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絵本作家・内田麟太郎 公式ブログ 『広告する日記』 https://blog.goo.ne.jp/rintaro-uchida

「ともだちや」シリーズ等の絵本・童話・児童文学作家であり詩人でもある内田麟太郎のオフィシャルブログ。

このブログは日記です。 講演会予定・近刊情報・掲示板などは、ブログとは別の公式ホームページにあります。 http://www.max.hi-ho.ne.jp/rintaro/default.htm

内田麟太郎
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住所
羽村市
出身
福岡県
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2010/06/11

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  • 詩の絵本「てんごく」

    新美南吉・詩長野ヒデ子・絵のら書店1200円+税新美南吉はわたしの尊敬する詩人です。でも、この「天国」という作品は詩として発表されたものではなく、昭和6年頃の手帳に書かれていたものだそうです。おかあさんたちはみんなひとつのてんごくをもっています。それはやさしいせなかです。そして、それは世界中のどのお母さんももっている天国でした。お母さんにも、こどもにも。おんぶ。長野ヒデ子さんの絵が、あたたかいふくらみを与えている詩の絵本です。五月に初版。そして、すぐに2刷に。おかあさんたちはみんなひとつのてんごくをもっています。うつくしいフレーズが、わたしのこころのなかでこだましています。猛暑。体もいささかのようです。たっぷり昼寝しながら、こんなものを書いていました。ありがとうヒグラシがないているもうなかまはいないのにカ...詩の絵本「てんごく」

  • 小さな冒険

    蝉時雨の公園を散歩してきました。(これを視覚詩で表現したいなあ)。どうなるのかまったく分かりません。おぼろには浮かんでいますが、つまらないイメージであまり気が乗りません。ともかく一太郎を開き、ああでもないこうでもないと、いつものように、キーボードでポツン、ポツン。だんだん姿が見えてきました。(いいかもしれない)。不安と冒険の狭間。この気分がたまりません。礼状を四通。小さな冒険

  • 書き初めの気分

    散歩の後は体のメンテナンスに。鍼とマッサージをしてもらいました。昼寝の後は、こんなものを書いていました。初めの構想はペンギンの群れ。これはあかん、とテナガザルに。これも挫折。それでもしっこく英字を見ていたら、こんな姿に。「いかない」。銀の鈴社の詩集『たちつてと』の絵は上矢津(かみやしん)さんが受けてくださいました。児童書のお仕事では具象画が多いようですが、抽象画を描いておられます。その作品は国立美術館や栃木市立美術館に収蔵されているそうです。詩集は視覚詩が多く、それらには絵はつきません。絵は、ことば詩につけていただきます。視覚詩の抽象性。その詩集構成を考えると、ことば詩の絵は「抽象画がいい」と上矢さんにお願いしました。よいご返事を頂き喜んでいます。書き初めの気分

  • 大蛇山ば見てきたばい

    三区のよか男ともだちや絵本美術館にていつものように大牟田の友人知人には内緒で、次女夫婦とムジナの四人で帰郷、故郷の夏祭り大蛇山を楽しんできました。ナイショにするのはことさらの理由はありません。忙しいみなさんの邪魔をしたくないのと、くたびれているひとには、のんびり昼寝してもらいたいからです。ついでに父内田博の詩碑を洗ってきました。父も孫夫婦に洗ってもらい嬉しかったことでしょう。クマゼミも元気に鳴いていました。よか!大蛇山ば見てきたばい

  • 詩誌 『詩と思想』

    編集・「詩と思想」編集委員会発売・土曜美術社出版販売定価1480円『詩と思想』が送られてきたので、なんだろう?と封を開けたら、小川英晴さんが私の詩集を取り上げてくださってました。6月号で『詩303P』を。7月号で『たんぽぽぽぽぽ』を。どちらも褒められすぎなので内容はカット。『詩と思想』のPRでした。猛暑なので長い昼寝をはさみながら、こんなものを。あめあじさいにあめがふっているでんでんむしとでんでんむしがあいさつをする──こんにちは、まいまいつぶりさん。あめはあわててあたまをさげる──はるさめです。教室少年はせみしぐれにぬれているうすみどりいろにそまりながら夏休みの終わった森に少年のこころはのこるほそい木になりつやつやと若葉をしげらせおでこにあてたあおいえんぴつから樹液のながれる音がするセミは海をわたってい...詩誌『詩と思想』

