メルカリで500円分のポイントの期限が近づいていて、何となく使わないと損みたいな感じになっていた。だけど欲しい本がこれといって今はないので、さて、どうし...
メルカリで500円分のポイントの期限が近づいていて、何となく使わないと損みたいな感じになっていた。だけど欲しい本がこれといって今はないので、さて、どうし...
甘粕事件をWikipediaで調べると次のようにある。 甘粕事件(あまかすじけん)は、1923年(大正12年)9月16日にアナキスト(無政府主義思想家)...
この作品は伊藤野枝を主人公とする。彼女をテーマにした作品は以前瀬戸内寂聴さんの『美は乱調にあり』『諧調は偽りなり』を読んでいるので、彼女の生き様は大体知...
去年から悩まされている首から肩にかけての痛みがここのところなくなってきている。 それまでロキソニンテープを毎日貼っていたのだが、ここのところそれを貼らな...
ここのところちくま文庫よく読んでいる。というか、ちくま文庫が好きなのである。アンソロジーなどは選者に難点や違和感を感じることがあるけれど、その企画が面白...
(この文章は、以前「土州橋病院」というタイトルで書いたものの修正版である。私は中洲病院と土州橋病院が同じと勘違いしていた。確かに両院とも大石貞夫の病院であ...
大杉栄と伊藤野枝、そして甥の宗一(大杉の姉のあやめの子)が1923(大正12)年の9月16日の夜、関東大震災に伴う未曾有の混乱の中甘粕正彦憲兵大尉らによ...
これまでは本屋をやっていた会社に勤めていたし、また自分も本屋で働いていたこともあって、本は書店で買って読むもの、とずっと思っていた。 ところが読みたくて...
〇ピート・ハミル 著 /高見 浩 訳 『ニューヨーク・スケッチブック』
私がブルックリンでともに育った連中では大部分は、『歴史』と切り離されて生きていたことを、私は知っている。むろん、なかには戦争で闘った者もいれば、法廷で短...
この本は帯にも書いてあるが、沢木さんの「30年分の豊潤なブック・エッセイ」である。 書評だけでなく、本そのものについて、あるいは本屋について、また自分の...
所用を済まし、丁度昼時だったので、妻と待ち合わせ、食事をした後、近くにあるブックオフへ寄る。 今日はブックの日であった。別に目当ての本があるわけではない...
〇東海林 さだお 著 『大盛り!さだおの丸かじり―酒とつまみと丼と』
久しぶりに東海林さだおさんのエッセイを読む。今回は週刊朝日に連載されていた「あれも食いたい これも食いたい」の傑作選である。 ちなみにこの「あれも食いた...
今度のデスクトップパソコンは一体型で、マウスはもちろん、キーボードまで無線で、煩わしいコードがない。それはそれでいいのだが、それでもこれまでの周辺機器に...
我が家にはパソコンが2台ある。ひとつは私個人で使っているこのノートパソコンと、家族で使っているデスクトップパソコンである。 そのデスクトップパソコンの電...
正月元旦に能登で大きな地震が起こり、未だに避難生活を続けている住民が多くいる。ライフラインもかなりのダメージを受けているようで、その復興の兆しさえなかな...
川本さんの本で東京に関する本や紀行文などはほとんど読んでいるが、この本だけは読んでいなかった。古い本で今から29年前に出版された本である。 書名の『火の...
ちくま文庫得意のアンソロジー集である。ただこの文庫のアンソロジーはあまり面白くないのが難点である。選者が私向きに選んでくれないからかもしれない。 古本を...
この本を読んで、勘違いをしていたことに気がついた。 それは荷風が通っていた大石貞夫医師の開いた中洲病院と土州橋病院が同じだと思っていたのだ。確かに中洲病...
大分乾燥が進んできた。私がそれを実感するのは足のスネやその裏側が痒くなり始めることである。いわゆる老人性乾皮症である。とにかく足が痒くなることで、空気の...
〇井上 明久 著 /薮野 健 絵 『荷風2時間ウォーキング』
実際、日本近代の作家たちの中で荷風ほどよく歩いた人はいない。そしてそれをよく記録し、また作品の中によく生かした人はいない。荷風が歩くことをこよなく好み、...
ゴッホの自殺の真相に迫るアートミステリー。 高遠冴が勤める小さなオークション会社に一人の女性が錆びたリボルバーを持ち込む。それはゴッホが自殺した時に使...
