(7)-1「博士、ここが本当にのぞみ赤ちゃんの体の中なのでヤすか・・・」もこりんがスケール号の窓から外を見ています。「美しいダすなあ、あれが銀河ダすかね。色鉛筆の中にいるみたいダすなぁ。」もこりんも枕を抱えたまま、眠るのも忘れています。「ここがのぞみ赤ちゃんの中だなんて信じられませんね。」ぴょんたもうっとりしています。「あの銀河は間違いなくのぞみ赤ちゃんの中にある宇宙の姿なのだよ。光っているのはみな原子と呼ばれるものなのだ。」博士が白く光る河を指さしながら言いました。宇宙空間に色とりどりの光が無数に集まっていてそれが白い光の河に見えているのです。「体がこんな宇宙でできているなんて不思議ダすな。」「博士、原子というのは太陽なんでヤすか。」「そうだね。でも大きさが違うのだ。みんなが知っている太陽の大きさは、あ...ジイジと北斗(新スケール号の冒険)12