今日は爽やかな日だ。爽やかな五月って感じ。湿度が低いので、少しぐらい気温が高くても平気なのかな。まぁ気温もそんなに高くない。明日は立夏。もう春も終わりだ。山空のとろりと青き暮春かな 岡田日郎暮春なり酒の肴の連子鯛 加藤いろは人形に人形抱かせ暮春かな
帰ってきました「秋の季語」へ。8月最後の日に。これからも、残暑は続くのだろうか。一生の手紙の嵩や秋つばめ 田中裕明西陣織ネクタイ光る帰燕かな 火箱ひろ路地裏の防火バケツや秋燕 たかはしすなお広い所なので、燕の巣がお隣に。ちょうど間仕切りが目隠しにな
朝晩涼しくなってきた。日の出は遅く、日の入りは早い。太陽が照り付ける時間が短くなってきたのだ。夏惜しむ産寧坂の夕かげり 山尾玉藻行く夏の赤い廊下を突き当たる つじあきこ夏が逝くふにやあと台湾流行歌 辻 水音水音さんの俳句は、みんなで神戸の南京町へ行
すみません。夏に戻ります。この間、日日草が大きくなり過ぎているのを見て、そう言えば写真撮ってなと思い出して。今日をもて日々草の花終る 富岡桐人足し算も引き算もして日々草 波戸辺のばら君への手紙に入れたいような日日草 林田麻裕門までの道に日日草。ちょ
今年はどれだけの朝顔が咲いたのだろう。私はいつから朝顔を育ててないかな。と言うより、育てた事ないかも。朝顔やすでにきのふとなりしこと 鈴木真砂女朝顔の世話細やかに図書係 おーたえつこ朝顔のつる飄々と漂へり 松井季湖涼しげな朝顔。吾亦紅と一緒に。吾亦
蛁蟟、これを「つくつくぼうし」と読むらしい。虫偏だから、虫だとはわかるが。声は聞くけど、姿は見たことがないと思う。石塊ののりし鳥居や法師蟬 芝 不器男つくつくし猫のお悔やみ申さるる 火箱ひろまち針のあたま藤色つくつくし たかはしすなおこの樹からつく
帽子派なので、日傘を持ってない。売り場で写真撮ってくれば良いのに、小心者で。日傘たたむ走ってきたことは言わず 池田澄子逢へなくてよかつた日傘たたみけり はしもと風里女子会やパラソル競う午後三時 采野久美子日傘は畳むと俳句になる?違う違う感性の問題。
山に登り湧き出ている水を飲むとおいしい。たぶん。ほとんど山に行かないので、遠い記憶だ。歳時記では「崖や岩などから滴り落ちる湧水のこと。」と書いてあった。滴りの力抜けたるとき落ちる 正木ゆう子蛇口から滴る水も昭和かな 辻 水音森滴る樹海に帰る魚たち
いつまでも夏を引きづっている。すみません。我家の柿、結構甘くておいしいのだ。でもその柿が、ぼたぼた落ちている。青柿や一番奥の墓大き 岸本尚毅青柿についつい口をはさみけり 佐藤千重子青柿のしりより夕陽色になる たかはしすなおこんなに柿は成っている。色
晩夏って、どんな風に受け取られるのかな。夏の暑さが残っているが、すこし寂しいような感じかな。西日が当たる畳の部屋。今は畳の部屋が少ないからわからないかな。バシと鳴るグローブ晩夏の工場裏 西東三鬼荷台から空を見上げる晩夏かな 波戸辺のばら晩夏とは指切り
今年は夏山に行った人が多いのでは。散歩もほとんどしない私は登山なんて出来ない。山彦のはきはきとして青吉野 大石悦子私と同じ背丈の青嶺かな つじあきこ夏山の星一握り持ち帰る 火箱ひろ俳句で書かれていて始めて詩になっているのでは。山の名前を具体的に「青
ごめんなさい。また夏です。しばらく行ったり来たりかな。胡瓜なんて、今は冬でもある。でもやはり夏かな?しの字曲りのの字曲りの胡瓜かな 辻 桃子そんなこと忘れてしまへ胡瓜もむ 桐村日奈子新しい朝がまた来た胡瓜揉み 辻 響子二階のベランダからゴーヤ。キウ
