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きくちゃん
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東村山市
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小金井市
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2013/04/27

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  • 夏の思い出

    今、これを書いている机から、顔を上げればスーパームーン(今年一番大きく見える月)が、窓の外に見えています。見るたびに、少しずつ、右上に移っています。今年の夏、暑かった。都心での猛暑日は22回を数え、最多記録を更新中。それでも今月は83キロ走った。これは朝ランができるようになったことが大きいです。7時前くらいに出ても、気温27度、湿度90%だったりもしますが。今日は風が涼しく感じられました。ほんの少しだけかもしれないけど、確かに秋は近づいている。私は冬生まれ、東北人ということもあり、暑いのは苦手です。7月から8月は、ほんと魔のときと言ってもいいくらい。今年の東北に北海道も暑かった。まだまだ続いていますが、心身ともに堪えている人たち多いのではないでしょうか。私は都会の夏が本当に嫌いだった。私にとっての都会は、...夏の思い出

  • 君たちはどう生きるか

    映画「君たちはどう生きるか」を観たら、この本も読みたくなりました。再読のはずなのですが、細部を覚えておらず、記録にも残ってないので、20年近く前だったのかもしれません。こんなに泣ける話だとは思ってなかった。少なくとも3度はグッときました。この本の素晴らしいところは、コペル君と呼ばれる主人公が中学校生活を送る中で経験する出来事と、コペル君の語りを聴いて受け止めるおじさんの伝えたいことが見事に融合しているところです。そんな本は他にないでしょう。だから超ロングセラーとなって売れ続けています。基本的には、これからを生きる若い世代に「これだけは」伝えておきたい大切なことが詰まっています。何が大事なのかは、読むそれぞれの人が感じ取って、大事に育てていくしかありません。私がここでおせっかいにも「これとこれとこれ」などと...君たちはどう生きるか

  • ぼくは満員電車で原爆を浴びた

    今日はもう一冊。明日の8月6日は、78回目の広島原爆の日。当時11歳だった一人の少年が、原爆の爆破地点から1キロ以内にいたにも関わらず生き残りました。その人は米澤鐡志(てつし)さん。自身の体験を語り伝えてきました。その少年は路面電車に乗っていました。疎開先からお母さんとともに、広島の祖父母のところへ足りないものを取りに行くために。その日は月曜日で、仕事に行く人などで朝の路面電車は超満員だった。その真ん中付近で、彼は人々に埋もれていた。そのことが、彼を救うことになった。ピカッと光った後の静寂。静寂の後の地獄。35度でひいひい言っているのに、地面は3000度以上になったという。原爆は100万度。78年前、現実にあったことだけど、信じられない。信じたくもない。と思うから、歴史は歪曲されてきたのかもしれません。少...ぼくは満員電車で原爆を浴びた

  • 伝奇集

    精巧な、あまりにも精巧な作品集。こんなに完成度の高い短編を読んだことはありませんでした。著者のボルヘスはアルゼンチンの人。リョサもそうだったけど、南米の作家の描くものはちょっと違う。アメリカ、ヨーロッパから日本まで続くシルクロードから外れているからか、馴染みのない文体だったり構成だったりする。その違いが新鮮で、ときに強烈で、面白く感じます。ボルヘスの後に、ガルシア・マルケスだったりリョサだったりが続く。その意味で、ボルヘスは大事な人。この作品集は1944年に刊行されています。代表的と言われている「円環の廃墟」と「バベルの図書館」、さらに個人的には一番良かった「隠された奇跡」をそれぞれ2回読みました。読むたびに味わいが変わってくる。まるで万華鏡のよう。東京国立博物館で観た国宝たちも思い出しました。特に、「硯...伝奇集

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