  • 絵本「おばけのおまつりだ」

    文・うえのあきお絵・美濃瓢吾ロクリン社1600円+税ひとつとして同じ目のお化けはいません。美濃瓢吾の全力投球の絵が不気味です。怖すぎます。にもかかわらず一年に3刷りしていました。が、残念なことに版元が倒産。名作は復活しました。不気味なのに売れていたのは美濃の全力投球の絵をこどもたちが感じていてくれたからでしょう。日光東照宮も怯む鮮やかにして怪しい色祭、その水中を流れいくような両棲類的な妖しい姿態。執拗な目のおどろおどろさ。このままでは絵本の運命は悲哀に終わったでしょう。たぶん。それをご陽気なお化け絵本にしたのは、うえのの日本語のリズムです。「見上げちゃならない屋根屋のふんどし」。「それでは、ご陽気にどうぞ」。ちゃんちゃかちゃんちゃか。そらからおでましそうけんび、そこのけそこのけひをはなつ。一茶さんもいらっ...絵本「おばけのおまつりだ」

  • 頭の居る部屋

    なにゆえぞ。朝から膝に電気をビリビリと流されるのは。不可解。加ゆるに信金に二度も足を運ばねばならぬとは。祟りや。猛暑なるに雑用を片付けねばならぬとは。因果や。頭は我を離れクーラーに涼む。こころなごむや。問うも答えず。ただ笑むばかり。ばっかじゃなかろか。頭の居る部屋

  • 燃える

    猛暑。首にアイスノン、ショルダーには凍らせた水と塩飴の万全の態勢で眼科へ。帰宅し『みみずく』のエッセイを。枚数を思い違いし倍の長さに。削りましょう。一眠りして眼鏡屋さんへ。白内障の手術をしたのでレンズの作り替えです。絵本の電子書籍化許諾願いが届きましたが、あまり期待は出来ません。それでも自分のタブレットには、五人ほどの画集と、詩集数冊を入れていますから、時の流れではあるのでしょう。燃える

  • 楽しきかなピアノ

    17日。地元の友人であるピアニスト西尾詩織さんのお母さん(みのぶ先生)のピアノ教室50周年コンサートに行ってきました。道連れは石居尚郎さん、最上一平さん。石居さんは父子で合唱に参加。天下の音痴ども最上さんと私はひたすら聴くことに専念。おわりに、サプライズで詩織さんの先生小原孝さんがピアノを弾かれました。はじまったとたんピアノがぶわ~っと大きくなりました。みなとふねがぼくをのせていくぼくにみおくられてともだちゆうぐれのそらをあかいさんりんしゃがのぼっていくおげんきですか。ほどうきょうへちいさなほしからてがみがとどく楽しきかなピアノ

  • ご利益は?

    ただいま展示中ともだちや絵本美術館膝の電気ビリビリの帰りに散髪屋さんへ。帰宅して、ぼんやり詩を考えたり昼寝したり。某神社で、ともだちやお守りと御朱印帳を制作中とか。真夏の夜の夢をみたのでしょうか。「ご利益は?」と宮司さんに尋ねたら「おもわず笑みがこぼれます」。そんなご利益もあるんだ。ばぁひこうきがにゅうどうぐもにかくれるいないいないばぁさんりんしゃがわらうご利益は?

  • タコ日和

    礼状を書いたり、タコさんで遊んだり。ナンセンス詩の絵本『うし』(絵・高畠純アリス館)が9刷になりました。わたしの詩「ひばり」も収めた二部合唱曲『今日はこのままおうちにいて』(作曲・信長貴富音楽之友社)が2刷になりました。ありがとうございます。絵本『ともだちや』のテーマソング「チダトモ音頭」が某レコード会社でCD制作が進んでいます。作曲家コーニッシュさんのベストアルバムです。雨が降らないと苔が撮れません。なんでもない写真ですが、「…雨」と小雨の公園へカメラを持って出かけました。その一枚です。タコ日和

  • 風鈴や

    車で30分の八王子は39.2度。国内最高気温とか。こんな日はナマケモノになりましょう。礼状と昼寝と詩の推敲の一日でした。いつくしみわたしはいだかれていた母と父にわたしはいだかれていた祖母と祖父にとおいそらをみるあなたたちをさがしていまもわたしをつつむものがみえるゆきこころころころかわるこころこころこころをころすこころこころならずもひとをころすこころならずものになったこころこころここにあらずにいきているこころさびしいこころゆきがまっているこころゆきにおもいだしているこころころんでもわらっていたこころわらいながらかけてきてくれたこころわすれたくてもわすれられないこころわすれていたひとのひとのこころ風鈴や

  • 初蝉や

    発行・日本児童文学者協会発売・小峰書店定価1100円2023年度日本児童文学者協会賞・新人賞発表。第27回三越左千夫少年詩賞発表。選考経過も発表されています。公園で初蝉を聴きました。手紙をいっぱい書きました。詩も書きました。何十回も書き直しましたが、ダメでした。クタビレマシタ。ばかやろー!初蝉や