まだ蜩は鳴かない。と言うか近頃あまり聞かない。残暑暑すぎて、鳴く時期がない?かなかなや首のまはりに風とほる 井上 雪幸福だ蜩鳴きて花を描く 辻 響子かなかなや毛抜耳掻定位置に 辻 水音この蝉の抜殻。蜩ではないと思うのだが。これでもか、これでもかと蝉
お盆の頃、親戚一同が集まった時に、大きな西瓜が真ん中にど~ん!そんな風景、私は見たことがない。でも今でもしている所あるかな。西瓜喰ふまだ机なき兄妹 小川軽舟西瓜食ぶこれはなんえと言う母と 松井季湖サイコロに切られた西瓜おたべやす 佐々木麻里今年は小
古くは祭は京都の葵祭のことだった。今では各地で行われる夏の祭の総称。秋の祭りは秋祭!銀行の裏に集まる祭髪 菊田一平お祭りの遠きざはめき沼明り 火箱ひろ「祭礼の草鞋アリマス」刃物屋に 松井季湖りんご飴。祭で売って。私は買ったことないな。これはそんじょ
今年は暑いので、手持ちの扇風機を持参している人が多い。扇子をパタパタでは追いつかない。秋の俳句が続いた後に、また夏の季語です。すみません。きき耳をたてし扇の止まりけり 岩井半四郎片頬に扇子の香りもらい風 吉田眞美子名画座にちんまり座り古扇 辻 響子
今日は京都五山の送り火。今年は三年ぶりに全面点火だそうだ。送り火や母のもの着て母送る 中西夕紀送り火や父母に似ぬ孫の顔 畑田保寿美送り火や下の子は鼻ほじりつつ 種田果歩果歩さんがこんな俳句詠んでたなんて。8月12日のお月様。あまりに綺麗なので。月の隣
今日はお盆の中日。月曜日だからもうふるさとからUターンしてる人も要るかな。コロナになってから、お墓参りもしてないな。魂棚にすずしき風を祭けり 平井照敏おしよらいさん迎へ一日の短さよ 松井季湖雨の盆動画のきみは笑みこぼし はしもと風里瓔の俳句は去年の
今日は「山の日」。何「山の日」って。別に由来はないらしい。お盆近くだし、お盆休みが長くなるようにかな?なんて。そろそろ日の入が早まっているのに、「短夜」なんてごめん。明易や吊れば滴るネガフィルム 佐藤文香明易や浜に鯨が呼びに来て 種田果歩短夜や氷河に
真っ赤な太陽を浴びて美味しくなるトマト!でも原産地は高原で涼しい方が良いとか。くつづけのあとの真っ赤なトマト切る 大高 翔姉妹の目元そつくりミニトマト 辻 響子昼下がりのキスとトマトの成分表 鈴木みのりえっ!トマトとキスって、相性いいの!生活クラブ
今年二回目の夏の蝶。夏の蝶の代表格の揚羽蝶。見るのは見るのだが、落ち着いて止まってくれない。せわしなくなっている揚羽蝶だ。山の子に翅きしきしと夏の蝶 秋元不死男揚羽蝶君から離れそうにない 林田麻裕揚羽蝶明るい朝の水飲みに つじあきこ神社近くの田んぼ
昨日電車に乗って優先座席に座ると、ふわっと川蜻蛉が飛んだ。川蜻蛉飛んでここから大原野 寺田良治お燈明おとさぬやうに川とんぼ 辻 水音おはぐろとんぼ食品レジを通過せり 松井季湖普通に電車の中にいる川とんぼ。若い男女が「ちょうちょ!」「ガ!」と言ってい
さっきまで近所の家でプール遊びをしていた。パパと水鉄砲でもしていたかな。元気な声が聞こえていた。水遊びする子に先生から手紙 田中裕明水潜る水の中には水の国 火箱ひろでこちんに首に筋たて水鉄砲 小山佳栄水遊びでなく、スイカ遊び!このトラでは、このスイ
ここしばらくは曇の日が多いが、晴れると炎天!大雨で被害を受けた方は、暑い中での作業は大変だろう。それにしても炎天と豪雨!普通って無理なのかな。炎天の隙間を風の来たりけり 上田五千石炎天の影を刈り込む鋏かな 辻 響子なんくるないうちなんちゅうの炎天下
