長年お世話になりましたgooblogのサービス終了にあたり、ブログのお引越しをいたします。「さくらことのは~川柳の部屋」新しくお世話になる、はてなブログの形式にまだまだ不慣れで読みにくいところもあるかと思いますが、よろしければ時々のぞいてくださいね。投句した川柳のおぼえがきのようなつもりで始めたブログ、淡々と綴るだけで更新も気まぐれですがどうかご容赦を^^;今年11月18日のサービス終了まで、こちらはそのままにしておきます。ブログのお引越し
「濁る」(平井美智子・西山竹里共選)咲くために少し濁った水も吸う(平井美智子選、西山竹里選)酒で濾すわたしの濁り取れるまで(平井美智子選)私が、特にいいなあ!と思った句は人間を洗うと水も濁り出す原洋一戦いが空を濁った色にする冬子言い訳をすると言葉が濁りだす西岡ゆかり人類のエゴが濁らす青い海陽香水濁り少し自由になる金魚春日綾乃国背負い濁るセーヌの水を飲む星野睦悟朗生きるため濁った水を飲んでいる五月です。にほんブログ村鈴鹿ネット句会・8月「濁る」
<すずか路>手を引かれ背中を押され飛んだ空悔い抱え那覇空港に降りた夏懐かしいひとを見送るための旅母の名で私に呼びかけたオバア再会も別れもあった夏がゆく<7月句会>「包む」(𠮷崎柳歩選)万物を優しく包む月あかり春巻きに時々包むサプライズ「駒」(毎熊伊佐男、橋倉久美子共選)持ち駒はあるが采配できぬ将(毎熊伊佐男選、橋倉久美子選)<自由吟>(青砥たかこ選)老犬のためにまだまだバテられぬひと夏ごとに殺人的になる暑さ身をくるむ夏のシーツは海の青<すずか路前号鑑賞>367号から・大島凪子いにしえの恋を着物が語りだす<誌上互選>「トップ」トップより完走めざしマイペース(3点)トップギア落とし初めて見る景色(3点)にほんブログ村川柳すずか368(6年8月)号掲載句
<好句往来>6月号から・たむらあきこお手本は笑顔で生きる高齢者<5月句会吟から推薦句>間の抜けたくしゃみが静寂を破る(小松くみ子推薦)<近詠>沖縄へ飛ぶ手荷物は悔いばかり着陸をしたのに浮いたままの足きっとまた会えると信じひろう骨今のうち会わねばならぬ人ばかり<7月句会・課題句>「嘘」(佐藤恭子選)笑わせるために優しい嘘をつく「プロ」(小松くみ子選)動揺は見せず仕事をこなすプロ「懐かしい」(寺部水川選)懐かしく話せる日までうんと泣くにほんブログ村豊橋番傘令和6年8月号掲載句
<前月号推選句>あした咲く蕾とあした散る花と(高嶺抄・荒牧やむ茶選)バラ園で少女の頃の夢に会う(疾風抄・松田タ介選)<せんりゅう広場富岳抄>「浴衣」夏が来る前におさらいする浴衣五十肩浴衣着るにも難儀するちょうどよい自分の衿の抜きかげん暑くても目には涼しく着る浴衣<6月句会>「あじさい」(宮崎三千代選)紫陽花の雨に未練は溶けました紫陽花が恋しい雨を待ちわびる(五客)「自由吟」(互選)おてんばな地色を少し覗かせる(2票)にほんブログ村静岡たかね2024年8月号掲載句
デッサンを絶賛されて画家めざす(駄×洒落川柳佐道正選・佳作)会う人をみんな笑顔にさせる母(全国誌上句会「手腕」北出北朗選・佳作)四季のいろ飽きぬこの世の風景画(全国誌上句会「雑詠」柳岡睦子選・佳作)少しずつ時計に誤差のある家族(マガジンクラブ誌上句会「誤差」金子美知子選・70秀)誤差だったはずの隙間が命取り(マガジンクラブ誌上句会「誤差」八木侑子選・70秀)だまし絵の中に隠した愛がある(川柳卯月賞「中」片野晃一選・秀逸植村克志選・佳句)にほんブログ村川柳マガジン2024年8月号掲載句
