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  • ある訪問

    ◇ある訪問◇暑くなる季節を日本でどうしてる動物園に行ってみようかある訪問

  • なつかしその日

    ◇なつかしその日◇よみがえる憶い出いくつか真夜ちかく追憶の曲吹き終えしあと*オカリナの練習をしている。真夜中ちかくは小さな音で。スペイン民謡「追憶」の日本語の歌詞の最後は「ああ、なつかその日」。吹き終えると、ほんとうに憶い出が浮かんでは消える。いい憶い出ばかり・・・。なつかしその日

  • 心の暇

    ◇心の暇◇常に暇なれど心に暇なくて一年あまり孫にも会えず*暇なのに心ばかりがせいて、一年あまり初孫の顔さえ見に行っていない。心の暇

  • 診断結果

    ◇診断結果◇「加齢です」それは認識してるけど不満いくばく医者の診断*ちょっとした不調や痛みは、つい医者に行くのをひかえてしまう。「それは加齢によるものだから仕方がないよ」とつけ加えるに違いない医者の診断が、予測されてしまうからである。診断結果

  • ある仕事

    ◇ある仕事◇椅子に座し人の流れを見つめおり仕事も我には座禅の修行*ホールの奥まったところでの受付と監視、何年もやってきた我がなりわいである。姿勢をととのえればそのまま楽しい座禅の修行にもなる。そう、やった人にしかわからない楽しさが、座禅にはある。ある仕事

  • 読書の時機

    ◇読書の時機◇中年を過ぎての読書あれほどに読みごんだのに残れるはわずか*今も、本を読むことは楽しい。だが、何らかの影響がどれくらい今後に残るかは、はなはだ心許ない。かなり読みごんだつもりの本さえ、中年を過ぎてからのものは、中身を思い出そうとすると、うっすらとした印象しか残っていないのだ。読書の時機

  • 衣替え

    ◇衣替え◇雨なれど予定どおりの衣替えきょうより薄手のユニフォームとせり*地球温暖化の傾向、二週間予定を早め、夏もののユニフォームで出勤することにした。あいにくの雨もようだが、気温は高め、いいあんばいである。衣替え

  • ある90歳

    ◇ある90歳◇言われなきゃ分からぬいちばんの吹きては九十(歳)オカリナの会*その人が九十歳であるとはとても思えない。容姿かっこうだけでなく、その人の吹くオカリナの音のイキイキとして、艶のあることが、はるかに若い会員の誰よりも、若々しい。そんなNさんの誕生祝い(卒寿の祝い)を、今日はさせてもらった。ある90歳

  • 白湯(さゆ)

    ◇白湯(さゆ)◇起きてまず最初の一杯寝る前に最後の一杯白湯との付き合い白湯(さゆ)

  • 暑さの連休

    ◇暑さの連休◇鎌倉期宮廷世界を渉猟す暑さの連休「とはずがたり」で*30°にせまる暑さの五月連休。迷い込んだのは、鎌倉時代の宮廷世界のどろどろを描いた「とはずがたり」。現代語訳が各社から出ている。読む人もまれなのか、美本の古書が安く手に入る。暑さの連休

  • また少し

    ◇また少し◇また少し映画が見づらくなりにけり戻りつつあるかレーシックの効果*二十年前のレーシック手術の効果も、永遠のものではなかったらしい。映画を観るのにまたメガネが必要になってきている。また少し

  • おはよう!

    ◇おはよう!◇おはよう!とあいさつくれる母娘いて笑顔になれる通園の道*こちらは早朝の勤務を終えた帰り道。園にむかう母娘が笑顔であいさつしてくれる。たがいに近道となる細い道である。娘の方はすれ違いざまに手まで振ってくれる。こちらも自然に笑顔に。いい一日になりそうな予感がする。おはよう!

