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  • 【4月24日】

    山と渓谷5月号を読みました。上高地特集です。上高地は槍・穂高・常念の入り口ですが、山屋でなくても周辺のホテルに泊まって散策するというのもいい場所です。でも最近は散策路にも熊が出るんで、熊鈴は必須ですね。【4月24日】

  • 【4月23日】

    ちょっと医者に行った待ち時間潰しに、おとといの山行に持って行った小松左京短編集を読んで、読みかけだった長めの短編「神への長い道」を読みました。21世紀人が冷凍保存術で56世紀に目覚めます。35世紀(3500年)眠っていたわです。科学も当然進歩していて、恒星間飛行も実現していますが、物理法則はそれなりに守られていて、100光年先の惑星系に冷凍されて行って帰ってくると、地球は200年経っているわけで、浦島効果みたいなことが起きると言うのはSFとしてよくできていると思います。3500年経つと人類も進化していて、会話も通じません。21世紀語は古代語になっています。今のAIが3500年後に地球を、人類をどう変えているのか、この小説を読んで興味が絶えませんでした。【4月23日】

  • 【4月22日】

    今日は雑誌の日でした。NEWSWEEKを読んで(韓国の人口減の特集)、ビックコミックオリジナルを読みました。日本の少子高齢化も大きな問題ですが、韓国のそれは日本よりも厳しい状況です。人口というのは一度減少の域に達すると、なかなか復帰しないものです。中国もそうですね。核家族化が進むともう大家族には戻らないのです。日本もいろいろな補助金制度が拡充されていますが、そう言うことで戻るならどの国も苦労しないのです。【4月22日】

  • 【4月21日】

    山行にいってきました。大月駅のすぐ近くにある岩殿山という低山をさらっと登ってきました。低山ですが礫岩でできた岩山で、中央高速道からもその岩壁が見えます。稚児落としというほうに縦走すると、ここから見る一枚岩はなかなか見もので低山とは思えません。手がかりがないのでフリークライミングも難しそう。大月まで片道3時間。今日は小松左京の短編集を持っていきました。今回の短編集は東浩紀編のものです。Kindleで読んでいるのでたいした大きさではありませんが、紙版はかなりの厚みで山行に持っていこうとは思いません。【4月21日】

  • 【4月20日】

    今日はなんだかんやと忙しく活字休養日でした。【4月20日】

  • 【4月18日】

    今日の樋口一葉は十三夜とたけくらべです。十三夜とは陰暦13日のことで、嫁いだ先の嫁いびりに耐えかねて実家に戻った阿関(おせき)が訥々とその実情を訴えるものの、実父に今は帰ったほうがいいと諭されて人力車に乗って帰ろうとしますが、その車夫がかつての恋人。二人が別れた後の車夫の生き様を聞いて改めて胸に感情を持って別れる話です。たけくらべはまさに代表作ですね。幸田露伴、森鴎外の激賞を受けた作品です。吉原で育つ思春期の子供達の話です。このたけくらべでは最後に主人公の美登利がおきゃんな女の子から急に暗くなってしまいますが、(一葉は別にどうだと書いていないので)その理由をめぐって文学界を二分する話になっているそうです。かたや初潮があったから、かたや男と最初のことがあったからということで、まあどっちでもいいのですけどね。【4月18日】

  • 【4月18日】

    久しぶりに昔の日本文学を読みたくなって、樋口一葉のにごりえを読んでみました。、だけで文をつないでいく昔の文体なので読みにくいところもあるのですが、これも味です。飲み屋の女給と貧困の夫婦の話です。女給「力」は通行人に寄ってけと客引きしますが、なんかこんな生活ってと絶望しています。貧困夫婦は2畳ちょっとの長屋住まい。夫源七が力の店に飲みに行くのですが、とにかく金がなく、酒もほどほどにしてほしいと女房に言われ、やがて離婚へとなります。源七は力に言い寄って断られ、力を殺し自分は切腹します。という話で、明治初期の底辺レベルの生活者の話となっています。【4月18日】

  • 【4月17日】

    政治の最重要課題として少子高齢化対策がありますが、異次元の対策という首相の掛け声は全く上手くいきそうにありません。人口から読む日本歴史は日本の人口の21世紀を章立てしています。原本は1983年に、文庫版は2000年に出されましたが、そこに書かれていることは、人口停滞は文明システムの成熟化によるものだということです。しょうがないんですねこれは。そして性・年齢・障害・民族・国籍の差別をなくして(バリアフリー)寛容な社会を作ることだと提言しています。21世紀前半は新しい時代に適合的なシステムを模索する時期だといい、失敗を乗り越えて進む必要があるといいます。小手先の補助金政策で人口が増えるというものではないのです。選挙政策としては有効なのかもしれませんが。「人口から読む日本歴史」鬼頭宏講談社学術文庫【4月17日】