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長年お世話になりましたgooblogのサービス終了にあたり、ブログのお引越しをいたします。「さくらことのは~川柳の部屋」新しくお世話になる、はてなブログの形式にまだまだ不慣れで読みにくいところもあるかと思いますが、よろしければ時々のぞいてくださいね。投句した川柳のおぼえがきのようなつもりで始めたブログ、淡々と綴るだけで更新も気まぐれですがどうかご容赦を^^;今年11月18日のサービス終了まで、こちらはそのままにしておきます。ブログのお引越し
「始める」(長谷川清流選)歩き始めるために今夜は泣き明かす入選句の一部をご紹介いたします。入門書読んで始めるのをやめる青砥たかこ朝ドラで今日を始める半世紀金子鋭一スタートは妻におはよう言ってから穐山常男白鳥を夢に始めるトウシューズ平永きよみ復興へまず雑草が芽吹き出す原雄一郎(秀3)ものさしを替えて老後の第一歩あすか行人(秀1)にほんブログ村名古屋番傘ネット句会・4月「始める」
「自由吟」(熊谷岳朗、大西泰世共選)平凡な石を毎日積んでいる(熊谷岳朗選・秀句大西泰世選)入選句の一部をご紹介いたします。側にいた大人はなにもしなかった城野くみ子毎日が祭りお面を外せない山口ちい子美しい虹で終わりにしませんか村上哲子平凡だけれど素敵な今日でした寺部水川戦争が真横に座る日向ぼこ北島澪くちばしで華を散らしてばかりいる黒田弥生掴んだら傷つく離したら消える真島久美子長生きでごめんと母がしおらしい村上哲子標本の蝶に飛び立つ日は来るか柴田比呂志ファスナーに噛まれちゃったのガギグゲゴ柳田かおる菜の花の台詞が多くなれば春安藤敏彦半分は雨が云わせた台詞です米山明日歌毎日が同じ台詞で過ぎていく櫛井伸幸大根の台詞が浸みている屋台笹重耕三にほんブログ村第13回卑弥呼の里誌上川柳大会
「自由吟」(桑原一歩、小川はつこ共選)毎日がギフト老犬との暮らし(小川はつこ選)入選句の一部をご紹介いたします。「自由吟」ノルマって自分で決めているだけさ岩田明子そのうちにAIだってする浮気木村行吉休刊日よりもくやしい休肝日吉崎柳歩似合うから被るわけではないカツラ芦田敬子スマホ来てスマホが帰るお正月関口一清フルコースなら人生のデザート期岡本恵「近い」臨月に母の覚悟と子への夢飯田重樹しあわせの近くには居るきっといる高浜広川知床と国後カモメひとッ飛び石田素風君に近づく美しくあれ私居谷真理子同じ月見てると側にいるようだ真理猫子古里の雨が近づく帰らねばみつ木もも花エッセイでも参加させていただけました。これはまた後日に。。。にほんブログ村たかこの世界16・まじめに川柳
<せんりゅう広場富岳抄>「弥生・令和七年」おひなさま毎年飾り真珠婚沈丁花水仙やっと香りだすいま咲いていいのかしらと迷う花住む家も犬も一緒に年をとる<3月句会>「舞う」(外園ピアノ選)舞い戻る寒さに買い足したカイロ春が来た春が来たよと舞う花粉(五客)「星」(本山千代子選)うつくしい星が戦で壊れゆく「うきうき」うきうきと春のお誘い待つリュック咲き初めた恋にうきうき止まらない(人位)「自由吟」(互選)お互いに湿布貼り合う老夫婦(3票)にほんブログ村静岡たかね2025年5月号掲載句
「明るい」(竹内ゆみこ・田沢恒坊共選)足音が明るいきっといい知らせ(田沢恒坊選)空がまだ明るいうちに下山する(田沢恒坊選)入選句の一部をご紹介いたします。折り鶴を飛ばし明るい空にする柴田比呂志大往生のどこか明るいお葬式由美病室の中に明るい嘘がある老人生天窓が許してくれぬ朝寝坊橋倉久美子家電だけ明るい声を出す日本八木五十六役に就くまでは明るい父だった福村まこと街中が明るく見える年金日山登爺空気までピンクに染めて桜咲くムギにほんブログ村鈴鹿ネット句会・4月「明るい」
