☆☆☆☆細川糸子と同級生の、町田良子、坂巻まみ、滝島径介。そして、転校生の日野恵。この5人の視点で語られる、5つの物語。6年1組・細川糸子。がさつで粗雑と言われるが、そのまっすぐな言葉は、かかわる人に時に大きな影響を与えることを、当の本人は知るよしもない。おいしいものを食べることが生きがい。糸子が盲腸で入院している間に転校してきた日野恵。糸子との距離をグイグイつめて親友であろうとするが、糸子にはその真意が...
絵本、児童書、一般書、色んなジャンルの本の感想、評価。☆☆☆以上はオススメ本!
小さな図書館に勤めています。読んだ本の記録、感想、評価が主な内容ですが、子ども達への読み聞かせや、ブックトークのプログラム、図書館で人気の本なども、紹介していきたいと思います。
☆☆☆☆ことばに生涯を捧げた女性を描く珠玉の一篇。「生きるということは、ことばを集めることだ――べつに辞書編纂者でなくても。エズメがそれを教えてくれる」――国語辞典編纂者・飯間浩明 19世紀末の英国。母を亡くした幼いエズメは、『オックスフォード英語大辞典』編纂者の父とともに、編集主幹・マレー博士の自宅敷地内に建てられた写字室に通っている。ことばに魅せられ、編纂者たちが落とした「見出しカード」をこっそりポケッ...
☆☆☆☆ブックトークするなら テーマは傷 好きを見つける 出会い 家族イギリス人の父親と日本人の母親を持つ中3の陸は、バスケ部の豪大から何かと絡まれ、暴力を受けている。一方、母親の再婚を機に岡山から京都に引っ越してきた中2の美雨は、学校にも、家にも、居場所がなく、京都の町をさまよい歩いては時間をつぶす毎日。いつものようにさまよい歩いていたとき、ショーウインドウに飾られた器が月明かりに一瞬きらめくのを見た...
☆☆☆☆ブックトークするなら テーマはまさかな… 驚きの…豪華作家陣が1冊に自身の世界観を描いていく本格児童文学の短編集シリーズ。森川成美による第3弾は、あっと驚く意外な結末や不思議な読後感を楽しめる物語ばかり6編を収録。本を読む経験が少ない小学生でも、休み時間にサクッと読書の奥深さを味わえます。...
☆☆☆☆『あの日、君は何をした』『彼女が最後に見たものは』シリーズ累計40万部突破の著者、最高傑作ミステリ。まさきとしかが……いよいよ、くる!家族が毒殺された居間で寛ぎラーメンを啜っていた一人の少女。彼女が──家族を殺したのではないか。東京のバーベキュー場でヒ素を使った大量殺人が起こった。記者の勝木は、十数年前に北海道で起こった家族毒殺事件の、ただ一人の生き残りの少女――赤井三葉を思い出す。あの日、薄汚れたゴ...
☆☆☆☆青空小学校4年1組にはうさわの「スーパー保健委員」がいる。何がすごいって…! ?さあ、あなたはどのタイプ? 新シリーズ第1巻。4年生の新学期。クラスがえもなく、たんにんの先生も去年といっしょ。じゃあ何が新しいかといえば、4年生になると「委員会活動」がはじまること! 学級委員に図書委員、保健委員に体育委員……ところが、いざ委員決めの学級会が始まると、だれも立候補するひとがいません。岡崎先生がこまっているのを見...
☆☆☆+我最愛的家人。娘を誰よりも理解したい、けれど――。気鋭の新たな代表作。「私は、彼女のことを、秘密にしたくないの」。長女が同性の恋人の存在を告白したのは、次女の結婚式の夜だった。戸惑う父は、娘にふつうでいて欲しいと願ってしまう――。日本で外国人として育った娘、外省人の祖父、日本、台湾、中国で生きる父。いくつもの境界を抱えた家族を、小籠包からたちのぼる湯気で柔らかく包み込む感動長編。...
☆☆☆+第167回芥川賞受賞!「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作。...
