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風太郎のPな日々 http://futaro1980.blog.fc2.com/

昔の国鉄ローカル線、地方私鉄や最近のローカル線など、旅の写真と思い出で綴るブログです。

1980年代、「鉄道のある風景」を求めて全国を旅した風太郎が写真と文章で綴る、ローカル線紀行。バリ鉄ではありませんが、自然溢れる沿線や、出会った人々など、しばし「鉄路の叙情」を感じて頂ければ、と思っています。しばらく「鉄」から遠ざかっていましたが、最近復活、ローカル線の「今」も綴っています。その他自然風景、日々雑感諸々まで。なるべく頻繁に更新したいと思っています。よろしくお願いいたします。

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2011/12/18

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  • 奥会津小正月 雪はありやなしや その6 細雪

    只見線 早戸 2024年1月細雪が降っては止み、止んでは降る一日だ。それでも木々が白く化粧するのは、この地方の重く粘り気のある雪故だろう。無彩色の冬景色にステンレスの地肌は様にならない。適度な彩りが加わった車両が時折顔を見せるのは有難い。 会津中川© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村...

  • 奥会津小正月 雪はありやなしや その5 雪晴れの朝

    只見線 会津塩沢 2024年1月雪晴れの朝。 蒲生岳も微笑むようだ。防雪林の木立からは絶え間なく雪が落ちる。静寂の中に光のシャワー。 只見蒲生岳は見る方向からで随分山容が変わる。一番奇特な佇まいはここ只見側からだろう。午前の列車が終わったら夕方近くまで無いのだから、微睡に任せてのんびり。 只見© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村...

  • 奥会津小正月 雪はありやなしや その4 柳津のサイノカミ

    只見線 会津柳津 2024年1月時計の針を30分巻き戻す。 今夜はサイノカミのハシゴというウルトラC。柳津は一王町集落のサイノカミは事前に話が出来ていて、背後の431D通過に合わせて点火という芸をお願いしてある。いや、どうやらそれとは関係ないところで「18時点火」が決まっていたようなのだが、会津柳津駅発車は17:58。郷戸に向かう列車が月光寺奥の鉄橋を渡り、背後の鉄橋上でビンゴな邂逅のタイミングか。柳津近辺...

  • 奥会津小正月 雪はありやなしや その3 郷戸のサイノカミ

    只見線 郷戸 2024年1月ここでは通過列車とのコラボは関係ない。 30分近く前に通り過ぎた後に火が入った。終日天気が良かったので稲藁も適度に乾燥していたのだろう。 炎は高く上がって壮観な眺めだ。炎に紅く照らされた人々を見れば、今立っている場所を大勢の降車客が家路を辿る、半世紀前の写真に繋がる。「小正月」とは本来1月15日。 曜日は関係ない。厳格にその日付を守る集落もあるが、人が集まり易いからという...

  • 奥会津小正月 雪はありやなしや その2 柱が立たぬ

    只見線 郷戸 2024年1月2020年はもっと少なかったというが、記録的少雪である。もっともキレイな雪景色が見たいというのは雪国の現実を知らない者のエゴでもある。 雪下ろしなどの重労働から解放されるなら少ないに越したことも無いのだ。しかし正月のしめ飾りなどを焚き上げる、無病息災の神事を執り行うとなるとそれはそれで困るらしい。サイノカミの「櫓」は、竹を使って円錐形になるよう骨組みを作り、そらに稲藁を...

  • 奥会津小正月 雪はありやなしや その1 雪里の家

    只見線 会津横田 2024年1月会津横田駅近くの大振りな農家が気になっている。特徴的なのは二階に引き戸があることだろう。 窓なら分かる。 しかし「戸」とは。本来豪雪の地である。 一階が雪に埋まった場合に、ここが出入り口になるのではないか。家の構えからして大家族が暮らしていたのだろう。 そしてここは雪と共生するための砦だったのもしれない。降り続く雪がようやく止んだ朝。 すっかり玄関になった引き戸を...

