力み過ぎて声が裏返る、よ・・。
without いくつもの命を経て、 僕等は千の夢を見るかも知れない。 書物の扉の荒廃の跡にも似た顔付きに、 薫りという客人を招かなければいけない―――から。 降る光の見知らぬ季節や記憶に抱かれて、 いつ
こすぷれ コスプレ(コスチューム・プレイ)は日本発祥であり、 世界中で通用する単語であり、英語表記のcosplayは、 イギリスのオックスフォード英語辞書に載っている英単語。 おいおい、イ メクラのこと
ユダヤ教の話 猛反発を喰らうのを覚悟で書いているけれど、 世の中には大麻を吸って宗教観の違いを乗り越えたっていう、 トンデモ動画がある。 柳生宗厳が無刀取りに「開眼」したような語り口になるけど、
花 花が咲いていても、 僕等がその花が同じものだとは認識できても、 その明確な違いを知るほどには花を見ていな―――い。 天道虫がいて、 ふっと黄昏時のシャッターチャンスが訪れるかも知れないのに、
緑恐怖症 十八世紀に登場した二つの顔料、 シェーレグリーンという美しい緑の色合いのものがある。 百年後にまさか、「緑の毒」と呼ばれるなんて思えないぐらい、 美しくてちょっと
フィギュアスケート 注意力が枯渇したり、逆に温存されたりする結果、 判定のブレや採点の偏りが生まれる。 ジャッジの仕方は人それぞれで、見ている角度によって見え方も変わる。 出来栄えが良かったように
モな理ザ 繰り返す。 モナリザの変顔。 パイプオルガンで、川船した。 間違ってる。 ガスバーナーの胡椒。 間違えた。 ミネルヴァ、 その肩に乗るフクロウ。 山梔子の黒豹。 繰り返す、 モナリザの欠
ノイズ 米国コネチカット州にあるマチムーダス州立公園は、 「ムーダス・ノイズ」という謎のノイズがある。 正体については諸説あるが、 現在では「マイクロ・アースクエイク」と呼ばれる、 微弱な地震が原
gifted 「ギフテッド」という言葉は、誤解されていて、 誰かを生き辛くさせている。 「人と違う」ということが軽度なら、思い込みで処理できる。 多かれ少なかれ、僕等は誰でも人と違う。 経験則としてわか
シュメール文明 四大文明の一つメソポタミア文明の嚆矢、 「シュメール文明」を作った、 突然地球上に現れて、 突然消えた謎多き古代人。 巷では日本人説や、宇宙人説まで飛び出している。 やれ神道と
perfume 香水は使われている香料の種類によって、 その香りが消えていく速さに違いが出る。 だから、付けた時から段々と香りが変わっていく。 匂いはこの三段階で表されて、「香りのピラミッド」と呼ばれ、
オニヤンマの話 トンボの割りに大きな身体を持っているこの生き物は、 数えきれないほどの種類が存在する生物界で、 一際強い存在感を放っている。 左右の複眼は頭部中央でわずかに接している、 生体の複
雨の上がった街に In the city after the rain 真珠貝の縞のように一足早く月が見えて、 気が付けば街から雨の音が消えている。 自販機前、濡れたズボン、靴底と湿った砂、 押し出されたように立ち止まった
神も悪魔も 耳元でロールプレイングゲームのレベルアップ音がして、 インヴェーダーに侵略されかかっているような―――恋。 きらめく魔法、青くて暗い火を胸いっぱいに抱き締めてみる、 曇った硝子の表面の
花に火に いつもは夜に呑まれてしまう街に口笛の音がする、 祭り囃しだ、花火の音だ、蒸気船のように悠っくりと進む。 明るい提灯と電球が照らす夜店が、汗を蜜にする、 蜜は綿菓子のように甘く、また、 波
ノイズにまみれた剥き出しの鉄 Bare iron covered in noise 秘密の入り口。自己否定、自己欺瞞、仮面性。 興味のないものにも、深く、容易にうかがい知れない世界が、 ある・・・・・・。 吊り橋が揺れたように
