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  • 深川にて

    ◇深川にて◇あさり飯食わせる店の紺のれんバックに名残りの花びら舞えり*隅田川沿いの街、深川を散策してきた。戦災で焼け尽くされてしまった街だが、思いがけないところにうっすらと古い情緒が感じられたりする。名物のあさり飯を食わせる店がそちこちにある。そのうちの一軒、玄関先の大きな紺のれんの前を、終わりちかい桜の花びらが流れていった。戦前の街の幻影を見るかのようであった。深川にて

  • 変わり目

    ◇変わり目◇雨が降り気温が下がり満開も少し遅れて季節の変わり目*天気がパッとしない。画面を見ると、満開を待ちきれない人たちが、傘をさしながら花見に出ている。季節の変わり目の風景である。変わり目

  • ある悲劇

    ◇ある悲劇◇人類が作った毒に人類がやられていくのか原爆の悲劇原爆を作ってしまった男、オッペンハイマーの映画が公開されようとしている。見ておこうと思う。ある悲劇

  • ある悔い

    ◇ある悔い◇頼りすぎ、人を便利に使いすぎ大谷選手が悔やむべきこと*大谷選手が金銭トラブルに巻き込まれている。信頼を裏切った相手が悪いのはもちろんだが、大谷選手にも反省すべき点がなかったとは言えまい。赤の他人を信じすぎた〈人の良さ〉が禍根を招いてしまったようにも思える。ある悔い

  • 年金は

    ◇年金は◇年金は当てにするなと政府から言われるごとしNISAのススメ*一生懸命働いたら、老後は年金でゆっくりお過ごし下さい、などという敬老の精神はとっくに捨て去った我らの政府である。とにかく各自金を貯めろということらしい。NISAという仕組みを利用して得られた利益には税金を免除してやるぞよ、というのである。政府が積極的に何かをしてくれる訳ではなく、税金は取らないよというだけの話であった。年金は

  • 「老人と海」

    ◇「老人と海」◇歳かさねいっそう分かるヘミングウェイぶつぶつ対話の「老人と海」*小さな釣り舟でひとり海に出た老人は、終始ぶつぶつ対話をしている。その相手は釣りあげようとしている巨大なカジキであったり、それを狙うサメであったり。また小舟に休みにくる海鳥であったり、今日は着いてこなかった少年であったり、はたまた自分の手のひらであったりする。一人でいても、たたかっていれば孤独ではない。豊穣(ほうじょう)な時間を過ごしているとさえ言える。そう思わせてくれる再読であった。「老人と海」

  • 一人祝杯

    ◇一人祝杯◇勝ち負けはどうでも良しのボウリングされど一勝したゆえ祝杯!*健康ボウリングの会に参加している。楽しく転がせればそれで充分なのだが、勝ってしまったので、それはそれでいいことなので、一人ビールで乾杯した。一人祝杯

  • 免疫力

    ◇免疫力◇免疫力まだ衰えぬか今年また発症したる花粉症かな*歳とともに花粉症は軽くなる、それは免疫力が低下し体が反応しなくなるからである、という説を聞いたことがある。あの説は何だったのか。今年は例年よりもひどく発症している。免疫力

  • 首すじ

    ◇首すじ◇これが我が首すじかよと知らぬ間にスマホで撮られし写真におどろく*スマホが出現して、誰もが片手で気軽に写真を撮る時代になった。集合写真は並んで「はい、チーズ」ではなく、いつのまにか誰かが撮った会食場面などが、それであったりする。撮影者のそばにいたばかりに、自分の老いたる首すじがこれでもかとばかりに強調された1枚にはまいった。男だって多少なりとも若々しく撮られていたい!首すじ

  • 蹇蹇録(けんけんろく)

    ◇蹇蹇録◇蹇蹇録(けんけんろく)

  • 小国の運命

    ◇小国の運命◇アメリカのあと押しなくば小国は呑まれゆくのみあの大国に*大蛇ににらまれ呑みこまれる寸前のカエル、それがウクライナの現状だ。最大の後ろ盾であったアメリカからは武器の供与がとだえている。周辺諸国もワイワイ論じてはいるが有効な手立てを打とうとしない。口にする人はいないが、このままでは小国がどのようになるかは、だれもが知っている。小国の運命

  • 雑然も

    ◇雑然も◇整然は良し雑然もまた良しと思うこととすこの誕生日より*この誕生日を契機に、世のなかの動きと逆行するようだが、整然にこだわらないことにした。どの部屋も本や紙類で雑然としているが、居心地が悪いわけではない。自分にとってストレスを感じない生き方が、いい生き方なのだと思うことにしよう。雑然も

  • 春一番

    ◇春一番◇雪積もらぬスキー場あり温暖化すすみゆくなか春一番吹く*一年中でいちばん寒い季節であるはずなのに、四月の陽気。今シーズン雪の積もらぬスキー場があったことが伝えられるなか、風ばかりが強い日だった。地球温暖化のなかの、春一番である。春一番

  • 人生・歯

    ◇人生・歯◇人生の成功は何分からねど今残れる歯二十九本*年に三、四回歯医者に通っている。健診がてら歯の掃除をしてもらう。治療あとの残る歯も多いが、まだ自分の歯が二十九本残っている。親に感謝しないと、と先生に言われた。人生・歯

