ブログ短編0573「海賊島8」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
いろんなお話を綴っています。短いお話なのですぐに読めちゃいます。お暇なときにでも、お立ち寄りください
眠(ねむ)っているときに見る夢(ゆめ)。それはまさに、一番身近(みぢか)なバーチャル世界(せかい)なのかもしれない。ここに、夢に取り憑(つ)かれた男がいた。彼は毎朝、どっと疲(つか)れて目を覚(さ)ます。いろんな夢を見るようになってしまったからだ。でも、どんな夢を見ていたのかどうしても思い出せない。夢を見ていたのは確(たし)かなのだが、目覚(めざ)めるとすぐに忘(わす)れてしまうのだ。思い出そうと頑張(がんば)っても、断片的(だんぺんてき)なぼやけた情景(じょうけい)しか出てこない。ある日のこと。目覚めると彼はひとつだけ、夢の中のことをはっきり覚えていた。それは、夢の中に自分(じぶん)がいて、これは夢だと気づいてしまったことだ。その途端(とたん)に、今まで見た夢がまるで逆再生(ぎゃくさいせい)のように巻戻...1412「無限の夢」
ブログ短編0376「腰痛は突然に」ブログ短編0377「両思いなのに」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0375「晴れ舞台」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0373「かりそめ倶楽部」ブログ短編0374「本音を吐く」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
父親(ちちおや)が家に帰ると、娘(むすめ)の姿(すがた)はなかった。まだ帰って来ていないのか…。父親は心配(しんぱい)になってきた。こんな時間(じかん)までどこへ行っているのか?十時を過(す)ぎた頃(ころ)、娘が帰ってきた。父親はどこへ行っていたのかと訊(き)いてみた。すると娘は、父親の顔を見るでもなく、「どこでもいいでしょ。いちいち訊かないでよ」父親は、「もう十時だぞ」「まだ、十時よ」と、言い返(かえ)してくる。父親は唖然(あぜん)とした。これは、もしかして…娘の反抗期(はんこうき)なのか?父親はどうしたらいいのか分からなくなって、ついつい言ってしまうのだ。「父さんは、お前をそんな子供(こども)に育(そだ)てた覚(おぼ)えはない」娘は平然(へいぜん)と言ってのける。「あたしは、父さんに育てられたわけじゃ...1411「父娘」
ブログ短編0371「非通知着信」ブログ短編0372「不思議ちゃん」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0369「ダメ女」ブログ短編0370「幽霊部長」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0367「何も言わないで」ブログ短編0368「忘れられた記憶」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
水木涼(みずきりょう)はエリスと対峙(たいじ)した。涼は貴志(たかし)から受け取った武器(ぶき)のボタンを押(お)す。すると、青白い光が飛(と)び出した。でも、それはすぐに折(お)れそうな小枝(こえだ)のようだった。貴志が叫(さけ)んだ。「能力(ちから)を刀(かたな)に集中(しゅうちゅう)させて!」涼は肯(うなず)くと、能力を刀に向けた。すると光が強く、太(ふと)くなっていく。涼は刀を身構(みがま)えた。エリスは表情(ひょうじょう)ひとつ変(か)えずに、不敵(ふてき)な笑(え)みさえ浮(う)かべて言った。「そんなんでいくら頑張(がんば)っても、私には勝(か)てないわよ。それでもいいの?」「そんなこと…やってみなくちゃ分からないわよ」涼はエリスに向かって行った。エリスは涼の刀をかわしながら間合(まあ)いを詰...1410「しずく197~命がけ」
ブログ短編0365「愛すること」ブログ短編0366「悪友」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0362「普通の人」超短編戯曲0076「恋愛マスター」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
彼は仕事中(しごとちゅう)に突然(とつぜん)、睡魔(すいま)に襲(おそ)われた。彼が目覚(めざ)めると、そこはどこか見覚(みおぼ)えのある部屋(へや)…。彼は思い出した。ここは、子供(こども)の頃(ころ)の自分(じぶん)の部屋だ。姉(あね)と二人で使っていた。しかし、そんなはずはない。だって、この家はとっくに取り壊(こわ)されている。彼は子供部屋を出るとリビングへ…。確(たし)かに、ここは子供のとき家族(かぞく)と住(す)んでいた家だ。家には誰(だれ)もいないようだ。彼は外(そと)へ出ることにした。しかし玄関(げんかん)を開(あ)けると、また子供部屋に戻(もど)ってしまった。外へは出られないということか…。彼は部屋の窓(まど)から外を見た。昔(むかし)、見ていた住宅(じゅうたく)が並(なら)んでいる。何だ...1409「あなたの価値」