もう8月も8日。あっゾロ目だな。大阪は小学校の二学期は25日だそうだ。うかうかしてたら、もう夏休み終わっちゃう。夏暁の妻の睡りの一途なる 星野麥丘人少年の島から漕ぎ出す夏の暁 のざきまみこ双葉から本葉と夏の朝ひらく 平田和代朝曇だったので、その季語に
今日が立秋だと思いだした。慌ててブログの記事を入れ替えることにした。暑いのだ。来週も猛暑と言っている。白粥の白をすくひぬ秋立つ日 桂 信子ゆうらりと畑に煙今朝の秋 種田果歩階段に猫の足跡今朝の秋 波戸辺のばら先日境橋から撮った川。心なしか水が冷たそ
何処へも行かなくなって三年目かな。滝なんて、いつ見たかな?先に着きて一人きりなり滝の前 小川軽舟一人にはちやうどよい距離滝見茶屋 畑田保寿美落ちはってんこの滝壺に落ちはってん 森田雅子滝は見に行けてないので葛切りで。思ってたのと違う。もっとばらばら
燕は春の季語。渡ってくるのが春だからかな。燕は日本にいる間に、二回卵を産むと聞いたが。親鳥は忙しいのだ。天窓の朝明けを知る燕の子 細見綾子落ち癖の子燕二倍ポイントデー 笹村恵美子元ダンスホールでありし燕の子 辻 水音燕の巣がよくは見えないが、子燕は
虹を見たいのだが、なかなか見れない。だからたまに見ると、テンションが上がる。虹消えてやつぱり元の齢なり 北川英子女三代揃って拝む逆さ虹 粟津さくら夕虹や家族三人からふたり はしもと風里今回は頑張って描いたので、動物はなし。背景に虹と思ったが、何とな
玉葱って春に収穫するような気がしていたが、夏に収穫するらしい。4月の終わりころには、軒に吊っているような気がしたが。家に玉葱があると何となく安心。あまり好きでないのだが。玉葱を吊るす必ず二三落ち 波多野爽波顔写真つけて完熟玉葱ぞ 畑田保寿美玉葱を父が差
月見草は夕方に咲く。観賞用として栽培していたそうだ。俳句で月見草として詠まれているものは、宵待草が多いそうだ。つまみあぐ猫の子軽し月見草 横山房子祈ることひとつ加はる月見草 はしもと風里月見草の俳句は「瓔」では少ない。道の端に咲いていた黄色い花。月見
雲の峰は入道雲のこと。雷や夕立ちを伴う事があるが、でも今年はまだ降らない。夕立ち降ってくれたらいいのに。濁りなき白に力や雲の峰 今橋眞理子すれちがふ阪急電車雲の峰 畑田保寿美雲の峰立ったまま食う塩むすび 波戸辺のばら久し振りに奇麗な雲。太陽を隠して
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今日は爽やかな日だ。爽やかな五月って感じ。湿度が低いので、少しぐらい気温が高くても平気なのかな。まぁ気温もそんなに高くない。明日は立夏。もう春も終わりだ。山空のとろりと青き暮春かな 岡田日郎暮春なり酒の肴の連子鯛 加藤いろは人形に人形抱かせ暮春かな
春の夢って、儚げで艶やかな夢のような気がする。夏の夜の夢もあるけど。葱抜くや春の不思議な夢の後 飯田龍太放散虫積む億年の春の夢 おーたえつこそこに私はゐるかな母の春の夢 松井季湖我家の二階の鉢植えのいちご。葱にネギ坊主が出来た。こちらはトマトの花。
躑躅の漢字の難しいこと。どうやったらこんな難しい字を思いつくのだろう。ところで今年の躑躅は華やかさにかける。パァッーと咲かないのだ。きりしまや葉一つなき真盛り 富安風生川沿ひのツツジ吸つたり浮かべたり 辻 響子油断して触れてしまいぬ緋のツツジ 中井
立春から春になってて、今年の春は長いなと思っていたのだが。もうすぐ立夏だ。今日はメーデーで、八十八夜だ。立春から88日目が八十八夜。そして今日は「行く春」行春やゆるむ鼻緒の日和下駄 永井荷風行く春の練白粉の香なりけり 加藤いろはゆく春を伸びるにまかすヤ
