有名な話だが、3の倍数かどうかを判定するかだけなら各桁の和が3の倍数かを調べれば解る。 確かにその通りだが387459などのように桁数が多くなると、和の計算が面倒である。 そこで改良した。具体的な手順は①桁から3、6、9を消していく(387459なら387459)②次に足し
哲学や小説を独学で勉強しています。誤読・勘違いもありますが、指摘して下さるとありがたいです。
ミステリから出発し、文学を経て哲学を独学で勉強しました。
ジュリア・アナス、ジョナサン・バーンズ『古代懐疑主義入門』(岩波書店)
概要 古代懐疑主義の創始者はピュロンであるが、セクストス『ピュロン主義哲学の概要』しか体系的に述べられていない。しかもピュロンからセクストスまでは百年以上の隔たりがあるのである。どのように変遷していったかは、他の哲学者たちの記述に頼るほかない。特にアイネ
橋本多佳子、三橋鷹女『橋本多佳子 三橋鷹女集』(朝日新聞社)
概要 俳句は自然を客観的に描写するべきだと高浜虚子は考えた。もちろん橋本多佳子、三橋鷹女にも客観写生の句はあるが、ともに哀しさなどを俳句にしている。例えば橋本多佳子は「霧はさびし海の燕がゐて飛ばず」「押しならぶ海燕さへ霧はさびし」などと詠んでいるし、三横
フーゴ・フォン・ホーフマンスタール『ホーフマンスタール詩集』(思潮社)
概要 十九世紀末のドイツ・オーストリアでは、それまでの写実主義に異を唱える文学運動が起こった。写実性にとらわれずに、感情のおもむくまま、詩を書こうとしたのである。これを新ロマン主義と呼ぶが、ホフマンスタールもその一人。寡作ながらも例えば「詩集」では多くの
あらすじ 往年の女優、コンスタンス・ラティガンの家に百年前の電話帳が置かれていた。しかも十字架などの落書きがしてあったという。いたずらの主を探ってほしいと探偵作家の〈私〉へ頼む。しかし、彼女の廻りで不審な死が相次ぎ、ついにはコンスタンスも行方不明に……。
概要 高浜年尾は虚子の長男であり、中学ごろから虚子の手ほどきを受けた。句誌「俳諧」を主宰していたが、戦時下の物質不足で虚子の『ホトトギス』と合併する。一方、大野林火も『ホトトギス』と縁が深い。『ホトトギス』を批判しながらも、あるいは批判しているからこそ、
あらすじ 事故でロケットが破壊され、ホリスたち乗組員たちは宇宙空間へ投げ出された。次第に交信は途絶え……。ブラッドベリ特有の孤独は「やさしく雨ぞ降りしきる」などにも見られる。全自動の家は人間がいないにもかかわらず、動いているのである。しかしブラッドベリは
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有名な話だが、3の倍数かどうかを判定するかだけなら各桁の和が3の倍数かを調べれば解る。 確かにその通りだが387459などのように桁数が多くなると、和の計算が面倒である。 そこで改良した。具体的な手順は①桁から3、6、9を消していく(387459なら387459)②次に足し
あらすじ イリノイ州の片田舎には一軒の屋敷が建っており、魔物たちが住んでいた。例えば、ミイラの老婆、人の心を操る魔女、ガーゴイル、鏡に映らない夫婦、そしてたった一人の少年、ティモシー。ハロウィンに集まってティモシーに彼らの歴史を語り、歴史として記録に残す
概要 森澄雄と飯田龍太は私生活を中心に俳句を詠んだ。例えば森澄雄は人間探求派の加藤楸邨に師事し、「長子吾が目に肩に負ふ冬の雲」などのように息子について、あるいは自身の出征についてなどを詠んでいる。一方、飯田龍太のアイデンティティは、森澄雄と異なっている。