  • 都会の雪

    ◇都会の雪◇街中の雪景色もよし雪かきの心配なければさらによけれど*雪化粧とはよく言ったもので、街中の景色も一変する。利益に税金がかかってくるように、いい景観を味わうために雪かきの心配をしなければならない。都会の雪

  • 角田光代訳

    ◇角田光代訳◇晶子訳、寂聴訳に光代訳加わり源氏が身近の人に*源氏物語の現代語訳では、与謝野晶子や瀬戸内寂聴のものがよく読まれてきたようである。近年これに直木賞作家・角田光代さんの訳が加わった。角田光代訳

  • クルマの床に

    ◇クルマの床に◇車検終え戻りしクルマに担当の名刺落ちいて昇進するらし*車検を終えたクルマに、なぜ担当が昇進の挨拶のないまま、一枚の名刺を落としていったのか、意味不明てあるがそんなことがあった。クルマの床に

  • 水性ボールペン

    ◇水性ボールペン◇気持ちよく書ける水性ボールペンありて安泰10年日記*ボールペンも進化しているのであろう、今まで使っていたのと同じものが店頭にないことがある。一行五ミリ巾の十年日記に、同じ調子で書き続けたい。今回いいものが見つかったので一本多めに買っておいた。水性ボールペン

  • 遠方より

    ◇遠方より◇遠方の友来るという覚悟きめやるほかはなしわが家の片付け*散らかり放題のわが家。居心地はいいのだが人には見せたくない光景。意を決して片づけ開始。あと四、五日でどう変わるか。遠方より

  • 寒いね

    ◇寒いね◇「おはよう」に付けて一言「寒いね」がまた出てしまえり今朝の寒さに*出がけに集合住宅の管理人さんとあいさつを交わす。付け加える一言が、前日と同じであったと苦笑すると、管理人さんも苦笑の意味を察して笑ってくれたりする。いい管理人さんである。寒いね

  • 大地震で始まる

    ◇大地震で始まる◇能登半島揺れて惨状報じらる遠く離れた地での正月*令和六年は能登半島の大地震で始まったと後世に記憶されるであろう。壊滅状態の街々、分断された道路、援助物資が届かない避難所、何もかもが悲惨を伝えている。遠く離れた地で心を痛めながらの正月である。大地震で始まる

  • 貫く

    ◇貫く◇テレビなく年越しすればせわしくもめでたくもなしひとりの正月*大晦日の紅白も様変わり、若者たちが騒いでいるだけで、いっこうに面白くない。正月の番組も、前年に撮りだめしておいたものばかり、見る気にもなれない。結局いつものように本を読んだり、ちっとも片づかない片づけものをしたり、多少ものを書いたり考えごとをしたりしているうちに時が、過ぎ去る。いつものように。貫く

  • タブレット

    ◇タブレット◇認知症検査も今はタブレットハードル増えた免許更新*高齢者が車に乗るためには、避けて通れない認知症検査。以前は紙芝居のように、みんなで一つの絵を見ていたが、今回は各人のタブレットに絵が写し出される。早めに合格点に達した者はOKを意味する表示が出て、そのまま帰っていいシステム。いまやこのタブレットを使えるかどうかさえ、検査の一環であるのに違いない。タブレット

  • 今をおいて

    ◇今をおいて◇今をおいていつ楽しむのかというとごとくボウリングの友逝きてしまえり*毎週その姿を見せていた、ボウリングの友の死が伝えられた。心筋梗塞による急死だったという。まこと、明日という日はあるかどうか分からないのだ。今を楽しまずして、いつ楽しむというのだ。今をおいて

  • 反転ならずらは

    ◇反転ならず◇ウクライナの反転ならず予期せざる中東の戦闘が支援細らす*イスラエルのガザ地区侵攻が始まってから、欧米の注目も援助もそちらへ向かい、ロシアへの反転攻勢を狙うウクライナは心細く思ている。反転ならずらは

  • それぞれの幸福

    ◇それぞれの幸福◇大谷は一千億越えこたつにてそのニュース見る我の幸福大谷投手が一千億円で、ドジャーズに移ることになったということであるそのニュースを自分はこたつに入って、テレビで見ている天才の幸福、凡人の幸福、それぞれであるそれぞれの幸福

  • 同じ地上で

    ◇同じ地上で◇地上では戦乱絶えずされど吾はコタツでテレビ同じ地上で地上では、いつの時代にも戦乱と平和が同居しているいまは平和を満喫しているこの国も、二つの原爆でとどめをさされるまでは、誤った指導者たちによって多くの国民が死地に赴いたのであるこの国が平和を享受するようになってから78年、いつまでも続いてもらいたいと、切におもう同じ地上で

  • あと一ヵ月

    ◇あと一ヵ月◇コロナ禍の三年ののちことしこそと意気込みたれどあと一ヵ月なりコロナ禍も落ち着きを見せ今年こそは何かできそうな気がしたものの気がついてみればあと一ヵ月右往左往しながらだった一年になりそうであるあと一ヵ月

  • ある宿題

    ◇ある宿題◇宿題に向かうがごとく「読まねば」のコーナーにある一冊手にとる読むつもりで買った本が、そのままになってしまうことがあるいつかは読むつもりで、ひそかに「読まねば」と名づけたコーナーに置く時満ちて、そのうちの一冊に「読んで!」と要求されることがあるそんなとき、手に取って読み出すと、今が読みどきだったのかもしれない、などと思わされたりするある宿題