☆☆☆☆【第168回 直木賞候補作】ベストセラー作家、雫井脩介による「究極のサスペンス」この美しき妻は、夫の殺害を企んだのか。息子を殺害した犯人は、嫁である想代子のかつての恋人。被告となった男は、裁判で「想代子から『夫殺し』を依頼された」と主張する。犯人の一言で、残された家族の間に、疑念が広がってしまう。「息子を殺したのは、あの子よ」「馬鹿を言うな。俺たちは家族じゃないか」未亡人となった想代子を疑う母親と...
☆☆☆+ブックトークするなら テーマは「魔法」「魔女」「ふしぎ」「あずかり」「お店」「お悩み解決」「喫茶たまゆら」は、並木通り商店街にある、町でひょうばんの喫茶店です。ある日、店主のタマユラさんは、お客のヨルさんというおばあさんから黒いカバンをあずかりました。おそるおそる開けてみると、はいっていたのは、なんと “魔女の持ちものセット
『わたしはスペクトラム』リビー・スコット レベッカ・ウエストコット
☆☆☆+ブックトークするなら テーマは「装う」「偽る」でもいけそうみんなとちがっている自分を好きになる方法 「どうして何もかもがこんなにたいへんで、傷つくことばかりなんだろう・・・・・・」 10歳の女の子タリーは、ときどき感情がコントロールできなくなって爆発したり、場ちがいなことを言ってトラブルを起こしてしまう。周りの人には「みんなと違ってる子」と見なされて、理解されないこともしばしば。 みんなと同じ「ふ...
☆☆☆ブックトークするなら テーマは「伝える」朝生美空は、この春、中学に入学した。聖白鳩学園には、いわゆる一般的な学校と、盲学校、聾学校が併設されている。美空が入学したのは、盲学校。美空は、弱視だったのだ。登校一日目、学校の敷地内を歩いていると、かすかに「シャラ……ン」という音が。これは、あのとき聞いた鈴の音? 美空にとって、忘れられない記憶がよみがえる──。小学上級・中学から...
☆☆☆☆ある日、ネコに声をかけられた。「わたしは、未来のおまえなのにょー。」このままだと、おれの将来、たいへんなことになるらしい。いったい、どうして?知らないうちにさせられてる競争。「ふつう」は男子がおごるもの?おばあちゃんがなんでもやってくれる祖父母の家の「居心地の良さ」。どこかでつながりあった社会のしくみに気づいて考えはじめる男の子の物語。...
☆☆☆+見た。愛した。闘った。 すべては歌だけが知っている――。 飛鳥の動乱を生き抜いた万葉の歌人、額田王の激動の半生。 時は7世紀。飛鳥の世に生きた一人の女、額田王(ぬかたのおおきみ)は子まで成した大海人王子(おおあまのみこ)と別れ、その兄、葛城王子(かつらぎのみこ)の仕切る宮城で宮人として勤めに邁進する。誰かの妻や母としてではなく、一人の人間、歌詠みとして生きる道を模索するも、葛城の死、大海人の挙兵で運命は...
☆☆☆武士から菓子職人に転身した変わり種の主、治兵衛。父を助ける出戻り娘、お永。看板娘の孫、お君。親子三代で切り盛りする江戸麹町の評判の菓子舗「南星屋」には、味と人情に惹かれやって来るお客が列をなす。麹町を大火が襲った夜以来、姿を見せなくなった気のいい渡り中間を案ずる一家だったが、ある日、思わぬところから消息が届き……。「誰だって、石の衣は着ているもんさ。中の黒い餡を、見せねえようにな」ほろりとやさし...
☆☆☆☆『神様の御用人』浅葉なつ による新シリーズ『神と王』第二巻!丈国の建国十年を祝う式典への招待状が斯城国王・琉劔のもとに届いた。名代として丈国へ赴いたのは、琉劔の若き叔母・飛揚。記念日に沸く民の様子を目にした彼女は、ふと違和感を抱く。「世界のはじまり」の謎を追う琉劔は、歴史学者の慈空とともに畏怖の森「闇戸」へ。そこに暮らす一族・日樹の祖父母から、杜人に伝わる不思議な物語を聞かせてもらう。だがそん...
