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プロフィール
PROFILE

のしてんてんさんのプロフィール

住所
泉南市
出身
田辺市

「のしてんてん」というタイトルで鉛筆絵画を描き続けています。 ずっと白黒の世界なので、パソコンでは色を使った抽象絵画を楽しんでいます。 楽しむことで癒しの空間が生まれればという思いで、 アートセラピーというサイト名をつけました。

ブログタイトル
ハッピーアート
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/nositen10/
ブログ紹介文
簡単お絵かきソフトで遊びながら、しあわせにいて考えています。あなたもやってみませんか?
更新頻度(1年)

70回 / 365日(平均1.3回/週)

ブログ村参加:2007/12/28

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のしてんてんさん
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ハッピーアート
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のしてんてんさんの新着記事

1件〜30件

  • 池田丈一彫刻展(画廊ぶらんしゅ)

    池田丈一彫刻展に行ってきました。「げたをはかせる」というタイトルの付けられたこの作品。見ているとどんどんイメージが拡がって、思わずニヤリとします。話を伺うとこの下駄、大きいのが作家本人(お父さん)その次がお母さん、小さいのが子供だそうです。そしてお父さんの下駄のはかせ方がものすごい。共感、共感とつい嬉しくなる作品でした。文字を作品に折り込む今回の作品は球体のかな文字。許しを得て、一部を紹介します。池田丈一彫刻展2021年7月21日(木)~8月8日(日)7月26日・8月8日休廊11:00~19:00最終日16:00まで画廊ぶらんしゅ池田丈一彫刻展(画廊ぶらんしゅ)

  • 新 心の方程式 物質から心へ(7)

    身体に現れる無数の円。これはスケールの概念によって明確に意識される体内空間の姿である。一つの人体と見たときに現れる五つの空間が青い円である。人体の各部位にはスケールの小さな五つの円(黄)が存在し、その部位の中にもまた小さなスケールの円(赤)が存在しているのである。この同心円は無限に続く空間の秘密をあらわにしているのだ。右肩の同心円はその一つの円を分かりやすく取り出しものである。(スケールの概念の図式化)認識とは、私たちが知り得るすべてのものをさす。これを詳しく言い直すと、論理的なことはもちろん、感覚やイメージ、予感や、絶望、高揚感。様々な不思議。およそ感じられ、想像され、意識される、一切のものが認識なのである。つまり目覚めて眠るまでの意識された生活のすべてが認識によって私たちの気付きになっているのである。すなわ...新心の方程式物質から心へ(7)

  • 新 心の方程式 物質から心へ(6)

    五次元宇宙モデルは、人体モデルでもあるのだが、上の図は人体の空間が意志を持って存在していると思われるような、空間の円(球)が内在していることに注目してみた。それが上の図である。赤い線は実際の見え方を強調するために描いたのだが、素の画像を観ると、円がチラチラと明滅しているのが分かるだろう。良く見るとその円の中に小さな五角形が三つ入っているのである。これは三つの五角形が接して出来た円で、その五角形の頭の部分が三つそろって円の中に存在していると見ることも出来る、象徴的な現れである。宇宙モデル(人体)はこのように三つの五角形のかたまりがあって、そのかたまりの中に互いの頭を寄せ合って円を共有しているのである。涅槃に入った三世諸仏(般若心経)の空観を連想させる。得阿耨多羅三藐三菩提人体は最初からこの空に満たされているのだ。...新心の方程式物質から心へ(6)

  • 新 心の方程式 物質から心へ (4)

    自己意識の領域:上図の緑の空間のこと。この空間が素粒子を人型につなぎ止めているエネルギーを持っている。これを相関性と呼ぶオナルド・ダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図に五次元宇宙モデルの原型を重ねたもの。心は物質ではない。ゆえに心は空間に属する。ダ・ヴィンチの人体図はそんな思いに面白いヒントを与えてくれているのである。人体が手を広げて内接している正方形と円が描かれているが、正方形は物質を表し、円は精神的な存在=空間を表してしているのである。それを象徴するように、正方形の中心には性器があり、円の中心にはへそが描かれているのである。性器⇒物質⇒正方形。ヘソ⇒命の育み⇒円。ダ・ヴィンチが意識したか否かにかかわらずこの関係は実に面白い。これを五次元宇宙モデルの五芒星を重ねると性器⇒物質⇒正方形⇒五芒星の頭の部位。ヘソ...新心の方程式物質から心へ(4)