  • 【4月16日】

    日本の人口は今1億人を切る方向に雪崩をうっていますが、1億人を超えたのはつい最近の昭和でした。では縄文時代はいかほどだったのか。縄文時代で最も温暖だった縄文中期は野山の木の実も豊富でお陰で人口も増え、20万人を超える位だったとか。特に東日本に人口が寄っていました。その後寒冷化して一気に人口は減ります。縄文晩期には10万人を切ってしまいます。弥生期に入って稲作の定着が始まると人口は持ち直し、60万人位になったそうです。【4月16日】

  • 【4月15日】

    昨日は鎌倉の歴史を読みました。多く語られていませんが、治承・寿永内乱(源平合戦を歴史学的にはこういうのだそうです)では未曾有の飢饉が起きていました。多くの死者が京に溢れましたが、武士も兵糧集めに苦労して、源平共に戦いが1年ほど中断したんですね。かように日本史は気候に大きく左右されてきました。日本史は人口から読むと通史と違った面がわかります。本棚の奥にあった人口から読む日本史に取り掛かっています。【4月15日】

  • 【4月14日】

    日本史の合戦では騎馬兵というのがよく出てきますが、その嚆矢は源平合戦ですね。義経の鵯越だったり、馬の機動性がよく活写されます。しかし、当時の日本馬は背高140㎝弱で現代のサラブレッドよりも20㎝も低かったのです。ポニーといえるレベルです。ここに人と鎧で90キロもあったとされる武士が乗っても、よたよたと走るばかりで、全力疾走は100mもできなかったらしい。ましては逆落としのようなことは不可能で(そもそも馬は下り道が大嫌い)、畠山重忠は馬の前足を担いで下ったとされるくらいです。大河ドラマではあらあらしい騎馬隊が演出されますが、そんなことは明治期までなかったのでありますね。騎乗の武士はその最大瞬間速度をいつ出すかを念頭に(さらに騎射する)戦っていたそうです。「源平合戦の虚像を剥ぐ」川合康講談社選書メチエ72【4月14日】

  • 【4月13日】

    なんか読むものないかなと本棚を眺めていて、20年前に買った選書が面白そうなので読み直すことにしました。去年は散々読んだ平安から鎌倉にかけての話で、源平合戦の虚像を剥ぐというものです。我々の知っている源平合戦は弱っちい西国武士が逞ましい東国武士にコテンパンにやられてしまう、というもので、平家物語が平家が滅びるのは必然なんだという語られるのを受け入れてきたわけです。そこはそうではないんだよという話です。【4月13日】

  • 【4月12日】

    百名山の著者、深田久弥はいつもの仲間と北杜市の茅ヶ岳登山中に脳出血で亡くなりました。早すぎる68歳。この時の様子を書いたのが藤島敏男で、深田の生涯もっとも山行を共にしました。29回だそうです。略歴を見ると、作家藤島泰輔の父であり、なんと孫はジャニーズの副社長藤島ジュリー景子だそうです。さて後半には小西政継、長谷川恒男、加藤慶信、中嶋正宏が並びますが、当時の日本を代表するアルピニストで、日本山岳会を引っ張った人たちですが、みな雪崩、滑落で亡くなりました。畳の上で死なないというのは、武士の死に様に似ていますね。「山は輝いていた」神長幹雄編新潮文庫【4月12日】

  • 【4月11日】

    山は輝いていたを半分まで。80年代の話ですが、山はその頃も今も変わりません。でもそこに住んでいた人たち(山間の住民)はすっかり変わっているだろうと想像できます。【4月11日】

  • 【4月10日】

    山ブームは日本で何度かありますが、1980年代、つまり昭和最後の頃の山は輝いていたと言えるそうです。現在はSNSのおかげで誰もがリアルタイムに山のことを発信しています。今山小屋でどんなおかずが出ているかなんてのも可能です。でも、1980年代はSNSどころかケータイも存在しません。山のことを発表するとしたら文章で残すしかありません。自分の日記に書き付けることはできますが、人に読んでもらうのは至難の業です。80年代が輝いていたというのは山のことをプロの文章家のみならず、登山者も深く思考して文章化し読まれていたからですね。SNSのように思いつきではありません。読んでいて味わいが全然違いますね。今のライターの記事は事実の羅列に終始しています。掘り込んだ文章を書けるライターはなかなかいません。山は輝いていたは元山と...【4月10日】

