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高山村
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高山村
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2014/12/20

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  • 日本昔ばなしのような村で

    その集落には二世帯しか住んでいない。そのうちの一世帯はおばあさんの1人暮らし。もう一世帯が田んぼの会の会長さん宅でご夫婦の二人暮らし。田んぼの会は中山間地というよりもうまったくの山地にある田んぼを拠点にオーナーを募って活動している。田んぼからは見えないが、村の一部からは鹿島槍が見える。この村は桜が花盛り。会長さんはこの5月で92歳になり、奥さんは一つ年下だ。今年も田んぼをやるというので箱並べに行った。ここに籾を播いて芽を出させる。ここは大西の棚田といい、棚田百選にも選ばれている。『耕して天に至る』と刻まれた碑がある。棚田なので下から上まで耕すという意味と生涯耕し続けるという二つの意味があると思っている。苗は35日育てて田植えになる。少しずれるが5月25日に田植えと決まった。作業後の昼食は奥さんの手作り。懐...日本昔ばなしのような村で

  • 年賀状

    昔から年賀状を書かないヒトだった。もらってもこちらからは出さなかった。そんなことが続くと、次第にもらう枚数も減ってきた。何も儀礼で出す必要もないし、年明けにすぐ会うような人に出しても仕方がない。そんな中で、こちらから出さなくても毎年必ず年賀状をくれる人が数人いた。根負けしてその人たちだけには出すようになった。それも書くのは年が明けた後だ。箱根駅伝を見終わった後、昨日休業していた温泉に行った。今年は辰のタオル。毎年干支のタオルがもらえる。お正月仕様の天ぷらうどん。これを食べるのが恒例。夜、年賀状を書いた。おめでとうと掛ける状況ではなくて、工夫がいった。昨日の能登の大地震。今日の羽田の航空機事故。新年に立て続けに起きた。どんな年になってしまうのだろう。『心配し過ぎない。頑張り過ぎない。自分にできることをやる。...年賀状

  • 45年目の飯縄登山

    年明け早々の大地震。びっくりしました。被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。明けましておめでとうとはとても言える状況ではありません。当地でも、緊急地震警報が突然鳴り響き、ややあって振幅の大きな横揺れがしばらく続きました。為す術もなく固まっておりました。今年で45年目になる飯縄登山に行ってきました。例年になく積雪が少なく、比例するように人影も少なかった。標識の飯の字がやっと出ているのが普通だったのに、暖冬、温暖化もここまで来たかとこれからの地球を案じざるを得ませんでした。お地蔵さんの前掛けも2枚取り替えてきました。下山後恒例の温泉に行きましたが、今年は31日、1日と休業。少し前サウナ小屋が火事になってしまったことも影響しているのかも知れません。明日明後日は箱根駅伝の観戦。終わった後は自分でもできるだけ動こ...45年目の飯縄登山

  • 静かに一年が終わっていく

    この三日間、そばを打っていた。そば会で年越しそばの指導をし、自宅で皆さんに配るそばを打った。新しく大きめのそば打ち台を作った。五人前でも余裕の大きさ。そば粉は高山製粉の最難関と言われる「玄挽」という粗挽き粉。太すぎず細すぎず、程よい切り方を心掛ける。ちなみに、カミさんは細い方が好き、私はやや太めが好き。全部で三十九三人前を打った。毎年楽しみにしてくれる人がけっこういる。簡単にヤメルわけにはいかない。午前中にそばを配り終え、ほっとひと息。静かな大晦日だ。年越しそば。おめでとう、タイガース。今年は孫たちも来なくて落ち着いた大晦日の夜。そばの会便りの新年号を作っている。編集長がいつか偏執長と脳内変換され、こだわり過ぎるなと警報音が鳴り響く。編集後記も編集後期と何やら後期高齢者を想起させるような言葉に変換。何しろ...静かに一年が終わっていく

  • 雪形

    朝に夕に眺める山がある。左と右がほぼ対称の優美な山。山頂が白くなっているのが飯縄山。右のピークは霊仙寺山。その中腹にスキー場がある。そこの白い雪形が、天空の城ラピュタの庭園で花や小鳥の世話をするロボットに見える。更に見ていると色々なものが浮かんでくる。今度は黒が主役だ。ロボットの顔と左腕の間に魚がいる。右腕と胴の間にニワトリがいる。左腕と胴の間にはペンギン。その右には蝶がいる。一度解析してしまうとそのようにしか見えなくなる。ひとつの場所にこんなにもたくさん潜んでいる場所が他にあるだろうか。それにしても今年は雪が少ない。元日はあの頂に登る予定だが、過去最少の積雪になりそうだ。自分へのプレゼント。普段履きの靴。山に行くときも、ランニングをするときも、街道歩きをするときも履いているのはトレランシューズ。二万円近...雪形

  • 甲州街道最終章

    2018年1月4日、信州下諏訪からそれは始まった。信州から越後の北国街道、日本橋から京都三条大橋への中山道、そして東海道を歩き終え、次に選んだのは甲州街道。約210キロの旅。何回か歩き継ぎ、相模湖まで歩いた時、代風18号による小仏峠の通行止めで1年待機。そしてコロナ化による県外への外出禁止令。ようやく再開できたのは今年の春。小仏峠を超え、高尾の駅まで歩いた。次いで高尾から府中が前回。今度は府中から新宿駅まで。なお新宿から日本橋までは前回の東海道歩きで踏破してあるので、今回が最終章。距離は約18キロ。今回は青春18切符で立ヶ花から高尾経由で京王線飛田給駅までがアプローチ。5時55分の長野行はまだ明けない夜の中を律儀にやってくる。ここは飯山線。わさびそば。松本駅で乗り換え待ちの時間。ほっと一息つく。車窓から甲...甲州街道最終章

  • 近況報告

    慈雨のような雨が降っています。心の中に沁み込むような雨です。もう冬枯れと言っていいような庭ですが、山茶花やビオラが咲いています。少し遅めに播いた白菜やキャベツも活き活きしているようです。本来ならこの季節、雪になっていてもおかしくはないのに。ミニハウスにキンギョソウとビオラを植えました。小松菜のタネも播いてみました。もちろん暖房などありません。ここにはキャベツ、ニンジン、ニンニク、タマネギ、小さな温州ミカンの木、イチゴなどが育っています。北信濃では、無暖房のハウスではミカンなど無理だと思っていたのですが、この温暖化でもしかするとイケルのでは、とも思っています。一冬で数度、氷点下七度くらいになる日があります。その時は何か対策をしようと思います。長いこと投稿をしませんでした。また具合でも悪いのかと心配してくださ...近況報告

  • 一年前

    Gooblogから一年前に投稿した記事はこれですというお知らせが届いた。『七十一歳の挑戦』という記事。何気なく読んでいたら、誤字があることに気づいた。仮装と書くべきところを仮想と書いていた。恥ずかしい誤字をそのままにしておくのも嫌なので修正した。それを公開するのボタンを押したら、現在の記事のような形で一番上に表示されてしまった。自分の中では一年前の位置に修正されて収まるものと思い込んでいた。これではまるで一歳サバを読んでいるようで後味が悪い。これは一年前の記事です!あのレースを引退レースと決めてその後はどうしてるの?とお思いの向きもあるかもしれない。そこで少々その後の一年間を記そう。今年は自治会の役員になり、時間はともかく気持ちに余裕がなくなった。ブログの更新もサボり勝ち。それでも最低週三回はランニングを...一年前

  • 七十一歳の挑戦

    残り一キロ、猛然とスパートをかける人がいる。釣られて付いていく。ほどなくして並ぶ。次々と周囲の人を置き去りにする。五百メートルほど併走し、少し前に出る。次第に引き離しゴール前十五メートル、持っていたカメラでゴール風景を撮る。その隙にあとから来たライバル(知らない人だけど)がゴールを駆け抜けていた。黒い服装の人。ここだけ書けば、すごいレースをしたようだけど、実は途中色々な写真を撮りまくり、給水所ではゆっくりとリンゴやどら焼きを食べ、真剣には走っていなかったのだ。息子に強引に誘われ、『わかほとびっくらん』という大会でハーフマラソンを走る羽目になった。関門がある。第一六キロ地点四十五分第二十二キロ地点一時間半第三十八キロ地点二時間半ゴール三時間今回は時間内に走れれば良しと目標を立てた。息子に半ば強引に誘われて出...七十一歳の挑戦

  • 38年ぶり 日本一おめでとう!

    我が愛するタイガースが38年ぶりに日本一を決めた。今シリーズ、オリックスも良く戦った。敬意を表する。余韻に浸りためペン(指)を置く。38年ぶり日本一おめでとう!

  • ジェンダー平等

    1918年イギリスで初めて女性参政権が認められた、とNHKの映像の世紀でやっている。日本では1945年の敗戦まで待たねばならない。確かに女性参政権は認められてはいるが、当自治会の三役候補にはリストアップすらされない。選考基準に男性に限るとか明記されていない。人々の頭には男性がやるのが当たり前と刷り込まれているのだ。田舎ではまだまだジェンダー平等など浸透していない。来週には来季の役員を選考する会議がある。選考委員長が選んだ候補名には女性は一人も入っていない。対象は65~70歳の人で、男性は全員リストアップされているのに。異を唱えるのは”空気が読めない男”の烙印が押されることは十分わかっている。が、さてどうしよう?自分は副選考委員長なのだ。頭が痛い。ジェンダー平等

  • 雪化粧

    昨夜の冷え込みは厳しかった。五竜岳が雪化粧。鹿島槍の双耳峰は秀逸。爺ヶ岳。白馬岳。槍ヶ岳。これからの季節、北アルプスを眺めるのが毎朝の日課となる。今は埼玉に住む昔の山の友達から三陸のサンマが送られてきた。近年サンマは不漁で、もはや高級魚。ありがたいことだ。あはれ秋風よ情(こころ)あらば伝えてよ――男ありて今日の夕餉(ゆうげ)にひとりさんまを食ひて思いにふけると。佐藤春夫の秋刀魚の歌も大好きだ。そして五代目圓楽の目黒のサンマもいい。もう簡単には食べられない秋の味覚。東北の支援にもなるからと毎年贈ってくれる。明日は外で北アルプスを眺めながら炭火焼き。雪化粧

  • 秋祭り

    地元の高社(たかもり)神社の秋の例大祭があった。区の役員なので灯篭を担いで参加した。何分区として氏子に加えてもらったのは数十年前。何百年と続く他の区に比べれば、全くの新参者だ。他の区のように獅子舞もなければ笛太鼓もない。四時間余り、他の区の獅子舞をボーっと見ているだけ。子どもの頃のように屋台にトキメクわけでもない。その上寒いことこの上ない。辛い苦行のような時間。まったく自分たちのお祭りの気分になれない。子どもの頃、境内で夜通しチャンバラ映画をやっていたものだ。まだ家庭にテレビなどない時代のことだ。同級生の女の子が私服で、その瞳にアセチレンの炎を映しているのを見た。学校で見るのとは別の人のようだった。今見ればチャチなオモチャだけれど、当時は屋台を見て歩くだけで楽しかった。あの時代はもう帰らない。秋祭り

