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  • 縛られた縄を振り解こう:7 自虐

    半世紀以上も前から長い間、日本人は世界の人びとに向かって悪いことをしたと思い込むように仕向けられてきました。新聞、雑誌、書籍、テレビ、映画、教室で、読むもの見るもの聞くものに接するたびに、うまい具合に話が組み立てられた記事、論説、小説、ドラマ、教科書によって、卑屈の浸透水のようなもので、感じること、思うこと、考えることを濁らされてきました。総理大臣やノーベル賞作家までが、自虐の病に冒されてか、あるいは立場維持のための装いなのかわからない、謝罪や贖罪の意を表す行為を繰り返してきました。そういう言動を見せつけられれば、人びとはどこかおかしいとは思いながらも、そんなことなのかなあと信じるようになっていきます。こうして国全体が自分を責め続ける空気で満たされれば、いずれは自国の配下に置きたいと狙う国がそれを見逃すことはあ...縛られた縄を振り解こう:7自虐

  • 縛られた縄を振り解こう:6 願望

    あるべき姿を願い、望みをもつことは、人間が生きる力のもとになります。望みとは逆のこと、恨むこと、憎むことばかりを小さい子に教え込めば、そういう人間として育ちます。もった望みは、願っているだけでは、それが叶う機会は訪れません。平和、安全、戦争反対、いじめ反対、願いをプラカードに書いて立っていても、天の助けはありません。あまりにも望みの強すぎる人だけが集まっても、互いに願望で縛り合い、ただ無意味なことを叫ぶだけに終わるでしょう。にほんブログ村縛られた縄を振り解こう:6願望

  • 縛られた縄を振り解こう:5 自主的

    新聞は、読者数が増えること、販売部数が増えること、発行部数が増えることを目指してつくられるでしょう。発行部数は「何万部突破」と宣伝材料にはなっても、実際の販売部数が増えなければ収入になりません。販売部数を増やしたり一定の部数を維持したりするには、行政機関が効率のよい狙いどころになります。役所では、規定以外の行為はすべて自主的なものということになるでしょう。個々の判断以前に加えられた圧力の質も量も、自主的決定によって発散解消されてしまいます。行政の職場に持ち込まれたものを、なんでもお付き合いだからと購買するのも自主的決定です。それが自主的と思っても、その職場の空気という見えない縄に縛られていることには、なかなか気付かないようです。にほんブログ村縛られた縄を振り解こう:5自主的

  • 縛られた縄を振り解こう:4 好悪

    相手が人でもモノでも、いったん嫌いと思ってしまうと、どうしてもその感情から抜けられなくなる、そういう通念が世の中一般にあるという、思い込みの階乗のような縛り縄があります。地球全般に有名になってしまった有力政治家を、他国の人ならともかく、自国のその人を徹底して嫌い、それをわざわざ呼びかける組織活動があります。その人への嫉妬なのかというとそうでもなく、おそらく次の人に引き継がれてもまた「嫌い」の対象にしてしまう、執念の縛り縄です。そこには「嫌い」という形にあらかじめ巻き上げた縄があって、縛り上げる相手がいなくなってもぐるぐる巻いた縄だけが残りそうな、目に見えない気味の悪さがあるようです。にほんブログ村縛られた縄を振り解こう:4好悪

  • 縛られた縄を振り解こう:3 主義

    主義とは、決してブレない理念や考え方であると、簡単に言ってのける人がいます。幼時からの教育や生活環境によって植えつけられてしまった理念やものの考え方を、変えることがなければそれを主義と呼び、おかしいと気付いて変えれば、それは主義ではなかったのかというと、そんなことはないでしょう。主義は、大勢の人に同じような考えを持たせるために編み出された言葉で、個人個人の心根を判別する目印のように使われると、それに縛られる人が増えていきます。自分はXX主義者だと決め付け、一生それを変えることはできないと思いこんだとき、縛られた縄には不幸の湿り気が深くしみ込んで、それを振りほどくことがますます困難になっていくでしょう。にほんブログ村縛られた縄を振り解こう:3主義

