エネルギーというのは二つの間に生じる。たとえ何億光年の宇宙を焼き尽くす力があっても一つだけの存在ではそれは無に等しい。100℃のお湯を100℃の水槽に入れても何の変化もないということだ。縄跳びの縄を片方だけ握っても波にならないのと同じだ両方の持ち手の間にエネルギーが生まれて縄が波になる心もまた同じなのだ心のエネルギーは心とそれを包む空によって生まれている心は空が無ければ存在しないということだ。空を神と呼ぶなら心のエネルギーは心と神の間に生まれていることになる心の波は私一人がつくっているのではないその一端をしっかりと神が握っているそこに重心がある心と神のバランス心を楽しみながら神と共にある苦が生まれたら神がその分を支えてくれる人はただその重心に座っているだけでいいのだ心の重心3