着く。山頂で湯を沸かし、赤いきつねミニと持参したおにぎりで昼食。暖かい日差しの中でくつろいだ時間を過ごした。天気さえよければ、冬枯れの里山は最高だ。これくらいの里山が自分には合っている、とカミさんは...森将軍塚古墳と有明山

  • 隠れ家の窓

    以前少し書いたが、隣家の小屋が、東の窓近くに建てられたため、光が入りにくくなった。もう一つの南の窓を大きくすることにした。二重にアクリル板を張って、断熱効果を高めた。今日窓を入れ替えた。ビフォア。アフター。外観。もう少し周りもきれいにしないといけないな。この小屋の中で、薪ストーブ(5~6千円くらいのもの)を燃やすと、40度くらいまで温度が上がる。もっと燃やせばどこまで上がるのだろう。すぐに汗だくになる。自宅でサウナ。雪のしんしんと降る日など、ここに籠ってぼーっとしていたい。1万歩以上の日が連続44日となった。隠れ家の窓

  • のどかな正月を過ごしております

    善光寺の近くに、カミさんが毎年正月に行く洋服の店がある。正月には景品がもらえる。田舎者で、街中は運転できない。そこで運転を頼まれそこまで行くが、店主が絵を描いた女性服が売られていて、オジサンが入るには抵抗がある。で、善光寺まで脚を伸ばしてみる。かなりの人出で、山門を入ったところで回れ右。街中をウロウロ。何しろ、一日一万歩がノルマ。とある店に入って見つけたのがコレ。ウサギのそばちょこ。『うさぎはどこにでも描かれるけど、ヘビはないよね』とカミさん。自分はウサギ年、歳男だ。カミさんはヘビ年。ちなみに、カミさんの行った店の店主もヘビ年だそうな。今年に入ってから雪もほとんど降らず、今日は近くの城山へ登ってみた。登山道には積雪がわずかにあるだけで、トレランシューズで間に合った。標高差135メートル。登山口まで1キロ。...のどかな正月を過ごしております

  • 飯縄登山 少し詳しく

    昨日簡単に書いた飯縄登山。もう少しだけ詳しく書いてみる。43年目ともなれば、色々な年があった。大雪の時も、雨模様の時も、台風並みの風の時もあった。もちろん、この上なく上天気のことも多かった。その中でも最上級の天気。今ではもう山頂で初日の出を見るという気もなくて、太陽が登るのを自宅で見て、のんびり朝を過ごしてから出かける。紅白歌合戦は観ない。生来のへそ曲がりから、少し気にはなりながらも背を向けていた。近年はまったく気にもならず、観ることもない。だから夜更かしをするわけではない。何も陽も登らない寒い朝にわざわざ出かけなくてもいいと思うだけ。まあ、歳をとったのだな。大きな駐車場にはけっこうたくさんの車。もう戻ってくる人たちもいる。登山口に向かう小路には少しの積雪。誰の作品?樹木の向こうに飯縄山。この後、すでに下...飯縄登山少し詳しく

  • 飯縄山 43年目の元日登山

    あけましておめでとうございます。無事43年目の飯縄登山に行ってきました。朝、自宅からの飯縄山。左側が飯綱神社。その右が飯縄山山頂。右端が霊仙寺山。昨年と違い雪が少なく、快晴無風。今日は実業団駅伝の録画をみるため忙しい。富士山が良く見えたことだけ報告して、詳細は後日。皆さま、良き一年を!飯縄山43年目の元日登山

  • 歳の瀬 そば打ち三昧の日々

    27日以降毎日そばを打っていた。お世話になった方たちに配る為に。以前は31日に集中して打っていた。それでは大変すぎるので、少し早く渡しても大丈夫な方々には早めに渡すようになった。29日はそばの会で年越しそばを打った。30日は友人知人に配る為に蕎麦打ちに専念した。31日の今日、自分の家の年越しそばを打った。今回配った蕎麦は『縄文』という銘柄のやや粗挽きの、田舎蕎麦風の粉。自宅用には『玄挽き』というもっと粗挽きのそば粉。打つのは難しいが、ぷりんとした食感で、一番人気だ。息子の盛り付けだが、もう少しきれいにできないものかといつも思う。年越しそばを食べて無事に新年を迎えられることに感謝。冬至の頃より少し日没が遅くなり、陽射しが強くなった。明日登る飯縄山も穏かそうだ。写真は後立山連峰の唐松岳。飯縄山はこの右のほうに...歳の瀬そば打ち三昧の日々