ブログ短編0360「父親の心配事」ブログ短編0361「お前は天才だ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ある日のこと。テレビのすべてのチャンネルで不思議(ふしぎ)な放送(ほうそう)が流(なが)れ出した。画面(がめん)に温和(おんわ)な感じの中年紳士(ちゅうねんしんし)が現れると、何とも心地(ここち)よく染(し)み渡(わた)る声でしゃべり始めた。「すべてのみなさまにお知らせします。神(かみ)は、最後(さいご)の審判(しんぱん)の日を三日後とお決(き)めになりました。みなさまにおかれましては、それに向けての準備(じゅんび)を始めて下さい。時間はあとわずかです。では、また三日後にお目にかかりましょう」人々はいろんな場所(ばしょ)に集(あつ)まると、このことについて議論(ぎろん)が巻(ま)き起こった。ある人は、これはフェイクでテレビ局(きょく)の陰謀(いんぼう)だと叫(わめ)き散(ち)らし…。またある人は、ウチは仏...1408「審判の日」
ブログ短編0359「第三の人生」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0356「お年頃」ブログ短編0357「秘密のミュージアム」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
樋口(ひぐち)みおが投(な)げ飛ばした相手(あいて)は目黒(めぐろ)だった。あまりのことにみおは言葉(ことば)が出ない。目黒は起き上がると、ばつが悪(わる)そうに言った。「あ、あれだ…。ちょっと…たまたま、通(とお)りかかっただけで…」「もう、所長(しょちょう)。どうしてここに?どこからつけてきたんですか?」「どこからって…、それは…。しかし、君(きみ)も…なかなかやるじゃないか。見直(みなお)したよ」「ああ、子供(こども)の頃(ころ)から父に仕込(しこ)まれたんです。自分(じぶん)の身(み)は自分で守(まも)るようにって」「そうか…。それはいい。でも、まだまだだぞ。僕(ぼく)が、本気(ほんき)を出したら…」これは負(ま)け惜(お)しみってとこでしょうか…。話しを先(さき)へ進めましょう。例(れい)のチャ...1407「みおの事件簿/チャラ男」
ブログ短編0354「狩りしない?」ブログ短編0355「最後の晩餐」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
超短編戯曲0075「父と娘」ブログ短編0353「愛のカタチ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0351「ヘコんだ日」ブログ短編0352「昔の彼」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
二人は、何となく惹(ひ)かれ合って付き合い始めることに…。でも、まだまだ遠慮(えんりょ)があるようで、二人の距離(きょり)は縮(ちぢ)まりそうになかった。彼の方は、押(お)しが強(つよ)いわけでもなく、女子と付き合った経験(けいけん)も乏(とぼ)しかった。彼女の方は、もっと親(した)しくなりたいと思っているのだが、何をするにも嫌(きら)われたくないとか、よく見られたいとか考えすぎて何もできない。こんな二人だから、周(まわ)りの友だちは気をもんでいた。そこで、友だちが集まって作戦会議(さくせんかいぎ)を開くことになった。でも、そこにはそれぞれの思惑(おもわく)がありそうだ。「やっぱりスキンシップだよ。あいつらが手をつないでるとこ、見たことあるか?」「絶対(ぜったい)ムリだと思う。あの娘(こ)も、こういうこと...1406「恋の初め」
ブログ短編0349「涙のわけ」ブログ短編0350「光る森」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0347「場末の酒場」ブログ短編0348「いいもん、わるもん?」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0346「姉の弱点」短編物語0006「嵐の夜」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ここは幻覚(げんかく)の世界(せかい)。川相初音(かわいはつね)と琴音(ことね)は苦戦(くせん)していた。巨大(きょだい)トカゲに近づくことができないのだ。トカゲの背後(はいご)に瞬間移動(しゅんかんいどう)しても、どういう訳(わけ)かすぐに攻撃(こうげき)を受けてしまう。太(ふと)いしっぽが飛(と)んで来たり、長い舌(した)がまるで矢(や)のように向かってくる。二人は体力(たいりょく)を消耗(しょうもう)していた。それは一瞬(いっしゅん)の出来事(できごと)だった。ちょうど琴音が空中(くうちゅう)に留(とど)まっていたとき、トカゲの舌が琴音を捕(と)らえたのだ。琴音は地面(じめん)に叩(たた)き落とされた。そして舌が巻(ま)き取られていく。トカゲの口が目の前に迫(せま)ってきた。琴音はとっさに能力(ちか...1405「しずく196~餌」
「ブログリーダー」を活用して、みけの物語カフェ ブログ版さんをフォローしませんか?
