有名な話だが、3の倍数かどうかを判定するかだけなら各桁の和が3の倍数かを調べれば解る。 確かにその通りだが387459などのように桁数が多くなると、和の計算が面倒である。 そこで改良した。具体的な手順は①桁から3、6、9を消していく(387459なら387459)②次に足し
哲学や小説を独学で勉強しています。誤読・勘違いもありますが、指摘して下さるとありがたいです。
ミステリから出発し、文学を経て哲学を独学で勉強しました。
概要 ソシュールなど、西洋では言葉が意味を区切ると考えられてきた。もちろん、老荘思想や仏教などの東洋哲学でもこれは変わらない。しかし、東洋哲学ではこの奥に混沌とした「もの」があると考えられている。老荘思想、大乗仏教などの比較を通して言葉以前の「認識」に迫
あらすじ 莫大な遺産を相続し、退職した〈語り手〉の「ぼく」は心の平穏を手に入れるかと思われた。同僚が近くにいるため、アパートを引き払い、早速、新居へ。しかし、待っていたのは退屈で孤独な生活だった。しかしそうかと言って働きたくない。次第に精神に変調を来して
概要 正岡子規は脊椎カリエスにかかり35歳で生涯を終えが、約二万句以上を詠んでいる。例えば「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」は国語の教科書にも載っている。また病床でも「いくたびも雪の深さを尋ねけり」」などの俳句を詠んでいる。本書はその中から高浜虚子が精選。はじ
xは自然数である。xx=3125のときxはいくらかxの下一桁が5なのでx{5、15、25……}である。①ここで1515と3125を比較する。105<1515であり、かつ3125<105なので1515>105>3125となるxx=3125なので、xx>1051515>xxであるつまり、15>x②①の候補のうち②を満たす数
概要 前衛的な演劇を多く手掛けた寺山修司は、中学・高校より短歌や俳句を書いてきた。例えば「ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまで苦し」などである。本書は第一作品集「われに五月を」などから短歌や俳句を中心に収録。「われに五月を」では病や共産主義を
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『タッソオ』(岩波書店)
あらすじ ルネサンスのイタリア。偏屈な詩人、タッソオはアルフォンス二世の依頼で詩を書いていたが、推敲したいと言い、なかなか献辞しようとはしない。妹のレオノオレが催促しているところへ、大臣のアントニオがバチカンから戻る。詩のことで言い争いになり、決闘にまで
老人の認知症テストに「100から7を引いていって下さい」という設問がある。これを少し変えて「100から7を引いていくと、最後にいくつ残りますか?」と変えた時、2回の演算で求めることができる①100-7×10=30②30-7×4=2 最後に残った数があまりだと気付けば、合同式
レイ・ブラッドベリ『バビロン行きの夜行列車』(角川春樹事務所)
概要 レイ・ブラッドベリの手にかかれば、平凡な日常でも抒情的な色彩を帯びてくる。例えば、老姉妹の家に男が入って、昔のラヴレターを盗む。しかし数日後、再びポストに返却されていく(「窃盗犯」)。歌詞から昔の恋人、サリーを連想し、会いに行くが……(「いとしのサ
ディーノ・ブッツァーティ『七人の使者・神を見た犬 他十三篇』(岩波書店)
概要 王子一行は国境付近の様子を調査するようにと国王から命じられ、家来とともに都を出発した。その間、親しい者たちと連絡が取れるようにと騎馬陽の伝令役を七人、選りすぐる。しかし国境には辿り着く様子もない……。「七人の使者」などカフカのような不条理の世界15篇