  • 週あけ

    ◇週あけ◇寒けれど晴れて風なく何事もなく過ぎそうな週明け月曜週あけ、出勤の途上寒気もほどほどで気持ちのいい朝であるいい一週間になるといいそんな気持ちで、歩を進める週あけ

  • おとこ気

    ◇おとこ気◇おとこ気で司会引き受けもたつきに非難ごうごう男はつらし間もなくオカリナのコンサートいきおいで司会を引き受けてしまった慣れない司会に避難ごうごうでも、やるっきゃない!寅さんならずとも、男はつらい!おとこ気

  • 流れる

    ◇流れる◇晩秋の土用のうなぎの約束も不幸近づき流れる年代老親の世話、さらには不幸それらと隣りあわせの年代たまには食事でもと約束をしても、流れてしまうかもしれない年代それを想定内のこととして、許容し合っている我らの年代!流れる

  • 盛りは過ぎて

    ◇盛りは過ぎて◇霜月の盛り過ぎたるコスモスのはたけ静かにわが影ながしコスモスが満開だと報じられてから、だいぶ経ってしまった天気がいいので、その公園に行ってみる盛りの過ぎたコスモスばたけは、人影もまばらである初冬の日差しは昼間だというのに、わが影を長く伸ばしているそれぞれの季節に、それぞれの味わいがある人生の季節にも・・・盛りは過ぎて

  • お世話役

    ◇お世話役◇容赦なく順番に来るお世話役これから一年マンションの理事高齢化が進むのはマンションとて同じである年寄りとて動ければ免除などしてくれないこれから一年、みんなのお世話役であるお世話役

  • うなぎの日

    ◇うなぎの日◇友情のあかしのように食いにいく土用の丑のあたりのうなぎ四季おりおりに土用の丑の日はある夏が有名だが、まもなく今年最後のその日のあたり冬を越すエネルギーの補充を兼ねて、友人をさそってみることにしよううなぎの日

  • 怪物熊の最後

    ◇怪物熊の最後◇怪物と呼ばれし熊の知らぬ間に撃たれてさばかれ人々の胃に北海道庁はその熊を仕留めんと必死だった四年間に65頭もの牛が被害にあっていたからである真夜中に牛を襲ってむさぼり食い、明け方にはこつぜんと姿を消してしまうのであった北海道のひ熊は山菜や木の実を常食とし、肉食ではないのだというところがそのひ熊はある時に肉の味を覚え、放牧牛を襲うようになったらしいoso18(オソベツの前足巾18㎝の熊)と固有名詞までもらって指名手配されていたその熊は、依頼を受けていた猟師たちではなく地元の町の一職員の手で撃たれ、その熊とは知られず食肉業者の手に渡りすぐに解体されてしまった食肉業者は何十軒ものお得意先に肉のかたまりを送ったであろう。さらにそれは薄く切られ何百人もの胃袋を満足させたのに違いない念のため取っておい...怪物熊の最後

  • 好かん

    ◇好かん◇言い合いは好かんケンカもしたくないましてや論外戦争などはすべての人と仲良くすることは、できないかもしれぬだがケンカをしないことは、できると思う個人と個人、国と国、相手を従わせようとしたり、支配しようとしたりしなければ、ケンカも戦争も避けられるのではないかたった一度しかない人生を生きている我らおだやかで楽しく過ごしたい好かん

  • やっと

    ◇やっと◇あの暑さ何だったのかかんな月十日に至りやっと来し秋長かった日中の三十度越えの日々ぶっ壊れかけているとしか思えないこの地球にも、やっと秋らしさが感じられるようになったタオルケット一枚では、さすがに夜をこせず、用意しておいた薄がけ布団にくるまって寝たやっと

  • 遠雷

    ◇遠雷◇遠雷のごとく響きて本読めと言わるるままに向かう古書店(本稿、未完)遠雷

  • 歌ってもらう

    ◇楽しさを◇楽しさをいかに伝えんオカリナと指名ありたる小音楽会◇歌ってもらう◇オカリナの楽しさ伝えるそのために歌ってもらうかオカリナに合わせさまざまの楽器のサークルが集う小音楽会に、わがオカリナのサークルにお声がかかった出演するいじょうは、オカリナの楽しさを伝えたいオカリナの演奏に合わせて、お客さんに合唱してもらうのはどうか、などと考えている歌ってもらう

  • やっと秋

    ◇やっと秋◇ながつきも下旬になりて待ちかねた心も知らずやっと来し秋くるいはじめた地球九月だというのに、中旬に入っても猛暑日がつづきまもなく十月というころ、やっと朝晩はひんやりとした空気か感じられるようになったしかしまたしばらくすると、ぶり返しがあるとのことである日本人の季節感はだいじょうぶか俳句の世界、歳時記の記述はもちこたえられるか気になるところであるやっと秋

  • 予定重複

    ◇予定重複◇年末のつらき恒例重なりし予定のひとつを消す二重線ふだんはスカスカの予定表だが、秋の終わりから年末にかけて急にカレンダーがたて混んでくるときには大切な予定が二つ同じ時間帯に重なってしまう。泣きたい思いで一方を消さざるをえないこともおこる年末近くになると市のオーケストラが第九を聴かせてくれる自分にとっては、大晦日と正月が目前に近づいたことを教えてくれる大事な節目にもなっているその第九が聴けるかどうか今年はあやうい二十年ぶりのだいじな集まりとぶつかりそうなのである予定重複

