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敏洋 ’s 昭和の恋物語り https://blog.goo.ne.jp/toppy_0024

[水たまりの中の青空]小夜子という女性の一代記です。戦後の荒廃からのし上がった御手洗武蔵と結ばれて…

敏ちゃん
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住所
岐阜市
出身
伊万里市
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2014/10/10

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  • ポエム 焦燥編 (why?)

    青く澄んだ空のしたで緑におおわれた山のかげで朝日に映える川のうえでどうして人は傷付けあう?どうして終わりを知りつつ恋をする?どうして旅立つ人に愛を捧げるwhy?なぜに人はそれをする?どうして人は騙しあう?どうして涙をかくして笑うどうして怒りを隠して笑うwhy?なぜに人はそれをする?(背景と解説)いっそ、笑っちゃいますか?青臭いことを、臆面もなく言ってますよねえ。でもこの青臭さが、若さであり青春のまっただ中、ど真ん中なんじゃないでしょうか。多様性と言うことが言われています賛成です、確かに多様性は大事なことでしょう互いが互いの違いを認め合うということですからただ、己のイマジネーションを越えたところにあるものについてはたして許容できるか……正直言ってわたしには分かりません分かりませんがその努力だけはしてみたいと...ポエム焦燥編(why?)

  • 青春群像 ご め ん ね…… えそらごと(二十四)

    その普通車にしてみれば、彼に煽られていると感じたのかもしれない。軽自動車ごときにという思いから、ブレーキを踏むことなく減速したのかもしれない。それともアクセルを踏み込む力が、単に弱まっただけかもしれない。あわてた彼を後目に、その車は力強く坂道を駆け上がっていった。岩田との間で口論になったことがある。二台前の車に意識を持つことに対して、彼は防衛運転だと言い張った。突然のトラブルを少しでも早く察知するためだと言い張った。しかし岩田に言わせれば、車間距離をしっかりとっていれば何の問題もないということになる。岩田にしてみれば「危ないからやめようよ」ということなるのだが、彼は納得しないでいた。「目先だけに気を取られるのはだめだ。さきを見据えるように」部長がいつも言ってるじゃないかと、強弁した。「でもそれはちょっと違...青春群像ごめんね……えそらごと(二十四)

  • [ブルーの住人]第五章:蒼い情愛 ~はんたー~

    (九)実感刑事に話してもラチがあかねえし。検事ときたら、頭っから信用しやがらねえ。裁判官だってそうだ。俺の言うことは、はなから嘘っぱちだと決めつけてやがるし。反省のこころがないだと?そんなもん、あるわけねえだろうが。○したって言う実感がねえんだ、俺には。[ブルーの住人]第五章:蒼い情愛~はんたー~

  • スピンオフ作品 ~ 名水館女将、光子! ~ (六)(若女将誕生!)

    次第に光子のお腹が目立ち始め、仲居の仕事をさせるわけには行かなくなった。常連客から「おめでたなの?いいわねえ」と祝福の言葉がかけられるようになった。中には「少し早いけど、お祝いの品代わりに」と、多額の心付けを手渡す者が出てきた。少額ならば「ありがとうございます」と受け取れるのだが、封筒に入った、然もその膨らみ方は尋常ではない。「とんでもございません」と辞退をすると、光子にではなく女将の珠恵に渡すようになった。そして「旦那さんって、どんな人なの?」という言葉かけがあり、珠恵も答えに窮してしまう。「次回おいでになった折にでも」とごまかしてはみるものの、そろそろ決断の時が来たと考える珠恵だった。実のところ、心は決まっていた。ただどのようにそれを告げれば良いのか、いやそうではなく、誰に告げれば良いのかで迷いがあっ...スピンオフ作品~名水館女将、光子!~(六)(若女将誕生!)