  • 剪定

    老夫婦二人暮らしの友人宅、八十になる旦那さんが心臓の不調で入院した。心臓に人口弁が入っているが、耐用年数八年のところ、現在七年目で不具合が出たという。そこで取り換えの手術を行うことになった。予定していた樹木の剪定や伐採が出来なくなり、こちらに出番が回ってきた。うっそうとした柿の木は剪定。上の方にだけ葉が付いたモミジは根元から伐採。込み合ったビワの木は剪定。剪定と伐採の後はスッキリした庭になった。残念ながらアフターの写真は撮り忘れた。退院してきた旦那さんを気持ちの良い庭が迎えてくれるだろう。*****60年間押しのタイガース、日本シリーズ進出を決めた。あの暗黒の時代を耐えてきたものとして喜びは格別だ。剪定

  • 原付バイク

    高齢の知り合いからバイクをもらってくれない?と声を掛けられた。二つ返事で引き受けた。225㏄のセローを持っているが、原付バイクもあればいいなと。かごが付いているので実用性ばっちり。さっそく前のナンバーを返納し、新しく発行してもらった。自賠責の保険を申し込んだ。時速30キロではツーリングは厳しいがちょっとした買い物などには便利そうだ。かごが痛んでいたので交換。この地では、高齢になれば交通手段をどう確保すればいいのだろう?近くに歩いて行ける店舗などない。免許返納となれば足がなくなる。義姉は返納してシニアカーを購入した。街場なのでそれでいいが、ここは中山間地。基本傾斜地だ。すぐにバッテリーが終わってしまうだろう。そんなことをうっすらと考える。深刻に考えても仕方ないから。あと何年乗れるのだろう?などと考えるのは辞...原付バイク

  • 紅葉狩り

    今年は紅葉が少し遅れているようだ。晴天。そして今日は結婚記念日。四十二年目。紅葉の名所松川渓谷をさかのぼり、山田牧場から笠岳へ。トレランシューズ、笠岳でデビュー。急な階段は最高六十度くらいあるのでは。山頂からは三百六十度の展望。写真ではうまく伝わらないが、帰りの道中は紅葉が一層進んで、身も心も周りの空気さえも紅葉色に染められるよう。十月十日前後には毎年ここに来る。今年は赤が少し少ない気がする。これで笠岳も静かに長い眠りに着くのだなといったら、自分が来たからと言ってこれから来る人もいるんだから勝手に眠らせないでよとカミさんが言った。紅葉狩り

  • トレランシューズ新調

    今ランニングの時に履いているのは少し古いトレランシューズ。登山の時には一番新しいトレランシューズを履く。ランニングで使っているのが大分痛んできた。そこで思い切って新調することにした。一万数千円~二万円くらいするので年金生活者にはおいそれとは買えない。靴は履いてみないとえらい目に合うので、通販でというわけにはいかない。長野市にトレイルマウンテンとい店があるので行ってみた。自分の足にはモントレイルの靴がぴったりくる。ずっとモントレイルのトレランシューズを買ってきた。今回行ってみると、モントレイルトリニティマックスという最新モデルが置いてあった。サイズも26.5。この靴は26.5とはいっても実際は通常の27くらいの大きさがあるが大丈夫ですか?と店長は言う。履いてみて多少ゆるめだが、きついよりはいい。この機会を逃...トレランシューズ新調

  • 臆病風?

    長野県飯山市旭でイノシシの罠を見に行った男性が、罠にかかっていたクマに襲われたらしく近くで死亡していた、というニュースが流れた。実はこの場所は、僕がこれから歩こうとしている信越トレイルの富倉峠がある場所の近くだ。例年になく東北でも北海道でもクマによる事故が起きているが、長野県も例外ではない。この秋、歩こうとしていた信越トレイルの続きは延期したほうがよさそうだ。この先のコースはブナの森、クマの宝庫だ。そこに今踏み込んでいく勇気はない。クマよけにラジオという定石も今では通用しないこともあるという。タケノコ取りに、迷子にならないようにラジオを灯台代わりにしてそこにザックなどとともに置いておくと、ラジオのところに御馳走があると学習したクマが寄ってくる場合がある。ラジオは万能ではないのだ。熊鈴は高い音の方が効果があ...臆病風?

  • 十月のそば会

    10月のそば会。私を含めて五人の参加。座学は延し方の動画。ほんの数分だけれど、口頭で伝えるよりも分かりやすい。.今回初参加の人もいる。普段当たり前にやっていることでも初めての人に教えることで、改めて基本に立ち返ることができる。もう四年半近くもやっていると、マンネリというか、新鮮なトキメキがなくなって来ているような....。何か変えなくちゃ。そんな気持ちがある。そこで座学。そして、何より新しい人。さらに加えて、茹で方の実演と試食。家で打って持って行ったそばをみんなで試食。茹でる人が違うとそばの食感が違ってくることも体験。こんなことも刺激になる。来月にはおそらく新そばを打てる。楽しみだ。そして12月には年越しそば。のめり込み過ぎると急速に熱が冷めることがある。適度な距離を保ちつつ付かず離れず、がいいのかも知れ...十月のそば会

  • そば打ちとサツマイモ掘り

    明日は月に一度のそば会の日。コロナ騒ぎの中で、そば打ちは続けたが、そばを茹でて食べることは自粛していた。その間にそば会に参加した人もいる。そろそろそばの茹で方の実演も必要だ。それに、ただ打つだけでは面白くない。しばらく前から、座学として映像で学ぶ時間も設けた。明日は試食会も加えよう。本当はその場で打ったみんなのそばを少しづつ試食するのがいいのだけれど、時間的にそうもいかない。そこで、事前に打って持っていくことにした。粉は黒耀。昨年の粉だが、専用の冷凍庫で保存しているのできれいな緑色。切ったそばは二つ折りになっているので、長さは約60cmのそば。食べるにはちと長すぎるが、長いそばも打てることを示したい。普段練習で使っているそば粉とは違って、田舎蕎麦風の黒っぽいそばが出来る。食感の違いも楽しんでもらおう。その...そば打ちとサツマイモ掘り

  • 毎日何してるの?

    何気なく訊かれて考え込んでしまう言葉がある。「毎日なにしてるの?」リタイアしてから、決まったことをしていない。自由と言えば確かにそうなのだが、毎日自分は何をして過ごしているのだろう?後で思い返してみても、何をしていたのか数日たてば思い出せない。毎日を無為にやり過ごしているのではないか?自問自答してみる。年寄りには『教養』と『教育』が大事。ではなく『今日用』と『今日行く』が大事なのだと。やること、やらねばならないことがあるというのは幸せなことなのだな。自分に残された時間は限りがある。ならば、有意義に過ごしたい。そこで、毎晩その日の出来事を振り返ることにしている。簡単にOneNote(電子ノート)に記録する。その後明日の予定を考えてみる。中期の課題などもつらつらと考える。例えば今日。畑に行ってサツマイモのツル...毎日何してるの?

  • あれから四年 千曲川の堤防

    台風十九号の影響により千曲川が氾濫したのは2019年10月13日のことだ。明日で四年目。二年程前から堤防の強化工事をしている。そこはかつてのランニングコースだ。今はどうなっているのだろう?小布施橋の北側。向こうに見えるのは高社山。この辺りはもう工事が終わっている。以前は未舗装だった。桜の樹と同じ高さだった。これは反対側の北から南を見た場面。まだ盛んに工事が行われている。全体に1メートルほどかさ上げされている。堤防はここで終わり、一般道に出る。釣り人。ここが昔の渡し船の船着き場。川幅が一番狭まっている場所だ。ここで上流の水流を滞らせてしまい、ついに氾濫するに至った。人間の力ではどうしょうもない。神仏に祈るしかないのだろう。丁度飯山線のディーゼル車がやって来た。立ヶ花橋。目的地に到着。線路は続くよどこまでも。...あれから四年千曲川の堤防

  • 検診結果

    今日村の保健師さんが訪ねてきた。健康診断の結果を持って。実は十月初めに結果が出るから、保健指導をするのでセンターに来て欲しいと言われてはいたが、「いいえ、結構です」と断っていた。説明が始まる。「血圧が高いですね。家でも測っていますか。」「はい、朝晩測って正常範囲です。あそこに行った時だけいつも高く出るんです。」診断結果は153/99。家で測れば130/80以下だ。「白衣高血圧という事もありますから、家で測って大丈夫ならいいですね。で、中性脂肪の方は?」「これはいつも高いんですが、あまり肉は食べないし、油物もそれほど食べない。運動もしている。」「何の運動をしているんですか?」「歩いたり走ったり、一日平均一万二千歩以上にはなります。たまに山に登ったり。これ以上どうしろと?」「そうなんですか。ところで、薬は飲み...検診結果

  • 10月10日

    中学1年生の僕は毎日白黒テレビを食い入るように見つめていた。49年前の1964年10月10日。日本中の青空をそこに集めたような東京の国立競技場で東京オリンピックの開会式が行われていた。この大会でのマラソンのアベベ、体操のチャフスカが今でも鮮明に脳裏に浮かぶ。10月10日はそれから体育の日になった。現在は曜日に合わせて日にちが変わるけれど、僕にとっては10月10日は動かすことのできない記念日なのだ。晴れの特異日でもある。秋の長雨の季節が終わる頃だ。ここから秋が本格的に深まっていく。借りている畑のヒマワリの片づけ作業をした。種は収穫して冬の小鳥の餌になる。茎は山形に積み上げて乾燥させて燃やす。今年いっぱいで畑を返すので一応草を刈り耕す必要がある。これが二面ある。今後は今年から借りたかなり小さな村民農園だけにな...10月10日

  • エッセー 隠れ家

    そばの会便りを毎月一回発行している。その中のコーナーにリレーエッセーがある。書き手をリレーして何か書いてもらうというコーナーなのだが、原稿用紙1~2枚程度のスペースしかない。短すぎて意外と難しい。毎回無理を言って書いてもらっているのだが、そろそろ自分も書かねばならないようだ。記事も書きエッセーも書くのでは全く独占になってしまうという後ろめたさも少しある。が、書かねばなるまい。今日は朝から雨。粗大ごみ回収や村民運動会の行事が終わってほっとひと息。あと21日の高社(たかもり)神社の例大祭で今年の自治会の行事もほぼ終わる。疲れを癒しに温泉保養。鍋焼きうどんの季節になりましたね。サウナにも入り水風呂にも入りました。そして、そこでエッセーも書きあげました。使い回してこのブログにもアップ。隠れ家毎日会社から帰ると約四...エッセー隠れ家

