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生かされるまま生きる http://blog.livedoor.jp/ipsilon/

ひきもり生活の改善と社会復帰を目指して、自分探しをしています。

かつて鬱病で引き篭もっていたオヤジの独白ノートです。時系列にそった自分史を書きあげ。今は適当に日々を生きている、オヤジの心の日記です。

イプシロン
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2010/05/19

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  • 【作詩】湖にすむ魚

    わたしは青く深い湖に憩う一匹の魚 遥かな想いを無言で歌いかける魚 潮流に乗って浮き沈みの旅をする魚 葦原に囲まれた湖で生を終える魚 一匹の魚は鱗(うろこ)の奥に冷たさを感じ 時折、太陽を求め湖上へ舞う 一匹の魚は鰭(ひれ

  • 【作詩】失われた蒼空

    軽合金の翼が飛翔する 遥かな成層圏めざして 蒼い、蒼い世界に憑かれ 赤い血に汚れた心を抱いて 翼に黒い鉄十字の記章 濃緑色(ドゥンケルゲルプ)に塗り込められ 全身を喘がせ羽ばたく鷲 機種に欧羅巴コマドリ(ロトキエッシェン)の姿

  • "The Charge of the Light Brigade" By Alfred, Lord Tennyson

    随分がんばって詩のお勉強をしたが、これには衝撃を受けた。 ということで紹介しておく。 日本語だとタイトルは『光の旅団の突撃』。作者はアルフレッド・テニスン。 この詩はクリミア戦争のときに、命令の不行き届きなどから、無謀な突撃をして凄惨な状況になった

  • 【作詩】いいや、わからない――The Raven

    あれは夢か現実なのか 明かりの消えた部屋で 眠れぬ夜に魘(うな)されては 独り寒さに震えて見た 鮮明な光景が瞼に蘇る 大理石のアテーナーの彫像 青銅のオーディーンの彫像 頭に一羽ずつの烏(カラス)が留まり じっとこちらを見つ

  • 【作詩】ボニーとクライド

    「自由ってのはいいもんだ!」 クライドは言った 「そうよ、最高のディナーよ!」 ボニーは黙ってウインクした 二人は迷わず羽を伸ばした 「ハニー、自由の味はどうだい?」 クライドは訊いた 「ダーリン、ちょっと足りないわ!」 ボ

  • 【作詩】愛の銃弾

    星も見えない夜 俺はお前を撃ち殺した 44マグナム握りしめ ズドンと一発ぶち込んだ 鉛の弾丸(たま)をぶち打ち込んだ お前は死んだ 赤い血溜まりのなか そして、俺も死んだ 黒い死病に冒されて 医者は一体何してた? 新月の

  • 【作詩】紅い愛

    あるひの あるよる あるばしょ あなたと あたしは であった あかい あいを あいし あった あなたは あたしを あいして あたしは あなたを あいした あいが あいより あかく あかい あいは あかより あかく あかあかした あい

  • 【作詩】わからない……"Unaware"

    美しく咲く薔薇の花がある それを見ている僕がいる 花と僕は向きあっているのか 薔薇を見つめる僕がいて 僕に見つめられる薔薇がある 僕も薔薇も意識が創る幻想 じゃあ、意識ってなに? 秒針がカチコチと鳴っている 刻と刻が向きあっ

  • 【作詩】ミーノータウロス

    牛頭人身の晦(くら)き怪物 ミーノータウロス 醒めぬ欲火に身を焦がし 性欲の火炎を吐く者 雷霆(ゼウス)との約束を違えたミーノース王 その報復をうけた后から生まれ 堅固な大迷宮(ラビュリントス)に封じ込められた 罪なき、哀れにし

  • 【作詩】詩人――Little wing

    詩人は真実を歌う 明けの金星に誘われて 青い光が降り注ぐ梢で 一羽の告天子になる 雲雀は妄言を歌う 「昨夜に見た夢は 最高だった!」と でも告天子は―― 陶酔に溺れない 詩人は気軽に話しだす 仲間と心を通わそうと

  • 【作詩】虹の橋――Bifrost

    赤――! 愛と憎悪の炎 地獄の劫火、愛のサラマンダー 橙――! 活力が湧く源泉 電灯の竹芯(フィラメント)の温くもり 黄――! 裏切りと不信、嘘 ユダに隠されし貧しき心 緑――! 天を一途にめざす葦の

  • 【作詩】ヤジロベイ

    目前に迫るのは三叉路だ 右か、左か? あるは 来た道をまた戻るのか? 最高の人生はそのまま 傾かないのがヤジロベイ! English version Yajirobei Before me looms a fork in the road, Right or left? Or back to my load

