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  • アキ・カウリスマキ監督「枯れ葉」(★★★★)

    アキ・カウリスマキ監督「枯れ葉」(KBCシネマ、スクリーン2、2023年12月30日)監督アキ・カウリスマキ出演アルマ・ポウスティ、ユッシ・バタネンアキ・カウリスマキの映画は、いつも情報量が少ない。北欧家具のように、とてもすっきりしている。と書いた後でこんなことを書くと矛盾しているが、この映画は「映画に関する情報」だけは盛りだくさんである。映画そのものも登場するが、たくさんの映画がポスターで登場するし、ラストシーンにはチャプリンの「街の灯」がチャプリンという犬と一緒に登場する。その映画がらみのシーンでは、ふたつのシーンが私は気に入っている。ひとつは主役の恋人二人がゾンビが登場する映画を見るのだが、それが終わった後、劇場を出てきた別の観客が「ブレッソンの田舎司祭の日記に似ている」とかなんとか言うのである。私...アキ・カウリスマキ監督「枯れ葉」(★★★★)

  • 「パーフェクトデイズ」(3)

    ブログの読者から「三目並べ」の、どこがそんなによかったのか、と質問された。私はまず、こう質問してみた。「同じ公衆トイレをつかうことがある?」「ない」。これが、まず一番のポイントである。同じ公衆トイレを定期的に(毎日)つかうひとなどいないだろう。しかし、三目並べの紙をトイレの隙間に最初に挟んだ人は、そのトイレを定期的につかっている人である。とても孤独な人だと思う。トイレとは、人が孤独になれる場所だが、町中の(公園の?)公衆トイレをつかう人は、何が理由なのかわからないけれど、ともかく孤独な人だと思う。その人が、ふと思いついて「三目並べ」のゲームを誘いかけた。それに役所広司が答えた。この交流は、互いに誰が相手であるか知らない。わかるのは相手が必ずそのトイレに来るということだけである。「私はここにいた」(私はここ...「パーフェクトデイズ」(3)

  • Estoy Loco por España(番外篇420)Obra, Juancarlos Jimenez Sastre

    Obra,JuancarlosJimenezSastreDicelapiedra:Tengomuchasganasdevercómocambiarámifuturosinosencontramos.Diceelárbol:Mepreocupacómosereescribirámipasadosinosencontramos.Diceelhierro:Nosécómodesaparecerámipresentesinosencontramos.Eltiempodice:Nosoyelpasado,elpresenteoelfuturo.Essóloelmomento.Demanerasimilar,lapiedraespiedra,lamaderaesmaderayelhierroeshierro.Sólo...EstoyLocoporEspaña(番外篇420)Obra,JuancarlosJimenezSastre

  • Estoy Loco por España(番外篇419)Obra, Luciano González Diaz

    Obra,LucianoGonzálezDiazLamujerledijoalhombre:"Estaesculturamíaseparecemásamíquelaquemiraste".Yañadió:"Nomedicuentadequemeestabasmirando,porquemeestabamirandofijamenteasimismo.Perounamentedistorsionadasiemprepuedemanifestarseencuerpo.Nopuedoocultartenada".¿Cuandofueeso?Sinembargo,¿esestoposible?Aunqueloperdítodo,sóloquedaparasiempreelrecuerdodeloqueperdí....EstoyLocoporEspaña(番外篇419)Obra,LucianoGonzálezDiaz

  • 中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(61)

    「ミニチュア」。女が紅茶にそえるレモンを薄く切っている。レモンの薄い切れは黄色い車輪。一度読んだら忘れることのできない比喩である。読者が忘れらないように、レモンの輪切りをつくった女も、それを忘れることができない。なぜなら。これを書いてしまうと、詩を読む楽しみがなくなるから書かないが、「薄い」にも「切れ(る)」も、実は比喩なのだ。比喩は、ただ単に何かを別のもので言い換えることではない。言い換えられたもの(存在)と、言い換えたもの(比喩)が交錯し、その交錯する向こう側から、言い換えることでしか表現できなかったものがあらわれ、存在と比喩を超えて世界そのものに変わっていく。それを手助けする形で「薄い」と「切れ(る)」が動いている。ギリシャ語でも「薄い切れ」と書いてあるのか。私の勝手な想像だが「薄い一片」くらいでは...中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(61)