You are a perfect match 「わーい、一緒のお布団だー、添い寝、添い寝」 「うんうん」 「二人きりって珍しいシチュエーションだね、 もう、襲われたりとかしちゃうかなー、なんて」 「うんうん」 「・・・
サボテンメンタル オールグリーン あたしってほら・・・・・・サボテンじゃないですかー・・・・・・(?) サボテンだけど・・・・・・哺乳類、霊長類、ホモサピエンしてるわけじゃないですかー・・・(?) もう彼氏はサワロ国
怖い女 降りてくる人・・・消えた時間・・・ そして栃木にドライブ、みたいな・・・ 倉庫マニアっていうの・・・ 階段の上の葉書・・・てへへ・・・ ロッカーとか・・・段ボールを・・・愛そうみたいな・・・ 荷物を・・・しょ・・・しょ・・・
風呂蝸牛 風呂に入ると、もれなく、 殻をとられた、かたつむり、になれます。 リアリティオリエンテーションの親近感、 ざばっ、して、がしゃがしゃ、して、 ばしゃーん、して、ふう、までの、 捲れて、そ
文学的 何も知らない鮑、 何も分からない雨降らし、 眠りゆく間に芋虫と蛆が、 白内障の眼をつくり、 百年や千年が瞬く間に過ぎる、 大胡麻斑のロングショット、 近付けば縞馬のようなものがいる。 文明
ぼうふら 心が妙な反射神経を起こしながら、 鈍い電燈の光のさなか、ペロリと出した舌先、拡散の手足、 表情は下痢を起こしていた。 ―――日も暮れた部屋には潤いも生々しさもなく、 空の表情を写した、幽
天使の喇叭 今日は世界中が祝福する日、 これから、 神様の子供が生まれます。 アトランティスを廃墟にし、 バベルの塔で言語崩壊し、 そしてここは快楽主義の都、 死体偏執狂の狂ったエデン。 世
夜の王国 生の根底に横たわっている愚行への衝動、俗世間、 光の向こうは花模様の壁紙。 ニヒリズムもファシズムもいつぞやの無我の境地へ。 しなやかに曲がりながら、 木立と小川、 夜の大草原へ。 誰
夜の詩 あなたのいない、ばしょ、で。 あなたのいらない、ちつじょ、がうまれる。 きずつかないようにすることは、 むく、なんだろうか。 にじ、をみていたきみは、 あい、のようなものだとおもった
錯視 十五歳の少年が編み出した、 ノートの線で描く飛び出す3Dイラストというのがあったけど、 これは錯視で、眼の錯覚。いや、正しくは脳の錯覚といえる。 脳はカメラのように眼に映った情
ビール壜 ビール壜を見ると、 オーストラリアに棲息するタマムシ科の甲虫の一種、 ニセフトタマムシのオスの黒歴史を思い出す。 中原中也にビール壜で叩かれる話だね。 屑、酒乱の代名詞の
彗星 待つのが嫌になった僕等は、 待つのを楽しんだり、日曜日に追いすがったりした。 永遠ってさ、濡れた本みたいに、捲っているうちに破れて、 それが黴びたら、 価値あるものだと気付
蚯蚓の眼 に退化し 君は 魔物の海 kamome studio
Without being able to push back the approaching night, my dreams and soul drift away. 本当に想像さえできないような、 長い時間の軌跡を辿ってゆく一瞬に想う、 ニューヨーク・アマガン
Adhesiveness of the word sticker 入園・入学準備の名前シール。 子ども時代の記憶の箱を開ければ、ビックリマンのシール。 スーパーマーケットの半額のシール。 いまでは圧倒的破壊力
near miss 地球の文明を滅亡させる恐れがある小惑星が接近するという、 記事を見ると、またかと白ける人もいるわけだが、 自動車くらいの四メートルぐらいの大きさの小惑星なら、 地球の傍に五億ほど存在
おお、あれが高く聳えし、呪われたバベルの塔 命綱なしで、 二一〇メートルの高層ビルの窓枠をつたって、 素手で登った男性もいれば、 命綱なしで、 高さ三二〇メートルのクライスラービルで、 高所作業を
