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ひこばえ http://hikobae0869.blog.fc2.com/

俳句は自分史です。自作の俳句に写真とエッセイを添えて綴ります。

日向亮司
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磯子区
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2013/05/30

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  • 路地奥の中国訛り春を呼ぶ関帝廟を目印に「ビャンビャン麺」の店に辿り着いた。いつもは写真右の店に声を掛けて斜向かいの建物の2階のカラオケ屋に入るのだが、今日は食事である。左の店に人が入って行った。見ると「ビャンビャン麺」のポスターがどちらの店にも貼られている。女性「ド~ゾ、ドッチノ、ミセモ、オナジ」左の店の奥からカタコト日本語で声を掛けられた。私「どっちでもいい?」妻「私はどっちでも」左の店に入った...

  • 竜天に登る

    竜天に登り花道より消ゆる観終わって外に出たのが5時過ぎである。私「いやぁ、面白かったなぁ(笑)」妻「それは良かったね(笑)」私「原作通りというのも良かったよ。最後に河童が出てきたところだけは原作と違っていたけど、アングラ劇場だと思えば許せるかな(笑)」妻「原作ではどうなっているの?」私「暴風雨の桟橋で伝馬船が流されないか様子を見に行った時に5、6人に襲われるんだ。玉井組の若い衆もいたはずだけど暴風雨...

  • 春燈

    組の名を入れし春燈出入りかなほぼ原作通りである。細かいところも正確に原作を踏まえている。<分かるかなぁ……>原作を読んでいない人がほとんどのはずである。何度も読んで、前日にも読み返して来た私だから分かるようなシーンもある。<どうだろうか……>隣の妻を見る。暗闇の中だが、薄っすらと横顔が見える。<えっ!>何と寝ているではないか!<まさか……>本当に面白く見ていたが周りの人たちはどうなのだろう。少なくとも妻...

  • 春塵

    春塵に塗れゴンゾを稼業とす舳先の奥からネクタイ姿の男が大声を出しながら飛び出してきた。男性「本日はよ~こそ、お出でくださいましたぁ!」<ん?何だ、何だ?……>小説には全く登場しない人物である。男性「ここは北九州、若松港。明治36年の活気溢れるゴンゾたちの仕事場です。ゴンゾと言っても今の人たちには分かるはずがない。ちょっと説明させていただきますと、筑豊炭鉱で掘り出された石炭がこの若松港に運ばれてきて大き...

  • 春服

    春服が探す己の桟敷席私「2時の開演か。何時に出る?」妻「1時15分から入れるよ。舞台上に屋台が出ているんだって」私「舞台?何の舞台?」妻「小物や食べ物の店みたいだよ」私「へぇ~」12時50分の電車に乗り、1時半にKAATに到着した。<ん?ここは昔来たことがあったな……何だっけなぁ?>思い出せない。中に入るとお釈迦様の形をした「ねぶた」が飾られていた。中華街で行なわれている「春節」の関連なのかも知れない。会場の3階...

  • 春興

    春興や字画を誇る𰻞𰻞麺工場長と「花と龍」の話をした1週間後の土曜日の新聞に「花と龍」の記事が載っていた。<えええっ、話をしたばっかしじゃん!>関内にある神奈川芸術劇場(KAAT)でこの「花と龍」の舞台公演があるという。私「ミミミミ、これ、見に行こう!」妻「ナニ?」私「花と龍」妻「ええっ……」私「2週間しかやってない」妻「面白くなさそう……」私「面白くないかもしれないけど、絶対に見たい」妻「しょうがないなぁ……...

  • 春服

    仕事着と言ひ春服に迎へらる婿殿から連絡が入った。勤める会社でロッカーを買い替えるという。普通にどこからでも買えば良さそうなものだが、特注的要素もあるので相談に乗ってほしいという。営業と工場長と3人で出掛けて話を聞いて来た。当社で作って納めることになった。婿殿の働く姿をその時初めて見た。帰りの車の中での会話である。工場長「お婿さん、いい男でしたね」私「うん、いい男だよ」工場長「社長の長女の旦那さんで...

  • 賑はひや酔へばものみな朧なり終盤に近付いた。後ろの席に日本濾水器工業の橋本会長、社長親子がいる。私「さっきお見掛けしたので手を振ったら素通りされました(笑)」会長「あっそ(笑)」私「とうとう忘れられたのかと心配になりました(笑)」会長「もう細かいところに目が行かなくなって来たんだよ(笑)」私「ハハハハ」会長「それにしても後期高齢者もいいところだよ。健保組合もいつまでボクに役員をやらしておくんだろう...

  • 春めく

    春めくや罪なき嘘のありぬべし秋山社長(写真)はしばらくブログを眺めていた。秋山社長「これは凄いですね。毎日更新ですか?」私「そう」秋山社長「このブログの名前『ひこばえ』ってどういう意味ですか?」私「木の切り株があるだろう。その横から若い芽が生えて来る。その若い芽のことを『ひこばえ』という」秋山社長「へぇ~」私「長く続けるにはコツがある」秋山社長「何ですか?」私「ウソは付かない(笑)」秋山社長「ハハ...