概要 〈わたし〉は妻とマジック・ショーへ行かけ、その先で双生児と思うような男を見かける。女スリ師のマジシャンから瞬く間に次々と品物を取られていった。親近感を覚えていただけに、惨めさを覚え、文句を言おうと男の後を追う。表題作「瞬きよりも速く」他、幻想と郷愁
概要 八木重吉は第一詩集「秋の瞳」の序文で「私は、友が無くては耐へられぬのです。しかし、私にはありません」と述べている通り、孤独だったようである。その証拠に悲哀を多くの詩で詠んでいる。また続く詩集「貧しき信徒」キリスト教の信仰に基づいて、多くの詩を書いた
アマルティア・セン『グローバリゼーションと人間の安全保障』(日本経団連出版)
概要 今やグローバル化が進み、西洋の価値観がどこでも見られるようになったと言われる。しかし、インドの経済学者、アマルティア・センはこの考えを否定する。グローバル化は昔から起きており、今の流れはこの延長上にある、と。グローバル化の影響を再分配の観点から考察
フリードリヒ・フォン・シラー『メッシーナの花嫁』(岩波書店)
あらすじ イタリア、シチリアの都市メッシーナ。先王には二人の王子以外に娘、ベアトリーセがいたが、不吉な夢を見たため、殺害を命じる。しかし妃、イザベラは夢のお告げに従い、僧院に託した。やがて王の葬儀の際、王子の一人がベアトリーセに一目惚れ。禁断の恋が悲劇を
概要 ねじめ正一の詩は決して上品と言いがたい。糞尿や性を露骨に題材としているのだ。それゆえ、「便所の落書き」などと批評家からは顰蹙を買った。しかし、ねじめ正一は現代詩、そして詩的言語への問題意識を抱き、その克服のためにあえて糞尿を題材にしたのである。はじ
概要 功利主義の哲学者、ジョン・スチュアート・ミル。彼はいかなる教育を受けてきたのだろうか。経済学者の父、ジェームズ・ミルから古代ギリシャ語を学び、八歳のころ歴史の本に興味を持つようになった。父親は職業柄、リカードやジェレミー・ベンサムとも親交があった。
アレクサンドル・ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』(新潮社)
あらすじ イワン・デニーソヴィチ・シューホフはラーゲル、すなわち刑務所で生活を送っている。しかもただの刑務所ではない。政治犯・思想犯専用の刑務所である。そこで過酷な生活の一日を克明に描いた作品だ。酷寒の中で薄着の身体検査、反発したら刑期は延長など。 しか
概要 粕谷栄市は、寓意的な散文詩を多く書いている。ほとんどは不条理な世界観で、短い詩だ。第一詩集『世界の構造』は主として暴力を材題としており、その延長線上に死があるが、社会と無関係でない。ベトナムの公開処刑などの不条理な死を扱っているのだ。また『副身』で
概要 石原吉郎はシベリアに抑留され、強制収容所の体験を詩に現した。例えば「脱走」などは直説的に題材を取っているが、「コーカサスの商業」などもシベリアの体験がもととなっていると窺える。また「サンチョ・パンサの帰郷」でもシベリア抑留からの生還を、ドン・キホー
ジェレミー・ベンサム『道徳および立法の諸原理序説』(筑摩書房)
概要 功利主義の提唱者、ジェレミー・ベンサムは最大多数の最大幸福を基礎付けた。快と苦痛、二つの感情に根拠を求めたのである。さらに、この「最大多数の最大幸福」の理論に法律とはどうあるべきなのか、特に刑罰とはどうあるべきなのかを論じていく。さらにこの理論はパ
概要 川崎洋は海を題材に多くの詩を書いた。そして鳥、魚などへの慈しみが垣間見える。例えば、「動物たちの恐しい夢のなかに」などがこの優しさ、愛情への典型例だと言えよう。また言葉遊びのユーモラスな詩も残している。「言葉いろいろ」、「鳥獣虫魚の歌」など六つの章
なまむぎなまこさんのツイートを見て思い浮かびました「アルファベットを言うときは聞き違いを防ぐために地名とかを入れて説明すること。パソコンでのメモを忘れないように」「解りました! アリバイのAとかですね!」「なんでスー・グラフトンなんだよ! 確かにA、B
