鹿島さんには『神田神保町書肆街考』という本がある。この本も以前に読んでいるのだが、神保町という一地域に限って書かれていても、それの歴史が日本の大学の歴史...
鹿島さんには『神田神保町書肆街考』という本がある。この本も以前に読んでいるのだが、神保町という一地域に限って書かれていても、それの歴史が日本の大学の歴史...
やっと『日乗』の5巻の書き出しを終える。これからは4巻と一緒にまとめていくことになるが、どうやってまとめていったらいいのか悩む。とにかく『日乗』には興味...
○柳田 邦男 著 『「死後生」を生きる―人生は死では終わらない』
本当に久しぶりに柳田さんの本を読む。もう何年読んでなかっただろう。一時は新刊が出る度に読ませてもらっていたけれど。 そもそも「死後生」ってなんだろう。 ...
○飯田 一史著『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか - 知られざる戦後書店抗争史』
この本は普通の書店がどんな背景から競争に敗れ消えていったかを掘り下げた本である。 書名が本屋が「消えていった」とか「なくなった」かという穏当な表現でなく...
今回は著名な小説家北上輝記が小田原で誘拐されたという事件。竜崎は小田原署に捜査本部を設置。犯人からの要求を待つ。普通誘拐事件は何らかの犯人からの要求があ...
ブックの日にブックオフに行くと、何かないかなと、読む本がたくさんあるのに、探してしまう。 この青木玉さんのエッセイが200円で売っているのを見て買ってし...
毎年楽しみにしている「東京バンドワゴン」の新刊『ザ・ネバーエンディング・ストーリー』が出たので、早速読んでみる。 このシリーズもついに20巻となる。本棚...
書名の通りこの本は幸田さんが各地の木を訪ね、そこに生えて、立っている木について書かれたものである。 これまで木についてそんなにじっくり見て考えるというこ...
私は図書館の貸出券をスマホのカバーケースに入れている。本を借りるときはそこからカードを取り出してバーコードを読ませるのだが、先日から貸出券のバーコードが...
この本は去年の神保町の古本祭で見つけた。 内容は当時発表してきた評論を集めたものだ。面白かったのは、作家たちの姿や性格、姿勢を論じているうちに、いつも「...
予約してた本を取りに行った本屋で、平台にあった幻冬舎の文庫本フェアーを見ていたらこの本が気になったので読んでみた。 雫井さんの作品は何か読んだ気がするが...
川本三郎さんの『旅先でビール』(潮出版社2005/11発売)の「運河駅」という次のような文章がある。 船橋と大宮を結ぶ東武野田線に運河駅という変わった名...
川本三郎さんの『旅先でビール』(潮出版社2005/11発売)の「運河駅」という次のような文章がある。 船橋と大宮を結ぶ東武野田線に運河駅という変わった名...
今野敏さんの『署長シンドローム』(講談社 2023/03発売)を読む。 竜崎が大森署を去って、新しく就任した署長、キャリアで美貌で持ち主の藍本小百合が主...
今年は昭和100年だそうだ。だからテレビでもよく昭和が取り上げられる。この本もその昭和100年の記念出版だ。そう帯に書いてある。あとがきには、 昭和の市...
今回もスピンオフ。ただこのスピンオフはこれまでの事件のその後や細かい内情が描かれ、このシリーズのファンには欠かせないものとなっている。 またこれまでは大...
前回読んだ『本なら売るほど 』の主人公が休日でも新刊書店に行く。 しかし毎日 セピア色の古本相手にしてると たまにはピカピカの 新刊を浴びたくなるよな...
第二巻の発売を楽しみにしていた。これまで古本屋や本屋を舞台にしてきたコミックを何冊か読んできたけれど、このコミックはいい。それぞれの光景がいい。 古本十月...
今回番外編として旧江戸川を取り上げる。実は旧江戸川を取り上げようか、どうしようか迷っていた。 これまで自分が住んでいる近くに、江戸時代から明治の重要な航...
横須賀基地付近の公園で刺殺体が見つかる。目撃者がいて、刃物を持った白人らしき男が逃走したという。場所が場所だけに、犯人はアメリカ軍人の可能性がある。そこ...
庄野潤三さんの『鉛筆印のトレーナー』小学館(2020/3発売)を読む。今回は前編孫のフーちゃん一色だ。4歳から5歳までのフーちゃんと庄野さん夫婦との関わ...
竜崎は神奈川県警刑事部長に着任する。その第一弾。東京町田で死体遺棄事件ある。そこは神奈川県に隣接するので、警視庁と合同捜査となる。当然伊丹刑事部長も登場...