  • 拾う神

    ◇拾う神◇拾う神ありて閉店せし店のあとにまた建つ別のコンビニ住んでいる集合住宅のとなりにあったコンビニSがなくなったときは、夜になると街の灯がいっきに消えたような寂しさであったコンビニあとの敷地は整地され、後には小さなマンションでも建つのであろうかとうわさされもしたまもなくそこにはコンビニFが出店することが伝えられた「捨てる神あれば拾う神あり」のようなことが、その土地についてあったのかなどと、想像をかきたてられるが、そんなことはどうでもいい建物はたちあがり、看板もはめ込まれ、駐車場にはピッカピカの白い線も引かれた街の灯がまたともる日も、まもなくであろう拾う神

  • ジェンダー問題

    ◇ジェンダー問題◇プログラムに男女を持ち込む意味あるのかみついてみたオカリナの会(本稿、未完)ジェンダー問題

  • 猛暑日の秋

    ◇猛暑日の秋◇人類の引きおこしたる温暖化その結果なる猛暑日の秋イギリスの産業革命は人類の文明を一段高次の世界に推し進めたが、それはまた地球温暖化のきっかけでもあったこのときいらい、地球を包む大気は上昇の一途をたどっているその結果として、世界各地での異常気象が伝えられ、わが国でも毎年のように豪雨による河川の氾濫、土砂崩れの被害が報じらられらている9月に入っても納まらない猛暑日なども、地球温暖化による異常気象の一つといっていいであろう猛暑日の秋

  • あとで効いてくる

    ◇効いてくる◇駆け回る炎天下では元気でも日陰に入って倒れる子のあり炎天下の校庭で駆け回っているとき子どもたちの脳はすでにダメージを受けていたりする先日も、教室に戻ってからバッタリ倒れ、そのまま死にいたってしまった小学校での事件が報じられていた頭の中に危険な熱を溜め込んでしまわないよう、大人も子どもも気をつけようこんなことを書いている老人たちこそが、いちばん気をつけなければならない人種かもしれない電気代を倹約せんと、クーラーがあるのに使わずに寝てしまい、そのまま永遠の眠りについてしまうケースもあとをたたないからであるあとで効いてくる

  • 「猫は知っていた」

    ◇「猫は知っていた」◇本の名は子どものころから知っていた老いて初読の仁木悦子の本(この稿、未完)「猫は知っていた」

  • 「ゴッドファーザー」

    ◇「ゴッドファーザー」◇ギャングという悪をとおして人間の真実描く「ゴッドファーザー」近年では「万引家族」が悪の世界に生きる一家を描いて国際的な賞を得ている題材はどうであれ、人間の真実が描かれていれば感動をよび、よい作品とされ、世に残っていくのであろう久しぶりに「ゴッドファーザー」3部作をBSで3日間にわたって観た観終わったあと、いろいろ考えさせられる人間が、人生が描けているからであろう「ゴッドファーザー」

  • 敗戦記念日

    ◇敗戦記念日◇敗戦のゆえの繁栄皮肉なる歴史をたどりつつある日本終戦記念日、まるで天から降ってきた終戦を祝うかのような命名である愚かな指導者たちが、日本を戦争に巻き込み、そのもくろみが失敗して、多くの日本人が犠牲になっての敗戦であったゆえに敗戦記念日として、この敗戦の歴史と意味を考えてみる日にしたい敗戦記念日

  • 捨てよ本

    ◇捨てよ本◇「捨てよ本」すらも捨てずに積まれあり書棚の周りの床のそちこち捨てたり片付けたりするのが不得意な人が多いらしい。そのことを勧める本がゴマンと出回っているそんな本たちがブックオフの店頭にも流れこみ、わが書斎の一隅にも積み置かれることになる本好きにとってはハウツーものも、面白ければ読み物の一種でしかないので、実行が伴わなくてもある分野の本がたまっていくということが起こる料理本や健康法に関する本、絵の描きかたや小説の書き方本などはその一例である捨てよ本

  • 骨になれ

    ◇骨になれ◇骨になれ骨になれとぞ息を吐く二十分ほどの昼寝のはじめ昼食後二十分ほどの昼寝をする部屋を暗くしてあお向けになり、目をつぶる筋肉が緊張していては、すぐには寝つけないで、息をはきながら体じゅうの筋肉を消してゆく骨だけの自分が横たわっているとイメージできたときすでに眠っている自分の寝息が、聞こえてきたりする骨になれ

  • カード三枚

    ◇カード三枚◇得すると言われスマホの会社変え増えてしまったカード三枚スマホの会社を変えた。月々の支払い額が少し安くなるそのかわり、カードを三枚作らされた銀行カード、クレジットカード、ポイントカードの三枚。このうちニ枚のカードを使って月々のスマホ料金を支払うようにすると少しづつポイントが付き、もう一枚のカードにはもうすでに今回の手続きのお礼らしきポイントが入っていたカード三枚