概要 ブラッドベリの文章は単なるSFの枠には留まらない。詩的要素を感じるのだ。例えば海洋SF「霧笛」などはその典型と言えよう。また当然ながら宇宙を題材とした小説も書いており、どれも科学の発展ではなく人間の心情を描写している。そしてこの抒情性が星空に広がってい
概要 竹中郁の詩は洒落ていて、どこかフランス文学のようでもある。空想、そして現実の光景が一体となって詩的イメージを作り上げているのだ。また散文詩や独創的な形の詩やユーモアあふれる詩も書いているが、晩年になると老いや自らの死をテーマにするようになっていく。
概要 モンドリアンはカンディンスキーなどと並んで抽象画の代表的な画家である。長方形に区切って、その中を赤色・青色・黄色などで塗っただけの作品を描いたのである。彼はなぜこのような作品を描いたのだろうか。絵画のみだけでなく音楽、文学など新たな芸術について論述
概要 戦後生まれ初の芥川賞受賞者、中上健次は紀州を舞台にして、神話と宗教の世界を描いた。この作風は、紀州熊野サーガとして知られるが彼自身、和歌山の被差別部落の出身者だったのである。また、紀州こそ舞台ではないが、世間への怒りは「十九歳の地図」にも現れている
概要 ミル『自由論』は社会的な自由を扱っている。誤解を恐れず言えば、他人に迷惑を掛けていないならなにをしても自由だと説いているのである。したがって、自分やその回りが迷惑しないなら「好き嫌いの問題」に過ぎないと考えた。そして、このような個人の自由を認めてこ
概要 北川冬彦は陸軍報道班員として徴用され、マレー半島に滞在し、その時に記録として詩を残した。この他にも一九七〇年代の中国・朝鮮の情勢を詩に書いている。この他、物語的な詩など。はじめに 詩は文学の基本だと、僕は思っているので、ここ最近、詩を図書間から借り
概要 ジョン・スチュアート・ミルはベンサムの「最大多数の最大幸福」を修正し、功利主義の理論を形成した。刹那的な快楽の追求だけではなく、芸術作品の鑑賞などのより高次元の快楽や人類愛も幸福の源泉と考えたのである。このような幸福観のもとで、法律はどのように捉え
概要 ロールズの『正義論』、これに続く『政治的リベラリズム』は様々な批判はあったものの政治哲学に多大な影響を与えた。しかもこの二つの間には大きな転回があったという。また晩年には宗教と向き合っていて、これは彼の青年期とも深く関わっている。青年期から晩年にい
概要 英米の政治哲学はベンサム、ミルらの功利主義の価値体系をもとに築き上げていった。最大多数の最大幸福をいかに実現していくかが問われていたのである。しかし、ロールズは功利主義を否定し、ルソーの契約説を一般化して、社会正義を再定義した。またこれにより、公共
去年今年貫く棒の如きもの(高浜虚子)
概要 アマルティア・センは、単純に定量化していると従来の経済学を批判して新たな経済学を打ち立てようとした。アダム・スミスに立ち返り、倫理学と経済学を接合したのである。本書は表題の論文他、全会一致と自由尊重の逆説を論じた「パレート派リベラルの不可能性」など
あらすじ 第二次世界大戦で戦士した兵士たちの遺骨を回収しに、将軍と司祭はアルバニアへ降り立った。アルバニア人の将校、脱走兵の手記、村人たち……。遺骨とともに記憶や敵意も掘り起こす。二人には徒労感だけが残り、滞在期間を終え、帰国する。死者と生者が織りなす物
風邪を引きました。喉が痛いです。咳も出ます。おやすみなさい。合わせて読みたいヒポクラテス『古い医術について 他八篇』(岩波書店)前嶋信次『アラビアの医術』(中央公論)朝から頭痛が
概要 小野十三郎はダダイズムの詩人であり、従来の価値観を否定しようとした。それは理性、宗教的な神などに留まらない。自然信仰、森羅万象……。あらゆる形而上のものを否定しようとした。しかし、単に否定したのではなく、形而上学的なものから自己を隔離しようとしたの