  • 一体どうなってしまったのだ

    最近、ネットニュースで山の遭難や事故が異常に多い気がする。一体どうなってしまったのだ。非常事態ではあるまいか。最近のネットニュースは、その人が見た記事のデーターを解析して優先的にその傾向の記事を提示するのだろうが、それでも多過ぎる。このところ毎日数件以上の遭難や事故がある。身近なところでは戸隠の蟻の塔渡りで今日滑落事故があった。この場所は若いころ月に一度は登りに行っていた場所で、両側が深く切れ落ちている。200メートル落ちたそうだが、助からなかった。みんながみんなそうだというわけではないが、この時期の山を甘く見過ぎていないだろうか。山の上は既に冬山だと思った方がいい。五月の山もそうだ。天気が崩れれば冬山だ。かなり年配の登山者が事故を起こしている例が多い。年配だからと言って経験者だとは限らないし、経験者だと...一体どうなってしまったのだ

  • 冬支度

    ゆらゆら揺れる炎はいつまで見ていても飽きない。小屋に薪ストーブを設置した。これまでのストーブはもう一回り大きかった。それだとすぐに温まり、あっという間に四十度近くまで上がってしまう。今年小さなキャンプストーブに変えた。外に持ち出しても使えるが今のところその予定はない。朝晩は結構冷えるので、火を入れて楽しんでいる。小屋は夏仕様から冬仕様に模様替え。机と椅子だったが、小さな平机に替えた。まだまだ余計なものがたくさんあって、もっともっとシンプルな小屋にしたいと思っている。何もない庵のような小屋で心だけは豊かに秋から冬を過ごしたいものだ。*****散歩の土手に最近咲いている花。ツリガネニンジン。刈られても新しく花を咲かせた。冬支度

  • 赤い花白い花

    秋。信州ではそばの花が咲いている。戸隠では一面に白いそばの花が咲いている。清楚で美しいのだが、香りはあまり良くない。はちみつもあまりおいしくない。僅かばかりだが、畑にそばの種を播いた。白い花を咲かせ、もうじき実が付く。三ヶ月で収穫できるのだ。別のところに赤そばの種を播いた。周りには白いそばの畑が沢山あるが、赤そばは珍しい。そば粉にするには少なすぎるので、観賞用だ。十一月になれば信州産の新そばが出回る。待ち遠しい。赤い花白い花

  • 田園

    心安らぐ場所がある。東、南、北を山に囲まれた田園と果樹畑。ここは僕のグランドだ。坂道ばかりのこの村の中で、ほぼ水平の道が1キロ続く。横にそれると上り下りの道もある。ほぼ稲刈りも済んで、ハゼ掛けしているところもある。中には大型の稲刈り機で脱穀までして乾燥処理に回している田んぼもあるが、やっぱり天日干しがいい。弥生人の魂がそこに籠っている気がする。僕はここでランニングをする。農耕者以外はほとんど通らないし、人目も気にならない。太陽が斜めから射し、次第に弱弱しくなっていく。秋が深まり、やがて深い眠りにつく。その前の静かな田園のひととき。かたはらに秋草の花語るらくほろびしものはなつかしきかな牧水僕のほろびたものは何なのだろう、若く美しかった憧れなのだろうか。田園

  • 白玉の歯にしみとおる秋の夜の

    急激に秋がやって来た。こんな夜は鍋がいい。白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり牧水そんな歌を思いながら、鍋をつついて酒ではなくビールを静かに飲んだ。二十代の前半に青年団体で一緒に活動した仲間が相次いでこの世を去った。ひとりは一つ上のひげの男性。その風貌から”麻原彰晃”と呼ばれていた。気のいい男だった。もうひとりは一つ年下の女性。利発で勝気な保育士の女性だった。「うちへお婿さんに来ない?と親が言っている」と言われたことがある。僕はその親に会ったことはない。「いいよ」と言っていれば違った人生もあったのかな。そんなことをしみじみと思いながら二人の冥福を祈ったのであった。白玉の歯にしみとおる秋の夜の

  • 信越トレイル 希望湖~毛無山~涌井

    10月3日は”とお”と”さん”で登山の日だそうな。ブナの森と歴史が彩る関田山脈の尾根を伝い大河と火山が生み出した苗場山麓の大地を縫う全長110㎞の信越トレイルの旅、第一歩を踏み出したのは8月17日。斑尾山頂がスタート地点。この時は希望湖(のぞみこ)まで歩いた。アプローチも含めると22㎞、6時間半位の旅だった。信越トレイルは知る人の間では憧れのロングトレイルなのだろう。かなり遠いところから来た人の記録がヤマップでも見られる。もう少し早い時期ならば湿原は花盛りなのだろうが、この時はほとんど咲いていなかった。この時は袴岳の手前で反対方向から来る男性二人とすれ違っただけで、静かな山旅ができた。そして今日第2弾、希望湖から毛無山を越え、涌井集落まで歩いた。距離は7.1㎞。コースタイム2時間25分。スタート地点の希望...信越トレイル希望湖~毛無山~涌井

  • いつむーななやー、今なんどきでぇ?

    「おやじ、何ができるんでぇ」「へぇ、花巻に卓袱(しっぽく)です」落語の時そばをご存じだろうか。客がそば屋をほめ倒していい気持ちにさせ、勘定の途中で時を訊き一文胡麻化してしまう噺だ。その時登場するのが花巻と卓袱。花巻というのはたっぷりと海苔をのせたそば。卓袱はたくさんの具材を豪華に乗せたそば。そば屋のメニューでついぞ見かけない。ところが、何と卓袱があるそば屋を偶然見つけたのだ。これは行かねばなるまいと、さっそく食べに行った。場所は長野市七瀬、佐々木そば店。明治二十八年創業の老舗。四代目の主人とお母さんがそばを作ってくれた。細めのそばと、やや甘めの汁が具とそばに合ってとても美味しかった。わが村の中塩という地区に嫁いだ娘さんの応援で、休みの日にはリンゴ畑に通っているという。長野市では小菅亭と並んで古い店だそうな...いつむーななやー、今なんどきでぇ?

  • 出張そば20人前

    『食品衛生責任者養成講習会受講修了証書』なるものがある。これはお店を出すときに必要になるもので、保健所に申請すれば、もちろん施設面の検査はあるが営業することができる。営業するつもりはないが、そばの会を運営するにはあった方がいいだろうと2年前に取得した。今回、老人介護施設のNPO法人から施設で手打ちそばを出したいから協力してほしいと依頼を受けた。17人分、温かいそばと冷たいそばという注文。昨夜遅くと今朝早く21人前を打った。さすがに身内や知り合いに提供するのとは訳が違う。蚤の心臓の私には緊張の度合いが違う。そういえば、愛知の素庵さんが施設への出張そば打ちをしていたが、このところ更新がない。どうされたのだろうか。そんな緊張の中続けて来られたことに敬意を払う。ともあれ、自宅でそばを20人前打った。粉は高山製粉の...出張そば20人前

  • 藤井荘で藤井新名人誕生

    我が村で行われていた第81期将棋名人戦の第5局の結果、挑戦者の藤井竜王が勝ち、史上最年少の名人が誕生した。村のあちこちに幟旗が立っていた。山田温泉の藤井荘は、いつも温泉に入りに行くときに目の前を通る。新名人の藤井聡太と藤井荘、名前が似ているという事で話題になっている。私が将棋に関わりを持ったのはもう60年も前の事。当時は大山名人の全盛期だった。対してライバルは升田幸三九段。奔放で斬新な指し方が魅力だった。他に大野九段、丸田九段、花村九段、灘九段等の棋士が活躍していた。羽生九段の師匠の二上九段、加藤一二三九段(ひふみん)、米長九段等、当時の若手も活躍していたが、中でも山田道美八段は理性で、激しい闘志で大山将棋に挑んでいたが、歳若くして病気で亡くなった。将棋界は10年に一度、大天才が現れるという説がある。大山...藤井荘で藤井新名人誕生

  • 隣の街でー中野市の事件

    昨夜から全国ニュースになった中野市のナイフ刺殺&猟銃射殺事件は、今朝容疑者の身柄が確保された。まず、四人の犠牲者の冥福を祈る。何があったのか、何故このような事件が起きたのか、これから明らかになるのだろうが、ここから十数キロの隣の街で、このような事件が起きたことに驚く。私が高校時代に通った街で、のどかな田園地帯。高社山、斑尾山という千三百メートル前後の名山がある。間山温泉ぽんぽこの湯と長峰温泉という温泉がある。昨年亡くなった義姉が住んでいた街でもある。私が『北の街』と呼んで、文学的情緒に浸っていた高校生時代から馴染み深い街。中山新平、高野辰之、久石譲を生んだ街。DeNAの牧君の故郷。昨夜は自宅の真上を何度もヘリが飛んで行った。多分東京方面からの警察の応援やマスコミの取材なのだろう。いたって平和で静かな街でも...隣の街でー中野市の事件

  • 黒百合

    黒百合平。北八ヶ岳にある。高校生の頃、登山地図を眺めては八ヶ岳の地名に心ときめかせていた。麦草峠、夏沢峠、白駒の池、高見石、にゆう等々。その中の一つに黒百合平がある。黒百合。何となく高貴な感じがする。岳人の歌にも歌われている。岳人の歌1.星がふるあのコールグリセードであの人はくるかしら花をくわえてアルプスの恋唄心ときめくよなつかしの岳人やさしかのきみ2.白樺にもたれるはいとしおとめかあの黒百合の花を胸にいだいてアルプスの黒百合心ときめくよなつかしの岳人やさしかのきみ黒百合でググってみるとクロユリはとても素敵な花言葉と、とても怖い花言葉の2つの花言葉を持っており、プレゼントには向きません。素敵な意味の花言葉は「恋」「愛」です。これは、アイヌ民族の言い伝えが由来していると言われています。もう1つの怖い意味の花...黒百合

  • 残されたミッションを果たしに

    晴れた五月、民衆の高らかな歌声が聞こえたのはもう昔のこと。今はもうその歌声も抑え込まれてしまった。再び歌声が起こることを信じて。元日に飯縄山に登って南峰のお地蔵さんの前掛けを取り替えてきた。本峰のお地蔵さんは雪の中で見つけられなかった。それはカミさんのミッションとなった。それを果たしに、二日、七十八歳になる友人を誘って三人で飯縄山に登った。登山口。ここは昔修験道の山。もとよりのんびり登山は覚悟していた。ここは一の鳥居。フデリンドウ。イワカガミ(オオイワカガミ?)。スミレ。スミレは驚くほど種類が多く、正式な名前はよく知らない。ショウジョウバカマ。奇麗な花だった。野に咲く花の名前は知らない。だけども野に咲く花が好き。帰って調べてみたら『エイザンスミレ』らしい。これは葉の形からスミレの仲間らしいが、色と言い形と...残されたミッションを果たしに

