chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
生かされるまま生きる http://blog.livedoor.jp/ipsilon/

ひきもり生活の改善と社会復帰を目指して、自分探しをしています。

かつて鬱病で引き篭もっていたオヤジの独白ノートです。時系列にそった自分史を書きあげ。今は適当に日々を生きている、オヤジの心の日記です。

イプシロン
フォロー
住所
東京都
出身
東京都
ブログ村参加

2010/05/19

arrow_drop_down
  • アリストテレス『詩学』Re:Read#1

    今一度、基本に立ち返ろうと、アリストテレスの『詩学』を再読しはじめた。 はじめたばかりで全編を網羅的に語るのはまだ無理なのだが、とりあえず思索した欠片を記録として残しておく。 詩を書くなら、やっぱり基礎を学ばないとと思い本棚から引っ張り出してきたが、

  • 【作詩】嘘つき

    君が嘘をついた白を黒だと言いくるめ一頭の蝶、羽ばたいて僕の世界は打ち壊された味方だった友までがいまは去って帰らない地獄の底を覗いて見たら二十四色(るにじゅうよいろ)の色鉛筆を心の缶に見つけたよ僕もほんのり嘘をつく自然色の淡い嘘木々や草花大地に

  • 【作詩】三美一体――舞・唱・奏

    琴(キタラー)と笛(アウロス)が鎮静と興奮の音を奏でるそれは音律となりムーサを呼び寄す女神よ、真実を歌えはじめに律ありき命なき惑星に轟いた岩漿(マグマ)の鳴動耳を塞げば聞こえる母の胎内で聴いた音原初の調(しらべ)なりいまだ命なき惑星で冷めた

  • 【訳詞】想像して

    想像して、天国なんてないってやってみれば簡単さ足元に地獄なんてない見上げれば空があるだけ想像してよ、どの人も今日に生きていると…想像して、国なんてないって難しいことじゃない殺したり殺されたりもないそして宗教もまたない想像してよ、どの人も平穏

  • 【作詩】タテヨミ

    きみの朝の挨拶はよいが抜けないダミ声ようざいけど好きもう慣れてしまったよいつでもちかくに居るからとにべもなく言う君ちかくにいたっけか?たのしみはのどもと過ぎる酒の味しらぬあいだに杯重ねる君くそ、また酔っ払いかといきりたつ僕きひひと笑う君た

  • 【作詩】あるがまま

    もしも神々がいるならば、その声は何を語るのか?思い当たるはただ一つ。「怒(いか)るなかれ」だ。深夜の都会に灯る明かりも、人焦がすかと見紛うほど。陽光に照らされても、光のなかに影が潜んで。こうして、醒めやらぬ美酒は、あらゆる時と国で、老若男女の

  • 【訳詞】わたしの心は飛翔する W・ワーズワース

    わたしの心は飛翔する、空の虹を見つめて。人生のはじまりもそうだった、大人になった今もそうだ、老いてなおそうでないなら、おお、死なせておくれ!子どもは大人の父なのだ、そして、わたしは、わが日々が、自然の憐れみに結びついてあれと願う。 My Heart

  • 【作詩】ことば

    唾棄するように殴られた。「お前なんか必要ない!」とたんに肺腑は石になり、時が止まったようだった。家宝のように包容されて、「あなたのことが愛しいの」心がいきなり引き攣って、自分を見つけた気がしたよ。だが、学界の定説は、とても冷たく厳粛だった。「

  • 【作詩】風刺詩「人類」「待つ」

    人類「左へ曲がります、ご注意ください、ピロピロピーン」タップして、スマホの指示待つ、現代人。「後退せよ!」太鼓の音が、ドロロと響く。天国は前(まえ)、地獄は後(うしろ)、死んでも退かぬ、中世の人。夜空の星座、青空の雲眺めては風感じ、獲物の匂

