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徒然なか話 https://blog.goo.ne.jp/np4626/

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話の書き綴りです!

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2009/09/19

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  • 「JIN -仁-」の時代の蘭方医(特別編)

    破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎をデザインした新千円札の発行が4日後に迫った。そこであらためて4年前のブログ記事「JIN-仁-の時代の蘭方医(その2)」を読み直してみた。これは大阪大学名誉教授の芝哲夫氏が著した文章「北里柴三郎の生涯と適塾門下生」の中から抜粋したものである。—―オランダ人医学者マンスフェルトが明治4年(1871)に熊本に来て、古城医学校が出発します。柴三郎は親の奨めで、語学を勉強するつもりでこの学校に入りました。実はマンスフェルトは日本語が全然喋れなかったのです。ここにマンスフェルトのオランダ語を通訳し、翻訳して生徒に伝える助教が二人いました。一人は阿蘇の西の日向町出身の高橋正直で、もう一人は山鹿出身の奥山静叔でした。奥山静叔の墓は熊本市内の池田町の往生院にあります。実はこの奥...「JIN-仁-」の時代の蘭方医(特別編)

  • 小泉八雲熊本旧居

    来年秋から放送のNHK朝ドラがラフカディオ・ハーンと妻セツをモデルにした「ばけばけ」に決まったということで、今日のNHK熊本のローカル情報番組「クマロク!」では、熊本市中央区安政町の「小泉八雲熊本旧居」からの中継が放送された。旧居内の調度品やハーン夫妻の暮らしぶりなどがリポートされたが、朝ドラ「ばけばけ」のプロデューサーもロケハン(?)で来熊して番組内で紹介されていたので、熊本ロケが行われるのは間違いないようだ。この家に僕は4、5回訪問していると思うが、今日の放送内容は、最後に訪問した昨年3月に館長からご説明いただいた内容とほぼ同じだった。その中から主なものを下記してみた。この旧居はもともと現在の鶴屋百貨店敷地にあり、昭和35年に解体の予定だったが、有志による保存運動のおかげで、一部を現在位置の安政町に移...小泉八雲熊本旧居

  • 水無月の夏越の祓する人は・・・

    水無月の夏越の祓する人は千年の命延ぶといふなり(拾遺和歌集詠人知らず)今日は一日降りやまぬ雨の中、藤崎八旛宮段山御旅所での「新町大祓」に行った。新町はかつて藤崎宮の門前町だった町。毎年ここの大祓は参拝者が少ないのだが、今日は段々雨が強くなるという予報が出ていたこともあってか、神事が始まった時は僕のほかには男性が一人だけだった。いつものように能舞台(仮拝殿)での神事の間は舞台前に立ったまま、神職や新町の関係者に合わせて低頭をする。神事の後、神職から小さな紙包みをもらう。中には紙を切って作った人形(ひとがた)と紙吹雪のような切麻(きりぬさ)それに茅の輪に使ったチガヤの切れ端のようなものが入っている。おそらく清めの塩の替わりなのだろう。まず神職から作法を教えてもらう。人形で体のいろんな部分を擦った後、その人形に...水無月の夏越の祓する人は・・・

  • 熊本市役所移転

    熊本市役所庁舎の建て替え場所が、桜町のNTT西日本熊本跡地に決まりそうだという。そもそも建て替えの話は熊本地震を経験して耐震性能不足の恐れがあるとの専門家の指摘から始まったようだが、耐震性能不足については反論する専門家もいてイマイチ釈然としないものがある。何の判断材料ももたないわれわれ一般市民はただ成り行きを見守るしかないのだろう。建て替え問題が浮上した時、最初に感じたのは「エ!もう建て替え?」ということ。というのは建て替えられた1980年前後、旧庁舎にも所用でよく行ったし、新庁舎に替わった時の印象が強く残っていたからである。本当に耐震性能不足ならば致し方ないと思うが、新庁舎を立てる時にも耐震性能は設計に組み込まれていたはずであり、熊本地震が想定を超える強さだったと言われると、東日本大震災の時の福島第一原...熊本市役所移転

