鹿島さんには『神田神保町書肆街考』という本がある。この本も以前に読んでいるのだが、神保町という一地域に限って書かれていても、それの歴史が日本の大学の歴史...
〇谷頭 和希 著 『ブックオフから考える―「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』
ブックオフにはほかにも読まれなかった本たち、あるいは必要とされなくなった本たちの悲しみがそこかしこに詰まっている。不必要なものたちが、ただそれだけの巡り...
我が家の近くを流れるのが新中川である。仕事を辞めてから散歩をするようになって、新中川の土手をよく歩くようになった。そのため新中川が身近に感じるようになっ...
我が家の近くを流れるのが新中川である。仕事を辞めてから散歩をするようになって、新中川の土手をよく歩くようになった。そのため新中川が身近に感じるようになっ...
仕方なく漢和辞典と首っ引きで一ページ、二ページと読んでいったものだ。そのまま何百ページかを読み進めなければいけないのかと思っていたが、信じられないことが...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
ここで何度も書いているように私は一太郎ユーザーである。私のパソコン歴はWindows3.1時代から始まるが、このときから一太郎を使ってきた。当時Word...
○ヘレーン・ハンフ編著/江藤 淳 訳 『チャリング・クロス街84番地 (増補版)』
この本はかなり昔に読んだ。今回この本を再度手にしたのは増補版として後日譚として「その後」が収録されていたからだ。 これは1949年からアメリカのニューヨ...
近くのヨーカドーにある八重洲ブックセンターで『おじさまと猫』の新刊を買う。レジで会計するとき、袋は有料と言われるのはどこでも同じ。カバーは無料と言う。 ...
庄野潤三さんの『貝がらと海の音』を読む。最近庄野さんの本はお気に入りだ。そこに描かれる家族風景が好きだ。 考えてみるとこれまで家族を描いた話は、だいたい...
島田さんの最新のエッセイ集。これまで書かれた散文を集めたもの。学生時代、就職、アルバイト時代の話の中で文学に触れてきた自身を語る。 その中で、世の中には...
田尻久子さんの『これはわたしの物語』で紹介された本の中から、ちょっと読んでみようかな、と思った本を図書館で借りてきたのだが、それぞれ数ページ読んでみて、...
熊本で小さな本屋と喫茶店をやっている店主の田尻さんのエッセイ三冊を続けて読んだ。『橙書店にて』『みぎわに立って』『これはわたしの物語』だ。 田尻さんが営...
荒川知水資料館はこれで三度目である。一番最初は小学校の社会科見学でここに来ている。そして二度目は二年前、荒川に興味を持ち始めて、ここに荒川掘削の関係資料...
どうしても沢野ひとしさんというと、椎名誠さんがデビューしたての頃“スパーエッセイ”と称していたエッセイに沢野さんも度々登場する。そこに書かれている沢野さ...
〇平松 洋子 著 『買えない味』『忙しい日でも、おなかは空く。』
平松さんの食の本2冊を読む。食の本と書いたが、食だけでなく食にまつわる日用品、小物など、ちょっとした楽しみ方も“平松流”として紹介している。そこには極々...
今日郵便受けに二冊の本が入っていた。一冊はAmazonマーケットプレイスで、もう一冊はメルカリで注文したものだ。 別に“ポイ活”を進んでしているわけでは...
川本三郎さんの『荷風好日』(岩波書店 2002/02発売)を再読する。この中で「荷風と戦後」という文章が興味深かった。 荷風は昭和三十四年に亡くなってい...
今日は今年最高の気温になったというが、湿度が低いため、カラッとした暑さで、風も少し吹いて、どちらか言えば心地良い。 そんな中、ほとんど一年中消毒や肥料や...
母の日に妻にピンクのカーネーションの一輪挿しを二本買う。 この日、妻と一緒にいつものスーパーへ買い物に出た。カーネーションはもちろんスーパーでの花売場に...
この著者の本は数冊読んできているが、読む度に、この人は本当に本が好きなんだなあ、と感じる。一つ一つの文章には本に対する愛情が溢れている。しかも普通本好き...