前回竜崎に異動の話が出てきて、竜崎は動揺をする。これまで竜崎はキャリアの公務員には異動がつきもので、どこへ行こうと自分にすべきことをすればいいと思ってい...
警察上層部から続発するストーカー事件を防ぐべく、各警察署でストーカー対策に対応すべき部署を作るよう達しが来て、大森署でも対策チームが新設される。そこに自主...
今回も小数点が付いているので、これまでシリーズに出てくる人物ひとりひとりにスポットを当てた短編集だ。これはこれで面白い。で、それぞれの主人公たちが困った...
さて次なる川は新川、古川である。この川の名前はどこでもありそうな川の名前だ。私が今回挙げるこの川は、江戸川区を流れる川である。 新川は、中川(現在の旧中...
たぶん去年の今頃だと思うけれど、無印良品の日記を買い、それをこれまでつけてきた。日記とはいえ、大したことを書くわけでもなく、その日あったことなど羅列する...
この本は関東大震災の時に起こった朝鮮人虐殺が行われた土地を訪ね、その時の状況、その後を取材し、虐殺に至るメカニズムを解明していく。そして朝鮮人であるとい...
今回も簡単に書く。今回伊丹から国会議員の行方がわからなくなったから隠密に探してくれと依頼される。しかし竜崎は万全を期して、捜査態勢を整え、議員の行方を捜...
この4巻と5巻についてはざっくり書く。というのも図書館で予約して3ヶ月待った本の順番が回ってきたので、それをすぐ読みたいからだ。 さっそくこの巻について...
いわゆるシリーズものでその巻数に小数点がつくのは初めてで、このシリーズには他にもある。何だろうと思えば、これは隠蔽捜査のスピンオフのようだ。 今回は竜崎...
いつも行くブックオフにトラックが止まっていて、店から縛った本を荷台に放り投げている光景を見たことがある。それはおそらく客から買い取った本のなかで売値が付...
続いて隠蔽捜査の3巻を読む。まず最初に警察がよくやる一日署長をタレントにやらせるやつ。今回人気アイドルにそれをやらせるのだが、そのアイドルに署員がメロメ...
前回大森署で起きた事件で、責任を取って大森署の署長が更迭され、空白になった席に、やはり事件の責任をとる形でその大森署の署長に竜崎が左遷される。 大森署に...
この本も以前から気になっていた。今年初のミステリーとして期待した佐々譲さんの『秋葉断層』にがっかりしたので、再度仕切り直しと思い、手にする。 最初主人公...
久しぶりに雨が窓に打ち付け、雨滴が流れるのを見る。それほど雨が降っていなかった。 そんな日、世の中の大半は正月休みが終わったことだろう。自分が正月であろ...
小林清親のことを思い出したので、図書館で3冊ほど画集を借りてきて、見て、読む。他に評伝を1冊借りた。借りてきた画集で、これはいいな、と思うものを1冊自分...
この本は昔あった「内外タイムス」という、今で言うスポーツ新聞の性風俗を載せる新聞に近いものであったらしい。そこから特集記事を集めたものである。書名にある...
この本も庄野さんの初期の随筆集である。雑誌、新聞などに書いたものを集めたものだが、いいなあ、と思えるものがいくつかあった。 その一つが、庄野さんが考える...
伊集院さんは2023年11月24日に亡くなっているので、このシリーズはこれで最後になるはずだ。新刊が出る度に読んできたので、これで読めなくなるのは淋しい...
この本は庄野さんの第一随筆集である。この本の書名になった「自分の羽」が良かった。 私は自分の経験したことだけを書きたいと思う。徹底的にそうしたいと考える...
これまでその月で思ったこと、感じたことを、気の向くまま書いてきた。時には面倒になり書かなかったもあったが。そのタイトルを「思うままに」とか「今日」とか「...
旧中川の河口まで来て、小名木川とつながるところを見た。今度はその小名木川が隅田川とつながるところまで行ってみたい。 地図を見ると、この川は隅田川と旧中川...
庄野さんが64歳の時、夕方散歩に行こうと靴を履こうとしたが履けず、そのまま出て行こうとするのを奥様が止めて、直ぐ寝かせ、救急車を呼んだ。病院で脳内出血と...
昭和18年から昭和の終わりまで葛飾立石の長屋に住んでいた人たちの交流を描いたもの。毎年久子の夫春野基夫の祥月命日に久子の住人たちが集まる。みんな「明日が...
いわゆる携帯電話を持ち始めたのはいつの頃だったろう。50代か40代後半かもしれない。いずれにしても20年は経っていないはずだ。それから、あちこちで携帯で...
