概要 今やグローバル化が進み、西洋の価値観がどこでも見られるようになったと言われる。しかし、インドの経済学者、アマルティア・センはこの考えを否定する。グローバル化は昔から起きており、今の流れはこの延長上にある、と。グローバル化の影響を再分配の観点から考察
哲学や小説を独学で勉強しています。誤読・勘違いもありますが、指摘して下さるとありがたいです。
ミステリから出発し、文学を経て哲学を独学で勉強しました。
女性刑事、女性探偵などなど女性が難事件に挑むミステリ(あるいはボーダー小説)の感想・書評をTBしてくださ〜い。
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主に海外文学や哲学・思想などの書評、読書記録。
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フランスの音楽・映画・文学・アートが好きなひとたち、たくさんトラックバックしてくださいね♪
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教養(きょうよう)とは、個人の人格に結びついた知識や行いのこと。これに関連した学問や、芸術および精神修養などの教育、文化的諸活動を含める場合もある。 一般に、独立した人間が持っているべきと考えられる一定レベルの様々な分野にわたる知識や常識と、古典文学や芸術など質の高い文化に対する幅広い造詣が、品位や人格および、物事に対する理解力や創造力に結びついている状態を指す。 「教養」に相当するギリシア語は、“パイデイア”であり、意味は「子供が教育係に指導されて身についたもの」のことである。英語ではcultureで「粗野な状態から耕された、人の手を経たもの」、ドイツ語ではBildungであって「つくられたもの」のこと。それぞれに教養の捉え方に対する文化的な温度差がある。 また、「教養」は、伝統的に西欧の大学で扱われているリベラル・アーツに相当するものとしても捉えられる。この起源もギリシア時代の自由人のための学問に起源を発する。しかし現代の日本では、「パンキョウ」(一"般教"養)という語に代表されるように、大学の専門課程以前の広範な一般的基礎知識を指すに終止することが多い。 「あの人は教養がある」というように口語的に用いられる場合は、人付き合いや社交の場において、洗練された会話や身のこなしが出来る能力を示す事が多い。これには多分に人間的評価の意味が含まれており、逆に「教養がない」という表現で「常識のない人間」や「品位や人格に問題のある人間」を謗ることがある。しかし、これらは必ずしも正確なものではない。「教養ある人間」すなわち教養人が相応の尊敬を得るのは、単に知識が豊富な状態(博識)に留まらず、人間性という実を伴うためである。仮に現状の知識が乏しいからといって、その状況は非難される性質ではない。知識を求めて学ぶことで、品位と人格高めようとする心構えが重要なのである。
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日頃、読んでいる思想・哲学系(硬軟ごたまぜ…マンガ、映画、音楽、ダンス、絵画、宇宙、歴史、文学、小説、ポエム、宗教、科学、学術、芸術、ビジネス、占い、なんでもOK!)の本について語って下さい。 読書感想文・書評も歓迎です!