  • Estoy Loco por España(番外篇418)Obra, Joaquín Llorens

    Obra,JoaquínLlorensElhombrelepreguntóalhierro.¿Laslíneasqueseunificaronenunaformasedividiráneninnumerableslíneas?¿Seunificaránvariaslíneasenunasolaforma?Teconocíenmediodeunsueño.Elhierrolerespondióalhombre.Paramínoexistelacuestióndesidesmantelarointegrar.Sólomemuevoenbuscadeunaformaquenoexiste.Habíaunaformaenalgunaparte.Hayunaformaenalgunaparte.Sinembargo...EstoyLocoporEspaña(番外篇418)Obra,JoaquínLlorens

  • Estoy Loco por España(番外篇417)Obra, Antonio Ignacio González Pedraza

    Obra,AntonioIgnacioGonzálezPedrazaSerie:"Ciudadesposibles”Tierras,engobes,cenizayhumo.Unedificiodecristalsereflejaelotroedificiodecristal.Otroedificiodecristalsereflejaelprimeredificio.Poreso,elinteriordeledificiosemultiplica.Enelinteriordeledificiosemezclantrabajadoresvestidosconcamisasblancas.Nadiesabíaquépuestoocupabasutrabajo.Semoviódeunladoaotroentre...EstoyLocoporEspaña(番外篇417)Obra,AntonioIgnacioGonzálezPedraza

  • Estoy Loco por España(番外篇416)Obra, Antonio Guerra Alvarez

    Obra,AntonioGuerraAlvarezLasombrameestabaesperando.Justocomoesemomentoenelquecaíalsuelo,choquéconlapuertaabiertayselevanté.Seconvirtióenunasombramásoscuraqueantespormisrecuerdosymeestabaesperando.Esedíamiréhaciaatrás.Yonoestabaallí,solounasombradondeestabaparado."Teestaréesperando",dijolasombra.Mamádijodesdeelotrolado."Teestaréesperando".Entonces,desdemás...EstoyLocoporEspaña(番外篇416)Obra,AntonioGuerraAlvarez

  • ビム・ベンダース監督「PERFECT DAYS」(2、三浦友和の演技の問題点)

    ビム・ベンダース監督「PERFECTDAYS」(2、三浦友和の演技の問題点)映画には、それぞれ「テーマ」がある。ビム・ベンダース監督「PERFECTDAYS」の場合、テーマは「空気」、あるいは「空気の変化」である。カメラは、これを丁寧にとらえている。役所広司が目を覚ますとき、それは外の道路を老人が掃いているときである。そのときの音によって目を覚ますのは、その周辺の空気が騒音にまみれていないからである。そして、その日その日の「空気」は、その日その日によって違う。この違いは、映画を見ている私たちにはあまりはっきりとはわからないが、そこに生きている人にとっては「変化している」ことがわかる。役所広司には、それがわかっている。ソフトを畳むとき、彼は掛け布団を左から右に半分におる。次に縦方向に畳む。ところが一回だけ、...ビム・ベンダース監督「PERFECTDAYS」(2、三浦友和の演技の問題点)

  • ビム・ベンダース監督「PERFECT DAYS」 (★★★★)