ブログ短編0573「海賊島8」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0572「海賊島7」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0571「海賊島6」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
とある小国(しょうこく)から、宇宙船(うちゅうせん)を打(う)ち上げるというニュースが飛(と)び込んできた。このニュースで世界中(せかいじゅう)は大騒(おおさわ)ぎになった。今までこの国で宇宙計画(けいかく)が進(すす)められていたなんて誰(だれ)も知らなかったのだ。そこで、マスコミがこの国に殺到(さっとう)した。でも、そう簡単(かんたん)には入国(にゅうこく)できない。なぜなら、この国は鎖国(さこく)をしているのだ。唯一(ゆいいつ)、隣国(りんごく)とわずかな交易(こうえき)をしているだけ。このニュースもここら辺(へん)から流(なが)れてきた噂(うわさ)のようだ。果(は)たして、信憑性(しんぴょうせい)があるのかどうか…。隣国で粘(ねば)っていた記者(きしゃ)たちの中からも<がせネタ>だろうと引き揚(あ...1456「宇宙計画」
ブログ短編0570「しずく29~すっごいの」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0569「海賊島5」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
○夕方のとある商店街閑散として人通りのない商店街。店主たちが不安そうに通りを見ていた。ナレーション「突然現れたスーパーにお客を奪われ、存亡の危機に瀕した商店街。だが、ここには人知れず暮らす忍びの者たちがいた。これは現代に生きる忍びの物語である」○質屋の藏の二階夜。音もなく集まってくる者たち。それぞれ仕事着を身につけ、道具を携えている。八百屋「お頭、やっぱりあのスーパー、変ですよ。仕入れ先がまったくつかめない」質屋の頭「運送屋の情報では、あちらこちらに出没して、荒稼ぎをしているようだ」荒物屋「このままじゃ、この商店街も潰されちまいますよ。早く手を打たないと」ミスド店員「えーっ、そんな。わたし、せっかくいいバイト見つけたのにぃ」魚屋店員「お頭の前でなんて口のきき方するんだ。まったく、今どきの若いもんは…」本屋...0005「SINOBI」
ブログ短編0567「海賊島3」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0566「海賊島2」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0565「しずく28~母の思い」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
中学生(ちゅうがくせい)の娘(むすめ)にメールが届(とど)いた。大叔父(おおおじ)からだ。お正月(しょうがつ)に家族(かぞく)で遊(あそ)びに行ったとき、大叔父から頼(たの)まれてしまったのだ。大叔父は一人暮(ぐ)らしで、いつ倒(たお)れるか分からないからその時のためにと。ちゃんと生きてることを誰(だれ)かに知らせたい、ということみたい。メールを受け取るぐらいならと娘は引き受(う)けたのだか…。初めのうちは短い文(ぶん)で「生きてるよ」みたいな感(かん)じだった。それが、だんだん長くなっていって…。そのうち、小説(しょうせつ)のような物語(ものがたり)になってしまった。ひとりでいるから暇(ひま)なんだろうけど…。でも、大叔父のお話は奇想天外(きそうてんがい)でとっても面白(おもしろ)い。学校(がっこう)の...1455「生存確認」
ブログ短編0564「海賊島1」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0563「偽りの仮面12」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0562「偽りの仮面11」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「蜘蛛の糸」2翌朝早く、二人は駅の改札口で待ち合わせた。いちごは係長からの命令もあり、しぶしぶ同行することになったのだ。いちごは山田の荷物を見て驚いた。小さなバスケットに猫が一匹入れられていた。黒のとら猫で、毛の色つやからみても年老いた猫である。「なんで、猫なんか?」いちごは挨拶もそこそこに質問をあびせかけた。「いや、それが」山田は頭をかきながら、「行きつけの中華飯店の女将さんに頼まれまして、しばらく預かることになってしまって」「それにしたって、連れてこなくてもいいじゃないですか」「一人にしておくのは、どうも可哀想で…」山田は猫を覗き込み、「なあ、アリス」「もう、信じられない」いちごは山田を睨みつけて、「一人じゃなく一匹でしょう。もういいから、行きますよ」いちごはそう言い捨てると、先に改札を抜けて行った。...0002「怪事件ファイル」