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現代思想の立場からの『サブカルチャー』論、もう少しさばけた『おたく学』のようなもの。そういったことを投稿する場所がブログ村にはなかったようなので、作ってみました。サブカル趣味的な食玩とかフィギュアのコレクションの紹介とか、そういう内容だけの記事はNGという方向で、「哲学ブログ」のカテゴリーにいても他の皆さんのひんしゅくを買わないような(笑)エントリーを、どうかよろしくお願いいたします。
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概要 今やグローバル化が進み、西洋の価値観がどこでも見られるようになったと言われる。しかし、インドの経済学者、アマルティア・センはこの考えを否定する。グローバル化は昔から起きており、今の流れはこの延長上にある、と。グローバル化の影響を再分配の観点から考察
あらすじ イタリア、シチリアの都市メッシーナ。先王には二人の王子以外に娘、ベアトリーセがいたが、不吉な夢を見たため、殺害を命じる。しかし妃、イザベラは夢のお告げに従い、僧院に託した。やがて王の葬儀の際、王子の一人がベアトリーセに一目惚れ。禁断の恋が悲劇を
概要 ねじめ正一の詩は決して上品と言いがたい。糞尿や性を露骨に題材としているのだ。それゆえ、「便所の落書き」などと批評家からは顰蹙を買った。しかし、ねじめ正一は現代詩、そして詩的言語への問題意識を抱き、その克服のためにあえて糞尿を題材にしたのである。はじ
概要 功利主義の哲学者、ジョン・スチュアート・ミル。彼はいかなる教育を受けてきたのだろうか。経済学者の父、ジェームズ・ミルから古代ギリシャ語を学び、八歳のころ歴史の本に興味を持つようになった。父親は職業柄、リカードやジェレミー・ベンサムとも親交があった。
あらすじ イワン・デニーソヴィチ・シューホフはラーゲル、すなわち刑務所で生活を送っている。しかもただの刑務所ではない。政治犯・思想犯専用の刑務所である。そこで過酷な生活の一日を克明に描いた作品だ。酷寒の中で薄着の身体検査、反発したら刑期は延長など。 しか
概要 粕谷栄市は、寓意的な散文詩を多く書いている。ほとんどは不条理な世界観で、短い詩だ。第一詩集『世界の構造』は主として暴力を材題としており、その延長線上に死があるが、社会と無関係でない。ベトナムの公開処刑などの不条理な死を扱っているのだ。また『副身』で
概要 石原吉郎はシベリアに抑留され、強制収容所の体験を詩に現した。例えば「脱走」などは直説的に題材を取っているが、「コーカサスの商業」などもシベリアの体験がもととなっていると窺える。また「サンチョ・パンサの帰郷」でもシベリア抑留からの生還を、ドン・キホー
概要 功利主義の提唱者、ジェレミー・ベンサムは最大多数の最大幸福を基礎付けた。快と苦痛、二つの感情に根拠を求めたのである。さらに、この「最大多数の最大幸福」の理論に法律とはどうあるべきなのか、特に刑罰とはどうあるべきなのかを論じていく。さらにこの理論はパ
概要 川崎洋は海を題材に多くの詩を書いた。そして鳥、魚などへの慈しみが垣間見える。例えば、「動物たちの恐しい夢のなかに」などがこの優しさ、愛情への典型例だと言えよう。また言葉遊びのユーモラスな詩も残している。「言葉いろいろ」、「鳥獣虫魚の歌」など六つの章
なまむぎなまこさんのツイートを見て思い浮かびました「アルファベットを言うときは聞き違いを防ぐために地名とかを入れて説明すること。パソコンでのメモを忘れないように」「解りました! アリバイのAとかですね!」「なんでスー・グラフトンなんだよ! 確かにA、B
概要 ブラッドベリの文章は単なるSFの枠には留まらない。詩的要素を感じるのだ。例えば海洋SF「霧笛」などはその典型と言えよう。また当然ながら宇宙を題材とした小説も書いており、どれも科学の発展ではなく人間の心情を描写している。そしてこの抒情性が星空に広がってい
概要 竹中郁の詩は洒落ていて、どこかフランス文学のようでもある。空想、そして現実の光景が一体となって詩的イメージを作り上げているのだ。また散文詩や独創的な形の詩やユーモアあふれる詩も書いているが、晩年になると老いや自らの死をテーマにするようになっていく。