  • スマホデビュー

    鎖から解き放たれた十一年間。今再び鎖に繋がれてしまった。今時ガラケーの人などそうはいないだろう。ましてやスマホもガラケーも持っていない人などいるだろうか。還暦でリタイアすると同時にガラケーから自由になった。そして十一年余り、余計な情報も、悪い知らせも入って来なくなった。何の不自由もなかった。電車の中のスマホ族の中で私は紙の本を読んでいた。四月から地区の三役を務めることになった。自宅にいないことが多いので、その関係者からの連絡が付かない。仕方がないのでスマホデビュー。機種本体1円。スマホ代は一日50円以下のプラン。最低の機能があればいい。電話、メール無料。まあ、便利な機能もあるのでありがたい面もある。カメラ、ラジオ、その他のアプリ。基本的にはパソコンの方が使い勝手がいいが、外出先ではスマホを使うこともあるだ...スマホデビュー

  • そばの会便り

    地域でそばの会を始めてからこの五月で四年目になる。月に一度蕎麦の会便りを発行してきた。A4版で一枚の小さな新聞だが、それなりに努力して発行を続けてきた、ブログをはじめ、世の中横書き全盛だが、私はどうしても縦書きにこだわりたい。そばの会便りは五月一日で第三十号になった。読者はほとんど高齢者の為、文字は大きい方がいいのだが、そうすると文字数が少なくなり書きたいことも書けなくなってしまう。そんなジレンマを抱えながら、自分でもそんなに書く材料があるのか?と思うのだが、それでも書き続けている。リレーエッセイというコーナーを設けてある。これは我ながら秀逸な企画だと思う。もちろんそば打ちの事でもいいが、そばとは関係ない趣味の事、日々の暮らしの事など自由に書いてもらう。基本的には書き手がリレーしていく。書きたくない人もい...そばの会便り

  • バラバラ事件

    何と言ったらいいのだろう。首を切り落とされ、脚も切り落とされ、胴体が残った。その現場写真がこれだ。犯人は、私だ。生前の姿。だが、これで死んだわけではない。植物は偉大だ。情報としてはだいぶ前から知ってはいた。ハウスがあるので、バラバラ事件を決行することにした。首を切り、脚を切って土に挿しておくと御覧の通り再生する。それも二つの頭を持って。脚も同様だ。バラバラ事件によって、一つのものが二つになる。すなわち、枝豆の収量が倍になる。最初は死んでしまうかと思って、二体だけ生体実験をした。その結果見事に復活した。『八十八夜の忘れ霜』。太陽暦では五月二日頃。このゴールデンウィークは菜園作業。バラバラ事件

  • ワィンディングロード

    標高560メートルの我が家からわずかな時間で2000メートルまで駆け上がるワインディングロードがある。万座温泉を経て志賀高原に抜ける道だ。ちょっとしたミスからバッテリーが上がってしまい、充電の為にこのワインディングロードを駆け上がった。雪の多い年はまだ冬季閉鎖中のこともあるが、今年はもう開通していた。県境はもう1900メートル近い。夏場はとても涼しくていいが、今はまだ残雪もあって寒い。今回は県境まで。あと一ヶ月もするとタケノコ(クマザサ)採りで賑わうのだろう。善光寺平が一望出来て、後立山連峰が屏風のように立っている。もう少し暖かくなったら万座温泉に入りに行こう。このセローは三十年以上前のバイク。電子制御ではなくキャブレターで燃料を供給している。セロー自体がもう生産中止になってしまったがいつまでも乗りたい名...ワィンディングロード

  • 恋人に逢いに行くように

    「朝起きるといそいそと、恋人に逢いに行くように」とカミさんは言う。二月に作ったミニ温室。この中で種を播き、苗を育てている。毎日の成長が楽しみで、見に行かずにはいられない。サラダ菜の高さが低くなっていて違和感を感じた。根元が千切れていた。根元を掘ってみると犯人がいた。夜盗虫(ヨトウムシ)。こいつは柔らかいサラダ菜が大好物。かわいそうだが処分。こんな風に好きなことだけで毎日が過ぎて行けばいいが、そうは問屋が卸さない。区の役員になって住民センターや大きな公園の管理も私の仕事になっている。区には二台の除雪機があり、昔は燃料が軽油だった。今はガソリンに変わっている。前の軽油が十リットル缶で二缶残されたままになっている。軽油は保存期間六ヶ月。もう何年前のものか分からないが、処分しなければならない。燃やしてしまえという...恋人に逢いに行くように

  • 花咲く庭で

    四月になって、庭で色々な花が咲いた。イギリス庭園などとは程遠い山野草中心の庭園。翁草が一株。イカリソウは群落。リンゴの花。世帯数180ほどのこの団地の庭は、ほとんどアスファルトかコンクリートで固められて、草すら生えないところが多くなった。狭い庭だが、何本かの樹木と山野草と、ビニールハウスと、趣味の小屋、小さな畑まである。こんな家はほとんどない。せっかく田舎に住んでいるのだから、土を大事にすればいいと思うのだが、草取りなどが大変なのだろうか。残念なことだ。花咲く庭で

  • 取り敢えず元気です

    「このところ更新されていない、体でも壊していないか」と心配されていると人づてに聞きました。気ままに、勝手に書いているだけなので少しびっくりしています。同時に少しだけ申し訳なくも思っているのです。元気なのに更新しない言い訳を簡潔に書いてみます。もとより文才など微塵もない私には、書くには相当のエネルギーがいるのです。気ままに好き勝手に書いてはいるのですが、それでも人様に読んでもらうにはそれなりの水準が求められる。すなわち、ある程度の時間が必要です。書く内容がないというわけではありません。この春から世帯数180ほどの地域の三役になりました。これも、いろいろ突っ込みどころがありまして、書く内容に事欠きません。2月に設置したビニールハウスには野菜がたくさん育っています。わずか2坪ほどの小さなハウスですが、ホウレンソ...取り敢えず元気です

  • 何が見える? 春の飯縄山

    すっかり春めいて、毎日眺める飯縄山の雪解けが進んできた。左は飯縄山、右は霊泉寺山。白い部分はスキー場。ここに雪形が現れる。さあ、何が見える?天空の城ラピュタで植物や小鳥たちの世話をするお世話ロボット。(多分名前は付いていない)そんな想像をして楽しんでいるうちに、他に四つの動物を発見した。雪が解け始めて、少しはっきりしなくなってはいるが、ニワトリ、魚、ペンギン、蝶が隠れている。信州の春は雪形で楽しめる。何が見える?春の飯縄山

  • 三月のそば会

    月に一度のそば会。今日は僕を含めて六名の参加。新しい人が一人参加。前回見学に来たご婦人。新しい人が増えるのはうれしいことなのだが、それに伴って必要な道具が増える。先ずはこね鉢。そば打ち台。麺棒。それに、架台。麺切り包丁。まな板。駒板。これだけ必要になる。こね鉢は三名が自分のものを用意した。麺棒、駒板、麺切り包丁は二名が専用のものを持っている。架台は一名が専用に持っている。足りない分は僕が用意しているのだが、急に参加者が増えると足りなくなってしまう。今回は麺切り包丁を二つ新調した。一回千円の会費なので、なかなか厳しい。そばの材料費だけで八百円くらいかかる。ほとんどの物は手作りだが、こね鉢と麺切り包丁だけは作れない。参加者が増えるのはうれしいのだが、艱難も増す。新しい参加者中心に写真をアップしました。ぞれぞれ...三月のそば会

  • 春の妖精

    柔らかい風が吹いた。我が家の庭に春の要請が現れた。春の妖精

  • 能登の旅

    能登和倉万葉マラソンに息子が参加を申し込んだ。現地までの同行を頼まれ、カミさんと三人で行くことにした。前日の十一日に能登島の民宿で泊まることにした。全国旅行支援とかでお得に泊まれるということだったが、ワクチン接種証明書ダとか陰性照明だとか厄介なことが付属するので、そんなものは使わないことにした。もともと民宿なので、それほど料金は高くない。一泊二食で八千八百円。氷見道の駅で食べた氷見うどん。きしめんを細くしたような食感でおいしかった。富山から見る北アルプスは、自分が毎日眺める方向とは反対になる。雪の山々が見えたが、どれがどの山か、よくわからなかった。その日がときたまそうだったのか、カスミがかった空が頭上を覆っていた。スッキリとした青い空が多い自分の住む信州との違いを感じた。能登島の一番奥にある民宿太左エ門さ...能登の旅

  • 気配

    気配を感じるという事は、実際にあるのだろうか。長い間、何となく考えるともなく思っていた。つい先日のことだ。北側斜面の林の中、まだ雪が残る斜面を下っていた。滑らぬよう、転ばぬよう足元に注意を払っていた。その時、ふと足を止め、左45度上方を見た。どうしてそこを見たのか自分でも説明できない。音がしたわけでもない。動いたわけでもない。敢えて言えば、気配を感じたというしかない。後から降りて来たカミさんはまったく気が付かなかった。じっと見ていても、カモシカは微動だにしない。神々しさを感じて、長い間見ていた。中野市と山ノ内町の境にある箱山。標高695メートルの里山。山頂からは妙高をはじめ、信越国境の山々が見えた。春が近い。気配

  • ふ・ふ・ふ 笑ってしまう

    卒業式シーズン。マスクで過ごした3年間。新しい旅立ち。おめでとう!それはそれとして、今は大正時代か?女子学生はそろいもそろって時代錯誤な服装で、思わず笑ってしまう。何の疑問も持たないのだろうか?日本の未来は大丈夫か。成人式もそうだけれど、自分で着ることもできないような着物を着せてもらって、ピースサインをしている。七五三と変わらないではないか。これで成人なのか。と、これはかねがね思っていたことではあるが、偏屈爺が何を言ってみても何も変わらない。もう笑うしかない。卒業式の女子学生の姿は、大正時代の仮装大会だと思って見ればいいのだ。それはともかくとして、旅立ちそのものを祝う気持ちはある。困難にたじろがず、前に向かって歩き出して欲しものだ。ふ・ふ・ふ笑ってしまう

  • 味噌作り

    味噌を仕込んだ。大豆3キロ。仕上がりは4倍の12キロ。去年の味噌も残っているので、今年はどうしようかと迷ったが、少量でも作ろうという事になった。以前は足踏みでこねていたが、去年ミンサーを購入した。これでかなり効率よく大豆をつぶせるようになった。これを床下で寝かせる。早ければ秋頃から食べられるようになる。手前味噌とはよく言ったもので、買ってきた味噌とは味が違う。所詮自己満足に過ぎぬかもしれぬ。だが、それでよい。自分の暮らしの原点と言えるものを失うよりはよほどいい。何でも買って間に合わせるのは性に合わぬ。味噌作り