☆☆☆☆才能を決めるのは、遺伝子か環境か?エリート棋士の父を持つ京介と、落ちこぼれ女流棋士の息子・千明。二人の〝天才〟少年は、またたく間に奨励会の階段を駆け上がる。期待を背負い、プロ棋士を目指す彼らに、出生時に取り違えられていたかもしれない疑惑が持ち上がる。才能を決めるのは、遺伝子か環境か?運命と闘う勝負師たちの物語。...
☆☆☆+40歳以上独身女性限定のシェアハウス 畑野智美作家デビュー10周年記念作品。感染症の影響を受け、望月ミチルのアルバイト先の飲食店の売上が激減。バイト代が減ってしまったミチルは家賃の安い家に移ることを余儀なくされる。そんな彼女に友人が紹介してくれたのが、40歳以上独身女性限定のシェアハウス「若葉荘」だった。不安を抱えながら若葉荘の門を叩いたミチルだったが、温かく迎えてくれた管理人・トキ子さんに出会い、...
☆☆☆☆2023 このミステリーがすごい海外編5位2023 このミステリが読みたい海外 3位2023 本格ミステリ・ベスト10 7位わたしは名探偵なんかじゃない。――でも、解くべき謎がある。〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉2022年1月号「ミステリが読みたい!」第1位『自由研究には向かない殺人』続編!高校生のピップは、友人のコナーから失踪した兄の行方を探してくれと依頼される。兄のジェイミーは、2週間ほど前から...
☆☆+横浜の大学生・安藤サトシは「腹ペコの人の心が読める」という特技を持ち、空腹な人を放っておけずついお節介を焼いてしまう。その日も余計な一言でフラれ、向かった中華街で、緑の肌をした老人が白い着物を来た美人・月楽に襲い掛かっているのに遭遇。助けようとするも老人に噛まれ、月楽に「ついて来なければキョンシーになって死ぬ」と桃源郷飯店へ連れていかれて――? 読めば中華が食べたくなる、グルメあやかしミステリー...
2022年は2021年に比べると衝撃的なものは少なかったように思うとにかく2021年は差別、難民問題、格差社会、居所不明児童、自殺、多様性、ヘイト、生きづらさ、育児放棄、虐待、そういった社会問題が子供たちに及んだ状況を描いたものが多くて心に残ったけど22年は、戦争、平和問題への関心が高かったかもしれない印象に残った作品は 17作品もう少し↓...
中高生にもおすすめブックトークするならテーマは「暗号」「秘密」「夏」「姉妹」「夏休み」「冒険」本に挟まれた暗号。謎解きに挑む姉妹。忘れられない夏が始まる。 会員が2名しかいないクイズ研究会会長の高校2年生・成田頼伸(ライ)は、クラス内で「じゃない方」と呼ばれている。ライと同じ姓で、ダンス同好会に所属する人気者・成田清春(キヨ)がいるからだ。クラスで「成田君」といえば、キヨのこと。「役立たたない」ことが好...
192冊、私が記録している分の読了本冊数だ。さっと読んじゃう絵本は特に良かったものとか、お話会で使えると思ったものしか記録しないので記録外の絵本も含めるともっと多い幼児から中学生までの子どもたちに本を紹介する事が多いから自然児童書、YA作品を優先して読む。だから純粋に自分の趣味の本は後回しになったりして積読本が増える今30冊程読みたいリストにたまっているのだけどその本が今年読めるかと言うと、読みたい...
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☆☆☆☆細川糸子と同級生の、町田良子、坂巻まみ、滝島径介。そして、転校生の日野恵。この5人の視点で語られる、5つの物語。6年1組・細川糸子。がさつで粗雑と言われるが、そのまっすぐな言葉は、かかわる人に時に大きな影響を与えることを、当の本人は知るよしもない。おいしいものを食べることが生きがい。糸子が盲腸で入院している間に転校してきた日野恵。糸子との距離をグイグイつめて親友であろうとするが、糸子にはその真意が...