概要 ユダヤ人のE・Sは強制収容所で命を落とし、彼の手紙が後に発見される。彼の時代・思想などが予審記録、精神病患者のメモなどととも段々と浮かび上がってくる……。最初は一般論や漠然とした思想が語られ、〈語り手〉の正体すら解らない。しかし、読み進めいくうちに、
概要 尾形亀之助は「私の詩は短い」と語っている。確かに「雨になる朝」の「昼」などは一行の詩だが、「長い詩も書きたい」と綴っている通り、「障子のある家」の詩は長い。それ以上に目を引くのは同じタイトルの詩や「無題詩」が多いことである。例えば「昼」は二つ同じ題
概要 アマルティア・センはノーベル経済学賞を受賞した。彼の業積は多岐にわたる。しかし主な関心は経済学と倫理学との関係、とりわけ、貧困や飢餓に対して理論付けを行なった。自由や社会福祉もその延長上に体系づけている。アマルティア・センの全体を俯瞰する解説書であ
あらすじ トム・スケルトンたちは例年のようにハロウィーンを楽しみにしていた。しかし、その年のハロウィーンは違っていた。ピップことピプキンがいないのだ。家へ行ってみると、どうやら腹痛らしい。遅れるだろうが行くと言うので、待ち合わせ場所に。しかし、マウンドシ
概要 自意識の問題からシュールレアリスム、そして伝統や郷土の問題……。これらを巧みに大岡信は詩で現した。十五才の習作から戦争を経験し、最晩年の詩まで時系列に収録。 詩の変遷とともに大岡信の内面の移り変わりも反映していると言えよう。はじめに 文学の基本は
フランシス・マクドナルド・コーンフォード『ソクラテス以前以後』(岩波書店)
概要 ソクラテスは対話を重んじ、「無知の知」を説いた。これが教科書通りの解釈である。もちろんこれも間違いではない。しかしソクラテスの思想革命はそれだけにとどまらないとイギリスの文献学者、コーンフォードはこの講演で指摘する。自然の起源、万物の根源から人生へ
概要 冒険心に駆られて〈私〉は大西洋の端を目指していた。しかしつむじ風に巻き上げられ、空へ飛ばされる。一週間、空をさまよった後、月へと到着。しかし金星の支配権を巡って月と太陽は開戦を目前に控えていた。巨大な蚤に跨り手にはアスパラガスの槍。辛子大根を遠くか
概要 田中冬二は難解な語彙に頼らず、「青い夜道」などの抒情詩を書いた。「青い夜道」では寂しさや悲しみを夜道に託しているのだ。詩「青い夜道」だけではない。詩集「青い夜道」には、「皿」、「洋燈」の詩が収められており、どの詩も寂しさが詠まれているのである。また
概要 松戸与三は仕事でセメント樽あけをやっている。ある日、その中で小箱を見つけたが、金目の物は入っていない。腹立ちまぎれに踏みつけると、中から手紙が出てきた……。初期の短編「セメント樽の中の手紙」を始め、後期の私小説風の作品「安ホテルの一日」を収録。はじ
問題の発端 素数について調べていくうちに、いくつかの素数はa2+b2=4c+1の形で現すことができると知った(ただしa、b、cともに自然数である)。例えば、a=1、b=2の時、12+b2=1+41+4=5これは素数である。この他にもa=2、b=3でも13となり、4×3+1となる。しかし、この問題
あらすじ 娘の菜穂子から避けられていると感じ、語り手の〈私〉は、自宅の楡の下へ日記を埋めることにする。死後、掘り返して読んでもらおうと思ったのだ。彼女の自宅は別荘地にあり、作家の森於菟と交流していくうちに、彼はある恋愛詩のようなものを見つける。年上の女性
スティーヴン・グリーンブラット『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』(柏書房)
概要 ルクレティウスは哲学書『物の本性について』は古代原子論を基に死後の世を否定し、現世での幸福を説いたが、一〇〇〇年もの間、忘れ去られていた。しかし一四一七年、ブックハンターのポッジョが修道院の図書室で再発見する。この功績により、ルネサンス以降、ヨーロ