ブログ短編0561「偽りの仮面10」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0560「しずく27~最後の朝」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
男は妻(つま)から勧(すす)められたサプリメントを口に入れると言った。「あの薬(くすり)は完成(かんせい)したのか?」前に立っていた女がそれに答(こた)えて、「はい、臨床試験(りんしょうしけん)は間(ま)もなく終了(しゅうりょう)の予定(よてい)です」「そうか…」男は顔(かお)をしかめるとコップの水を口に流(なが)し込んで、「まったく、なんて苦(にが)いサプリだ。こんなのが身体(からだ)にいいとはとても思えんなぁ」女はメモを取りながら、「分かりました。善処(ぜんしょ)します」男は手を振(ふ)って、「ああ…、こっちの話しだ。気にせんでくれ。私の身体のことを気にかけてくれるのはいいんだが…。妻は、どうも心配性(しんぱいしょう)なんだよ」女は気を使ってか、「お優(やさ)しい奥様(おくさま)なんですね。あたしには...1454「臨床試験」
ブログ短編0558「偽りの仮面8」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0557「偽りの仮面7」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0246「脱皮のあと」ブログ短編0247「不可解な出来事」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
休日(きゅうじつ)の朝。彼女がまどろみから目を覚(さ)ますと、隣(となり)で寝(ね)ている夫(おっと)の顔が目に入った。「何かが違(ちが)うわ…」。彼女の寝ぼけた頭が訴(うった)えた。頭がはっきりしてくると、彼女は思わず叫(さけ)び声を上げそうになった。隣で寝ているはずの夫が、まったく違う男に変わっているのだ。彼女は飛(と)び起きた。これはいったい…。あの人はどこへ行っちゃったの?寝ている男が目を覚ました。彼女は、男に言った。「あなた、誰(だれ)なの?ゆうくんは…?」男はにっこり微笑(ほほえ)むと、爽(さわ)やかな声で答(こた)えた。「おはよう。よく眠(ねむ)れた?」「はぁ?なに言ってるの。ゆうくんはどこにいるのよ」「もう…。ちゃんと、君(きみ)の目の前にいるでしょ。ほら、ここに…」男は自分(じぶん)を指...1383「ゆうくん」
超短編戯曲0062「雲のように」ブログ短編0245「恋愛保険は必要か」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
ブログ短編0242「季節はずれの花火」ブログ短編0243「捜し物は何ですか」ブログ短編0244「笑いの壺」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
ブログ短編0240「嫌いなもの」ブログ短編0241「なぜの探究」短編物語0004「決まりごと/スケジュール」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
彼は、キャビネットがどこまでも並(なら)んでいる場所(ばしょ)にいた。何でこんな所(ところ)にいるのか、彼にはまったく分からなかった。ここは、何なんだ?彼は手近(てぢか)なキャビネットの引き出しを開(あ)けてみた。中にはファイルがびっしり詰(つ)まっている。そのひとつを取り出すと、そこには名前(なまえ)や家族構成(かぞくこうせい)、経歴(けいれき)・病歴(びょうれき)などなど、あらゆる個人情報(こじんじょうほう)が記(しる)されていた。彼は思った。ここには、自分(じぶん)のファイルも有(あ)るかもしれない。キャビネットの上には四桁(けた)の数字(すうじ)が書かれたプレートが置(お)かれている。これは年ごとに分けてあるのか?彼は自分の産(う)まれた年のキャビネットを見つけると、自分のファイルを取り出した。中...1382「キャビネット」
ブログ短編0238「恥ずかしい失敗」超短編戯曲0061「あなたのこと嫌いです」ブログ短編0239「無料サンプル」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
短編物語0003「決まりごと/思い込み」ブログ短編0236「趣味の女」ブログ短編0237「フライング」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