〇三上 延 著 『ビブリア古書堂の事件手帖〈4〉扉子たちと継がれる道』
このシリーズ、もういいやと思いつつ、ついつい気になってしまい、新刊が出たら読んでしまっている。 私がもういいや、と思い始めたのは、栞子の母親智恵子が出し...
この本は永井荷風の「濹東綺譚」と玉の井の関係を語った論評である。 ここでは荷風の作品をいわゆるテキスとして見る。文章の構成のしかた、あるいは作品の中にお...
〇小路 幸也 著 『キャント・バイ・ミー・ラブ - 東京バンドワゴン』
このシリーズももう19作目。毎年一冊ずつ新刊が出るので、もう19年になるのか。 最初にこのシリーズを買ったのは、上野駅にある明正堂だったことは覚えている...
大手銀行に勤める安達は、日本最大のアニコン(いわゆるコミケと呼ばれるものだろう)で火炎瓶を投げつけ、多くの死傷者を出した無差別大量殺人事件のニュースに衝...
〇早川 義夫 著 『女ともだち―静代に捧ぐ』『海の見える風景』
そもそも早川さんの本を読もうと思ったのは、元“本屋のおやじさん”だからで、ミュージシャンとしての早川さんも知らない。だからミュージシャンとして早川さんや...
続けて昔読んだ早川さんの本を引っぱり出して読む。 この本の表紙の裏にこの本の紹介文がある。 頑固なほど無器用に、恥ずかしいほどに自分をいつわらない生きか...
ここのところ本を読む気力もなくなるほどつまらぬ事に振り回されたので、気分転換でこの本を手にする。黒川さんの本は『後妻業』以来だ。 まず元広告代理店の元社...
小学生は友だちの家にそれぞれ遊びに行く。孫も友だちに家に呼ばれておじゃまする。ところが孫は娘が仕事に出ているので自分の家に友だちを呼べない。そこで我が家...
昔読んだこの本を取りだしたのは、早川さんの新刊があったのでそれを読みたくなり、ならば手許にある早川さんの本を読み返してみようと思ったからである。 この本...
永井荷風は1959(昭和34)年4月30日、胃潰瘍のため吐血し、千葉県市川市の自宅の6畳間で、79歳で死んだ。 この短篇は荷風があれだけ派手な生き方をし...
角田房子さんの本で大杉事件と甘粕正彦について知ったこともあったが、もう少し知りたかった。 甘粕正彦についてはわからないのことが多すぎる。まず本当に大杉栄...
新中川を渡った先に叔父が住んでいる。叔父夫婦には若い頃子供を亡くしていて、頼れる親族がいない。たまたま私が近所に住んでいるので、去年、叔父が白内障の手術...
今年も神保町で春の古本祭りが行われている。 そもそも古本屋で本を探すより、今はネットで探す方が面白い。特に最近はメルカリで本を買うことが楽しみになってい...
メルカリで500円分のポイントの期限が近づいていて、何となく使わないと損みたいな感じになっていた。だけど欲しい本がこれといって今はないので、さて、どうし...
甘粕事件をWikipediaで調べると次のようにある。 甘粕事件(あまかすじけん)は、1923年(大正12年)9月16日にアナキスト(無政府主義思想家)...
この作品は伊藤野枝を主人公とする。彼女をテーマにした作品は以前瀬戸内寂聴さんの『美は乱調にあり』『諧調は偽りなり』を読んでいるので、彼女の生き様は大体知...
去年から悩まされている首から肩にかけての痛みがここのところなくなってきている。 それまでロキソニンテープを毎日貼っていたのだが、ここのところそれを貼らな...
ここのところちくま文庫よく読んでいる。というか、ちくま文庫が好きなのである。アンソロジーなどは選者に難点や違和感を感じることがあるけれど、その企画が面白...
(この文章は、以前「土州橋病院」というタイトルで書いたものの修正版である。私は中洲病院と土州橋病院が同じと勘違いしていた。確かに両院とも大石貞夫の病院であ...
大杉栄と伊藤野枝、そして甥の宗一(大杉の姉のあやめの子)が1923(大正12)年の9月16日の夜、関東大震災に伴う未曾有の混乱の中甘粕正彦憲兵大尉らによ...