  • もうムリ、玉子

    ◇もうムリ、玉子◇永遠にもう優等生には戻れない物価以上に値あがる玉子諸物価高騰の折だが、物価の優等生と言われた玉子の値上がりが半端でないコロナが人類を襲ったように、いま鳥インフルエンザがニワトリを襲っていて、その鳥インフルエンザが変容しながら毎年ニワトリを襲い続けることになりそうなのだ。そのたびに養鶏業者は飼っているニワトリを殺処分しなければならない世界的に穀物不足でニワトリの飼料が高騰しているのも、玉子が高くなる要因だ日本の玉子が海外で人気なのだという。高く売れるから業者は輸出に力を入れるという。となれば国内の販売量はますます少なくなる道理であるああ、玉子が安くなる要因はどこにもないではないかうなぎがめったに食べられないご馳走になったように、玉子もおめでたい日にしか食べられない食材になったりするのであろ...もうムリ、玉子

  • 夏ばて

    ◇夏ばて◇気がつけばついに暑さにやられけりつけっぱなしの冷房ゆえに(本稿、未完)夏ばて

  • 肉まん難民

    ◇肉まん難民◇早朝の朝食としてちょうどいい大きさだったスーパーの肉まん肉まん難民になってしまったニ、三ヵ月前の値上げラッシュのおり、お気に入りの大きさだった4こ入りの肉まんが近所のスーパーから姿を消してしまったしばらくすると、別のスーパーで別のパンメーカーが6こ入りで売っているとの情報が入ってきただがそれもつい先日から見かけないようになった。店員は季節商品だからなどと言っているが・・・常用の早朝の朝食として、わがメニューの一端を担っている肉まんは、大きすぎても小さすぎてもダメ。適度な大きさのものでないと胃のほうで違和感を感じてしまうのである原材料の高騰もあって、同じ形態では同じ値段での提供が難しくなったのであろうと推察するげんにあるメーカーのホームページには8月に入ったら別形態の商品を予定しているとある肉...肉まん難民

  • プラ製オカリナ

    ◇プラ製オカリナ◇オカリナに名器はあるのかときおりは取りだして吹くプラ製オカリナオカリナの吹き手として、地域のオカリナファンに名の知られている人がいる。温和でスマートな老人であるその人の用いているオカリナはプラスチック製だという話を聞いた。信じられぬ思いであったプラ製オカリナは入門用として、初心者が最初に手にする安価なものである手づくりの陶製であってこそ、オカリナはあのやわらかくて深い音色が出るのであろうし、それゆえに数万円という値でも吹き手は納得して求めるのではないかコンクリートの床の野外音楽堂でのできごとであった老名手が手をすべらしてオカリナを床に落としてしまうという事件が発生したカランコロンという乾いた音を立てて、オカリナはころがり、あわてた老人が腰をかがめてそれを追った。瞬時のことであった日常づか...プラ製オカリナ

  • ほたる

    ◇ほたる◇生息は楽曲のなかそのすがた見かけぬほたるをオカリナで吹くかつては各地の清流で見られたであろうほたるも、いまや絶滅危惧種といってもいいであろうそちこちのオカリナの会では、その時季にふさわしい童謡唱歌の練習にはげむ吹きやすい名曲が多いからであろう。オカリナのやさしい音色がそれにいろどりを添えるいまでは見られなくなってしまった動植物や風習も、明治大正昭和から伝わる曲には歌われていたりするほたるもそうした曲のひとつであるほたる

  • 半分が

    ◇半分が◇半分が過ぎてしまったこの年もうかびくるのはもうクリスマスなんぼなんでも、クリスマスはまだでしょう!半年もさきだよそうは言っても、おめでとうなんて言い交わしていたのはつい昨日のことだったような気がするけどきょうは六月三十日。いちねんの半分がおわる月日の流れるのがだんだん速くなる(ような気がする)半分が

  • 小旅行

    ◇小旅行◇晴れわたる名古屋にニ日の小旅行頭の中にわずかの異世界オカリナで、遠くへ行きたい、を練習中だがぼんやり、その歌の世界をかかえて、名古屋へ行ってきたそれで何かが変わったというわけではないがまあ少し、会いに行った友からいい影響をもらってきたかもしれない小旅行

  • 名古屋行

    ◇名古屋行◇旅友の芝居を観んともう二人旅友さそい名古屋への旅百三日間の世界一周の船旅で出会った友だちの一人が名古屋で芝居をやっている今回は本人がプロデュース、主演。脚本は書きおろし。演出者・共演者、舞台にかかわるすべての人・物の手配など、何もかも一人でやっているようだその心いきを傍観しているわけにはいかぬと、都内近郊在住の三人の旅仲間が名古屋まで観劇に行くことにしたのであるまもなく二十年になろうという、友情物語の最終場面かもしれない名古屋行

  • ドロ沼

    ◇ドロ沼◇戦いはドロ沼化して終結に要する死者は数百万か狂ったとしか言いようのない、1人の男の起こした戦争の終わりが見えないドロ沼化していると言っていいであろうベトナム戦争でも、ドロ沼化という言葉が使われた終結の形が全く見えなかった頃のことだこんな戦争でも終結した。南北双方の死者は1千万人に達しようとしていたドロ沼化したウクライナの戦争も、いずれは終結するのであろう現在は数十万人でしかないウクライナ人の死者が、おそらくは数百万人に達するのではないかどんな戦争も終結するのは歴史の示すところであるしかしどんな形で終結するかは、歴史は教えてくれないドロ沼