    ビム・ベンダース監督「PERFECTDAYS」(★★★★)(2023年12月23日、キノシネマ福岡、スクリーン1)監督ビム・ベンダース出演役所広司前半、役所広司がたんたんとトイレ掃除をするシーンがいい。毎日、同じことの繰り返し。そしてそれは彼だけのことではない。彼のアパートの近くに住む老人は、毎朝同じ時間に道路を掃いている。そのホウキの音を「目覚まし」のかわりにして役所広司は目を覚ます。布団をたたむときも手順が決まっている。掛け布団を左側から右側へ二つにおる。それをさらに縦におる。その上に枕を置く。敷布団を三つに追って左側に置く。その上に、さっき畳んだ掛け布団と待ちらを置く。それから歯を磨き、仕事の途中で見つけてきた植物(植木にしている)に水をやる。車で出かけるとき、かならず自販機から缶コーヒーを買う……...ビム・ベンダース監督「PERFECTDAYS」(★★★★)

  • 読売新聞の書き方

    読売新聞に限ったことではないが、私は「内容」よりも書き方に対して頭に来ることがある。最近話題になっている自民党の裏金づくり。「派閥」に限定して報道されているが、それは派閥の問題ではなく、自民党の問題だろう。つまり、岸田に責任があるのだ。それを書いているときりがないので、きょう取り上げるのは、次の文章。(2023年読売新聞12月22日朝刊、14版、西部版)「派閥幹部の立件に壁、指示・了承の証拠が焦点に…裏金疑惑任意聴取へ」という見出しで、こう書いてある。自民党派閥のパーティーを巡る政治資金規正法違反事件は、東京地検特捜部が「清和政策研究会」(安倍派)幹部らに対する任意の事情聴取に乗り出すことで、「派閥主導」とされる裏金疑惑の本格的な解明に移る。焦点は、直近5年間で5億円規模に上る不記載に国会議員の関与があっ...読売新聞の書き方

  • デジタル化という罠

    パソコンがダウンした。電源を切ろうにも、マウスも反応しない。私はたまたま予備のパソコンをもっていたから対応できるが、予備のパソコンのないひとはどうするのだろうか。ウィルス対策のメーカーと話していてわかったのだが、パソコンの(ハードディスクの)寿命は4-5年くらいらしい。もちろん、こまめなメンテナンスをすれば、もっとのびるのだろうけれど。しかし、そんなことを熟知してパソコンを買うひとが何人いるだろうか。そう思ったとき、また、別の風景が見えてきた。私は年金生活者で、預金もない。こういう人間が、デジタル社会にどう対応すればいいのか。パソコンが動いているあいだはなんとか社会についていけるかもしれない。スマートフォンが動いているあいだは、やはりついていけるかもしれない。しかし、そういうものがいったん故障したら?動か...デジタル化という罠

  • Estoy Loco por España(番外篇416)Obra, Jesus Coyto Pablo

    Obra,JesusCoytoPablo¿Quiénhizolapreguntaquéeselcolor?Y¿quiénrespondióqueesalgoquetrasciendelaforma?O¿quiénhizolapreguntaquéeslaforma?Y¿quiénrespondióqueesalgoquesustentaelcolor?Loquerecuerdoesqueeldiálogoerasimilaraunapreguntayrespuestasobrequéesunametáfora.Cuandoalgoobjetoseexpresaporotracosa(porejemplo,laopacidaddelazul,laformairregulardeunpapelrasgadoo...EstoyLocoporEspaña(番外篇416)Obra,JesusCoytoPablo

  • 「ノルマ」ということば(その2)

    ノルマについて書いた途端、読売新聞のオンラインに、「自民の元派閥幹部「パーティー券100枚、200万円分がノルマ」…届かなければ自腹も」という記事が書かれた。https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231214-OYT1T50255/そこには、こう書いてある。自民党のある派閥幹部経験者が読売新聞の取材に応じ、派閥のパーティー券販売の実態などについて証言した。この元派閥幹部の場合、パーティー券100枚(1枚2万円)200万円分がノルマだった。企業などに購入を依頼するが、ノルマに届かない分は自らが負担することもあったという。「ノルマをこなすのは大変だ。多くの議員はそこまで余裕をもって売れていなかったはずだ」と話す。どんな世界でも「ノルマ」が課せられれば、それが達成できないとき...「ノルマ」ということば(その2)