☆☆☆☆50万部!三ツ矢&田所刑事シリーズ第3弾中野区のマンションの一室で若い女性が頭部を殴打され、意識不明の状態で発見される。永澤美衣紗という名の彼女はシングルマザーで、生後十ヵ月の娘、しずくは連れ去られる。現場には「私は人殺しです。」と書かれた便箋が残されていた。時は遡り、90年代初頭。北海道の鐘尻島では巨大リゾート「リンリン村」の建設が頓挫し、老舗料亭「帰楽亭」の息子、小寺陽介は将来に不安を感じていた...
☆☆☆☆成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!...
「まだ人生に、本気になってるんですか?」この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」慶應の意識高いビジコンサークルで、働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田...
「ゆりかご」か「養成所」か、はたまた「墓場」か。累計100万部突破! 「理瀬」シリーズ初短編集ゴシック・ミステリの金字塔。湿原に浮かぶ檻、と密やかに呼ばれていた全寮制の学園。ここでは特殊な事情を抱える生徒が、しばしば行方を晦ます。 ヨハンの隠れた素顔、校長の悲しき回想、幼き日の理瀬、黎二と麗子の秘密、月夜に馳せる聖、そして水野理瀬の現在。 ...
ルビーの一歩 私たちすべての問題 [ ルビー・ブリッジズ ] 楽天で購入 ☆☆☆☆アメリカの公民権運動家ルビー・ブリッジズは、6歳のとき、ルイジアナ州ニューオーリンズの白人専用のウイリアム・フランツ小学校に、初めての黒人生徒として入学した。写真と共に綴る、勇気を出して人種差別に立ち向かった少女からの「平和の手紙」。...
内容紹介(出版社より)わたしは母を傷つけた。たった一人の肉親を、言葉のナイフでーー。あれから13年、後悔ばかりで大人になった。でも、孤独に負けずにいられたのは、母の、仲間の、「うた」 があったからーー。シリーズ累計54万部突破!『ひと』 『まち』 『いえ』に続く感動の青春譚母がわたしを産んだ歳になった。今、わたしに、湧き出るものがあるーー。27歳の古井絹枝には、晴らすことのできない後悔があった。中学生の頃...
☆☆☆+内容紹介(出版社より)『たぶんみんなは知らないこと』で野間児童文芸賞、『ふたり』が読書感想文課題図書、『香菜とななつの秘密』が児童福祉文化財に選出など、特別支援学校での教師、作家として活躍してきた福田隆浩氏。厳しいテーマでも一気に引き込まれる作風で、今作も温かい感動作品となっています。※※このまま家にいると、ぼくは目を覚ましたふたりと顔をあわせることになる。気にしなければいいのかもしれない。で...
☆☆☆+内容紹介(出版社より)実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、...
☆☆☆一度も父と会ったことがなく、母と二人で暮らす詩織。本当の母親と死別し、新しい母を迎えた千秋。もうすぐ3歳になるのに言葉を話さない弟がいる璃子。中学3年でクラスメイトになった3人は、ある日、璃子の家に遊びに行くことに。そこで、璃子の弟が、千秋に頬にかみつく事件が起こる。璃子はその原因が詩織にあるという……。そこから、仲良しだったはずの3人の関係がぎくしゃくし始める。そして、3人それぞれが抱える事情が明ら...
☆☆☆一度も父と会ったことがなく、母と二人で暮らす詩織。本当の母親と死別し、新しい母を迎えた千秋。もうすぐ3歳になるのに言葉を話さない弟がいる璃子。中学3年でクラスメイトになった3人は、ある日、璃子の家に遊びに行くことに。そこで、璃子の弟が、千秋に頬にかみつく事件が起こる。璃子はその原因が詩織にあるという……。そこから、仲良しだったはずの3人の関係がぎくしゃくし始める。そして、3人それぞれが抱える事情が明ら...
