縛られた縄を振り解こう:7 自虐
半世紀以上も前から長い間、日本人は世界の人びとに向かって悪いことをしたと思い込むように仕向けられてきました。新聞、雑誌、書籍、テレビ、映画、教室で、読むもの見るもの聞くものに接するたびに、うまい具合に話が組み立てられた記事、論説、小説、ドラマ、教科書によって、卑屈の浸透水のようなもので、感じること、思うこと、考えることを濁らされてきました。総理大臣やノーベル賞作家までが、自虐の病に冒されてか、あるいは立場維持のための装いなのかわからない、謝罪や贖罪の意を表す行為を繰り返してきました。そういう言動を見せつけられれば、人びとはどこかおかしいとは思いながらも、そんなことなのかなあと信じるようになっていきます。こうして国全体が自分を責め続ける空気で満たされれば、いずれは自国の配下に置きたいと狙う国がそれを見逃すことはあ...縛られた縄を振り解こう:7自虐
2019/09/30 06:13