  • 【作詩】ナポレオン

    虹を追う、紅蓮の頬した少年が、海を渡る。コルシカ男児の抱(だ)いた夢、いつの時代も繰り返される。理知の盾と熱情の剣、紛糾する議会。リュシアンとボナパルト。永久(とこしえ)なる矛盾の慟哭。鋭い眼差し黙して語らず。悪漢の野心に杭を刺すか。英雄の目に

  • 【作詩】破壊・持続・創造(1行詩、2行詩、3行詩)

    核兵器、誰の手にもボタンがあるよ。知られざる魂に棲む破壊の種子(たね)、焼け野原に野生の菜の花が咲く。きみの本姓は梵(ブラフマン)。我(アートマン)でもある。そして、破壊神(シヴァ)でもある。English Version Destruction, continuity, c

  • 【作詩】理科室の手記

    今日は楽しい実験の日。理科室にいるのは僕ひとり。水とナトリウムを混ぜる、それは孤独な神秘の追求。いや、理想の燃焼実験だ!それは僕の夢のランプだ。いち、にの、さん、はい!燃えろよ! 燃えろ!僕こそ新世紀のドンキ・ホーテ!おっと、まずい!水素と酸

  • 【作詩】虚無―Nichts―

    心に隙間風が忍び寄る。悲嘆の大嵐ではない。寂寥の孤独でもない。ましてや、嘘と略奪の津波でもない。打ち拉(ひし)がせて、奪い去りなどしない。虚無、Nichts(ニヒツ)。混沌とも呼ばれる無よ。お前など恐れはしない。来るなら、今すぐここへ来るがいい。た

  • タカラ 1/35 ストロングバックス

    これが一番最近の完成品。切って貼ってあれしてこれしてと、かなりスタイルを直したのだが、そんなもの言わなきゃ誰も気づかない。もとのキットはこれも古いので今風のスタイルでなくて、腕が長すぎてゴリラで短足という酷さで有名なんだけど、直すとそれなりに見えるんだ

  • タミヤ 1/700 イ16

    背中に(ほぼ)特攻兵器の「甲標的」積んでるのが不気味よね。それよりケースに積もった埃が気になるって? 気にしないの(笑)

  • アオシマ 1/700 戦艦「扶桑」

    いつか、過去作品を写真に撮ってまとめようと思って、いったい何年たったことか。そんな怠惰をしてるうちに、壊れたり地震来て全部あぼーんになるんだよねぇ。まあ、形あるものはいつか壊れるのは知ってるんで、変に執着はしてないんだけどね。作ってるときが一番楽しい

  • 【作詩】祖国の冬

    命が消えかけた、色なき空へ、裸になった黒い枝が、静脈の浮いた、萎えた腕で訴えた。「わが神、わが神、どうして私を見捨てられるか」着膨れた聴衆は、嘘と好奇を隠しては、感情なくした人形のよう。ギーキシーン、ギーキシーン。不凍液が雪に零れ、大地を割って奈

  • 【作詩】優しい世界

    夏の日の、出来事だった。蝉が羽ばたき飛び去った。ぼくの眼は、浴びせられた、おしっこで、光なくした。秋の日の、出来事だった。啄木鳥(キツツキ)が木とまちがえて、ぼくの鼓膜を、突っついた。耳はそれから、聞こえない。冬の日の、出来事だった。蜘蛛がひら

  • 【作詩】グレート・マザー

    胎内で、また夢を見た。刺すような棘ある視線、口元はニヒルに歪み、尖った爪が、肌を裂き。バラバラに引き千切られて、細胞たちは為すすべもなく、無に帰した。存在すらも、存在せずに、無すら無い。胎内で、また夢を見た。眼差しは慈悲ある光、心にふれる接吻

  • 【作詩】嘘と孤独

    畳の目、数える日々に、心壊れて、錆び果てた。体に湧いた、蛆虫は、肉を喰らって、骨砕く。我を癒やする、声ありき。防災用の、ラジオの音が、耳と毛穴を、小突いては、腐敗止めんと、埋め合わす。されど天井、眺めては、亡霊どもを、追いかける。横たえた身は

