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Tome文芸館 https://poetome.exblog.jp/

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2011/03/26

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  • 腸内フローラ

    わたしは庭師。わたしのおなかの中にはお花畑がある。いまだ見たことないけど色とりどりの花が咲き乱れているのだそうだ。増えすぎてはいけない花がある。少なすぎて...

  • 備忘録

    老いたればまず自覚すべし。愚か者であり、欠陥品であると。間違っても賢いなどと思ってはならぬ。過信は失敗の元である。クルマの運転など以(もっ)ての外(ほか)...

  • 蜂入り袋

    野郎どもが数台のクルマに乗って山の中、窪地のような場所に集合した。何事か行われ、一人の男は逃走した。詳細は思い出せない。落葉入りの透明なポリ袋を処分せねば...

  • 歯磨き夜行

    思うところあって歯を磨きながら夜の街を歩いていた。ほとんど街灯りはない。それほど深夜とも思えない。今夜は特別な夜なのではなかろうか。営業を終えた店の屋外テ...

  • 闘魚

    錦鯉の品評会のようだ。しかし、様子がいつもと違う。池の一部を三つに区分して生簀(いけす)とし、それぞれに複数の鯉を入れ、闘わせている。闘魚とでも呼ぶのだろ...

  • 暴風の町

    誰かと別れ、町を歩いていた。さほどの体感はないが、風音がすごい。木や家が激しく揺れている。一軒の住宅の屋根が風圧で細かく割れ、その破片が近くに落ちてきた。...

  • おぼろげな集会

    マンション管理組合の理事長としてある業者と会い、打ち合わせをする予定だった。ところが、その担当者は組合員全員を呼ぶと言う。「話しが違うではないか。 予告も...

  • ぱらいそさいくだ

    区画された四つの文章を英訳している。それにより、リングの四辺にロープを張る。過去に張ったロープを修繕しいてるつもり。なぜか、さような思い込みの因果関係にあ...

  • 広い車内

    車中である。ワゴン車のように広い室内。亡くなった親父を若くしたような印象の男。寝起きのようで、彼が運転手らしい。彼が運転しなければクルマは前に進まない。な...

  • よじ登る

    双曲放物面の一部のような壁が立ち塞がる。横縞の溝が幾本も走っている。そこに指先を引っかけてよじ登らんとする。だが、途中で挫折する定め。段階的に別アプローチ...

  • 用事がある

    商店街で友人に会った。彼は一緒に遊びたいようだった。おれは用事があるので断った。彼はひとりでゲーセンに入った。しばらく歩くと別の友人に会った。彼も一緒に遊...

  • 水田のスポンジ

    誰かと別れて農道を歩き出す。道端の水田の上に変なものが置いてある。ベッドを大きくしたような直方体のスポンジ。おれの身長よりも高い。上辺にやっと手が届くぐら...

  • 詰まった流雪溝

    道端の流雪溝が詰まってしまった。雪ならぬゴミを捨てる人がいるからだ。小さなゴミを捨てたつもりでも水にふやけて膨らむ。数倍の体積になって詰まり、迷惑この上な...

  • 寄生住

    ある建物に不法侵入し、不法占拠する男ありけり。ただし、この者なかなか有益なり。建物内部および周辺の清掃を欠かさず、泥棒を捕まえたり、投身自殺を防いだり。社...

  • 元同級生の来訪

    元同級生だった男が来訪。「久しぶり。お邪魔するね」白髪だが、真ん中で分けて髪は長い。誰だったかと考えていたら、彼は「その前に」とトイレに入ってしまった。出...

  • 夢の舞台

    大ホールにて舞台役者の表彰式があった。おれも役者の端くれとして参加。受賞者たちの喜びの表情がまぶしい。と言うか、妬(ねた)ましい。大舞台の主役か準主役が対...

  • 同乗者

    集合場所にはトラックが停車していた。知人が乗っていたので、右のドアから乗る。すぐに発進した。すぐ左の知人が運転手だ。えらく窮屈だな。左を見ると、知人の左に...

  • 障害物競走

    市民運動会の障害物競走を見物している。槍(やり)のような長い風船をチョンマゲのように頭に載せ プールに架かる平均台の上を市民らが走っている。ちょっと違うの...

  • 夕焼けが引火

    教頭が昨日撮ったらしい写真を見せる。夕焼け空と校舎が映っている。なにやら自慢しているようだ。いやがらせかもしれない。我々生徒が遅くまで勉強するのを揶揄(や...

  • 漫画との対決

    コマ漫画の原稿を読んでいる。おれはどうやら漫画雑誌の編集者。これには賞金がかかっているらしい。おもしろいだけでは許されない。作者の描き方と読者の読み方との...

  • ジャッカルの腕輪

    いかにもな都会の街。おれたちはグループの一員でありながらてんでばらばらに行動していた。まとめ役の中年男が走りまわる。「どこに隠れても、おれは必ず見つけるか...

  • 社外の不満

    窓の外がすぐ岩壁。そんな会計事務所で働いている。なんとも言えない閉塞感。社長が帰社した途端、ぼやき始めた。「あいつは頭が固い。もう二度と会わんぞ」外で会合...

  • 池の水位

    学校のプールほどの大きさの池がある。所有者は別にいるが、私は管理を任されている。この度、政府関係の上層部より行政指導があった。池の水位が高すぎるから流入水...

  • 床の汚れ

    自動販売機の取り出し口が変な位置にあった。側面の中段奥みたいな場所。そのため、商品を取り出しにくい。そのせいか、未開封の缶詰やプリンなどがすぐそばの棚の上...

  • 天啓

    天からの啓示があった。天啓である。余(よ)はどこかへ行かねばならぬ。そして、そこで何かをせねばならぬ。少なくとも、このままここにいては駄目だ。それだけは確...

  • 座礁船

    僕は船に乗っている。そして、船は地面の上にある。海はとうの昔に干上がってしまった。だから僕は、外国どころか、どこへも行けない。しかも僕は今、体が動かない。...

  • 和同開珎

    町内の空地には神社もないのに鳥居があった。その鳥居をなんとなくくぐってみる。すると、なかったはずの神社が建っていた。それで、鈴を鳴らしてみた。ガラガラとそ...

  • 造船所の帆船

    人家の屋根伝いに港の造船所の屋上まで来た。高い建物なので、崖の上に立っているかのよう。空は灰色の雲で覆われている。海面は黒いアスファルトのようだ。ここでは...

  • 留守の友人宅

    自宅を出て友人宅に着いた。友人は留守で、友人の家族もいない。なのに施錠されておらず、家宅不法侵入。友人宅の固定電話で電話帳の番号にかけてみた。「はい、もし...

  • 胎内くぐり

    小学校の遠足のようだ。集団で山道を下っている。それならばと滑空を試みる。前のめりにジャンプするのだ。だが、うまくいかない。すぐに足が地面に着いてしまう。そ...

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