ブログ短編0233「苦手なもの」ブログ短編0234「予測不能の彼女」ブログ短編0235「別れる理由」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
彼は悪人(あくにん)だった。さんざん人を泣(な)かせて生きてきた。そんな彼が、どういう訳(わけ)か人助(ひとだす)けをするはめになった。彼が街(まち)を歩いていると、路地(ろじ)の奥(おく)の人目(ひとめ)のつかない場所(ばしょ)に数人の男たちがいた。彼が何気(なにげ)なく見ていると、その中に若(わか)い娘(むすめ)が立っている。これは取(と)り立てか…、彼にはピンときた。いつもなら見て見ぬ振(ふ)りをして通り過(す)ぎるのだが、どういう訳か口を出してしまった。リーダーとおぼしき男が脅(おど)すように言った。「お前、誰(だれ)だ?あっちへ行ってろ」彼は怖(お)じ気(け)づくはずもなく、「いくらだ?取立金(とりたてきん)は…」「お前、同業者(どうぎょうしゃ)か?俺(おれ)たちの邪魔(じゃま)すんなよ。それが...1381「気まぐれ」
ブログ短編0231「醜い顔」ブログ短編0232「招き猫パワー」超短編戯曲0060「月夜見さま」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
ブログ短編0229「鏡のない部屋」短編物語0002「決まりごと/ここなの?」ブログ短編0230「耳の虫」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
超短編戯曲0059「社内マニュアル」ブログ短編0227「なんか面白い」ブログ短編0228「とんだシェア」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
月島(つきしま)しずくが螺旋階段(らせんかいだん)を降(お)りきると、そこには大きな鉄(てつ)の扉(とびら)があった。しずくがその扉に手を触(ふ)れると、しずくの身体(からだ)は扉の中へ吸(す)い込まれていった。扉の中は大きな研究室(けんきゅうしつ)だった。巨大(きょだい)な装置(そうち)が並(なら)んでいて、まるで化学工場(かがくこうじょう)のようだ。何人もの研究員(けんきゅういん)が忙(いそが)しく働(はたら)いていて、その中をしずくは歩いて行く。装置の中央(ちゅうおう)あたりに、しずくは日野(ひの)あまりの姿(すがた)を見つけた。しずくは思わず息(いき)を呑(の)んだ。あまりは装置の中に組(く)み込まれていた。身体は装置とチューブでつながれ、頭には何本も電極(でんきょく)の針(はり)が突(つ)き刺(...1380「しずく191~約束」
ブログ短編0224「もしもで始まる」ブログ短編0225「世紀の発見?」ブログ短編0226「変化の隙間」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
ブログ短編0223「先輩の顔」短編物語0001「決まりごと/憧れの人」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
超短編戯曲0058「親父のつぶやき」ブログ短編0221「彼女の悩み」ブログ短編0222「彼の決断」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
この間(あいだ)知り合ったばかりの男性から変(へん)なメールが届(とど)いた。意味不明(いみふめい)の文面(ぶんめん)で、彼女には何のことだか分からない。たまたま一緒(いっしょ)にいた友だちに見せると、その友だちは、「ああ、なるほど…」と、理解(りかい)できたようだ。友だちは、「ちょっとかして…」スマホを手にするとあっという間(ま)に返信(へんしん)してしまった。彼女は慌(あわ)てて訊(き)いた。「ちょっと、何してるのよ。もう…、何を送(おく)ったの?」彼女は送った文面を見たが、これもまったく意味不明だった。友だちは言った。「これは、簡単(かんたん)な暗号(あんごう)よ。OKしといたからね。今夜、八時、この間(あいだ)のお店(みせ)だって」「えっ?何の話しよ。ぜんぜん分かんないよ」「だから、デートのお誘(...1379「暗号の勧め」
ブログ短編0218「親友の結婚」ブログ短編0219「操縦の裏技」ブログ短編0220「選択のルール」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。
ブログ短編0216「妻の心配」ブログ短編0217「再就職の行方」読切物語0050「結婚の条件」を変更しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページのレイアウトを変更しました。