  • 縛られた縄を振り解こう:2 題目

    お題目は、唱えることによって意識を集中する言葉でしょう。唱えるためのものですから、その言葉があらわすことがらを目的にしたところで、直接の功徳も効き目もありません。お題目だけにすがりついて生きようとするとき、人はその言葉に縛られはじめます。何をおいても、お題目の言葉にされていることが、かなえられればよいと思いこんだとき、しなければならないことから意識はだんだん逸れていきます。元来お題目でないことを、お題目のように唱えさせ、意識を縛りつける人心誘導法があります。新聞やTVには、そんな言葉がたびたび見られます。にほんブログ村縛られた縄を振り解こう:2題目

  • 縛られた縄を振り解こう:1 衆目

    日本人には、何かに縛られている人が多いように思います。縛られ方や、何に縛られているかはさまざまです。何に、そのひとつは「衆目」でしょう。皆がこう思うはずだ、おかしいと思われたくない、ということです。実際にどんな場合に、どんなことで、それを毎日一つずつ探っていくことにします。にほんブログ村縛られた縄を振り解こう:1衆目

  • 珍具探:31 低温調理器

    食べものをやわらかく煮るには、低い温度でゆっくり煮ればよい、と言われても一日中鍋の番はできません。そこにお任せくださいとできたのが低温調理器、温度と時間を決めておけばそのとおりにやってくれます。炊飯器か電気鍋で温度センサーとタイマーを使えば自分でもできそうですが、さて、その気になるかどうか。にほんブログ村珍具探:31低温調理器

  • 珍具探:30 エアポッド

    エアポッドという、名前だけでは何なのか想像しにくいものがあります。ワイアレス・イヤホンで、邪魔なヒモがない代わりに、はずしたとき落としてしまうこともあります。耳の形によっては、はずすつもりがなくてもポロっと落ちてしまうこともあって、駅のホームでそうなると、大変厄介なことになります。駅員さんの朝一番の仕事がエアポッド拾いでは、何ともお気の毒ではありませんか。にほんブログ村珍具探:30エアポッド

  • 珍具探:29 コーヒースケール

    コーヒーの抽出も、スマホと連動し、その人が気に入った入れ方を再現できるようになりました。それでも、入れる場所、入れるときの空気の環境が異なったとき、まったくのお任せでは同じものにならないでしょう。その前に、飲む人の舌と鼻の具合も、ご機嫌も、その時々で違うはずですから。にほんブログ村珍具探:29コーヒースケール

  • 珍具探:28 ふちなし

    ふちなしではメガネぐらいしか思いつきません。ところが、「ふちなしトイレ」というものがあるそうで、え、ふちがなくてどうなるのだろうかと思ったら、ただふちのくびれをなくしたものでした。ふちがあっちも名前はふちなしとつけられています。あってもないという名前があれば、実際にはなくても国名や党名にだけはXXがあるというのもあって、世はさまざまです。にほんブログ村珍具探:28ふちなし

  • 珍具探:27 磬(けい)

    吊り下げた板を叩いて音を出す、一見単純な、叩き方しだいでは荘厳にも喧騒にも聞こえそうな、磬というものがあります。大きさの違う板を順に並べて吊るせば、楽器にもなり、一枚の板だけなら、合図音器にも使えます。野次にも相当しない罵声怒号を鎮めるには「静粛に」の掛け声より、一打の磬音のほうが議場には向くかもしれません。ただ騒ぐ輩は、声よりも音に弱いのではないかと思いますが、いかがでしょうか。にほんブログ村珍具探:27磬(けい)

  • 珍具探:21 ラダー

    ラダー、日本の名は梯子、身長を補ったり高い所に登ったりするこの道具は、ものを床や地べたに置かずにちょっとひっかけておくにも便利で、作り方使い方次第で部屋の飾りにもなります。梯子の使い方でいちばんたちの悪いのは、ひとを高みに登らせておいて外してしまうということでしょう。(注)「を」から始まる名詞は、昔マッカーサー指令によって追放されたままになっていて、「具」に該当するものがないので飛ばしておきましたが、「やま」までいったところで「ら」が抜けていたことに気付きました。2~3日後には、投稿日を5日繰り上げて順序の整理を行います。(9月18日)にほんブログ村珍具探:21ラダー

  • 珍具探:25 山空穂

    ウツボは海だけでなく山にもいて、ヤマウツボと呼ばれるそうですが、生きものは珍具に入れにくいので迷っていたら、昔の道具に空穂と呼ばれるものがありました。弓矢の矢を入れる矢筒が空穂と呼ばれていたのです。山で使うものが山空穂、これは狩猟用だったのでしょう。細かい工夫が作り込まれているところを見ると、作っていた人の頭は、空どころか、ウツボの目のようにだいじな何かを見逃さない力をもっていたようです。にほんブログ村珍具探:25山空穂

