私は仙台で生まれ育って24歳まで住んでいました。青葉城跡へは何十回も登り眺望を楽しみました。天気の良い時は太平洋まで見えるのです。そして『荒城の月』という歌を口ずさみました。春高楼の花の宴めぐる盃さかずきかげさして千代の松が枝わけいでしむかしの光いまいずこ秋陣営の霜の色鳴きゆく雁かりの数見せて植るつるぎに照りそいしむかしの光いまいずこいま荒城のよわの月替わらぬ光たがためぞ垣に残るはただかづら松に歌うはただあらし天上影は替わらねど栄枯えいこは移る世の姿写さんとてか今もなお嗚呼荒城のよわの月(土井晩翠作詞・瀧廉太郎作曲)懐かしい青葉城跡にある伊達政宗の写真をお送り致します。「故郷の仙台の青葉城跡と『荒城の月』」