“私”は、「くっそくっそくっそ田舎のくっそ田舎者」で、東北の地方都市にある大学に進学する。もともと“私”には、 昔から私には親しい友人がいない。学校で挨...
この作家の本を読むのは初めてだ。どんな人なのかよく知らなかった。ただ題名に惹かれて手に取った。 ウィキペディアによると、松下竜一は、 自然保護、平和など...
台湾語でサリンのこと「沙林」と書く。サリンといえばオウム真理教で、この本はオウム真理教が起こした数々の事件を追ったものであり、オウム真理教の実態を追った...
〇河北新報社報道部 著 『止まった刻(とき)―検証・大川小事故』
私は大川小の事故についてもう少し知りたくて、この本を読んだ。 2011年3月11日14時46分に三陸沖でM9.0の巨大地震が発生。石巻市で震度6弱を観測...
谷口桂子さんの『吉村昭の人生作法―仕事の流儀から最期の選択まで』(中央公論新社 2022/06発売 中公新書ラクレ)を読む。 ここには吉村さんの用心深さ...
〇リチャード・ロイド・パリー 著 /濱野 大道 訳『津波の霊たち―3・11死と生の物語』
この本はイギリス《ザ・タイムズ》紙のアジア編集長であり、東京支局長のリチャード・ロイド・パリーの東日本大震災についてのルポルタージュである。 私は東日本...
ここのところノンフィクションや評論・評伝など、小難しい本ばかり読んでいたものだから、小説が読みたくなった。 たまたまいつも見ているNHKの番組で映画監督...
喫茶店に勤めて五年、著者は店を辞めた。 この本は喫茶店を辞めてからのその後の著者の生活が描かれる。著者は店を辞めて、結婚し、新しい生活を始めるが、これま...
『税金で買った本』 〈9〉(講談社 ずいの/系山冏 2023/11発売 ヤングマガジンKC)を読む。今回はまず図書館の朝から始まる。開館前、清掃、新しい...
〇土方 正志 著 『仙台あらえみし日和―杜の都で本と暮らす』
著者は仙台で「荒蝦夷」という出版社をやっている人で、編集者であり、作家であり、エッセイストである。その上に「古本あらえみし」という古本屋まで始めているほ...
昔大手町の第三合同庁舎(新型コロナウィルスワクチンの集団接種会場になったところ)の地下の売店の一角にある本屋で働いていた。 この庁舎には省庁の出先機関が...
旧江戸川の市川側の常夜灯公園にある常夜灯を見に行った。実は去年の今頃、旧中川の始まりと終着点を見に行っている。それについて書いていたのだが、面白いことが...
〇司馬遼太郎記念館 編集『司馬遼太郎』・『没後20年司馬遼太郎展-21世紀“未来の街角”で』
司馬遼太郎記念館で購入した図録、『司馬遼太郎』と『没後20年司馬遼太郎展-21世紀“未来の街角”で』の二冊を読んでみる。読んでみるといっても、図録なので...
一巻のあと続けて二巻が発売されたので読んでみた。一巻に比べ今回は昔読んだ五木さんのエッセイにもあったことが書かれていて、ちょっと懐かしかった。 得意料理...
原田マハさんの『やっぱり食べに行こう。』(毎日新聞出版 2021/11発売 毎日文庫)を読む。 原田さんは日本、フランス、スペインなどヨーロッパ各地を取...
〇篠田 謙一 著 『人類の起源―古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』
新書を読むのにこんなに時間がかかったのは久しぶりだ。体調が良くないこともあるが、やはり最新の科学の進歩について行けず、私は難しかった。 とにかく700万...
著者は大正十年、日本橋掘留の織物問屋に生まれた。だから日本橋には思い入れがある。この本はそんな著者が日本橋を歩き、かつてあった日本橋の姿を語る。特に日本...
この本は先に読んだ本の雑誌編集部 編 『本屋、ひらく』で知った。どうやら独立系本屋のちょっとしたバイブルになっている本のようだ。本屋をやってみたいという...
新型コロナウィルスワクチンの7回目接種の予約を通っている胃腸科で入れる。接種は10月になった。そして11月に胃カメラの予約も入れる。 来週には歯医者の半...
実を言うと、今日、本屋に行く前に整形に行った。処方箋を書いてもらい、薬局でロキソニンテープをもらった。その時薬局ではレジ袋に入れ、渡された。 そういえば...