  • プラモデルを組み立てるような

    ここ数年迷っていた。長い間借りていた畑をここで返して欲しいと言われたのをきっかけに決断した。2坪のビニールハウスを庭先に設置することにした。ここは雪国なので、野菜の露地植えは五月の連休明けとなる。そこで、春先、少しでも早く野菜を育てたいとビニールハウスを購入した。設置は自分で行う。部材を組み上げていくのは、プラモデルを作るようで楽しい。骨組み完成。ビニールを貼って、一応完成形。地面にはまだ野菜が残っているので地面を整地できない。そのため、下部の細工が残っている。土をいじっていると無心になれる。種を播き、芽が出て育っていくのを見るのはいいものだ。収穫して新鮮な野菜を食べるのもうれしい。村民農園の募集があったので、申し込んだ。約40坪の畑が2区画空いているという。申し込み者が多ければ抽選になるという。2区画借...プラモデルを組み立てるような

  • 電話

    「NTTファシリティです。現在ご利用中の回線において、未納料金が発生しております。・・・」(番号表示不可)「・・・ふーん。これか。そもそもうちはNTTなんかとは無関係。番号非通知ってありえない。」そこで切ってしまった。料金向こう持ちだからあわてて切らなくてもいいんだけど。ググってみると、同じような電話が頻繁にかかっているらしい。電話でお金詐欺、無くならないんだなあ。電話

  • 見学者あり 二月のそばの会

    本日は月に一度のそばの会。世間で、コロナの為中止が相次いだこの二年、中断することなく開催してきた。この五月で三年目に入る。最初は『蕎麦の会』と漢字を使っていた。何度も使っているうちに、『そばの会』と平仮名に変えた。月に一度の縦書きの会報『蕎麦の会便り』も発行してきた。何度も『蕎麦の会』と漢字で書くうちに、感覚的に平仮名の方がいい気がした。一年前『そばの会』と表記を変えた。私と見学者の女性を含め、六名の参加。実際に蕎麦を打ったのは四名だ。手延し。水回し。そば打ちの成否がここでほぼ決まる。みんな真剣そのもの。少し薄くなり過ぎているキライもあるが、きれいに延せている。自分史上最高の出来、と嬉しそう。時間をかけ過ぎて、生地が少し乾き気味。仕上げの切り。皆さん最初の頃に比べれば、切り幅が揃っている。大体一時間半で終...見学者あり二月のそばの会

  • 普通 誰でも風邪くらいひくやろ

    二月初め、体調を崩した。『失意の日々』を書いた。「何を大げさな」という向きもあろう。確かに、「誰でも風邪くらいひくやろ」というのは普通の感覚だ。自分の場合はちょっと違う。敵の侵入に対して、絶対的な防御システムを敷いていると思っていた。運動、食事、生活、すべてにわたって気を付けていた。自分の免疫システムというものに絶対的な信頼を置いていたのである。流行りのコロナワクチンだって打っていない。それが、いとも簡単に風邪ウィルスの侵入を許してしまったのである。ショックでない訳がなかろう。咳がなかなか止まらなかった。熱はまったくの平熱だが、のどの痛みが半端なかった。それも二~三日で収まったが、体調と傷付いた心(大げさだ、実に大げさだ)をいやすために時間が必要だった。一日一万歩以上歩いていたのと、週三~四日走っていたラ...普通誰でも風邪くらいひくやろ

  • 失意の日々

    『バカは風邪ひかない』健康だけが取り柄。そう思っていた。そう、一週間前までは。やむを得ない事情で、非常に寒い中で半日を過ごす羽目になり、これもやむを得ない事情で睡眠不足が続いた。その後、猛烈にのどが痛くなり、唾も呑み込めない状態が2~3日続いた。熱は平熱のままで、36度以下。それまで、1日1万歩以上のウォーキングを64日連続で続けてきていた。あまつさえ、週3日のペースで5~15キロのランニングも続けていた。免疫もばっちり!そう思い込んでいた。コロナ問題もあり、自宅に籠ってひたすら自粛していた。こののどの痛みは30年以上前経験している。真剣にこの状態と向き合った。無理をし過ぎたのかも知れない。週に1日は完全休養日を入れよう。運動も多種目を取り入れたほうがいいのかも知れない。ランニングのトレーニングプランも、...失意の日々

  • 今年初めてのそばの会

    月に一度の蕎麦の会。私を含めて六名が参集。新しい参加者が一名。地域のコミニュティセンターが会場。エアコンと大きめのファンヒーターが完備なので助かる。新しい人もうまく打っている。今回の注意点は以下の通り。そば粉とつなぎ粉はよく混ぜ合わせる。手延しの厚さは15ミリ。麺棒の丸延しは5ミリまで。仕上げの角延しは1.5~1.2ミリ。前回は薄く延し過ぎて何人かが失敗した。今回もやはり丸延しの段階で1ミリあるかないか、というほど薄くにした人がいた。それでも、何回かのそば打ちで丸くするところはほぼ丸くなり、進歩が感じられる。切り方もだいぶ揃ってきた。初めての人も蕎麦が途中で切れることもなく、太めだが無事に打ち終えた。コロナ騒ぎばかりでなく、地域の交流が失われて久しい。せっかくコミニュティセンターがあるのだから、これを活用...今年初めてのそばの会

  • 爺さんと婆さんの会話_その5

    連続テレビ小説『舞いあがれ』が、いよいよジェット機の部品を作るというところに収斂されていく様だ。あと二か月余り、どのような結末が待っているのだろうか。あの、別れてしまった桂木学生は今どうしているのだろうか。舞ちゃんと彼が出会った頃の事。爺さん「やっぱり、最初は《やなやつ》じゃなくちゃダメなんだ」婆さん「ん?」爺さん「最初から《いいやつ》だと何というかインパクトに欠けるというか。あれだって《やなやつ!やなやつ!やなやつ!》だろ。」*注:(『耳をすませば』で月島雫が天沢聖司と出会ったときに口にした言葉。のちにとっても惹かれ合う関係になる。)婆さん「そういえばそうかもね。中にはずーとやなやつのままのヒトもいるけどね」爺さん「こっちをみるんじゃねえ!」爺さんと婆さんの会話_その5

  • 爺さんと婆さんの会話_その4

    爺さん「近所のおばさんに植木の剪定頼まれちゃったよ」婆さん「やることができて良かったじゃない」爺さん「ただでさえやることいっぱいあって忙しいんだから」婆さん「もうやるって言っちゃったんでしょ」爺さん「それはそうだけど、旦那さんいないしむげに断れない」婆さん「まあ、頑張って」爺さん「あーたいへんだ。あたいへんだ。アタイ変だ」婆さん「うん、とっても変!」爺さん「あたい変だ。あんたはもっと変だ」婆さん「・・・・・・」爺さん「・・・」爺さんと婆さんの会話_その4

  • 爺さんと婆さんの会話_その3

    婆さん「お茶入ったよ」爺さん「ありがとうございます(増)田貞子ちゃん」婆さん「いつまでそのネタやってるの!マンネリだ」*(注)増田貞子ちゃんは保育園の調理師をやっていた人で、結婚して別の姓になった。子供がなかなかできなくて、爺さんと婆さんが尾瀬に行った帰り、群馬の子持神社に代参した。その折、不思議な体験をした。時刻はもうすぐ日暮れを迎えようとしていた。爺さんと、まだ小さかった長男が本殿で参拝していると、中で子供が走り回って遊んでいるような音がした。神主さんのお孫さんでも遊んでいるのかなと思い社務所の回ってみた。恒例のおじいさんが座っていた。お札をもらって帰ってきたが、どう見ても住居がそこにあるとも思えず、とても中で子供が遊んでいるような状況ではないことは分かった。しばらくして、貞子ちゃんに子供が授かった。...爺さんと婆さんの会話_その3

  • 爺さんと婆さんの会話_その2

    ラジオ「♪ありのままのすがたみせるのよ♪ありのままのじぶんになるの♪」爺さん「そうか!蟻が化けていたのか!」婆さん「ばか?」爺さん「はい、バカなんです(シュン・・・)あまり重いものだと消化不良を起こしかねないので軽いもので綴ってみました。爺さんと婆さんの会話_その2

  • 爺さんと婆さんの会話_その1

    爺さん「少し変わり者の兄と、ヤンキーの妹がね、変な家で魔法使いの婆さんと戦う冒険物語、知ってる?」婆さん「何それ?」爺さん「うん、変ですとグレてるがね、おかしな家で冒険する童話」婆さん「・・・ヘンデルとグレーテルのこと?」爺さん「うん・・・・・・」爺さん、少しボケてきているようです。爺さんと婆さんの会話_その1

  • もう慣れてる

    「負けるの判ってて、よく観ていられるね」カミさんがいう。長野出身の御嶽海。大関になったが、陥落して今は前頭二枚目。今場所もすでに7敗。もう後がなくなった。「うん、大丈夫。阪神で十分鍛えられてる」カミさんは変わり身が速い。動作は鈍いのに。阪神一筋半世紀以上などというのはとても理解できないのだろう。好みのチームや力士、芸能人などがコロコロと変わる。反対に私は一度応援すると決めたらもう変えることはない。長く続いたあの暗黒時代にも愚直に阪神を応援し続けた。藤波君はメジャーに行き、監督は岡田氏に変わった。今年こそ、と今からワクワクしている。御嶽海も今場所駄目でもこのまま終わる力士じゃない。頑張ってほしい。千日回峰ではないが、せめて百日は続けようと歩き、走っている。一日一万歩以上が目標。今日で五十二日目。一月の距離は...もう慣れてる

  • 森将軍塚古墳と有明山

    この地には、冬にもかかわらず雪がない。まるで太平洋側のような天気。そこで、里山に登りたいというカミさんのリクエストの応えて出かけた。長野県内で一番古い前方後円墳といわれる森将軍塚古墳と、その上にある有明山。標高は652メートル。昔の住居を復元した”科野のムラ”のある、県立歴史館からスタート。ここから急な坂道を登り、20分ほどで森将軍塚古墳。急な階段がある。まさしく前方後円墳。これは復元したもの。ここからまた登る。こちらは地味な有明古墳。こちらの方が古墳らしい。スタート地点からゆっくり歩いて40分くらいで有明山に着く。山頂で湯を沸かし、赤いきつねミニと持参したおにぎりで昼食。暖かい日差しの中でくつろいだ時間を過ごした。天気さえよければ、冬枯れの里山は最高だ。これくらいの里山が自分には合っている、とカミさんは...森将軍塚古墳と有明山

  • 隠れ家の窓

    以前少し書いたが、隣家の小屋が、東の窓近くに建てられたため、光が入りにくくなった。もう一つの南の窓を大きくすることにした。二重にアクリル板を張って、断熱効果を高めた。今日窓を入れ替えた。ビフォア。アフター。外観。もう少し周りもきれいにしないといけないな。この小屋の中で、薪ストーブ(5~6千円くらいのもの)を燃やすと、40度くらいまで温度が上がる。もっと燃やせばどこまで上がるのだろう。すぐに汗だくになる。自宅でサウナ。雪のしんしんと降る日など、ここに籠ってぼーっとしていたい。1万歩以上の日が連続44日となった。隠れ家の窓