☆☆☆私には、お父さんがいい人なのか悪い人なのかわからない。お父さんのことを、好きなのか嫌いなのかもわからない。(若羽)小さい頃の僕は、父さんのようになりたいとあこがれていた。もちろん今だって、立派だと思う気持ちは変わらない。だけどときどき、そんな父さんを見ていると息苦しくなることがある。(慧)...
(あらすじ)クリスマス直前、居酒屋で〝サンタクロース消失事件〟について議論していた楓たちは、紳士然とした男性・我妻に声をかけられた。彼は、かつて小学校の校長を務めていた楓の祖父の教え子なのだという――。〝連続自殺未遂事件〟や〝泣いている死体〟など、楓や我妻が持ち込む不可解な謎を、レビー小体型認知症の祖父が名探偵のごとく解決する。しかし、その症状は一進一退を繰り返しており……。...
幸せとはこういう日常が続いていく事なのかもしれない。(有隣堂町田モディ店 原田明美さん)伝統の南部せんべい店を営む一家の心優しい人間ドラマに、全身がぽかぽかと温かくなりました。(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん)家族のこと、友達のこと、生死や、家業のこと。それらを見つめ、考え、少しずつ自分なりに気付き成長していく弘毅の姿に、大人の私も新鮮な気持ちを取り戻していくようでした。(東京旭屋書店 新越谷店 ...
契約を切られた崖っぷちデザイナー × 毀誉褒貶激しい天才装丁家同い年27歳、凸凹の二人が新大久保に事務所を設立最強パートナー爆誕⁈職を失った赤池めぐみが就職したのは、天才、気まぐれと噂話の絶えない業界の有名人・桐生青のところだった。憧れていた同年代のスターと一緒に仕事ができると胸がはずんだめぐみが直面したのは、机なしパソコンなし、迫りくる納期と催促の電話、修正に次ぐ修正……。そして、大きなプロジェクトの依...
平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる。質感なき時代に「実」を見つめる者たち──圧巻の結末に心打たれる、『罪の声』に並び立つ新たなる代表作。...
4月、新1年生へのブックトークです。学校と図書館が毎年町の全ての小学校学級に行っている事業で国語の時間を使って、たくさんの本を並べた中、子供たちはブックトークをきいて自由に本を選び、それが学級文庫となります。私の担当は1年生 (幼児のブックトークをずっと担当している流れで)テンポよく楽しくやり取りしながらを心がけ15分以内で集中が切れないようにしますテーマはことばはたのしいまほうつかい以下シナリオ...
https://amzn.to/43EjAXWミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バ...
https://amzn.to/495YT8H「眠れない夜に、読んでみてください」しずかな波音、やさしい食事、ぬくもる温泉、そして何よりあなたのための一冊を。海辺の老舗旅館を舞台に、川端康成などの文豪たちによる名作が人の縁を繋いでいく――司書や書店員からの絶大な支持を集める作家による、心の深い部分にまで届く連作短編集をお届けします。◆あらすじ戦前から続く小さな旅館・凧屋の別名は文庫旅館。名物の図書スペース「海老澤文庫」には...
https://amzn.to/4ctQWgk心に刺さるSNSのいい話。インスタ、X、ユーチューブ、タイムラインを流れる日々に疲れてしまっても、あなたを救う物語がある。新時代の小説家が贈る全編新作アンソロジー! ...
教育出版の4年生国語の教材に「ぞろぞろ」という落語のお話があってその授業に関連して子供たちが本や紙芝居になっている落語の様々なお話を読みたい気持ちになるようなブックトークを目指した。実物投影機を使いながら教室で行った。教室には、子どもたちがこの後自由に読めるように人数分以上の落語絵本を配本した。...