僕は普段VBAを使っているが、色々あってティラノスクリプトを勉強している。 ティラノスクリプトはサウンドノベルに特化してるだけあって(もちろんJavascriptが使えるので、これを使えばゲームの幅は広がるにせよ)タグがかなり特殊である。そればかりか他の言語にあるは
概要 中桐雅夫は平易な言葉で大衆社会のネガティブな側面を描いた。例えば、「parrots」では季節と戯れることができるだろうかと問いかけているが、最終連では大衆の同調性・同質性を描いている。また「ブルータス」においても語りの順番こそ逆であるが、自然と人工の対比が
概要 金子兜太と高柳重信はともに前衛的な俳句を詠んだが、作風はかなり異なっている。金子兜太は「湾曲し火傷し爆心地のマラソン」などのように破調で、また題材も社会的、政治的である。一方、高柳重信(名義)の俳句はアポリネールの『カリグラム』に近く、題材も幻想的
概要 中桐雅夫は平易なことばで詩を書き、「足と心」は国語の教科書にも載っている。しかし、テーマが浅いわけではない。むしろ比喩も含め、簡単な言葉であるが、「足と心」などは生きていく中で大事な物を失っていくと気付くのである。そして現代にも通じている。はじめに
概要 京大俳句事件といえば、西東三鬼が弾圧にあったが、永田耕衣、秋元不死男、平畑静塔もまたこの憂き目に遭っている。平畑静塔は執行猶予になり、秋元不死男は起訴され、拘置所の中で十ヶ月過ごした。獄中の中でも「胸寒く見下ろす獄衣袂なし」などの俳句を詠んでいる。
概要 古代懐疑主義の創始者はピュロンであるが、セクストス『ピュロン主義哲学の概要』しか体系的に述べられていない。しかもピュロンからセクストスまでは百年以上の隔たりがあるのである。どのように変遷していったかは、他の哲学者たちの記述に頼るほかない。特にアイネ
概要 俳句は自然を客観的に描写するべきだと高浜虚子は考えた。もちろん橋本多佳子、三橋鷹女にも客観写生の句はあるが、ともに哀しさなどを俳句にしている。例えば橋本多佳子は「霧はさびし海の燕がゐて飛ばず」「押しならぶ海燕さへ霧はさびし」などと詠んでいるし、三横
概要 十九世紀末のドイツ・オーストリアでは、それまでの写実主義に異を唱える文学運動が起こった。写実性にとらわれずに、感情のおもむくまま、詩を書こうとしたのである。これを新ロマン主義と呼ぶが、ホフマンスタールもその一人。寡作ながらも例えば「詩集」では多くの
あらすじ 往年の女優、コンスタンス・ラティガンの家に百年前の電話帳が置かれていた。しかも十字架などの落書きがしてあったという。いたずらの主を探ってほしいと探偵作家の〈私〉へ頼む。しかし、彼女の廻りで不審な死が相次ぎ、ついにはコンスタンスも行方不明に……。
概要 高浜年尾は虚子の長男であり、中学ごろから虚子の手ほどきを受けた。句誌「俳諧」を主宰していたが、戦時下の物質不足で虚子の『ホトトギス』と合併する。一方、大野林火も『ホトトギス』と縁が深い。『ホトトギス』を批判しながらも、あるいは批判しているからこそ、
あらすじ 事故でロケットが破壊され、ホリスたち乗組員たちは宇宙空間へ投げ出された。次第に交信は途絶え……。ブラッドベリ特有の孤独は「やさしく雨ぞ降りしきる」などにも見られる。全自動の家は人間がいないにもかかわらず、動いているのである。しかしブラッドベリは
概要 サンドバーグは職を転々としながら、シカゴの自然や人物などを詩に描いてきた。特に女工などの労働者を描いているが、あまりプロレタリア文学の印象は受けない。むしろ、「おれは民衆だ、暴徒だ」などからは彼ら、彼女らを含め、大衆そのものを扱いたかったと解釈でき
概要 後漢未、社会は混乱し、農民は飢えや病に苦しんでいた。そのような時代背景の中で、黄老道が起こってきたのである。この信仰では伝説上の君主、黄老と老子を崇めた。これ道教の最初期の宗教集団である。やがて神仙への道を説くようになり、儒教や仏教を取り込んでいく