これまでは本屋をやっていた会社に勤めていたし、また自分も本屋で働いていたこともあって、本は書店で買って読むもの、とずっと思っていた。 ところが読みたくて...
〇ピート・ハミル 著 /高見 浩 訳 『ニューヨーク・スケッチブック』
私がブルックリンでともに育った連中では大部分は、『歴史』と切り離されて生きていたことを、私は知っている。むろん、なかには戦争で闘った者もいれば、法廷で短...
この本は帯にも書いてあるが、沢木さんの「30年分の豊潤なブック・エッセイ」である。 書評だけでなく、本そのものについて、あるいは本屋について、また自分の...
所用を済まし、丁度昼時だったので、妻と待ち合わせ、食事をした後、近くにあるブックオフへ寄る。 今日はブックの日であった。別に目当ての本があるわけではない...
〇東海林 さだお 著 『大盛り!さだおの丸かじり―酒とつまみと丼と』
久しぶりに東海林さだおさんのエッセイを読む。今回は週刊朝日に連載されていた「あれも食いたい これも食いたい」の傑作選である。 ちなみにこの「あれも食いた...
今度のデスクトップパソコンは一体型で、マウスはもちろん、キーボードまで無線で、煩わしいコードがない。それはそれでいいのだが、それでもこれまでの周辺機器に...
我が家にはパソコンが2台ある。ひとつは私個人で使っているこのノートパソコンと、家族で使っているデスクトップパソコンである。 そのデスクトップパソコンの電...
正月元旦に能登で大きな地震が起こり、未だに避難生活を続けている住民が多くいる。ライフラインもかなりのダメージを受けているようで、その復興の兆しさえなかな...
川本さんの本で東京に関する本や紀行文などはほとんど読んでいるが、この本だけは読んでいなかった。古い本で今から29年前に出版された本である。 書名の『火の...
ちくま文庫得意のアンソロジー集である。ただこの文庫のアンソロジーはあまり面白くないのが難点である。選者が私向きに選んでくれないからかもしれない。 古本を...
この本を読んで、勘違いをしていたことに気がついた。 それは荷風が通っていた大石貞夫医師の開いた中洲病院と土州橋病院が同じだと思っていたのだ。確かに中洲病...
大分乾燥が進んできた。私がそれを実感するのは足のスネやその裏側が痒くなり始めることである。いわゆる老人性乾皮症である。とにかく足が痒くなることで、空気の...
〇井上 明久 著 /薮野 健 絵 『荷風2時間ウォーキング』
実際、日本近代の作家たちの中で荷風ほどよく歩いた人はいない。そしてそれをよく記録し、また作品の中によく生かした人はいない。荷風が歩くことをこよなく好み、...
ゴッホの自殺の真相に迫るアートミステリー。 高遠冴が勤める小さなオークション会社に一人の女性が錆びたリボルバーを持ち込む。それはゴッホが自殺した時に使...
“私”は、「くっそくっそくっそ田舎のくっそ田舎者」で、東北の地方都市にある大学に進学する。もともと“私”には、 昔から私には親しい友人がいない。学校で挨...
この作家の本を読むのは初めてだ。どんな人なのかよく知らなかった。ただ題名に惹かれて手に取った。 ウィキペディアによると、松下竜一は、 自然保護、平和など...
台湾語でサリンのこと「沙林」と書く。サリンといえばオウム真理教で、この本はオウム真理教が起こした数々の事件を追ったものであり、オウム真理教の実態を追った...
〇河北新報社報道部 著 『止まった刻(とき)―検証・大川小事故』
私は大川小の事故についてもう少し知りたくて、この本を読んだ。 2011年3月11日14時46分に三陸沖でM9.0の巨大地震が発生。石巻市で震度6弱を観測...
谷口桂子さんの『吉村昭の人生作法―仕事の流儀から最期の選択まで』(中央公論新社 2022/06発売 中公新書ラクレ)を読む。 ここには吉村さんの用心深さ...
〇リチャード・ロイド・パリー 著 /濱野 大道 訳『津波の霊たち―3・11死と生の物語』
この本はイギリス《ザ・タイムズ》紙のアジア編集長であり、東京支局長のリチャード・ロイド・パリーの東日本大震災についてのルポルタージュである。 私は東日本...