  • のどかな正月を過ごしております

    善光寺の近くに、カミさんが毎年正月に行く洋服の店がある。正月には景品がもらえる。田舎者で、街中は運転できない。そこで運転を頼まれそこまで行くが、店主が絵を描いた女性服が売られていて、オジサンが入るには抵抗がある。で、善光寺まで脚を伸ばしてみる。かなりの人出で、山門を入ったところで回れ右。街中をウロウロ。何しろ、一日一万歩がノルマ。とある店に入って見つけたのがコレ。ウサギのそばちょこ。『うさぎはどこにでも描かれるけど、ヘビはないよね』とカミさん。自分はウサギ年、歳男だ。カミさんはヘビ年。ちなみに、カミさんの行った店の店主もヘビ年だそうな。今年に入ってから雪もほとんど降らず、今日は近くの城山へ登ってみた。登山道には積雪がわずかにあるだけで、トレランシューズで間に合った。標高差135メートル。登山口まで1キロ。...のどかな正月を過ごしております

  • 飯縄登山 少し詳しく

    昨日簡単に書いた飯縄登山。もう少しだけ詳しく書いてみる。43年目ともなれば、色々な年があった。大雪の時も、雨模様の時も、台風並みの風の時もあった。もちろん、この上なく上天気のことも多かった。その中でも最上級の天気。今ではもう山頂で初日の出を見るという気もなくて、太陽が登るのを自宅で見て、のんびり朝を過ごしてから出かける。紅白歌合戦は観ない。生来のへそ曲がりから、少し気にはなりながらも背を向けていた。近年はまったく気にもならず、観ることもない。だから夜更かしをするわけではない。何も陽も登らない寒い朝にわざわざ出かけなくてもいいと思うだけ。まあ、歳をとったのだな。大きな駐車場にはけっこうたくさんの車。もう戻ってくる人たちもいる。登山口に向かう小路には少しの積雪。誰の作品?樹木の向こうに飯縄山。この後、すでに下...飯縄登山少し詳しく

  • 飯縄山 43年目の元日登山

    あけましておめでとうございます。無事43年目の飯縄登山に行ってきました。朝、自宅からの飯縄山。左側が飯綱神社。その右が飯縄山山頂。右端が霊仙寺山。昨年と違い雪が少なく、快晴無風。今日は実業団駅伝の録画をみるため忙しい。富士山が良く見えたことだけ報告して、詳細は後日。皆さま、良き一年を!飯縄山43年目の元日登山

  • 歳の瀬 そば打ち三昧の日々

    27日以降毎日そばを打っていた。お世話になった方たちに配る為に。以前は31日に集中して打っていた。それでは大変すぎるので、少し早く渡しても大丈夫な方々には早めに渡すようになった。29日はそばの会で年越しそばを打った。30日は友人知人に配る為に蕎麦打ちに専念した。31日の今日、自分の家の年越しそばを打った。今回配った蕎麦は『縄文』という銘柄のやや粗挽きの、田舎蕎麦風の粉。自宅用には『玄挽き』というもっと粗挽きのそば粉。打つのは難しいが、ぷりんとした食感で、一番人気だ。息子の盛り付けだが、もう少しきれいにできないものかといつも思う。年越しそばを食べて無事に新年を迎えられることに感謝。冬至の頃より少し日没が遅くなり、陽射しが強くなった。明日登る飯縄山も穏かそうだ。写真は後立山連峰の唐松岳。飯縄山はこの右のほうに...歳の瀬そば打ち三昧の日々

  • 他人の家のことですが スッキリ

    終活の準備で、頼まれていた片づけ作業がある。高齢で自分では片づけられないというので白羽の矢が。中身は本、雑誌、瀬戸物、その他雑多なもの。一度にはできないので数回にわたって、持ってきては分別して処分してきた。何とか年内には一応の形にはしたいと思っていた。午前中は、これも終活の、庭木の伐採作業を別口で頼まれているので、数本切り倒してきた。午後の仕事で、この残りのゴッタク(方言?)を片付けた。といっても、軽トラに乗せて自宅まで運んだだけ。これから時間をかけて分別せねばならない。ただ、他人の家とはいえ、キレイになったことはうれしい。ビフォーは一番上の写真。これがアフター。正月を前に、すっきりと片付いた。もう一つの庭木は、まだまだこれからだが、さらに近所の家から庭木の剪定をお願いされた。何でも屋になってしまった。自...他人の家のことですがスッキリ

  • 円熟の域に 古今亭菊之丞_二番煎じ

    須坂市のメセナホール30周年記念公演『正蔵・菊之丞二人会』に行ってきた。パンデミックの嵐の中で、落語会も久しぶり。寄席は開いていても、地方の落語会は減っていた。噺家の方から見れば、仕事の場が減っていたという事になる。この時期に、どう過ごしていたかが問われる。菊之丞はどうだろう。前から巧い噺家ではあった。マクラでは、相撲の話。溜まり席の妖精の話ですっかり観客の心を掴んでしまった。この時期にふさわしい『二番煎じ』でご機嫌をうかがった。すっかり噺に引き込まれ、登場人物が舞台で動き始めた。もうすっかり円熟の芸。これを聞いただけで4,000円の価値がある。もう帰ってもいい。メセナホールは須坂市が運営する文化ホール。そこが主催する落語会だが、観客の入りは300人いるかどうか。大ホールの三分の一も埋まっていない感じ。も...円熟の域に古今亭菊之丞_二番煎じ

  • ズタズタのオリエンテーリングデビュー 冬のウルトラオリエンテーリング_2022

    何を血迷ったか、『冬のウルトラO_2022四賀のジオめぐりウルトラオリエンテーリング』に参加を申し込んでしまった。それというのも、距離が26.5キロ、制限時間が5.5時間なら、自分にも走破可能だと思ったのだ。何といっても、時速5キロで行けば27.5キロ行ける。走らなくても間に合う。10日の土曜日、自分にはお天気の神様が付いていて、この上ない上天気。絶好のオリエンテーション日和となった。コースは今は松本市に吸収合併となってしまったが、旧四賀村の役場跡、四賀支所から、四賀のジオ巡りをして、標高1,000メートルを超える刈谷原峠を経て、松本城、そして松本駅がゴール。地図をもらって、11時にスタート。最初から上り坂。ここは善光寺街道の会田宿。常念岳。ポイントは10ヶ所ある。大ポイントを過ぎて、折り返してくるランナ...ズタズタのオリエンテーリングデビュー冬のウルトラオリエンテーリング_2022

  • イルミネーション

    クリスマスが近づき、色々なところにイルミネーションが飾り付けられた。歳のせいなのか、(まあ、昔からそうなのだけど)どうも好きになれない。英語では単に照明のことをいうらしいが、日本では電飾をそう呼ぶらしい。田舎に住んでいるせいか、夜空の星の方がよほどキレイだ。そして、眼下に瞬く遠い街の灯、見ているだけで涙が出そうなくらい。好きな人もいるのだから、あまりケナスのもナンだが、チャチな作り物感がいなめない。同じものでも、フランス語のイルミナシオンはちと訳が違う。かのランボーの詩集の題名だ。壁飾り、もしくは壁画。ここにはチャチな感じはみじんもない。そうはいってもクリスマスは嫌いではない。鶏のから揚げは食べないが、ケーキは食べる。ジングルベルの音楽や、赤鼻のトナカイ、クリスマスイブ、サイレントナイト、クリスマスキャロ...イルミネーション

  • 刻々と迫りくるコロナ包囲網

    ここは田舎で人口密度も低いが、このところ友人知人がコロナに感染する人が増えた。市町村単位での感染者数は発表されなくなったが、県単位で見れば、もう10人に1人を越えて、多分8~9人に1人がすでに感染している。この村でも同じようなものだろう。それにしても、律儀にマスクをしているこの国の住民が、世界で一番感染している状況はどう捉えればいいのだろう。義兄の知り合いはコロナで亡くなったそうだ。ワクチン接種をしていないわが身には怖い話だが、接種している人たちが次々感染しているのも事実だ。自身の免疫力を高めて予防することが最も大事だと思っている。インフルエンザの予防接種もしたことがない。コロナワクチンの危険性について医師グループが接種の中止を求めている、というニュースも聞く。真偽はともかく、『体に異物を入れたくはない』...刻々と迫りくるコロナ包囲網

  • 村の風景 マイランニングロード

    あっという間に時は流れ、どんどん年老いていくわが身。寒さに負けてこたつの虫になっていてはもはやヨボヨボの爺さんになるばかり。前のように鍛えるというのではないけれど、衰えないように維持したい。お気に入りのマイランニングコースがある。背景は北アルプス、白馬連峰。ブドウ園と松川に掛かる朝霧。収穫の終わったリンゴ畑。のどかな山村の風景。今は冬枯れになってしまったけれど、紅葉が美しかった松川渓谷。山田神社。この脇に、今年新しくなったトイレがある。今度使わしてもらおう。メイン道路から外れた、古い集落の向こうに田園地帯が待っている。神社からほとんど水平な道が1キロほど続く。坂ばかりの村で、この平はとても貴重。集落が途切れ、三方を山に囲まれた、我がグランドが現れる。日陰には霜柱。ここからは水田地帯。夏にはホタルの里になる...村の風景マイランニングロード

  • 小春日和の自転車旅 (飯山線と信濃川に沿って)最終章

    雪が来る前にこの自転車旅を完結したいと思っていた。お天気を睨んで今日決行することにした。飯山線と信濃川に沿って北に向かっている。今回は十日町から越後川口、飯山線の終点まで。距離は二十数キロの往復。スタートは十日町道の駅。国道117号線に沿って走る。途中の休憩スポット。信濃川の下流に向かうので、基本的には下り勾配なのだが、微妙にアップダウンがある。多分、本物の自転車乗りではないので、体重の掛け方とか、姿勢とか、いろいろな改良点があるのだろう。けっこうしんどい。青い空、青い川。何も言うことはない。越後川口のインターチェンジまで来た。時はまさに昼時。越後川口の駅周辺には食事処がなかった気がする。そこで、駅は回避してそのまま北上。小千谷のインターチェンジ付近まで行ったが、十日町の道の駅隣の明石の湯にカミさんを待た...小春日和の自転車旅(飯山線と信濃川に沿って)最終章