  • 珍具探:24 屋内BBQ

    雨が降ってもよし、かまどの支度もいらない、焼くものを集めなくてもよい、集めるのは食欲の盛んな元気な人だけという屋内バーベキューが、町の真ん中でできるようになっています。バーベキュー元来の丸焼は日本人の趣味に合わないにしても、何かの実習場のようにも見えます。ずらっと並んだテーブルで、運ばれてくるものをただ焼いて食べ、飲んで騒ぐだけ、楽しさよりも憂さ晴らし、何が面白いのか、いや、「働き方改革」などと、働き方まで窮屈にされて仕事が面白くないと、こういう場所がはやるのかもしれません。にほんブログ村珍具探:24屋内BBQ

  • 珍具探:23 のり

    目に見える「のり」には、海苔、糊、矩の3種類があります。四角なものを扱う人以外に珍しいのは「矩」です。矩は、ものの呼び名になると、「かね」になります。「さしがね」とも呼ばれ、直角定規として、使い方を覚えて慣れれば至極便利なものです。にほんブログ村珍具探:23のり

  • 珍具探:22 ウイスキー

    ウイスキーを通人でなく一般人が見たとき、珍しさを感じるのは、熟成年数と容器の形ぐらいです。ゴルフ好きの方に喜ばれそうな容器のものがあります。その名がセントアンドリュースクラブハウス、いかがでしょうか。にほんブログ村珍具探:22ウイスキー

  • 珍具探:21 無煙タバコ

    「受動喫煙法が成立、防止を義務化20年4月全面施行へ」こんな見出しの記事があります。日本語の普通の読み方では、受動喫煙についての何かを定めた法律と読めます。喫煙の後の言葉が省略されているので、その何かが、進めるのか退けるのかはわかりません。では、法律名を省略なしに書けばわかるでしょうか。法律名は、「健康増進法の一部を改正する法律」で、これだけでは喫煙のことであるのもわかりません。たばこの煙がふわっと消えていくように、法律名では煙のけの字も残っていない、かというと、健康のけに化けています。(影の声:話の順序が逆)この法律改正の趣旨は、望まない受動喫煙の防止を図るためとされています。受動喫煙を望む人もいるのでしょうか、佳い葉巻は、たばこを吸わない人にも心地よい香りがしますから。受動喫煙をさせなければ合法だろうと、無...珍具探:21無煙タバコ

  • 珍具探:20 菜刀

    徳島生まれの祖母は、台所で使うあの刃物を、包丁と呼ばずに"ながたな"と呼んでいました。刃の形はおおむね長方形ですが、刃の先から元までになだらかな曲線の微妙な反りがあります。包丁でものを切ることに限らず、ただ真っすぐでは、上手に切れないようです。にほんブログ村珍具探:20菜刀

  • 珍具探:19 粘土

    いまの粘土には、オーブンで焼けるものもあるそうで、これで何か作り始めると何でもできてしまいそうです。ただし、小さいものを小さいお子さんが飲み込まないよう、それだけは気をつけなければいけません。にほんブログ村珍具探:19粘土

  • 珍具探:18 杖

    転ばぬ先の杖ということわざは、いまは倒れぬ先の杖になったようです。もう立っていられないというときには、腰をおろすものがあると助かる、というのでできた椅子付きの杖です。使わぬときの杖には、倒れない工夫、忘れない注意が必要になり邪魔になります。邪魔と言えば、この椅子、歩くときにも邪魔ではないか、と思ったら、持たせておける杖にすればよいと、杖の声が聞こえてきました。にほんブログ村珍具探:18杖

  • 珍具探:17 袖扇

    扇子には、閉じたときの長さが90cm、開けば幅150cmという大型のものがあります。これは扇ぐものではなく、壁に掛ける装飾用でしょう。扇ぐにもよし、袖にしのばせるにもよしというご婦人用の袖扇という種類があります。閉じたときの長さは21.3cm、7寸のものです。扇の寸法に、共通の規格は必要がないので、作る人によって、寸で決めたもの、cmで決めたものといろいろです。手元にある囲碁の賞品でもらった扇子を計ってみたら、閉じた長さが25.4cm、ちょうど10インチでした。囲碁とインチ、どこかちぐはぐな気もします。にほんブログ村珍具探:17袖扇