  • 差し入れ

    ◇差し入れ◇休憩にアイスクリーム配られて夏日の交流ウォーキングの会*夏日になってしまったウォーキングの会。休憩場所でだれかがアイスクリームを差し入れてくれて交流の場となる。楽しく歩こうというウォーキングクラブの活動日の一コマである。差し入れ

  • 深川にて

    ◇深川にて◇あさり飯食わせる店の紺のれんバックに名残りの花びら舞えり*隅田川沿いの街、深川を散策してきた。戦災で焼け尽くされてしまった街だが、思いがけないところにうっすらと古い情緒が感じられたりする。名物のあさり飯を食わせる店がそちこちにある。そのうちの一軒、玄関先の大きな紺のれんの前を、終わりちかい桜の花びらが流れていった。戦前の街の幻影を見るかのようであった。深川にて

  • 変わり目

    ◇変わり目◇雨が降り気温が下がり満開も少し遅れて季節の変わり目*天気がパッとしない。画面を見ると、満開を待ちきれない人たちが、傘をさしながら花見に出ている。季節の変わり目の風景である。変わり目

  • ある悲劇

    ◇ある悲劇◇人類が作った毒に人類がやられていくのか原爆の悲劇原爆を作ってしまった男、オッペンハイマーの映画が公開されようとしている。見ておこうと思う。ある悲劇

  • ある悔い

    ◇ある悔い◇頼りすぎ、人を便利に使いすぎ大谷選手が悔やむべきこと*大谷選手が金銭トラブルに巻き込まれている。信頼を裏切った相手が悪いのはもちろんだが、大谷選手にも反省すべき点がなかったとは言えまい。赤の他人を信じすぎた〈人の良さ〉が禍根を招いてしまったようにも思える。ある悔い

  • 年金は

    ◇年金は◇年金は当てにするなと政府から言われるごとしNISAのススメ*一生懸命働いたら、老後は年金でゆっくりお過ごし下さい、などという敬老の精神はとっくに捨て去った我らの政府である。とにかく各自金を貯めろということらしい。NISAという仕組みを利用して得られた利益には税金を免除してやるぞよ、というのである。政府が積極的に何かをしてくれる訳ではなく、税金は取らないよというだけの話であった。年金は

  • 「老人と海」

    ◇「老人と海」◇歳かさねいっそう分かるヘミングウェイぶつぶつ対話の「老人と海」*小さな釣り舟でひとり海に出た老人は、終始ぶつぶつ対話をしている。その相手は釣りあげようとしている巨大なカジキであったり、それを狙うサメであったり。また小舟に休みにくる海鳥であったり、今日は着いてこなかった少年であったり、はたまた自分の手のひらであったりする。一人でいても、たたかっていれば孤独ではない。豊穣(ほうじょう)な時間を過ごしているとさえ言える。そう思わせてくれる再読であった。「老人と海」

  • 一人祝杯

    ◇一人祝杯◇勝ち負けはどうでも良しのボウリングされど一勝したゆえ祝杯!*健康ボウリングの会に参加している。楽しく転がせればそれで充分なのだが、勝ってしまったので、それはそれでいいことなので、一人ビールで乾杯した。一人祝杯

  • 免疫力

    ◇免疫力◇免疫力まだ衰えぬか今年また発症したる花粉症かな*歳とともに花粉症は軽くなる、それは免疫力が低下し体が反応しなくなるからである、という説を聞いたことがある。あの説は何だったのか。今年は例年よりもひどく発症している。免疫力

  • 首すじ

    ◇首すじ◇これが我が首すじかよと知らぬ間にスマホで撮られし写真におどろく*スマホが出現して、誰もが片手で気軽に写真を撮る時代になった。集合写真は並んで「はい、チーズ」ではなく、いつのまにか誰かが撮った会食場面などが、それであったりする。撮影者のそばにいたばかりに、自分の老いたる首すじがこれでもかとばかりに強調された1枚にはまいった。男だって多少なりとも若々しく撮られていたい!首すじ

  • 蹇蹇録(けんけんろく)

    ◇蹇蹇録◇蹇蹇録(けんけんろく)

  • 小国の運命

    ◇小国の運命◇アメリカのあと押しなくば小国は呑まれゆくのみあの大国に*大蛇ににらまれ呑みこまれる寸前のカエル、それがウクライナの現状だ。最大の後ろ盾であったアメリカからは武器の供与がとだえている。周辺諸国もワイワイ論じてはいるが有効な手立てを打とうとしない。口にする人はいないが、このままでは小国がどのようになるかは、だれもが知っている。小国の運命

