「出会い」(成瀬雅子選)ペットとの出会いにもあるひとめぼれ(秀3)特にいいなあ~と思ったのは、満開の桜に会って遅刻する真理猫子新しい自分と出会う一行詩木原榮二山菜に出会う楽しみ春の山北田のりこふらり寄る本屋で出会う新世界金城風見子です^^にほんブログ村名古屋番傘ネット句会・4月「出会い」
「出会い」(成瀬雅子選)ペットとの出会いにもあるひとめぼれ(秀3)特にいいなあ~と思ったのは、満開の桜に会って遅刻する真理猫子新しい自分と出会う一行詩木原榮二山菜に出会う楽しみ春の山北田のりこふらり寄る本屋で出会う新世界金城風見子です^^にほんブログ村名古屋番傘ネット句会・4月「出会い」
<鈴鹿インターネット句会・4月>「はらはら」(平井美智子・西山竹里共選)はらはらと見守る雛鳥の巣立ち(西山竹里選)私が、いいなあ!と思ったのはかくれんぼ鬼が近くにやってくる茶飯士バンジーの今日が切れる日かもしれぬ岡本恵脱出のマジック失敗がよぎる戴けいこ投げを打つたびに緩んでくるマワシ甲斐良一父親のスピーチを聴く披露宴𠮷崎柳歩はらはらとさせて大きくなる子ども𠮷崎柳歩カレーうどんに落ち着かぬ白いシャツ橋倉久美子はらはらと泣いて主役になる女西岡ゆかり血管がまだ見つからぬ注射針小野雅美ライオンと一本道ですれ違うてつろうはらはらとあの世へ散ってゆく桜西山竹里目を閉じて花散る音を聴いている笹田しまです。ほかにもたくさんありました。いいなあ!と感じる句が多かった。。。はらはらのありように、共感したり身につまされたり^^...鈴鹿ネット句会・4月「はらはら」
<好句往来>2月号より冨田末男老犬もカートに乗せて初詣<近詠>啓蟄がまた来てひとつ齢をとる読書して目が疲れたらひと歩きまいにちを笑顔で満たす歩きかたお楽しみいっぱい春が咲き初める<3月句会・課題句>「光」(彦坂石転選)家中を笑顔で母は光らせる「ソフト」(青嶋由紀美選)電話口ソフトな声で誘う詐欺物腰はソフトで芯は揺るぎないやわらかい言葉で拒絶する手紙「甘える」(須﨑東山選)甘えかた少し覚えて老い支度にほんブログ村豊橋番傘令和6年4月号掲載句
「絵画展」点描のひとつひとつにあるいのちモディリアニ熱さは内に秘めたままドガの靴はいて死ぬまで踊る恋疲れたら休みにゆこうモネの庭孤独さの中でゴッホの聖なる絵シャガールも夢みた平和なるロシア過去の絵になりたいゲルニカの祈り模索して描きあげるただひとつの絵昨年、第32回鈴鹿市文芸賞に応募させていただいた作品です。思いがけず、奨励賞をいただきました。このテーマの連作では、ほかにもいくつかつくっていまして、それはまたの機会に^^にほんブログ村「絵画展」
第133回中部地区誌上川柳大会に参加させていただきました。参加者は515名だったそうです。「起」選:千島鉄男、佐藤崇子「繕う」選:麻井文博、前中知栄「ひたすら」選:坂下淸、安藤波瑠「ステップ」選:赤井花城、佐藤文子ひたすらに咲いてこの世に残す種(坂下淸選・天、安藤波瑠選)ステップを踏んでじっくりめざす山(赤井花城選)最優秀句どの国の兵士の母もただ祈る佐藤よしき優秀句八起き目の風に貰ったのは覚悟齊藤由紀子ひたすらに咲いてこの世に残す種澁谷さくらなんと、優秀句をいただきました。びっくり~!ありがとうございます。ごほうびにと、おいしい海老煎餅が届きましたよ。ごちそうさまです^^♪にほんブログ村第133回中部地区誌上川柳大会