はなびら 恒星「S2」の軌道は、 まるで宇宙に花弁でも描いているかのような、 ロマンチックなもの。 バラ曲線は極座標の方程式によって表される曲線で、 炭酸飲料などのペットボトルの底にある、 内圧
Question and Answer 人類は皆兄弟なのかという問い掛けがあれば、 全人類は二〇万年前に存在した、 一組の夫婦の子孫である可能性が高い。 ぼんやりと想像する、 アメリカ大陸の原住民と文明接触の悲劇
ネックレス ドイツでは、ツヴィシェンゴールドパーレンと呼ばれる、 十字架がついたネックレスが発見されており、 これが一世紀から二世紀のもの。 古代からペニスなどをモチーフにした彫刻や絵画は数多く
冒険 真っ暗な部屋の中に、 ブラウン管テレビだけが痛い程に光っている、 寒々しさ。 そんな不気味さと淋しさが同居したような光景。 闇の中で強烈な光を放つ物体は、 幼児退行願望や、 あの日、君が促さ
マイネイムイズ メールアドレス 何かの遊び? テキストフィールドに入力して、 ポップウィンドウにガールしたことを、 宣言します。 名前? メールアドレスは、 歩きます。 第三者の商標を含む一切
紳士/淑女 カッコいい男がいいと言う女の垂直安定板 けれど、可愛い女とか、美人の女が、 よかったことなんて一度でもあったのか。 群衆は黒蟻。 化粧やスタイル、言葉遣いにいたるまで、 集合体で、ど
パスワードの話 イギリスでは、ネット接続するデバイスを使うなら、 今までよりちょっとだけ頭を捻らねばならなくなる。 “12345”や”password”といった、 誰にでも想像できる安易なパスワードが禁止になるか
蚊の話 蚊取り線香も、 パソコンから蚊が嫌う音を出す、 フリーソフト「デジタル蚊取り線香」 なんていう時代があったわけだけれど、 殺虫剤の大手メーカーである、 アース製薬が生み出した、 光触媒技
Even today 飛行機の中にいるような気がする夜、 窓は丸くなる。 静かだ。けれど、 音がするものに囲まれている。 いつもは部屋の照明を弱くするけど、 今日は光彩の交錯、 小生意気な粉砂糖のコニャ
世界というものは 面と色とが互いに関係し合い、 “静謐な正比例” 「人体/動き/キャラクター」が音響する。 太陽は白孔雀のシンバルである時、 炸裂する柘榴石。 聖なる円環というように、 明日も繰り返
廃人のように、スイカ美味しいよね、 を繰り返す夏の日の少女 スイカ美味しいよね。 そういえばさ、コーラで、 消火できるらしいよ。 専門家はやめろ使うな、 ライフハック、 NGというけど、 水だから
木の切り株は、 死んでいるように見えるけど、 生きている。 氷山の転覆した時、普通は「白」で、 空気が入っているのが「青い」んだ。 氷河の中から、 未知の古代ウイルスが発見される。 氷というのは
明日の君はどうやって生きるの? How will you live tomorrow? 「ランダムアクトオブカインドネス」というのがある。 「見返りを求めない行為」のことを言い、 わらしべ長者的な、「親切」や「優しさ」の
珈琲 誰もがそれを見たことがあるに違いない、 ソーサーという受け皿から離し、 コーヒーカップを持ち上げ、 一口味わうという略奪―――を。 無力な叫び声のように、 何処にいたんだ? あまり時間がない
埠頭 埠頭で波の静かな呼吸が聞こえる。 太陽が失せてしまうと、夜の世界だ。 砂浜には、貝殻や、プラスチック、硝子、 シーグラスなどもあるかも知れない。 空き缶や、ハンバーガーの袋。
子守歌 象の子供に飼育員が、人間用の子守歌をうたうと、 すやすや眠ってしまうという話があったけど、 子守歌には鬱が塗りこめられている。 もちろん賽の河原へ連れて行くとか、 包丁で大根のように切り
鏡 儒学伝来以後、「鏡」は「知」 ハエトリグモに鏡を見せると、 踊るような挙動を繰り返すけれど、 これは明確な―――“威嚇”だ。 合わせ鏡で“無限の反射”を生み出すことは可能か、 という問い掛けがあ