観賞用として庭園などに植えられるケシ科の多年草。鯛釣草とも言うそうだ。華鬘草は知らなかったが、鯛釣草ならしっている。母に教えてもらったかな。そういえば今日は昭和の日。「明治も遠くなりにけり」ではないが、「昭和も遠くなりにけり」だ。歴史になるのだ。鯛釣草片
昼頃から雨が降って来たので、今日は少し涼しいかな。今年の立夏は5月5日なのでもうすぐだ。晩春か夏近しか。春深し・暮の春・行く春なんて季語もある。春とか秋は惜しまれるよね。夏近し街をはみ出しさうに木々 今橋眞理子軒ささふ檜の木肌夏近し 辻 水音夏近し肩
海面近くで青い光を放つ螢烏賊。実際に見たことはないが、幻想的なのだろう。砂吐かすごとくに濯ぎ螢烏賊 石川桂郎箸先をつるんと逃げて螢烏賊 松井季湖むかし山ガールだったなホタルイカ 田辺はるこ富山湾の滑川の螢烏賊が有名だが、兵庫県でも採れる。兵庫県産の
待ちわびていた桜が散って、もう季節は初夏へ。桜は待っている間が、一番なのかな。桜が咲いていた道を通ったら、桜蕊でふかふかになっていた。桜蘂降るホッチキスの針がない 鶴濱節子桜蘂降るやピエロの描き泪 武智由紀子桜蘂ふるふる余命七十年 稗田夏子この間ま
以前は八百屋で独活を見かけたが、近頃は見ないな。「ウコギ科の多年草。山野に自生する他、栽培もされる。日本原産の野菜として古くから食されてきた。春、地上に出る前の若い茎は柔らかく芳香があるので、生食・和え物などにする。」歳時記より。以前サラダにして美味しか
もう四月も下旬なのに「新社員」って。すみません。新入生も新社員も、疲れが出ている頃かな。それとも、まだまだ張り切っているかな。迷彩のリュック背負って新社員 わたなべじゅんこ先生も一年生ですこんにちは 桐村日奈子ネクタイの長さ決まらず入社式 松井季湖
寒い暑いと言っている間に、もうすぐゴールデンウイーク。そして夏に近づいてきている。温かい日に山を見ると、山桜がまだ咲いていてほんわかしている。これを山笑うと言うのだろう。みちのくの山笑ひをり昼の酒 青柳志解樹肩車の頃の思い出山笑う 林田麻裕一円も使わ
花は見たことはあるが、名前が出てこない花だ。私だけなのかもしれないが。和名は 紫羅欄花(あらせいとう)と言う。何故にこの漢字なのだろう。包まれしストックの香と色ほどく 稲畑汀子抱きしめて香り濃くなる紫羅欄花 つじ花梨病み病みてストック抱へきれぬほど
昨日は春とは思えないような暑さ。枚方は29℃まで上がった。春暑しとは言えない、夏が来た!だった。縫ふやうにおかげ横丁春暑し 安藤久美子春暑し八雲屋敷に二人来て 桐村日奈子席ゆずる我も老人春暑し 辻 水音花いっぱいのアトリエでこの花を描いた。こんな感
今日は春の宵。中国の蘇東坡の詩句「春宵値千金 花に清香有り月に陰有り」から生まれた季語。艶やかなひとときらしいが、主婦にとってはどうなのだろう。春の宵先に泣かれてしまひけり 小豆澤裕子竜神湯しゆわしゆわ溶けて春今宵 辻 水音満面の笑みの遺影や春の宵
春とつくだけで、なにやら艶っぽい。雨だって、灯だって。母に客あり春の燈のまだ消えず 西川知世真白なる春燈ナースステーション 松井季湖春灯し遠い人らの懐かしく はしもと風里艶っぽい写真は撮れない。昨日と同じたんぽぽ。でもこれは白たんぽぽ。白色だが、真
歳時記より、夜の時間は夕べ→宵→夜と深まっていく。春の夜は朧夜となることも多く、艶なる趣が満ちる。あぁ春ですねって感じかな。時計屋の時計春の夜どれがほんと 久保田万太郎春の夜の開いたままの三面鏡 辻 水音春の夜銀河も宇宙のひと雫 中川久仁子夜の写真