  • 珍具探:16 レンゲ

    分厚いやきもののレンゲは使いにくい食器の代表格、チャーハンをそれだけで食べなさいと出されると閉口します。レンゲにも、底に穴のあいたものがありました。すくう道具を、すくわないようにつくってあります。涼しくなってきたら、湯豆腐にはよいかもしれません。金属製のピカピカしたものより、味わいがありそうです。にほんブログ村珍具探:16レンゲ

  • 珍具探:15 タラセア

    寄木細工では、スペインにもタラセアという伝統工芸があります。こういうものがあちらこちらにあると、どちらが先かと詮索したがりますが、あと先と伝統美の価値とは無関係です。似たものを違う種族の人が作り出すことがないわけはありません。こちらが先で向こうは真似と決めつけるのは、浅はかな優越意識を盛りたてようという魂胆をむき出しにした、愚論でしかありません。それよりさらに程度の低い、模倣模造を得意とする某国の商法もありますが、そういうものは工芸とは言えず、話のほかということになります。にほんブログ村珍具探:15タラセア

  • 珍具探:14 寄木細工

    箱根畑宿の寄木細工は、石川仁兵衛(1790-1850)が静岡から持ち帰った寄木細工の技術を取り入れて作り出したものとされています。静岡の寄木細工は、浅間神社造営にあたって全国から集められた宮大工たちの共同創作による工芸技術なのだそうです。畑宿で誕生という説には、あの山の中で暮らすひとりの知恵者だけが編み出したとは考えにくいと思っていましたが、その不思議は解消しました。あってないような規則性をもったあの美しい木材工芸品は、模様づくり、材料集め、何段階もの加工と、それぞれの感性と技能の集積がなければ、生み出すことはできなかったでしょう。にほんブログ村珍具探:14寄木細工

  • 珍具探:13 カレンダー

    日めくりではなく、窓を毎日一つずつあけていくカレンダーがあります。もういくつ寝るとお正月、ではなくもういくつ寝るとクリスマス、それはアドベントカレンダーと呼ばれています。文具屋さんは、窓をあけるとインクが出てくる、インクベントカレンダーというものもつくっています。窓をあけると酒びんの出てくる、アルベントカレンダーというのはいかがでしょうか。神さま、不謹慎をお許しください。にほんブログ村珍具探:13カレンダー

  • 珍具探:12 輪ゴム

    輪ゴムはいろいろ便利に使えますが、最後の留めがうまくいかなかったり、巻きすぎたとき、はずしにくかったりすることがあります。この両難点をなくした変わり型の輪ゴムがあります。「たばねバンド」という名がついています。取説というほどでもないご案内が、こちらに。にほんブログ村珍具探:12輪ゴム

  • 珍具探:11 ル-ペ

    見る道具のルーペを、見られることにも使うものにした「鯖江ルーペ」という逸品があります。傷のつきにくいガラスレンズで、色気のないカバーはありません。素肌に触れても邪魔にならない素材を使った枠やひもが、見られるほうの役目を受け持っています。にほんブログ村珍具探:11ル-ペ

  • 珍具探:10 縫い針

    いつ買ったのか思い出せないほど前からあったので、珍具の部類に入れにくい「糸がカンタンに通る針」という便利な縫い針があります。細かいものがよく見えなくなった眼でも、先の割れている糸でも、これならカンタンに通せます。買ったのは、大型店の前に日当たりのよいところに出ていた店で、大型店は代替わりしても、針はまだ使えています。無理な使い方で頭の欠けたのが1回、頭が広がって穴でなく溝になってしまったのが1回、故障はそれだけです。にほんブログ村珍具探:10縫い針

  • 珍具探:9 リキュール

    リキュールは、アイデアとアルコールが合えば、朝から明日の朝まで、あらゆる組み合わせのものを味わってみることができます。でもそれでは、明け方にはたぶんアウトでしょう。アドヴォカートという名のたまごのリキュールがあります。弁護士という名があれこれ想像を掻き立て、これにまた何か案件を持ち込みたくなります。あまり体調のすぐれないとき飲みすぎると、あとが案じられそうですが。にほんブログ村珍具探:9リキュール

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