ブログ短編0762「稀なこと」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
いろんなお話を綴っています。短いお話なのですぐに読めちゃいます。お暇なときにでも、お立ち寄りください
眠(ねむ)っているときに見る夢(ゆめ)。それはまさに、一番身近(みぢか)なバーチャル世界(せかい)なのかもしれない。ここに、夢に取り憑(つ)かれた男がいた。彼は毎朝、どっと疲(つか)れて目を覚(さ)ます。いろんな夢を見るようになってしまったからだ。でも、どんな夢を見ていたのかどうしても思い出せない。夢を見ていたのは確(たし)かなのだが、目覚(めざ)めるとすぐに忘(わす)れてしまうのだ。思い出そうと頑張(がんば)っても、断片的(だんぺんてき)なぼやけた情景(じょうけい)しか出てこない。ある日のこと。目覚めると彼はひとつだけ、夢の中のことをはっきり覚えていた。それは、夢の中に自分(じぶん)がいて、これは夢だと気づいてしまったことだ。その途端(とたん)に、今まで見た夢がまるで逆再生(ぎゃくさいせい)のように巻戻...1412「無限の夢」
ブログ短編0376「腰痛は突然に」ブログ短編0377「両思いなのに」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0375「晴れ舞台」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0373「かりそめ倶楽部」ブログ短編0374「本音を吐く」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
父親(ちちおや)が家に帰ると、娘(むすめ)の姿(すがた)はなかった。まだ帰って来ていないのか…。父親は心配(しんぱい)になってきた。こんな時間(じかん)までどこへ行っているのか?十時を過(す)ぎた頃(ころ)、娘が帰ってきた。父親はどこへ行っていたのかと訊(き)いてみた。すると娘は、父親の顔を見るでもなく、「どこでもいいでしょ。いちいち訊かないでよ」父親は、「もう十時だぞ」「まだ、十時よ」と、言い返(かえ)してくる。父親は唖然(あぜん)とした。これは、もしかして…娘の反抗期(はんこうき)なのか?父親はどうしたらいいのか分からなくなって、ついつい言ってしまうのだ。「父さんは、お前をそんな子供(こども)に育(そだ)てた覚(おぼ)えはない」娘は平然(へいぜん)と言ってのける。「あたしは、父さんに育てられたわけじゃ...1411「父娘」
ブログ短編0371「非通知着信」ブログ短編0372「不思議ちゃん」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0369「ダメ女」ブログ短編0370「幽霊部長」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0367「何も言わないで」ブログ短編0368「忘れられた記憶」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
水木涼(みずきりょう)はエリスと対峙(たいじ)した。涼は貴志(たかし)から受け取った武器(ぶき)のボタンを押(お)す。すると、青白い光が飛(と)び出した。でも、それはすぐに折(お)れそうな小枝(こえだ)のようだった。貴志が叫(さけ)んだ。「能力(ちから)を刀(かたな)に集中(しゅうちゅう)させて!」涼は肯(うなず)くと、能力を刀に向けた。すると光が強く、太(ふと)くなっていく。涼は刀を身構(みがま)えた。エリスは表情(ひょうじょう)ひとつ変(か)えずに、不敵(ふてき)な笑(え)みさえ浮(う)かべて言った。「そんなんでいくら頑張(がんば)っても、私には勝(か)てないわよ。それでもいいの?」「そんなこと…やってみなくちゃ分からないわよ」涼はエリスに向かって行った。エリスは涼の刀をかわしながら間合(まあ)いを詰...1410「しずく197~命がけ」
ブログ短編0365「愛すること」ブログ短編0366「悪友」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0362「普通の人」超短編戯曲0076「恋愛マスター」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
彼は仕事中(しごとちゅう)に突然(とつぜん)、睡魔(すいま)に襲(おそ)われた。彼が目覚(めざ)めると、そこはどこか見覚(みおぼ)えのある部屋(へや)…。彼は思い出した。ここは、子供(こども)の頃(ころ)の自分(じぶん)の部屋だ。姉(あね)と二人で使っていた。しかし、そんなはずはない。だって、この家はとっくに取り壊(こわ)されている。彼は子供部屋を出るとリビングへ…。確(たし)かに、ここは子供のとき家族(かぞく)と住(す)んでいた家だ。家には誰(だれ)もいないようだ。彼は外(そと)へ出ることにした。しかし玄関(げんかん)を開(あ)けると、また子供部屋に戻(もど)ってしまった。外へは出られないということか…。彼は部屋の窓(まど)から外を見た。昔(むかし)、見ていた住宅(じゅうたく)が並(なら)んでいる。何だ...1409「あなたの価値」