概要 安西均は国文学、特に古事記などの古典を題材に詩を書いた。その関心は詩論で枕詞と「間」との関係を論じていることからも伺えるだろう。また鎌倉などを古都を題材にしながら詩を詠んでいる。さらには都市生活者の孤独、戦争中の経験を詠んだ詩などもあり、題材が幅広
概要 中原中也と同様、立原道造は悲哀を中心に詩を作った。現に中原中也「汚れつちまつた悲しみに」に関しての評論も書いている。しかし、立原道造の場合は、関東大震災、東京大空襲などで東京が失なわれていくことへの悲しみである。立原道造は下町で生まれ育ったのでより
フィリップ・K・ディック『流れよわが涙、と警官は言った』(早川書房)
あらすじ デザイナーベイビーでマルチタレントのジェイスン・タヴァナーは、今や火星のコロニーにまでその名を轟かせている。ファンの総計は三千万。しかしテレビの収録を終えて、目が覚めると、安ホテルにいた。身分証明書もなくなっている。しかも誰に電話を掛けても、彼
中日新聞「中部の文芸」で僕の小説が取り上げられたらしいです。しかしどのような内容か全く知りません……。
概要 中桐雅夫は社会的な詩、特に戦争を題材に多く詩を書いた。しかし、原民喜とは異なり、戦争の光景を直接、描いたのではない。大衆と戦争との関係、もっと言えば大衆の戦争責任を考え、詩にしていたように思える。事実、彼は詩論「『われ』から『われわれ』へ」に於いて
あらすじ 私とロイは映画脚本家として大手映画会社に雇われている。一方の親友のロイは特撮の人形などを作って二人でプロデューサーからの無理難題にも応えてきた。あるハロウィーンの日、私のもとに何者かから手紙が届く。「ベストセラー小説か、傑作シナリオの題材」があ
概要 日夏耿之介は難読字を多用し、異様な雰囲気の詩を作った。妖怪などは登場しないものの、怪しげな雰囲気であり、どこか悪魔的な美しさですらある。「ゴスィック・ローマン詩体」と自身の作風を呼んでおり、神秘主義的とも言えよう。現に神秘主義にも興味をいだいており
あらすじ 一九九二年、テレパシーや未来予知などの超能力者がいる世界。しかし一方で不活性者は彼らの能力へ干渉ができる。グレンとジョーの会社は不活性者を雇い、超能力者の犯罪者からクライアントを守っていた。いわば警備会社であるが、パットを雇い入れた時から、ジョ
概要 博物学者、大プリニウスは博物学者として有名であるが、甥の小プリニウスもまた文人として有名である。彼は弁論家、詩人であるとともに、属州知事としてトラヤヌス帝に仕えていた。彼はベスビオ火山の噴火などを書簡に綴っているとともに、文学談義をタキトゥスなどと
概要 西條八十の名前は知らなくとも「母さん、お肩を叩きませう。/タントン タントン タントントン」の童謡は一度ならずも聞き覚えがあるだろう。このような童謡だけでなく、象徴派の抒情詩から意高揚映画の挿入歌まで作品を作った。「若鷲の歌」で、土浦の自衛隊駐屯地
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有名な話だが、3の倍数かどうかを判定するかだけなら各桁の和が3の倍数かを調べれば解る。 確かにその通りだが387459などのように桁数が多くなると、和の計算が面倒である。 そこで改良した。具体的な手順は①桁から3、6、9を消していく(387459なら387459)②次に足し
あらすじ イリノイ州の片田舎には一軒の屋敷が建っており、魔物たちが住んでいた。例えば、ミイラの老婆、人の心を操る魔女、ガーゴイル、鏡に映らない夫婦、そしてたった一人の少年、ティモシー。ハロウィンに集まってティモシーに彼らの歴史を語り、歴史として記録に残す