<川柳展望ネット句会・3月>「困る」(𠮷崎柳歩選)帯枕うまく上がらぬ五十肩入選句をご紹介いたします。若く見え優先席に座れないはぐれ雲久々の喪服へきつい腹回り竹中正幸円高で困り円安でも困り休鶏もう一品困ったときの冷奴徳重美恵子万博をやらなきゃ困るIR甲斐良一俺様が俺がオレがと困らせる平尾定昭お祝いを上げた以上に返される風間なごみ本人は別に困ってないいびき橋倉久美子前口上と違う用心棒の腕翔のんまな運転の自動化困る代行車颯爽機種変のスマホが母を困らせるたごまる子困らせていたらしいこと後で聞くまちのあき佳句笑顔より困った顔の方が好きなつなつまーず佳句居酒屋の会計させるセルフレジ羽馬愚朗佳句顔文字で困った顔をして見せる甲斐良一秀句居心地が良いのか客が帰らない西田峰春秀句すこしだけ困る程度の頼みごとまちのあきにほんブ川柳展望ネット句会・3月「困る」
<川柳マガジン4月号掲載句>犬には飲ませ自分の薬飲み忘れ(笑いのある川柳佐野由利子選・佳作)オオタニサンだけが笑顔を呼ぶニュース(時事川柳加藤佳子選・秀作)めでたい日やはり愛でたい酒の味(駄洒落×川柳佐道正選・佳作)ルート2の永遠に終わらぬ片想い(前衛川柳守田啓子選・佳作)ふるさとの駅に脱皮のあとがある(全国誌上句会「駅」小島蘭幸選・佳作浜知子選・佳作)木を植える同じその手で銃を持つ(全国誌上句会「雑詠」小島蘭幸選・佳作)犬のため値上げされても買うフード(マガジンクラブ誌上句会「値上げ」松代天鬼選・70秀)年賀状じまいを加速する値上げ(マガジンクラブ誌上句会「値上げ」松代天鬼選・70秀)にほんブログ村川柳マガジン2024年4月号掲載句
<前月号推選句>助け合う互いに傷を負いながら(疾風抄・松田タ介選)<せんりゅう広場富岳抄>「春の靴」靴みがく春の誘いを待ちながらくたびれたナースシューズにケアが要るピカピカのナース真新しいシューズあたらしい景色に靴が弾みだす<2月句会>「しゃぼん玉」(窪田里選)まだ空をめざしたままのしゃぼん玉しゃぼん玉ひととき虹が見えました(人位)「おでん」(奥山京選)おでんの具大根だけは外せないおでん煮ておいていそいそ妻出かけ(人位)「ポケット」(松田タ介選)エプロンのポッケで育つママの夢ポケットに常備しているアメと武器にほんブログ村静岡たかね2024年4月号掲載句
前回記事に書きました「たかこの世界」に、エッセイで参加させていただきました。今回で5回目になりますか。。。こんな機会をいただけて、ありがたいです。「父の看取り」父を実家で看取ってから、10年が経とうとしている。母にとっても、私にとっても、最愛の存在であった父は若々しく、70の声を聞くまでは、病気ひとつしたことがなかった。定期的に経過をみていた父の肺の影に変化があり、急ぎ精査となったのは、2013年12月4日のこと。その同年6月に心臓の弁置換術を受けた母は、術後のトラブルで一時は回復も危ぶまれ、約1ヵ月半はICU。ようやく退院できたのは9月だった。前年の夏には父の胃がんが見つかり、内視鏡での胃粘膜剥離あと、開腹での胃切除が必要となり、結局2度の手術に。幸い、経過は順調。ほかに病気もなく、体力にも恵まれていた...エッセイ「父の看取り」