  • 写真を売る

    日中線 熱塩 1984年昨年末開催した吉祥寺の書店での写真展で、生まれて初めて自分の写真を売るという体験をした。もともと展示中のパネルを売ってみたらという店主の提案もあって、まさか売れるものとも思えず冗談半分のつもりで値段を付けたもの。あにはからんや売れた。写真集にも掲載されている写真のうち3枚。 どれというのはご想像にお任せするが、うち1枚はこの熱塩の夜の写真である。もっとも展示パネルそのも...

  • 信濃平好日

    飯山線 信濃平 2019年こういうのを新手のデコボコ編成と言うのだろうか。まあいいか。 Don't say 4&5.信濃平はこんなにお天気なんだから。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村...

  • 吊り掛けの響き

    弘南鉄道 松木平 1982年家路につく人々を乗せて、雪原に響く吊り掛けモーター。当時の弘南鉄道は国鉄・私鉄取り交ぜて旧型電車の宝庫だった。小洒落たCIロゴとは別に今も生き残っているらしい、いかめしい社章が良く似合う。夕焼け空に小さくなれば、岩木山麓に夜の帳が降りて来る。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村...

  • 鉄道会社くらいまでお金回ってくるのかなって

    のと鉄道 西岸 2022年「ただもう本当に・・鉄道の復興もできればいいなとは思うんですけど、思った以上の被害なんです。被害状況も僕らが目に見えるあたりしかわからないんです。これから全部見回して、うちは上下分離方式でやってるんで、持ち主の会社さんがまずやるかやらないかという話になってくると思うし、それで仮にやるって言っても、今度そこに自治体がGOを出すか出さないか、という話にもなって出てくると思...

  • 炭鉱客車

    三菱石炭鉱業鉄道線 南大夕張 スハニ6車内 1984年ヤマからマチへ、今日最後に向かう列車は白熱灯を灯して発車を待っていた。妻面には「通学生に次ぐ。座席シートを破ったり切り裂いたりした場合、刑法第261条、鉄道法36条その他に則り厳重に処分・・・」なる、宮脇俊三さんをして「ちかごろ珍しい高姿勢な」と述懐せしめた掲示が貼ってある。ヤマの荒っぽい気風なのか男子高校生のガン飛ばしにあって、女子高校生の...

  • 沈黙

    只見線 入広瀬 2018年変わらぬ往来を、山は無言で見下ろしている。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村...

  • 荒ぶる天地に

    のと鉄道 能登中島 2022年朝は驚くほど多い高校生がホームを埋め、夕べは鏡のように凪いだ海を落陽が染めた。穏やかに繰り返されていた日常。七尾、穴水、珠洲、輪島。 初夏の1日をもってしても能登半島は長い道のりだった。次に来る時はゆったりと。 車窓に見送るばかりだった素朴な家並みがテレビの映像と重なる。 輪島市 白米の千枚田 2022年山海の神が鎮まらんことを。 天の神は雨雪をその懐に留めるよ...

  • ミッドナイト・エクスプレス

    今月末にもOMSYSTEMさんから、写真展開催に向けたパブリシティ用の写真やらコメントやらを求められると思うし、本気を出して展示の構想と準備を始めなければならない。昨年は12月の声を聞くまで写真集絡みで走り詰めだったし、12月一杯はリフレッシュ期間としてボーと過ごそうと決めていた。年末の新潟に福島に、しんしんと降る雪と聞いても動じなかった!そのぐうたら生活の折に手に取ったのが、沢木耕太郎さんの「深夜特急ノート...

  • お正月を写そう!

    昭和の人間としては(いや平成に入ったって普通に流れていたが)正月に何かが足りぬとふと思うのは、「お正月を写そう! フジカラーで写そう!」の富士フイルムCMだろう。 「キレイな晴れ着を写そう!」は、仕事始めのオフィスにOLが競って振袖でやって来た、80年代の牧歌的な会社慣行を連想する。1枚の写真を残すにもフイルムに現像に少なくないコストを要した時代、記念写真を撮るは庶民にとって正にハレの行事だったし、お...

  • 明けましておめでとうございます。

    大洗海岸 神磯明けましておめでとうございます。皆様にとって実り多き年になりますよう。思い切りトラディショナルな絵柄にしてみました。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村...

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