ここのところノンフィクションや評論・評伝など、小難しい本ばかり読んでいたものだから、小説が読みたくなった。 たまたまいつも見ているNHKの番組で映画監督...
喫茶店に勤めて五年、著者は店を辞めた。 この本は喫茶店を辞めてからのその後の著者の生活が描かれる。著者は店を辞めて、結婚し、新しい生活を始めるが、これま...
『税金で買った本』 〈9〉(講談社 ずいの/系山冏 2023/11発売 ヤングマガジンKC)を読む。今回はまず図書館の朝から始まる。開館前、清掃、新しい...
〇土方 正志 著 『仙台あらえみし日和―杜の都で本と暮らす』
著者は仙台で「荒蝦夷」という出版社をやっている人で、編集者であり、作家であり、エッセイストである。その上に「古本あらえみし」という古本屋まで始めているほ...
昔大手町の第三合同庁舎(新型コロナウィルスワクチンの集団接種会場になったところ)の地下の売店の一角にある本屋で働いていた。 この庁舎には省庁の出先機関が...
旧江戸川の市川側の常夜灯公園にある常夜灯を見に行った。実は去年の今頃、旧中川の始まりと終着点を見に行っている。それについて書いていたのだが、面白いことが...
〇司馬遼太郎記念館 編集『司馬遼太郎』・『没後20年司馬遼太郎展-21世紀“未来の街角”で』
司馬遼太郎記念館で購入した図録、『司馬遼太郎』と『没後20年司馬遼太郎展-21世紀“未来の街角”で』の二冊を読んでみる。読んでみるといっても、図録なので...
一巻のあと続けて二巻が発売されたので読んでみた。一巻に比べ今回は昔読んだ五木さんのエッセイにもあったことが書かれていて、ちょっと懐かしかった。 得意料理...
原田マハさんの『やっぱり食べに行こう。』(毎日新聞出版 2021/11発売 毎日文庫)を読む。 原田さんは日本、フランス、スペインなどヨーロッパ各地を取...
〇篠田 謙一 著 『人類の起源―古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』
新書を読むのにこんなに時間がかかったのは久しぶりだ。体調が良くないこともあるが、やはり最新の科学の進歩について行けず、私は難しかった。 とにかく700万...
著者は大正十年、日本橋掘留の織物問屋に生まれた。だから日本橋には思い入れがある。この本はそんな著者が日本橋を歩き、かつてあった日本橋の姿を語る。特に日本...
この本は先に読んだ本の雑誌編集部 編 『本屋、ひらく』で知った。どうやら独立系本屋のちょっとしたバイブルになっている本のようだ。本屋をやってみたいという...
新型コロナウィルスワクチンの7回目接種の予約を通っている胃腸科で入れる。接種は10月になった。そして11月に胃カメラの予約も入れる。 来週には歯医者の半...
実を言うと、今日、本屋に行く前に整形に行った。処方箋を書いてもらい、薬局でロキソニンテープをもらった。その時薬局ではレジ袋に入れ、渡された。 そういえば...
Honya Clubに予約した本が入荷したとメールが届き、一駅先のあゆみブックスへ受け取りに行く。会計を済ますと、店員は「このままでいいですか?」と無愛...
〇川上 浩司 著 『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?―不便益という発想』
まったく長い書名である。普通図書館で検索するとき、普通書名を入力するのだが、今回は著者名を入れて、そこからこの本を探し出すことになった。 なぜわざわざこ...
先日NHKBSでこの本を原作としたドラマを見た。なかなかいいドラマであったので、原作を読みたくなった。 川岸奈緒は夫に裏切られ、相手の女性に子供が出来て...
川本三郎さんの『いまむかし東京町歩き』(毎日新聞出版 2012/08発売)を読む。これは集めている川本さんの「東京本」の一冊。 再度読みかえしても新しい...
去年の神田古本祭りで買ったを首や肩の痛みを騙しながら読む。 この本も庄野潤三さんの晩年の穏やか家族の模様を描いたもの。日々の時間がゆっくりと流れる感じで...