概要 モンドリアンはカンディンスキーなどと並んで抽象画の代表的な画家である。長方形に区切って、その中を赤色・青色・黄色などで塗っただけの作品を描いたのである。彼はなぜこのような作品を描いたのだろうか。絵画のみだけでなく音楽、文学など新たな芸術について論述
概要 戦後生まれ初の芥川賞受賞者、中上健次は紀州を舞台にして、神話と宗教の世界を描いた。この作風は、紀州熊野サーガとして知られるが彼自身、和歌山の被差別部落の出身者だったのである。また、紀州こそ舞台ではないが、世間への怒りは「十九歳の地図」にも現れている
概要 ミル『自由論』は社会的な自由を扱っている。誤解を恐れず言えば、他人に迷惑を掛けていないならなにをしても自由だと説いているのである。したがって、自分やその回りが迷惑しないなら「好き嫌いの問題」に過ぎないと考えた。そして、このような個人の自由を認めてこ
概要 北川冬彦は陸軍報道班員として徴用され、マレー半島に滞在し、その時に記録として詩を残した。この他にも一九七〇年代の中国・朝鮮の情勢を詩に書いている。この他、物語的な詩など。はじめに 詩は文学の基本だと、僕は思っているので、ここ最近、詩を図書間から借り
概要 ジョン・スチュアート・ミルはベンサムの「最大多数の最大幸福」を修正し、功利主義の理論を形成した。刹那的な快楽の追求だけではなく、芸術作品の鑑賞などのより高次元の快楽や人類愛も幸福の源泉と考えたのである。このような幸福観のもとで、法律はどのように捉え
概要 ロールズの『正義論』、これに続く『政治的リベラリズム』は様々な批判はあったものの政治哲学に多大な影響を与えた。しかもこの二つの間には大きな転回があったという。また晩年には宗教と向き合っていて、これは彼の青年期とも深く関わっている。青年期から晩年にい
概要 英米の政治哲学はベンサム、ミルらの功利主義の価値体系をもとに築き上げていった。最大多数の最大幸福をいかに実現していくかが問われていたのである。しかし、ロールズは功利主義を否定し、ルソーの契約説を一般化して、社会正義を再定義した。またこれにより、公共
去年今年貫く棒の如きもの(高浜虚子)
概要 T・S・エリオットらモダニズムの影響を強く受けて、鮎川信夫らと詩の同人誌『荒地』を創刊。戦後詩を牽引した。ソクラテスの刑死と自らの詩作を重ねた、表題作『毒杯』。エリオットの『荒地』と同様に、フレイザー『金枝篇』に題材をとった「森の人」など18遍の詩を収
概要 プラグマティズムの代表的な哲学者、デューイはシカゴ大学哲学科の学部長に就任する。その際、小学校を併設し、自身の理論を確かめた。人間の発達について、自然科学のように観察と実験を通して研究していったのである。この成果を『学校と教育』として講演で発表した
あらすじ ピーチャムは乞食に服を貸す代わりに、上納金を取り立てていた。彼の一人娘は貧民街の盗賊団のボス、メッキースに見初められ、結婚式を挙げる。しかし、妻を名乗る女性が現れ、妊娠までしていると言う……。一八九九年頃のヴィクトリア朝を舞台に、ブレヒトの時代
概要 プラグマティズム。哲学を壮大な知識の体系と見做すのではなく、日常生活の問題を解決するための道具として役立てようと二十世紀初頭に唱えられた。デューイは、ウィリアム・ジェームズ、C・S・パースと並んでプラグマティズムの代表的な論客の一人である。この『哲学
あらすじ 十七世紀、イタリア。ガリレオ・ガリレイは地動説を唱えるが、教会と対立。宗教裁判に掛けられ、自説の撤回を余儀なくされる。その後も教会の監視下に置かれるが、密かに力学の著作を口述筆記させていた……。ガリレイの口を借りて、科学の、科学者の責任を問う。
概要 フランス文学者としてボードレール、コクトー、ヴェルレーヌなどを『月下の一群』で翻訳した。また、モーリス・ルブランなども訳している。このようにフランス文学から多大な影響を受けているせいか、多くの詩では女性や恋愛を描いた。この他、文学論を扱った詩、もっ