鈴鹿川柳会でお世話になっておりますたかこさんによる、「たかこの世界」を今回も届けていただきました。ありがとうございます^^美しい表紙はたかこさんの切手アート絵です。たかこさんの小説&川柳、みなさんのエッセイ、そしてだれもが参加できる川柳と盛りだくさんな内容で、毎回楽しみです。もう14冊目になるのですねえ!封筒をひらいて目にパッと飛び込んできたのは、だいすきなシャガールの「誕生日」。シャガールの世界はそのままに、たかこさんならではの色彩センスで切手絵のアート。ベラの黒いドレスやシャガールの緑のセーター(シャツ?)、絨毯の赤などは原画のとおりですが、周囲の壁や家具などは、より色あざやかに仕上げられています。たかこさんも、シャガールに負けず色彩の魔術師のよう。きれいに印刷されていますが、切手絵の原画は、より素敵...たかこの世界14・まじめに川柳
<鈴鹿インターネット句会・3月>「腹」(平井美智子・西山竹里共選)満腹の獣むやみに狩りはせぬ(平井美智子選、西山竹里選)腹いせの酒は酔わせてくれぬまま(西山竹里選)私が、いいなあ!と思ったのはセンサーで知らせてほしい腹八分ねこママ別腹を連れて二次会三次会よしひさ腹割って話せばふたりとも黒い糀谷和郎飲み込んだ言葉を腹の足しにする柴田比呂志料亭で腹を割ったり探ったり甲斐良一腹巻の中のお金は暖かい原徳利握手から始まる腹の探り合い老人生針千本たやすく消化できる腹圦山繁です。にほんブログ村鈴鹿ネット句会・3月「腹」
<すずか路>菜の花も慌てて咲いた菜種梅雨梅柄の母の着物を着る二月難点は羽織にカバーしてもらう祈りこめ雨水に飾るおひなさま断水も改善できぬままの能登<小休止>前月号より推薦句ワルグチを言うときなぜかみな元気(西岡ゆかり選)<課題句>「ぼちぼち」(青砥たかこ選)愚痴こぼしはじめた酒を切りあげる「違う」(岩谷佳菜子、加藤吉一共選)選外でした;<自由吟>(橋倉久美子選)選外でした;;<誌上互選>「雑煮」お雑煮に飽きたら探す餅レシピ(6点)お雑煮で揉めた結婚一年目(5点)<ポストイン>スイッチを切って無音の夜にする(三重番傘に掲載)にほんブログ村川柳すずか363(6年3月)号掲載句
川柳信濃川の「第20回新春誌上大会」に参加させていただきました。参加者は654名。選者:相田柳峰、伊藤三十六、岡本聡、𠮷崎柳歩、千島鉄男、今田久帆、梶田隆男、麻井文博、高橋みっちょ、前田楓花、大内せつ子、みぎわはな、平井美智子、北村あじさい、坂本加代、氷見心咲、瀬戸れい子、楠根はるえ、太田紀伊子「あい」会いたくて会えないままの人ばかり(相田柳峰選・佳作、伊藤三十六選・地位𠮷崎柳歩選・五客、千島鉄男選・佳作北村あじさい選・佳作)戦争が間合いを詰めてくるこわさ(𠮷崎柳歩選・五客、千島鉄男選・五客)以下は上位の入選句です。アイドルは村で一人の赤ん坊寺井一也合鍵を返して鳥になるところ三浦幸子人情を分け合い能登が耐えている海東昭江無造作にポイと置かれる父の愛土居新山挨拶がハモって返る通学路岸本宏章ふるさとでぼくの昔...川柳信濃川「あい」
<推せん句>1月号近詠より鈴木順子踏みしめて生きるはかなく過ぎる日々<近詠>今年こそお会いしましょう春暦日が長くなるとそわそわしだす靴いちねんの早さにあせるカレンダー悔いひとつ減らす会いたいひとに会う<2月句会・課題句>「冴える」(小松くみ子選)無心で弾くピアノの音が冴えてくる「しかも」(戸沢ほたる選)お値段が手ごろでしかもうまい酒「途中」(鈴木順子選)途中下車しながら出会う旅の花にほんブログ村豊橋番傘令和6年3月号掲載句