☆☆☆僕は三年前に小学校の教師を辞めた。昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。他人と深く関わらずに生きようと決めていたはずだった。でも、勤務先で置引未遂を犯した10歳の少女との出会いが、立ち止まっていた僕を動かして……。自分を犠牲にしてまで誰かを助けることは愚かなことだろうか? 本屋大賞第二位のベストセラー『ひと』の著者が贈る、ひとりで頑張ってしまう人への応援歌!...
☆☆☆☆2019年度の中学入試で最多出題作となった『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』で講談社児童文学新人賞を受賞、『ハジメテヒラク』で第54回日本児童文学者協会新人賞を受賞したこまつあやこ氏、待望の4作目。私、本当に影山高校の書道部員になれたんだ。「いってきまーす。花音も遅刻しちゃだめよー。」そうして、桜の花びらの残る通学路に踏み出した。七月にはその道を歩かなくなるなんて、思ってもみなかった。プロ...
☆☆☆☆『スタートレック』のヒカル・スールー(ミスター・カトー)役で知られる日系俳優が、第二次世界大戦中に三年間を過ごした日系人強制収容所での日々――合法化された人種差別のもとで成長する絶望と、それでも決して失われなかった希望を語り尽くし、極限的な状況下における偏見や差別の問題を訴えかける。いままさに読まれるべき、長篇ノンフィクション・グラフィックノベル。差別 敵性外国人 第二次世界大戦 日系アメリカ人強...
☆☆☆人と話すのが苦手で本好きなぼく、彫の深い顔立ちで少し怖かったけど実は優しい虫好き西森くん、いつもユニコーンのぬいぐるみを抱えた長いおさげでアメリカからの帰国子女の先輩アズサ、それぞれの事情を抱えた三人の物語。書店関係/ポタジェのように自立しながら持ちつ持たれつな3人の姿が清々しく輝いていました。自分も、全ての人との会話を楽しめるタイプじゃなく朔弥の気持ちが痛いほどわかります。フラットだけどあたた...
☆☆☆中堅飲料メーカーに勤める亜季は、自社の特許や商標を権利化する知的財産部に異動になった。知財ド素人の亜季は上司の北脇にしごかれながらも、親友の服飾ブランドの商標乗っ取り事件やパロディ商品の訴訟騒ぎなどの案件を、悪戦苦闘しながら乗り越えていく。そんな時、社運をかけて開発していた新製品のお茶の技術が、ライバル会社から特許の侵害を通告されて!?お仕事小説 コミカル...
☆☆☆☆「好きでやってることだすけな、仲間っこが来てければ嬉しいよ」趣味もなく学校でも進路に迷っていた綾。でも「ひし形屋」で、より子先生に南部菱刺しを教わって、世界が一変した!?「魔女の菱刺し工房」母が認知症となり、接し方に悩む香織。より子先生と一緒に無心で刺している中、あるアイディアを思いつく。「ひょうたん」長らく引き籠もっていたより子の孫・亮平。より子は静かに亮平を見守っていたが……。「真麻の聴色」苦...
久しぶりに、高学年へのブックトークテーマは「のぞいてみたら」このテーマはいろんなジャンルの本を組み合わせることができる今回は、科学絵本とファンタジー系物語面白そう、って思って手に取ってくれるといいなあ以下シナリオ ...
☆☆☆☆カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性といった方がいいだろう。ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解する。手話を使って人間と「会話」もできる。カメルーンで、オスゴリラと恋もし、破れる。厳しい自然の掟に巻き込まれ、大切な人も失う。運命に導かれ、ローズはアメリカの動物園で暮らすようになった。政治的なかけひきがいろいろあったようだが、ローズは意に介さない...
☆☆☆☆1冊の本と、10年前の謎――この世界が愛おしくなる、瑞々しい青春小説! 10年前に貸し出されたままだったケストナーの『飛ぶ教室』は、 なぜいま野亜高校の図書室に戻ってきたのか。体育祭を控え校内が沸き立つなか、1冊の本に秘められたドラマが動き出す。未来はまだ見えなくても歩みを進める高校生たちと、それぞれの人生を歩んできた卒業生たち――海の見わたせる「はこぶね」のような図書室がつなぐ〈本と人〉の物語。~~県立野...
