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生かされるまま生きる http://blog.livedoor.jp/ipsilon/

ひきもり生活の改善と社会復帰を目指して、自分探しをしています。

かつて鬱病で引き篭もっていたオヤジの独白ノートです。時系列にそった自分史を書きあげ。今は適当に日々を生きている、オヤジの心の日記です。

イプシロン
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2010/05/19

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  • 【作詩】考える葦

    雁が秋の空を飛んでゆく あのご婦人の笑顔 朗らかさと健やかさ どこにも陰がない光 ぼくには眩しかった 手の届かない憧れだった あどけない子どもたちも また貴方に似ていた だけどそれは突然に壊れた 病に伏せたあなたは 鳴

  • 【詩作・風刺詩】二枚舌

    力自慢の太っちょ兄さん 布袋腹には金貨が詰まり お尻の穴から紙幣もだせる おしっこは黒い燃える水 兄貴の掲げる旗印は 自由と平等、開拓精神 観光旅行が大好きで ブランド集めが無類の趣味 旅先で怪訝な空気を嗅ぎとると とた

  • 【翻詩】カチューシャへ――Peace!

    閃光と爆煙の花が咲き 砲口から霧が流れる 対岸に見える女戦士 それは突撃の合図か 「警戒せよ!」と口笛ふけば 草原の蒼空に鶴の歌 それは世界を守る歌 女戦士はカチューシャに似て ああ歌よ、口笛よ 飛んでゆけ、塹壕に隠れて

  • 【作詩】ぼくと太陽

    アポローンの馬車が丘駆けのぼる 目をこする眠くて眩しい朝がきた とこ、とこ、と常歩(なみあし)は穏やかで 洗顔、朝餉(げ)にお茶の香(かおり) 月桂樹の黄花の足並みタンゴを踊る 両手をふって上をむいて歩きだす とっこ、とっこ、速足(

  • 【作詩】闘うドン・キホーテ

    鍛鋼(たんこう)の鎧きた勇者 ドン・キホーテが闘い挑む 理性の剣を突きだして 感情の盾、怯まず守る 攻撃は激しくて 盾は防戦するばかりかと 渾身の盾打ちで ここぞとばかり反撃が飛ぶ ドン騎士はよろめいた 耳奥からはスパルタ

  • 小説・短編『AI-JOE』

    Ⅰ それが、何世紀前におこったか誰も知らない。 ただ、この物語を残した者が、確かに人間だったことが記録から読みとれる。そして今、この物語に耳を傾ける者が、確かに人間であるか誰も知らない。 漆黒の宇宙空間に浮かぶ、自律AI万能型人工

  • 【作詩】電子の自然――Digital Nature

    黄緑いろの芽がでたよ にょきにょきと茎が伸びては 蕾は青空めざすのさ 一面に電子の花が咲きまして あら美しき満開の薔薇 幻視の棘は優しくて 指を刺すなどありません 匂やかでデジタルなLa Vie en rose(バラ色の人生) ある学者さ

  • 【作詩】拒絶の壁

    街はぐるりと壁に囲まれ 鈍色で赤錆びて垢まみれ 楼閣みたく暗雲さして 兎角(とかく)すれども果て見えなくて 捻れ歪(いびつ)で醜くて 俺の歌が歪曲される 悪魔の蹄(つめ)が鳴りだして 厭らしき笛の音が胸を苛(さいな)む 「お

  • 【作詩】心の闇、その闇の奥

    語りえぬ幾多の苦痛に 苛まれるの悔いはなく 激情という黒い鬼火の 暴虐の声、抗えぬまま 翳に紛れた暗晦が 心の闇を抉りだす その闇の奥底は 奈落の果てに届きはしない 生きんとし絶叫する咽頭(のんど) 闇の奥では恐怖が笑う

  • 【作詩】愛――Teddy bear

    慣れてない、きみの笑顔は 卑屈な僕に寄り添った その喜色、照れだと知れば とたんに顔がほころんだ 頬に桃色、灯らせた 差し出す両手、震えてた ほろ苦い珈琲の香り テディベアが温かく抱き きみの愛情、心に満ちた 首に巻かれた