<近詠>この春は目覚めが遅い沈丁花あちこちが痛み足りなくなる湿布知恵しぼり暮らす老犬老夫婦走れなくなっても見えるいい景色<3月句会・課題句>「咲く」(波多野律子選)咲く春を信じ寒さに耐える花「予想」(青嶋由紀美選)予想図を修正しつつ描く未来「キャリア」(鈴木順子選)転職はキャリアアップの足がかり<各・地・句・報.>松本柾子抄プロであるために鍛錬欠かさないにほんブログ村豊橋番傘令和7年4月号掲載句
<すずか路>毎朝の気温予報に耳澄ます老犬の粗相に飛び起きる夜明け当たり前のことがうれしい朝ごはん雑談で仕入れる節約のヒント交差する冬日夏日に惑う春<3月句会>「皿」(青砥たかこ選)受け皿も喜ぶ酒の注ぎこぼし「笑う」(中川知子、河内秀斗共選)笑うツボ同じあなたといる安堵(中川知子選、河内秀斗選)「自由吟」(橋倉久美子選)ブロッコリー森をまるごと食べたよう<すずか路前号鑑賞>375号から・小林信二郎四十代転職めざす選択肢<誌上互選>「ハード」人手なくハードな勤務強いられる(5点)愛読書ハードカバーで揃う棚(1点)にほんブログ村川柳すずか376(7年4月)号掲載句
粘り強く生きてこの世の花を見る(川柳道「粘る」雫石隆子選・佳作)ともだちとはぐれ途方に暮れたまま(印象吟原脩二選・佳作)古池に憂いをひとつ置いてくる(ベスト川柳「池」油谷克己選・佳作)まったりとあなた待ったりする至福(駄×洒落川柳佐道正選・気になる一句)微風だと思った風が呼ぶ嵐(全国誌上句会「雑詠」佐藤芳行選・佳作)不義理詫びながら拾った白い骨(マガジンクラブ誌上句会「不義理」柳緑子選・70秀坪井政由選・70秀)本気には本気で応え生きている(川柳師走賞「本」いしがみ鉄選・佳句)本物になるまで使い込むいのち(川柳師走賞「本」平井美智子選・佳句)にほんブログ村川柳マガジン2025年4月号掲載句
<近詠>最強寒波立春過ぎてやって来る平凡な暮らし守るという仕事家計簿がため息ばかり聴いている息切れをしないペースで歩く道<2月句会・課題句>「読む」(池谷英子選)飼い主の表情犬はすぐに読む「律儀」(波多野律子選)よしと言うまでフードに口をつけぬ犬近頃の四季には律義さが足りぬおやすみのメール毎日くれる彼「呑気」(鈴木順子選)冷めやすい恋呑気にはしておれぬ休日を呑気に過ごすぜいたくさ<各・地・句・報.>松本柾子抄いくさをやめる理由ひとつが見つからぬにほんブログ村豊橋番傘令和7年3月号掲載句
「貼る」(竹内ゆみこ・田沢恒坊共選)貼り紙で職場の破産知らされる(竹内ゆみこ選)入選句の一部をご紹介いたします。パソコンに貼り付けてあるパスワード荘子隆貼りにくい場所に貼りたくなる湿布西山竹里半額の値札を貼られ再雇用かきくけ子減便の貼り紙春の停留所徳重美恵子命名書朝陽の見える場所に貼る八木五十六息詰めて付けるスマホの保護フィルム春日綾乃スーパーの値引きシールを待つ六時おかのみつるアルバムに貼ろうか胸にしまおうか竹内ゆみこにほんブログ村鈴鹿ネット句会・3月「貼る」