  • 【4月9日】

    今日も体調不良でベッドで臥せっておりましたが、こういう時はいわゆる本というよりは、雑誌をiPadでパラパラめくるのが楽ですね。面白そうなのを探して、去年の4月の歴史人の増刊で関東戦国史のすべてを読みました。戦国時代は関東から始まったというもので、室町幕府の関東出先ともいえる鎌倉公方と上杉管領の主導権争いが、やがて北条氏、武田氏、長尾氏(当初は上杉を名乗っていない)の介入を招いて争乱となるわけです。上杉旧守体制と北条との戦いである河越(川越)城の興亡や、長尾景虎と武田信玄は二人とも小田原城を攻略しようと戦っています。今川義元が横死した時は、武田と北条と徳川にいいように領土を取られましたが、武田信玄が死んだときも徳川、北条、上杉(長尾)がなだれ込みます。そして信長が死んだときはもう混乱の極みですね。やがて秀吉...【4月9日】

  • 【4月8日】

    遅ればせながらビックコミックオリジナルを読み、dマガジンで星ナビ5月号や風景写真3・4月号など読み溜まった雑誌を読んでいました。体調が最悪で頓服を飲みながらダラダラ横になって過ごしていました。【4月8日】

  • 【4月7日】

    震災の大火災の中、上野の山には多くの避難民が集まりましたがここには上野動物園があります。今のような大きさはないものの、猛獣もいました。動物園は動物の確保に最大の努力をし、餌の調達にも苦労しました。水は井戸水が豊富にあったそうです。これは避難民にも配られました。猛火が上野の山の下まで迫った時、園内に避難民を入れる寸前まで行ったそうです。もしそうなったら、鳥類は皆食べられてしまっただろうと・・。そして猛獣も射殺することも予定されたそうです。それには至りませんでした。しかし、20年後、大戦の中で動物たちは結局射殺されてしまいました。最後に一文「治にいて乱を忘れず」易経が紹介されています。平和な時こそ、乱に備えよ。まさに今に必要な言葉です。「関東大震災文豪たちの証言」石井正巳編中公文庫【4月7日】

  • 【4月6日】

    この3日間発熱と咳で思うように生活できていません。横になっているのですが、かと言って本をこの際読もうと思っても集中力が続きませんね。NHKプラスでニュースを見ているのが楽です。【4月6日】

  • 【4月5日】

    関東大震災で起きた悲劇の一つに大逆事件があります。大逆事件は関東大震災と因果関係は無いのですが、どさくさに紛れて起こされた事件です。当時の最危険人物とされていた(社会主義者、アナーキスト)大杉栄が震災後2週間ほどたって妻の伊藤野枝と甥っ子共々憲兵隊に連行され、惨殺死体として井戸で発見されたものです。主犯は憲兵隊長甘粕大尉でしたが、彼は投獄後しばらくして保釈され、やがて満州映画理事長として満州を裏で牛耳る人物となりました。この大逆事件を綴ったのが、大杉の近所に住んでいて近所付き合いもあった内田魯庵、女性活動家平塚らいてうなどです。朝鮮人虐殺についても吉野作造が載っています。情報が現代よりも極端に少なかった当時、噂、流言により民衆が策動されて行ったことを語っています。この大震災を契機に、ラジオ放送が本格化する...【4月5日】

  • 【4月4日】

    文豪が感じた関東大震災ですが、与謝野晶子は麹町の自宅は残ったものの、源氏物語に関する原稿が、駿河台の文化学院というところに置いてあって、灰燼に喫してしまったことを嘆いています。原稿は土中に保存すべきだったと。また、野上彌生子は上野の大学図書館が燃えて、35万冊とも70万冊ともいわれる書物が消失したことを、頭上に舞ってくる紙片から知って嘆きます。与謝野晶子の原稿もさることながら、知の宝庫が逸失したことは日本にとっての損失でした。【4月4日】

  • 【4月2日】

    今日の関東大震災は久米正雄、谷崎潤一郎、小泉登美です。小泉登美は女性ですが、作家でもなんでもなくこの一文のみが残されていてその後の詳しいことは不明だそうです。しかし、本所被服厰跡で罹災し、人々が焼け死んでいく中で死体の下に潜り込んで助かった人です。久米正雄は京都で変事を聞き、中央線経由信越線経由で川口までやってきます。後から後から人が乗り込んでくる様はすごいものがあります。谷崎潤一郎は箱根で被災します。箱根ホテルから小涌園ホテルまでバスで移動中、タッチの差で落盤から逃れます。横浜に行きたかったのですが、根府川の東海道線(当時は熱海線)崩落で行かれず、三島、沼津と廻って船で横浜に行ったそうです。谷崎は大の地震嫌いで、この震災の後関西に移住します。細雪などの作品で作風が変わったそうです。【4月2日】