あらすじ 新人社員のチャップマン・リードは過去に殺人の容疑がかけられていたが、動機の点が弱く、釈放された。しかしなおも白い目で見られるなど、疑惑で見られていると〈語り手〉たちに語った。〈語り手〉は同情して、家に招かれるが……。表題作「ナツメグの味」他、異
概要 ブラッドベリの作品にはハロウィンがたびたび登場する。「十月のゲーム」もその一つだ。ミッチは妻、ルイーズを憎み、娘を愛せない。ハロウィンの日に、毎年、近所の子供たちを集めて驚かせていた。そのイベントで彼はルイーズへの復讐を企てる……。いわゆる「意味が
概要 孔子や老子・荘子などをはじめ、中国ではさまざまな思想家が誕生した。それらをまとめて「諸子百家」と呼び、「韓非子」などの「矛盾」はすでに日本語として定着している。また、「論語」の「有朋自遠方来 不亦楽」などは学校教育でも習う。本書は日本(語)にとってな
概要 江戸時代以来ほとんどが男性の俳人だった。このような男性中心の俳壇にあって、中村汀女、星野立子はともに戦前の女性俳人としてリードしてきたのである。二人とも、「咳の子のなぞなぞあそびきりもなや」(中村汀女)、「風邪の子の客よろこびて襖あく」(星野立子)
概要 ソシュールなど、西洋では言葉が意味を区切ると考えられてきた。もちろん、老荘思想や仏教などの東洋哲学でもこれは変わらない。しかし、東洋哲学ではこの奥に混沌とした「もの」があると考えられている。老荘思想、大乗仏教などの比較を通して言葉以前の「認識」に迫
あらすじ 莫大な遺産を相続し、退職した〈語り手〉の「ぼく」は心の平穏を手に入れるかと思われた。同僚が近くにいるため、アパートを引き払い、早速、新居へ。しかし、待っていたのは退屈で孤独な生活だった。しかしそうかと言って働きたくない。次第に精神に変調を来して
概要 正岡子規は脊椎カリエスにかかり35歳で生涯を終えが、約二万句以上を詠んでいる。例えば「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」は国語の教科書にも載っている。また病床でも「いくたびも雪の深さを尋ねけり」」などの俳句を詠んでいる。本書はその中から高浜虚子が精選。はじ
xは自然数である。xx=3125のときxはいくらかxの下一桁が5なのでx{5、15、25……}である。①ここで1515と3125を比較する。105<1515であり、かつ3125<105なので1515>105>3125となるxx=3125なので、xx>1051515>xxであるつまり、15>x②①の候補のうち②を満たす数
概要 前衛的な演劇を多く手掛けた寺山修司は、中学・高校より短歌や俳句を書いてきた。例えば「ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまで苦し」などである。本書は第一作品集「われに五月を」などから短歌や俳句を中心に収録。「われに五月を」では病や共産主義を
あらすじ ルネサンスのイタリア。偏屈な詩人、タッソオはアルフォンス二世の依頼で詩を書いていたが、推敲したいと言い、なかなか献辞しようとはしない。妹のレオノオレが催促しているところへ、大臣のアントニオがバチカンから戻る。詩のことで言い争いになり、決闘にまで
老人の認知症テストに「100から7を引いていって下さい」という設問がある。これを少し変えて「100から7を引いていくと、最後にいくつ残りますか?」と変えた時、2回の演算で求めることができる①100-7×10=30②30-7×4=2 最後に残った数があまりだと気付けば、合同式
概要 レイ・ブラッドベリの手にかかれば、平凡な日常でも抒情的な色彩を帯びてくる。例えば、老姉妹の家に男が入って、昔のラヴレターを盗む。しかし数日後、再びポストに返却されていく(「窃盗犯」)。歌詞から昔の恋人、サリーを連想し、会いに行くが……(「いとしのサ