  • 四国 花遍路

    今夜のNHK‐BS新日本風土記は「四国花遍路」。お大師様(弘法大師空海)ゆかりの四国八十八ケ所の霊場を巡る遍路。春はお遍路さんにとって、各札所の境内や遍路道も花であふれる。そんな花々に彩られた遍路道を歩くお遍路さんたちや迎えるお接待の人々。それぞれの人生が交錯する春の遍路を描く。番組中に童謡・唱歌の「花の街」が流れた時、胸にぐっと来るものがあった。歌:倍賞千恵子作詞:江間章子作曲:團伊玖磨四国花遍路

  • SHOGUN 将軍

    フェイスブックやブログをフォローさせていただいている江戸端唄・俗曲師範の笹木美きえ師匠。三味線指導をされた女優さんが話題のドラマ「SHOGUN将軍」に出演していることはフェイスブックを拝見して知っていたのだが、師匠ご自身もこのドラマに少し関わっておられたと知りビックリした。このドラマ自体は40数年前、リチャード・チェンバレン主演版を見ていたのであらすじは大体わかっているが、今回は家康をモデルとした主役を真田広之さんが演じているので観てみたいなと思っていた。熊本ゆかりの細川藤孝、忠興それにガラシャ夫人をモデルとした人物も登場するのも興味深い。SHOGUN将軍

  • 2024年上半期フォトジェニック

    ついこの間、年が改まったと思っていたら、あと1週間で2024年上半期が終わろうとしています。そこで、この半年間に撮影した写真の中から、特に印象的な「映える」写真を選んでみました。とりあえず今回は次の4枚です。2024.1.28第57回熊本県邦楽協会演奏会「長唄花見踊り」はつ喜流月太郎&はつ喜流月寿々2024.3.24九州がっ祭2024美勝女隊(福岡)2024.5.4代継宮~曲水の宴~女性歌人役のRKK上岡梨紗アナ2024.6.2日本舞踊藤間流藤間きみ藤芸歴五十周年記念公演藤村紫皇&藤間きみ奈「常磐津京人形」2024年上半期フォトジェニック

  • おしろい花

    夕方、雨がやんだので散歩に出た。新坂の道沿いにおしろい花が開き始めていた。もうおしろい花の季節かと、しばらく立ち止まり眺めた。たしか昨年、市の道路清掃で根こそぎ除去されたと思っていたが今年早くも再生している。野生の逞しさを感じる。そう言えば、竹久夢二の「おしろい花」という詩があったなぁと思い出し、帰ってから調べてみた。読んだら端唄の一つも聴きたくなった。「端唄夕暮」﨑秀五郎おしろい花

  • ♪ 揃うた揃たよ 踊り子が揃た

    来年後期のNHK朝ドラはラフカディオ・ハーンと妻のセツをモデルにしたドラマ「ばけばけ」に決まった。このニュースを聞いて、昨年11月に書いたブログ記事「ハーンが見た盆踊り」のことを再び思い出した。ハーンが五高教師時代に書いた「知られぬ日本の面影」の中に、明治23年(1890)ハーンが来日して初めて松江へ向かう途中、伯耆上市で見た盆踊りのことである。ハーンはその盆踊りで唄われる歌詞を次のように記している。(原文)Sorotaswoimashitaodorikogasorota,Soroikite,Kitahareyukata.(和訳)揃ふた、揃ひました、踊り子が揃ふた、揃ひ着て来た、晴れ浴衣。この歌詞は明らかに「潮来音頭」や「潮来甚句」などで唄われる「♪揃うた揃うたよ踊り子が揃た秋の出穂よりよく揃うた」の変形...♪揃うた揃たよ踊り子が揃た

