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きままに季語 http://blog.livedoor.jp/natusunao17/

生活する女達の日々や俳句を、発表する冊子「瓔(ヨウ)」 瓔の仲間の素敵な俳句を写真と共に紹介します。

ポエムブログ / 俳句

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SUNAO
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住所
枚方市
出身
熊本県
ブログ村参加

2012/05/03

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  • 燕帰る

    帰ってきました「秋の季語」へ。8月最後の日に。これからも、残暑は続くのだろうか。一生の手紙の嵩や秋つばめ 田中裕明西陣織ネクタイ光る帰燕かな 火箱ひろ路地裏の防火バケツや秋燕 たかはしすなお広い所なので、燕の巣がお隣に。ちょうど間仕切りが目隠しにな

  • 夏の果

    朝晩涼しくなってきた。日の出は遅く、日の入りは早い。太陽が照り付ける時間が短くなってきたのだ。夏惜しむ産寧坂の夕かげり 山尾玉藻行く夏の赤い廊下を突き当たる つじあきこ夏が逝くふにやあと台湾流行歌 辻 水音水音さんの俳句は、みんなで神戸の南京町へ行

  • 日日草

    すみません。夏に戻ります。この間、日日草が大きくなり過ぎているのを見て、そう言えば写真撮ってなと思い出して。今日をもて日々草の花終る 富岡桐人足し算も引き算もして日々草 波戸辺のばら君への手紙に入れたいような日日草 林田麻裕門までの道に日日草。ちょ

  • 朝顔

    今年はどれだけの朝顔が咲いたのだろう。私はいつから朝顔を育ててないかな。と言うより、育てた事ないかも。朝顔やすでにきのふとなりしこと 鈴木真砂女朝顔の世話細やかに図書係 おーたえつこ朝顔のつる飄々と漂へり 松井季湖涼しげな朝顔。吾亦紅と一緒に。吾亦

  • 蛁蟟(ツクツクボウシ)

    蛁蟟、これを「つくつくぼうし」と読むらしい。虫偏だから、虫だとはわかるが。声は聞くけど、姿は見たことがないと思う。石塊ののりし鳥居や法師蟬 芝 不器男つくつくし猫のお悔やみ申さるる 火箱ひろまち針のあたま藤色つくつくし たかはしすなおこの樹からつく

  • 日傘

    帽子派なので、日傘を持ってない。売り場で写真撮ってくれば良いのに、小心者で。日傘たたむ走ってきたことは言わず 池田澄子逢へなくてよかつた日傘たたみけり はしもと風里女子会やパラソル競う午後三時 采野久美子日傘は畳むと俳句になる?違う違う感性の問題。

  • 滴り

    山に登り湧き出ている水を飲むとおいしい。たぶん。ほとんど山に行かないので、遠い記憶だ。歳時記では「崖や岩などから滴り落ちる湧水のこと。」と書いてあった。滴りの力抜けたるとき落ちる 正木ゆう子蛇口から滴る水も昭和かな 辻 水音森滴る樹海に帰る魚たち

  • 青柿

    いつまでも夏を引きづっている。すみません。我家の柿、結構甘くておいしいのだ。でもその柿が、ぼたぼた落ちている。青柿や一番奥の墓大き 岸本尚毅青柿についつい口をはさみけり 佐藤千重子青柿のしりより夕陽色になる たかはしすなおこんなに柿は成っている。色

  • 晩夏

    晩夏って、どんな風に受け取られるのかな。夏の暑さが残っているが、すこし寂しいような感じかな。西日が当たる畳の部屋。今は畳の部屋が少ないからわからないかな。バシと鳴るグローブ晩夏の工場裏 西東三鬼荷台から空を見上げる晩夏かな 波戸辺のばら晩夏とは指切り

  • 夏の山

    今年は夏山に行った人が多いのでは。散歩もほとんどしない私は登山なんて出来ない。山彦のはきはきとして青吉野 大石悦子私と同じ背丈の青嶺かな つじあきこ夏山の星一握り持ち帰る 火箱ひろ俳句で書かれていて始めて詩になっているのでは。山の名前を具体的に「青