  • 雑然も

    ◇雑然も◇整然は良し雑然もまた良しと思うこととすこの誕生日より*この誕生日を契機に、世のなかの動きと逆行するようだが、整然にこだわらないことにした。どの部屋も本や紙類で雑然としているが、居心地が悪いわけではない。自分にとってストレスを感じない生き方が、いい生き方なのだと思うことにしよう。雑然も

  • 春一番

    ◇春一番◇雪積もらぬスキー場あり温暖化すすみゆくなか春一番吹く*一年中でいちばん寒い季節であるはずなのに、四月の陽気。今シーズン雪の積もらぬスキー場があったことが伝えられるなか、風ばかりが強い日だった。地球温暖化のなかの、春一番である。春一番

  • 人生・歯

    ◇人生・歯◇人生の成功は何分からねど今残れる歯二十九本*年に三、四回歯医者に通っている。健診がてら歯の掃除をしてもらう。治療あとの残る歯も多いが、まだ自分の歯が二十九本残っている。親に感謝しないと、と先生に言われた。人生・歯

  • 都会の雪

    ◇都会の雪◇街中の雪景色もよし雪かきの心配なければさらによけれど*雪化粧とはよく言ったもので、街中の景色も一変する。利益に税金がかかってくるように、いい景観を味わうために雪かきの心配をしなければならない。都会の雪

  • 角田光代訳

    ◇角田光代訳◇晶子訳、寂聴訳に光代訳加わり源氏が身近の人に*源氏物語の現代語訳では、与謝野晶子や瀬戸内寂聴のものがよく読まれてきたようである。近年これに直木賞作家・角田光代さんの訳が加わった。角田光代訳

  • クルマの床に

    ◇クルマの床に◇車検終え戻りしクルマに担当の名刺落ちいて昇進するらし*車検を終えたクルマに、なぜ担当が昇進の挨拶のないまま、一枚の名刺を落としていったのか、意味不明てあるがそんなことがあった。クルマの床に

  • 水性ボールペン

    ◇水性ボールペン◇気持ちよく書ける水性ボールペンありて安泰10年日記*ボールペンも進化しているのであろう、今まで使っていたのと同じものが店頭にないことがある。一行五ミリ巾の十年日記に、同じ調子で書き続けたい。今回いいものが見つかったので一本多めに買っておいた。水性ボールペン

  • 遠方より

    ◇遠方より◇遠方の友来るという覚悟きめやるほかはなしわが家の片付け*散らかり放題のわが家。居心地はいいのだが人には見せたくない光景。意を決して片づけ開始。あと四、五日でどう変わるか。遠方より

  • 寒いね

    ◇寒いね◇「おはよう」に付けて一言「寒いね」がまた出てしまえり今朝の寒さに*出がけに集合住宅の管理人さんとあいさつを交わす。付け加える一言が、前日と同じであったと苦笑すると、管理人さんも苦笑の意味を察して笑ってくれたりする。いい管理人さんである。寒いね

  • 大地震で始まる

    ◇大地震で始まる◇能登半島揺れて惨状報じらる遠く離れた地での正月*令和六年は能登半島の大地震で始まったと後世に記憶されるであろう。壊滅状態の街々、分断された道路、援助物資が届かない避難所、何もかもが悲惨を伝えている。遠く離れた地で心を痛めながらの正月である。大地震で始まる

  • 貫く

    ◇貫く◇テレビなく年越しすればせわしくもめでたくもなしひとりの正月*大晦日の紅白も様変わり、若者たちが騒いでいるだけで、いっこうに面白くない。正月の番組も、前年に撮りだめしておいたものばかり、見る気にもなれない。結局いつものように本を読んだり、ちっとも片づかない片づけものをしたり、多少ものを書いたり考えごとをしたりしているうちに時が、過ぎ去る。いつものように。貫く

  • タブレット

    ◇タブレット◇認知症検査も今はタブレットハードル増えた免許更新*高齢者が車に乗るためには、避けて通れない認知症検査。以前は紙芝居のように、みんなで一つの絵を見ていたが、今回は各人のタブレットに絵が写し出される。早めに合格点に達した者はOKを意味する表示が出て、そのまま帰っていいシステム。いまやこのタブレットを使えるかどうかさえ、検査の一環であるのに違いない。タブレット