概要 森澄雄と飯田龍太は私生活を中心に俳句を詠んだ。例えば森澄雄は人間探求派の加藤楸邨に師事し、「長子吾が目に肩に負ふ冬の雲」などのように息子について、あるいは自身の出征についてなどを詠んでいる。一方、飯田龍太のアイデンティティは、森澄雄と異なっている。
僕は普段VBAを使っているが、色々あってティラノスクリプトを勉強している。 ティラノスクリプトはサウンドノベルに特化してるだけあって(もちろんJavascriptが使えるので、これを使えばゲームの幅は広がるにせよ)タグがかなり特殊である。そればかりか他の言語にあるは
概要 中桐雅夫は平易な言葉で大衆社会のネガティブな側面を描いた。例えば、「parrots」では季節と戯れることができるだろうかと問いかけているが、最終連では大衆の同調性・同質性を描いている。また「ブルータス」においても語りの順番こそ逆であるが、自然と人工の対比が
概要 金子兜太と高柳重信はともに前衛的な俳句を詠んだが、作風はかなり異なっている。金子兜太は「湾曲し火傷し爆心地のマラソン」などのように破調で、また題材も社会的、政治的である。一方、高柳重信(名義)の俳句はアポリネールの『カリグラム』に近く、題材も幻想的
概要 中桐雅夫は平易なことばで詩を書き、「足と心」は国語の教科書にも載っている。しかし、テーマが浅いわけではない。むしろ比喩も含め、簡単な言葉であるが、「足と心」などは生きていく中で大事な物を失っていくと気付くのである。そして現代にも通じている。はじめに
概要 京大俳句事件といえば、西東三鬼が弾圧にあったが、永田耕衣、秋元不死男、平畑静塔もまたこの憂き目に遭っている。平畑静塔は執行猶予になり、秋元不死男は起訴され、拘置所の中で十ヶ月過ごした。獄中の中でも「胸寒く見下ろす獄衣袂なし」などの俳句を詠んでいる。
概要 古代懐疑主義の創始者はピュロンであるが、セクストス『ピュロン主義哲学の概要』しか体系的に述べられていない。しかもピュロンからセクストスまでは百年以上の隔たりがあるのである。どのように変遷していったかは、他の哲学者たちの記述に頼るほかない。特にアイネ
概要 俳句は自然を客観的に描写するべきだと高浜虚子は考えた。もちろん橋本多佳子、三橋鷹女にも客観写生の句はあるが、ともに哀しさなどを俳句にしている。例えば橋本多佳子は「霧はさびし海の燕がゐて飛ばず」「押しならぶ海燕さへ霧はさびし」などと詠んでいるし、三横
概要 十九世紀末のドイツ・オーストリアでは、それまでの写実主義に異を唱える文学運動が起こった。写実性にとらわれずに、感情のおもむくまま、詩を書こうとしたのである。これを新ロマン主義と呼ぶが、ホフマンスタールもその一人。寡作ながらも例えば「詩集」では多くの
あらすじ 往年の女優、コンスタンス・ラティガンの家に百年前の電話帳が置かれていた。しかも十字架などの落書きがしてあったという。いたずらの主を探ってほしいと探偵作家の〈私〉へ頼む。しかし、彼女の廻りで不審な死が相次ぎ、ついにはコンスタンスも行方不明に……。
概要 高浜年尾は虚子の長男であり、中学ごろから虚子の手ほどきを受けた。句誌「俳諧」を主宰していたが、戦時下の物質不足で虚子の『ホトトギス』と合併する。一方、大野林火も『ホトトギス』と縁が深い。『ホトトギス』を批判しながらも、あるいは批判しているからこそ、
あらすじ 事故でロケットが破壊され、ホリスたち乗組員たちは宇宙空間へ投げ出された。次第に交信は途絶え……。ブラッドベリ特有の孤独は「やさしく雨ぞ降りしきる」などにも見られる。全自動の家は人間がいないにもかかわらず、動いているのである。しかしブラッドベリは
概要 サンドバーグは職を転々としながら、シカゴの自然や人物などを詩に描いてきた。特に女工などの労働者を描いているが、あまりプロレタリア文学の印象は受けない。むしろ、「おれは民衆だ、暴徒だ」などからは彼ら、彼女らを含め、大衆そのものを扱いたかったと解釈でき