概要 王子一行は国境付近の様子を調査するようにと国王から命じられ、家来とともに都を出発した。その間、親しい者たちと連絡が取れるようにと騎馬陽の伝令役を七人、選りすぐる。しかし国境には辿り着く様子もない……。「七人の使者」などカフカのような不条理の世界15篇
概要 〈わたし〉は妻とマジック・ショーへ行かけ、その先で双生児と思うような男を見かける。女スリ師のマジシャンから瞬く間に次々と品物を取られていった。親近感を覚えていただけに、惨めさを覚え、文句を言おうと男の後を追う。表題作「瞬きよりも速く」他、幻想と郷愁
概要 八木重吉は第一詩集「秋の瞳」の序文で「私は、友が無くては耐へられぬのです。しかし、私にはありません」と述べている通り、孤独だったようである。その証拠に悲哀を多くの詩で詠んでいる。また続く詩集「貧しき信徒」キリスト教の信仰に基づいて、多くの詩を書いた
概要 今やグローバル化が進み、西洋の価値観がどこでも見られるようになったと言われる。しかし、インドの経済学者、アマルティア・センはこの考えを否定する。グローバル化は昔から起きており、今の流れはこの延長上にある、と。グローバル化の影響を再分配の観点から考察
あらすじ イタリア、シチリアの都市メッシーナ。先王には二人の王子以外に娘、ベアトリーセがいたが、不吉な夢を見たため、殺害を命じる。しかし妃、イザベラは夢のお告げに従い、僧院に託した。やがて王の葬儀の際、王子の一人がベアトリーセに一目惚れ。禁断の恋が悲劇を
概要 ねじめ正一の詩は決して上品と言いがたい。糞尿や性を露骨に題材としているのだ。それゆえ、「便所の落書き」などと批評家からは顰蹙を買った。しかし、ねじめ正一は現代詩、そして詩的言語への問題意識を抱き、その克服のためにあえて糞尿を題材にしたのである。はじ
概要 功利主義の哲学者、ジョン・スチュアート・ミル。彼はいかなる教育を受けてきたのだろうか。経済学者の父、ジェームズ・ミルから古代ギリシャ語を学び、八歳のころ歴史の本に興味を持つようになった。父親は職業柄、リカードやジェレミー・ベンサムとも親交があった。
あらすじ イワン・デニーソヴィチ・シューホフはラーゲル、すなわち刑務所で生活を送っている。しかもただの刑務所ではない。政治犯・思想犯専用の刑務所である。そこで過酷な生活の一日を克明に描いた作品だ。酷寒の中で薄着の身体検査、反発したら刑期は延長など。 しか
概要 粕谷栄市は、寓意的な散文詩を多く書いている。ほとんどは不条理な世界観で、短い詩だ。第一詩集『世界の構造』は主として暴力を材題としており、その延長線上に死があるが、社会と無関係でない。ベトナムの公開処刑などの不条理な死を扱っているのだ。また『副身』で
概要 石原吉郎はシベリアに抑留され、強制収容所の体験を詩に現した。例えば「脱走」などは直説的に題材を取っているが、「コーカサスの商業」などもシベリアの体験がもととなっていると窺える。また「サンチョ・パンサの帰郷」でもシベリア抑留からの生還を、ドン・キホー
概要 功利主義の提唱者、ジェレミー・ベンサムは最大多数の最大幸福を基礎付けた。快と苦痛、二つの感情に根拠を求めたのである。さらに、この「最大多数の最大幸福」の理論に法律とはどうあるべきなのか、特に刑罰とはどうあるべきなのかを論じていく。さらにこの理論はパ
概要 川崎洋は海を題材に多くの詩を書いた。そして鳥、魚などへの慈しみが垣間見える。例えば、「動物たちの恐しい夢のなかに」などがこの優しさ、愛情への典型例だと言えよう。また言葉遊びのユーモラスな詩も残している。「言葉いろいろ」、「鳥獣虫魚の歌」など六つの章