1478句目……梅雨入りすの「す」■睡蓮の余命三日の盛りかな季語……睡蓮(すいれん)睡蓮は、朝咲いて夕方閉じるを三日続け、そして散ります。次は、盛りかなの「…
1376句目……日の永しの「し」■白梅や坂道多き文京区季語……白梅(しらうめ)東京23区うち、坂の道が多い区は港区、千代田区、文京区と続きますが、湯島天神の…
1375句目……春コートの「と」■時計屋の店主のあくび日の永し季語……日永(ひなが)春になって、暖かくなると共に日が伸びて、眠くて眠くて……次は、日の永しの…
1374句目……春セーターの「ター」■タータンの妻のお気にの春コート季語……春コートタータンは格子柄、タータンチェックですね。次は、春コートの「と」
雑詠のページで、加古宗也さんに選んで貰った佳作。■バスを待つ銀杏提ぐる五六人提げたビニール袋の中は見えないけど、匂いで分かります。間違えなくあれです。今月の…
【初めての吟行句会】全5回(終) 「あの……これから何処へ?」とピロコさんに聞く俺。「ちょっと一杯」「ああ……」「何時も、1時間くらいかな」「そうなんですね」…
【初めての吟行】全5回(4) 一行は、句会場所の湯島小学校へ向かいます。 この小学校は、寺子屋から続く日本で一番古い小学校なんだって。 そこに隣接する『文京…
【初めての吟行句会】全5回(3) 鴨鍋屋さんを出ると、天神様の鳥居が直ぐそこです。 いざ『梅祭り』で賑わう湯島天神へ。 ここ湯島天神は学問の神様で、丁…
【初めての吟行句会】全5回(2) 湯島聖堂を出て、道を一本を渡ると直ぐに見えるのが、神田明神の参道です。 湯島聖堂とは真逆のきんきらと賑やかなお店が並…
【初めての吟行句会】全5回……1 ネットで句会をして居る仲間に誘われ、初めての吟行句会へ行って来ました。 俳句をやらない方には、「銀行行くかい?! 行きませ…
1373句目……春の光かなの「な」■ナポリタンのケチャップ跳ぬる春セーター季語……春セーターナポリタンスパゲッティを、お淑やかに食べても美味しくありません。…
1372句目……春の風の「ぜ」■全身に浴びたる春の光かな季語……春の光穏やかで温かい春の日差し。次は、春の光かな「な」
1371句目……春炬燵の「つ」■つまづきて気付く老化と春の風季語……春の風ほんの少しの段差に、つまずく年齢になりました。そんな時に、穏やかな春の風に気付き、…
1370句目……しやぼん玉の「ま」■又聞きの話を誇張春炬燵季語……春炬燵(はるごたつ)春になっても、まだ寒いので中々しまえ無い炬燵こと。そんな春炬燵入って、…
1369句目……春温しの「し」■尻尾ふる仔犬の気分しやぼん玉季語……しやぼん玉何歳になっても、しやぼん玉を吹くと、とても楽しい気分になる俺です。次は、しやぼ…
1368句目……麗らかにの「に」■煮魚の匂ふ細路地春温し季語……春温し(はるぬくし)大通りから細い路地に入ると、何処からか甘い醤油と魚の匂いが……次は、春温…
1367句目……春愁ふの「ふ」■不快とは人それぞれに麗らかに季語……麗らか(うららか)自分が不快と思うことって、大体は人も不快だけど、案外「私はぜんぜん平気…
1366句目……冴返りの「り」■リュックから取り出す埃春愁ふ季語……春愁ふ(はるうるふ)春の季節の何処かもの悲しく、憂鬱な気持ちです。次は、春愁ふの「ふ」
1365句目……春嵐の「し」■死んだ気で生きる人生冴返り季語……冴返り(さえかえり)どんなに寒くても、辛くても、悲しくても、死んだ気になれば、乗り越えられる…
1364句目……春の月の「き」■筋力の衰へ顕著春嵐季語……春嵐(はるあらし)春に吹く温かいけど、強く吹く風です。歳とると、強い風によろけるし、躓くし。まあ……
1363句目……冴返るの「る」■ルナとふ月の女神よ春の月季語……春の月夜空に輝く月のような魅力と、優雅さがを持ち合わせた、ギリシャ神話の女神ルナ。春の月の柔…
1362句目……春の宵の「い」■イエスマンの身体こりこり冴返る季語……冴返る春になってから、寒さがぶり返す事を冴返ると云います。イエスマンは、自分に自身に自…
1361句目……春眠しの「し」■新宿にひと人ヒトや春の宵季語……春の宵(はるのよい)日が暮れてから暫くすると、どんどん人が増えてくる新宿です。次は、春の宵の…