  • 新 心の方程式 物質から心へ 4

    輝く自己意識:心の姿がここにある。自己意識を意識すると心が輝きだすのだ。すでに見てきたように、自己意識とは身体をつくる素粒子宇宙の空間である。そのことをさらに詳しく考えると、空間の深さが見えてくる。なぜ今それが必要なのかというと、この空間を閉ざされた自己意識だけの意味でとらえてはならないからである。もしそう理解したら、私たちは永遠に孤独だという悲観的な意識を持ってしまうだろう。決してそうではないのである。それを確信し、心の糧にするためには、もう一歩、空間と自己意識(心)の関係を深くとらえておかなければならないのだ。心=自己意識=空間。そう私たちは考えた。すると、自己意識=空間。これは正しい。しかし空間=自己意識とはならないのである。それは半分しか正しくないのだ。もう一歩踏み込んだ空間理解をしておかなければ、無用...新心の方程式物質から心へ4

  • 新 心の方程式 物質から心へ(2)

    宇宙モデルから見た空の働き。光は物質の外側を照らし、意識は内側を照らし出す。その違いはスケールである。安定した物質は動かない。つまりそこには「快・不快」は存在しないのである。逆に不安定な物質は揺れ動く。そして揺れ動く中にこそ「快・不快」が現れる。つまりそこに命の本質がある。そう考えると成長する波の、基準となる宇宙意識が見えてくるのである。成長は、物質の関係が不安定だからこそ成り立つ。成長のエネルギーは、不安定を安定させようとする力だとみていいのである。宇宙意識の働きをここに見ることが出来るのだ。この宇宙意識が「快・不快」を生み出す基準となっている。それをとらえると以下のようになる。「快」とは、いのちを保存する方向に生まれるエネルギーである。これは宇宙と共鳴する身体エネルギーともいえ、自己意識が宇宙意識とシンクロ...新心の方程式物質から心へ(2)

  • 新 心の方程式 物質から心へ(3)

    2012年個展WaaConcept(キャンバス・サッカーボール・鉛筆)表題の展示は宇宙を表現した組作品であるが、これはある偶然によって生まれた。子供が小学生時代にやっていたサッカーボールが、ちょっとしたところから出てきたのだ。それは球体のキャンバスが欲しいと思った矢先のことだった。私は何のためらいもなく、ボールに下地を施し、サッカーボールに絵を描き、画面に取り込んだ。それがこんな作品になったのである。作品とは直接関係ないのだが、宇宙のイメージを手にいれるためにサッカーボールを持ち出したかったのである。なぜならサッカーボールは見事な宇宙モデルなのである。それは宇宙を思い描くために役立つ。心の成り立ちを考える前にまずそのことに触れてみたい。それはこの五角形と六角形の組み合わせにある。球体は完全な形であり、宇宙そのも...新心の方程式物質から心へ(3)

  • 新 心の方程式 物質から心へ (1)

    上の図は、人間の身体です。これは身体が、素粒子の集合体だという科学的な考えにもとづいて作成した宇宙モデルなのですが、今回は特に人間の姿をイメージしながら、心というものを考えてみたいと思います。ここには素粒子と呼ばれる最小微粒子が空間に浮かんでいる以外には何も存在しません。この物質(素粒子)の集合がどうして心を生み出すのか。自分の身体を素材にして探索する私の理解がさらに深まりましたので、2017年の記事をリニューアルして最新の境地を紹介いたします。************************************私たちの身体は、物質できている。これは疑いようもない事実ですね。物理学的に考えると、この図のように、物質と空間しかないのです。しかしそれで私たちが満足できるはずがありませんね。これでは心について納得...新心の方程式物質から心へ(1)