  • 立ち上げる

    ◇立ち上げる◇立ち上げてあとはまかせて去ってゆくその会にいるオカリナ仲間会を立ち上げるのが趣味そうして立ち上げられたオカリナの会に自分は所属しているこの会の創設者はこの会から姿を消し今は別の場所で新しい会を軌道に乗せようとしているその人にとってオカリナは自己満足の手段なのだろうかその面を完全否定はできないがそれだけでもない彼はこの地でのオカリナ愛嬌者のかずを増やしている立ち上げる

  • 季節感

    ◇季節感◇六月に入ったとたんに三十度季節感なき暑さ到来(本稿、未完)季節感

  • レベッカ、その後

    ◇レベッカ、その後◇レベッカは亡き主人公の名教材に選んだ教師の動機はミステリー(本稿、未完)レベッカ、その後

  • レベッカ

    ◇レベッカ◇何十年ぶりに目にするレベッカという名とひびき探索始まる新聞のコラムである小説家が、レベッカという小説に出合ったことが、書くという世界に入ったきっかけだったと書いているレベッカの名にはかすかな記憶がある。英語の授業でこの小説が副読本として使われていたのである。しかしながら内容についてはまったくといっていいほど記憶がない。大きな屋敷が火災にみまわれているシーンがあったかもしれないという程度であるとおい過去に一瞬すれ違っただけの小説であったが、それが一人の人生を変える力をもっていたと知り、本ずきの血がさわぎはじめてしまったいったいどんな内容だったのだろう。数日のうちに、定価の半額ほどで注文したその本が届くはずであるこんどは日本語であじわうレベッカ

  • ある感慨

    ◇ある感慨◇ものすごい警備を敷いてGセブン各国首脳を招くに至れり(本稿、未完)ある感慨

  • 転変

    ◇転変◇世の転変また知らさらる図書券はいつのまにやらカードとなれり(本稿、未完)転変

  • もぞもぞ

    ◇十四、五年前◇旅に出る楽しみかかえて生きていた十四、五年前まだ若かった◇コロナ禍寸前◇コロナ禍の寸前ベトナム行きありてその後は旅の夢すら見ずに◇もぞもぞ◇もぞもぞと動き始めてきた気配まだ生きていた旅の虫らしコロナ禍がいまは落ち着いているゴールデンウィークは各地で賑わいを見せたというこんなニュースに接すると、自分にも旅好きの日々があったことを思い出すもぞもぞ

  • 聞きばえは

    ◇聞きばえは◇エンディングメロディを付け見ばえよき楽譜となりぬ演奏してみんオカリナ用の楽譜には、ふつう前奏も終奏も書かれていないパッと始まりプツッと終わる。味気ない・・・今月の自分曲は情感あふれたものなので、終奏を短く入れることにした追加部分は手書きだが感じよくできたさて聞きばえはどうだろう聞きばえは

  • 黙認

    ◇黙認◇ひっそりと数独解けば受付の内側のぞき声かけくれる仕事中にパズルなど解いていてはいかん!もっともな理屈である夜間、社員の少なくなった受付カウンターの内側で数独を解いていると、通りがかりに横目で手元をのぞいて行く人がいるこちらから聞きもしないのに、病院の待ち時間にやっているなどと話していったりするこっそりやっていることがコミュニケーションの道具になっている黙認

  • 曲紹介

    ◇曲紹介◇短くてユーモア少しの一、ニ分曲紹介のトークも深し(本稿、未完)曲紹介

  • 四月・夏日

    ◇四月・夏日◇まだ四月予報は夏日この地球狂いはますます加速をせんか(本稿・未完)四月・夏日

  • 散歩びより

    ◇散歩びより◇漂える花粉も黄砂も洗われてマスクのいらぬ雨のwalk新型コロナウィルスの勢いがおさまってきたからといって、マスクなしの生活ができるようになったというわけではない花粉がまだ飛びまわっているし、大陸からは汚染物質や金属粒子を含んだ黄砂が空をおおうこともある時節であるこんな状況だが、雨の日だけは少し安心できるいい日である傘をさしながらではあるがマスクなしに、洗われた空気の中をちょっと離れたブックオフまで行くことができる散歩びより

  • 整頓すこし

    ◇三年ぶり◇コロナ禍のマスク生活ゆるめられ三年ぶりに友の訪ね来◇惨状半改善◇散乱をきわめし部屋の惨状も友迎えんとしてやや改善す(本稿、未完)整頓すこし

  • 単独公演

    ◇単独公演◇初めての単独公演ステージのどこまでも届けわれらのオカリナ◇やるだけ◇ひたすらに吹くだけどこかに感動の種が密かに播かるを願って(本稿未完)単独公演

  • 蕪村のことば

    ◇蕪村のことば◇得たきものあらば無理にも手に入れよつぎの機会は来ること難しと(本稿、未完)蕪村のことば

  • 実践・上野

    ◇実践・上野◇まず実践花粉とぶ上野の山へ満開を見に今年こそは、世の人びとが楽しんでいることは、たとえ花粉の中とはいえ、ちゃんと楽しむことにしようと決めたのであった桜の満開を迎えた上野の山こそは、そのだいいちのダーゲットなのであったきょう、雨の晴れ間となった昼前、忠臣蔵友の会のメンバーと上野の山へと行ってきた花を愛で、うまいハンバーグを食べ、そのあとコーヒータイムを楽しんできた花粉症のほうも、今回の試みに賛同してか、いつもの症状を出さずにいてくれたのであった実践・上野