<川柳展望ネット句会・2月>「救う」(互選)介護する人にも必要な救い(11票)老犬のぬくさにいつも救われる(3票)5票以上が入選で、1句入選できました^^私が選ばせていただいたのは、以下の句です。折れそうな心を救う青い空やんちゃん(9票)救命に葛藤のあるトリアージ椎野良子(9票)救われたニュースを見ては救われる青砥たかこ(6票)補助線を引いて救った規格外高浜広川(6票)黒ずんだバナナケーキにして救うまちのあき(3票)郵便の遅さを救うEメール坂本加代(3票)食べるのは食品ロスを救うためなつなつまーず(1票)にほんブログ村川柳展望ネット句会・2月「救う」
<せんりゅう広場富岳抄>「年明けに」元旦の平和揺るがす能登地震阪神の地震刹那によみがえるせめて雪ひどく降らないでと祈る助け合う互いに傷を負いながら<1月句会>「ドラゴン」(澤崎ひらめ選)父と観た燃えよドラゴン懐かしいドラゴンよこの世の戦火消し去って「餅」(荒牧やむ茶選)餅つきのためにうさぎが帰る月「元気」(佐野由利子選)元気だとわかれば用のすむ電話きのうまで元気でしたという訃報(五客)「自由吟」(互選)被災地の寒さやわらぎますように(2票)にほんブログ村静岡たかね2024年3月号掲載句
<川柳マガジン3月号掲載句>明るい色で描く未来図(十四字詩「明」五十嵐淳隆選・佳作)いちねんをこれから詰めてゆく手帳(全国誌上句会「雑詠」浜知子選・佳作水野奈江子選・佳作)できること探し続けている両手(川柳霜月賞「手」こはらとしこ選・秀逸)手を出さず見守るという愛もある(川柳霜月賞「手」相田柳峰選・佳作)たくさんの傷を抱えた優しい手(川柳霜月賞「手」新家完司選・佳作)つなぐ手も拒絶する手も人は持つ(川柳霜月賞「手」鈴木順子選・佳作)にほんブログ村川柳マガジン2024年3月号掲載句
<鈴鹿インターネット句会・1月>「譲る」(平井美智子・西山竹里共選)お互いに譲歩している気の夫婦(西山竹里選)私が、いいなあ!と思ったのは譲られた訳を深読みしてしまう北田のりこ私が譲った人が咲いている佐藤ちなみかるがもの親子に譲る交差点古都譲っている内にわたしの席がないこやまひろこ譲り合いすればまあるくなれる星圦山繁少しずつ譲る記憶のあるうちに深谷江利子譲れないものを譲れる歳になる城崎れいです。にほんブログ村鈴鹿ネット句会・2月「譲る」
<すずか路>ワルグチを言うときなぜかみな元気毒を吐きオンナが浄化されてゆくそうねとは言わず黙って聞くはなし今はもう笑いばなしになった傷デトックス身軽になった帰り道<課題句>「挟む」(橋倉久美子選)サンドイッチに挟む具いつもあり合わせ肉挟みグレードアップした茄子「酒」(芦田敬子、樋口りゑ共選)こんなにも酒が恋しい休肝日(芦田敬子選、樋口りゑ選)<自由吟>(𠮷崎柳歩選)窓ガラス拭けば景色が澄んでゆく<誌上互選>「賭ける」新薬に賭けて病の治癒めざす(6点)命がけで産んだ我が子に背かれる(2点)にほんブログ村川柳すずか362(6年2月)号掲載句
<近詠>蕎麦すすりうさぎ見送る年の暮れかろやかにまたねと跳ねて去るうさぎ龍の背で平和が届きますように老犬もカートに乗せて初詣<12月号(11月句会吟)から推薦句>空の青わずらいひとつ溶けてゆく(彦坂直政推薦)<1月句会・課題句>「寅」(波多野律子選)寅さんが愛されていたよき昭和眠れないままに迎える寅の刻「囲む」(佐藤恭子選)はつはるの予定を花マルで囲む鍋囲み家族のまるい和ができる母囲み笑う家族がいたむかし「先輩」(寺部水川選)憧れの先輩を目で追うコート<「各・地・句・報」秀吟200句>まだ浅瀬ここから恋は深くなるにほんブログ村豊橋番傘令和6年2月号掲載句