  • インバウンドそしてオーバーツーリズム

    このところ、聞かない日はないワード。それは「インバウンド」そして「オーバーツーリズム」。今日もテレビやネットで目にし、気になったニュースを2題。祇園はゴミだらけ!毎日観光客が押しかける京都祇園の街は、毎朝至るところでこの写真のようにゴミが散乱した状態になるという。すべてがインバウンドのせいというわけではないが、日本人観光客も含め、マナーが酷い状況にあるようだ。僕は週に3、4回は熊本城周辺を散歩するのだが、祇園のような酷い状態はまだ見たことがないが、以前よりも道端に捨てられたペットボトルや紙パックなどを見かけることが増えた気がする。次々とやって来る外国人観光客とすれ違う。彼らがすべてマナーに欠けているとは思わないが、インバウンドの増加とともに日本人のマナーも劣化しているような気がしてならない。舞妓さんは台湾...インバウンドそしてオーバーツーリズム

  • もう一度歩きたい!この道

    僕が熊大附属幼稚園に通ったのは戦後間もない昭和25・26年だった。朝の登園は幼稚園の職員だった母と一緒に、家から新坂を下り、内坪井を通って坪井川沿いに行く最短コースで登園した。しかし、帰りは基本的に一人だったので、その日の気分でコースを選んた。中でも一番楽しかった思い出が残るコースが下記の図(赤いライン)である。幼稚園児が一人でこんなコースを歩いて帰るなど、今の時代にはあまり考えられないが、随分と大様な時代だったのだろう。熊大附属幼稚園(現城東町)を出ると千葉城橋を渡って旧国道3号線(現県道303号線)に出る。左折して厩橋のところまで下り、須戸口門から熊本城に入る(当時の熊本城は出入りフリー)。平御櫓から一気に十八間櫓を目指す。十八間櫓の前で左折して石段を登り、本丸の広場に出る。当時は大天守も小天守も、も...もう一度歩きたい!この道

  • ハーンの「夏の日の夢」

    来年秋に始まるNHK朝ドラはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と妻のセツをモデルにした『ばけばけ』と発表された。ハーンが五高に勤務した熊本時代のエピソードも描かれるようなので楽しみだ。なかでもハーンの「夏の日の夢(THEDREAMOFASUMMERDAY)」に描かれている真夏の長崎行は映像化を期待したい。1893年7月、ハーンは坪井川河口の百貫港から小舟で沖へ出、散々待たされた蒸気船に乗り換えて長崎へ渡る。ところが長崎のあまりの暑さにほうほうの体で帰ってくるのだが、途中、三角港のホテルでの体験が「夏の日の夢」の題材となった。この時の経緯を友人の東京帝大教授バジル・ホール・チェンバレン宛の手紙で次のように書き送っている。三角には、西洋式に建築され、内装された浦島屋というホテルがありますが、――太陽が蝋燭よりも...ハーンの「夏の日の夢」

  • 山形愛羽 圧倒的な強さを発揮!

    今春、熊本中央高校から福岡大学に進学した陸上女子短距離の山形愛羽選手が「2024日本学生陸上競技個人選手権大会」において女子100mおよび200mの2冠を制し、100mではU20日本新記録と大会新記録。200mでは大会新記録と圧倒的な強さを発揮した。100mの11秒41は自己新記録。なお、準決勝では追風参考ながら11秒36を記録した。6月27日から新潟・デンカビッグスワンスタジアムで始まる「第108回日本陸上競技選手権大会」が益々楽しみになってきた。▼女子100m決勝▼女子200m決勝山形愛羽圧倒的な強さを発揮!