  • 今をおいて

    ◇今をおいて◇今をおいていつ楽しむのかというとごとくボウリングの友逝きてしまえり*毎週その姿を見せていた、ボウリングの友の死が伝えられた。心筋梗塞による急死だったという。まこと、明日という日はあるかどうか分からないのだ。今を楽しまずして、いつ楽しむというのだ。今をおいて

  • 反転ならずらは

    ◇反転ならず◇ウクライナの反転ならず予期せざる中東の戦闘が支援細らす*イスラエルのガザ地区侵攻が始まってから、欧米の注目も援助もそちらへ向かい、ロシアへの反転攻勢を狙うウクライナは心細く思ている。反転ならずらは

  • それぞれの幸福

    ◇それぞれの幸福◇大谷は一千億越えこたつにてそのニュース見る我の幸福大谷投手が一千億円で、ドジャーズに移ることになったということであるそのニュースを自分はこたつに入って、テレビで見ている天才の幸福、凡人の幸福、それぞれであるそれぞれの幸福

  • 同じ地上で

    ◇同じ地上で◇地上では戦乱絶えずされど吾はコタツでテレビ同じ地上で地上では、いつの時代にも戦乱と平和が同居しているいまは平和を満喫しているこの国も、二つの原爆でとどめをさされるまでは、誤った指導者たちによって多くの国民が死地に赴いたのであるこの国が平和を享受するようになってから78年、いつまでも続いてもらいたいと、切におもう同じ地上で

  • あと一ヵ月

    ◇あと一ヵ月◇コロナ禍の三年ののちことしこそと意気込みたれどあと一ヵ月なりコロナ禍も落ち着きを見せ今年こそは何かできそうな気がしたものの気がついてみればあと一ヵ月右往左往しながらだった一年になりそうであるあと一ヵ月

  • ある宿題

    ◇ある宿題◇宿題に向かうがごとく「読まねば」のコーナーにある一冊手にとる読むつもりで買った本が、そのままになってしまうことがあるいつかは読むつもりで、ひそかに「読まねば」と名づけたコーナーに置く時満ちて、そのうちの一冊に「読んで!」と要求されることがあるそんなとき、手に取って読み出すと、今が読みどきだったのかもしれない、などと思わされたりするある宿題

  • 週あけ

    ◇週あけ◇寒けれど晴れて風なく何事もなく過ぎそうな週明け月曜週あけ、出勤の途上寒気もほどほどで気持ちのいい朝であるいい一週間になるといいそんな気持ちで、歩を進める週あけ

  • おとこ気

    ◇おとこ気◇おとこ気で司会引き受けもたつきに非難ごうごう男はつらし間もなくオカリナのコンサートいきおいで司会を引き受けてしまった慣れない司会に避難ごうごうでも、やるっきゃない!寅さんならずとも、男はつらい!おとこ気

  • 流れる

    ◇流れる◇晩秋の土用のうなぎの約束も不幸近づき流れる年代老親の世話、さらには不幸それらと隣りあわせの年代たまには食事でもと約束をしても、流れてしまうかもしれない年代それを想定内のこととして、許容し合っている我らの年代!流れる

  • 盛りは過ぎて

    ◇盛りは過ぎて◇霜月の盛り過ぎたるコスモスのはたけ静かにわが影ながしコスモスが満開だと報じられてから、だいぶ経ってしまった天気がいいので、その公園に行ってみる盛りの過ぎたコスモスばたけは、人影もまばらである初冬の日差しは昼間だというのに、わが影を長く伸ばしているそれぞれの季節に、それぞれの味わいがある人生の季節にも・・・盛りは過ぎて

  • お世話役

    ◇お世話役◇容赦なく順番に来るお世話役これから一年マンションの理事高齢化が進むのはマンションとて同じである年寄りとて動ければ免除などしてくれないこれから一年、みんなのお世話役であるお世話役

  • うなぎの日

    ◇うなぎの日◇友情のあかしのように食いにいく土用の丑のあたりのうなぎ四季おりおりに土用の丑の日はある夏が有名だが、まもなく今年最後のその日のあたり冬を越すエネルギーの補充を兼ねて、友人をさそってみることにしよううなぎの日