ブログ短編0360「父親の心配事」ブログ短編0361「お前は天才だ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ある日のこと。テレビのすべてのチャンネルで不思議(ふしぎ)な放送(ほうそう)が流(なが)れ出した。画面(がめん)に温和(おんわ)な感じの中年紳士(ちゅうねんしんし)が現れると、何とも心地(ここち)よく染(し)み渡(わた)る声でしゃべり始めた。「すべてのみなさまにお知らせします。神(かみ)は、最後(さいご)の審判(しんぱん)の日を三日後とお決(き)めになりました。みなさまにおかれましては、それに向けての準備(じゅんび)を始めて下さい。時間はあとわずかです。では、また三日後にお目にかかりましょう」人々はいろんな場所(ばしょ)に集(あつ)まると、このことについて議論(ぎろん)が巻(ま)き起こった。ある人は、これはフェイクでテレビ局(きょく)の陰謀(いんぼう)だと叫(わめ)き散(ち)らし…。またある人は、ウチは仏...1408「審判の日」
ブログ短編0359「第三の人生」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0356「お年頃」ブログ短編0357「秘密のミュージアム」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
樋口(ひぐち)みおが投(な)げ飛ばした相手(あいて)は目黒(めぐろ)だった。あまりのことにみおは言葉(ことば)が出ない。目黒は起き上がると、ばつが悪(わる)そうに言った。「あ、あれだ…。ちょっと…たまたま、通(とお)りかかっただけで…」「もう、所長(しょちょう)。どうしてここに?どこからつけてきたんですか?」「どこからって…、それは…。しかし、君(きみ)も…なかなかやるじゃないか。見直(みなお)したよ」「ああ、子供(こども)の頃(ころ)から父に仕込(しこ)まれたんです。自分(じぶん)の身(み)は自分で守(まも)るようにって」「そうか…。それはいい。でも、まだまだだぞ。僕(ぼく)が、本気(ほんき)を出したら…」これは負(ま)け惜(お)しみってとこでしょうか…。話しを先(さき)へ進めましょう。例(れい)のチャ...1407「みおの事件簿/チャラ男」
ブログ短編0354「狩りしない?」ブログ短編0355「最後の晩餐」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
超短編戯曲0075「父と娘」ブログ短編0353「愛のカタチ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0351「ヘコんだ日」ブログ短編0352「昔の彼」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
二人は、何となく惹(ひ)かれ合って付き合い始めることに…。でも、まだまだ遠慮(えんりょ)があるようで、二人の距離(きょり)は縮(ちぢ)まりそうになかった。彼の方は、押(お)しが強(つよ)いわけでもなく、女子と付き合った経験(けいけん)も乏(とぼ)しかった。彼女の方は、もっと親(した)しくなりたいと思っているのだが、何をするにも嫌(きら)われたくないとか、よく見られたいとか考えすぎて何もできない。こんな二人だから、周(まわ)りの友だちは気をもんでいた。そこで、友だちが集まって作戦会議(さくせんかいぎ)を開くことになった。でも、そこにはそれぞれの思惑(おもわく)がありそうだ。「やっぱりスキンシップだよ。あいつらが手をつないでるとこ、見たことあるか?」「絶対(ぜったい)ムリだと思う。あの娘(こ)も、こういうこと...1406「恋の初め」
ブログ短編0349「涙のわけ」ブログ短編0350「光る森」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0347「場末の酒場」ブログ短編0348「いいもん、わるもん?」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0346「姉の弱点」短編物語0006「嵐の夜」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ここは幻覚(げんかく)の世界(せかい)。川相初音(かわいはつね)と琴音(ことね)は苦戦(くせん)していた。巨大(きょだい)トカゲに近づくことができないのだ。トカゲの背後(はいご)に瞬間移動(しゅんかんいどう)しても、どういう訳(わけ)かすぐに攻撃(こうげき)を受けてしまう。太(ふと)いしっぽが飛(と)んで来たり、長い舌(した)がまるで矢(や)のように向かってくる。二人は体力(たいりょく)を消耗(しょうもう)していた。それは一瞬(いっしゅん)の出来事(できごと)だった。ちょうど琴音が空中(くうちゅう)に留(とど)まっていたとき、トカゲの舌が琴音を捕(と)らえたのだ。琴音は地面(じめん)に叩(たた)き落とされた。そして舌が巻(ま)き取られていく。トカゲの口が目の前に迫(せま)ってきた。琴音はとっさに能力(ちか...1405「しずく196~餌」