  • 【4月2日】

    昨年は関東大震災100年ということで色々な関連本がでました。去年買っておいた関東大震災文豪たちの証言を読み始めました。大正12年当時は多くの文豪がいてそれぞれの経験を文にしています。その中でもフランス大使ポール・クローデル(詩人・劇作家)の一文は、横浜港の船と大火の様子を描いていて、つい東京の被服厰跡のことばかり印象に残る大震災ですが、東京よりも実は被害の大きかった神奈川のことがよくわかります。【4月2日】

  • 【4月1日】

    dマガジンで雑誌を拾い読みでした。イタリア編のまっぷるとか、先日はMacBookAirを手に入れましたが、Mac初心者なのでMacの取説のようなムックと月刊MacFan。昨年登山誌のPEAKSが隔月刊になりましたが今年はMacFanが隔月刊誌になりました。この雑誌は世界で唯一(残った)Mac専門誌だそうですが、そのことと雑誌業界の衰退もあるでしょうねえ。【4月1日】

  • 【3月31日】

    著者のポール・ナースは裕福な家庭から有名な大学に進学した人ではありません。それどころか大学進学に際して6回もフランス語の試験に落第しているそうです。そして自分は姉の子だということが、アメリカのロックフェラー大学学長に就任するためにグリーンカードを取るときわかったそうです。そういう人生の中で酵母菌の細胞周期を研究しcdc2という遺伝子の発見でノーベル賞を受賞します。生命とは何か、生命の定義はまず、自然淘汰を通じて進化する能力、二つ目に生命体が「境界」を持つ物理的な存在であること、三つめは生き物は化学的、物理的、情報的な機械であること、この三つが合わさって初めて生命は定義されるということです。この三つにすべて従って機能する存在は。生きていると見なすことができる、としています。科学分野の翻訳で活躍する竹内薫の訳...【3月31日】

  • 【3月30日】

    WHATISLIFE?は数式や図表は1枚もなく、著者の語りだけでできています。細胞からDNA、進化を経て生物が生きていることは化学であるということに進みます。確かにアミノ酸のかたまりであるタンパク質は特定のタンパク質と結びついて、価値ある変化または毒を生み出したりします。タンパク質の高分子体はいうなればガムテープをくしゃくしゃに丸めたようなものという表現が納得でした。くしゃくしゃの一部分に一原子がはまり込んで特定の化学反応が起きるということです。この一原子(電子)がはまり込むというのが生命の不思議なところだと思いますね。それが細胞内で同時に何千もの変化が続くのです。【3月30日】

  • 【3月29日】

    地球で生物と言われる条件は細胞を持っていることです。生物はたった1つの細胞が38億年前の海中で生まれ、それを共通祖先として分化、進化して現在にいたっています。生物は大きなドメインとして、細菌(バクテリア)、古細菌(アーキア)、真核生物と3つに別れます。古細菌とは名前からすると細菌の前段階のようなイメージですが、全然違うもので、むしろ最近は真核生物の前にアーキアという段階を経ている、つまりドメインは細菌(原核生物)と真核生物の二つではないかということになりそうなのだそうです。アーキアがバクテリアを捕まえて、つまりミトコンドリアを内包するようになったのではないかと研究されているのです。ウィルスは今のところ生物とされていないのですが、もしウィルスが生物だということになれば、それは新しいドメインだそうです。そして...【3月29日】

  • 【3月28日】

    2001年にノーベル生理・医学賞を受賞したポール・ナースという人は生命科学の世界的な重鎮です。そんな人が2021年に一般向けの本を初めて出したのが生命とは何か(原題WHATISLIFE?)です。同じ題名で有名なのが物理学者シュレジンガーの生命とは何かがあり、これは1944年に出た本ですが、著者はこの本に啓発されたと言っています。この本は5つのステップで書かれていて、細胞、遺伝子、自然淘汰による進化、化学としての生命、情報としての生命となっています。先ずは最初の細胞について読み始めました。【3月28日】

  • 【3月27日】

    24都市のイタリアの話を読んだ後に22都市の話を読んだので、46都市の逸話を読むことができました。イタリアはローマ帝国のあと、中世から近世にかけては日本と同じ戦国時代(都市国家が割拠)でした。なので他国からの圧力に国をあげて抵抗することがありませんでしたが、1861年になって、明治維新(1868年)と同じく新生イタリアとなって近代国家として生まれ変わりました。でも今のイタリアは南北問題が大きく、未来への暗雲だそうです。個々の都市の逸話を聞いていると、(多分にこの本は美術史をベースに置いているので)深刻さは伝わってこないのですけどね。財政的にもイタリアは苦しい国ですが、なにか底のところに明るさが見えるのがイタリアらしいところなのでしょうか。「美しきイタリア22の物語」池上英洋光文社新書【3月27日】