  • 怪物熊の最後

    ◇怪物熊の最後◇怪物と呼ばれし熊の知らぬ間に撃たれてさばかれ人々の胃に北海道庁はその熊を仕留めんと必死だった四年間に65頭もの牛が被害にあっていたからである真夜中に牛を襲ってむさぼり食い、明け方にはこつぜんと姿を消してしまうのであった北海道のひ熊は山菜や木の実を常食とし、肉食ではないのだというところがそのひ熊はある時に肉の味を覚え、放牧牛を襲うようになったらしいoso18(オソベツの前足巾18㎝の熊)と固有名詞までもらって指名手配されていたその熊は、依頼を受けていた猟師たちではなく地元の町の一職員の手で撃たれ、その熊とは知られず食肉業者の手に渡りすぐに解体されてしまった食肉業者は何十軒ものお得意先に肉のかたまりを送ったであろう。さらにそれは薄く切られ何百人もの胃袋を満足させたのに違いない念のため取っておい...怪物熊の最後

  • 好かん

    ◇好かん◇言い合いは好かんケンカもしたくないましてや論外戦争などはすべての人と仲良くすることは、できないかもしれぬだがケンカをしないことは、できると思う個人と個人、国と国、相手を従わせようとしたり、支配しようとしたりしなければ、ケンカも戦争も避けられるのではないかたった一度しかない人生を生きている我らおだやかで楽しく過ごしたい好かん

  • やっと

    ◇やっと◇あの暑さ何だったのかかんな月十日に至りやっと来し秋長かった日中の三十度越えの日々ぶっ壊れかけているとしか思えないこの地球にも、やっと秋らしさが感じられるようになったタオルケット一枚では、さすがに夜をこせず、用意しておいた薄がけ布団にくるまって寝たやっと

  • 遠雷

    ◇遠雷◇遠雷のごとく響きて本読めと言わるるままに向かう古書店(本稿、未完)遠雷

  • 歌ってもらう

    ◇楽しさを◇楽しさをいかに伝えんオカリナと指名ありたる小音楽会◇歌ってもらう◇オカリナの楽しさ伝えるそのために歌ってもらうかオカリナに合わせさまざまの楽器のサークルが集う小音楽会に、わがオカリナのサークルにお声がかかった出演するいじょうは、オカリナの楽しさを伝えたいオカリナの演奏に合わせて、お客さんに合唱してもらうのはどうか、などと考えている歌ってもらう

  • やっと秋

    ◇やっと秋◇ながつきも下旬になりて待ちかねた心も知らずやっと来し秋くるいはじめた地球九月だというのに、中旬に入っても猛暑日がつづきまもなく十月というころ、やっと朝晩はひんやりとした空気か感じられるようになったしかしまたしばらくすると、ぶり返しがあるとのことである日本人の季節感はだいじょうぶか俳句の世界、歳時記の記述はもちこたえられるか気になるところであるやっと秋

  • 予定重複

    ◇予定重複◇年末のつらき恒例重なりし予定のひとつを消す二重線ふだんはスカスカの予定表だが、秋の終わりから年末にかけて急にカレンダーがたて混んでくるときには大切な予定が二つ同じ時間帯に重なってしまう。泣きたい思いで一方を消さざるをえないこともおこる年末近くになると市のオーケストラが第九を聴かせてくれる自分にとっては、大晦日と正月が目前に近づいたことを教えてくれる大事な節目にもなっているその第九が聴けるかどうか今年はあやうい二十年ぶりのだいじな集まりとぶつかりそうなのである予定重複

  • 拾う神

    ◇拾う神◇拾う神ありて閉店せし店のあとにまた建つ別のコンビニ住んでいる集合住宅のとなりにあったコンビニSがなくなったときは、夜になると街の灯がいっきに消えたような寂しさであったコンビニあとの敷地は整地され、後には小さなマンションでも建つのであろうかとうわさされもしたまもなくそこにはコンビニFが出店することが伝えられた「捨てる神あれば拾う神あり」のようなことが、その土地についてあったのかなどと、想像をかきたてられるが、そんなことはどうでもいい建物はたちあがり、看板もはめ込まれ、駐車場にはピッカピカの白い線も引かれた街の灯がまたともる日も、まもなくであろう拾う神