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ブログ短編0762「稀なこと」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0761「検証」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
わたしはいま、いろんな問題(もんだい)を抱(かか)えている。いくら考(かんが)えても解決(かいけつ)できそうもないものばかりだ。仕事(しごと)のこと、恋愛(れんあい)のこと…、もうため息(いき)をつくようなことだらけ…。そこでわたしは、有休(ゆうきゅう)をとって実家(じっか)へ帰省(きせい)することにした。離(はな)れたところからいろんな、もろもろを見(み)つめ直(なお)そうと思(おも)ったのだ。まあ、突然(とつぜん)、娘(むすめ)が帰(かえ)ってきたものだから、両親(りょうしん)は明(あき)らかにわたしに気(き)をつかっているようだ。何(なに)かを期待(きたい)しているのか、それとも…。だから、なるべく両親(りょうしん)とは顔(かお)を合(あ)わせないように、自分(じぶん)の部屋(へや)に引(ひ)きこも...1503「過去からの回答」
連載物語0031「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0760「しずく67~帰還」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
駅前(えきまえ)にある女神(めがみ)の銅像(どうぞう)。いつからか、ここは恋人(こいびと)たちの待(ま)ち合(あ)わせの場所(ばしょ)になっていた。今宵(こよい)も女神(めがみ)が見守(みまも)るなか、何組(なんくみ)もの恋人(こいびと)たちが夜(よる)の街(まち)に消(き)えていった。亜紀(あき)は駅(えき)の大時計(おおどけい)を何度(なんど)も見上(みあ)げていた。今夜(こんや)は、一週間(いっしゅうかん)ぶりに彼(かれ)に会(あ)える。この一週間(いっしゅうかん)、お互(たが)いの仕事(しごと)が忙(いそが)しくて、電話(でんわ)でちょっと話(はな)しをしただけだったのだ。亜紀(あき)は人混(ひとご)みの中(なか)に彼(かれ)を見(み)つけて、思(おも)わず笑(え)みがこぼれた。彼(かれ)も彼女(...0018「携帯つながり」
ブログ短編0759「おとぎ話的な」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0758「助けて」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
彼女(かのじょ)は歴史調査委員会(れきしちょうさいいんかい)に勤(つと)めていた。主(おも)な仕事(しごと)は、歴史(れきし)に残(のこ)されていない真実(しんじつ)を掘(ほ)り起(お)こし記録(きろく)していくことだ。彼女(かのじょ)はこの仕事(しごと)にやりがいを感(かん)じていた。今回(こんかい)の調査(ちょうさ)からは、いよいよひとりで向(む)かうことになっている。今(いま)までは先輩(せんぱい)と一緒(いっしょ)だったので旅行(りょこう)気分(きぶん)ってところがあった。でも、今回(こんかい)はかなり緊張(きんちょう)しているようだ。どこかぎこちない感(かん)じがにじみ出(で)ている。――若(わか)い女性(じょせい)を前(まえ)にして、彼女(かのじょ)は首(くび)を傾(かし)げた。取材(しゅざい...1502「歴史調査委員会」
連載物語0030「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0757「うなされる」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「夏休(なつやす)みのこわーいお話(はなし)」1いよいよ夏休(なつやす)み。僕(ぼく)らの夏(なつ)がやってきた。通信簿(つうしんぼ)の難関(なんかん)はあったけど、なんとか切(き)り抜(ぬ)けた。今年(ことし)はさくらもいるし、楽(たの)しくなりそうだ。僕(ぼく)たちの学校(がっこう)では、夏休(なつやす)みになると秘密(ひみつ)の行事(ぎょうじ)があるんだ。秘密(ひみつ)といってもみんな知(し)ってるんだけど。この行事(ぎょうじ)を誰(だれ)がいつ始(はじ)めたのか、今(いま)では誰(だれ)も知(し)らないみたい。残(のこ)っている記録(きろく)で一番古(いちばんふる)いのは、昭和三十年頃(しょうわさんじゅうねんころ)なんだって。なんの行事(ぎょうじ)かというと、それは肝(きも)だめし。毎年(まいとし...0021「いつか、あの場所で…」
