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きくちゃん
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小金井市
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2013/04/27

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  • 幽霊塔

    江戸川乱歩は、小学生以来でしょうか。映画「君たちはどう生きるか」に導かれて。表紙の女性、映画に出てくる夏子にそっくりです。幽霊塔とその前の沼も。幽霊塔では、この女性、秋子と言います。夏子も出てきますが、この女性とはまるで違うような醜さとなって。宮崎監督の漫画が、最初から16ページ載っています。そこに描かれていますが、幽霊塔は、江戸川乱歩の前に黒岩涙香(るいこう)が描いていました。その涙香も、イギリスのウイリアムソンが描いた「灰色の女」を元にして日本に合うようにして紹介していました。この辺りはゲーテの「ファウスト」に似ています。ファウストも、元々はよく舞台で演じられていた演目をゲーテが自分流に料理したものでした。宮崎監督の印象的な言葉がありましたので引用しておきます。漫画の最後のページです。「みたまえ、幽霊...幽霊塔

  • 西の魔女は死んだ

    もう少し梨木さんを読みたくなり、定番に手が伸びました。今年もですが、毎年夏に展開する「新潮文庫の100冊」の常連。この本が入らなかった年はなかったのではないでしょうか。この本には思い出もあります。私が池袋の本屋の人文書にいたとき、もう15年くらい前になりますが、そのとき一緒に働いていた同僚の一人に、この本を激推ししていた人がいました。そのときは「ふーん」くらいで読む気にはならなかった。15年も経てば、当時の書店のラインナップから消えていく本たちの方が多いかもしれません。でも、この本は生き続けています。文庫本として発売されたのは平成13年8月と奥付(本の一番最後のページ)に書いてあります。それからなんと100刷。100回増刷されています。平成13年は2001年のことで、今から22年前。当時、私は24歳で、大...西の魔女は死んだ

  • 僕は、そして僕たちはどう生きるか

    「君たちはどう生きるか」に続いて読みたくなった本。この小説にも「コペル君」と呼ばれる中学生が登場します。それだけでなく、著者の梨木香歩さんを読みたくなったのは、別冊太陽の「河合隼雄たましいに向き合う」を読んだからでもあります。この本に、梨木さんの文章も寄せられています。今日もそうでしたが、あまりにも暑くて疲れて何もする気がわかないとき、ぱらぱらとめくって好きなところから読みました。河合隼雄さんは、2006年の8月に脳梗塞で倒れられました。そのまま意識が戻らず、翌年の7月に亡くなりました。2006年8月は、このブログを始めたときでもあって、それからもう17年。この本と働く本屋で出会って、買わないわけにはいかなかった。それだけ私は河合隼雄の影響を受けていました。「影響を受ける」というより、こんがらがった自分を...僕は、そして僕たちはどう生きるか

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