概要 後漢未、社会は混乱し、農民は飢えや病に苦しんでいた。そのような時代背景の中で、黄老道が起こってきたのである。この信仰では伝説上の君主、黄老と老子を崇めた。これ道教の最初期の宗教集団である。やがて神仙への道を説くようになり、儒教や仏教を取り込んでいく
あらすじ 新人社員のチャップマン・リードは過去に殺人の容疑がかけられていたが、動機の点が弱く、釈放された。しかしなおも白い目で見られるなど、疑惑で見られていると〈語り手〉たちに語った。〈語り手〉は同情して、家に招かれるが……。表題作「ナツメグの味」他、異
概要 ブラッドベリの作品にはハロウィンがたびたび登場する。「十月のゲーム」もその一つだ。ミッチは妻、ルイーズを憎み、娘を愛せない。ハロウィンの日に、毎年、近所の子供たちを集めて驚かせていた。そのイベントで彼はルイーズへの復讐を企てる……。いわゆる「意味が
概要 孔子や老子・荘子などをはじめ、中国ではさまざまな思想家が誕生した。それらをまとめて「諸子百家」と呼び、「韓非子」などの「矛盾」はすでに日本語として定着している。また、「論語」の「有朋自遠方来 不亦楽」などは学校教育でも習う。本書は日本(語)にとってな
概要 江戸時代以来ほとんどが男性の俳人だった。このような男性中心の俳壇にあって、中村汀女、星野立子はともに戦前の女性俳人としてリードしてきたのである。二人とも、「咳の子のなぞなぞあそびきりもなや」(中村汀女)、「風邪の子の客よろこびて襖あく」(星野立子)
概要 ソシュールなど、西洋では言葉が意味を区切ると考えられてきた。もちろん、老荘思想や仏教などの東洋哲学でもこれは変わらない。しかし、東洋哲学ではこの奥に混沌とした「もの」があると考えられている。老荘思想、大乗仏教などの比較を通して言葉以前の「認識」に迫
あらすじ 莫大な遺産を相続し、退職した〈語り手〉の「ぼく」は心の平穏を手に入れるかと思われた。同僚が近くにいるため、アパートを引き払い、早速、新居へ。しかし、待っていたのは退屈で孤独な生活だった。しかしそうかと言って働きたくない。次第に精神に変調を来して
概要 正岡子規は脊椎カリエスにかかり35歳で生涯を終えが、約二万句以上を詠んでいる。例えば「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」は国語の教科書にも載っている。また病床でも「いくたびも雪の深さを尋ねけり」」などの俳句を詠んでいる。本書はその中から高浜虚子が精選。はじ
xは自然数である。xx=3125のときxはいくらかxの下一桁が5なのでx{5、15、25……}である。①ここで1515と3125を比較する。105<1515であり、かつ3125<105なので1515>105>3125となるxx=3125なので、xx>1051515>xxであるつまり、15>x②①の候補のうち②を満たす数
概要 前衛的な演劇を多く手掛けた寺山修司は、中学・高校より短歌や俳句を書いてきた。例えば「ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまで苦し」などである。本書は第一作品集「われに五月を」などから短歌や俳句を中心に収録。「われに五月を」では病や共産主義を
あらすじ ルネサンスのイタリア。偏屈な詩人、タッソオはアルフォンス二世の依頼で詩を書いていたが、推敲したいと言い、なかなか献辞しようとはしない。妹のレオノオレが催促しているところへ、大臣のアントニオがバチカンから戻る。詩のことで言い争いになり、決闘にまで
老人の認知症テストに「100から7を引いていって下さい」という設問がある。これを少し変えて「100から7を引いていくと、最後にいくつ残りますか?」と変えた時、2回の演算で求めることができる①100-7×10=30②30-7×4=2 最後に残った数があまりだと気付けば、合同式