十字路 自動運転になると信号機をなくせたり、 交通事故そのものがなくなる可能性がある。 この交通渋滞を起こさせないASBCは、 航空管制システムをイメージすれば分かりやすいが、 前提
クリップ 書類を挟む文房具のクリップ。 引っ掛けられる、だって穴があるから、 目玉クリップ。ピン系の画鋲と組み合わせると、 謎の無双感を発揮する。 食べかけのお菓子や使いかけの食材などを、 「パチ
展望エレベーター 2050年、鋼鉄の20倍以上の強度を持つ炭素繊維、 「カーボンナノチューブ」のケーブルを伝い、 30人乗りのかごが、高度3万6000キロのターミナル駅まで、 1週間かけて向かう
flash 太陽のまわりをまわっている、 惑星の軌道とその速さが一目でわかる、 シミュレーションインタラクティブフラッシュ。 二時間、四時間、八時間もかかるような投げ技、 様々なトリ
そよ風 風吹けば、 波揺れのバランスを取りながら歌う足枷、 穂のあるいろんな植物が長座体前屈をすれば、 ヘアピンが外れて光がチクチクする。 脳波、心拍数、血圧、呼吸数が、 ストレスによって無
ピアノ お腹が減ると、 ピアノへと近寄り、 飼い主へ鳴らせよ届け、 前脚で鳴らす猫。 ミュージシャンキャット、 ゴロゴロ咽喉を鳴らす。 ドレミファソラシド知らない、 海賊は海へ突っ走って衝突
目薬 水たまりに落ちる大きな水滴のごとき、 スローモーションの点眼の瞬間、 意識とは関係なく勝手に自動的に、 意味のない感覚を闇の中にずるずると紡ぎ出し、 残した足跡がくっきりと残ったまま、 音楽
運びます 生活必需品だって宅配便で運ばれる時代だ。 そういうのが一気にやって来るような気分になるのが、 引っ越しだ。 Amazonの労働は厳しいらしい、 物をテレポートさせられたら商売になら
視聴者の意見 つまんない。 ヨーグルトの半分、 ハバネロ入れてみたい、 ワンタイムパスワード。 合法的な面白さ、 考えろよ。 量産されて、風化して、 脆い論法、焼き直し。 スルー
お迎え 待っている時間も嫌いではない、 どう時間を潰そうかって思う。 約束はしない主義だけどね。 だって、約束は相手を縛る、 義務が嫌なんだ。 でも会ったら、目蓋の微妙な反応や、 表情の一瞬の青天
bottle ship the sky 美しいとか可愛いなんて、 嘘でも一度も思えたことがない自分でも、 脳を焦がすような華麗なる昇華の軌跡を求めて―――る、 さあ、物語の始まり―――だ。 不意に床に落ちた栞、 坂道へ
永遠の青い花 月暈が 光りながら、 引力のコラージュして、讃美歌して、 血の甘さに驚きながら戸惑いの吐息して、 僕の、名前忘れてくれる。 チェリーパイに突き刺すナイフみたいな、 この先で滲んで
万引き依存症 「万引き依存症」という主張が法廷でなされ、 癖になって病的な窃盗は免罪や減刑されることが多くなった。 窃盗症やクレプトマニアという病名である、 通称「万引き依存症」だ。 全国で一日
170キロ時代 世界最高球速はキューバ出身メジャーリーガー、 アロルディス・チャップマン投手が記録した、 105マイル(169.14キロ)だったけど、 今年はベン・ジョイスがいる。 御存知の人もいるだろうけど、
福浦橋 福浦橋を渡る。 大人二百円、子供百円。 売店と切符売り場の通路から、 橋へと渡る。 「福浦島」に架かる二五二メートルの、 朱塗りの橋。 通称出会い橋と呼ばれていて、 渡ると良縁に恵まれる
messenger from memory 出張が多いと、 座席は窓際か通路側を選ぶべし、とか、 交通系ICカードの利用履歴レシートは、 電車の券売機やポイント交換機で印刷が出来る、 なん
夏の教室は、 乙女ゲームの洗礼 視線を左に向けてみた。 規則正しく平行に並んだ机の配置。斜め前にその人はいる。 苦虫を口いっぱいに入れられて、噛み砕いて、 それを嚥下するのに、 かなり苦心したよう