  • 【3月26日】

    美しきイタリア22の物語を引き続き読んでいます。半分まで読み終わりました。イタリアに行きたいと思っている人は楽しく読める本だと思います。でも、いつ行けるのだろう。【3月26日】

  • 【3月25日】

    イタリア24の都市の物語の次は美しきイタリア22の物語を読んでいます。続編のようなもので、やはり都市を中心にその都市の歴史を語ることでイタリアの特徴を浮かび上がらせています。【3月25日】

  • 【3月24日】

    地元で開催のマラソン大会市民10キロの部を走ってきました。年齢別4位入賞で楯を貰ってきましたが、6大会連続で貰えてうれしいです。その後はランナー仲間と居酒屋で打ち上げをして昼から酒を飲んでいましたので、活字は読むことができませんでした。【3月24日】

  • 【3月23日】

    イタリア24の都市の物語を読了。この本はNHKのイタリア語講座のテキストに連載されていたものだそうです。もう1冊このような本があるのでそれも読みたいと思います。「イタリア24の都市の物語」池上英洋光文社新書【3月23日】

  • 【3月22日】

    イタリア24の都市の物語を読んでいます。イタリアの有名な都市はもちろん、日本人があまり訪れない田舎の都市などでもそこには歴史に名を残す人がいます。そういった人を紹介しながら都市の説明をしています。だいたい14世紀から16世紀にかけて、つまりルネサンスでイタリアが輝いていた時の話が多いです。【3月22日】

  • 【3月21日】

    何年も前からイタリアに行きたくて、でもなかなかかなえられません。イタリアに行きたくなった理由はローマ人の物語を読んでからですね。欧州の原点はローマ帝国にあるわけで、だからイタリアに行きたくなったのです。今ユーロに対しても(ドルと同じく)円安で、おまけに欧州線は飛行機代も高いのでなかなか行けません。しょうがないので本の世界にイタリアを見ています。イタリア24の都市の物語という新書です。【3月21日】

  • 【3月20日】

    ビックコミックオリジナルを読みました。全く読まなかったタータンがようやく終わりました。これに登場するオヤジが全く性格的に合わなくて読まなかったわけです。たかが漫画ですがね。【3月20日】

  • 【3月19日】

    小松左京短篇集を残った半分を一気に読み終えました。全部で14編ありますが、あまりSFチックでないものもあります。「天神山縁糸苧環」という関西落語を扱ったものはSF感はほとんどなく、一人の落語の師匠の懸命な姿を描いています(幽霊は出てきますが)。最後の「氷の下の暗い顔」が典型的なスペースオペラでSFらしかったです。「小松左京短篇集大森望セレクション」角川e文庫【3月19日】

  • 【3月18日】

    小松左京に少々、復帰です。少々というのは2篇しか読まなかったからです。結構読んだのにまだ50%しか進んでいないので、紙の実物は相当厚みがあると思われますね。昨日からMacを買うか我慢かと悩み続けていて、サイトを眺める時間が多かったので本を読む時間がありませんでした。で、結局ポチってしまいました。新しいM3チップではなく、終了となったM2チップの15インチです。整備品を買ったのでM3現行を買うよりも4万円安かったです。ウキウキ。【3月18日】

  • 【3月17日】

    すっかり春の陽気になった今日は墓参りに行ってきました(今日は彼岸の入り)。東名高速は行きも帰りも事故渋滞で思ったより時間がかかり、家でくつろぐ時間もなく活字はありませんでした。それにしても最近はレンタカーが増えましたね。特に都心ナンバーのレンタカー。車は所有せず、必要な時にレンタカーを使うというのが費用的にはいいのでしょう。自分のような田舎住まいだと車は離せませんが。【3月17日】

  • 【3月16日】

    最近マックの(ハンバーガーではなく)のM3というCPUを使ったノートブックが発売され、前からWindowsからMacに乗り換えようと思っていたので、じっくりと安くなった旧型と新型をネットで見比べたりしていて、今日は本を読む時間がありませんでした。ということで休養日です。【3月16日】

  • 【3月15日】

    小松左京の短編集に戻りまして、今日は2編。とある中年女性と私との関係を描いたものです。最後の最後までSFぽいところは全くない男と女の小説のように見えて、落ちがやはりSF作家のそれかというところです。冗談な(?)短篇しか知りませんでしたが、こういう作品もあったんですね。【3月15日】

  • 【3月14日】

    今日はdマガジンで雑誌を数冊読みました。星ナビ4月号、CAPA3月号、一個人3月号などでした。いずれもほぼ毎月読んでいるもので、買えばけっこうするし、場所も取りますけどその点電子雑誌は便利です。但し付録とか特別のページは割愛されます。【3月14日】