  • 【作詩】卑屈

    東京の夜空に、満月が輝いている。目を奪われて、歩いても、ビルの影が、月を飲み込む。狭い空は、冷酷なのだ。薄汚れた空に、星がひとつ光ってる。赤く白く瞬いて、遠ざかる希望。その軌跡は、飛行機の灯火。星もまた、無情なのだ。あれも見たい、これも知りたい

  • 【作詩】冬

    冬は木枯らし。外套で、油断していて忘れてた、襟巻きなき首、北風に、すぼんでは、不平となえる。寒風(さむかぜ)に、虫食い落ち葉、舞いあがり、ペアになっては、タンゴを踊る、軽やかさ。冷えた心に、木漏れ日が。吐く息の、白さ楽しく、笛吹くような、口をし

  • 【作詩】悲しみを抱えて

    橋のたもとの、流れる小川。淀みには、汚泥(おでい)の臭気。少年の、日々の生業(なりわい)、たかり恐喝窃盗で。砂浜に、積み上げられて、朽ち果てた、文明の利器。雨に打たれて毒垂らす。糧を求め、少女は歩く。ある日突然、爆弾が。五体は砕け、血糊舞い、

  • 【作詩】『遠野物語』より「鉤の遊び」

    「屁ぇひったんは、誰かいな?」童のひとり、問いかけり。「屁ぇひったんを、当てましょう」巫女(いたこ)の娘、萱(かや)を手折って、鉤を作りて、目を閉じた。童たちは車座くんで、ぐるりぐるりと輪を描き、声を揃えて謳ったよ。なむさいむさい べろべろの鉤

  • 【作詩】夢の風船

    ぼくは自由に、なりたくて、夢の風船、膨らませたよ。赤鬼みたく、頬赤く染め、夢を吹き込み、結び目つくり。それとばかりに、空に飛ばせば、風船は、ふわふわ飛んで、ゆるーんと、落ちた。ぼくは何度も、繰り返したよ。蜂に刺されて、ぱちんと破裂。ぼくは悲しく

  • 【作詩】『遠野物語』より「奴ノ井」から "命の水"

    太古なるわだつみは、雷電に打たれ俄に息つぐ。命の兆し未だなし。今は昔か遠野の郷で、東禅寺にて伽藍建てんと、篤く願いし僧ありき。無尽和尚と呼ばれたり。老僧は境内にこそ、泉欲しきと思いたり。見守るは峨々たる峰ぞ、早池峰山(はやちねさん)ぞ、その神

  • 【作詩】待つ

    太宰は待った、ゴドーを待った。花鳥風月、動物たちも、老若男女も、ひたすら待った。それは惨禍の、終わる時。血の流れない、平和な世界、誰も死なない、黄泉の国。素晴らしい新世界、誰も生まれぬ、天の国。ちがう、ちがうよ、そうじゃない。わたしが待つは、愛

  • 【作詩】オルゴール

    珍重な オルゴールあり。黒い唐桧(トウヒ)を、優しく包む、装飾は、質素で優美。手指の脂で、艶んで光り。懐かしの、手触りからか、蓋を開ければ、故郷の音色。嗄(しわが)れた、義祖父(そふ)の面影。ヘッセの歌が、流れ出た。世に抗って、死をも望みし。そ

  • 【作詩】聖なる甲虫

    われこそは、世界の王だ!自由自在の、神の使者。関わり合いの、無いものはなし。その名声を、知らぬ者なし。光輝ある、その名はうんこ!皇后の名は、うんちであるぞ。皇族も、沢山おるぞ。うんにょにうんぴ、うんごにふんと。食事中なら、ごめんなさいね。医学博