<せんりゅう広場富岳抄>「寒波来る」身構える普段は雪の降らぬ町大雪は困るがちょっと見たい雪雪道に不慣れな足がすぐ転ぶ冬の部屋ポインセチアの温い赤<2月句会>「うどん」(奥山京選)素うどんのように素朴でぬくい人酒の締めスイーツよりもかけうどん「伝える」(澤崎ひらめ選)雄弁に犬の気持ちを伝える尾言葉足すほどに思いが伝わらぬ(地位)「もくもく」黙々と働く父の背の広さしあわせな冬の絵ぬくい鍋の湯気(五客)「自由吟」(互選)しなやかな心で来た球を返す(1票)にほんブログ村静岡たかね2025年4月号掲載句
<すずか路>突如訪れる職場の転換期四十代転職めざす選択肢残る者去る者それぞれの思い変化受けとめてやるべきことをやる必要とされるちからは惜しまない<誌上互選>「待つ」再会を指折り数え待つ暦(1点)停戦を待ちわびている国の民(1点)2月句会の欠席投句を失念しておりました。。。;;にほんブログ村川柳すずか375(7年3月)号掲載句
<前月号推選句>友と鍋きのうとこれからを語る(高嶺抄・荒牧やむ茶選)<せんりゅう広場富岳抄>「年の明け」元日も犬の粗相でお洗濯老いること犬が教えてくれている軽快にラインで届く年賀状ひとりまたひとりと年賀状じまい<1月句会>「初」(佐野由利子選)書き初めに強く大きく夢の文字(五客)「おめでたい」(松田タ介選)今日も無事家族がそろう晩ごはん(五客)にほんブログ村静岡たかね2025年3月号掲載句
<川柳展望ネット句会・2月>「涙」(互選)武器にする涙はとうに期限切れ(8票)涙腺がすぐに決壊する齢(2票)5票以上が入選です。私が選ばせていただいたのは半分は悔し涙の銀メダル北原おさ虫(28票)ハンカチで拭けるくらいがよい涙西山竹里(18票)葬儀屋のここで涙のスケジュール金子鋭一(15票)非正規に涙飲ませる大企業圦山繁(7票)温かい涙で送る子の巣立ち稲垣義丹(6票)ボランティア涙を超えて流す汗宮尾柳泉(5票)どうせなら涙流して大笑いはぐれ雲(4票)でした^^にほんブログ村川柳展望ネット句会・2月「涙」
年賀状じまいラインで告げられる(有季川柳山田恭正選・佳作)元日も出動止まぬ救急車(時事川柳前中一晃選・佳作)煽られて後に引けなくなった旗(マガジンクラブ誌上句会「旗」加藤佳子選・70秀)澄んだ水いつも満たしておく器(川柳霜月賞「水」猫田千恵子選・佳句)にほんブログ村川柳マガジン2025年3月号掲載句
「豆」(鈴木かつえ選)豆だけど肉の顔するハンバーグ(秀3)入選句の一部をご紹介いたします。節分の豆が飛び跳ね春を呼ぶ成瀬雅世豆撒きが済んで春待つ受験生鬼頭しず江節分の豆が出てきた大掃除髙山龍太郎豆のツル登るジャックに見える蟻戴けいこ空豆の寝床ふっくら莢のなか佐伯たみこ(秀2)味噌醤油うまい大豆の七変化佐々木信生(秀1)にほんブログ村名古屋番傘ネット句会・2月「豆」
「洗う」(竹内ゆみこ・田沢恒坊共選)洗うたび肌になじんでくれるシャツ(田沢恒坊選)入選句の一部をご紹介いたします。入念に洗う容器の再利用水谷裕子善人になれぬ半端な顔洗う佐藤ちなみ足洗うことも許さぬ闇バイト羽華いい加減洗ってくれと金魚鉢木村行吉誇らしく富士山頂を洗う雨西山竹里セーターを洗って春を呼び寄せる橋倉久美子丁寧に洗うと抜ける栄養価青砥たかこ独裁者たちを見すぎた目を洗うならひとにほんブログ村鈴鹿ネット句会・2月「洗う」
<すずか路>あたらしい年がゆっくり流れだす最強の防寒服で初出社柑橘の香りを選ぶ鼻ガーゼ晩酌は日々の欠かせぬケアタイム胃腸炎おいしく食べたはずなのに<小休止>前月号より推薦句寒波来てぬくい我が家へ急ぐ足(山口龍一選)<1月句会>「隙き間」(𠮷崎柳歩選)あなどれぬ収納力の隙間家具「添える」(芦田敬子、樋口りゑ共選)老犬の弱った脚に手を添える(芦田敬子選、樋口りゑ選)書き添えた言葉に照れている手紙(樋口りゑ選)<すずか路前号鑑賞>373号から・田辺与志魚値上げ後も止めぬつもりの年賀状<誌上互選>「場所」隠れ場所ひとつネットに置いてある(2点)にほんブログ村川柳すずか374(7年2月)号掲載句