  • 【作詩】『1分33秒』と『詩人のためのソネット』

    1分33秒 詩人のためのソネット くぁzwsぇdcrfvtあ yhぬjみk,おl.p;え pl,お

  • 【作詩】イーピゲネイア

    運命に抗える天津風(あまつかぜ)の乙女よ 一枚絹のペプロスの衣を纏いて 長い髪を編みあげ、孔雀の飾りも艶やかな 高貴なるイーピゲメイアよ 雷霆(ゼウス)を掲ぐる神々が下す運命も 梟雄(きょうゆう)の王が恣意(ほしいまま)に下せし酷命も

  • 【作詩】雨の精霊

    短い午睡から目醒めると ほんのり、雨の匂いがする 耳をツンとそばだてても 鈴葉の音ゝ(おとと)は聞こえない 湯気に曇ったような窓 銀白色のひといろ染(そめ)で 雨滴の可愛い足跡もない 土の小太鼓、知らん顔 けれど、雨の匂いが

  • 【作詩】夜の女王に捧げる頌歌

    汝、太古より狩猟の民を守護(まも)り 神秘なる光は夜の闇を明(あか)らめ 獲物もとめる獣の息を白(しら)ませ 逆立つ獣毛(じゅうもう)を光らせし 汝、古(いにしえ)には苗を植える刻(とき)を教え 満ちて欠ける月灯りは仄影(そくえい)を

  • 【作詩】アテーナーの戦い

    ある都市をめぐって、神々の戦いがおきた その守護神は、どちらの神が相応しいのか そういう選手権である。――関取入場! 西の横綱、ポセイドーン! 対しましては 東の横綱、アテーナー! ――行司は 市民代表のみなさんです 「生活に役立

  • 【作詩】ピュグマリオーン

    愛ある理想を希(のぞ)める者よ 穢(あい)なき大理石を彫(ほ)む者よ 万物の至高、心魂(こころ)の美を求む者よ 神と人の似姿(にすがた)を刻む者よ 汝、ピュグマリオーン なぜ、衣(ころも)を纏わせしや 汝、一

  • 【抄訳詩】"Ode on a Grecian Urn" John Keats

    "Ode on a Grecian Urn" John Keats ギリシャの壺への頌歌(甘味なる永遠)―抄訳 ジョン・キーツ おまえは穢れなき、静けさの花嫁、 おまえは静寂と、ゆるやかな時の養子、 森の歴史家よ、誰に出来るのか、

  • 【作詩】ヘクトールとアンドロマケーの語らひ

    勝敗の別れめたるスカイア門に 遥かに見ゆ隅櫓(すみやぐら)に立つ妻は 戦場(いくさば)の狂気に満ちた瘴気を吸い 風に煽られ神懸かれば そぞろ気(げ)に求むるは愛する夫(ひと) ようやく無事に逢えたるは スカイア門の影、懐(ふところ

  • 【作詩】カッサンドラー

    トロイアの王女、カッサンドラーよ 汝、なんのために、この世に生まれ来しか 神に恋われ、金の聖花を咲かせし乙女よ 悲しき予知夢に、赤い口唇(くちびる)が震えている 「そちの予言は誰も信じぬ」 太陽神(アポローン)の愛は、呪いの言葉となり

  • 【作詩】プロメーテウス

    土と水をまぜまぜして はい出来上がりました これが人間です 男です アダムじゃありません 作ったるは 神の怒りもなんのその 人間に火を与えた プロメーテウスさん 一応は神々の一員です ところでちょっと聞きますが 「

  • 【作詩】愛と死

    潮騒が奏でるは、嘆きか 愛撫か、慰めの楽(がく)の音(ね)か 川の瀬音、せせらぎの歌 滝壺へ落ちては、蘇るは 愛しく人を思うゆへ 毒牙に翻弄(あそ)ばれ、踵を噛まれ 死んだ妻、ヱウリュディケーを 苦しく思うゆへ、嘆くゆへ 竪

  • 【作詩】木霊と水仙

    詩人は脚韻を踏む 神秘を求めて 終わりの言葉は木霊となり やがて我が胸に還ってくる 憤懣の詩歌(うた)は殷々と響いて やがて我が胸に還ってくる あんたなんて、大っ嫌い! いや、違う、嫌っていたのは—— 私、この私自身 私

  • 【作詩・風刺詩】心なき屍人

    文学は死んだ! 読み手はもちろん 書き手も死んでいる 死屍累々の荒野(あれの)には マナの雫(しずく)は潤わない 「わたしは山田太郎 17歳の高校生です」 禁じ手の書き出し 意味不明な会話文 表現を棄てた擬音語の羅列 ラ

  • 【作詩】愛は全部キモい?