  • 首にヒヤロン

    首にヒヤロン?を巻き猛暑の町を眼科へ。点眼薬三種が一種になりました。煩わしさが消え、ほっとしています。「ことば詩」をざっくり削り、詩稿完成。視覚詩と合わせ銀の鈴社へ。早川純子さんの紙芝居の絵がPDFデータで送られてきました。ふもふもと楽しい絵でした。「おばけのハロウイン」。童心社より秋に出ます。非戦絵本も進行しています。佐賀、福岡、大分に豪雨注意報が。首にヒヤロン

  • ても~ ても~

    詩集の作業を進めていますが視覚詩を3割ほど削除、言葉の詩を75篇削除、そして今日は10篇削除。あと30篇削除しなければページオーバーになります。なんとなく人様とおなじオシャレな詩集になりそうで苦笑しています。♪削っても~削っても~まいごゆうえんちにはキリンがいるゆっくりゆっくりあるいているなきながらみあげているこがいるぬれためにだけみえるキリンがいるても~ても~

  • 草谷桂子さんの「戦争と平和の絵本」

    「戦争と平和子どもと読みたい絵本ガイド」草谷桂子子どもの未来社1500円+税私はこの国でいちばん平和の絵本を書かれたのは、長新太さんだと考えています。この思いはだれにも譲れない私の確信です。長さんの絵本は、そのすべてがいのちの賛歌と平和を求めている絵本でした。でも、この考えに頷かれる方はたぶんすくないでしょう。長さんには平和をテーマにした本がないからです。しかし平和を求める絵本とは、戦争と平和をテーマに書いたものだけでしょうか。命の賛歌、生きる自由を書き続けた長さんが平和に無関心だったとはおもえません。私がおもうにおそらく長さんはテーマで書くことを自分に禁じられていたのでしょう。そうではなく命の賛歌を自由な絵そのもので書くと。テーマではなく、絵本に宿る命の賛歌と絵の自由。私はいま非戦絵本を二冊すすめていな...草谷桂子さんの「戦争と平和の絵本」

  • 本家駄作亭詩舗狸の玉子

    私の隠れたロングセラー『ことばどんどん』(ひかりのくに)があります。その全面改定版(サイズ、造り、写真、ことば)の色校が届きました。のりもの篇です。すでに動物と食べ物は出ていて、こちらは9月に。昨日から新詩集の作業に入りましたが作品?の多いこと。でも、6割は駄作です。削除に未練はありませんが、直しと削除で予想外に手間取っています。初めは視覚詩だけで一冊と思っていましたが、読者のことも考え「ことば詩」まで広げたのが難航の原因でしょうか。それにしてもよくこれだけの駄作を人目にさらしてきたものだとあきれています。蛮勇というよりも鈍感なのでしょう。いつものことながら、人生はいいかげんなのだ。本家駄作亭詩舗狸の玉子

  • 短詩でしょうか

    曇り。終日雑用をしていました。そんな合間にこんな小詩を。ラジオ放送のお報せです。TOKYOFM80.0kHz「山﨑怜奈の誰かに話したかったこと。」という生放送の枠内に「よみきかせ」のコーナーがあり、下記の日時で放送されます。↓7月10日(月)14:30~約10分間放送あしたもともだち【前】(偕成社)読み手:神農直隆7月11日(火)14:30~約10分間放送あしたもともだち【後】(偕成社)読み手:神農直隆短詩でしょうか

  • 3333333

    昨日、湿度が高くて未完にした詩を、今日はその私性を消しながら、より抽象化をすすめなんとか仕上げました。ともだちきえないかなしみはないそらがかなしみをだいてくれるからきみのかなしさにさらにあおくそまりながらつきないなみだはないうみがきみのなみだをもらってくれるからちょっぴりしょっぱくなりながらだれのこえだろうふとあげためにきょうもしろいくもがうかんでいる『ちゃぐりん』(家の光協会)8月号が届きました。「カッパの雨ごい」を掲載して頂いてます。絵は、たごもりのりこさんです。3333333

  • 湿気ご用心

    午前中は眼科と礼状二枚と雑用ひとつで終わり。昼寝から起き、ことばの詩の続きを始めるも、俗情との結託とまでは言わねども、人に好かれそうな湿度が入ってきて気持ち悪く未完に。視覚詩(コンクリートポエム)は、この湿度が入ってこないので好きです。というわけで、こんなものを。湿気ご用心

  • 最上一平さん

    7月2日。『児童文芸』夏「特集・追悼漆原智良」が出たので、そのご報告の墓参りに行かれる、かとうけいこさんと『かみひこうき』のお仲間に、羽村の石居尚郎さん、最上一平さんと私も加えて頂き、青梅の梅岩寺へ行ってきました。写真は漆原さんのお墓に合掌される最上一平さんです。日付が1日になってますが今日です。遅い昼寝をしマンション管理組合の理事会へ。やや疲れました。最上一平さん

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