Honya Clubに予約した本が入荷したとメールが届き、一駅先のあゆみブックスへ受け取りに行く。会計を済ますと、店員は「このままでいいですか?」と無愛...
〇川上 浩司 著 『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?―不便益という発想』
まったく長い書名である。普通図書館で検索するとき、普通書名を入力するのだが、今回は著者名を入れて、そこからこの本を探し出すことになった。 なぜわざわざこ...
先日NHKBSでこの本を原作としたドラマを見た。なかなかいいドラマであったので、原作を読みたくなった。 川岸奈緒は夫に裏切られ、相手の女性に子供が出来て...
川本三郎さんの『いまむかし東京町歩き』(毎日新聞出版 2012/08発売)を読む。これは集めている川本さんの「東京本」の一冊。 再度読みかえしても新しい...
去年の神田古本祭りで買ったを首や肩の痛みを騙しながら読む。 この本も庄野潤三さんの晩年の穏やか家族の模様を描いたもの。日々の時間がゆっくりと流れる感じで...
この本は去年神田古本祭りで買ったものだ。買った時も書いたけれど、この本、今から23年前の本。とにかく新品同様で、とても23年前の本とは思えない。 私は庄...
急にWi-Fiがつながらなくなる。Wi-Fiを飛ばしているルーターが壊れたのかなと思いきや、KDDIに確認してもらうと、WANを繋いでいるAtermの不...
以前から行ってみたいと思っていた司馬遼太郎記念館に行けることになった。 これまで開高健さん、吉村昭さん、池波正太郎さんの記念館に行っている。もちろん好き...
川本三郎さんの『それぞれの東京―昭和の町に生きた作家たち』(淡交社 2011/01発売)を読む。この本は東京に関わりのある作家、詩人、画家など、どう東京...
川本三郎さんの『それぞれの東京―昭和の町に生きた作家たち』(淡交社 2011/01発売)を読む。この本は東京に関わりのある作家、詩人、画家など、どう東京...
〇川上 浩司 著 『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?―不便益という発想』
まったく長い書名である。普通図書館で検索するとき、書名を入力するのだが、今回は著者名を入れて、そこからこの本を探し出すことになった。 なぜわざわざこんな...
いわゆる“独立系本屋”と呼ばれる本屋を開いた人たちの話を集めた本である。 今や普通の街の本屋さんがどんどんなくなっていき、こういう“独立系本屋”か資本を...
この本は橋本さんの子供の頃の風景を描いた自叙伝であった。なるほどこういう自叙伝を出版したいと個人で思う人が、文芸社を利用するのだな、と思ったし、だから文...
朝顔の花が咲いた。ただ困ったことがある。ダイソーで買った肥料の油かすを施したら、そこから変なキノコが生えてくるのだ。たぶんこの油かすにキノコの菌が付いて...
昨日整形外科の先生と余談で春江橋の話になった。私がこの病院に仮設の歩道用(自転車も通れる)橋を渡って来たことから話が始まった。 今春江橋は老朽化のため架...
相変わらず荷風三昧である。 この本は千葉県市川市で市民参加の荷風忌を行うために、市川市民が知っている荷風についての逸話を募り、それを著者がまとめた。 例...
ここのところ荷風について書かれた本ばかり読んでいるが、それぞれ面白い。各々の視点で荷風を語っている。逆に言えば荷風はそれだけいろいろな切り口でが見ること...
美しい本である。 この本も荷風のことを書きたくて参考資料ととして読んだ。今回は資料以外に、知ったことを書きたい。 森鴎外の『雁』という作品がある。その主...
今年は雨が続く。やっと梅雨の晴れ間に恵まれ、予報を見てもしばらく雨はなさそうなので、やっとさつきの消毒が出来る。今年は長雨のせいか、やたら葉に虫が付いて...
かなり古い本である。先に相磯凌霜さんの本を読んでこんな対談集があることを知った。 奥付を見ると、昭和三十年となっている。荷風が死んだのが三十四年だから、...
常盤さんの私小説。 秋子という実の親を知らない貰いっ子で、十代でぐれてしまい、中絶し、男から男へとわたりあるき、四十をとうに過ぎて、やっと自分の店を持っ...
午前3時過ぎ、スマホがけたたましく鳴る。緊急地震速報とは違う鳴り方で、何だろうと画面を見ると、中川に氾濫の危険性ありというのもだった。叩き起こされた感じ...