  • 増殖する空間絵画

    新境地に向かって、、空を描く試み現在インスタグラムに増殖する空間絵画を展開中ですその部分を切り取って紹介します。空間とは何かという究極の問いかけと生まれてくる絵画を延々とつなげていく試みです。分かって来たことは、空は波によって表現できるということです。波に沿って心を動かすと空に出遭うリアルな風景が見えて来るのです増殖する空間絵画

  • スケール号の冒険を書き終えて

    空間による世界:世界は命、命はすべて波動で表現することができる波動はスケールで現実のものとして思い描くことが出来るのである。2月に開始した新スケール号の冒険は予想を超えた展開となって、完結まで4か月かかってしまいました。今の心持は満足と寂しさのふり幅の中で、作品を読み返しながら世界観を広げて楽しんでおります。心というものは本当に面白い。この面白さは、苦悩を中心に置くことで深みを増していくのです。その心の舞台ともいうべき世界観は、間違いなく頭脳が作り出している魔法の世界と言っていいでしょう。そこには科学もありますし、宗教、芸術、武芸、人間関係、宇宙・・・考え得るすべてのものがあって、その舞台の上に自我がある。心の醍醐味は、自我がこのすべての舞台と1対1の関係を作って自分だけの世界観を作り上げるということにあるでし...スケール号の冒険を書き終えて

  • ジイジと北斗31(新スケール号の冒険)

    (31)バリオンの王宮では、スケール号とお別れの大宴会が催されていました。いまさらですがバリオンの王様はどうやら派手好みのようです。それは歓迎パーティの比ではありませんでした。国中がお祝いムードのお祭りです。巨大な天空のドームの下に設けられた、円形の舞台では様々な種類の楽団が明るい音楽を披露し、華やかな衣装を身に着けた舞踊集団が競うように踊りだしました。鳴りものの音が絶えず、盆踊りのような国民ダンスが三日三晩続いたのです。外では見たことの無いパフォーマンスや光の祭典がもこりん達を夢中にさせましたし、テーブルに並べられた毎回の料理は日毎ぐうすかの眠りを妨げました。「王様、ありがとうございました。おかげでのぞみ赤ちゃんの憂いは消えました。一刻も早くその健やかな姿を見たいと思いますので、出発いたします。」「そうか、礼...ジイジと北斗31(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗30(新スケール号の冒険)

    (30)「王様、よくご無事で。」「おおフェルミン、お前こそ。」「フェルミン、無事で本当によかった。」フェルミンは喜びとともに王のもとに帰りました。父母に抱かれると、フェルミンがまだ少女だったことが分かります。バリオンの王様とタウ将軍、そしてスケール号の面々、エルも並び立って喜びの意を伝えあいました。フェルミンにはスケール号の面々は初めてでした。黄金の猫がスケール号という宇宙船だと知ったのもつい今しがたでした。そのスケール号はすっかりフェルミンになついてしまって離れません。足元にすり寄ってはだっこをせがむのです。この猫の中にこの人たちがいて、宇宙を旅しているなんてとても信じがたいことでした。フェルミンはもう一度足元からスケール号をすくい上げて抱いてやると、スケール号はぺろぺろとフェルミンの顔を舐めるのです。「あな...ジイジと北斗30(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗29(新スケール号の冒険)

    (29)「緑の穴」の周辺が大火に見舞われたのは、黒旗を掲げる反乱軍が突然現れたその夜のことでした。ダニールの指揮によって烏合の衆と思われていた反乱軍が強固な軍に変りました。「緑の穴」は天然の要害で、洞窟はどこまで広いのか分からない鍾乳洞でした。奥に逃げられたら長期戦を覚悟しなければなりません。ダニールは中で戦うことを諦め、あぶり出し作戦をとったのです。全員に油を持たせ、穴を取り囲むように木の幹や枯れ柴が山のように積もっている場所など、至る所に油をしみこませて行きました。そして一斉に火を放ったのです。瞬く間に森は火の海になりました。煙の匂いと木のはじける音を見張りの兵が気付いたときには、もう辺りは火の海になっていました。洞窟に煙が流れ込んできてこのままでは全員窒息死かと思われました。洞窟の中は大騒ぎです。統制がと...ジイジと北斗29(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗28(新スケール号の冒険)