この本は去年神田古本祭りで買ったものだ。買った時も書いたけれど、この本、今から23年前の本。とにかく新品同様で、とても23年前の本とは思えない。 私は庄...
急にWi-Fiがつながらなくなる。Wi-Fiを飛ばしているルーターが壊れたのかなと思いきや、KDDIに確認してもらうと、WANを繋いでいるAtermの不...
以前から行ってみたいと思っていた司馬遼太郎記念館に行けることになった。 これまで開高健さん、吉村昭さん、池波正太郎さんの記念館に行っている。もちろん好き...
川本三郎さんの『それぞれの東京―昭和の町に生きた作家たち』(淡交社 2011/01発売)を読む。この本は東京に関わりのある作家、詩人、画家など、どう東京...
川本三郎さんの『それぞれの東京―昭和の町に生きた作家たち』(淡交社 2011/01発売)を読む。この本は東京に関わりのある作家、詩人、画家など、どう東京...
〇川上 浩司 著 『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?―不便益という発想』
まったく長い書名である。普通図書館で検索するとき、書名を入力するのだが、今回は著者名を入れて、そこからこの本を探し出すことになった。 なぜわざわざこんな...
いわゆる“独立系本屋”と呼ばれる本屋を開いた人たちの話を集めた本である。 今や普通の街の本屋さんがどんどんなくなっていき、こういう“独立系本屋”か資本を...
この本は橋本さんの子供の頃の風景を描いた自叙伝であった。なるほどこういう自叙伝を出版したいと個人で思う人が、文芸社を利用するのだな、と思ったし、だから文...
朝顔の花が咲いた。ただ困ったことがある。ダイソーで買った肥料の油かすを施したら、そこから変なキノコが生えてくるのだ。たぶんこの油かすにキノコの菌が付いて...
昨日整形外科の先生と余談で春江橋の話になった。私がこの病院に仮設の歩道用(自転車も通れる)橋を渡って来たことから話が始まった。 今春江橋は老朽化のため架...
相変わらず荷風三昧である。 この本は千葉県市川市で市民参加の荷風忌を行うために、市川市民が知っている荷風についての逸話を募り、それを著者がまとめた。 例...
ここのところ荷風について書かれた本ばかり読んでいるが、それぞれ面白い。各々の視点で荷風を語っている。逆に言えば荷風はそれだけいろいろな切り口でが見ること...
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鹿島さんには『神田神保町書肆街考』という本がある。この本も以前に読んでいるのだが、神保町という一地域に限って書かれていても、それの歴史が日本の大学の歴史...
やっと『日乗』の5巻の書き出しを終える。これからは4巻と一緒にまとめていくことになるが、どうやってまとめていったらいいのか悩む。とにかく『日乗』には興味...
本当に久しぶりに柳田さんの本を読む。もう何年読んでなかっただろう。一時は新刊が出る度に読ませてもらっていたけれど。 そもそも「死後生」ってなんだろう。 ...
この本は普通の書店がどんな背景から競争に敗れ消えていったかを掘り下げた本である。 書名が本屋が「消えていった」とか「なくなった」かという穏当な表現でなく...
今回は著名な小説家北上輝記が小田原で誘拐されたという事件。竜崎は小田原署に捜査本部を設置。犯人からの要求を待つ。普通誘拐事件は何らかの犯人からの要求があ...
ブックの日にブックオフに行くと、何かないかなと、読む本がたくさんあるのに、探してしまう。 この青木玉さんのエッセイが200円で売っているのを見て買ってし...
毎年楽しみにしている「東京バンドワゴン」の新刊『ザ・ネバーエンディング・ストーリー』が出たので、早速読んでみる。 このシリーズもついに20巻となる。本棚...
書名の通りこの本は幸田さんが各地の木を訪ね、そこに生えて、立っている木について書かれたものである。 これまで木についてそんなにじっくり見て考えるというこ...
私は図書館の貸出券をスマホのカバーケースに入れている。本を借りるときはそこからカードを取り出してバーコードを読ませるのだが、先日から貸出券のバーコードが...