  • 新しいザック

    十数年ぶりにザックを新調した。容量45リットル。計量テント、小屋泊まりの1泊程度には十分。これまでのザックも使えなくはないが、ポケットのゴムが緩んだきり、役目を果たさない。ペットボトルを入れてもしっかりと保持してくれない。今年83歳で亡くなった義姉を、大日岳、奥大日岳に案内しようと思っていたが果たせなかった。来年このザックを背負って追悼登山をしようと決めている。コロナ騒ぎが始まる少し前、立山三山を案内して、ずいぶん喜んでもらえた。今度は大日、奥大日と決めていたが、慌ただしく旅立ってしまった。自分ももう若くはないし、行ける時に行っておかないと後で後悔する。来年は北の大地と大日、奥大日を最優先しよう。できれば白山も。考え始めると際限がない。旅の夢想は楽しい。新しいザック

  • 新そばの色

    いよいよ信州産の新蕎麦が発売になった。この緑色のきれいなこと。新そばならではのことだ。この新そば、実は今より1~2月の方が熟成して美味しくなるという。ワインと同じで、この時期のそばは、待ちに待っていたという期待感でやはり特別のものだ。喜びの反面困ったことがある。専用の冷凍庫には昨年採れたそば粉のストックがある。それもけっこうたくさん。冷凍庫で保存しているので、さほど劣化が進んではいない。ただ、新そばがでたとなれば、やはり新そばに食指が動く。我慢して古いそば粉を使いきるしかない。妙手を思いつく。そばをどんどん打つ。友人を招いてそば会を開き食べてもらう。古いそば粉とはいえ、十分においしい。これで解決だ。新そばの色

  • やらかしてしまった

    他の方へのコメントを投稿したつもりだった。ところが、なんと自分のブログにアップしてしまった。SBCという地方のラジオ局で”ポンコツぶり”を披露するコーナーがあるが、自分のポンコツぶりにあきれるばかり。その投稿に当のご本人からコメントを頂いたので、言いたいことは伝わったので良しとしよう。さて、爺さんは今月ハーフマラソンを走った。図に乗ったわけではないが、12月には冬のウルトラO_2022*四賀のジオめぐりウルトラオリエンテーリング開催要項エントリーレポート過去の冬のウルトラO冬のウルトラO_2022*四賀のジオめぐりウルトラオリエンテーリング概要・2022年の冬のウルトラは松本市四賀地区で化石/地層などの見所をめぐりながら走ります。・四賀支所をスタートして松本駅にフィニッシュします。(距離25km程度/コー...やらかしてしまった

  • こんばんは。

    この辺りは地元で、見慣れた風景ですが、こうして写真にしてもらうと何かとても素晴らしい風景に思えてきます。このところ後立山連峰が真白くなって、一層厳しい美しさが際立っています。特に朝日が当たる瞬間とか、夕日が落ちてしばらくの残照などえもいわれぬ美しさです。錫杖さんのフットワークの軽さに触発されて、来年こそ未知の北の大地に旅をしたいと思っています。こんばんは。

  • 久しぶりの観劇 前進座創立90周年記念公演 『一万石の恋』

    山田洋次監督と前進座がタッグを組んだ。古典落語の『妾馬』を題材に、長屋の娘に片想いするお殿様の、ちょっぴり切なく、とびきり可笑しい、「恋の不時着」物語。芝居を見に行くのは十数年ぶり。コロナ禍で劇団運営も大変だったと思うが、元気で楽しい舞台を見せてくれただけで感動。この国の貧しい文化予算の中で頑張っている姿は、僕らを励ましてくれるし、この国の政治を変えていかなければ、という思いを一層強くしてくれる。『文化は生命維持装置』といって手厚いケアを直ちに行った文化相がいた国との対比で、この国の無策ぶりあぶりだされた。帰り際、置いてあった募金箱に、貧しい年金生活者の身だが、五百円の募金を入れた。久しぶりの観劇前進座創立90周年記念公演『一万石の恋』

  • 新蕎麦の季節

    友人から電話。『こね鉢があるんだけど、要る?』要らないわけがない。蕎麦会で使うので、たくさんあればその方がいい。持ってきてくれるというので、蕎麦を持って帰ってもらおうと蕎麦を打った。飯山の道の駅で購入した新蕎麦。雪割そば。奇麗なみどり色は新蕎麦ならでは。かおり、しっとり感、この季節ならでは。これが頂いたこね鉢。秘境、秋山郷で作ってもらったという。この次の蕎麦打ちで使ってみよう。家族全員が『『うまい!』と家族全員が大絶賛。さすが新蕎麦。******地元の松川渓谷の紅葉はもう見ごろを過ぎた。我が家の庭は今が見ごろ。小春日和の暖かさの中で、じみじみと秋を楽しんでいる。新蕎麦の季節

  • 城山つつじ公園にプチ登山

    干し柿の皮むきに飽きて、一キロほど離れた城山にプチ登山。もう少し標高が高いところは既に紅葉が進んでいるが、この辺りはこれからだ。キノコは詳しくないので名前はわからない。でも、食べられそうな気はする。木漏れ日が柔らかく暖かい。秋だなあ。僕らが子供だった頃、この村でも養蚕が盛んだった。これは養蚕神社。今年はドングリが豊作のようだ。熊さんも今年はたらふく食べられる。登山道には落ち葉もたくさん。遊歩道は階段が整備されている。山頂には展望台。北アルプス、北信五岳の展望が素晴らしい。ツタの紅葉。飯縄山。毎年元旦に登る。今度は四十三回目になる。二人と出会う。車のナンバーは成田だった。山が好きなんだなあ。距離1.05キロ。標高差108メートル。平地のアスファルトを歩くよりはるかに楽だ。11月13日、ハーフマラソンにエント...城山つつじ公園にプチ登山

  • 三陸のサンマが届いた

    今は埼玉にいる古い山の友達から大船渡直送のサンマが送られてきた。毎年のことだが、サンマ大好きの僕にはとてもうれしい。さっそく友人たちにも、大根を付けておすそ分けした。説明書きによると、近年の不良に加えて、今年のサンマは小ぶりだそうで、確かに例年の三割り方小さい。それでも、新鮮なサンマを焼いて食べるとうまいことこの上なし。大根おろしを添えて秋の味を堪能した。さんまさんまさんま苦いかしょっぱいか・・・今宵はガスで焼いたが、明るい時間帯に炭火で焼いて食べよう。友よ、ありがとう。ところで、大根だが、色々な人が今年は上手くできなかったという。我が家は、大根は良好だが、白菜はハズレ。種を播いた割に芽が出なかった。気候がおかしくなっているのだろうか。秋の味覚を味わうとともに、冬の味覚の準備も忙しい。干し柿造りを始めた。...三陸のサンマが届いた

  • 少しずつ 緩やかに 十月の蕎麦会

    月に一度の蕎麦会の日。三年半くらい続いている。何度も何度も同じ失敗を繰り返しながら、それでも、少しずつ緩やかに皆さん腕を上げてきました。同じ量の水を加えるのですが、人によって蕎麦粉の状態が全く違うのにはびっくりです。これまでは高山製粉の『八ヶ岳』という粉を使っていたのですが、今回は『縄文』という挽きぐるみの粉を使ってみました。やや粗挽きの粉も交じって、田舎蕎麦風の蕎麦になります。『次、どうやるんだっけ?』相変わらず、そんな声も飛んでくるのですが、手延しで丸くならなかったり、角出しで四角にならなかったのが、丸に近くなったり、四角っぽくなってきました。本当にゆっくり、それでも少しずつ上達しているのです。『なんでそんなことができないの!』と家では絶対言うとカミさんに言われながらゆる~く、ゆる~くと自分に言い聞か...少しずつ緩やかに十月の蕎麦会

  • 物価高が凶暴に襲い掛かる

    西に傾いた太陽が弱弱しい斜光線を東の山々に届ける。これは沈みゆく日本経済を象徴しているのか。後立山連峰は右の白馬岳山頂付近だけが冠雪している。空きがどんどん深まっていく。庶民の生活はどんどん苦しくなって懐も冬に向かっている。色々な考え方がある。北や西の独裁国家と対抗するために大軍拡が必要だという。さぞや軍需産業は大喜びするだろう。泣くのはいつも庶民だ。国を守るというのはここで暮らす人々の生活を守ることが第一義ではないのか。この経済的な生活苦を何とかすることこそ今必要なのではないか。消費税を無くすか、無理なら大幅に引き下げること。世界でも特異な金利政策を考え直すこと。そんなことを考える。いつも取り寄せているコーヒーの生豆も輸入品だから、円安の影響を受けてずいぶん値上がりした。その時の気分で取り寄せる豆は違う...物価高が凶暴に襲い掛かる

  • 思えば遠くへ来たもんだ 甲州街道 高尾~府中

    多分、甲州街道を歩き始めたのは2,017年の年末か2018年の年始めの頃。北国街道を手始めに、中山道、東海道を歩き終えた後だ。信州の下諏訪から日本橋を目指して歩き続け、甲州の山梨、相模の神奈川、そして前回小仏峠を越えて高尾駅まで到達した。今回は高尾駅から府中まで二十数キロ。日本橋までの五十キロの約半分。下諏訪の駅前に車を停め、各駅停車6:21発高尾行に乗る。歩き続けた街道筋を見ながら、あんなことがあったな、こんなこともあったなと、懐かしさがこみ上げる。前回は6月、その前はもう3年半も前。水害や、コロナ騒ぎで思うように出かけられなかった。高尾には9:23分の到着予定だったが、人身事故があったとかで、大月の辺りから停車する時間が長くなった。到着は10時少し前。気持ちの整理と出発の心の準備のため、隣のカフェに入...思えば遠くへ来たもんだ甲州街道高尾~府中

  • 岩菅山・裏岩菅山~亡き義姉を偲んで

    七月の末、いつも一緒に山に出かけた義姉が天国に旅立った。あまりに突然で、言葉が出なかった。その一週間ほど前、もう永くないと語る姉の口調はもう覚悟を決めた人のもので、実に立派だった。享年八十三歳。形見として、二十数年ザックに入れていたお守り(現金が入っていた)を頂いた。これからは、私がこれをザックに入れて歩くことになる。山の日の前日、山の日は混むことが予想されたので、義姉とも登ったことがある岩菅山(標高2,295)に追悼登山をすることにした。かみさんも岩菅山には登ったが、裏岩菅までは行ったことがない。これを機会に裏岩菅まで足を延ばすことにした。登山口には県外ナンバーの車が七~八台停まっていた。日本二百名山だけのことはある。大体登山開始時間は六時くらいが一般的だと思うが、私たちは一時間遅れの七時から。同じ志賀...岩菅山・裏岩菅山~亡き義姉を偲んで

  • 我が家にも『文明』がやって来た

    異常気象が常態化して、すでに異常ではなくなっている。信州の田舎でも35度越えも珍しくは無くなった。獰猛な熱波が容赦なく襲い掛かる。朝夕はかなりしのぎ易く、窓を開ければさわやかな風が入る。リタイア組の老夫婦は、昼間自宅にいることも多い。この昼間の暑さ対策に、遮熱カーテンや扇風機などを使ってきた。それでもしのげないことはないのだが、昨年二回もかみさんが熱中症らしきものになった。それに、この夏に、四歳の孫が一週間ほど千葉から泊まりに来る。この機会に、エアコンを付けようと決意し、先日設置した。等々、わが家にも『文明』がやって来た。試運転したきり、まだ使用していない。脅威から身を守る為の、最後のシェルター。言ってみれば保険のようなもの。便利さに慣れたくはない。そんな反骨精神は無くしていない。我が家にも『文明』がやって来た