とにかく荒川放水路までたどり着いた。そして下流にある平井大橋を渡り、荒川、中川を越え、反対岸に出て、旧中川の始まりからスタートする。 本来なら中川はその...
続いてアーナルディル・インドリダソンの捜査官エーレンデュルシリーズがもう6作目『印』(東京創元社 2022/05発売)を読む。 先月読んだものより今回の...
○大平 一枝 著 /難波 雄史 写真 『そこに定食屋があるかぎり』
写真を見るとどれこれも美味しそうである。実際美味しいのだろう。安くて、量が多く、そして美味しい、これが定食屋の魅力であろう。このボリュームだと、今の私には...
『白鳥とコウモリ』の五代努シリーズ第二弾。 事件は都内の高級住宅街で火事が発生し、焼け跡から都議会議員藤堂康幸と元女優である妻江利子の遺体が発見される。...
○改訂版 新中川通水記念公園から中川を荒川放水路に沿うところまで行く(私の気になる川3)
中川放水路の始まるところまで来て、中川がそこで大きく蛇行するのを見た。せっかくここまで来たのだから、この蛇行した中川の行く先まで行って、荒川放水路と並行...
以前から荷風関係で行ってみたいと思っていた浄閑寺へ行ってみた。 浄閑寺は新吉原の遊女らの供養を行ってきた寺として知られ、安政2年(1855)の大地震で犠...
今年の神田古本祭では、たまたま偶然なのだが、気がついたら隅田川を主題にした本を数冊買っていた。 その一冊がこの本である。「隅田川」「川女」「水の町」「赤...
著者はかつて私がよく見ていたテレビ番組あの“くもじい”と“くもみ”がキャラクターの「空から日本を見てみよう」というデレクターをやっていた人で、今でも「家...
この巻は昭和七年から昭和十年を収録してある。ここでも満州事変勃発以降の政治・経済・社会の変化は敏感に反映されている。 1.社会の変化 昭和7年2月11日...
庄野潤三さんの『ピアノの音』(講談社 1997/04発売)を読み終える。この本は今私は手に入れることが出来ずにいる。なので図書館で借りてくる。(今月末に...
千寿子さんは庄野潤三夫人である。その千寿子さんが長女夏子さんに宛てた“サンキュー・レター”である。 庄野家では人に何かしてもらったときにお礼の手紙を書く...
○川本 三郎 著『遠い声/浜辺のパラソル - 川本三郎掌篇集』
川本さんには珍しい篇小説集である。たぶん昔書かれたもののようである。というのも昔出版された川本さんの本を読んだ時、ここにあるものを読んだ気がする。おそら...
庄野さんの随筆集である。三部構成になっており、最初は身辺雑記で二部、三部が評論や作品紹介になっている。 身辺雑記はこれまで読んできた庄野さんの「家族小説...
○新中川通水記念公園から中川を荒川放水路に沿うところまで行く
中川放水路の始まるところまで来て、中川がそこで大きく蛇行するのを見た。せっかくここまで来たのだから、この蛇行した中川の行く先まで行って、荒川放水路と並行...
こんな古い本を手にしたのは、中川船番所資料館で「荒川と江東」という特別展示のパンフレットを見たからである。そのパンフレットに昭和20年頃の小松川閘門写真...
この本はちょうど図書館で借りていた本と同じであった。ただこの本は図書館で借りていた本の復刻版であったことは以前書いた。それでもこの本だって、50年前の本...
68歳の誕生日。鎌倉パスタで妻と二人でランチ。案内された席の隣には、大学生かまだ学生気分が抜けない男2人と女2人。周りは静かにしゃべりながら食事をしてい...
庄野さんの本は手に入れたところから読んでいる。本当は順番に読んだ方が経過がわかっていいのだが、仕方がない。 今回フーちゃんはもう高校生になっていた。高校...
続いて『日乗』の2巻目に入る。この巻は昭和二年から六年まで。今回も前回同様、自分が興味が湧いたところ、あるいは面白いと思ったところを書き出す。例によって...
考えてみると、ここのところ荷風の本や関係本ばかり読んでいて、他の本を読んでいないことに気づく。 だからというわけじゃないが、気分転換も兼ねて、庄野潤三さ...
いつまでたっても涼しくならないので、涼しくなったら出かけようと思っていても出かけられない。そこで暑い中、思い切って出かけた。行く先は、上平井水門と市川市...
川本三郎さんの『ちょっとそこまで』(彌生書房 1985/07発売)を再読する。 以前読んだときは感じなかったのだが、この本の川本さんの文章は“汚い”な、...