<鈴鹿インターネット句会・4月>「試す」残念ながら選外でした;;私が特にいいなあ!と思った句は非常時に鳴るか試してみたいベル青砥たかこ言わなくてもわかるマイクのテスト中西山竹里試すのに命を賭ける毒見役冬子奥の手の涙をここでひとしずく岡本恵試し書きするには向かぬ薔薇や鬱甲斐良一試されるたびに悔しい日本海西岡ゆかり神様を試す賽銭五千円平尾定昭です。にほんブログ村鈴鹿ネット句会・4月「試す」
第131回中部地区誌上川柳大会に参加させていただきました。いつもご案内をいただきながら、なかなか句が作れず失礼することが多いのですが何年ぶりかで参加できました。参加者は全国から553名だったそうです。今回は「妙」「刻む」「ほろほろ」「バランス」のお題で、各2句ずつ投句。各題ごとに2名の選者で共選でした。私の入選は3句。「妙」(相田柳峰選、あべ和香選)…は選外で;;「刻む」(安藤紀楽選、平井美智子選)刻んでも私の芯は固いまま(安藤紀楽選、平井美智子選)「ほろほろ」(小林信二郎選、弘兼秀子選)人を愛しほろほろ溶ける雪女(弘兼秀子選)「バランス」(横尾信雄選、松原ヒロ子選)あなたとわたし支点はどこにありますか(松原ヒロ子選)最優秀句は、バランスを保つ煩悩とのいくさ佐藤文子優秀句は、シーソーの支点は母の指定席大野...第131回中部地区誌上川柳大会
<すずか路>冬は冬春には春に合うお酒すっぽんと酒で血と気が巡りだす血を分けた家族に下戸も酒好きも続かないサプリと切らせないお酒咲き急ぐ春にちょっぴり待ったかけ<課題句>「甘い」(橋倉久美子選)ほどほどのジェラシー恋を甘くする油断せず飲まねばならぬ甘い酒「駅」(小川はつこ、毎熊伊佐男共選)駅長のネコを目当てに降りる駅(小川はつこ選、毎熊伊佐男選)おなじ駅北と南で違う顔(小川はつこ選)<自由吟>(𠮷崎柳歩選)わたくしの寿命をのばすうまい酒古写真この日の母と語りたい<誌上互選>「外す・外れる」外すのにちょっと勇気が要るマスク(12点)タイミング外して恋に逃げられる(3点)<すずか路前号鑑賞・351号から>木村行吉焼き加減毎日ちがう目玉焼きにほんブログ村川柳すずか352(5年4月)号掲載句
卑弥呼の里川柳会の「第11回卑弥呼の里誌上川柳大会」に参加させていただきました。参加者は全国から902名だったそうです。今回は「自由吟」「熱い」「リズム」「陸」「乱」のお題で、各2句ずつ投句。各題ごとに2名の選者で共選でした。なんとか1句だけ選んでいただけました^^「自由吟」散らかしたわたしを集め福笑い(大西泰世選)私が、特にいいなあ!と思ったのは「自由吟」エプロンに縫い付けられた核ボタン嶋村純人肌になるまでめぐる美術館松原典子ポケットに誰も知らない海がある藤井寿代青のまま老いていくのも悪くない萩原元子怠らずわたしも肉球の保湿山本早苗サンダルで月の笑顔に会いに行く城野くみ子ポリシーは犬が銜えていきました村野あかり一度だけ雪の赦しを請うたこと蟹口和枝うつくしい音でおわりにしませんか北川拓治「熱い」履歴書を書...第11回卑弥呼の里誌上川柳大会
<せんりゅう広場富岳抄>「イキモノ」恋バナに聞き耳立てているうさぎ反応速度恐竜並みになってきた複眼のトンボに習う広い視野見分けがつかぬイキモノとツクリモノ<2月句会>「苦い」(山本勝治選)選外でした;「どっぷり」(澤崎ひらめ選)抜け出せぬ深くはまった恋の沼覚めてなお深い余韻に浸る夢(天位)「カーテン」(松田タ介選)カーテンと一緒に揺れる恋ごころ「自由吟」(互選)再会にちょっと華やぐ帯結び(5票)にほんブログ村静岡たかね2023年4月号掲載句