彼女(かのじょ)は小学生(しょうがくせい)の頃(ころ)、自分(じぶん)のことを特別(とくべつ)な人間(にんげん)だと思(おも)っていた。しかし、彼女(かのじょ)の前(まえ)にもっとすごい小学生(しょうがくせい)が転校(てんこう)してきた。彼女(かのじょ)は、勉強(べんきょう)も運動(うんどう)もその子(こ)にはまったく勝(か)てなかった。しかも、彼女(かのじょ)は必死(ひっし)になってやっているのに、その子(こ)はいとも平然(へいぜん)とやってしまう。彼女(かのじょ)は、自分(じぶん)がどこにでもいる普通(ふつう)の人間(にんげん)なのだと思(おも)い知(し)らされることになった。それから十数年後(じゅうすうねんご)。彼女(かのじょ)は社会人(しゃかいじん)になり、そこそこの一流企業(いちりゅうきぎょう)...1501「よからぬもの」
連載物語0029「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0754「神隠し」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
駅前(えきまえ)の喫茶店(きっさてん)。利恵(りえ)がそわそわしながら待(ま)っている。そこへはるかがやって来(く)る。利恵「もう、遅(おそ)い。何時(なんじ)だと思(おも)ってるのよ」はるか「十分遅(じゅっぷんおく)れただけでしょ。それに、急(きゅう)に呼(よ)び出(だ)しといて…」利恵「ねえ、どうしたの。そんなにお洒落(しゃれ)しちゃって」はるか「ちょっと……ね。私(わたし)だって、暇(ひま)じゃないんだから」利恵「そうなんだ。うふふふ…」はるか「変(へん)な笑(わら)い方(かた)するな。それで、急用(きゅうよう)ってなによ。私(わたし)、あんまり時間(じかん)ないから…」利恵「(あらたまって)報告(ほうこく)します。私(わたし)、ついに彼氏(かれし)ができちゃいました」はるか「はい?なによ、そんなこ...0020「ゴールを目指して」
ブログ短編0753「気になる人」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0752「求めるもの」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
休日(きゅうじつ)。妻(つま)は友(とも)だちと遊(あそ)びに行(い)ってしまったので、私(わたし)は家(いえ)でのんびりと過(す)ごすことにした。昼近(ひるちか)くになって、お腹(なか)もすいてきたので昼飯(ひるめし)でも作(つく)るかと台所(だいどころ)へ向(む)かった。といっても、たいしたものは作(つく)れないし、それにひとりだ。確(たし)か、買(か)い置(お)きのカップ麺(めん)があったはずだ。あちこち戸棚(とだな)を開(あ)けて探(さが)してみる。そこで私(わたし)は、とんでもないものを見(み)つけてしまった。銀行(ぎんこう)の名前(なまえ)が入(はい)った封筒(ふうとう)…。こ、これは、まさか…、妻(つま)のへそくり!?私(わたし)は思(おも)わず手(て)に取(と)った。厚(あつ)みがあって、...1500「妻のへそくり」
連載物語0028「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
超短編戯曲0085「雨乞い4」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0610「しずく37~間一髪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0609「お嫁さんごっこ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
森の中の小道。二人の兄妹が歩いていた。あかね「お兄ちゃん、ほんとに近道なの?ねえ、戻ろうよぉ」陽太「なに言ってるんだよ。あかねが寄り道するから遅くなったんだろ」あかね「だって、ばあちゃんに、このお花、あげたかったんだもん。それに、お兄ちゃんだって…」陽太「もう、いいから。早くしないと、暗くなっちゃうぞ」あかね「でも…」陽太「大丈夫だよ。この森を抜ければ、ばあちゃんの家につけるから」あかね「うん」森の奥に入って行く二人。木々にさえぎられて、だんだん薄暗くなっていく。あかね(立ち止まって)「お兄ちゃん」陽太「なんだよ」あかね「誰か…、後ろにいる」陽太「えっ?(後ろの方を見る)誰もいないよ。もう、おどかすなよ」あかね「だって、さっき足音がしたもん」陽太「いいから。ほら、行くぞ」あかね「待ってよ、お兄ちゃん」妹は...0008「不思議な体験」
読切物語0061「海栓」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0608「あなた」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