<近詠>老犬と夫婦で無事に年を越す生前の父の雑煮は餅八個初ドライブは夫の親が待つ里へ老犬と今年もできた初詣<1月句会・課題句>「プロ」(佐藤恭子選)プロであるために鍛錬欠かさない「掴む」(彦坂石転選)おばちゃんが俄然はりきるつかみ取り「作戦」(寺部水川選)円満に暮らす作戦実施中<各・地・句・報>松本征子抄手入れして咲かせた花はみな美人[第46回豊橋文化祭誌上川柳大会]「力」受け流すちからも少しついてきた(松田タ介選)欠かせないパワーチャージの朝ごはん(鈴木かつえ選)「違う」いつもと違う脈をナースは見逃さぬ(武山博選)少しずつ違う歩幅になる別れ(冨川章選)「会社」会社での夫は几帳面と聞く(加藤由美選)「優しい」時々は優しい嘘に救われる(梅崎流青選、鈴木順子選)表彰作品はやわらかな夜になります煮大根柴田比呂志...豊橋番傘令和7年2月号掲載句~豊橋文化祭第46回誌上大会発表号
<すずか路>今日咲いた花に励ましもらう朝ご機嫌はいかがと花に今朝の水これしきの痛みに気力奪われる不具合をなだめ笑って過ごす今日良薬の範囲でしょうか今日の酒<課題句>「薄い」(青砥たかこ選)薄味の恋にときどき唐辛子「雨」(小出順子、樋口りゑ共選)雨予報着物選びをやり直す(小出順子選、樋口りゑ選)雨天でも延期しにくいお引越し(小出順子選)ベランダの水やり雨に頼れない(樋口りゑ選)<自由吟>(橋倉久美子選)しあわせとごちそう慣れてしまいがち<すずか路前号鑑賞>365号から・竹内ゆみこ遅咲きの桜見守るひとがいる<誌上互選>「涙」悔いのない涙で送る家族葬(10点)自浄するために流している涙(5点)にほんブログ村川柳すずか366(6年6月)号掲載句
<好句往来>4月号から・たむらあきこまいにちを笑顔で満たす歩きかた<4月号(3月句会吟)から推薦句>甘えかた少し覚えて老い支度(須﨑東山推薦)<近詠>春なのに夏日冬日が入り乱れなつかしい我が家に咲いていた紫蘭二万歩のごほうびに買うクレマチスお手本は笑顔で生きる高齢者<5月句会・課題句>「破る」(波多野律子選)間の抜けたくしゃみが静寂を破る「絆」(池谷英子選)選外でした;「サポート」(鈴木順子選)サポートを受けつつ独り居の百寿<各・地・句・報>松本柾子抄やわらかい言葉で拒絶する手紙にほんブログ村豊橋番傘令和6年6月号掲載句
虹を追ういのちの期限切れるまで(川柳道「期限」雫石隆子選・佳作)花粉症熱中症に泣く四月(時事川柳加藤佳子選・佳作)姿見がわたしの四季を映し出す(全国誌上句会「姿」北山まみどり選、本田智彦選、もりともみち選・佳作)老いてなお娘のような母でした(川柳マガジンクラブ誌上句会「娘」佐藤芳行選、鈴木かこ選・70秀)母になる娘むすめに還る母(川柳マガジンクラブ誌上句会「娘」鈴木かこ選・70秀)いつも愛読している「柳豪のひとしずく」今月は、鈴鹿川柳会やたかこの世界でいつもお世話になっている青砥たかこさんの特集でした^^お目にかかったのは、もう何年も前に2度きりですが、表紙で笑顔のたかこさんにお会いできました。にほんブログ村川柳マガジン2024年6月号掲載句
「サワー」(小林祥司選)レモンサワーおとなの恋はまだ知らぬ私がいいなあ~と思ったのは、サワーから覚えた酒が今は芋西川東岳気の抜けたサワーになって平和主義八木五十八沸騰の地球に飲ませたいサワー平尾定昭サワーにはしない大吟醸の酒西山竹里です^^にほんブログ村名古屋番傘ネット句会・5月「サワー」