  • 【3月13日】

    奥多摩に山登りに行ってきました。御岳山というメジャーな山なのに、コース取りが良かったせいかほとんど人に会わないいい山行でした。ヒトには合いませんでしたが、なんとカモシカに遭遇しました。5m位のところで対面しまして、熊でなくてよかったのですが、意外と人里近いところにいるものです。往復6時間ちょっとのJRで小松左京短篇集を読んでいました。【3月13日】

  • 【3月12日】

    今日の小松左京は「日本売ります」を読みました。ペテン師がヨーロッパの酒場で田舎者のでも宝石に身をくるんだ紳士に日本を売る契約を交わします。ペテン師は冗談だと思って手付金を持って逃げようとしますが、実は紳士は・・・。【3月12日】

  • 【3月11日】

    かつての日本SF界の巨匠、小松左京の短篇集に取りかかりました。選者は大森望です。小松左京は日本沈没や復活の日という長編が有名で映画化されました。1970年前後は小松左京の他にも筒井康隆や豊田有恒などのSF作家の短編が数多く発表され、今読んでも引き込まれます。短篇集の最初の作品は「夜が明けたら」というもので、昭和48年頃の寒い冬のとある一家団らん中の夜、突然地震が起きます。そして大停電が発生。停電は送電だけではなく、電気と名のつく全てのものが使えなくなります。懐中電灯も自動車も動かなくなります。これは地球が突然自転を止めたことが原因のようですが、それにしては大津波も大暴風も起きません。冬の日本は深夜11時頃のまま凍てつくそして動かない星々を眺めながら3カ月を過ごすことになります。というもので、もしそうなった...【3月11日】

  • 【3月10日】

    恐竜はなぜ鳥に進化したのかをようやく読み終えました。2008年に出たばっかりを買って1回読んでいるのですが、この間地球史の本を何冊か読んで改めて読んでみて、内容が古いということもなく、進化と酸素濃度の関係を語った本もこの本くらいかなということもあって、面白く読みました。酸素濃度の他には地球の自転時間とか色々な要素がある様にも思いますが、大全滅は低酸素の時に起きて、新種が生まれ、高濃度の時に種は数を増やすということが連綿と続いていたということには納得でした。白亜紀の終わり、6500万年前小惑星による大全滅が起きた後、500万年ほどはおとなしい世界が続きましたが、その後哺乳類が一気に勢力を伸ばします。これは酸素濃度が上がったということとリンクするのではないかと著者は考えます。胎児は母親から酸素をもらいますが、...【3月10日】

  • 【3月9日】

    中生代の入り口三畳紀は恐竜が出現します。でもその三畳紀から次のジュラ紀にかけては低酸素に生物は苦しみます。大全滅をかろうじて生き延びた動物たちはあえぐように動きは緩慢だったようです。その中で竜盤類の恐竜が低酸素を克服します。呼吸システムを今の鳥類のように気嚢うぃ使うようになったのです。これは哺乳類の肺を使うことよりも33%効率よく酸素を摂取できたそうです。これは1500mの高度では200%効率がいいということになるのだそうです。これで恐竜は地上の王者の権利を得るわけです。一方で二酸化炭素の濃度も高いので地球の気温は高く、両極とも氷は存在していませんでした。【3月9日】

  • 【3月8日】

    地球ではかつて五大全滅といわれる生物の大全滅がありました。その中でも最大のものの一つがペルム紀の大全滅といわれるもので、これをもって地史学的に古生代から中生代へと変わります。2億5100万年前のことです。ペルム紀は氷河期と高酸素濃度でした。高酸素は後の石炭紀と言われる大森林時代に作られましたが、二酸化炭素の濃度低下によって植物の繁栄は終わりを告げます。そして気候も温暖化を加速し、やがて地球史に見る低酸素濃度かつ高温になります。酸素濃度は一気に三分の一減って12%くらいになり、これは現在の標高4500mに匹敵するそうです。0mでこの濃度ですから、ちょっとした丘に登るのも厳しい状況で、これが動物の往来をなくし、山には動植物は無くなりました。またこの時期に大陸が集合してパンゲア超大陸を作ったのです。何故大全滅し...【3月8日】

  • 【3月7日】

    石炭紀からベルム紀初期は高酸素時代でかつ氷河期であったらしいです。この時代に現在の地球上の石炭鉱床の90%がこの期間の地層から発見されていうということです。現在の地球では木が枯れて倒れても石炭になることはないそうです。微生物が分解してしまうんですね。石炭紀はまだそういう生物がいなかった。だから地中深くに埋もれて、そして圧力によってやがて石炭になったのです。微生物が木を分解するときには酸素が消費されるのですが、それが無かったので木は光合成で酸素を作りますが溜まる一方だったといことで高酸素時代になったらしいです。【3月7日】