  • 「ノルマ」ということば

    安倍派の「裏金問題」が話題になっている。誰が主導したか、があれこれいわれているが、私が不思議に思ってしようがないのが、これがどうしていままで表沙汰にならなかったかということである。2023年12月16日の読売新聞(西部版・14版)に、こういう表現がある。関係者によると、安倍派ではパーティー券販売のノルマ超過分を議員側に還流し、派閥側、議員側双方の収支報告書に収支を記載せず裏金化していた疑いがある。還流分は2018~22年の5年間で計5億円に上るとみられている。「ノルマ」ということばがある。このことばは、このニュースが報じられた最初のころからつかわれていた。ノルマということばは、何を意味するか。「義務」である。ノルマが設定されるとき、同時にノルマが達成されないときには罰則がある。それは裏を返せば、達成すれば...「ノルマ」ということば

  • Estoy Loco por España(番外篇415)Obra, Juancarlos Jimenez Sastre

    Obra,JuancarlosJimenezSastreTÍTULO:COMOELAIRELlamamiatenciónelpilarcuadrado.Tieneunaformamuymaravilla.Loescribícomouncuadrado,peropodríaserunprismatriangular.Ounpilarsemicircular.Haypartesinvisibles,porloquenosélaformaexacta.Yesestehechodeque“haypartesinvisibles(haycosasquenosepuedenver)”loquehacehermosaestaobra.¿Cómoseconectaelcírculoosemicírculodelfondo...EstoyLocoporEspaña(番外篇415)Obra,JuancarlosJimenezSastre

  • 中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(60)

    「理解」。労務者がハーモニカを吹いている。女がとおりすぎる。そのとき、女がおはようと誰かに言ってる。実に単純で自然な「おはよう」。実に単純で自然な「おはよう」というのは、「説明」である。詩なのだから、説明はないほうがいい、かもしれない。しかも、この説明は「実に/単純で/自然な」と、とても念入りである。「実に」はなくてもいいかもしれない。「単純」か、「自然」のどちらだけでも十分だろう。でも、リッツッスは、ことばを重ねている。もしかすると、この重複は、中井が考えたことかもしれない。ひとは、「実に/単純で/自然な」ことを理解できないときがある。そして、そのとき理解することを求められているのは、それが「実に/単純で/自然な」ことである。いま、ガザ(パレスチナ)では悲惨なことが起きている。ニュースを読みながら思うの...中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(60)

  • Estoy Loco por España(番外篇414)Obra, Jesus Coyto Pablo

    Obra,JesusCoytoPablofullmoon¿Veráslalunaqueyovienochohoras?¿Vistelalunaqueestoymirandohaceochohoras?Ochohoras.Pero,¿adóndeviajalalunaduranteeseochohoras?¿Viajaalfuturooalpasado?Alaluzazulsepuedeveruntechorojo,comoelbordedeluniversoquenadiehavistoantes.Esunacasaconocidasóloporlaluna.Eltechodeunapequeñacasaenlacaraocultadelaluna.Eneláticoduermeunsueñoenferm...EstoyLocoporEspaña(番外篇414)Obra,JesusCoytoPablo

  • 和辻哲郎の「公平」(そして向田邦子)

    和辻哲郎『日本古代文化』の「初版序」におもしろいことが書いてある。和辻はこの本を書くまで日本の古代文化のことを研究してきたわけではない。それでも書かずにはいられなかった。どういう立場で、書くか。自分は、一個の「人間」として最も公平だと思われる立場に立って、自分の眼をもって材料に向かった。この文章をどう読むかはひとによって違うだろうが、私は「公平」ということばにつきうごかされた。一個の人間として公平とはどういうことか。古代文化の研究をしている人間と、それをしてこなかった人間は「学問的」には「公平」ではない。前者は「知識」をもっている。後者は「知識」をもっていない。しかし、同じ人間だから「公平」に「眼」をもっている。その「公平である眼」をたよりに、つまり「知識」にたよらずに、古代文化に向き合った、というのであ...和辻哲郎の「公平」(そして向田邦子)