  • ポイント生活

    ◇ポイント生活◇買い物でポイントもらいマックではポイント払い得した気分で買い物はカードで。日常の買いものはほとんどカードで済ませる自然とポイントがたまっていく駅前通りのマックはそのポイントを使う場所であるたまったポイントで支払いをするので、なにか得をしたような気分になる朝の勤務の帰りに立ち寄って、Mサイズのコーヒーを注文する2階の窓ぎわの定席でのコーヒータイムは至福の時間であるポイント生活

  • 重なる

    ◇重なる◇避けようもなく重なれるお花見のシーズンはまた花粉のシーズン(本稿、未完)重なる

  • ムリ少し

    ◇ムリ少し◇生活も気持ちもリッチになるならば少しムリする楽しみながらはた目には、ちょっとムリをしているように見えるかもしれないでもそのことが、生活の足しになり、気持ちをシャキッとさせ、健康の維持にも役立っているならば、一挙両得どころか三得である(本稿、未完)ムリ少し

  • 花粉よけ

    ◇花粉よけ◇花粉とぶ季節となりて外出の補助具ともなるわが老眼鏡(本稿、未完)花粉よけ

  • プレゼント?

    ◇プレゼント?◇プレゼントなのかメンバー知れるなか初めて出したボウル200超え(本稿、未完)プレゼント?

  • ZOOM

    ◇ZOOM◇友からの依頼のありてZOOMなる未知の世界に迷い入りたり(本稿、未完)ZOOM

  • 古書の楽しみ

    ◇古書の楽しみ◇なにげなく見わたす棚に古書なれど光れる本ありわが集むる本◇発掘◇土くれの中から発掘するように格安本から見つける楽しみ(本稿、未完)古書の楽しみ

  • 雪予報

    ◇雪予報◇厳寒の二月予報は雪も降る友は就職決めるかこの朝久しぶりに4〜5センチの雪になるかもしれないという当地としては大雪であるこの雪を踏みしめて、忠臣蔵愛好会の友が就職の面接を受けに行く四十七士が殿の無念を晴らしたシチュエーションを思い出すぜひわが友にも、雪の日の決闘を制し、輝かしい成果をかちとってもらいたい雪予報

  • きさらぎ

    ◇きさらぎ◇生まれ月ただそれだけの理由にて寒い二月がきらいではない二月に入るとさすがに正月気分も抜けきり、気持ちがしゃんとしてくる冷たい空気が、気持ちに張りをもたらせてくれるきさらぎは二月の異名、中国では如月と書かれていたが、日本では衣更着とも書かれる。更に衣をかさね着するの意であろういまの季節、部屋の中ではまさにかさね着状態で過ごすことも多いそんな状態で、こたつで暖をとっていても、やっぱり二月はいいと思ってしまうわれ二月生まれのゆえに、としか思いあたるふしがないきさらぎ

  • 一人カラオケ

    ◇一人カラオケ◇単純にただ歌えればいいのならスマホ片手に歌う道あり一人でカラオケ店には入りにくいという人もあろうカラオケ仲間には知られぬように練習したいという人もあろうそんな人たちにおススメなのが、スマホを使ったカラオケであるyouTubeでは、かなりの曲がいまやカラオケで歌えるようになっている一人カラオケ

  • 司会者に

    ◇司会者に◇新しい経験ゆえに楽しんでやるの精神司会者もまた通っているオカリナの会の小さなコンサートで、曲紹介を兼ねた司会者をやれというお手本はわがグループでお願いしているアマチュア落語家のMさんの司会ぶり聴いてくださる方々を楽しませ、たぶん自分も楽しんでいるストーリーを考え、当日の曲を当てはめていくなんかいも口に出して読み、修正を加えてゆく原稿は楽しみながらできた本番はまもなくであるこれも楽しみながらやるのが、わがいき方である司会者に

  • 挑戦!オートミール

    ◇美味く◇それ自体美味くはあらずどのように美味く食おうかオートミールを◇チーズ入◇スーパーの鍋もの食材売り場にて発見せしはチーズ入りスープ◇合わせる◇美味そうな予感がしたりチーズ味オートミールに挑戦してみん(本稿、未完)挑戦!オートミール

  • コロナ 2023

    ◇コロナ2023◇次々と新たな変異出現しマスクの生活まだ続くらし新型コロナウィルスは感染力の強い変異株を次々と出現させているが、その毒性は弱まりつつあるとのことだとはいえ感染者は増加しているので、死亡者の絶対数も増えつつあるのが現状だ感染したくなければ、引き続きうがい手洗いマスクの生活は継続する必要があるようだ、コロナ2023

  • ひかえめ

    ◇ひかえめ◇なにごとも控えめがよし毎日のサプリメントも定量守らず薬害などという言葉があるもともと薬は、わが認識では毒なのである毒をもって毒を征するのが薬なのである薬をのみ過ぎるのは、毒をのみ過ぎるようなものである体にいいわけがない(この稿、未完)ひかえめ

  • 朝食考

    ◇朝食考◇朝食はほとんどパン食こんなのもあるよと友のはオートミール◇オートミール◇おやつとの認識あらため朝食もときにはオートミールにしようか料理本を開くのは楽しい作れそうな料理の写真が載っているとつい買ってしまうそんな本がかなりの数わが手元にあるしかしわが認識の中で、食事とか料理の範疇になかったオートミールやシリアルの本は1冊もない本好きの自分の盲点であったさっそく明日は本屋に行ってみよう新年早々、自分の中に新しいブームが起きそうである朝食考