    (28)白い戦士が黒龍の頭上に現われ、剣を頭に突き刺しました。龍は身体を痙攣させて湖に沈んだのです。「ちくしょう!」一部始終を見ていたチュウスケは思わず叫んで黒い槍を全弾スケール号に向けて発射しました。槍は空中に網の目のように拡がりスケール号を包み込むように襲いかかりました。逃げ場がないのです。「博士!チュウスケの攻撃です。空いっぱいに槍が飛んでくるでヤす!!」「ついに来たか。艦長、身体を小さくして槍を避けるぞ。王様、ビーム砲の準備を!」ところがスケール号が動かないのです。「スケール号をもっと小さくするのだ、ハエのように。艦長!・・艦長??」「博士、艦長は寝ているでヤす!」「艦長が起きないダすよ。」艦長は揺りかごの中でスヤスヤ寝息を立てているのです。もこりんがほっぺたをつんつんしても起きません。ぐっすり寝込んで...ジイジと北斗28(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗27(新スケール号の冒険)

    (27)「親分、あれは本当にスケール号ですかねポンポン」「スケール号は銀色だったはずカウカウ?」「色が違っても、あんな芸当が出来るのはスケール号しかいないだチュ。」「親分の槍で確かに仕留めたポン。どうして生きているのだポンポン?」「ええい、うるさいだチュ。あ奴は生きているだチュ。前にいる黒猫はスケール号だチュうのだ。忌々しい奴だ。」「親分、スケール号は何処に行くつもりですカウね?」「魔法の芯に決まってるだチュ。バカかお前たちは!」「その前にポン、今度こそやっつけましょうポンポン。」「ポンポンうるさいだチュ。たまには悪知慧でも働かせてみろチュウのだ。」「へいポンポン。」「悪知恵ならカウカウ、任せて親分、カ,カ,カ,カ,カウカウ。」「まったく、お前達はわたチュの最大の失敗作だチュ!」どうしたわけか、心がざわつくので...ジイジと北斗27(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗26(新スケール号の冒険)

    (26)タウ将軍がストレンジの王に謁見を求めたのはチュウスケの山焼きが始められてからでした。森を這う火の龍を発見した時、タウ将軍がついに動き出したのです。バリオン軍の総司令官として、タウ将軍はすぐにでも軍を動かし、反乱軍を打つべしと考えていました。しかしバリオンの王様はストレンジの姫の救出を優先させ、あろうことか、本人自らその救出作戦に参加しているのです。王のやり方は、軍人からすれば理解しがたいというべきでしょう。地上に配備したバリオン軍をどう使うのか。上空の兵をいつまで待機させるのか。先を見通すのは司令官として当然の使命でもありました。しかしいつまでも王からの封印が解けない軍杖を握りしめてタウ将軍はいら立っていたのです。そんな時異変が起こりました。ストレンジの森に生じたかすかな赤い点、その赤い点がじわじわ体躯...ジイジと北斗26(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗25(新スケール号の冒険)

    (25)カキーン、カキーン、カキーン剣の打ち合う音がくすんで汚された迎賓の間に響いています。一人は頭巾を肩に垂らした黒ずくめの男で、もう一人は衛兵の軍服を着た男でした。黒ずくめの男は流れるように剣を使い、あたかも鳥が舞うように見えました。一方軍服の男はまっすぐ敵の急所を突いていく剣なのです。柔と剛、二人を眺めれば虎と燕が戯れているようにも見えるのです。エルとダニール、二人はともに親衛隊の同期で、良きライバルでした。共に山野を駆け巡り腕を磨きました。戦い方は対照的でした。ダニールは、風と地を知り、機を見て剣の動きに逆らわない剣法を編み出し、エルは目前の敵を一気に断ち切る気力を鍛えました。二人はすべての面で拮抗した力を持っていたのです。二人の間でたった一つ違ったものがありました。それはエルが親衛隊長の息子だというこ...ジイジと北斗25(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗24(新スケール号の冒険)