  • 【3月6日】

    大気中の酸素濃度と炭素濃度の変化をみてみると、概ね逆相関の関係にあるようです。酸素濃度が高い時は炭素濃度が低く、酸素濃度が低い時はその逆となっています。史上最も酸素濃度が高かったのは通称石炭紀と呼ばれる時代で、なんと35%もありました。これくらい高いとちょっとしたことで発火するので、この時代にタイムトラベルすると森林火災の影響で煙ったい大気だったようです。そして酸素濃度が高いと外骨格を持った生物、昆虫の類が大型化するようです。トンボはカモメくらいのサイズがあり、森林を歩いて最も怖いのは1mを超えるサソリのようです。捕まったらもう終わりです。現在の昆虫の大きさは濃度21%の酸素に準じているのです。【3月6日】

  • 【3月5日】

    2月が2日少なかったせいか、もうビッグコミックオリジナルの発売日になりました。もう長い間読んでいるビックコミックオリジナルですが、最近の新連載は感覚が合わなくなってきていますね。最新のマンガ事情と噛み合わないというか。今の若い人はこういうマンガが好きなのかなあと思うのですが、ビックコミックオリジナルの対象年齢はそう若いとも思えないので、昔からのファンがついてこれているのかなと思ったりします。【3月5日】

  • 【3月4日】

    恐竜はなぜ鳥に進化したのかは恐竜と鳥にフォーカスしたのではなく、地球の生命史として絶滅も進化も酸素濃度が決め手であるという観点で書かれたものです。地球史では酸素濃度の低濃度時代と高濃度時代が交互に訪れていますが、進化は低濃度時代に進んだことがわかっています。低濃度に合わせれば高濃度に対応できますが、高濃度に合わせると低濃度に対応できません。すべての動物はATPとADPの作用によってエネルギーを得ていますが、それには酸素が必要です。酸素あっての動物であるわけです。【3月4日】

  • 【3月3日】

    家人にせがまれて三浦三崎にマグロを食べに行きました。ほのぼのとした春の日で人でもそんなに多くなく、マグロづけ丼をいただいてきました(2300円)。ミサキドーナツ三崎本店というドーナツ屋さんが近くにあって、チェーン店にはないドーナツも買ってきて堪能しました。マルシェでマグロを買ってきてひな祭りとして食べました。ということで活字は休養。【3月3日】

  • 【3月2日】

    生物は35億年(またはそれ以上)前に生まれましたが、動物は6億年近く前に発生しました。30億年近くをかけてようやく単細胞から動物へと進化したわけです。6億年前はまだ海中の動物でしたが、地上に出てくるには酸素が必須でした。酸素も大気中に十分に濃度が満たされるのにはとてつもない時間がかかりました。それは植物が地表に出てこなくてはならなかったからです。そして現在の酸素は21%の濃度ですが、恐竜の生きていた時代は10%以上も少なかったことがあるのです。今でいえば標高5000m位の条件ですね。人類は通常の生活は行えません。それ以前も現代よりも濃かった時代はありますが、おおむね現代よりも酸素濃度は薄い時代の方が長かったのです。【3月2日】

  • 【3月1日】

    本棚を眺めていて、手に取ったのは最初に読んでからだいぶ時間は経ちましたが、刺激的なタイトルの恐竜はなぜ鳥類に進化したのかです。確かに鳥、特に鶏などをじっくり見ていると、その眼付、脚などは恐竜のそれと変わらないと思います。しかし、この本の原題はOutofThinAirというもので、地球大気の酸素量が進化を促したという話なのです。地球は大気にも海にも酸素が無かった時代のほうが長いのですが、カンブリアの大爆発と言われる生物の爆発的発生と進化は酸素が決めてとなりました。タイトルは本の売れ行きを左右しますが、本質は合っていますが枝葉に凝りすぎたタイトルのような気がしますね。【3月1日】

  • 【2月29日】

    今日は4年に一度の肉の日だそうで。雑誌東京人は面白い特集をちょくちょくやるのですが、去年8月号を読んでいます。こういうときdマガジンだとバックナンバーが読めて助かります。時代考証の特集で、夏は読み外したという感じです。アニメ、映画、ドラマなどでは時代考証がないと嘘くさくなります。時代考証は大河ドラマや時代劇の専売特許と思いますが、アニメなども昔の街を再現するときは時代考証が必須ということです。【2月29日】