  • 他人の家のことですが スッキリ

    終活の準備で、頼まれていた片づけ作業がある。高齢で自分では片づけられないというので白羽の矢が。中身は本、雑誌、瀬戸物、その他雑多なもの。一度にはできないので数回にわたって、持ってきては分別して処分してきた。何とか年内には一応の形にはしたいと思っていた。午前中は、これも終活の、庭木の伐採作業を別口で頼まれているので、数本切り倒してきた。午後の仕事で、この残りのゴッタク(方言?)を片付けた。といっても、軽トラに乗せて自宅まで運んだだけ。これから時間をかけて分別せねばならない。ただ、他人の家とはいえ、キレイになったことはうれしい。ビフォーは一番上の写真。これがアフター。正月を前に、すっきりと片付いた。もう一つの庭木は、まだまだこれからだが、さらに近所の家から庭木の剪定をお願いされた。何でも屋になってしまった。自...他人の家のことですがスッキリ

  • 円熟の域に 古今亭菊之丞_二番煎じ

    須坂市のメセナホール30周年記念公演『正蔵・菊之丞二人会』に行ってきた。パンデミックの嵐の中で、落語会も久しぶり。寄席は開いていても、地方の落語会は減っていた。噺家の方から見れば、仕事の場が減っていたという事になる。この時期に、どう過ごしていたかが問われる。菊之丞はどうだろう。前から巧い噺家ではあった。マクラでは、相撲の話。溜まり席の妖精の話ですっかり観客の心を掴んでしまった。この時期にふさわしい『二番煎じ』でご機嫌をうかがった。すっかり噺に引き込まれ、登場人物が舞台で動き始めた。もうすっかり円熟の芸。これを聞いただけで4,000円の価値がある。もう帰ってもいい。メセナホールは須坂市が運営する文化ホール。そこが主催する落語会だが、観客の入りは300人いるかどうか。大ホールの三分の一も埋まっていない感じ。も...円熟の域に古今亭菊之丞_二番煎じ

  • ズタズタのオリエンテーリングデビュー 冬のウルトラオリエンテーリング_2022

    何を血迷ったか、『冬のウルトラO_2022四賀のジオめぐりウルトラオリエンテーリング』に参加を申し込んでしまった。それというのも、距離が26.5キロ、制限時間が5.5時間なら、自分にも走破可能だと思ったのだ。何といっても、時速5キロで行けば27.5キロ行ける。走らなくても間に合う。10日の土曜日、自分にはお天気の神様が付いていて、この上ない上天気。絶好のオリエンテーション日和となった。コースは今は松本市に吸収合併となってしまったが、旧四賀村の役場跡、四賀支所から、四賀のジオ巡りをして、標高1,000メートルを超える刈谷原峠を経て、松本城、そして松本駅がゴール。地図をもらって、11時にスタート。最初から上り坂。ここは善光寺街道の会田宿。常念岳。ポイントは10ヶ所ある。大ポイントを過ぎて、折り返してくるランナ...ズタズタのオリエンテーリングデビュー冬のウルトラオリエンテーリング_2022

  • イルミネーション

    クリスマスが近づき、色々なところにイルミネーションが飾り付けられた。歳のせいなのか、(まあ、昔からそうなのだけど)どうも好きになれない。英語では単に照明のことをいうらしいが、日本では電飾をそう呼ぶらしい。田舎に住んでいるせいか、夜空の星の方がよほどキレイだ。そして、眼下に瞬く遠い街の灯、見ているだけで涙が出そうなくらい。好きな人もいるのだから、あまりケナスのもナンだが、チャチな作り物感がいなめない。同じものでも、フランス語のイルミナシオンはちと訳が違う。かのランボーの詩集の題名だ。壁飾り、もしくは壁画。ここにはチャチな感じはみじんもない。そうはいってもクリスマスは嫌いではない。鶏のから揚げは食べないが、ケーキは食べる。ジングルベルの音楽や、赤鼻のトナカイ、クリスマスイブ、サイレントナイト、クリスマスキャロ...イルミネーション

  • 刻々と迫りくるコロナ包囲網

    ここは田舎で人口密度も低いが、このところ友人知人がコロナに感染する人が増えた。市町村単位での感染者数は発表されなくなったが、県単位で見れば、もう10人に1人を越えて、多分8~9人に1人がすでに感染している。この村でも同じようなものだろう。それにしても、律儀にマスクをしているこの国の住民が、世界で一番感染している状況はどう捉えればいいのだろう。義兄の知り合いはコロナで亡くなったそうだ。ワクチン接種をしていないわが身には怖い話だが、接種している人たちが次々感染しているのも事実だ。自身の免疫力を高めて予防することが最も大事だと思っている。インフルエンザの予防接種もしたことがない。コロナワクチンの危険性について医師グループが接種の中止を求めている、というニュースも聞く。真偽はともかく、『体に異物を入れたくはない』...刻々と迫りくるコロナ包囲網

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、nobさんをフォローしませんか?

ハンドル名
nobさん
ブログタイトル
白樺小舎便り
フォロー
白樺小舎便り

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用