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彼は綿密(めんみつ)に計画(けいかく)を練(ね)った。金(かね)が集(あつ)まる日も確認(かくにん)し、逃走経路(とうそうけいろ)も頭(あたま)に入っている。だが、決行(けっこう)の日…。どういうわけか、予期(よき)せぬことばかりが起(お)きた。そして計画は失敗(しっぱい)し、彼は警察(けいさつ)に追(お)われる身(み)となった。逃走用(とうそうよう)に用意(ようい)した車(くるま)も、警察が盗難車(とうなんしゃ)と確認しレッカー移動(いどう)させられるところだった。ちょうど目の前にマンションがあった。彼はそこに潜(もぐ)り込(こ)むことにした。以前(いぜん)、宅配(たくはい)の仕事(しごと)をしたことがあるので、外観(がいかん)を見ればだいたい分かる。「ここは単身(たんしん)用の賃貸(ちんたい)だなぁ。...1464「遊ぼう」
ブログ短編0606「お嬢さま」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0605「しずく36~盟友」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
短編物語0004「メビウスの輪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
夜中の二時、慎吾は夢にうなされて目を覚ました。ここ一週間というもの、毎晩おなじ夢をみていた。いま住んでいるアパートにいて…。その部屋は、家具の配置から何もかも現実とまったく変わらなかった。ただ違うのは、小夜という名の女がいて…。夢の世界では、その人と結婚していて、一緒に食事をしたり、たわいのない話をしていたようだった。<ようだった>と言うのは、慎吾自身、断片的にしか夢を思い出せないのだ。でも、とてもリアルな、本当に二人で暮らしている感覚が、目が覚めてからも消えずに残っていた。慎吾には結婚を約束している彼女がいた。とても明るくて優しい女性で、もとは同じ職場で働いていたのだが、今は配属が変わって別の課になってしまった。「ねえ、大丈夫?」目を覚ました慎吾に、ひかるは優しく声をかけた。「今日は病欠だって聞いて、び...0005「夢の中の君」
ブログ短編0604「雪山」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0603「嵐を呼ぶ男」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
学校(がっこう)には異界(いかい)へつながる道(みち)があるという。今でも学校を舞台(ぶたい)にいろんな怪談(かいだん)が語(かた)られるのはそのためだ。そして、あたしが通(かよ)っている学校にも、どうやらそれはあるみたい。あたしのクラスにはちょっと変(か)わり者(もの)の男の子がいる。他(ほか)の子と雰囲気(ふんいき)が違(ちが)っていて、どこか近寄(ちかよ)りがたい感じがした。その子には友だちはいないみたいで、いつも窓(まど)から外(そと)を見つめていた。いったい何を見ているのか、あたしはちょっと気になっていた。ある日のこと。教室(きょうしつ)に忘(わす)れ物をしてしまい、あたしは学校へ戻(もど)ってきた。もう五時を過(す)ぎていて外はまだ明るいけど校舎(こうしゃ)の中は薄暗(うすぐら)く感じた。足早...1463「学校の不思議」
連載物語0003「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0601「情報を制するもの」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0600「しずく35~真相」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「大空に舞え、鯉のぼり」5「さくら、ごめんな。あとよろしく」<よろしくって。>そんな…。「まったく…」高太郎君はまだ何か言いたげだったけど、私の方へ来て一言。「こっち」「えっ?」私が何のことか分からなくて戸惑っていると…。「鯉のぼり」私と目を合わせないでまた一言。そのまま行ってしまう。<ちょっと待って…。>私は彼の後を追って家の裏手へ。こんなところにも庭があるんだ。彼は上を見て、「ほら」っと指さす。私はその指先を見上げる。「わーっ、大きいーィ」思わずつぶやいちゃった。大きな鯉が風に揺れている。まるで生きているみたい。私は団地サイズの鯉のぼりしか見たことがなかった。こんな大きな鯉を間近で見られるなんて…。「あのさ、こんなの普通だって」<…そうなんだ。>「ここ、けっこう眺めいいだろ。海だって見えるんだぜ」「…...0008「いつか、あの場所で…」
超短編戯曲0084「雨乞い3」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。