  • 原木 【 ふたりだけのイヴ 】 天国編

    Silentnighthollynight.Alliscalmallisbright.Roundyonverginmotherandchild.Holyinfantsoten-derandmild.Sleepinheavenlypiece.Sleepinheavenlypiece.━━━━━━━━━━━━ろうそくの火を三本灯してある部屋。みかん箱の上に、テーブルの上に、そして窓辺に置く。薄明るい四畳半に、僕と君がいる。クリスマスイブの今宵、ぼくの気まぐれだけで、この部屋に君を招き入れた。風邪をひいたという君は、コタツ一つない寒いこの部屋で、オーバーに身を包んで震えている。僕のたった一つのレインコートをその上にかけようとすると、”あなたが寒いから”と、僕の背にかけてくれる。あぁ、ありがとう。これ程の幸せを誰...原木【ふたりだけのイヴ】天国編

  • 愛の横顔 ~地獄変~ (九)お為ごかし

    おまんじゅう類だけでは先細りになりはしないかと考えて、妻の反対を押しきって醤油せんべいをつくってみたのでございます。「かたいおせんべいは他所さまでも作られてるものですよ。あなたのお饅頭は、だれにもまねのできないほどよい甘さがあるのですから」などと、またしてもお為ごかしのことばを言うのでございます。まあたしかに、お客さまのお口に合わなかったようでして……。いえいえ、きっと買ってくださるはずでした。ある夕暮れどき、はじめて売れましてございます。思わず小おどりしてしまうほどでした。「あなたには負けたわ。それじゃその、新しく作られたお煎餅を頂こうかしら」妻の押し付けがましさは我慢なりませんです、はい。きっと売れるはずなのでございます。それが証拠に「美味しかったわよ、また頂くわ」と仰っていただけるお客さまが、日にひ...愛の横顔~地獄変~(九)お為ごかし

  • 水たまりの中の青空 ~第三部~(四百二十)

    ゴシップ誌を手にした小夜子が、武蔵の枕元で「タケゾーの悪行が載ってるわよ」と、半ば冗談なかば真剣な顔つきで耳元にささやいた。眠りに入っている武蔵にその声が届くわけがないと思いつつ、「はやく起きてよ。アメリカに連れていってくれるんでしょ」とつづけた。「わかった、わかった」突然に武蔵が小さく声をあげた。うっすらと開けられた目には、まだ光が弱い。冬の曇り空からかすかに顔をのぞかせる太陽の光のように、まるで暖かみのないどんよりとした目だった。「起きたの?あたしが分かるのね?」ふとんから出された血管の筋がくっくりと浮きでた手をしっかりとにぎりながら、武蔵の目をのぞきこんだ。「小夜子だろ?おれの観音さまだ。富士商会のお姫さまだろ?」目の光に少しずつ力がはいり、ことばも明瞭になった。枕元のブザーを力をこめてなんども押し...水たまりの中の青空~第三部~(四百二十)

  • ポエム 焦燥編 (グデン・ぐでん)

    わたしは今、とても酔っています。グデン、ぐでんの、泥酔状態です。わたしは今、とても淋しいのです。人恋しくて、人恋しくて、たまりません。わたしは今、とても泣きたいのです。ワアー、ワアーと、号泣したいのです。あのひとは今、どうしていますか。よっしゃ、よっしゃと、駆け上がってますか。あのひとは今、燃えていますか。ワッセイ、ワッセイと、囃し立てていますか。あの人は今、泣いていませんか。わたしを、わたしを、思い出してませんか。わたしは今、とても酔っています。グチャ、ぐちゃの、ハッピー状態です。(背景と解説)この頃のわたしは……この頃のわたしは、自信過剰な自分と度ツボにはまったジブンとの狭間に居た気がします。いわゆるモテ期と称される時期に、どっぷりとはまっていたんですね。ニヒル(って分かりますかね?)な雰囲気が身体全...ポエム焦燥編(グデン・ぐでん)

  • 青春群像 ご め ん ね…… えそらごと(二十三)

    山肌では四月の上旬には桜が満開となり、ドライブウエイに桜のトンネルをつくりだすが、いまは終わりを告げている。緑の濃くなった中で、カリフラワー状のモコモコした樹木――岐阜市の木として指定されている金色の花を咲かせたツブラジイの木が郡立している。古代においてはツブラジイの果実であるどんぐりが、そのアクの少なさから貴重な食料とされていた。縄文遺跡からも出土している。「うわあ!プードルみたい」と貴子が言えば「マシュマロですよ、食べたあい」と、口数の少なかった真理子が応じた。ルームミラーから見える真理子の目がキラキラと輝いて見える。窓から身を乗り出しそうな勢いでガラス面におでこを付けている。2ドアの商用車であることが残念といった表情もまた見せていた。助手席の貴子も気づいているようで、ご機嫌みたいよと彼に目配せをした...青春群像ごめんね……えそらごと(二十三)