  • 南阿蘇・高森ノスタルジー

    今日は月イチ放送の「くりぃむしちゅーの熊本どぎゃん!?」3回目。今回は上田晋也が南阿蘇・高森地区を巡るというので興味深かった。南阿蘇・高森地区は僕にとってトラックディ-ラーの営業社員として社会人のスタートを切った思い出深い地域。しかし、何しろ56年も昔のことなので、今回上田クンが巡った場所は初めて見るところばかり。ただ、背景に見える街並みの微かな記憶が懐かしさを覚える。今年は何とか昔の思い出を辿りながら南阿蘇・高森地区を巡ってみたいと思っている。南阿蘇の田園の向こうに阿蘇の山々南阿蘇・高森ノスタルジー

  • 暑さしのぎ

    今日熊本は33℃という真夏日。まだ暑さに慣れていない体にはこたえた。あまり考え事はしたくないので「涼」を感じる映像と音楽で半日を過ごした。明日も同じような天気が続くらしいので熱中症には要警戒だ。加勢川(上江津湖)の風景▼GIFアニメーション17年前の映画「Life天国で君に逢えたら」の主題歌11年前、本條秀美さんが「牛深ハイヤ節大会」に向けて創作された曲2年前、熊本市で開催された「第4回アジア・太平洋水サミット」の記念ソング「水と花と夢と」より暑さしのぎ

  • 熊本城の平櫓台石垣の積み直し

    昨日、熊本城の平櫓(ひらやぐら)台石垣の積み直し工事が始まったとローカルニュースが伝えていた。熊本地震で櫓も石垣も大きく損壊し、5年ほど前から櫓と石垣の解体が行われた。今年3月中旬には石垣の復旧工事に入ったかと思ったら中断していたので、いったいいつから始まるのだろうと思っていた。昨日、たまたま下を車で通ったら工事を再開した様子が見えたので、やっと始まったかと思いながら通過した。平櫓は本丸の北東に位置する平屋の櫓(国重要文化財)で、石垣は加藤時代に築かれたと伝えられている。復旧に当たってはモルタル吹き付けや鉄筋の挿入など現代工法を使って石垣内部の耐震補強を行うという。ニュースによれば1日に石5個積むのが精一杯だという。今日と違って重機もなかった清正公の時代、城づくりに携わった先人たちの苦労が偲ばれる。今年の...熊本城の平櫓台石垣の積み直し

  • 熊本県スポーツ界は女性優位!?

    このところ、熊本県勢女性選手の活躍が目立つ。女性プロゴルフではプロ3年目の竹田麗央が今シーズン既にツアー3勝し、21歳になったばかりというのにプレースタイルには風格すら感じさせる。叔母さんにあたる平瀬真由美さんのように一時代を築くかもしれない。(右の写真は竹田麗央選手)その竹田選手の国府高校の先輩にあたるのが大里桃子選手。先日の「宮里藍サントリーレディス」で3年ぶりのツアー3勝目を挙げ復活を果たした。大柄で伸びやかなスイングにはポテンシャルを感じさせる。これから竹田選手と競い合って大いに活躍していただきたい。目を陸上界に転じると、今春、熊本中央高校から福岡大学に進んだ短距離種目の山形愛羽選手がインターハイを制した高校3年時の好調をキープしている。親元を離れ生活環境の変化にも影響はないようだ。先週鳥取で行わ...熊本県スポーツ界は女性優位!?

  • メグスリノキ

    どうも白内障が進行しているようなので今日生まれて初めて眼科病院に行った。熊本では最大の眼科専門病院である出田眼科病院。先日予約だけはしていたので指定された朝8:30に行ってみると、70~80名は収容できそうな待合ロビーは受診者で既に一杯。いろんな検査を受けて結局、会計を終えたのはもう午後1時に近かった。エントランスを抜けて外に出ると前庭に「メグスリノキ」があった。この病院のシンボルなのだろう。説明書のプレートを読みながら、ふと随分前にブログに書いた「メグスリノキ」にまつわる話を思い出した。▼向台寺目薬のはなし(2012.5.25.)わが家からも近い京町1丁目に向台寺という古いお寺がある。京町台の西南端に位置するが、上熊本方面に降りる坂には向台寺坂という名前が残っている。この向台寺、実は「向台寺目薬」と言っ...メグスリノキ