キャンプ場 俺の会社経営をしている両親と、 学校の教師の彼女の両親は、 突然、仲良く夜中に失踪。 獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす。 嘘だ。 酒飲みに行った。 幽霊が出ると噂の
If, Another, Future 今日は天の川で、 エイリアンさんを交えた、 緊急事態に備えた訓練です。 顔は怖いけど、控室で、 たこ焼き食べてましたよ。 そういえば、ニュースになりましたね、 宇宙船にヒアリ
青春とは間違いだらけの片道切符だ 「じゃあさー、コウハイ君、授業をサボろーか・・、 なになに、何事も全力で取り組まないとね、 ワルの道を走ろう、“俺達に明日はない” “ハードボイルド”な
innocent world 一人暮らしは刺激的だけど自家中毒気味、 ステンレスの流し台には、 山盛りの檸檬のさびしさ。 子供の頃から、かくれんぼが得意だった、 きっとわたしはこの中の一つにまぎれて
滅び 君は見つけたんだね。 隈取りしたような、紙やすりの眼だね。 彼等は、村の郊外の、防衛体制が整った場所から、 命令を出し、火を起こし、人間をよく殺した。 爪を生やした治外法権。いや
空気に混じる香水のように淡く漂う―――希望、期待・・・。 「質問をしてもいいですか?」 “通過したばかりのドアへ再出現するLoop” 夢からの醒め際、声が聞こえてくる。斜視、蟾蜍の声。 眼の高さ
penguin 水族館のペンギンは、ぷかぷかと浮かんで、 水中に潜り、スーッと直線に、弾丸特急する。 プールは清掃が行き届いているし、食糧難もない、 安心してニシンやイワシなどの魚、 エビ、カニ、イカな
―――美術室に幽霊が出るらしい。 サッと彫刻刀を取り出して、 鉛筆をピンピンまで削ってくれた後に、 センパイがそんなことを訳知り顔で言う。 あと、この人、美術部なのにずっと家に帰ってジオラマ作って、 文
GIRL バイクはピストン運動の真っ最中、 戦艦や宇宙船になりたい排気音、月明かりを受けて、 影法師は四方八方、迷子の動物園、 電球が白い錠剤を呑んで専売特許の眼も眩む瞬間(で、) ナッシングが
道徳の檻、楽園、シークレットコール、 ぶっとんでゆくよう快感。石炭や石油のように、 積み重ねられた。 バイオリンの旋律が溶ける、 ドーナツ の向こう側、 青なんかもういらない。 憐れな凍てついた、
dragon ドラゴンは 進化の過程でより高効率な体温調整器官である吐息腺を得、 元々火山地帯で暮らしていた蛇であり、 蛇と蝙蝠と蜥蜴が何らかの形で合体して今現在の竜が出来上がった、 と言う―――。 は
human consideration Breasts are the blessings of the earth, radioactive substances, and the ultimate treatment. 二つ穴ボタン、四つ穴ボタン、足つきボタン、 くるみボタン、スナップボタ
FLY 終わんない夜の苦痛、 顔面痙攣、感情崩壊、 蕁麻疹、嘔吐、痛痒、 冷凍刑、火花、泡、 星の爆発、超新星。 明滅、狂騒、被膜の、 ささくれ、 ひどい病気だ、末期だ、 地獄だ、
操り人形 ぽっかりと穴が空き、外の風がどっと吹き込んできた。 狭いところへ迷い込んだ盲蛇ないしは、 小便かけられたような蚯蚓のようだったから―――安心した・・。 改めて反省するゆとりもない、現実はむご
音だけの花火 fireworks with only sound
大地 緑を増していく、 相反する力の拮抗が一見静謐な、 古典的な秩序とも見えるような外観で、 豊饒と恍惚を与えてゆくの―――に・・。 身体が惰くて、何も考えたくない、 何か大きなことが終わった、 視
tapioca milk tea かもちゃんが、長い舌を出して、 「タピオカ」言っていた。 親指と人差し指をパチンと鳴らしたように、 そのあざといまでのフレーミング力で、 体温や息遣いにかすかに、違和感を感じる。