  • 【作詩】愛――Pieta

    羽毛のように飛翔する愛 手と心をすりぬけて いつも誰にでも公平な愛 二人で分け合うなんて あなたが私を愛しても 二人抱えられなくて 私があなたを愛しても 独り占めできなくて ああ、愛の溜息が宙に浮かばせる 一枚の羽根は天穹

  • 【作詩】愛――Belief

    頭じゃ解らない 体でも分からない 心で感じれられるのかな? ぜんぶを足したのが愛? 論文じゃ解らない 散文でも分からない 韻文で感じられるのかな? 読みとれないのが愛? 文字にすれば 言葉にすれば 声音(こわね)にのせ

  • 【作詩】愛と孤独――この人を見よ

    空想家は孤独を粧飾(しょうしょく)する夢想家は愛を讃美するかれらは人間を知らずに自分をあやす絵筆にする絞りだした妄想を捏ねあげて断片をつないで塑像を作る耽美に耽溺し、遊戯する愛おしいのは自分とその妄想現実家の知る孤独は奈落だ実際家の感じる愛は激

  • 【訳詞】神々の詩

    わたしの名前はマポです わたしには祖父と祖母と 父と母と 兄と弟がいます

  • 【作詩】心の虎

    胸で蠢く疼く悲痛黒く不気味な戦慄と絶望わたしは穢れているこの不浄は拭えないわたしは決して赦されないぼくは汚辱を受け入れるぼくはすべてを赦すからぼくの言葉を信じてくれきみは崖から飛び降りてぼくに全魂をまかせたよぼくだから抱きとめるとぼくでなけれ

  • 【作詩】怒りの輪廻

    身体(からだ)は乾いた薪となり思考は怒りの焰(ほのお)を点け気分は薪と焰に油を注ぐこうして怒りの輪廻は起こる業の輪は鎖となってつらなる放火魔が放った火は燃え移る「なんでお前はそうなんだ、あの時もそうだった!」「黙れ! お主はまた儂に口出しするか!

  • 【作詩】大慈大悲の輪舞――因縁果

    あなたがいてわたしがいて言の葉の風が吹く言の葉の風は縁(えにし)となり慈悲が輪舞しあなたとわたし親しくなった偽りの暗雲から鋼鉄の雨が降る自由を奪う豪雨に仏陀は濡れて金の口を開く「因の輪 縁の輪 果の輪が 繋がることは 不自由だ 時間

  • 【作詩】むせび泣き

    犬はわんとなき猫はにゃんとなく鳥はさまざまで人はなんでなく?悲しいから辛いから寂しいからでございましょう慟哭は喉で降り止ぬ北国の猛吹雪嗚咽は息を殺し待つ晴天の俄か雨そよ吹く穏やかな春の風に揺さぶられ桜が散るはむせび泣き悲しくも辛くもなく

  • 【作詩】信心

    父よあなたは強かった 打ちっ放しのコンクリに 深淵に繋がる穴ひとつ 窓から見える空すらも暗灰色の隔離の病室(へや)痴(し)れた頭で書いたのは「妙とは蘇生の義なり」とは ペン字を習ったその筆は 痴れてなお麗筆だった 父よあなたは弱かった

  • 【作詩】にんげん

    太陽 ひつじ雲 あま雲 鳩 烏 雀~♪ 脳 あたま 耳 目 目 耳 鼻 口 肩 鎖骨 首 鎖骨 肩 腕 胸 腕手 腹 手掌

  • 【作詩】愛の万力

    天使の顔した淑女がひとり 社交辞令の瞳が笑う悪魔の顔した紳士がひとり 金槌鉄砧(かなづちてっしょう)の瞳が嗤う 青ざめた笑顔は喪服で天使の顔した淑女がひとり 「女の子みたいなかわいい男(こ)」 社交辞令の瞳が笑う 黄ばんだ嘲笑は法服のよ