この本は荷風が昭和二十年一月から昭和三十四年四月に亡くなる市川時代について書かれた本である。 だからその市川時代についてこれまで知り得なかったことがわか...
今回はこの本の内容より、この本自体について書きたい。 この本は手元にあるものと思っていた。この本は山口瞳さんの追悼集で、山口瞳ファンとしては持っていてい...
ここのところ荷風関係の本ばかり読んでいる。最初は図書館で借りてくるのだが、これが面白く、手許に置きたくなって、ついついAmazonマーケットプレイスで古...
この本、確か以前玉の井を歩くにあたり参考にしたような気がする。今回、文庫本を手に入れたので、最初から読んでみたというか、写真集なので見ても楽しんだ。 私...
村上春樹さんの新作は六年ぶりだという。なので新作が出ると知ってから、読むのを楽しみにしていた。そして村上春樹ワールドを十分堪能した。 読んでいて、今回の...
相変わらず相磯凌霜の『荷風余話』読んでいる。が、少々疲れたので漫画『スラムダンク』を引っ張り出す。今中国でスラムダンクの映画が大ヒットしているというニュ...
コミック『税金で買った本』(ヤングマガジンKC 講談社 2023/05発売)の7巻を読む。今回は図書館の蔵書点検の話。図書館の書架にある本を全部確認する...
東京日記ももう7巻目となった。相変わらず日常をシュールに描く。ちょっとおかしくないか、と思いつつ、ついつい読んでしまう。なかなか自分と重ね合わせるところ...
幻戯書房の目録を見ていたらいくつか面白そうな本があった。この本もその一つ。坪内祐三さんの本はもういいかな、と思っていたけれど、なんか面白そうなので読んで...
村上春樹さんの『街とその不確かな壁』を読み終える。これでまた『断腸亭日乗』に戻れる。(4月16日) 木村聡さんの『赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて』...
この本は発売された2000年に買ってすぐ読んだ本である。去年本棚の大々的整理をして、この本が目に留まり、また読んでみたくなり、今日読み終える。 当時この...
キャリアの樫山順子は、北海道警捜査二課長に異動となり、飛行機で向かうつもりでいたが、切符が取れず、北海道新幹線で向かうこととなった。 予約の取れない空路...
孫が通っている小学校の分校が昔あったところが公園みたいになっているが、そこの桜がきれいだった。 以前目黒川の桜を見に行ったことがあるが、確かにきれいだっ...
『ナンバー』『トラップ』は警視庁刑事部捜査二課の知能犯係(ナンバー)の第三知能犯捜査係(三知)に所属する西澤辰巳を主人公とする連作短編集である。三知は企...
〇吉野 俊彦 著 『「断腸亭」の経済学―荷風文学の収支決算』
著者はエコノミストで、森鷗外の研究者でもあるそうだ。その研究の中で荷風が師と仰ぐ鷗外をどう思っていたかを知るために『断腸亭日乗』を読んだという。 しかし...
WBCの準々決勝、日本はイタリアと対戦。先発は大谷。初回から気合いの入った投球。しかし5回息切れみたいに、イタリアに2点入れられ、交代。7回にはダルビッ...
〇山本善行/清水裕也 著 『漱石全集を買った日 - 古書店主とお客さんによる古本入門』
この本が夏葉社の本とは知らなかった。何かと夏葉社の本に縁がある。 書名は『漱石全集を買った日』となっているが、これは古本屋の山本さんと、客の清水さんの古...
花粉がピークだという。例年花粉症に悩まされるが、今年も同様に、薬を飲まないと、目が痒く、鼻水が止まらなくなる。 わが家の梅は花を付けるのは遅いようで、今...
荷風の『断腸亭日乗』を毎日少しずつ読んでいるのだが、荷風と二世左団次(屋号は高島屋、俳名に杏花・松莚。本名は高橋榮次郎。『断腸亭日乗』では統一性がなく、...
この本は以前図書館で文庫本で借りて読んだ。今回、その親本を去年の神田古本祭りで手に入れたのでそれを読んだ。 それにしてもこの本、今から30年以上前に出版...
毎月一回通っている泌尿器科に行き、前立腺の薬をもらいに行く。 その後、スマホの機種変更をするため、ドンキの中にある携帯販売代理店へ行く。 最初AQUOS...