これまで城東電車や玉の井など遊郭を調べるために、図書館にある『荷風全集』の『断腸亭日乗』を借りて、つまみ読みしてきた。そうしている内にこれを全部読んでみ...
前回『山田さんの鈴虫』を読んだとき、いつも庄野さんに花を届けてくれる清水さんが亡くなったことを知った。 庄野さん奥様が手作りの餃子を清水さんに届けるため...
この本は以前読んでいる。当時庄野さんの作品を読み始めたばかりで、この本の素晴らしさがわからなかった。 ここのところ庄野さんの所謂“家族小説”にはまると、...
雑誌「東京人」に連載している川本三郎さんの「東京つれづれ日誌」をつまみ読みしているが、それをまとめた本が3冊あり、それを読み終える。この3冊は以前に図書...
気がつくと、庄野さん家族小説が中毒になっている。読んでいて落ち着いてくる。 その老夫婦の静かな暮しが、その後、ゆっくりとしたペースで毎年のように、読者...
この本はまず、「大人になってから、読書が楽しめなくなった」、「仕事に追われて、本を読む時間が持てない」、「でも、疲れていて本が読めなくても、スマホは見て...
私がいる部屋には男の私がいる部屋に似合わずぬいぐるみが置いてある。それらは孫がこの部屋いるとき、可愛がっていたものである。孫が座っておやつなどを食べてい...
久しぶりに佐伯さんの新刊だ。この作品は紀行文の中に私小説の手法を取り入れた作品だ。これかつて読んだ『山海記』と似たような手法の作品だな、と感じた。 今回...
〇谷頭 和希 著 『ブックオフから考える―「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』
ブックオフにはほかにも読まれなかった本たち、あるいは必要とされなくなった本たちの悲しみがそこかしこに詰まっている。不必要なものたちが、ただそれだけの巡り...
我が家の近くを流れるのが新中川である。仕事を辞めてから散歩をするようになって、新中川の土手をよく歩くようになった。そのため新中川が身近に感じるようになっ...
我が家の近くを流れるのが新中川である。仕事を辞めてから散歩をするようになって、新中川の土手をよく歩くようになった。そのため新中川が身近に感じるようになっ...
仕方なく漢和辞典と首っ引きで一ページ、二ページと読んでいったものだ。そのまま何百ページかを読み進めなければいけないのかと思っていたが、信じられないことが...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
ここで何度も書いているように私は一太郎ユーザーである。私のパソコン歴はWindows3.1時代から始まるが、このときから一太郎を使ってきた。当時Word...
○ヘレーン・ハンフ編著/江藤 淳 訳 『チャリング・クロス街84番地 (増補版)』
この本はかなり昔に読んだ。今回この本を再度手にしたのは増補版として後日譚として「その後」が収録されていたからだ。 これは1949年からアメリカのニューヨ...
近くのヨーカドーにある八重洲ブックセンターで『おじさまと猫』の新刊を買う。レジで会計するとき、袋は有料と言われるのはどこでも同じ。カバーは無料と言う。 ...
庄野潤三さんの『貝がらと海の音』を読む。最近庄野さんの本はお気に入りだ。そこに描かれる家族風景が好きだ。 考えてみるとこれまで家族を描いた話は、だいたい...
島田さんの最新のエッセイ集。これまで書かれた散文を集めたもの。学生時代、就職、アルバイト時代の話の中で文学に触れてきた自身を語る。 その中で、世の中には...
田尻久子さんの『これはわたしの物語』で紹介された本の中から、ちょっと読んでみようかな、と思った本を図書館で借りてきたのだが、それぞれ数ページ読んでみて、...
熊本で小さな本屋と喫茶店をやっている店主の田尻さんのエッセイ三冊を続けて読んだ。『橙書店にて』『みぎわに立って』『これはわたしの物語』だ。 田尻さんが営...
荒川知水資料館はこれで三度目である。一番最初は小学校の社会科見学でここに来ている。そして二度目は二年前、荒川に興味を持ち始めて、ここに荒川掘削の関係資料...
どうしても沢野ひとしさんというと、椎名誠さんがデビューしたての頃“スパーエッセイ”と称していたエッセイに沢野さんも度々登場する。そこに書かれている沢野さ...
〇平松 洋子 著 『買えない味』『忙しい日でも、おなかは空く。』
平松さんの食の本2冊を読む。食の本と書いたが、食だけでなく食にまつわる日用品、小物など、ちょっとした楽しみ方も“平松流”として紹介している。そこには極々...
今日郵便受けに二冊の本が入っていた。一冊はAmazonマーケットプレイスで、もう一冊はメルカリで注文したものだ。 別に“ポイ活”を進んでしているわけでは...