<2月号(1月句会吟)作品から推薦句>結び三つ葉雑煮に色と香を添える(山口タカシ推薦)<近詠>駅までが遠くなったとこぼす足断捨離の最優先は負の記憶機嫌よく今日を過ごすという仕事日を浴びて老犬の背も少し伸び<3月句会・課題句>「でもね」(尾方静子選)口癖のでもねが運を遠ざける言い訳のでもね一歩が踏みだせぬ「港」(波多野律子選)再会は口にせぬまま船が出る見も知らぬ魚漁港に揚がりだす「囲む」(寺部水川選)花マルで囲んだ春のカレンダー<各・地・句・報>松本柾子抄ハードルをぴょんと跳びたい兎年にほんブログ村豊橋番傘令和5年4月号掲載句
<川柳展望ネット句会・3月>「納得」(吉崎柳歩選)納得がいくまで浸かる美人の湯入選句のうち、私が特にいいなあ、と思ったのは納得はできぬがこれが多数決木村行吉納得する説明もなく再稼働戴けいこ納得の落とし所のない戦竹中正幸納得はするがマスクは外せない三村舞綿棒の長さ納得させられる青砥たかこ納得をすれば素直な腹の虫武井わこう納得をせねばならない投了図西山竹里です。にほんブログ村川柳展望ネット句会・3月「納得」
<川柳マガジン4月号掲載句>鉄人の肩に湿布が見え隠れ(川柳道「鉄」川上大輪選・佳作)マスク取る前におさらいするメイク(時事川柳浅見和彦選・佳作井上一筒選・秀作)報知器が鳴っているのに放置する(駄×洒落川柳佐道正選・佳作)惜しまれるうちに脱ぎたいユニホーム(全国誌上句会「惜しい」渋谷栄子選・佳作濱邉稲佐岳選・佳作)経験値知識だけでは埋められぬ(マガジンクラブ誌上句会「知識」田中寿々夢選・70秀)百獣の王も老いから逃げられぬ(川柳師走賞「王」相田柳峰選・佳作新家完司選・佳作)逆さでも違和感のない抽象画(MEGA柳誌報・川柳すずか「さかさま」河内秀斗選)毎回愛読している「柳豪のひとしずく」のコーナーで記事を書かせていただき、表紙用の写真撮影までしていただきました。おそれ多いことでした。。。;;が、こんな晴れの場...川柳マガジン2023年4月号掲載句
すずか川柳会でお世話になっております、会長たかこさんの「たかこの世界」12号にまたエッセイで参加させていただきました。10号、11号に続き3回目の参加です。「はじまりは第九~歌との出会いと再会」「こんなのがあるのよ。あなたも歌ってみない?」と渡された1枚のチラシ。それが始まりだった。「阪神・淡路大震災3周年復興を願う第九」歌は好きだが、楽譜が読めない。できる楽器もない。それに、ドイツ語で歌う?無理よね…と、思いながら見れば、楽譜が読めなくても参加できます、とある。本当に?ならば、歌ってみたい。震災復興への思いを込めた第九。このタイミングでご縁のあった今、一生に一度くらい、ドイツ語で第九を歌うというのも、心ときめく経験かもしれない。そんな思いで飛び込んだ合唱だが、さて入ってみれば、厳しくコワイ先生の指導のも...エッセイ「はじまりは第九~歌との出会いと再会」
<たかこの世界12・第10回まじめに川柳>「自由吟」(高瀬霜石、竹内ゆみこ共選)まだ知りたくはないほんとうのひとり(竹内ゆみこ選・天)「嘘」(中前棋人、田中五十鈴共選)選外でした;;私が、いいなあ!と思ったのは「自由吟」深呼吸だけでウキウキする臓器望月弘サザエさんよりも愉快なうちの母真理猫子クロネコは来るしお鍋は噴いてるし宮井いずみことごとく流線形である卵西山竹里冬に入りますよと言ってはくれぬ冬前田須美代銀杏並木歩き続けて絵に入る佐野由利子かみさんに数えきれないほどごめん中前棋人「嘘」耳搔きが小さな嘘も許さない小林ふく子器より大きな嘘を盛りたがる西村寛子隠し味くらいの嘘は入れてある橋倉久美子お見舞いに行ってきた嘘ついてきた北原おさ虫子の嘘を母は笑顔で聞いている圦山繁嘘のない歩幅で影がついて来る中前幸子だま...たかこの世界12