もう16日だというのに春の雪ってか。それは昨日高野山へ行ったので。寒いと思っていたが、気温2℃、時々雪が降ってきた。高野山を甘く見ていた。約束を違へしごとく春の雪 片山由美子信号の赤うつくしき春の雪 おーたえつこ過去帳に余白たっぷり春の雪 笹村恵美子高
春はシャキッとしない。物憂い感じだ。これを春愁と言うそうな。何となくわかる気になるが。春愁や平目の顔に眼がふたつ 草間時彦春愁のかっぱえびせん空っぽに 波戸辺のばらしょきしょきと春愁切ってゆくハサミ 火箱ひろ岩の間にスミレ。健気すぎる。こちらは畔の
菜の花らしい花はよく見かけるが、たぶん菜の花ではない。一度一面の菜の花畑を見てみたい。菜の花の地平や父の肩車 成田千空菜の花の黄が揺れ現在進行形 つじあきこふわふわのチュールスカート花菜風 林田麻裕これは冬に菜っ葉を作っていた畑。採らずにそのままの
今年に入って4回目の桜と思う。もういいよ!って言われそう。でも桜。今年は咲き始めてから、気温が低かったこともあり長く楽しめる。目の前に遮断機降りる桜かな はしもと風里約束のその日を待てぬ桜かな 畑田保寿美桜咲く強いおんなになれないよ 小山佳栄ソメイ
今年は5月5日が立夏だ。立春から冬の季語に戻ることなく、春の季語で頑張ったので春が長かった。夏になったら、どうだろう春に戻らないかな。路地に子がにはかに増えて夏は来ぬ 菖蒲あや風の香をつけて立夏のストッキング 粟津さくら大丸の自惚れ鏡夏に入る 火箱ひ
昭和天皇の誕生日が4月29日で、昭和の時代は天皇誕生日で祭日だった。平成ではそれがみどりの日になった。そして平成17年(2007年)に4月29日が昭和の日になり、みどりの日は5月4日になった。飛び石連休が、最低でも三連休にはなったのだ。パンケーキほどよく焼けてみどりの
これは歳時記より「〈暮の春〉と比べてひとしお惜春の感慨が深く、 詠嘆がこもっていて主観的です。」だそうだ。春が行ってしまう~~~って感じ!そうだ、今日は憲法記念日だ。そして夏のような青空。家に居ると静かだが、行楽地は賑わっているのかな。ゆく春の試合の行
夏蜜柑だけど、春の季語。今はほとんどが甘夏だ。昔の本当に酸っぱい夏蜜柑が懐かしい。今日は朝から晴れていて清々しい。初夏って感じだ。夏みかん酢つぱしいまさら純潔など 鈴木しづ子読みすすむ邪恋のページ夏蜜柑 辻 水音甘夏のたわわ目医者は休診で 辻 響子
今年の立夏は5月5日。子どもの日だ。なので今日はまだ春。今年の夏は例年より暑いと言っている。例年っていつ頃のこと。去年が基準だと嫌だな。ふるさとを離れる靴と春の雲 松本秀一二十年キャンセル待ちの春の雲 林田麻裕春の雲競輪場のある街へ 波戸辺のばら25日
春と言えば、何を思い浮かべる。さくら、たんぽぽ、すみれ、れんげなど花が多いかな。うぐいす、蝶々も春らしい。今年は蝶々を見かけるのだが、撮れない。ひらひらとよく動く、そしれ例年より小さいような気がする。昨年の猛暑のせい。初蝶の越ゆべきものに牛の胴 正木浩
蛍烏賊は深海に棲んでいるが、3月~6月に産卵のため沿岸にやって来る。やはり深海では産卵しても育たないのだろうか。海の中で螢のように光るのは綺麗だろうな。蛍烏賊目玉も墨も食うてけり 辻 桃子ぢいちやんの死ぬほど好きな蛍烏賊 松井季湖蛍烏賊一億アンチエイジ
落葉と言えば秋を思い浮かべる。あれは落葉樹が葉を落としている。椎、樫、檜などの常緑樹は晩春に古い葉を落とす。だから今頃落葉が凄い。春落葉えたいの知れぬものも掃く 鍵和田秞子春落葉深々月光スタジオに 火箱ひろ春落葉小さきものにはちさき音 松井季湖23日