1360句目……うららけしの「し」 ■「笑点」の続くマンネリ春眠し季語……春眠し(はるねむし)マンネリは、新鮮さは無いけど、安心出来て、心地が良いもの。春の…
1359句目……春の街の「ち」■近道を行かず寄り道うららけし季語……うらら麗らかな春の陽気に、足の向くまま、気の向くままに。次は、うららけしの「し」
1358句目……春来るの「る」■るんるんの足取り軽し春の街季語……春の街街はすっかり春の装いです。商店の飾りやマネキン人形の服も春らしくなります。不二家のペ…
1357句目……冬の星の「し」■知り合ひの再婚話春来る季語……春来る(はるきたる)本日、2月3日は立春です。まだまだ寒いけど、春が来ましたよ!!次は、春来る…
1356句目……二十五回の「い」■幾千夜を照らし見守る冬の星季語……冬の星幾千夜(いくちよ)とは、何千何万の夜、多くの夜ですね。一年の内で、空気が澄んで綺麗…
1355句目……寒夜かなの「な」■納豆を混ずるベストは二十五回季語……納豆ナットウキナーゼを効率良く体に摂取する為には、25回がベストだとか。旨味を引き出す…
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1478句目……梅雨入りすの「す」■睡蓮の余命三日の盛りかな季語……睡蓮(すいれん)睡蓮は、朝咲いて夕方閉じるを三日続け、そして散ります。次は、盛りかなの「…
1477句目……称賛すの「す」■すべり台出来ぬと泣く子梅雨入りす季語……梅雨入(つゆいりす)関東も梅雨入しました。じめじめ蒸し蒸しのはじまりはじまり~。次は…
1476句目……鯉の口の「ち」■地下道に唸るクーラー称賛す季語……クーラー地下道やメトロのホームで、大型のクーラーが、日夜唸りを上げて頑張って冷しています。…
1475句目……雲の峰の「ね」■根無草を呑みて直ぐ出す鯉の口季語……根無草(ねなしぐさ)浮き草のことですね。多きな鯉のが、大きな口で飲んだけど、不味くて直ぐ…
1474句目……好きの「き」■觔斗雲に乗りて突つ切る雲の峰季語……雲の峰(くものみね)もこもこの入道雲、積乱雲を雲の峰と呼びます。觔斗雲(きんとうん)、孫悟…
1473句目……大家族の「く」■草笛の「アメイジング•グレイス」好き季語……草笛(くさぶえ)ずいぶんと前だけど、夕方の公園で、お爺さんが吹いているのを、聴い…
1472句目……夏の午後の「ご」■ごきぶりが飛びてドタバタ大家族季語……ごきぶりこの世で一番の苦手はゴキブリです。まぁ、昆虫全体があまり好きじゃ無い俺です。…
1471句目……ソーダ水の「い」■糸通し直ぐに壊るる夏の午後季語…夏針の穴に糸を通す。すっかり老眼で無理なので、糸通しのお世話になっている俺。だけど、直ぐに…
1470句目……苺かなの「な」■悩み事一つ解決ソーダ水季語……ソーダ水こう言う時のソーダ水は、格別に美味い!!次は、ソーダ水の「い」
1469句目……薫る風の「ぜ」■全部食べ皿まで舐むる苺かな季語……苺(いちご)子供の頃は、苺に牛乳と砂糖をかけて潰して食べたりしてたけど、今は練乳をたっぷり…
1468句目……初鰹の「お」■おならして褒めらる赤子薫る風季語……薫る風(かおるかぜ)夏に吹く心地よい風を、褒め上げた季語です。次は、薫る風の「ぜ」
1467句目……スチュアートの「と」■土佐の酒に合はせる千葉の初鰹季語……初鰹(はつかつお)千葉の勝浦での、水揚げ量は関東で一番です。次は、初鰹の「お」
1466句目……夕涼みの「み」■ミニオンの目元の涼しスチュアート季語……涼し黄色の身体にオーバーオールを着て、水中メガネを掛けた宇宙人ミニオン。打表的な3人…
1465句目……炎天下の「か」■顔似たる犬と飼主夕涼み季語……夕涼みよく似てる犬と飼主って、見掛けるけど、あれ不思議ですね?一緒に暮らして居ると似てくるのか…
1464句目……男の子の「こ」■コカ・コーラそれともペプシ炎天下季語……炎天下(えんてんか)何故か好みの分かれるコーラ。どっちでも良いから、冷えたコーラをガ…
1463句目……孫娘の「め」■メロンパン囓る素足の男の子季語……素足素足、裸、何も着てない丸裸も、夏の季語です。次は、男の子の「こ」
1462句目……飛ばすの「す」■水泳のはじめの一歩孫娘季語……水泳生まれて六ヶ月を過ぎた孫娘が、水泳の体験レッスンに行って来ました。娘が抱っこしたままプール…