  • くまもと全国邦楽コンクール

    今日は朝から熊本市民会館へ「くまもと全国邦楽コンクール」を見に行く。今年で29回目を数えるそうだ。僕は2011年の第17回から見ているのだが、コロナで中止や無観客開催の年もあったので今回でたしか11回目の鑑賞となる。毎回思うのは「邦楽って何だろう?」ということ。熊本出身の地歌三絃の名手・長谷幸輝検校の名を冠したコンクールなのだが、江戸前期に肥後藩士・山崎半彌が残した「歳序雑話」には祇園社(現北岡神社)の祇園会の様子を表した「倡瞽者は淫楽の器を鳴らし、淫風の歌を謳ふ」という一文がある。これは6月14日(旧暦)に行われる祇園会は盛大で賑やかなもので、北岡の麓を流れる坪井川には遊舟が浮かべられ、舟上では酒食とともに音曲を楽しんでいたという、そんな風景を表現したもので、「倡瞽者(しょうこしゃ)つまり盲人音楽家がみ...くまもと全国邦楽コンクール

  • 祇王寺祇女桜

    監物台樹木園が3年ぶりに開園したが、開園日が4月25日だったので、残念ながら今年の桜開花時季は過ぎていた。何種類かの桜の中でも残念だったのは「祇王寺祇女桜(ぎおうじぎじょざくら)」の花が見られなかったことだ。この「祇王寺祇女桜」という桜の種類があることを知ったのは、10数年前、あるブログ記事で見つけた京都市右京区嵯峨の祇王寺の写真が、立田山麓にあった父の生家のイメージとそっくりだったことがきっかけだった。「祇王寺祇女桜」は祇王寺に植栽されていた桜で「平家物語」に登場する白拍子、祇王・祇女の姉妹がその名の由来である。▼『平家物語』巻一「祇王」のあらすじ祇王は容姿にすぐれた白拍子(しらびょうし=「今様」という当時の流行歌謡を歌い、舞を舞う男装の遊女)の名手として、京の町中に知れ渡っていた。祇王は平清盛の寵愛を...祇王寺祇女桜

  • ラインの仮橋

    昨日、ゲール・フォン(GaëlFons)さんのフェイスブックに、6月6日は「D-Day」で、フランス人にとってとても重要な日であることが書かれていた。これを読みながら、僕は「史上最大の作戦」とともにもう1本、別の映画のことを思い浮かべていた。それはフランスの社会派監督アンドレ・カイヤットの「ラインの仮橋(1960)」である。僕が高校生の頃で「史上最大の作戦」とほとんど同じ頃に見た覚えがあるが、今でも心に残る名作だと思っている。▼あらすじ第二次大戦、ドイツ軍の捕虜となったフランス人のパン職人ロジェと新聞記者のジャン。二人はライン河にかかった軍用仮橋の上で出会い、一緒に労役に服するため、あるドイツの村へと送られる。ここから二人の男の人生観と生き様が、際立った対照を見せながら、物語は進行する。村長の娘ヘルガを誘...ラインの仮橋

  • D-Day

    今日は日本では令和6年6月6日と「6」が並ぶので、メディアでもいろんな意味付けが話題になっていたようだ。一度だけ熊本城城彩苑でお会いしたことのあるフランス人のゲール・フォン(GaëlFons)さんがご自身のフェイスブックに、ヴェルレーヌの有名な詩の冒頭”Lessanglotslongsdesviolonsdel’automneBlessentmoncoeurd’unelangueurmonotone”【和訳】秋の日のヴィオロンのためいきの身にしみてひたぶるにうら悲しとともに、1962年の映画「史上最大の作戦」(TheLongestDay)の1場面の動画が貼り付けてあった。それを見て思い出した。そうか80年前の今日、「D-Day」つまり「ノルマンディー上陸作戦」が開始された日であったことを。動画にはドイツ人...D-Day