    (24)黒いスケール号がフェルミンの額に止ると本当のハエのように見えました。ところがスケール号の窓から眺めるフェルミンの姿は大きな丘に見えるのです。のぞみ赤ちゃんの額に止ったときは何もない湿地のような平原に見えましたのに、フェルミンの額は乾燥地帯でした。地面はひび割れ、枯れた泉が点在するばかりでした。スケール号はその枯れた泉の水脈をたどりながら縮小を続けていきました。「どうだ、チュウスケはついてきているか。」スケール号のモニターには自分の位置を示す緑の点が画面の中心で点滅いていました。そこから離れて点滅するもう一つの点が赤く光っていました。それがチュウスケの位置を示しているのです。スケール号がチュウスケの鼻を蹴とばして飛び立ったとき、チュウスケの鼻頭に目に見えない小さな発信機を注入していたのです。「はい、発信機...ジイジと北斗24(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗22(新スケール号の冒険)

    (22)豊かな森をイメージさせる彫りもので埋め尽くされた豪華なベッドがありました。中天に黄金色の太陽を模した天蓋が付けられ、白いレースのカーテンがベッドを覆っていました。別の部屋には落ち着いた色調の調度品がおかれ、花柄の絨毯が敷き詰められています。壁には暖炉があって、その上にアーチ状の飾り鏡がはめ込まれているのです。テーブルとソファーはそれだけで和やかな会話が交わされているように見えました。そんな迎賓の間は廊下を挟んで12室ありました。四季ごとに招く来賓をもてなすために設けられた部屋なのです。ところがその中の一室が、今まで焚かれたことのない香が立ち込めていたのです。香というべきか、爪を焼くような、硫黄とも腐臭ともつかない臭気なのです。テーブルやソファーは部屋の隅に押しやられ、煤のこびりついた鍋と、かまどが持ち込...ジイジと北斗22(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗22(新スケール号の冒険)

    (22)「待ってくれ、今はまずい。」エルがきっぱり言いました。「どうしてだ。」博士の余裕のない声です。「猫で見つかったら、猫のままでいいのです。猫のままで切り抜けましょう。大きさで逃げるのは最後の最後です。」ここで大きさを変えて逃げるのは簡単ですが、それでは隠密の意味がないというのです。このことがネズミに知られたら、姫様が危険だ。エルはそう言って、博士の考えに反対したのでした。何ものかに攻撃を受けていると感づかれたら、そうでなくても、何かおかしいと思われるだけでネズミがどんな手に出るか分からない。すべて思い通りに進んでいると思わせなければ、ずるがしこい奴のことだ、姫様を亡き者にして暴走を始めるかも知れないのです。今のところ、姫様は大丈夫。ネズミの欲しいものを何も与えていない。だから殺さないし、やみくもに森を焼い...ジイジと北斗22(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗21(新スケール号の冒険)

    (21)「そっちに行ったぞ!」「右だ!」「左だ!」歓声の中、金色の猫が宮殿から中庭に飛び出してきました。ところが広場は騒ぎを聞きつけた兵士で埋まっていたのです。逃げ場を求めて突進する猫の道が盾でふさがれ、進路を変えると、そこにも盾が現れます。猫はいつの間にか盾の壁に追い込まれていったのです。兵士たちは楽しむように猫を追い詰めていきました。その輪の中に網を投げ込む者がいました。二投、三投と猫は辛うじて網から抜け出しました。そのたびに兵士たちがゲームを見るように歓声を上げるのです。そして四投目の網が覆いかぶさってきたとき、猫の足が地面に落ちている網に引っかかってしまいました。無慈悲にも猫は網に捕らえられたのです。バカ騒ぎする兵士の輪の中で動けなくなった猫が悲鳴を上げました。その時だったのです。ふいに黒いものが空から...ジイジと北斗21(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗20(新スケール号の冒険)

    (20)フェルミンは元気で朗らかな、優しい子供でした。野原を駆けまわるのが大好きで、王宮にある森に興味を持って、ふと気付いた不思議があると、それを探ろうとどこへでも探検する活発な子だったのです。野外の空気はどこまで行っても広く、清らかに感じられました。不思議なのはいつも、フェルミンが遊んでいると森の動物たちが集まってくることでした。フェルミンが森で迷子になっている時も、必ずは動物たちが助けてくれたのです。それというのも。フェルミンは動物と話が出来たのです。どうして話せるようになったのか自分でも分かりませんが、幼いころから宮殿の森で動物たちと過ごすうちに言葉を覚えたのでした。大きくなって、誰も動物と話せないということを初めて知ったときの驚きをフェルミンは忘れません。森の中には新しいことがたくさんありました。空を飛...ジイジと北斗20(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗19(新スケール号の冒険)