<せんりゅう広場富岳抄>「免許返納」更新はせずに返納した免許無事故無違反ペーパードライバーでした運転はできずナビ役にもなれず夢だったクルマの旅は夢のまま<4月句会>「鼻歌」(渥美さと子選)選外でした;「のぞむ」(増田信一選)望むのは延命よりも生きる質「ひらひら」(松田タ介選)ひらひらとリボンも恋も揺らす春「自由吟」(互選)戦争が待ち伏せている曲り角(6票)にほんブログ村静岡たかね2024年6月号掲載句
しばらく前になりますが、令和柳多留第5集が届きました。課題は、「熱心」「ケア」「窓」「洗う」「カード」です。どうにか一句選んでいただけました~^^あるだけのカードで道を切り開く(「カード」大西將文選・入選)恋人と添うように選んでいる着物(自選句)受賞句は、結論が出た一番鶏が鳴いた横尾信雄筆洗う今日一日をなし終えて敷田無煙避難所のカルタは明日を信じ切る福本清美窓際になくてはならぬ人でいる法本安子人間が好きです窓は開けてます大石一粋熱心に今日を伝えるランドセル鈴木ひさ子零下二度今日は海馬を休ませる横尾信雄切り札の笑顔で窮地乗り越える石澤はる子カードから裸のわたし覗かれる相馬まゆみ焦げぬよう愛をとろ火でかき混ぜる田辺与志魚です。おめでとうございます^^にほんブログ村第26回全日本川柳誌上大会
<鈴鹿インターネット句会・5月>「器用」(平井美智子・西山竹里共選)不器用な初鳴きやがてさまになる(平井美智子選)私が、いいなあ!と思ったのは饅頭もお酒もこなす器用な胃芦田敬子本当は器用なのかも握り箸あやめみのり父役も器用にこなす母でしたたかはしりょうこ贋作の依頼ばかりが来る絵筆笹田しま何もかも器用で光るものがないおかのみつる水溜まり器用に避ける千鳥足圦山繁ピーマンを器用に避ける握り箸甲斐良一お化粧が崩れぬように泣いている平井美智子泥と藁だけで綺麗なツバメの巣新家完司器用ねと褒めてあれこれ押し付ける水谷裕子骨折が器用にさせた左の手あけみちゃんそれなりに時間内には終わらせる上田ひとみです。にほんブログ村鈴鹿ネット句会・5月「器用」
4月号がアップできていないままだったようです^^;5月号と併せて載せますね。4月号<すずか路>待ちかねたハルサザンカが咲き初める陽ざし浴び固い蕾がほころびるヒートテック着込んで春のワンピースもう歳をとらない父の誕生日生きていればと今でも思う十年目<課題句>「デッサン」(𠮷崎柳歩選)才能の片鱗見えるデッサン画彩色に夢がひろがるデッサン画デッサンのままで終わった淡い恋「荒い・粗い」(中川知子、毎熊伊佐男共選)半衿の見えぬところは粗く縫う(中川知子選、毎熊伊佐男選)花好きのあるじ世を去り荒れた庭(毎熊伊佐男選)荒波を越えた笑顔は凪いでいる(毎熊伊佐男選)<自由吟>(青砥たかこ選)選外でした;;<誌上互選>「注意」注意してもつい飲み過ぎるうまい酒(2点)子を注意する大人がいなくなりました(1点)<ポストイン>いち...川柳すずか364・365(6年4・5月)号掲載句
<推せん句>3月号近詠より鈴木順子悔いひとつ減らす会いたいひとに会う<3月号(2月句会吟)から推薦句><各・地・句・報>松本柾子抄お値段が手ごろでしかもうまい酒(寺部水川推薦)<近詠>お花見はまだおあずけの寒戻りやる気出るまでの時間がかかりすぎ愛犬のためならエンヤコラの日々引きこもる日にもありますお楽しみ<4月句会・課題句>「咲く」(尾方静子選)選外でした;「空気」(山口タカシ選)母のいる家の空気はぬくかった「ふらふら」(寺部水川選)揺れ出した恋がふらふら定まらぬにほんブログ村豊橋番傘令和6年5月号掲載句