この本は去年の神保町の古本祭で見つけた。 内容は当時発表してきた評論を集めたものだ。面白かったのは、作家たちの姿や性格、姿勢を論じているうちに、いつも「...
予約してた本を取りに行った本屋で、平台にあった幻冬舎の文庫本フェアーを見ていたらこの本が気になったので読んでみた。 雫井さんの作品は何か読んだ気がするが...
川本三郎さんの『旅先でビール』(潮出版社2005/11発売)の「運河駅」という次のような文章がある。 船橋と大宮を結ぶ東武野田線に運河駅という変わった名...
川本三郎さんの『旅先でビール』(潮出版社2005/11発売)の「運河駅」という次のような文章がある。 船橋と大宮を結ぶ東武野田線に運河駅という変わった名...
今野敏さんの『署長シンドローム』(講談社 2023/03発売)を読む。 竜崎が大森署を去って、新しく就任した署長、キャリアで美貌で持ち主の藍本小百合が主...
今年は昭和100年だそうだ。だからテレビでもよく昭和が取り上げられる。この本もその昭和100年の記念出版だ。そう帯に書いてある。あとがきには、 昭和の市...
今回もスピンオフ。ただこのスピンオフはこれまでの事件のその後や細かい内情が描かれ、このシリーズのファンには欠かせないものとなっている。 またこれまでは大...
前回読んだ『本なら売るほど 』の主人公が休日でも新刊書店に行く。 しかし毎日 セピア色の古本相手にしてると たまにはピカピカの 新刊を浴びたくなるよな...
第二巻の発売を楽しみにしていた。これまで古本屋や本屋を舞台にしてきたコミックを何冊か読んできたけれど、このコミックはいい。それぞれの光景がいい。 古本十月...
今回番外編として旧江戸川を取り上げる。実は旧江戸川を取り上げようか、どうしようか迷っていた。 これまで自分が住んでいる近くに、江戸時代から明治の重要な航...
横須賀基地付近の公園で刺殺体が見つかる。目撃者がいて、刃物を持った白人らしき男が逃走したという。場所が場所だけに、犯人はアメリカ軍人の可能性がある。そこ...
ブックオフにはほかにも読まれなかった本たち、あるいは必要とされなくなった本たちの悲しみがそこかしこに詰まっている。不必要なものたちが、ただそれだけの巡り...
我が家の近くを流れるのが新中川である。仕事を辞めてから散歩をするようになって、新中川の土手をよく歩くようになった。そのため新中川が身近に感じるようになっ...
我が家の近くを流れるのが新中川である。仕事を辞めてから散歩をするようになって、新中川の土手をよく歩くようになった。そのため新中川が身近に感じるようになっ...
仕方なく漢和辞典と首っ引きで一ページ、二ページと読んでいったものだ。そのまま何百ページかを読み進めなければいけないのかと思っていたが、信じられないことが...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
パソコンのすっきりしたデスクトップの画面に満足している。アイコンが数個だけ。そのうち外付け光ドライブに付属していたソフトをインストールした時、勝手にアイ...
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この本はかなり昔に読んだ。今回この本を再度手にしたのは増補版として後日譚として「その後」が収録されていたからだ。 これは1949年からアメリカのニューヨ...
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荒川知水資料館はこれで三度目である。一番最初は小学校の社会科見学でここに来ている。そして二度目は二年前、荒川に興味を持ち始めて、ここに荒川掘削の関係資料...
どうしても沢野ひとしさんというと、椎名誠さんがデビューしたての頃“スパーエッセイ”と称していたエッセイに沢野さんも度々登場する。そこに書かれている沢野さ...
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今日郵便受けに二冊の本が入っていた。一冊はAmazonマーケットプレイスで、もう一冊はメルカリで注文したものだ。 別に“ポイ活”を進んでしているわけでは...
川本三郎さんの『荷風好日』(岩波書店 2002/02発売)を再読する。この中で「荷風と戦後」という文章が興味深かった。 荷風は昭和三十四年に亡くなってい...
今日は今年最高の気温になったというが、湿度が低いため、カラッとした暑さで、風も少し吹いて、どちらか言えば心地良い。 そんな中、ほとんど一年中消毒や肥料や...