  • [ブルーの住人]第五章:蒼い情愛 ~はんたー~

    (八)格好知りたくもねえことをべらべらと話しやがる。もう、どうでもいいんだよ。いつ式を挙げようが、どこで披露宴をやろうが知ったこったじゃねえ!馬鹿野郎がよけいなことを耳に入れやがるから、怒鳴りこまねえと格好がつかなくなっちまって。気がついたときには、二人を○してたぜ。だいたい、なんで止めねえんだよ。ひとこと言ってくれれば、やめたよ。だれも俺を止めやしねえ。どころか、やいのやいのとはやしやがって。おかしいじゃねえか、まったく。[ブルーの住人]第五章:蒼い情愛~はんたー~

  • ポエム 焦燥編 (おふくろの詩(うた))

    あたりを闇がすっぽりと包みこみ、だれもが互いを干渉しなくなったときふと、こころをかすめる――あの空って、ほんとの空?宇宙につながるはずのこの空に、なにかが覆いかぶさり、すべての恵みをうばいさる闇が生まれる……、否、生まれた。おもいを遠くにはせ、おおい被さる闇をつきやぶり、宇宙のなかに溶けこむ。脳裏にうかぶ霞のたなびく果てに、赤い月がある。地上で見るよりはるかに大きい。そして、山のみどり、川のせせらぎ……みんなキレイだ!林をあるき回り、立ちこめる陽炎をはらい、いま、茶畑に立っている。湧きでる清水の流れをつたい歩く、あるく、、、いつの間にか山あいを緩やかに流れる川になり、魚やちいさな虫がなににも脅かされることなく、泳ぐ。悲しい、、、寂しい、、、ほゝを伝う涙が、止まらない。母という名のつく女性はいても、おふくろ...ポエム焦燥編(おふくろの詩(うた))

  • 青春群像 ご め ん ね…… えそらごと(二十一)

    小さな店舗の建ち並ぶ、片側2車線の忠節橋通りに入った。道路にひさしを延長した形状の片側式アーケードになっている。原型は江戸時代に出現したという。町並みの景観を整備するために、町屋の前面に設けられた半私半公の空間で、幕末には商業空間としても利用されるようになった。買い物客には好評で、多くの人が行き交っている。しかし時として、その買い物帰りを迎えに来た車が駐車することがある。道路中央を市内電車が通るために、駐車中の車の後方で通り過ぎるのを待たされることがある。路面電車のレールの上を走ると車の振動がはげしく、ふたりの会話を邪魔してしまう。やむなくのろのろと走る車の後ろに付かざるを得ない。彼のイライラする気持ちがクラクションに手を伸ばさせた。「やめなさいって、それは。お年寄りじゃないの、前の車は。ほんとに短気な子...青春群像ごめんね……えそらごと(二十一)

  • [ブルーの住人]第五章:蒼い情愛 ~はんたー~

    (六)煙草○刑囚は独りつめたいベッドに横たわり、仲間からとりあげた煙草をくゆらせた。すこしずつ窓から夜のとばりが、闇が、入りこんできた。気持ちの高ぶりが少しずつ収まる。闇の広がりとともに、僧侶がしきりに唱える安心《あんじん》の世界に入り込んでいく、と考えた。しかしそんな○刑囚のこころの営みは、結局のところ徒労に終わる。○という現実の壁は、容赦なく○刑囚を追いこんでいく。しかしまた、どうして俺はあの二人を○したんだ?実のところ、おれにも分からない。[ブルーの住人]第五章:蒼い情愛~はんたー~

  • スピンオフ作品 ~ 名水館女将、光子! ~ (三:清二という男)

    京都で修行をしていたという清二の触れ込みが、実は真っ赤な嘘だったことが明らかになったのは、当人が厨房に立ったときだった。「何ができる?」と板長に問われた折に、キョトンとした表情を見せた。問われるままに話し始めたことは、そのまま大女将の知ることとなった。「想像はしていました。料亭の名前を聞いても、はぐらかされましたからねえ」。「仕込みますか」という板長に対し「その必要はありません。厨房については、すべてあなたにお任せしていますから」と、傲然と言い放った。(かわいそうなものだ、あの子も)。しかしだからといって、今さら板前修業をさせるわけにはいかない。何の基礎もない人間に忙しい時間をつぶしてまでは無理だ。必然、板長の時間を割かねばならないのだ。(嘘を吐いた親が悪い。まあ、女将の代替わりを待つしかないだろう)。父...スピンオフ作品~名水館女将、光子!~(三:清二という男)