<川柳展望ネット句会・4月>「ひとり(一人・独り」(互選)たくさんの独りが集うカウンター(18票)ひとりにはひとりのよさがある花見(7票)5票以上が入選で、2句とも入選できました^^ところで、今回は、投票しそびれてしまいました;;早いうちに選句した10句から、あらためて選んで決めようとひと息ついているうち締め切り日時を過ぎてしまい、しまった~!と気づいたときには遅かったです。。。にほんブログ村川柳展望ネット句会・4月「ひとり」
平和主義守りつづける難しさ(川柳道「続く」今田久帆選・佳作)いつまでも舌が忘れぬ母の味(川柳マガジンクラブ誌上句会「舌」新家完司選、前中知栄選・70秀)女子会で舌がにわかに踊り出す(川柳マガジンクラブ誌上句会「舌」岡崎守選・70秀)いつも恋逃がしてしまう舌足らず(川柳マガジンクラブ誌上句会「舌」前中知栄選・70秀)走れなくなって初めて見る景色(川柳睦月賞「走る」岩佐ダン吉選・秀)にほんブログ村川柳マガジン2024年5月号掲載句
<せんりゅう広場富岳抄>「食卓」猪のいのちいただく牡丹鍋ふきのとう春の目覚めのほろ苦さ菜の花を添えて食卓春にする沈丁花漬けて香りを愛でる酒<3月句会>「苔」(八木益代選)苔むした庭で仏と対話する日を浴びるこころに苔が生えぬうち(五客)「氷河」(川村洋未選)氷河期の世代シビアに世を見る目旅の果て氷河に眠る冒険家「はらはら」(佐野由利子選)咲ききって悔いなく散ってゆくさくらはらはらと新米パパが抱くベビー「自由吟」(互選)気まぐれな春がわたしをはぐらかす(1票)にほんブログ村静岡たかね2024年5月号掲載句
「出会い」(成瀬雅子選)ペットとの出会いにもあるひとめぼれ(秀3)特にいいなあ~と思ったのは、満開の桜に会って遅刻する真理猫子新しい自分と出会う一行詩木原榮二山菜に出会う楽しみ春の山北田のりこふらり寄る本屋で出会う新世界金城風見子です^^にほんブログ村名古屋番傘ネット句会・4月「出会い」
<鈴鹿インターネット句会・4月>「はらはら」(平井美智子・西山竹里共選)はらはらと見守る雛鳥の巣立ち(西山竹里選)私が、いいなあ!と思ったのはかくれんぼ鬼が近くにやってくる茶飯士バンジーの今日が切れる日かもしれぬ岡本恵脱出のマジック失敗がよぎる戴けいこ投げを打つたびに緩んでくるマワシ甲斐良一父親のスピーチを聴く披露宴𠮷崎柳歩はらはらとさせて大きくなる子ども𠮷崎柳歩カレーうどんに落ち着かぬ白いシャツ橋倉久美子はらはらと泣いて主役になる女西岡ゆかり血管がまだ見つからぬ注射針小野雅美ライオンと一本道ですれ違うてつろうはらはらとあの世へ散ってゆく桜西山竹里目を閉じて花散る音を聴いている笹田しまです。ほかにもたくさんありました。いいなあ!と感じる句が多かった。。。はらはらのありように、共感したり身につまされたり^^...鈴鹿ネット句会・4月「はらはら」
<好句往来>2月号より冨田末男老犬もカートに乗せて初詣<近詠>啓蟄がまた来てひとつ齢をとる読書して目が疲れたらひと歩きまいにちを笑顔で満たす歩きかたお楽しみいっぱい春が咲き初める<3月句会・課題句>「光」(彦坂石転選)家中を笑顔で母は光らせる「ソフト」(青嶋由紀美選)電話口ソフトな声で誘う詐欺物腰はソフトで芯は揺るぎないやわらかい言葉で拒絶する手紙「甘える」(須﨑東山選)甘えかた少し覚えて老い支度にほんブログ村豊橋番傘令和6年4月号掲載句