1461句目……油照の「り」■隣席に冷し中華のつゆ飛ばす季語……冷し中華勢い良く麺をすすったら、つゆが飛んで隣席の方の腕ぎりぎりに。セーフ!!次は、飛ばすの…
1460句目……シャーベットの「と」■トンネルの入口出口油照季語……油照(あぶらでり)じっとしていても、汗が出てくる天気ですね。トンネルに入って、一休み。次…
1459句目……汗の玉の「ま」■マイナスの心プラスにシャーベット季語……シャーベット暑い夏に、嫌なことがあって落ち込んだ心を癒してくれるのは、冷たいシャーベ…
1139句目……たくましきの【き】■キンキンのビールとギンギン太陽季語……ビールガンガン太陽の下で、キンキンに冷えたビールを、カンパ~イ!!次は、ギンギン太…
1138句目……アイスクリームの【む】■麦茶煮る母の背中のたくましき季語……麦茶(むぎちゃ)昔は家族が多かったから、大きな薬缶や大鍋で、汗をだらだら流しなが…
1137句目……髪洗ふの【ふ】■蓋を先ず舐むる癖ありアイスクリーム季語……アイスクリームお行儀が悪いけど、ついついカップアイスの裏を舐めてしまう俺です。次は…
1136句目……梅雨籠の【り】■リンスinシャンプーちよつぴり髪洗ふ季語……髪洗ふ(かみあらふ)俺の髪は、少なくて短いので、ほんのチョッピリしかシャンプー…
1135句目……舐めてみよの【よ】■羊羹の一本食ひぞ梅雨籠季語……梅雨籠(つゆごもり)毎日毎日、雨が続く梅雨。心もどんよりと落ち込む……そんな時は、ようかん…
1134句目……アヒルガアの【あ】■水馬は甘ひか辛ひか舐めてみよ季語……水馬(あめんぼ)小川や池や沼の水面をすいすい走る、あめんぼです。水の馬と書いて、あめ…
1133句目……水中花の【か】■カラスカアガマハノソノソアヒルガア季語……ガマ蝦蟇(がま)、ひきがえるですね。 うるさいカラスとアヒル、静かなひきがえるの対…
1132句目……水鉄砲の【う】■占ひのラッキーアイテム水中花季語……水中花(すいちゅうか)朝の星占いを見ていると、理由の分からないラッキーカラーとか、ラッキ…
1131句目……生ビールの【る】■ルール無き撃ち合ひ激し水鉄砲季語……水鉄砲(みずてっぽう)撃っても、撃たれても、水ですから。次は、水鉄砲の【う】
1130句目……アロハの【は】■ハムカツは薄きほど良し生ビール季語……生ビール近頃のハムカツは、厚さを売りにしているのか?居酒屋などで出す奴は、ハムが1.5…
1129句目……冷豆腐の【ふ】■古着屋の店主のビンテージアロハ季語……アロハ古着屋の店主の着こなすアロハシャツは、年代物らしい。次は、アロハの【は】
1128句目……夏の曇の【も】■木綿派と絹派のふたり冷豆腐季語……冷豆腐(ひやどうふ)冷奴のこと。妻は絹ごし豆腐、俺は木綿豆腐が好きです。次は、冷豆腐の【ふ…
1127句目……なすび漬の【け】■蹴り上げるサッカーボール夏の曇季語……夏の曇(なつのくも)よく晴れた青空と白い曇。気持ちの良い空へ、蹴り上げるサッカーボー…
1126句目……伯父と叔父の【じ】■自家製が美味いは妄想なすび漬季語……なすび漬「お客さん、うちの茄子漬は旨いよ! うちのカミサンが育てた茄子を、代々受け継…
1125句目……駄菓子売の【り】■緑陰にこそこそしたる伯父と叔父季語……緑陰(りょくいん)夏の緑溢れる木陰で、何やら良く無い相談。次は、伯父と叔父の【じ】
1124句目……青葉風の【ぜ】■ゼラニュームに隠るる引き戸駄菓子売季語……ゼラニューム今は品種改良され、形も色もいろいろありますが、昭和時代は赤色ばかりでし…
1123句目……夏の朝の【さ】■三叉路の出会ひと別れ青葉風季語……青葉風(あおばかぜ)気持ちの良い風が吹く、三叉路。次は、青葉風の【ぜ】
1122句目……夏休の【み】■水一杯飲み干し始じむ夏の朝季語……夏の朝朝起きて、先ずは水を飲む。次は、夏の朝の【さ】
1121句目……梅雨の朝の【さ】■三人の秘密の基地や夏休季語……夏休(なつやすみ)小学生の頃、友達3人で決めた秘密の基地がありました。まあ……基地と言っても…
1120句目……しとしと雨の【め】■目玉焼の黄身は半熟梅雨の朝季語……梅雨(つゆ)好物のとろとろの黄身。それでも、テンションの上がらない、梅雨の朝。次は、梅…