  • 原木 川辺でのデート ~「ロマンツェン船出」より

    いつしか恋人の家の前に船はかかり窓のガラスが光っている。僕は目がとびでるでるほどに見つめた、---------------------------雨上がりの川は、重たく流れている。澄み切っていた水も濁りきっている。河原の石は雨に打たれて、また一段と丸味が加わったことだろう。私はポチを連れての散歩である。そのポチは、何とか私の元から離れようと一生懸命走っている。その度に、折角丸味のついた石を傷つけている。ポチの行こうとする先を見つめる。その視線の先に一人の少女と一匹の白いスピッツがいる。ようやく合点がいった。私は満面に笑みをたたえて、そのスピッツの元に、いや、少女の元に歩み寄った。私は下駄をはきなれず、巧く誘導できない下駄を苦心に苦心を重ねて駆使し、少女の元に歩み寄った。少女は暖かく僕を迎えてくれた。僕はそ...原木川辺でのデート~「ロマンツェン船出」より

  • 愛の横顔 ~地獄変~ (七)のれん分け

    そして約束の二十年目に、ご主人さまの勧めで店を開くことになりました。いわゆる、のれん分けでございます。もちろん、ご主人さまのご援助のもとでございます。その一年後には、大東亜戦争の勃発で赤紙が届き、すぐにも入隊の運びとなってしまいました。しかし、なにが幸いするのでしょうか。和菓子の製造で体を蝕まれていたわたくしはー兵役検査でわかるという皮肉さでしたー、外地に赴くことなく内地で終戦を迎えたのでございます。しかも幸運にもわたくしの店は戦災を免れまして、細々ながら和菓子づくりを再開したのでございます。そしてその後、妻を娶りました。そうそう、言い忘れておりましたが、ご主人さまは東京空襲の折にお亡くなりになっていました。奥さまもまた、後を追われるように亡くなられたとのことです。わたくしの妻と申しますのが、そのご主人さ...愛の横顔~地獄変~(七)のれん分け

  • 水たまりの中の青空 ~第三部~ (四百十七)

    「いえ、わたしごときが口にするようなことではありませんでした。沢田さん。いまのことばは忘れてください。がむしゃら、わたしどもがやってきたことです」あらためてことばを作ってみたが、どうにもつなげることはできない。しかし武蔵の気持ちはつたわったらしく、「がむしゃら、ですか。たしかに。肝に銘じます」と、感謝の念を示した。「あらあら、あたしったら。社長さんにお茶も出しませんで」細君があわてて奥へと引っ込んだ。間口は5間ほどで、奥行きはしっかりとある。その奥がガラス戸になっているところをみると、案外のところ中庭をはさんでの倉庫があるのだろう。両壁際に設置してある五段棚に作業工具やねじ類などの商品群が整然と並べてある。その種類の多さが、この店の規模感から考えると多すぎるように武蔵にはみえた。左手のすこし奥まったところ...水たまりの中の青空~第三部~(四百十七)

  • ポエム ~焦燥編~ (tears)

    夢を見た。夢であって欲しいと思った。そしてなによりも現実であってくれ!いくど祈ったことだろう。亜紀子はぼくをあふざけり笑うように見も知らぬおとこの胸に抱かれていた。一糸まとわぬ姿で。どんなに苛だったことか!どんなに悦びにみちたことか!蜜はくだけた。どれほどに腹だたしかったか。いくど叫びの慟哭をおさえたことか。戯れに触れられたほゝへの柔かいくちびるの感触過ぎ去ったこと……ぼくはなにも言わずに背を向けそして……涙したそして目を閉じた――――敵前逃亡(背景と解説)欺瞞です。いや、矛盾、かな?自分の心に巣くう、幼児の――悪魔の心です。幼児って、悪魔だと思いませんか?残酷なまでに、自己チューだと思いませんか?でもでも、天使でもあるんですよね。にっこりと微笑みかけられると、すべてを許してしまうんですよね。ポエム~焦燥編~(tears)

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