  • 春の夜

    春の夜のジヤズの音色やすこし酔ふ演奏が始まった(写真)。最初の曲が高橋真梨子の「別れの朝」である。私の左には秋山社長が座っている。私「あれっ、日本の歌じゃん(笑)」秋山社長「そうですね」私「しかもオレがいつも歌ってる曲だよ」秋山社長「そうなんですか」私「オレの方が上手い」秋山社長「えっ、それは……(笑)」私「いや、ホント。オレの方が全然上手い」秋山社長「ハハハハ」私「だけど、知らない歌を聞かされるよ...

  • 春や立つ

    足腰も口も達者で春や立つ会長の挨拶に続き、横浜南税務署長の挨拶、副所長の乾杯の音頭と続いた。ビールが配られ、料理が始まった。前菜、パン、スープと続き、ビールの他にもワインや水割りなどが配られていく。新井先生「いつもならこの時間、もう布団に入ってるよ」私「えっ、まだ7時じゃないですか(笑)」新井先生「やることがある訳じゃないから、寝るに越したことはない(笑)」私「じゃ、朝は早いですね」新井先生「4時に...

  • 朧夜

    おぼろ夜や数へて百にまだ遠き2月7日(金)横浜駅西口のベイシェラトンホテルで横浜南優申会の新春交歓会が行われた。昨年は美空ひばりの曲を歌った「有希乃路央さん」を迎えてのパーティだったが、今年は「水岡のぶゆきグループのジャズライブ」だという。<ジャズと言われてもなァ……>会場に到着すると時間前だというのにすでに知った顔が何人も到着していた。A社長「おっ、相変わらず元気そうだね(笑)」私「ま、何とかやって...

  • 風光る

    父が娘に詫びて許され風光る今日2月16日(日)は長女の何回目かの誕生日である。以前は必ずプレゼントなどを買ってお祝いをしたものだが、遠く離れて住むようになって、孫たちのことも忙しくなり、いつの間にかそのまま過ぎてしまうようになってしまった。生まれて来てくれた時の感動や可愛く育っていく過程のことなどを懐かしく思い出しながら一言お祝いの言葉を書いておこう。小学校何年生の頃だっただろうか、家に帰ると学校で...

  • 佐保姫

    佐保姫を待つビル街の人通り福澤アナの講演が終りすぐに懇親会となった。こんなにいたのかと驚くほど人がいた。知った顔ももちろんいたが、知らない顔が多い。その中にK社長がいた。K社長「珍しいな(笑)」私「世の中がどれだけ変わったか見に来ました(笑)」私より1才上である。一緒にクルーザーを買ったことがある。K社長「日向さんはあんまり変わらないなぁ」私「そうでもないですよ。年だけは確実に取っています。体調はいい...

  • 寒声

    滑舌を鍛へ寒声ビラ配り福澤氏「コミュニケーションとはそもそも何でしょうか?話すことと聞くこと。総論でいうとコミュニケーションとはキャッチボールなんです。皆さん、キャッチボールをしたことあると思いますが、何に気を付けてボールを投げるでしょうか。それは相手が取りやすいところに投げる、取りやすいスピードで投げる。いきなり剛速球で投げる人はいないと思います。いきなりアンダースローで投げる人はいないと思いま...

  • 冬の終わり

    壇上や冬の終わりを告げる人会長挨拶に続き、横浜銀行の支店長の挨拶があり、その後すぐに講演会へと移った。司会者が福澤彰氏のプロフィールを読み上げて「では早速お迎え致しましょう。盛大な拍手でお迎えください」と声を掛けた。後方のドアからの入場である。「ジャスト! ミ~~~~ト!」あまりの大音量に驚かされた。マイクを持って大声で入場してきた。それまで静かだった会場内がそのたった一声に雰囲気を変えた。会場内...

  • 春を待つ

    黒書院六兵衛一人春を待つ3階に受付が出来ていた。横浜銀行の行員がズラッと並んでいる。知った顔の担当者が名札を渡してくれた。会費の支払いを済ませクロークに荷物を預けるように案内された。課長「まだ30分ありますので、中でお座りになってお待ちください」5~6名が座っていた。知った顔はいない。前から3列目の席に座った。水を飲みながら目の前に置かれた割り箸を見ていた(写真)。<ここで何か食べるのだろうか……>肩を叩...

  • 旧正

    旧正の飾りの前を足早に昨年11月末、横浜銀行から「新年講演会のお知らせ」が届いた。1月28日(金)、横浜コンチネンタルホテルで行なうとある。<ん?場所が変わったな……>もう出席しなくなってから随分となる。<どうして出なくなったんだっけなぁ……>以前は必ず出席していたものである。知った顔の中で楽しく一杯飲んで帰って来たのだが、どういう訳か出るのを止めてしまった。自分で決めたことだがどうして止めたのか理由が思...