ECHO IN THE MIRROR そのクリームの味のように、 不確かな記憶を辿り続けようとする精神―――。 名前を口にした瞬間・・・。 栄光の手や蝋の翼になりたいの? それは永遠にうまれ
ten billion surrealities 風にざわざわとゆれるやつ、 踊っている花を見たよ、 揺れている水面の月を見た―――よ・・。 花に譬えた。 月に譬えた。 でも喩えられなくなって、初めて、 言葉
君が生きている世界 ロリポップのように踊る街の歌声、 (get your world, get your world...) “chu lu chu chu” 「何もできないのと、何もしないのとは違う・・」 (誰も知らない星の海で無重力の夢・・・)
リャナンシー 向こう側から聞き覚えのある、沈黙がして、 想像力に乏しいものから順番に消えてゆく。 “鏡面に夕暮れが切ない反射のショッピングモール” 完璧な密室。 そして単純な感情、単純な
眼を瞑って 眼を瞑って、 梅雨の重い足音がゆっくり階段を上がる、 自由に見捨てられて、 夏はもうすぐそこまで来ているのに、 説得力のある成分の過程に躓いた。 空想は解き放たれたよ
CODE 皺くちゃなったシーツを引っ張り上げるような、解剖図。 小さな踵を放り出した拍子に、依存性の興奮毒性、 踊り場でアキレス腱が息継ぎをし、 モデリングフレームワークの合図、だ、 世界は図式的なア
その時、うちのボンバーマンタイムが始まったのだった。 あたしから誘ったお店が、激込み厨、満員電車飽和体、 そっと友達に聞く、どうする? 別の店にする? まかせる(?) うちは、うち
電磁波過敏症 テクノロジーが発達した現代社会では、 眼に見えない電気信号や電波の世界が、 身近ないたるところに存在する。 今やWI-FI(Wireless Fidelity)は、 地球上のインターネ
情報 情報を何らかの媒体に記録・保存するのは、 予想以上に難しいことだ。 こういう時はまず、生物の模倣から始めてみたい。 眼には見えないほど小さな身体で、脳すらない大腸菌
死体隠滅 殺人をして自首しようという者以外が、 どういう人物かはプロファイリングでもわからないだろうが、 論理的に考えて、「完全犯罪を狙う」か「逃走時間を稼ぐ」ために、 死体隠
into the soul 想像力は、魂の一部。 良心に耳を傾ければ、 心の中にだけ存在する、 雲一つない、霧もない、 明るい世界。 固く酸っぱい林檎の実、 陣痛に喘ぐ鯨、 地上深くを蠢く溶
夕焼け 咎めて、止めて、寄せ木細工、 泣き虫だな、 心の中の白い動きだな、 ぢっとしていると土手が見えて、 鉄橋が見えてくんだ、 喘息患者のような、 浅く不規則な呼吸で、 悲しい物語が、
道 立っているこの場所に、 記念碑なんかない、 四秒後には、 避雷針になるよバックヤード、 答えはいくつもあるけど、 起源は二つしかない、 彷徨い、遠ざけるよ・・。 いまだってそう―――さ・・。
迷子の夜 back space keyを俯瞰して、 霧散する、蒸発する、手の届かない儚さ。 局地からの模索。 時計の針に掛かったままの、眼球譚。 嘘と偏屈、考えのリズムと思考の隙間、 コップにビールを注ぎ、 口
Eyes are in eternal sleep 先生、時間とは何でしょうか? 細い指先で触れた時計の針の感触は、 その内側に青灰色の棺のような緘黙を守っていると、 言えるのでしょうか? 鏡のようにくっ
無敵 うふふ、財布を拾って、交番に届けたの。 わたしっていつも優しいの、お金がもらえる? お礼? いらないわよ、アドレナリンがドバドバ出て、 幸福エナジーサイクロンなの、スピリチ
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力み過ぎて声が裏返る、よ・・。