☆☆☆朝、いつものように、母親がぼくの背中に触れる。いつものように「行ってきます」と答えて学校に行けばいい。それなのに、ゾクッと寒気がした。ぼくは自分の反応に驚く。異変は続く。昼休み、母親が作ってくれた弁当を開ける。母親はぼくの世話をするのが生きがいらしい。おかずたちが、「おいしく食べて欲しい」とぼくにプレッシャーをかけてきて、一気に食欲が落ちる。でも、これはせっかく母親が作ってくれたお弁当。無理や...
☆☆☆☆ぼくが見つけた、たいせつな時間 一平くんの小さな発見をあたたかく描いたものがたり一平くんは、絵をかくのが好きな男の子。クラスでもひとりぼっちになりがちですが、ある日、とってもすてきな発見をするのです……。(著者メッセージ)じつは、だれでもみんな、ひとりぼっちです。そしてひとりぼっちのときに、宝物をたくさんみつけます。ほんとうですよ。あなたもたしかめてみてください。なかがわちひろ令和2年度厚生労働省社...
☆☆☆☆第62回講談社児童文学新人賞佳作受賞作、待望の書籍化!●主な内容広島県尾道市に住むイルキは、親戚から
☆☆☆☆「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。発売...
☆☆☆+「通学のバスの中で見かけるあの人みたいになりたい……」奈鶴(なつる)はバスで席を譲る律(りつ)の姿を見て名前も知らな律のことが気になりはじめる。一方、律は自分が落ちた中学の制服を着た奈鶴のことを少し目障りに感じている。奈鶴と律はバスの中で見たお互いの姿をきっかけに大切なことに気がつきはじめる。男女ふたりの視点で描かれる、一歩前に踏み出す勇気をくれる青春成長ストーリー。バスを降りたふたりは、新た...
☆☆☆ちょっとほっこり、していきませんか。注目作家陣が紡ぐ「旅館」にまつわる5つの物語。いきなり文庫!温泉につかって、ひとり自分を見つめなおしたり、家族と久しぶりにゆっくり話したり、大切な人との思い出を辿ったり──。旅館で過ごす時間は、日常とは少し違った流れ方をする。母への想いを再確認する宝塚〈遠征〉、東北の温泉旅館の女将代理の奮闘、一枚のはがきから始まる伊勢の旅など、注目作家陣がさまざまな土地の「旅館...
☆☆☆+「君たちは、親を選べる子どもなんだよ」「アーモンド」に続く「チャンビ青少年文学賞」受賞作。韓国で30万部。ブレイディみかこ氏推薦。「子どもに親を選ぶことができたら。人類の究極の「IF」に挑んだティーン小説。大人こそ読んでこころの準備をしておいたほうがいい」事情により子どもを育てられなくなった親が、子どもを預ける「NCセンター」が設立された近未来。そこでは子どもが親を選ぶ面接「ペイント(ペアレントイン...
小学校の国語の時間ブックトーク後子どもたちが自由に本を選んで学級文庫を作る活動を行っている私の担当した2年生のシナリオテーマは「かってみたら」...
年2回、小学校全学年に国語の時間を使ってブックトーク後子どもたちが選んだ本が学級文庫になる、という活動に関わっている。4月、私の担当は1年生と2年生まずは1年生のシナリオテーマは「ことばはたのしいまほうつかい」...
☆☆☆☆ミャンマーでは昔から、ゾウと人とが協力して林業を営んできました。貿易会社の社員としてミャンマーに赴いたイギリス人のウィリアムズは、そこでゾウ使いやゾウと一緒に仕事をすることになり、やがて、とびきり頭がよくて勇敢なゾウ、バンドゥーラに出会います。ウィリアムズとバンドゥーラは、かたい信頼の絆で結ばれ、その後、戦火をのがれてジャングルを超える困難な旅を共に成し遂げることになります。作者のグリルは、最...