先日パステルでいちごを描こうと買いに行ったら、いちご売り場が縮小されていた。いちごの旬はこれからだろう。本当は子どもの日の頃だろう。売り場には、西瓜が並んでいた。相棒は梅雨の西瓜はまずいの一言。なんでも早ければ良いのではないと思うが。蜂のとぶグラバー邸を
「暮の春」は春の終わり、四月下旬の頃。「行く春」ほど詠嘆的ではなく、惜春の情を叙景などで淡々と表すことが多い季語。どこでどう線引をすれば良いのやら。こういう事は、苦手だ。余命とは暮春に似たり遠眼鏡 中村苑子缶蹴つて缶のゆきつく春の果て 火箱ひろ暮の春
今日は朝から天気が良い。花粉も少なく絶好の洗濯日和なのに洗濯するものが少ない。ところで下萌とは、春になって土の中から草の芽が萌え出てくること。出てきた草花や野菜などの芽は「ものの芽」だ。「下萌ゆる」と動詞にもなるらしい。草萌えてドボルザークが聞きたき日
昨晩より風が強く吹いてきた。今朝は雨戸がガタガタいうぐらいに吹いている。低気圧がふたつ来ていると天気予報のお姉さん。そして肌寒い。先日は暑かったのに。春荒や封書は二十四グラム 櫂未知子春疾風ロカ岬まで飛ばされて 岡崎禎子春嵐女子高生の笑い声 林田麻
この近くでは、淀川の河川敷の芦焼きが有名だ。草の生育を促し、害虫を駆除するために野や土手などの枯草を焼き払うこと。虫たちも害虫を言われ大変だ。半鐘を打つて野焼の始まれり 太田土男火の気まま許さず土手を焼きにけり 太田悦子海へ行く列車の窓に野火の色
八重桜は咲いているが、染井吉野はほぼ散った。萼に残った蘂が散って落ちること。「桜蘂」だけでは季語にならないらしい。何故?首塚の荒れ桜蕊降るばかり 加古宗也桜蘂降るむかうより君がくる はしもと風里桜蘂降る同意同意の初期設定 笹村ルルもうすっかり花は散
風光るとは、春になってだんだん日差しも強くなり、吹きわたる風が眩しく感じられることをいう。確かに日差しが強くなる。ここのところ、もう日差しは夏だ。夏と思っていたら、今日は朝から肌寒い。身体がついていけない。頬杖は夢見るかたち風光る 長嶺千晶風光る四人家
田んぼに紫雲英の花が咲き始めた。こんな時期に咲き始めたかな。この間桜が散ったのに早くない。今年は桜が咲くのが遅かったのでそう思うのかな。タラップを降りて紫雲英の風の中 西村和子げんげ野へ勝手に足が動き出す 火箱ひろれんげ野にプライドなんて捨てちまえ
咲かない咲かないと言っている間に満開になり、もう桜の季節は終わり。なんと味気ないことか。でもそれなりに楽しませてもらった。昼の部を呼びこむ寄席や花の塵 宇沢圭作さくら散る目隠し鬼さんまあだだよ 平田和代花吹雪自分を好きになる呪文 はしもと風里さくら
一昨日から黄砂が飛び出している。目が痛いのは黄砂のせいかな。遠くの山が黄砂で霞んでいる。ジンギスカン走りし日より霾れり 有馬朗人猫はもうをらず黄砂の降りにけり 松井季湖つちふるや釣り船の犬吠えもせず 畑田保寿美近所の墓地の道から。いつもならくっきり
何故か今年はたんぽぽを見かけないうちに、春が過ぎ去りそうと思っていたら。昨日田んぼ道を歩くと、たんぽぽが咲き、たんぽぽの絮まであちこちに。今年は巡りあわせが悪かったのかな。顔じゆうを蒲公英にして笑うなり 橋 閒石新井真紀の絵本にたんぽぽを挟む 辻 響
歳時記によって書き方は違うと思うけど、「そこはかとない哀愁。春ゆえの気だるさを伴う愁い」らしい。なんとなく、ぼーっとしてやる気がないのはそのせいかな。春愁もなし梳く髪のみじかければ 桂 信子飼ひならす春愁てふ静かなデビル 松井季湖サクサクと食べていき