薄桃色の宵の口 この木の下で会いましょう はらりはらりと散る花びらと 春の夜風に舞いましょう 時はリボンの輪になって くるりくるりと回りだす 赤いホッペの幼馴染 笑い転げたあの頃の 白いリンゴの花の下 乙女のピンクの膝小僧 制服からも飛び出して 真澄の空に高らかに 響くソプラノ夢語る 世界のすべてが輝いて 未来の扉に続いてる 何度も越えた春霞 いつのまにやら傷…
薄っぺらい人間だから 自信の裏に透けるコンプレックス 俺はぺらっぺらの紙人間 自分以外の人間が 皆偉く見える交差点 チクショー つむじ風に舞う汚れた新聞紙のように ばっさばっさの心 なんとか日常をこなす 印刷した笑顔の面に 「普通」という文鎮を置いて チクショー 重いな 俺みたいな 俺なんか ダメだわ俺 春はヤバイ こんなに風が吹いたら びりびりになりそうだ …
いつの間にか心が乾いていたのね 春の雨が優しく沁み込む だから私は傘もささず歩くの 優しい雨に癒されて 古ぼけた公園のベンチも 少しだけ輝いて見えるわ 気が付いたら下を向いて歩いてた 脚を引きずる戦士のように 守る為の戦いでも 相手を傷つければ自分も傷つく もういいの もう戦わなくていい 雨がそっと囁いていく 花びらも水路を揺蕩う 微笑みながら死にゆくオフェ…
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