  • 初もうで 2023

    ◇初もうで◇紅白をみてすぐに寝てすっきりと起きて着がえてさあ初もうで◇神様に◇神様に負担はかけまいお願いはせずに感謝の手を合わせたり◇また一年◇また一年なにがあるやら詣でたる神も見つめんわれの生きざま初もうで2023

  • 入れ替え

    手元にあるレ・ミゼラブルの4巻本の日焼けが本の中にまで進み、通読するには目の負担になるようなレベルである歯医者の帰りに寄ったブックオフの棚に、同じ4巻本の美本が格安で並んでいた次々とでる新訳にくらべ、岩波の豊島訳は若い人には読みにくく、人気がないのかもしれないしかし19世紀に書かれた原作の訳は、豊島訳こそがふさわしいのである豊島訳であってこそ19世紀に生きたジャン・ヴァルジャンが生きいきと動きだすのであるで、新本とみまがうばかりの4冊を求めたのは言うまでもないさて日焼けの進んだ4冊であるが、日焼けにもシミにもボロさにも、自分との歴史にも愛着がある困ったもんだが、新しい4冊と入れ替えられたのちも、しばらくはわが部屋の片隅に命脈を保つのであろう◇入れ替え◇入れ替えをせんと求めし本なれど古きが捨ててくれるなとせ...入れ替え

  • 入浴時

    もうちょっと熱いほうがいいなと思うし、もうちょっと長めにつかっていたいなとも思うしかし、寒い季節になるとよく言われることに従って、お湯の温度は39℃、つかっている時間は10分、それを2回ということにしている新聞やテレビで、いうことを聞かないと死ぬことになるぞなどと心配してくれるので、素直に忠告に従っているのであるなにごとも腹ハ分目である。若い世代の言うことにも耳を傾けるべきだという分別もあるなによりも、もうしばらくこの世の楽しみを味わっていたいという欲望が素直な道を選ばせているのかもしれない◇入浴時◇何ごともハ分目にてよいということ受け入れて素直に生くべし入浴時

  • ある立ち往生

    雪国で毎年のように、繰り返されていること雪に降られた車が道路上で動きがとれなくなり、何キロメートルもつながり、何日間も閉じこめられること雪国の人って雪が降ったらどんなことになるか、想像がつくもんじゃないの!運転者も道路管理者も雪国に暮らしているんでしょ!何日も前から降雪予報も出てるんだし運転者はなんでそんな時に車を出すの?道路管理者はなんでそんな時に車を進入させるの?立ち往生している車に食料や毛布を配ったり、雪かきをするのに自衛隊の出動を要請したり、どれもお金のかかることでしょ!雪国なればこそ冷えた頭で、こんなことにならないよう発言できる人がいっぱいいると思うけど毎年繰り返されるこんな事態をどう考えているの?◇雪国の立ち往生◇雪中に長蛇の車動けずに救助を待てり毎年のごとある立ち往生

  • 危険・寝○○○

    寝○○○は危険であるひと昔まえまでは、○の中に入るのはタバコであったろう寝タバコが出火原因となり、財産を灰にしてしまうことが多かったからであるいま危険なのは、寝スマホである夜中に寝ながら見るスマホは人体の大切なまなこに深刻な被害を及ぼすからである近距離で細かい字を見ること、また暗い中で明るい画面を見続けることが、近視や緑内障の疾患を進行させる加えてスマホが発するブルーライトという光が、身体に朝がきたと思わせて一日のリズムを狂わせたり、ホルモンの分泌に影響を与えたりする。そのことがさらに目の疾患を悪化させるというわけで、むかし寝タバコ、いま寝スマホなのである◇寝スマホ◇知らぬまにまなこをむしばむ寝スマホという悪習は捨てねばならぬ危険・寝○○○

  • 誘い誘われ

    12月はお誘いがあったりお誘いをしたりなにかといそがしい月ではある(この稿未完)誘い誘われ

  • タメ

    タメという動作がある例えばボールを投げるとき、指がボールを離れる寸前のほんの数分の一呼吸、ボールが指にとどまる動作をいうのだと思うこのことがボールに威力を加え、制球力を高めることになるのだろうスポーツ音痴といってもいい自分だが、野球、ボウリングの投球動作についてこの言葉が使われているのを知っている(この稿、未完)タメ

  • あと1か月

    コロナの感染者が増えつつあるというのに、人々はまるで自然免疫を得てなにもおそれるものはないかのように、いきいきと生きているー年を生きてきた。コロナに感染することもなく、命の危険も感じることなしに生きてきたただそれだけであったら、つまらない一年であったかもしれないボウリングに関していえば、頭で学ぶのではなく身体に学ばせようと、努力した一年であったかもしれない三人のチーム7つが12週かけて戦うリーグ戦で、優勝したチームの一員であれたことは、その努力の成果のようにも思えたオカリナに関しては、ただ吹いて楽しむだけでなく、人前で吹くことを強いられ始めた一年であった最初はおそるおそるであったが、次第に下手ながらも吹き終わったあとのホッとした感じが悪くないので、合奏者にまぎれ込むかたちではあるが、何回か人前に立ってしま...あと1か月

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