  • ジェンダー問題

    ◇ジェンダー問題◇プログラムに男女を持ち込む意味あるのかみついてみたオカリナの会(本稿、未完)ジェンダー問題

  • 猛暑日の秋

    ◇猛暑日の秋◇人類の引きおこしたる温暖化その結果なる猛暑日の秋イギリスの産業革命は人類の文明を一段高次の世界に推し進めたが、それはまた地球温暖化のきっかけでもあったこのときいらい、地球を包む大気は上昇の一途をたどっているその結果として、世界各地での異常気象が伝えられ、わが国でも毎年のように豪雨による河川の氾濫、土砂崩れの被害が報じらられらている9月に入っても納まらない猛暑日なども、地球温暖化による異常気象の一つといっていいであろう猛暑日の秋

  • あとで効いてくる

    ◇効いてくる◇駆け回る炎天下では元気でも日陰に入って倒れる子のあり炎天下の校庭で駆け回っているとき子どもたちの脳はすでにダメージを受けていたりする先日も、教室に戻ってからバッタリ倒れ、そのまま死にいたってしまった小学校での事件が報じられていた頭の中に危険な熱を溜め込んでしまわないよう、大人も子どもも気をつけようこんなことを書いている老人たちこそが、いちばん気をつけなければならない人種かもしれない電気代を倹約せんと、クーラーがあるのに使わずに寝てしまい、そのまま永遠の眠りについてしまうケースもあとをたたないからであるあとで効いてくる

  • 「猫は知っていた」

    ◇「猫は知っていた」◇本の名は子どものころから知っていた老いて初読の仁木悦子の本(この稿、未完)「猫は知っていた」

  • 「ゴッドファーザー」

    ◇「ゴッドファーザー」◇ギャングという悪をとおして人間の真実描く「ゴッドファーザー」近年では「万引家族」が悪の世界に生きる一家を描いて国際的な賞を得ている題材はどうであれ、人間の真実が描かれていれば感動をよび、よい作品とされ、世に残っていくのであろう久しぶりに「ゴッドファーザー」3部作をBSで3日間にわたって観た観終わったあと、いろいろ考えさせられる人間が、人生が描けているからであろう「ゴッドファーザー」

  • 敗戦記念日

    ◇敗戦記念日◇敗戦のゆえの繁栄皮肉なる歴史をたどりつつある日本終戦記念日、まるで天から降ってきた終戦を祝うかのような命名である愚かな指導者たちが、日本を戦争に巻き込み、そのもくろみが失敗して、多くの日本人が犠牲になっての敗戦であったゆえに敗戦記念日として、この敗戦の歴史と意味を考えてみる日にしたい敗戦記念日

  • 捨てよ本

    ◇捨てよ本◇「捨てよ本」すらも捨てずに積まれあり書棚の周りの床のそちこち捨てたり片付けたりするのが不得意な人が多いらしい。そのことを勧める本がゴマンと出回っているそんな本たちがブックオフの店頭にも流れこみ、わが書斎の一隅にも積み置かれることになる本好きにとってはハウツーものも、面白ければ読み物の一種でしかないので、実行が伴わなくてもある分野の本がたまっていくということが起こる料理本や健康法に関する本、絵の描きかたや小説の書き方本などはその一例である捨てよ本

  • 骨になれ

    ◇骨になれ◇骨になれ骨になれとぞ息を吐く二十分ほどの昼寝のはじめ昼食後二十分ほどの昼寝をする部屋を暗くしてあお向けになり、目をつぶる筋肉が緊張していては、すぐには寝つけないで、息をはきながら体じゅうの筋肉を消してゆく骨だけの自分が横たわっているとイメージできたときすでに眠っている自分の寝息が、聞こえてきたりする骨になれ

  • カード三枚

    ◇カード三枚◇得すると言われスマホの会社変え増えてしまったカード三枚スマホの会社を変えた。月々の支払い額が少し安くなるそのかわり、カードを三枚作らされた銀行カード、クレジットカード、ポイントカードの三枚。このうちニ枚のカードを使って月々のスマホ料金を支払うようにすると少しづつポイントが付き、もう一枚のカードにはもうすでに今回の手続きのお礼らしきポイントが入っていたカード三枚