  • 坂多瑩子『教室のすみで豆電球が点滅している』

    坂多瑩子『教室のすみで豆電球が点滅している』(阿吽塾、2023年11月04日発行)坂多瑩子『教室のすみで豆電球が点滅している』は、現代詩書下ろし一詩篇による詩集、懐紙シリーズ第十一集、という。未発表の(書き下ろしの)長い詩一篇で構成されている。で、坂多は何を書いているか。人と共有できないことばをただわりたくなるガラスのようにただ投げつけたくなる傷つくようにおびえて大真面目にね大馬鹿にね4ページ目に登場する一連。最後の二行は嫌いだなあ。でも、この二行を書かないと、尾崎豊になってしまうのだろうか。尾崎豊、知っているわけじゃないんだけれどね。どこかで、いくつか聞いただけだけれどね。私が気に入っているのは三行目「ただ」。「ただ」は一行目にも出てきている。一行目の「ただ」はことばの勢いのなかに埋没している。無意識に...坂多瑩子『教室のすみで豆電球が点滅している』

  • 中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(59)

    「いつの日か、おそらく」。二人が会話している。しかし、ことばはかみ合わない。せめてあなたは眼で見ないで、と私は言いたいの。「あなたは眼で見ないで」の前に「せめて」ということばがある。このことばのつかい方はむずかしい。ふたりの会話そのもののように、なんだか、ほかのことばとかみ合わない。「せめて」あなただけは、なのか。「せめて」眼では、なのか。あるいは「せめて」見ないで、なのか。これは、区別しても仕方がないことなのだと思うが。なにかことばでは言いあらわせないものがあって、しかし、どうしても言わずにはいられないことがあって、その「何か」を指し示すようにして「せめて」が動いている。「眼で見ないで」という表現自体「理不尽」なのものだが、その理不尽に通じるような、屈折した思い、撞着した思いがこのことばを動かしていると...中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(59)

  • 和辻哲郎の「正直」

    私は和辻哲郎の文章が好きだ。なぜ、好きか。『桂離宮』のなかで、和辻はこう釈明している。さまざまなことを和辻は書いているが、専門家の所説に基づいたところもあるが、主としてわたくしの現状から受けた印象によったのであって、歴史的に確証があったわけではない。林達夫なら絶対に書かないことを和辻は書いていることになる。「確証がない」ことを書く、というのは、著述家にとっては間違ったことかもしれない。しかし、「印象」には、「歴史的事実」とは別の真実があるだろう。生きている人間の真実、そのひとが生きてきた仮定で身につけてきた、そのひとの真実(事実)である。和辻は、客観的な歴史よりも、彼自身の歴史(個人の歴史)を優先する。そこから「歴史」へ近づいていく。和辻自身の「いのち」をひきずって、「歴史」へ近づいていく。「印象」は「推...和辻哲郎の「正直」

  • Estoy Loco por España(番外篇413)Obra, Alfredo Bikondoa

    Obra,AlfredoBikondoaArquitecturaypoéticadeladesaparición.(2023)DerepentepenséenunedificioenGazaquehabíasidobombardeado.Luegotratédeponerloenpalabras.ふと、爆撃されたガザのビルを連想した。そして、それをことばにしてみた。(ParalaparejadeGaza/ガザの恋人たちのために)¿Cuálfuelamúsicaqueescuchécontigo?Norecuerdoelnombredelasinfoníaquemedijistequequeríasescucharantesdemorir.Esasinfoníadondealfinalseelevaelso...EstoyLocoporEspaña(番外篇413)Obra,AlfredoBikondoa

  • Estoy Loco por España(番外篇413)Obra, Joaquín Llorens

    Obra,JoaquínLlorensDosniñosestánmirandoeltrabajo.Conlamismaropa.Talvezseanhermanos.Elhermanomenorcolgólasmanosynosemueve..Nisiquierapuedopreguntar:"¿Quéesesto?"Elhermanomayor(o,susmanos)buscaensubolsillolaspalabrasquedecirleasuhermanomenor.Laesculturamirafijamentealosdos.Comodiciendo:"¿Sabenloquesoy?"Unsilenciomisterioso,peromuyíntimo,conectalaobraylosniñ...EstoyLocoporEspaña(番外篇413)Obra,JoaquínLlorens