概要 レイ・ブラッドベリの手にかかれば、平凡な日常でも抒情的な色彩を帯びてくる。例えば、老姉妹の家に男が入って、昔のラヴレターを盗む。しかし数日後、再びポストに返却されていく(「窃盗犯」)。歌詞から昔の恋人、サリーを連想し、会いに行くが……(「いとしのサ
概要 王子一行は国境付近の様子を調査するようにと国王から命じられ、家来とともに都を出発した。その間、親しい者たちと連絡が取れるようにと騎馬陽の伝令役を七人、選りすぐる。しかし国境には辿り着く様子もない……。「七人の使者」などカフカのような不条理の世界15篇
概要 〈わたし〉は妻とマジック・ショーへ行かけ、その先で双生児と思うような男を見かける。女スリ師のマジシャンから瞬く間に次々と品物を取られていった。親近感を覚えていただけに、惨めさを覚え、文句を言おうと男の後を追う。表題作「瞬きよりも速く」他、幻想と郷愁
概要 八木重吉は第一詩集「秋の瞳」の序文で「私は、友が無くては耐へられぬのです。しかし、私にはありません」と述べている通り、孤独だったようである。その証拠に悲哀を多くの詩で詠んでいる。また続く詩集「貧しき信徒」キリスト教の信仰に基づいて、多くの詩を書いた
概要 今やグローバル化が進み、西洋の価値観がどこでも見られるようになったと言われる。しかし、インドの経済学者、アマルティア・センはこの考えを否定する。グローバル化は昔から起きており、今の流れはこの延長上にある、と。グローバル化の影響を再分配の観点から考察
あらすじ イタリア、シチリアの都市メッシーナ。先王には二人の王子以外に娘、ベアトリーセがいたが、不吉な夢を見たため、殺害を命じる。しかし妃、イザベラは夢のお告げに従い、僧院に託した。やがて王の葬儀の際、王子の一人がベアトリーセに一目惚れ。禁断の恋が悲劇を
概要 ねじめ正一の詩は決して上品と言いがたい。糞尿や性を露骨に題材としているのだ。それゆえ、「便所の落書き」などと批評家からは顰蹙を買った。しかし、ねじめ正一は現代詩、そして詩的言語への問題意識を抱き、その克服のためにあえて糞尿を題材にしたのである。はじ
概要 功利主義の哲学者、ジョン・スチュアート・ミル。彼はいかなる教育を受けてきたのだろうか。経済学者の父、ジェームズ・ミルから古代ギリシャ語を学び、八歳のころ歴史の本に興味を持つようになった。父親は職業柄、リカードやジェレミー・ベンサムとも親交があった。
あらすじ イワン・デニーソヴィチ・シューホフはラーゲル、すなわち刑務所で生活を送っている。しかもただの刑務所ではない。政治犯・思想犯専用の刑務所である。そこで過酷な生活の一日を克明に描いた作品だ。酷寒の中で薄着の身体検査、反発したら刑期は延長など。 しか
概要 粕谷栄市は、寓意的な散文詩を多く書いている。ほとんどは不条理な世界観で、短い詩だ。第一詩集『世界の構造』は主として暴力を材題としており、その延長線上に死があるが、社会と無関係でない。ベトナムの公開処刑などの不条理な死を扱っているのだ。また『副身』で
概要 石原吉郎はシベリアに抑留され、強制収容所の体験を詩に現した。例えば「脱走」などは直説的に題材を取っているが、「コーカサスの商業」などもシベリアの体験がもととなっていると窺える。また「サンチョ・パンサの帰郷」でもシベリア抑留からの生還を、ドン・キホー
概要 功利主義の提唱者、ジェレミー・ベンサムは最大多数の最大幸福を基礎付けた。快と苦痛、二つの感情に根拠を求めたのである。さらに、この「最大多数の最大幸福」の理論に法律とはどうあるべきなのか、特に刑罰とはどうあるべきなのかを論じていく。さらにこの理論はパ
概要 川崎洋は海を題材に多くの詩を書いた。そして鳥、魚などへの慈しみが垣間見える。例えば、「動物たちの恐しい夢のなかに」などがこの優しさ、愛情への典型例だと言えよう。また言葉遊びのユーモラスな詩も残している。「言葉いろいろ」、「鳥獣虫魚の歌」など六つの章