  • 【作詩】地獄の扉

    地獄の扉、見たのかい?腐乱して、蛆が蠢き、赤、銀、黒で、刺繍され、 体液垂らし、震える臓腑。耳を聾する、軋轢の咳こみ肺を蝕む、瘡蓋(かさぶた)固み、爛れた創傷、血膿吹き出す。不協和音を 聞いたのかい?悪魔ども、死霊、生霊、死神たちが、残らず群れ

  • 【作詞】葦原と海

    草々の、穂先に宿る、愛、風にのり、頬撫でる。小路を隠し、その奥に、守りて許す、葦原(あしはら)の国。岬を抱いた、遠浅の海、潮の香(か)はこび、鼻をくすぐる。白波に、青空が笑み、戯(ざ)れて憂うは、龍宮の夢。この世界、彩る色は、幾千あって、飽きも

  • 【作詞】心の鏡

    蜜柑色した、真冬の夕焼け、紫の雲、棚引いて。 凍える耳に、木枯らしが、明日も祈れと、タクト振る。真っ赤な手袋、頼りなく、掌(たなごころ)から、すり抜ける夢。街ゆく人々、躊躇(ちゅうちょ)もなく、通り過ぎては、虚無に還る。心に寒い、風が吹き、つれ

  • 【音訳】Panzerlied (戦車の歌)

    オブス シュティーム オーダー シュナイトオブ ディ ゾーンネー ウンス ラクトディエ ダッグ グリィーヘン ハイスオーダー アイスカルト ディ ナクトべスタウト ジン ディー ゲシィヒークタードッ フロー イスト ウンツァー ジンヤー ウンツァ

  • 【作詞】毛 布

    夜明けまで丸くなり、布団のなかで寝子(ねこ)のよう。冬の底冷え手足を責めて、優しさ恋し朝を待つ。薄目開けても漆黒の闇。暁のよう光れとばかり、燐寸(マッチ)をすりて煙草へと、灯してみたら影が揺れ。死霊が一人、死を告げ来たり目を瞋(いか)らせて薄笑

  • 【作詞】召 命

    太陽は生み、地球は育てる。月光、朧気に、レクイエム奏で、水は流れ、大気は淀み、大地は黙し、ただ、あるがままを甘受する。仔猫は乳を吸い、戯れのうちに遊び、雌猫は困惑し、雄猫は星に吠える。その声、悲しげに、寂しく響く。わが日々は、鵺(ぬえ)や烏(から

  • 【作詩】逍 遥

    朝あの甍(いらか)この甍を照らし朝日が彩りを加えてゆく漆喰の塗られた壁に阻まれて中庭で欠伸をする貴族は見えないそれでも甍は喜びに踊り極彩色を施された神殿は凛として佇んでいるあれは、パルテノンアテナーイの学徒たちが夢幻のごとく逍遥しているそして

  • コペルニクス的転回は将来どれくらい啓蒙される?

    ChatGPTへの質問:カントのコペルニクス的転回を出来てる人、日本に何人くらいいると思う? 答え:カントのコペルニクス的転回を「完全に理解し、日常的な思考や実践に応用できている人」という意味で捉えるなら、日本でそのような人は非常に少ないと思います。数として

  • 【訳詞】Demi Lovato "Skyscraper (摩天楼)"

    天空が泣いているそれを見つめて無数の涙、両手で受けとめてる静寂がすべての終焉を告げる契機(チャンス)など、無かったとばかりにそんな必要あったの?こんな気持にさせといてもう、ここには何一つ残っていない奪いたいなら、一つ残らず奪えばいい壊した

  • 【作詩】白い狐

    ひとり地平線までつづく雪原に立っている沖天では太陽が燦々と燃え肌を焼き焦がす微かに湿った冷たい風は熱を冷ますけれど立ち上る霧のような雪は視界を遮るかのようぐるり白い障壁に囲まれて見上げれば雲もない紺碧の空刺しくる陽光が目に痛い突然、悪寒に襲

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、イプシロンさんをフォローしませんか?

ハンドル名
イプシロンさん
ブログタイトル
生かされるまま生きる
フォロー
生かされるまま生きる

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用