  • 胡瓜

    ごめんなさい。また夏です。しばらく行ったり来たりかな。胡瓜なんて、今は冬でもある。でもやはり夏かな?しの字曲りのの字曲りの胡瓜かな 辻 桃子そんなこと忘れてしまへ胡瓜もむ 桐村日奈子新しい朝がまた来た胡瓜揉み 辻 響子二階のベランダからゴーヤ。キウ

  • まだ蜩は鳴かない。と言うか近頃あまり聞かない。残暑暑すぎて、鳴く時期がない?かなかなや首のまはりに風とほる 井上 雪幸福だ蜩鳴きて花を描く 辻 響子かなかなや毛抜耳掻定位置に 辻 水音この蝉の抜殻。蜩ではないと思うのだが。これでもか、これでもかと蝉

  • 西瓜

    お盆の頃、親戚一同が集まった時に、大きな西瓜が真ん中にど~ん!そんな風景、私は見たことがない。でも今でもしている所あるかな。西瓜喰ふまだ机なき兄妹 小川軽舟西瓜食ぶこれはなんえと言う母と 松井季湖サイコロに切られた西瓜おたべやす 佐々木麻里今年は小

  • 古くは祭は京都の葵祭のことだった。今では各地で行われる夏の祭の総称。秋の祭りは秋祭!銀行の裏に集まる祭髪 菊田一平お祭りの遠きざはめき沼明り 火箱ひろ「祭礼の草鞋アリマス」刃物屋に 松井季湖りんご飴。祭で売って。私は買ったことないな。これはそんじょ

  • 今年は暑いので、手持ちの扇風機を持参している人が多い。扇子をパタパタでは追いつかない。秋の俳句が続いた後に、また夏の季語です。すみません。きき耳をたてし扇の止まりけり 岩井半四郎片頬に扇子の香りもらい風 吉田眞美子名画座にちんまり座り古扇 辻 響子

  • 門火

    今日は京都五山の送り火。今年は三年ぶりに全面点火だそうだ。送り火や母のもの着て母送る 中西夕紀送り火や父母に似ぬ孫の顔 畑田保寿美送り火や下の子は鼻ほじりつつ 種田果歩果歩さんがこんな俳句詠んでたなんて。8月12日のお月様。あまりに綺麗なので。月の隣

  • 盂蘭盆会

    今日はお盆の中日。月曜日だからもうふるさとからUターンしてる人も要るかな。コロナになってから、お墓参りもしてないな。魂棚にすずしき風を祭けり 平井照敏おしよらいさん迎へ一日の短さよ 松井季湖雨の盆動画のきみは笑みこぼし はしもと風里瓔の俳句は去年の

  • 短夜

    今日は「山の日」。何「山の日」って。別に由来はないらしい。お盆近くだし、お盆休みが長くなるようにかな?なんて。そろそろ日の入が早まっているのに、「短夜」なんてごめん。明易や吊れば滴るネガフィルム 佐藤文香明易や浜に鯨が呼びに来て 種田果歩短夜や氷河に

  • トマト

    真っ赤な太陽を浴びて美味しくなるトマト!でも原産地は高原で涼しい方が良いとか。くつづけのあとの真っ赤なトマト切る 大高 翔姉妹の目元そつくりミニトマト 辻 響子昼下がりのキスとトマトの成分表 鈴木みのりえっ!トマトとキスって、相性いいの!生活クラブ

  • 夏の蝶

    今年二回目の夏の蝶。夏の蝶の代表格の揚羽蝶。見るのは見るのだが、落ち着いて止まってくれない。せわしなくなっている揚羽蝶だ。山の子に翅きしきしと夏の蝶 秋元不死男揚羽蝶君から離れそうにない 林田麻裕揚羽蝶明るい朝の水飲みに つじあきこ神社近くの田んぼ