どれくらい君のことが好き、 その間に生きる目的や幸せや生活が、 生乾きの、透明な、皮膚とやらに見え隠れして。 コンビニエンスストアの青白い蛍光灯が作る影の中で、 横顔を見ながら、すべてが背景に溶け込
昭和六十二年の夜が深まり、 神田川の水面に映る街の明かりが、 狡猾な動物みたいに、 風速一・一メートルの微風に乗ってさざめく。 マンションの輪郭を縫うように流れるナトリウム灯の橙色。 波長五八九ナノメ
感じ る 時...... 伝
高校の放課後に、友達にホラーについて語る、 それは、すうっ―――っつ・・と、 溶けてしまいそうな午後―――。 窓外
その夜、俺は地方のビジネスホテルにいた。 駅前のチェーンは満室で、仕方なく選んだ古い宿だ。 ロビーは薄暗く、埃っぽい。 フロントの男は無表情で、鍵を滑り込ませた。 「エレベーターの前の部屋は、使用不
鐘の音が、遠くから微かに届くような錯覚を覚える、 午後八時過ぎ。 地方出張のために予約していたビジネスホテルは、 駅前の賑やかな喧騒からまるで隔絶されたように、 裏通りの闇にひっそりと佇んでいた。 日
時刻は深夜二時を過ぎていた。 街灯一つない、墨を流したような山間の林道を、 白い軽ワゴン車が、 ぬかるんだ砂利道を啜るような鈍い音を立てて、 ゆっくりと進んでいた。 寝そべって章魚のごとく枝を伸ばした
深夜零時を少し過ぎたころ、 梅雨明け前の湿気をはらんだ空気が、 アスファルトの熱を吸い込んで重く立ち込める田舎道を、 一台の軽ハッチバック車が、 ヘッドライトの円錐形の光を彫刻刀のように、 闇に深く彫
六月中旬、湿気を孕んだ空気が住宅街へと流れ込み、 築十五年のタウンハウスにも、 ゆるやかで粘性のある沈黙が満ちていた。 時刻は午後三時を少し過ぎたところ。この時間帯は、 まるで空間の奥底で時間が凝固し
さっき長編小説が終わった。 少年王 https://kakuyomu.jp/works/16818622175915328880 めっちゃいきった文体を目指し、 途中から何でこんな息苦しいものを作っているのか首を傾げた(?) お金もらえるな
大きな声では言えませんが、私はストーカーだったことがあります。 今日の午後も、駅の改札を出た彼女の白い踵を、 私は規則的な歩調で追っていました。 彼女の履く白いローカットの運動靴は、 わずかに汚れたソ
この都市では、夜になると。 出歩いてはいけない。 回覧板にも載っていたが、 サインだけして返した。 夜の一時をわずかに回った時刻、 俺は築四七年のアパートの重たい鉄扉を軋ませ、 コンクリートの亀裂が薄
就職を機に、かつて学生時代を過ごした混沌とした都市を離れ、 郊外の新興住宅地へと移り住んだ。 開発途中のその街は、未完成な地図の余白のように白く、 静まり返っていた。 確かめていないとちゃんと二十四時
昼下がりの空気は、 まるで熱に煮えたぎる水のようにゆるく歪んでいた。 アスファルトの照り返しが窓硝子を熱し、 その熱が室内にじんわりと滲み込んでくる。 焦げ付くような夏の匂いの中に、古びた家の奥に澱む
十年ほど前のことだ。母が肺に癌を患い、 最終段階に入ったと宣告された頃、 俺達は住まいを移さざるを得なくなった。 病院へのアクセスと、わずかに残された時間の共有。 それが俺達の生活のすべてとなった。
春の終わり、大学を卒業したばかりの僕達は、 中央線沿線で部屋を探していた。 生活を共にするという決断は、まだ現実の重さを持たなかった。 娑婆気もあれば欲気もある、二十三歳。 邦楽のようにつらつら口ずさ
都内の私立高校に通うAさんは、ごく平凡でありながら、 どこか無垢な透明感を湛えた女子高生だった。 彼女は目立つタイプではないが、 放課後の教室や週末のカフェでの小さな冒険が、 穏やかな日常を優しく縁取
家の近くには、ひとつの踏切がある。 昼間はただの交通の通過点。 コインランドリーの裏手にひっそりと佇み、 人々が何気なく通り過ぎる場所。 だが夜になると、 その踏切は街の皮膚の裏側にひび割れのような口