「絵画展」点描のひとつひとつにあるいのちモディリアニ熱さは内に秘めたままドガの靴はいて死ぬまで踊る恋疲れたら休みにゆこうモネの庭孤独さの中でゴッホの聖なる絵シャガールも夢みた平和なるロシア過去の絵になりたいゲルニカの祈り模索して描きあげるただひとつの絵昨年、第32回鈴鹿市文芸賞に応募させていただいた作品です。思いがけず、奨励賞をいただきました。このテーマの連作では、ほかにもいくつかつくっていまして、それはまたの機会に^^にほんブログ村「絵画展」
第133回中部地区誌上川柳大会に参加させていただきました。参加者は515名だったそうです。「起」選:千島鉄男、佐藤崇子「繕う」選:麻井文博、前中知栄「ひたすら」選:坂下淸、安藤波瑠「ステップ」選:赤井花城、佐藤文子ひたすらに咲いてこの世に残す種(坂下淸選・天、安藤波瑠選)ステップを踏んでじっくりめざす山(赤井花城選)最優秀句どの国の兵士の母もただ祈る佐藤よしき優秀句八起き目の風に貰ったのは覚悟齊藤由紀子ひたすらに咲いてこの世に残す種澁谷さくらなんと、優秀句をいただきました。びっくり~!ありがとうございます。ごほうびにと、おいしい海老煎餅が届きましたよ。ごちそうさまです^^♪にほんブログ村第133回中部地区誌上川柳大会
<川柳展望ネット句会・3月>「困る」(𠮷崎柳歩選)帯枕うまく上がらぬ五十肩入選句をご紹介いたします。若く見え優先席に座れないはぐれ雲久々の喪服へきつい腹回り竹中正幸円高で困り円安でも困り休鶏もう一品困ったときの冷奴徳重美恵子万博をやらなきゃ困るIR甲斐良一俺様が俺がオレがと困らせる平尾定昭お祝いを上げた以上に返される風間なごみ本人は別に困ってないいびき橋倉久美子前口上と違う用心棒の腕翔のんまな運転の自動化困る代行車颯爽機種変のスマホが母を困らせるたごまる子困らせていたらしいこと後で聞くまちのあき佳句笑顔より困った顔の方が好きなつなつまーず佳句居酒屋の会計させるセルフレジ羽馬愚朗佳句顔文字で困った顔をして見せる甲斐良一秀句居心地が良いのか客が帰らない西田峰春秀句すこしだけ困る程度の頼みごとまちのあきにほんブ川柳展望ネット句会・3月「困る」
<川柳マガジン4月号掲載句>犬には飲ませ自分の薬飲み忘れ(笑いのある川柳佐野由利子選・佳作)オオタニサンだけが笑顔を呼ぶニュース(時事川柳加藤佳子選・秀作)めでたい日やはり愛でたい酒の味(駄洒落×川柳佐道正選・佳作)ルート2の永遠に終わらぬ片想い(前衛川柳守田啓子選・佳作)ふるさとの駅に脱皮のあとがある(全国誌上句会「駅」小島蘭幸選・佳作浜知子選・佳作)木を植える同じその手で銃を持つ(全国誌上句会「雑詠」小島蘭幸選・佳作)犬のため値上げされても買うフード(マガジンクラブ誌上句会「値上げ」松代天鬼選・70秀)年賀状じまいを加速する値上げ(マガジンクラブ誌上句会「値上げ」松代天鬼選・70秀)にほんブログ村川柳マガジン2024年4月号掲載句
<前月号推選句>助け合う互いに傷を負いながら(疾風抄・松田タ介選)<せんりゅう広場富岳抄>「春の靴」靴みがく春の誘いを待ちながらくたびれたナースシューズにケアが要るピカピカのナース真新しいシューズあたらしい景色に靴が弾みだす<2月句会>「しゃぼん玉」(窪田里選)まだ空をめざしたままのしゃぼん玉しゃぼん玉ひととき虹が見えました(人位)「おでん」(奥山京選)おでんの具大根だけは外せないおでん煮ておいていそいそ妻出かけ(人位)「ポケット」(松田タ介選)エプロンのポッケで育つママの夢ポケットに常備しているアメと武器にほんブログ村静岡たかね2024年4月号掲載句