川本三郎さんの『荷風好日』(岩波書店 2002/02発売)を再読する。この中で「荷風と戦後」という文章が興味深かった。 荷風は昭和三十四年に亡くなってい...
今日は今年最高の気温になったというが、湿度が低いため、カラッとした暑さで、風も少し吹いて、どちらか言えば心地良い。 そんな中、ほとんど一年中消毒や肥料や...
母の日に妻にピンクのカーネーションの一輪挿しを二本買う。 この日、妻と一緒にいつものスーパーへ買い物に出た。カーネーションはもちろんスーパーでの花売場に...
この著者の本は数冊読んできているが、読む度に、この人は本当に本が好きなんだなあ、と感じる。一つ一つの文章には本に対する愛情が溢れている。しかも普通本好き...
〇三上 延 著 『ビブリア古書堂の事件手帖〈4〉扉子たちと継がれる道』
このシリーズ、もういいやと思いつつ、ついつい気になってしまい、新刊が出たら読んでしまっている。 私がもういいや、と思い始めたのは、栞子の母親智恵子が出し...
この本は永井荷風の「濹東綺譚」と玉の井の関係を語った論評である。 ここでは荷風の作品をいわゆるテキスとして見る。文章の構成のしかた、あるいは作品の中にお...
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鹿島さんには『神田神保町書肆街考』という本がある。この本も以前に読んでいるのだが、神保町という一地域に限って書かれていても、それの歴史が日本の大学の歴史...
やっと『日乗』の5巻の書き出しを終える。これからは4巻と一緒にまとめていくことになるが、どうやってまとめていったらいいのか悩む。とにかく『日乗』には興味...
本当に久しぶりに柳田さんの本を読む。もう何年読んでなかっただろう。一時は新刊が出る度に読ませてもらっていたけれど。 そもそも「死後生」ってなんだろう。 ...
この本は普通の書店がどんな背景から競争に敗れ消えていったかを掘り下げた本である。 書名が本屋が「消えていった」とか「なくなった」かという穏当な表現でなく...
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書名の通りこの本は幸田さんが各地の木を訪ね、そこに生えて、立っている木について書かれたものである。 これまで木についてそんなにじっくり見て考えるというこ...
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この本は去年の神保町の古本祭で見つけた。 内容は当時発表してきた評論を集めたものだ。面白かったのは、作家たちの姿や性格、姿勢を論じているうちに、いつも「...
予約してた本を取りに行った本屋で、平台にあった幻冬舎の文庫本フェアーを見ていたらこの本が気になったので読んでみた。 雫井さんの作品は何か読んだ気がするが...
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川本三郎さんの『旅先でビール』(潮出版社2005/11発売)の「運河駅」という次のような文章がある。 船橋と大宮を結ぶ東武野田線に運河駅という変わった名...
今野敏さんの『署長シンドローム』(講談社 2023/03発売)を読む。 竜崎が大森署を去って、新しく就任した署長、キャリアで美貌で持ち主の藍本小百合が主...
今年は昭和100年だそうだ。だからテレビでもよく昭和が取り上げられる。この本もその昭和100年の記念出版だ。そう帯に書いてある。あとがきには、 昭和の市...
今回もスピンオフ。ただこのスピンオフはこれまでの事件のその後や細かい内情が描かれ、このシリーズのファンには欠かせないものとなっている。 またこれまでは大...
前回読んだ『本なら売るほど 』の主人公が休日でも新刊書店に行く。 しかし毎日 セピア色の古本相手にしてると たまにはピカピカの 新刊を浴びたくなるよな...
第二巻の発売を楽しみにしていた。これまで古本屋や本屋を舞台にしてきたコミックを何冊か読んできたけれど、このコミックはいい。それぞれの光景がいい。 古本十月...
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熊本で小さな本屋と喫茶店をやっている店主の田尻さんのエッセイ三冊を続けて読んだ。『橙書店にて』『みぎわに立って』『これはわたしの物語』だ。 田尻さんが営...
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平松さんの食の本2冊を読む。食の本と書いたが、食だけでなく食にまつわる日用品、小物など、ちょっとした楽しみ方も“平松流”として紹介している。そこには極々...
今日郵便受けに二冊の本が入っていた。一冊はAmazonマーケットプレイスで、もう一冊はメルカリで注文したものだ。 別に“ポイ活”を進んでしているわけでは...
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今日は今年最高の気温になったというが、湿度が低いため、カラッとした暑さで、風も少し吹いて、どちらか言えば心地良い。 そんな中、ほとんど一年中消毒や肥料や...