  • 「教養」とは何か(和辻哲郎と向田邦子)

    父の詫び状(文春文庫む1-1)向田邦子文藝春秋和辻哲郎『桂離宮』を読んでいると、八条宮という人物が出てくる。「教養」のある人間だ。その「定義」のようなものとして「源氏物語」「古今集」などの「古典」精通というようなことが書いてある。このときの精通とは単に熟読している、知識を持っているということではないだろう。「味わうことができる」ということだろうと思う。「味わう」ということは、どういうことか。その「ことば」の世界を、生きて動いていくことだろう。それは、「ことば」の動きのなかにある「自然に動き出してくる力」にあわせて、自分を動かすということだろう。世界は「ことば」に満ちている。世界に満ちている「ことば」のなかにはむだなもの、余分なものもある。それを適切に切り捨てれば、「ことば」は自然に美しく輝き出す。この「切...「教養」とは何か(和辻哲郎と向田邦子)

  • 青柳俊哉「ハキリアリ」ほか

    青柳俊哉「ハキリアリ」ほか(朝日カルチャーセンター、2023年11月20日)受講生の作品。ハキリアリ青柳俊哉海馬の中へ太陽を無数に通過させる酵母の床に葉を散らしつづけてキノコの列柱の先日蝕のかげのような傘から脂粉の霧が黒い胸郭にふりかかるこの広大な洞でわたしは暮らしてきた湖の鯨が月の光にうねっている原野を永遠に氷狼が横切っていくわたしは星の眼でみる女王からうまれつづけるわたしの視床の中の霧と葉の深さをいつもは作者に質問せず(作者の意図を無視して?)、どう読んだか、を中心に感想を語り合うのだが、今回は、詩のなかでわからない部分について質問し、そのあとで感想を語るという形で詩を読み進めた。「ハキリアリとは?」「海馬とは?」「わたしは星の眼でみる、とは?」ハキリアリは、蟻の種類。葉を切り刻み、酵母菌をまき、キノ...青柳俊哉「ハキリアリ」ほか

  • Estoy Loco por España(番外篇412)Obra, Sergio Estevez

    Obra,SergioEstevezCrucedecaminosNosélosmaterialesexactosutilizadosenestaobra.Perorecuerdohabervistotodaslascosascuandoeraniño.Habíansidoabandonadosenunrincóndelacasadelcampo.Penséqueyanoerarelevante.Sinembargo,cuandomiroesascosas,medoycuentadequehayalgodentrodemíqueresuenaconlosdeseosdelaspersonasquelascrearon.Tambiénrecuerdohaberjugadoahacercosasusandoes...EstoyLocoporEspaña(番外篇412)Obra,SergioEstevez

  • 和辻哲郎と林達夫

    人はどんなふうにしてあることばと出会い、それを好きになり、その「好き」が広がっていくのか。自分のことであっても、よくわからない。私は、いろんな著述家のいろんな文体が好きだが、和辻哲郎の『古寺巡礼』を読んでいて、ふと林達夫を思い出した。薬師寺の薬師如来の作者が誰なのかわからないが、そのことについて、和辻は、あれこれ想像している。(岩波版、全集、123ページ)当時の文化はむしろ書紀に名を録せられない中流の知識階級によって担われていたと見られるべきである。たとえばわれわれはあらゆる民家に仏壇を造るべき命令が下ったことを知っている。この命令はある程度まで遵奉せられたであろう。そこには盛んな需要がある。供給者もまたなくてはならぬ。もしこの仏壇の最も優秀な例を玉虫の厨子や橘夫人の厨子に認め得るとすれば、仏壇の標準がす...和辻哲郎と林達夫

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