ねえねえ、知ってる、ある日のこと、 ももかは柔らかなぽかぽかの日差しの中で目を覚ましました。 生クリームが少し固まったような姿勢で目が開きます。 こんな時、ももかは世界がたまらなくうつくしいものに思え
魂の問題から遠ざけている不思議な重量感があるなら、 プラットホームで列車を待つ、 (エン
そもそも、僕とあなたは他人だし、今後もずっと関わり合いにならない類のどうでもいい人間だ。ファンサービスとかリップサービスもしない。そもそも、まともな環境で詩を書いているわけじゃない。僕は全詩人ぶっ殺し
錆びた狭い通路を異様に長い時間をかけて歩く、 頭に穴が空いてそこに蛆がわいてる、 未知なる世界へ風切ってknock 、、、、、、、 とはいえこれ
Hey! Hey! Hey!(Come on) Hey! Hey! Hey!(Come on) G.O.D ディフェンスは、懸命な試みの背後、 先天的なフューチャー! ザザザ... そりゃね。
たこ焼きとか動物とかいう女が言った。 「かもちゃんのユーチューブがあって、 かもちゃんと打ち合わせした後に、ディスったんだよね。 もちろん悪意はなくて、あくまでも有名税の企画で(?)」 「うん、病院
このシティー、轟音と静寂、 ローラスケート、プロペラ、ジェット、 プラスティック、 いらいら、気まぐれ、誤解」」」 でも確かなことはすこぶる楽しいこと、 僕が、 歩道橋で傘を振り回し
(は、) 運命に―――殺される・・か、 (「Keep it cool... ひどい事故に遭って―――、 気勢を削がれる・・か―――、
教室の昼休み、コウハイが上級生である俺の教室に、 のこのこやって来て、ついに簡易椅子まで用意されるというのは、 どういうことだろう(?) 知覚することのできない光
「呉服」とは、 「くれはとり」と呼ばれていた絹織物を作る人々のことだ。 (これも“風土”なんてものじゃ
早朝、大きなお尻のかもちゃんが、 朝からコック棒をかむっておられた。 エプロンも何もせず、もこもこのお腹を見せていた。 夏の匂いがした。 そして、超ドヤ顔していた。 いずうさも、三角巾をしていた
リリスという半ばまどろんでいるような美しい名前は、 お伽噺を読んでもらっている夕方が夜となり、 甘いしむみりとした風が、 出てきたような気持ちにさせ―――る。 めくばせ
、、、、、、、、、、、、 入りたくないトイレに入る。 ―――まず、これだけでも怖い。 次第にうねりを増し、複雑な分岐を産む兆候だ。 あなたにだけ打ち明けるが、 僕も
liveなんだ、Diveすんだ、 time... キューン、トシテサ... ゴロゴロゴロゴロ、ガラガラガラン... (ぽ
You Know... Oh I Know... 有象無象の世迷言? ...Q.E.D. 癖になっちゃうな」)
そもそも、僕とあなたは他人だし、今後もずっと関わり合いにならない類のどうでもいい人間だ。ファンサービスとかリップサービスもしない。そもそも、まともな環境で詩を書いているわけじゃない。僕は全詩人ぶっ殺し
***奇跡っていう放射性物質 ***奇跡っていう放射性物質 (スチレンだ、ビニールだ、プラスティックだ、、、 ・・・
ここから飛び降りたら死ぬのかな、 レンズの絞りをいっぱいに開けながら瞳を真下へ向ける。 ビルの屋上。 、、、、、、 うーんすごい、と望遠鏡があれば下着を見ているバードウォッチャーもいる。
病院に入院していた。 はず―――だ。 奇病だった。 パンドラの函の最後に残った希望のような、奇病。 死は差し迫っていた。 釣り糸を垂れて月を釣り上げるような構図
何を“捕捉”えたの―――か・・。 (天 井 の シ ミ が 暴 言 を 吐 い て く る ・・・・・・) 《い か れ た シ ョ ー ト 、 完 璧 に い か れ た シ グ