<鈴鹿インターネット句会・3月>「埃」(木村行吉・橋倉久美子共選)積年の埃をぬぐい会いにゆく(木村行吉選)仏壇の埃くしゃみが聞こえそう(木村行吉選、橋倉久美子選)私が、いいなあ!と思ったのは埃よけカバーの上にある埃たごまる子飛び立てぬまま折り鶴の背の埃平井美智子赤ちゃんが握るきれいな綿埃由美押し入れで仲間を増やす綿埃よしひさ叩かれて存在感を出す埃古都古い背広に肩書と言う埃おさ虫お宝をお宝らしくする埃橋倉久美子病室の隅に溜まっている埃青砥たかこです。にほんブログ村鈴鹿ネット句会・3月「埃」
<すずか路>ひとつずつ開きゆく春沈丁花はやる胸なだめゆるりと春を待つ沈丁花春は鼻から目覚めだす焼き加減毎日ちがう目玉焼き飲み飽きぬお茶で湯吞みが満たされる<課題句>「舌」(𠮷崎柳歩選)母の味舌の記憶は薄れない「踏む」(芦田敬子、河内秀斗共選)どこまでも踏み込んでくるインタビュー(芦田敬子、河内秀斗選)段階をふんで引き上げられる税(河内秀斗選)<自由吟>(青砥たかこ選)選外でした;<誌上互選>「苦労」苦労絶えぬが幸せそうな母だった(2点)骨折で何かと苦労する動作(2点)にほんブログ村川柳すずか351(5年3月)号掲載句
<1月号(12月句会吟)作品から推薦句>ふたりのワルツぜんまいが切れるまで(須﨑東山推薦)日記にも記せなかった恋がある(佐藤恭子推薦)<近詠>ジャスミン茶母が愛した古伊万里でヒートアップした話題とはおでんの具食べられる苗を植えよか物価高食事には文句を言わぬよい夫<2月句会・課題句>「スマート」(山口タカシ選)スマートじゃないが優しいエスコート「乱」(池谷英子選)連れ合いは私の乱に慣れているステップの乱れた恋が転びそう気の乱れ肌は素早く察知する「予約」(須﨑東山選)まだ生きるつもりで再診の予約<各・地・句・報>松本柾子抄不運みな笑い飛ばせる年の功にほんブログ村豊橋番傘令和5年3月号掲載句
<前月号推選句>鈍行に乗り換えるこれからの旅(若芽抄・佐野由利子選疾風抄・松田タ介選)<せんりゅう広場富岳抄>「夫婦雛」いさかいもあるが今年も夫婦雛春を待ち心ときめくカレンダーバスケット詰めたランチはふたりぶん咲き初めた梅一輪を身にまとう<1月句会>「酒」(増田信一選)選外でした;「日の出」(荒牧やむ茶選)富士からの日の出一度は拝みたい「お節の中身で一句」(松田タ介選)黒豆のふっくら母を思い出すにほんブログ村静岡たかね2023年3月号掲載句
<川柳展望ネット句会・2月>「柔らかい」(互選)柔らかいうちに鍛えておく頭(5票)柔らかい心で棘を包み込む(3票)5票以上が入選で、1句だけ入選できました。私が選ばせていただいたのは、以下の句です。柔らかくなるまで練っている言葉北田のりこ(15票)湯治場はお湯も訛りも柔らかい颯爽(15票)柔らかいからと油断はできぬ餅西山竹里(12票)春が来たらしい雨まで柔らかい橋倉久美子(10票)柔らかいことばを選び拒絶する翔のんまな(8票)柔らかい頭で知恵の輪をほどくすずき善作(6票)硬水も器に負けて柔らかい田村美穂(2票)にほんブログ村展望ネット句会・2月「柔らかい」