    「愛は全部キモい」と 有罪判決を下し 十三階段を登らせ 愛を絞首刑に処す人 愛を知らない裁判官 人類史も思想も 宗教すら知らずに 恣意的な愛を呟く 愛もさまざま エロス――性愛 人と人の間で フィリア――友愛

  • 【訳詞】炎の中へ――Into the fire

    さあ、さあ 炎の中へ手を突っこめ 理由(わけ)を、理由を 向いた先で力に会って 今度は、今度は 真っ白く恐ろしい感覚 引いて、引いて 極からまた別の極 夏から春へ 山から空へ サマリア人から罪(シン)へ そしてそれは

  • 【作詩】青空へ、天空へ

    太陽を背に飛翔している 君の表情は逆光で翳のなか だけど気持ちは汲みとれる ――用意はいい? と微笑む悪戯の女神なのさ 二人、密な編隊(フォーメイション)を崩さずに 天空めざして駆け昇ってゆく 唐突な目配せ(サイン)のあとに

  • 【作詩】ライの国の七つの海――Seven seas of Rhye

    丘の墓地から見える海 波濤をかき乱しながら 渦潮が海鳴りをあげて 歌う声が聞こえてくる 旋律は砕けてはまた結ばれる 風が吹き抜け、海鳴が舞い戻る 生と死の行進を織りなしながら 父から子へ、子から孫へ 祖母から母へ、母から子

  • 【作詩】愛は魅了する――Funny how love is

    昇る太陽に小躍りしてごらん 愛する人などいなくても 沈む夕陽を寂しがってごらん 愛する人と一緒にいても いつでも、どこでも 愛は魅了する不思議な光 綺麗なビーズみたいな 小粒な愛にしがみつき 沢山の人を傷つけて 傷ついて

  • 【作詩】黒き女王の行進曲―― The march of the back queen

    母からもらった贈物 白き女王への純真さ いつかある日の気づき 宝箱にしまった心… それがどうしたの? 満月がどれほど強く蠱惑するか 知りもせずに愛だなんてね いいから、こっちへいらっしゃい さあ、この行進に参列せよ! わ

  • 【作詩】もう二度と――Nevermore

    君と僕が出逢ったのは 階段を降りたさきだった 漆黒の扉が誘(いざな)う理想郷(アルカディア) 赫灼(かくやく)たる永遠の時の川 唇が黄金(こがね)色の麦酒(コロナ)に濡れ 接吻はライムの香りがした 心はテキサスの黄色い薔薇(イエロ

  • 【作詩】妖精「樵」の巧技――The Fairy Feller's Master-Stroke

    アイルランドの妖精すら 逢ってみたいと噂しあう 伝説の精がいるという その名は通称、妖精「樵」(フェアリー・フェラー) 性別はまるで不明瞭 男(フィル)の姿といわれるが 嘘か真(まこと)か知る者はない 性別なんてないんだとも

  • 【作詩】鬼の錯乱――Ogre Battle

    今は昔、昔は今 老いて白髪になった 俺の話を黙して聞け! 口を閉じて聞くんだ 狂宴は終わったと懶(ろう)するな 占いが大吉だからと 有頂天になんかなるな 美酒に酔って自惚れるな ハメルーンの笛吹き男に 気をゆるして油断する

  • 【作詩】遂には敗残者――The loser in the end

    「子どもじみた遊びは いい加減に辞めなさい」 母の口癖が突き刺さる 意思を奪う悪魔の槍が 僕の心に子宮(ヒス)が住みついて 毒蛇がとぐろを巻くように コブラはチャンスを窺う ――いつか見ていろ! 「ねえ、ハンコ貸して」

  • 【作詩】いつかある日――Some day one day

    本当の気持ちを 打ち明けたことはあるかい? いつかある日 そんな日が来るかもしれない 部活が終わった僕の後ろから 君は声をかけたっけ 「先輩、一緒に帰りましょう 方向どっちですか? 同じだといいんですけど」 紺色の制服の

  • 【作詩】白き女王――White queen

    あの人に出会った日は もう思い出せない 白い霧と雨に霞んで 哀しみの涙で見えない お別れの日に 忘れないでと手渡した 帆布(カンバス)にはソルジィの絵が 桜が蕾をつけはじめた 春かぜ香る卒業式の日 貴女は近寄りがたい

  • 【作詩】父から子へ――Father to son

    ぼくが父から引き継いだもの 二重螺旋の糸車、DNA いうなれば、ぼくは父のコピペ よくできた あるいは、できそこないの焼き増し ある人は屈託なく言った 「後ろ姿がそっくりね」 その背中を追うように 父が愛した映画をなぞり 抜

  • 【作詩】行進――Procession

    沈黙の風に吹かれて歩いている 前を往く人の背中を見つめて 後ろにつづく人びとも ただ背中を見つめて歩いている ヒタという足音すらなく 行列は粛々と進んでゆく 霞んで見えない先頭 後尾も靄の向こうだ 周囲には健気な動物たち

  • 【作詩】おとぎの国

    妖精はおとぎの国で嘘をつく よくあることであたりまえ 陽気な声で法螺うたってる ライライ、ラララ、ライ、ライヤー 妖精はまた真実も語ります どれがほんとかわかりません 玉虫いろの歌で酔わせる ジェンジェン、ジェジェジェ、ジェ

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