    (19)ストレンジの王宮はまるで廃墟のようなたたずまいになっていました。壁が崩れても、石畳に兵士の屍骸が転がっていても、誰もかまうものはいないのです。機能的に、通行の邪魔になるものだけが取り除かれ、それ以外の場所にはたくさんの戦死者が鎧兜や折れた武器などと共に転がっていました。悪臭が立ち込め、尋常の者なら一刻も耐えがたいでしょう、空気が腐っているのです。反乱軍の兵士は怒りで心が潰され、この地獄のような宮殿を顧みるゆとりもないのでしょう。ありていに言えば生きるしかばねのようになって、通路の辻辻に立っているのです。侵入者を見つければ見境なく攻撃する操り人形のようになっていました。誰でも腹が立って、つい何かにあたってしまうという経験はあるでしょう。ところがその度を越えた怒りが次々と湧きあがってくると、心は砕けてしまう...ジイジと北斗19(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗18(新スケール号の冒険)

    (18)ストレンジ王メイソンは白髪の老人でした。かりそめの王座に座った王は、苦渋に満ちた顔をしていました。憔悴した姿は今にも崩れ落ちそうに見えるのです。無理にベッドから身を起してきたのでしょう。傍らには心配そうにたたずむ后の姿がありました。「ストレンジの王、メイソンよ、どうかベッドに身を横たえて、御身を御自愛下され。私がそちらに参りましょうぞ。」「王様、バリオンの王様から御慈悲のお言葉を頂きましたよ。」「ならぬ。お前は奥に控えているのじゃ。」メイソンは胸を張って、バリオン王とその随員に目を向けました。「バリオン様、よくぞこのようなところにお越しいただけました。見苦しいところをお見せ申して面目もございませぬ。衰弱ゆえ声もままなりませぬ。どうか近こうお寄りくだされ。」バリオンの王様は、厳かに一礼して王座に対面して置...ジイジと北斗18(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗17(新スケール号の冒険)

    (17)キイキイ、キャッキャッ、コロコロ、ジャングルの夜はこんなに賑やかなのかと思うくらい動物たちの鳴き声が聞こえます。「この星は豊かなのですね。たくさんの動物がいる。」博士が王様の方を見て言いました。「ストレンジは水が豊かなのだ。甘い河、苦い河、いろいろあって動物たちは好みの水によって棲み分けが出来ている。確かに動物の種類は多いかも知れぬ。」ギャーギャー、キーッツ、クオーツ、「でもなんだか悲しそうでヤすよ。」「泣いているのダす。悲しいことがあるのダすよ。」キーッツ!キーッツ!!ギャー、ギャー、ギャー、「確かにおかしいです。助けを呼んでいる鳴き声です。ぐうすかの言うように、泣いているものもいます何かあったんだ。」ぴょんたが耳を立てて不安そうに言いました。「艦長、動物たちの鳴き声のする場所を探せないか。」「ハブハ...ジイジと北斗17(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗16(新スケール号の冒険)

    (16)「ゴロニャーン」バリオン星の王宮から金色の猫が鳴き声と共に飛び立ちました。前足で空をかき、後ろ足を大きく蹴りだすと猫は軽々と空中を走り続けるのです。王宮の前庭に集まった民衆が手を振っています。そびえ立つ物見の塔を巻き込むようにスケール号が上昇すると、物見台にはバリオン王国の主なる重臣たちが幾重にも並んでいるのが見えます。スケール号が正面にやってくると、皆が一斉に右手を左肩に置いて出陣の敬礼をしました。スケール号はくるりと宙返りをしてそのまま空高く舞い上がったのです。一方、バリオンの軍船が隊列を組んで飛び立ちました。空をおおうように浮かぶ巨大な猫が反乱軍に攻撃されました。その猫を救うべく王様が発射した黄金の槍の一撃で反乱軍の艦隊は壊滅。かろうじて残った船は這う這うの体で逃げ帰ったのでしょう。その後バリオン...ジイジと北斗16(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗15(新スケール号の冒険)