  • もうムリ、玉子

    ◇もうムリ、玉子◇永遠にもう優等生には戻れない物価以上に値あがる玉子諸物価高騰の折だが、物価の優等生と言われた玉子の値上がりが半端でないコロナが人類を襲ったように、いま鳥インフルエンザがニワトリを襲っていて、その鳥インフルエンザが変容しながら毎年ニワトリを襲い続けることになりそうなのだ。そのたびに養鶏業者は飼っているニワトリを殺処分しなければならない世界的に穀物不足でニワトリの飼料が高騰しているのも、玉子が高くなる要因だ日本の玉子が海外で人気なのだという。高く売れるから業者は輸出に力を入れるという。となれば国内の販売量はますます少なくなる道理であるああ、玉子が安くなる要因はどこにもないではないかうなぎがめったに食べられないご馳走になったように、玉子もおめでたい日にしか食べられない食材になったりするのであろ...もうムリ、玉子

  • 夏ばて

    ◇夏ばて◇気がつけばついに暑さにやられけりつけっぱなしの冷房ゆえに(本稿、未完)夏ばて

  • 肉まん難民

    ◇肉まん難民◇早朝の朝食としてちょうどいい大きさだったスーパーの肉まん肉まん難民になってしまったニ、三ヵ月前の値上げラッシュのおり、お気に入りの大きさだった4こ入りの肉まんが近所のスーパーから姿を消してしまったしばらくすると、別のスーパーで別のパンメーカーが6こ入りで売っているとの情報が入ってきただがそれもつい先日から見かけないようになった。店員は季節商品だからなどと言っているが・・・常用の早朝の朝食として、わがメニューの一端を担っている肉まんは、大きすぎても小さすぎてもダメ。適度な大きさのものでないと胃のほうで違和感を感じてしまうのである原材料の高騰もあって、同じ形態では同じ値段での提供が難しくなったのであろうと推察するげんにあるメーカーのホームページには8月に入ったら別形態の商品を予定しているとある肉...肉まん難民

  • プラ製オカリナ

    ◇プラ製オカリナ◇オカリナに名器はあるのかときおりは取りだして吹くプラ製オカリナオカリナの吹き手として、地域のオカリナファンに名の知られている人がいる。温和でスマートな老人であるその人の用いているオカリナはプラスチック製だという話を聞いた。信じられぬ思いであったプラ製オカリナは入門用として、初心者が最初に手にする安価なものである手づくりの陶製であってこそ、オカリナはあのやわらかくて深い音色が出るのであろうし、それゆえに数万円という値でも吹き手は納得して求めるのではないかコンクリートの床の野外音楽堂でのできごとであった老名手が手をすべらしてオカリナを床に落としてしまうという事件が発生したカランコロンという乾いた音を立てて、オカリナはころがり、あわてた老人が腰をかがめてそれを追った。瞬時のことであった日常づか...プラ製オカリナ

  • ほたる

    ◇ほたる◇生息は楽曲のなかそのすがた見かけぬほたるをオカリナで吹くかつては各地の清流で見られたであろうほたるも、いまや絶滅危惧種といってもいいであろうそちこちのオカリナの会では、その時季にふさわしい童謡唱歌の練習にはげむ吹きやすい名曲が多いからであろう。オカリナのやさしい音色がそれにいろどりを添えるいまでは見られなくなってしまった動植物や風習も、明治大正昭和から伝わる曲には歌われていたりするほたるもそうした曲のひとつであるほたる

  • 半分が

    ◇半分が◇半分が過ぎてしまったこの年もうかびくるのはもうクリスマスなんぼなんでも、クリスマスはまだでしょう!半年もさきだよそうは言っても、おめでとうなんて言い交わしていたのはつい昨日のことだったような気がするけどきょうは六月三十日。いちねんの半分がおわる月日の流れるのがだんだん速くなる(ような気がする)半分が

  • 小旅行

    ◇小旅行◇晴れわたる名古屋にニ日の小旅行頭の中にわずかの異世界オカリナで、遠くへ行きたい、を練習中だがぼんやり、その歌の世界をかかえて、名古屋へ行ってきたそれで何かが変わったというわけではないがまあ少し、会いに行った友からいい影響をもらってきたかもしれない小旅行

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