  • アリストテレス『詩学』Re:Read#7

    終わりにするといいつつ終わらない。 というのは、大体こういう連載記事を書いていると、最後の方に最重要なことに気づくからだ。そしてそれこそが思索の強みであり恐ろしさでもある。 一応『詩学』のなかにもあるのだが、詩は真実を語っているという前提がある。しか

  • 【作詩】自前のヤスリ

    わが指紋は紙ヤスリなりお匙の先に汚れありコシコシコシと擦るなら汚れが落ちてしまいますあら便利ねと驚いて汚れはないかと探したりところがこれが不便でね落ちない汚れがありましてこいつはほんとに手強くてむしろ指紋が溶けちゃうの心の汚れいかんせんああ

  • 【作詩】神の涙

    人は負い目を知らぬまま神へと飛翔する全知全能の力欲しさに手に掴まんと挑戦するイカロスの翼は蝋が溶けると知っていても羽ばたかずにはいられない胸の光がそうさせるのか虚空に響く預言者の声かつてあったこといまあることこれからあること知って受け入れる

  • アリストテレス『詩学』Re:Read#6

    #5で終わりにするつもりだったが、備忘録をかねて重要な部分についてもう少し触れてみたい。 詩にしろ小説にしろ戯曲にしろ書いてみたいと思うなら、あるいは深く作品を読みたいと思うなら、ほぼ必須の項目をアリストテレスは列挙しているからだ。一応『詩学』では「悲劇

  • ゲーム音楽にみる国民性

    30年以上前にハマったゲームがある。 その名を『アドバンスド大戦略』という。このゲームいわゆる戦争シミュレーションゲームなのだが、とにかくPCのAIが考える時間がばかみたいに長かったのだ。もっとも当時と今のコンピューター技術差を考えれば当然なのだが。しかし、

  • アリストテレス『詩学』Re:Read#5

    さて、五回目にして、ようやくアリストテレスの芸術論の核心といえる「律動(リズム)」の話である。 しかし、これを簡単に話すことは出来ない。とはいえ、まずは始めてみよう。 そもそも、律動(リズム)とは何か? なのだが、もうこれはWikiのページを読んでくれと

  • 【作詩】天よ地よ

    おお太陽よお前はなんと逞しいのだ過去に囚われることなく未来を夢見ることもないただ昇り、ただ沈む僕がお前を見たのはこれで何度目だろう?はじめて目にした朝は?愚痴ひとつ零さず憂いの声も溜息もない喜びの歌も歓声もないただ輝きつづけるお前おお太陽よ

  • アリストテレス『詩学』Re:Read#4

    #3までで、おおそよ芸術の定義に関する考察は終わった。 なので、ここから先は、実際に芸術の定義の根底にある律動(リズム)がいかなるものかという探求に移ることになる。しかも、物事はそんなに簡単ではない。ということで、その前にアリストテレス時代までの芸術の「

  • アリストテレス『詩学』Re:Read#3

    前の二回で、アリストテレスの『詩学』に基づいて、「芸術とは?」という芸術の定義を一応確定させた。 だが、いろいろこの先を論じるにあったて、まだ問題があると感じいている。それは、定義にある「何らかの」という語句である。 実はこれ、『詩学』の第二章の冒頭

  • アリストテレス『詩学』Re:Read#2

    さて、アリストテレスによる芸術の定義はわかった。 以下に一応、確認しておこう。 【芸術とは】何らかの行為(、、)を模倣(ミメーシス)したもの ところが、この定義にはいささか突っ込みどころがある。 例えば、以下の場合はどうだろうか。 ある時、ある人に

  • 【作詩】2025年宇宙の旅

    混沌なる大宇宙おとめ座銀河団アンドロメダ銀河マゼラン雲天の川銀河冥王星海王星天王星土星木星愛らしき赤児のような無数の小惑星たちあれはほうき星ハレー彗星だ奇しき邂逅に再会を祈って敬礼同じ軌道を辿る星などひとつもないのだ赤く燃える火星怒

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