概要 アリストテレスは天文・動物などの自然、弁論・政治などの国家運営、倫理・文学などの人文、果ては論理学まで極めて多岐にわたって思索している。しかし、その幅広さ故、木を見て森を見ずの批判に陥りやすい。抄訳の寄せ集めではあるが、全体像がコンパクトにまとめて
概要 インドでは相手が道に迷っても「ノープロブレム」などを連発し、振り回され、台湾では腹を下す。抱腹絶倒な旅行記以外にも、小学校時代、特殊学級(現:特別支援学級)の少年と交流した思い出を振り返る……。ちびまる子ちゃんの原作者でおなじみ、さくらももこのエッ
概要 まど・みちおの名は知らなくとも、動揺「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などは誰でも知っているだろう。子供向けの詩だと感じるかもしれないし、確かにひらがなを多用するなど、子供でも意味は取れるものもある。しかし内容は大人の鑑賞に耐えうるものとなっている。
概要 吉野弘の詩は小学校の教科書に「虹の足」が載っていたので、多くの人が知っているだろう。また最近では「岩が」が中学校三年の教科書に掲載されている。「虹の足」は喜び、「岩が」は生きていく上での苦難を表しており、社会性は薄い。しかし労働を題材にした詩も数多
概要 古代ギリシアのアテナイではどのような政治が行なわれ、どのような歴史をたどってきたのだろうか。三十人による寡頭政治とその圧政、ソロンの改革、民主化……。紀元前四世紀頃のアテナイの政治システムが記録されている。またアリストテレスの重要概念、中庸との関係
あらすじ 私こと、ルーシー・バートンは九週間、盲腸で入院することになった。夫も子供も見舞いに来てくれない中、疎遠だった母親が田舎から見舞いに来る。ルーシーは母親との取り留めもない思い出話を通じて、人生を回想していき、兄弟たちの人生を想像していく……。はじ
あらすじ 新聞記者のカーディフは目を閉じると詩が見えるようになった。「どこかで楽隊が奏でている/奏でているのはなんとも不思議な曲だ」云々。この詩に導かれ、彼は田舎町サマートンに降り立つ。そこでは不老不死の住人たちが暮らしていた……。「どこかで楽隊が奏でて
概要 新川和江の詩は「ひとに手紙を……」が小学校の教科書に載っていたり、「名づけられた葉」を音楽の時間で歌ったりと懐かしく感じる人もいるかもしれない。事実、彼女は少年少女学習雑誌に詩を書き始める。しかし初期は文語で詩を書いていた。 この詩集には最初期の文
概要 ヴィクトリア朝の女性作家、エリザベス・ギャスケルは四十近くの短編小説を書いた。今でこそ商業誌で女性の活躍は当然となったが、当時は珍しい存在。 題材は女性と家族の関係、宗教やそれに伴う正義・倫理・愛などだ。落ち着いた語り口で、登場人物たちの人生を描い
概要 石川啄木の短歌は「ふるさとの訛り懐かし/停場場の人ごみの中に/そを聴きにゆく」「不来方のお城の草に寝ころびて/空に吸はれし/十五の心」など、故郷の岩手に対して郷愁や悲哀が漂っている。しかしそればかりではない。社会主義者でもあり、「革命」をも主題にし
概要 ヴィクトリア朝の作家、ギッシングの時代には小説の主流が長編から短編に以降しつつあった。初等教育が普及し、庶民の間でも識字率が向上したからである。彼は最初、長編小説を書いていたが、一八九〇年代になると短編小説を庶民向けの娯楽雑誌に発表していく。例えば
概要 太陽を目指して宇宙船〈プロメテウス〉号は飛行を続けていた。しかし、近付くにつれ、隊員たちは人間たちの小ささに気付くことになる。イエイツの詩を冠した表題作「太陽の黄金の林檎」。この他、現代のSNS中毒を予見したような文明批判の「人殺し」など幻想的で抒
概要 イタロ・カルヴィーノの作品は『まっぷたつの子爵』『不在の騎士』など軽妙で民話的な要素が強い。これらはすでに初期のころに見られた。例えばドイツ兵が村一番の下手な狩人の家から、唯一の財産、牛を押収するが……(「動物たちの森」) 下積み時代の短篇集。は
概要 北園克衛はシュルレアリスムに影響を受け、「単調な空間」などの視覚的な詩を描いてきた。その作風は詩よりも絵画に近い。実際、北園克衛自信もパウル・クレーの絵を引き合いに出している。また文字をオブジェのように扱い、言葉の意味を再発見した。前衛的な詩で、詩