平松洋子さんの本はこれといってどこがいいのかと聞かれてもよくわからないが、とにかく読んでいて気持ちがいい。書店や図書館で見かけると、ついつい手に取ってし...
『断腸亭日乗』の昭和七年六月まで読む。そして吉野俊彦さんの『「断腸亭」の経済学』(NHK出版 1999/07発売)をその後、読んでいる。この本、書名の通...
〇春日 昌昭 写真 /佐藤 嘉尚 文 『40年前の東京―昭和38年から昭和41年 春日昌昭のトウキョウ』
この本は1964年の東京オリンピック前後の東京の風景を撮った写真集である。今からおよそ60年前となる。 川本三郎さんが東京はたえず「普請中」と言っている...
この本を読んでいて、浅草がはるか昔、大陸からの入植によってでき上がった町だというのが興味深かった。 どういうことかというと、 この浅草という町は、浅草寺...
『司馬遼太郎の言葉 2』を読む。このシリーズの巻末に「菜の花忌シンポジウム」の模様が掲載されている。その四人のパネリストの中にあの東出昌大君がいる。彼が...
この作品は今回の芥川賞受賞作である。それをすぐ読んでみたいと思ったのは、作者が仙台にあるジュンク堂書店の店員で、東日本大震災を描いているから興味を持った...
この本は川本三郎さんの本で知った。なんか面白そうだな、と思い、図書館で借りて来た。 話は主人公の牧村が廃線となった奥多摩の小河内線を訪れた時、鉄道マニア...
〇池内 紀 著 『すごいトシヨリBOOK―トシをとると楽しみがふえる』
年を取っても群れることをやめられない。 特に男性の場合、会社勤めも含めてずっと組織なり集団でやって来たから、自立した個人という意識が少ない。常に連絡し合...
向井透史さんの本でまだ読んでいないをこの本を読んだ。 先に読んだ『早稲田古本劇場』と比べて、まだ著者が古本屋としてやっていく確たる自信みたいなものに悩ま...
〇向田 邦子 著 『父の詫び状』『眠る盃』『無名仮名人名簿』『霊長類ヒト科動物図鑑』『夜中の薔薇』『女の人差し指』『男どき女どき』
以前から読んでみたいと思っていた向田邦子さんのエッセイを全集で読んでみた。 記憶というのは、糸口がみつかると次から次へと自然にほどけてくる。(父の詫び状...
この本は小説の中に、または映画の中に、かつて走っていた鉄道を振り返るものである。 昔は大動脈だけでなく、地方にそれこそ地域密着にした鉄道が走っていた。そ...
この本は定期的に送られて来る「日本の古本屋」のメールから知った。以前に向井さんの本は読んでいるので、気になり読んでみた。 私は向井さんが経営する古書現世...
年末年始は例年通り、静かに本を読んで過ごす。テレビもほとんど見ない。毎度馬鹿馬鹿しい、出演者が自分たちだけ楽しんでいるのを見ていて何が面白いのか、よくわ...
毎日変わらない生活をしている。それで満足しているし、不満もない。大きな変化はない代わりに、小さな変化はすぐ見てとれる。たとえば、この寒い中、庭木のサツキ...
何となくこの本を手に取り、読みかえした。この本は沢木さんが父親を看取り、その死を、そして生前の父親を思い出の中から描き出す。 沢木さんの姉たちは、「お父...
この本は今年の「このミステリーがすごい!」と「ミステリーが読みたい」の第一位に選ばれた作品。 確かにこれまでにない展開と警察との駆け引き、そして謎解きは...
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メルカリで500円分のポイントの期限が近づいていて、何となく使わないと損みたいな感じになっていた。だけど欲しい本がこれといって今はないので、さて、どうし...
甘粕事件をWikipediaで調べると次のようにある。 甘粕事件(あまかすじけん)は、1923年(大正12年)9月16日にアナキスト(無政府主義思想家)...
この作品は伊藤野枝を主人公とする。彼女をテーマにした作品は以前瀬戸内寂聴さんの『美は乱調にあり』『諧調は偽りなり』を読んでいるので、彼女の生き様は大体知...
去年から悩まされている首から肩にかけての痛みがここのところなくなってきている。 それまでロキソニンテープを毎日貼っていたのだが、ここのところそれを貼らな...