  • 観客のマナーのはなし。

    先日、熊本市民会館での日本舞踊公演をビデオ撮影していて一番困ったのは、上演中に平気で前を横切って行くオバちゃんたち。上演中は「動かない・しゃべらない」くらいは常識だと思っていたが、この日の客はそんなことは全くお構いなし。1階のいい席を取っていただいていたのだが、これじゃ満足に撮れないなと思い、2階席に移動した。2階は空席も多かったのでここなら大丈夫かなと思っていたら、何のことはない、2部の歌謡ショーが目的と思われるオバちゃんの団体がやって来て、上演中というのに大声で会話はするわ、カメラの前を平気で行き来するわでやりたい放題。こんなにマナーの悪い客と遭遇したことは今までにない。マナーといえばいつも困るのが能。拍手をしていいもんだかどうかわからない。能楽通に言わせれば、もともと神事として始まった能に拍手はいら...観客のマナーのはなし。

  • くまモン15周年に向けて!

    来年3月にデビューから15周年を迎える熊本県のキャラクター「くまモン」。今、それを記念するロゴ募集や選考が進められている。7月上旬には記念ロゴが決まる予定だという。九州新幹線鹿児島ルートの開業による地域振興効果を上げるため、2005年に「新幹線くまもと創りプロジェクト」が立ち上った。その一環として、2010年には熊本出身の脚本家・小山薫堂さんの企画で「くまもとサプライズ」が始まり、そのキャラクターとして創造されたのが「くまモン」。それからやがて15年が経とうとしている。振り返れば、この15年は熊本にとっていろんな意味でサプライズの連続だった。2011年、新幹線開業の前日に発生した東日本大震災。予定されていた開業記念のイベントはすべて中止あるいは延期に。それから1年ほど続いたイベント等の自粛。前途多難を覚悟...くまモン15周年に向けて!

  • 歌舞伎舞踊「京人形」を観ながら

    今日は舞踊公演のビデオ撮影を頼まれていたので市民会館に観に行った。日本舞踊藤間流師範、藤間きみ藤さんの芸歴五十年を記念する特別公演だった。お弟子さんや藤間流系の舞踊家など30名ほどの方が次々と舞踊を披露された。なかでも、藤村紫皇さんと藤間きみ奈さんが踊った歌舞伎舞踊「京人形」は出色。藤村紫皇さんは藤村流の家元で、先月、別の舞踊会で、その巧みな表現と滑稽味を見ていた。藤間きみ奈さんは若手舞踊家の期待の星だと、彼女が高校生の頃から聞いていた。この二人の共演だから当然の出来栄えだと思う。今日演じられたのは、京人形の精が踊り出す次のようなくだり。――名工・左甚五郎が廓の太夫に思いを寄せ、その姿を等身大の人形として彫り上げる。人形を愛でながら晩酌をしていると、不思議にも人形が動き出す。甚五郎が魂を込めて彫ったため、...歌舞伎舞踊「京人形」を観ながら

  • 六月朔日詣り

    今日は藤崎八旛宮へ六月の朔日詣りに行った。いつもの朔日より駐車や参詣者が多いなと思ったら、六月一日恒例の「開運長寿祭」だった。熊本では「6.1」にちなんで、この日に今年還暦を迎える人を祝う風習がある。今日も拝殿でお参りした後、境内の各末社もお詣りして回った。そして清原元輔の歌碑「藤崎の軒の巌に生ふる松今幾千代か子(ね)の日過ぐさむ」をあらためて読んだ。この歌は、藤崎宮が今の藤崎台にあった頃、元輔が「子の日の松」の行事を行ったときに詠んだものと伝えられる。古より不老長寿の象徴とされてきた「松」のめでたさを詠んだ歌。今日という日にはピッタリだなと思う。一方、娘の清少納言は「枕草子」の「めでたきもの」の條には「色あひふかく花房ながく咲きたる藤の花の松にかかりたる」という一節がある。「藤の花」はたおやかな女性のイ...六月朔日詣り

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