  • 川蜻蛉

    昨日電車に乗って優先座席に座ると、ふわっと川蜻蛉が飛んだ。川蜻蛉飛んでここから大原野 寺田良治お燈明おとさぬやうに川とんぼ 辻 水音おはぐろとんぼ食品レジを通過せり 松井季湖普通に電車の中にいる川とんぼ。若い男女が「ちょうちょ!」「ガ!」と言ってい

  • 水遊び

    さっきまで近所の家でプール遊びをしていた。パパと水鉄砲でもしていたかな。元気な声が聞こえていた。水遊びする子に先生から手紙 田中裕明水潜る水の中には水の国 火箱ひろでこちんに首に筋たて水鉄砲 小山佳栄水遊びでなく、スイカ遊び!このトラでは、このスイ

  • 炎天

    ここしばらくは曇の日が多いが、晴れると炎天!大雨で被害を受けた方は、暑い中での作業は大変だろう。それにしても炎天と豪雨!普通って無理なのかな。炎天の隙間を風の来たりけり 上田五千石炎天の影を刈り込む鋏かな 辻 響子なんくるないうちなんちゅうの炎天下

  • 夏の暁

    もう8月も8日。あっゾロ目だな。大阪は小学校の二学期は25日だそうだ。うかうかしてたら、もう夏休み終わっちゃう。夏暁の妻の睡りの一途なる 星野麥丘人少年の島から漕ぎ出す夏の暁 のざきまみこ双葉から本葉と夏の朝ひらく 平田和代朝曇だったので、その季語に

  • 立秋

    今日が立秋だと思いだした。慌ててブログの記事を入れ替えることにした。暑いのだ。来週も猛暑と言っている。白粥の白をすくひぬ秋立つ日 桂 信子ゆうらりと畑に煙今朝の秋 種田果歩階段に猫の足跡今朝の秋 波戸辺のばら先日境橋から撮った川。心なしか水が冷たそ

  • 何処へも行かなくなって三年目かな。滝なんて、いつ見たかな?先に着きて一人きりなり滝の前 小川軽舟一人にはちやうどよい距離滝見茶屋 畑田保寿美落ちはってんこの滝壺に落ちはってん 森田雅子滝は見に行けてないので葛切りで。思ってたのと違う。もっとばらばら

  • 燕の子

    燕は春の季語。渡ってくるのが春だからかな。燕は日本にいる間に、二回卵を産むと聞いたが。親鳥は忙しいのだ。天窓の朝明けを知る燕の子 細見綾子落ち癖の子燕二倍ポイントデー 笹村恵美子元ダンスホールでありし燕の子 辻 水音燕の巣がよくは見えないが、子燕は

  • 虹を見たいのだが、なかなか見れない。だからたまに見ると、テンションが上がる。虹消えてやつぱり元の齢なり 北川英子女三代揃って拝む逆さ虹 粟津さくら夕虹や家族三人からふたり はしもと風里今回は頑張って描いたので、動物はなし。背景に虹と思ったが、何とな

  • 玉葱

    玉葱って春に収穫するような気がしていたが、夏に収穫するらしい。4月の終わりころには、軒に吊っているような気がしたが。家に玉葱があると何となく安心。あまり好きでないのだが。玉葱を吊るす必ず二三落ち 波多野爽波顔写真つけて完熟玉葱ぞ 畑田保寿美玉葱を父が差

  • 月見草

    月見草は夕方に咲く。観賞用として栽培していたそうだ。俳句で月見草として詠まれているものは、宵待草が多いそうだ。つまみあぐ猫の子軽し月見草 横山房子祈ることひとつ加はる月見草 はしもと風里月見草の俳句は「瓔」では少ない。道の端に咲いていた黄色い花。月見

  • 雲の峰

    雲の峰は入道雲のこと。雷や夕立ちを伴う事があるが、でも今年はまだ降らない。夕立ち降ってくれたらいいのに。濁りなき白に力や雲の峰 今橋眞理子すれちがふ阪急電車雲の峰 畑田保寿美雲の峰立ったまま食う塩むすび 波戸辺のばら久し振りに奇麗な雲。太陽を隠して

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