  • 年豆

    年豆の数ほど文句言ひもして懇親会が終わって、コーヒーを飲んで帰ることにした。会の長老格も何人か付いてきた。総勢10名ほどである。私の向かいに78才の長老が座った。私の横にその長老のお弟子さん75才が座った。その前に菅野先生74才である。私「それにしても会員数が減っているじゃないですか。10年前に比べて6割ですよ」配布資料の中に10年前との比較が出ていた。78才「それが問題なんだよなぁ。それぞれの会の勢いも以前ほ...

  • 春近し

    褒められて伸びる七十路春近し総会は4月に行なわれる「第70回記念書展」の話を中心に進められた。聞いていると評議員以上の人が大きな作品を書いてくる書展だという。先生に言われて半切の作品を提出したが、もしかして半切は私だけなのかも知れない。女性「いいのよ。最初なんだから」私「まぁ、そうだけど、オレだけ半切じゃ逆に目立っちゃうなぁ(笑)」女性「目立った方がいいのよ。これからの人なんだから(笑)」総会が終わ...

  • 寒夜

    七十路の期待の星となる寒夜インターネットで「竹青社」と検索すると「第70回記念 竹青社書展」と出る。「開催期間 2025年4月16日~2025年4月20日書道団体「竹青社」評議員以上の会員による書作品の展覧会。今回は70回記念の展覧会となり、2×8尺作品、3×8尺作品を中心とした大型作品群となっています。料金 無料場所 横浜市民ギャラリー」この竹青社の評議員に選ばれたという。私「何ですか、評議員って?また高い会費を取られ...

  • 初硯

    進むべき道は蒼茫初硯12月22日(日)2時、その年最後の研究会である。8人の生徒が集まった。生徒と言ってもベテランばかり。私からすると先輩格ばかりである。しかしベテランだからと言って必ずしも上手い訳ではない。先生が書いたお手本を見ながら書くのは上手くても自分で考えて書くとなると話は違うようで、書道歴何十年と言う人が案外粗末な作品を書いて来るのである。今回は「鐘を尋ねて蒼茫に入る」である(写真)。一人ずつ...

  • 毛糸編む

    舟を編む人ゐて毛糸編む人も翌日届いた。私「おお、これこれ(笑)」妻「これが欲しかったの?」私「これがあれば上手く書けるという訳じゃないけど、ないとどう書いていいのかも分からないんだから隷書を書く時の必需品だよ(笑)」まずは宿題となっている漢詩を書き出して隷書の字体を調べていく。私「鐘を尋ねて蒼茫に入る、かぁ……」妻「蒼茫?」私「深い山の形容とある。見渡す限り、青々としているさま。まさにこれから隷書を...

  • 吉書

    みな上手くなりたし吉書大きめに先生から「隷書になっていない」と言われた日のことは以前書いた(令和6年11月26日、ひこばえ「息白し」)。その日、ベテランのおばちゃんに書いた先生のお手本が貼り出された。隷書である。あまりにも大きかったので、写真を撮るのに横ではなく縦で撮ってしまった(写真)。<なるほどなぁ、芸術性が高いなぁ……>自分の書いたものとの違いに圧倒されていた。私「先生!先生がこのお手本を書くに当...

  • 歳徳神

    湯上りの歳徳神に面ひとつ写真を撮った後、出世稲荷に向かった。長い階段を上って出店の前を通ってお参りをするのである。階段の終わりの辺りから列が出来ていた。私「何だって、こんなに並んでいるんだろ?」瀬谷さん「世知辛い世の中ですからねぇ。お参りしたいんでしょ」私「あれっ、みんな並んでるよ」私と瀬谷さん以外が並び始めた(写真)。私「オレはいいよ」瀬谷さん「私もいいです」私「じゃ、下に降りて待ってようよ」瀬...

  • 初詣

    御不動の前なる我等初詣ママさん「早く上がりな。いつ来るか電話がないから、席を空けておくのが大変だったんだから」いきなり文句を言われる。いつもは工場長がいるので車が出た時にママに電話を入れて、何時頃に着くと知らせているのである。その工場長がインフルで来ていない。すなわち電話を入れていないのである。私「駐車場が一杯でいつもと違う場所に停めてきた。ここのすぐ近くだったから、まだお参りをしていない」ママさ...

  • 屠蘇の酒

    注がれたるまでを覚えし屠蘇の酒3連休の初日である。成田山の駐車場は混んでいた。私「いつも停めるところじゃないんだ?」川上君「渋滞していました。辿り着くのに相当掛かります。別の駐車場にします」私「ああ、のり武の近くの駐車場だな」しかし、その駐車場も混んでいた。しかも入り口が反対車線の一歩通行である。長蛇の列が出来ていた。私「こりゃ、ムリだな」川上君「少し走ってみます」ちょうどその時、民間の駐車場から...

  • 年男

    ならぬ堪忍するが堪忍年男車は順調に進んで東京都内を過ぎて千葉県に入った。1時間ほどして市川君がトイレに行きたいと言い始めた。川崎君「ムリムリムリ、ここでは停められない(笑)」川上君「次のパーキングエリアで停めます」川崎君「社長、早くこのワイン飲んでください。瓶を空けないと市川君が小便をする場所がありません(笑)」私「飲める訳ないだろ!大体な、小便というものはな、心因性だ。気持ちの問題なんだ。家が近...

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