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大杉栄と伊藤野枝、そして甥の宗一(大杉の姉のあやめの子)が1923(大正12)年の9月16日の夜、関東大震災に伴う未曾有の混乱の中甘粕正彦憲兵大尉らによ...
これまでは本屋をやっていた会社に勤めていたし、また自分も本屋で働いていたこともあって、本は書店で買って読むもの、とずっと思っていた。 ところが読みたくて...
私がブルックリンでともに育った連中では大部分は、『歴史』と切り離されて生きていたことを、私は知っている。むろん、なかには戦争で闘った者もいれば、法廷で短...
この本は帯にも書いてあるが、沢木さんの「30年分の豊潤なブック・エッセイ」である。 書評だけでなく、本そのものについて、あるいは本屋について、また自分の...
所用を済まし、丁度昼時だったので、妻と待ち合わせ、食事をした後、近くにあるブックオフへ寄る。 今日はブックの日であった。別に目当ての本があるわけではない...
久しぶりに東海林さだおさんのエッセイを読む。今回は週刊朝日に連載されていた「あれも食いたい これも食いたい」の傑作選である。 ちなみにこの「あれも食いた...
今度のデスクトップパソコンは一体型で、マウスはもちろん、キーボードまで無線で、煩わしいコードがない。それはそれでいいのだが、それでもこれまでの周辺機器に...
我が家にはパソコンが2台ある。ひとつは私個人で使っているこのノートパソコンと、家族で使っているデスクトップパソコンである。 そのデスクトップパソコンの電...
正月元旦に能登で大きな地震が起こり、未だに避難生活を続けている住民が多くいる。ライフラインもかなりのダメージを受けているようで、その復興の兆しさえなかな...
川本さんの本で東京に関する本や紀行文などはほとんど読んでいるが、この本だけは読んでいなかった。古い本で今から29年前に出版された本である。 書名の『火の...
ちくま文庫得意のアンソロジー集である。ただこの文庫のアンソロジーはあまり面白くないのが難点である。選者が私向きに選んでくれないからかもしれない。 古本を...
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大分乾燥が進んできた。私がそれを実感するのは足のスネやその裏側が痒くなり始めることである。いわゆる老人性乾皮症である。とにかく足が痒くなることで、空気の...
実際、日本近代の作家たちの中で荷風ほどよく歩いた人はいない。そしてそれをよく記録し、また作品の中によく生かした人はいない。荷風が歩くことをこよなく好み、...
花粉がピークだという。例年花粉症に悩まされるが、今年も同様に、薬を飲まないと、目が痒く、鼻水が止まらなくなる。 わが家の梅は花を付けるのは遅いようで、今...
荷風の『断腸亭日乗』を毎日少しずつ読んでいるのだが、荷風と二世左団次(屋号は高島屋、俳名に杏花・松莚。本名は高橋榮次郎。『断腸亭日乗』では統一性がなく、...
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平松洋子さんの本はこれといってどこがいいのかと聞かれてもよくわからないが、とにかく読んでいて気持ちがいい。書店や図書館で見かけると、ついつい手に取ってし...
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以前から読んでみたいと思っていた向田邦子さんのエッセイを全集で読んでみた。 記憶というのは、糸口がみつかると次から次へと自然にほどけてくる。(父の詫び状...
この本は小説の中に、または映画の中に、かつて走っていた鉄道を振り返るものである。 昔は大動脈だけでなく、地方にそれこそ地域密着にした鉄道が走っていた。そ...
この本は定期的に送られて来る「日本の古本屋」のメールから知った。以前に向井さんの本は読んでいるので、気になり読んでみた。 私は向井さんが経営する古書現世...
年末年始は例年通り、静かに本を読んで過ごす。テレビもほとんど見ない。毎度馬鹿馬鹿しい、出演者が自分たちだけ楽しんでいるのを見ていて何が面白いのか、よくわ...
毎日変わらない生活をしている。それで満足しているし、不満もない。大きな変化はない代わりに、小さな変化はすぐ見てとれる。たとえば、この寒い中、庭木のサツキ...
何となくこの本を手に取り、読みかえした。この本は沢木さんが父親を看取り、その死を、そして生前の父親を思い出の中から描き出す。 沢木さんの姉たちは、「お父...
この本は今年の「このミステリーがすごい!」と「ミステリーが読みたい」の第一位に選ばれた作品。 確かにこれまでにない展開と警察との駆け引き、そして謎解きは...