  • 筋属疲労

    日航ジャンボが群馬県の山中に墜落したのは36年前。その時、『金属疲労』という言葉を初めて聞いた。金属も疲れるのか。長年働いた人が『勤続疲労』、という言葉も流行った気がする。私は2月から毎日1万歩以上歩くことを自らに課していた。更に、朝夕にスクワット、腕立て伏せを60回ずつやっていた。毎日ではないけれど、ランニングもしていた。だが、脚の痺れや、痛みが取れない。5キロの仮想レースをした。タイム27分40秒。齢70にして、これは速いのか、それとも遅いのか。ここで一区切りつけることにした。毎日の歩数を7千歩とした。スクワットや腕立ては囲日に1日に60回に減らした。あちこちの筋肉が悲鳴を上げているのかもしれない。『筋属疲労』そうはいっても、秋には『10キロ1時間を切る』を目標に掲げてしまった。数年前、ハーフマラソン...筋属疲労

  • 美の競演

    梅雨が明けたような天気が続く。山に出かけたいけれど、諸々の事情で全くの遊びモードにはなれない。そこで短い時間で登れる笠岳をチョイス。標高1900m付近まで車で行かれる。半そでシャツでは寒いくらい。登山道の笹は刈り払われていた。急な階段が続く。その名もゆかしいツマトリソウ。少しごっついゴゼンタチバナ。葉がつやつや、イワカガミ。ついでに収穫、ネマガリダケ。山頂直下の岩場。山頂。東京、千葉、新潟など各地からの登山者。笠岳(2076m)は日本300名山。大好きな岩菅、裏岩菅。横手山。浅間山。火打山。山頂に、二本300名山の標識と、山岳展望図が欲しい。登山口には公衆トイレを、という声を上げているところだ。白花のイワカガミ。珍しい。マイヅルソウ。美の競演。短い時間だったが、花々を楽しむことが出来た。昼食は温泉で天ぷら...美の競演

  • 御開帳で賑わう善光寺の裏山はとても静かだった

    七年に一度の善光寺御開帳は、コロナ禍の密を避けるため、六月の終わりころまで延長されている。聞くところによると、結構賑わっているらしい。その蜜を避けて、裏山の地附山に登った。一時間くらいで登れる標高七百三十三メートルの山。東急でお弁当を買っていくことになった。四階の立体駐車場から階段を降りて一階まで歩くのが大変だった。脚が痺れて、あまり感覚がない。かみさんの後をついていくのがやっとだった。MRIは撮ってないが、脊柱管狭窄症なのだと思う。典型的な間欠跛行の症状だから。そんな状態で麓の駐車場に着いた。この山は昭和六十年に大規模な地滑り災害が起き、大きな犠牲者が出た。この神社はずいぶん由緒があるようだ。現金なもので、山道になると脚は何の問題もなく歩ける。『俺たちゃ街には住めないからに』ということなのだろう。これま...御開帳で賑わう善光寺の裏山はとても静かだった

  • 相模から江戸へ 甲州街道の旅

    一昨年の一月、甲州から相模(現代では山梨から神奈川ですね)の相模湖駅まで歩いた。その後、江戸との境目、小仏峠越えは、大雨の影響で通行止めとなっており、街道歩きは中断していた。そこにコロナ騒ぎが重なり、二年以上足止めを喰らってしまった。次第に馬齢を重ねるうちに、歩き切れないまま終わってしまうのも悔しい。意を決して小仏峠越えを決行した。深夜割引の効く午前四時前に高速に乗った。相模湖駅前八時頃到着。古い街道筋と国道二十号線をしばらく歩いた後、その名も美女谷方面の山に入っていく。高速道路の拡張工事が行われていた。車道を離れ、いよいよ本格的な山登りの道。細い道だが、かつての旅人はここを歩いていたのだと思うと感慨深い。重層的な時間を旅しているような気がする。峠の頂上に出た。ここは交差点になっていて、高尾山、景信山、相...相模から江戸へ甲州街道の旅

  • 抒情派爺さん

    黒百合に続いて、待望のニッコウキスゲが咲いた。背景には白樺。これはまさに、高原の風情ではないか。歳とともに、益々抒情派爺さんになって来ているようだ。堀辰雄や立原道造の愛した軽井沢の追分あたりを思い描ける庭を作りたいものだ。五月下旬の田園風景。我家から三キロ程度、バイクでここに来る。もう田植えが済んだところと、これから田植えをする準備中のところと、そばのリンゴ畑での摘果作業の中、三方を山に囲まれたこの地で軽いランニング。田んぼの中の未舗装の道を走るのが楽しい。多分、脊柱管狭窄症の影響で、脚にしびれが出て、感覚がなくなることもあるが、そんな時は休みながらでも走る。この場所はお気に入りの、専用トレーニング場。扇状地で、坂ばかりの村だが、一キロ以上の横道がほぼ水平に走っている。この田園風景の中で走りながら、何かが回復し...抒情派爺さん

  • 黒百合の花が咲き 季節は移ろう

    白樺にもたれるはいとし乙女か黒百合の花を胸にいだいてアルプスの黒百合心ときめくよなつかしの岳人やさしかの君庭に黒百合が今年も咲いた。もう大分前のことで、どこで入手したのか忘れてしまった。毎年庭の片隅で、一~二本弱弱しく咲いていたが、土造りが効いたのか、今年は数本が見事な花を付けた。岳人の歌の二番に歌われているように、黒百合と白樺は特別なのだ。その名前を聞くだけで、さわやかな高原の風景が目に浮かぶ。季節は花や木の変化で感じ取れる。田舎暮らしの最高の贅沢。庭から見える北アルプスや北信五岳に沈む夕日の位置からも、季節の移り変わりが感じられる。冬至の頃夕日は穂高連峰に沈んでいった。それがだんだん北に移っていき、爺ヶ岳、鹿島槍、五竜岳、唐松岳、白馬連峰を過ぎて、今では戸隠連峰を通り過ぎようとしている。季節の過ぎるのがあま...黒百合の花が咲き季節は移ろう

  • わすれなぐさ

    我が家の庭にわすれなぐさがたくさん咲いた。花など愛でる柄ではないと言われるかもしれないが、青いこの花が好きだ。以前は別の場所に植えてあったが小さな株でしか咲かなかった。土を改良し植え替えたら一面のわすれなぐさの群落になった。もう半世紀以上も前、僕らの中学校の修学旅行は東京、神奈川だった。色々な思い出はあるが、中でも忘れられないのははとバスのガイドさん。松原智恵子さんの若いころをもっと透明にしたような、「こんなキレイな人がこの世に居るのか」と田舎の中学生は思った。儚さと透明さを併せ持ったとしか、他に言い表しようがない。このガイドさんが夜の銀座のネオン街を走りながら歌ってくれたのが「わすれなぐさをあなたに」だった。1963年の歌だから、まだ倍賞千恵子さんや菅原洋一さんがカバーする前だ。ブォーチェ・アンジェリカという...わすれなぐさ

  • 古き良き山歩きの時代 五月の飯縄山

    下山途中、登ってきた登山者の方に道を譲るため端に寄ると、その登山者の方に「早く来いって言ってんだろ!」と、いきなり怒鳴られる。は??いつ来いって言った??ってなりながら横を通過する。登山は登り優先という認識だったので、なぜこんなこと言われるのか??四月末に飯縄山に登った登った登山者の方が、YAMAPにこんな記事を書いていた。僕等は、山に登るのはみんないい人で、顔見知りではないけれど、仲間意識というような気持ちを抱いていた。今はもう、それは古き良き時代の遺物なのだろうか。その飯縄山に登ってきた。残雪の山頂遠望。双耳峰の釣り尾根。一メートル程の積雪。日本百名山、高妻山。右奥が乙妻山。貴婦人、妙高山。白馬三山。今年は久しぶりに行ってみようかな。大型連休中のこともあり、大型駐車場も満杯。やっと駐車できた。老若男女、色々...古き良き山歩きの時代五月の飯縄山

  • 月日は百代の過客にして

    もう四月も終わるのか。庭の芽吹いた若葉を眺めながら、しみじみと思う。老人のように(老人だけど)。背中丸めて、お茶など啜ってはいないけれど。庭のリンゴの花が満開。さすがバラ科。自然の摂理とはいえ、この美しい花があっと言う間に散ってしまう。桜に劣らないほど儚く。月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也季節も容赦なく進んでいき、人もいつか去り、自分もまた何者か分からないまま霞のかなたを彷徨っていたりする。そして、ふと、そういえばあの人最近どうしているのだろうと思ったりする。素庵さん。時たま施設に出向いて蕎麦打ちをして入所者の方に手打ちそばを振舞っていた。そんな様子を、ブログに綴っていた。が、最近音沙汰がない。元気でいらっしゃるのだろうか、と、ふと気に掛かったりする。蕎麦を打つか。とびきり丁寧に、思いを込めて。蕎麦は何...月日は百代の過客にして

  • あっと言う間に春は過行く

    しだれ桜の里と呼ばれるこの村にも次々と桜が咲き、ちょっと遅れ気味に咲く黒部のエドヒガン桜も満開になった。樹齢五百年以上と言われるから、戦国時代からこの地で生き続けているのだろう。大樹の下に立つととても安らぎを感じる。一方若木の新緑もまたいい。庭の木々が一斉に芽を吹いた。みずみずしい命に輝き。足元には翁草。プーチンの戦争が速く終わることを願いながら、平和この上ない田舎暮らしを楽しんでいる。あっと言う間に春は過行く

  • 記録が途切れるという事

    二月一日から続けていた一日一万歩以上の記録が昨日途切れた。義兄の心臓手術からの復帰で、少し遠くまでお見舞いに行ったので、帰りが夕方になった。その後、八千二百歩ほど歩いたが、一万歩には届かなかった。その他、朝晩に腕立て伏せとスクワットを六十回づつやっていたが、晩の分は回避。この記録も途切れた。佐々木朗希投手の、二度目の完全試合目前の交替で、記録の強制終了。球界の宝の肩を守る為、という苦渋の決断。目先の利益だけでなく、もっと先を見据えているのだなと、目を開かれる思い。タイガースにも、もっと学んで見習って欲しい。金本や鳥谷の連続試合出場の記録も、途切れた時には非常に残念だったが、そもそも記録にこだわることに何ほどの意味があるのだろう?自分の場合は自己満足にすぎない。そういうものからもっと精神は自由になるほうがいい。冬...記録が途切れるという事

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