<川柳信濃川新春誌上大会>「ゆう」有事もう目の前にある日本国(相田柳峰選・佳作坂本加代選・佳作)私が、いいなあ!と思ったのは嫌われる勇気私でいるために安井貴子石ころが恐竜になる遊園地村山浩吉夕暮れのブランコ星を蹴っている野村賢悟夕方の五時になったら草書体伊藤寿子泣きそうな時ほど悠々と歩く西山竹里逆上がり夕日が口に飛び込んだ笠原道子先生も友人になる趣味の会老沼正一不自由か自由か電波届かない田尻美代子です。にほんブログ村川柳信濃川新春誌上大会
<川柳マガジン3月号掲載句>墨汁に汚された晴れ着の嘆き(時事川柳浅見和彦選・佳作)休肝日ちゃんと守ったつまらぬ日(ベスト川柳「守」新家完司選・佳作)誌上では「休刊日」となっていましたが、もちろんこっち^^;いるべき場所に今日もいる母(十四字詩「所」森吉留里惠選・佳作)蕗味噌で春に目覚めてゆく五感(マガジンクラブ誌上句会「味噌」谷藤美智子選・70秀宮村典子選・9客)月光の魔法で恋に落ちました(川柳霜月賞「光」菅沼匠選・天相田柳峰選・佳作田辺与志魚選・佳作富田房成選・佳作)にほんブログ村川柳マガジン2023年3月号掲載句
<すずか路>ぬかりなく巣ごもり支度大寒波積雪に不慣れな土地で身構える治癒力を駆使して日常に戻る本棚に断捨離できぬ本ばかり沈丁花香りだす日を犬と待つ<小休止>(前月号より推薦句)確実な効きめ日にちというくすり(満月庵選)<課題句>「中止」(青砥たかこ選)副作用で中止せざるをえぬ治療中止する勇気も必要な登山「うさぎ」(鈴木裕子、中川知子共選)時により聞こえぬふりもするうさぎ(鈴木裕子選、中川知子選)身の丈にハードル合わせ跳ぶうさぎ(中川知子選)<自由吟>(橋倉久美子選)老犬は老犬なりにあるリズムセルフレジ結局人を呼ぶはめに<誌上互選>「新年」新年の手帳に夢をひとつ書く(7点)三が日だけは忘れるダイエット(4点)<ポストイン>各誌から…たかこオシドリがゆったり泳ぐ名古屋帯(豊橋番傘~)にほんブログ村川柳すずか350(5年2月)号掲載句
<豊橋文化祭第44回誌上川柳大会>「顔」(橋本恭治、荒川照美共選)いい顔になったね皺ができてから(橋本恭治選)「忘れる」(竹内そのみ、大島凪子共選)選外でした;「恩」(藤田千休、真島久美子共選)恩のある人が難題さげてくる(藤田千休選、真島久美子選)「これから」(橋倉久美子、寺部水川共選)これからの旅は休符も入れながら(橋倉久美子選、寺部水川選)それぞれのお題の秀句・特選句は「顔」(橋本恭治選)秀句ぶかぶかのシャツから父が顔を出す青砥和子消毒を済ませて触れる丸い頬渡辺美保子穏やかな顔で眠れたひとつ屋根大島凪子特選彫り続け90年の顔になる須崎東山「顔」(荒川照美選)秀句横顔の翳り光は真正直杉浦美津江百の愚痴噛んで砕いて今日の顔本条みさ子しかめ面やめると風が動き出す梶田隆男特選いい顔になったね夢を掴んだね津田照...豊橋文化祭第44回誌上川柳大会(2月号掲載句その2)
<12月号(11月句会吟)作品から推薦句>もう大人きずは自分で手当てする(寺部水川推薦)<近詠>新年の客を迎える干支飾り好物をぎっしり詰めたミニおせち年賀状長らく会えぬ人ばかりケガ癒えて歩けることのありがたさ<1月句会・課題句>「淡い」(来本芳子選)約束はせぬまま旅の淡い縁「結ぶ」(戸沢ほたる選)結び三つ葉雑煮に色と香を添える「兎」(鈴木順子選)ハードルをぴょんと跳びたい兎年<各・地・句・報>松本柾子抄ローギアにシフト景色がよく見える<各地句報秀吟200句>トラブルはいつもまさかのタイミングにほんブログ村豊橋番傘令和5年2月号掲載句その1