    (15)「反乱軍の話しを詳しく聴かせて頂けませんか、王様。」博士は北斗艦長を抱きながら顔を王様の方に向けました。「なぜそんなことを聴くのだ。そなたたちの目的が今だこちらには分からぬのだぞ。」「申し訳ありません、王様。」博士ははやる心を詫びてから話を続けました。「この子がスケール号の艦長、北斗と申します。まだ小さい故、御無礼はおゆるし下さい。」「その子がこの猫の艦長とな。。」王様は抱いている猫と北斗を見比べながらつぶやきました。「ごろごろごろ」スケール号は喉を鳴らしています。「ぱふぱふうっキャー」「機嫌がよさそうだの。」「おむつがきれいになるといつもこうなんですよ。」「子が可愛いのはいずこも同じだな。大事にするがよい。」「ありがとうございます。王様。」博士は礼を述べてから、決心したように話を核心に持って行きました...ジイジと北斗15(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗14(新スケール号の冒険)

    (14)バリオン星の王宮には大きな物見の塔がありました。最上階に登ると、そこには豪華に設えられた王様の執務室がありました。老練な物見たちが絶えず四方の空を眺めています。彼らは裸眼でも巨大望遠鏡に匹敵する眼力を持っているのです。皆の心配をよそに、王様に会ったその第一声が何と、スケール号を「太陽族の使い」と称してくれたのです。太陽の紋章を持つ者に解り合うための言葉はいらなかったのです。そのバリオンの王様が博士の横に立っています。二人は物見の塔の欄干に手を置いて虚空を眺めているのです。博士の後ろには艦長の揺りかごを守るように、もこりんとぐうすかそしてぴょんたが皆、お腹をそらせて空を眺めているのです。苦しくてお腹をくの字に曲げられないので、空を眺めるのはちょうどいい姿勢だったのです。「フンギャー、フンギャー」それまで機...ジイジと北斗14(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗13(新スケール号の冒険)

    (13)原子の王様に再び近づいたスケール号は黄金色に輝いていました。宇宙空間に浮かぶ黄金の猫。けれどもここは太陽や地球の浮かんでいる宇宙ではありません。のぞみ赤ちゃんの身体の中に拡がる原子の宇宙空間なのです。のぞみ赤ちゃんは超低体重児のまま生まれました。その後も理由が分からないまま体重が増えません。それなのに考えられる病気は何一つ見つからないのです。ついに何の手立ても講じられない産院が最後の望みをスケール号に託したのでした。博士はのぞみ赤ちゃんの問題が体内宇宙にあると考えていました。病気でないなら原因はおそらく原子レベルのスケールで起こっている何かだという確信があったのです。「その原因は何なのか。」なんとなく、分かったようで分からないもどかしい感覚を完全にはぬぐえない博士でしたが、ただ一つ確信できるものがありま...ジイジと北斗13(新スケール号の冒険)

  • ジイジと北斗12(新スケール号の冒険)

    (12)「こんなところにいたチュウか。」重苦しい闇の中から、憎悪に満ちた低いうめき声が聞こえてきます。この世のものとも思えないほどおぞましい声が闇の底を震わせているのです。それはニュートと呼ばれる遊星が雨のように降り注ぐ暗黒の空間でした。原子の世界では、太陽族のように王様をいただいていくつもの電子と呼ばれる星が集まる王国があります。けれどもそんな王国を捨て、仲間を持たないで放浪する星もいます。その星はニュートと呼ばれ、原子の宇宙を勝手気ままに飛び回っているのです。「ニュートは王国を死に誘う」という。似たような神話がどの王国にもあって、ニュート星は命を終えたものが棲む場所として嫌がられていました。その星を根城にしているのがネズミのチュウスケでした。チュウスケはこの宇宙を闇の支配する世界に戻すという野望を持っていま...ジイジと北斗12(新スケール号の冒険)

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