  • 【2月28日】

    エリザベス1世のライバルたち英国歴史物語を読み終えました。発端がセシルの女王でエリザベス1世が出てくるので、そのことを史実の基づいて知りたかったのですが、セシルの女王の主人公ウィリアム・セシルは全体で数行しか出てきませんでした。でもエリザベス統治の40年間にわたって宰相の地位にあったということで、女王の右腕であったことはよくわかりました。16世紀、17世紀はまさに王位継承の混乱が国々を動かしていたと言えます。王位継承権を振りかざして隣国に介入するというのは当たり前のことで、日本の皇室とは違う王権の在り方がよく分かります。「エリザベス1世のライバルたち英国歴史物語」藤田幸久アマゾン電子書籍【2月28日】

  • 【2月27日】

    エリザベス1世のライバルたちを半分まで読みました。セシルの女王の登場人物は大方出ていますが、肝心のセシルはまだ登場しません。実在の人物なのですが。一方多くの貴族はマンガ以上に出てきます。それもキャサリン、メアリー、ヘンリー、チャールズという名がいくつも重複するので誰が誰だか最初は戸惑いますね。彼の国は同名を平気でつけますね。日本は聖武2世天皇なんていませんよ。【2月27日】

  • 【2月26日】

    16世紀のイングランドの王位継承の過程、特にヘンリー8世からエリザベス1世にかけてを読んでいますが、まあ実に簡単に関係者が処刑されるものです。昨日までの首相のような立場だった部下をロンドン塔に押し込めて斬首するというようなことがしょっちゅう起こります。日本では信長から秀吉の時代ですが、戦の場ではともかく政治上でそう簡単には死刑をすることはなかったですよね。【2月26日】

  • 【2月25日】

    ビックコミックでセシルの女王が面白いので、エリザベス1世の本を読もうと探しましたが、これが意外に無いのです。先日亡くなったエリザベス2世は何冊もあるのに、1世は歴史の彼方の人ということでしょうか。アマゾンの電子書籍でエリザベス1世を書いたものが出ていたので(それも無料)、ゲットして読んでいます。マンガの筋を思い出しながら。【2月25日】

  • 【2月24日】

    闇の狩人を読み終えました。最後は記憶喪失の青年剣士が属していた藩のお家騒動という話があって、そこに話は絡んでいきます。盗賊の小頭は最後は妻とカタギの生活を送ります。青年剣士は藩に戻ることなく過去を省みることもなく結婚して自分の力で生きていきますというところでシャンシャンです。お家騒動の話になったところで少し緊迫感が薄れてしまいましたね。香具師の頭領と小頭とが手を組むのかと思っていましたが、そうはなりませんでした。仕掛人の元締めとしての頭領の最後はあっけないものでしたね。「闇の狩人下巻」池波正太郎角川文庫電子版【2月24日】

  • 【2月23日】

    白馬のローソンで買ってきたビックコミックオリジナルを読みました。白馬のローソンは雑誌売り場が隅っこの方に隠れるようにあったので、はじめはこのローソンは雑誌がないのかと思ったりしました(ほとんどが外人客でビールやつまみを買っていました)。セシルの女王が今日は一番面白かった。【2月23日】

  • 【2月22日】

    昨日一昨日の雨は雪に変わって、地肌だらけの白馬村も雪に覆われました。リフトについていた雨水が氷として張り付いて、八方尾根のリフトは全部朝イチは休止となってしまいました。なので隣のスキー場47に行きましたが、こちらはゴンドラは動いているものの、上部リフトは止まっていて、1本だけ動いているペアリフトに行列ができました。この何年以上もリフトで並んだ覚えはなく、昔を思い出し新鮮な感じがしました。昼飯を食べてスキー場を後にして、八方温泉みみずくの湯に入って320キロの道のりを帰ってきました。ということで3日連続活字なしでありました。【2月22日】

  • 【2月21日】

    今日も白馬にいます。朝からシトシト雨で今日も雪がだいぶ溶けました。長野のニュースでは県内のスキー場は早くも休止する所があると報じています。八方は外人いっぱいですが、今日滑った五竜は日本の若者がいっぱいいました。そういう棲み分けかと思いました。たっぷり濡れたスキーでした。ということで活字はお休みです。【2月21日】

  • 【2月20日】

    SKIに来ております。白馬の八方尾根ですが、昨日今日の高温で雪はがっつり溶けていて、3月終わりの頃のようです。川は轟々と雪解け水が流れています。そして聞いてはいましたが外国人が多いこと。日本人は1割もいない感じです。雪も重くて疲れたー。ということで活字はなしです。【2月20日】

  • 【2月19日】

    この異常な春の訪れはなんなんだというくらい暖かい日が来ています。スキー場は今年は3月まで持たないかもしれませんね。山の雪も早く溶けると夏の水不足が心配です。去年の山小屋は残雪が無かったので水不足で大変でした。今日は闇の狩人を60%まで進めました。【2月19日】

  • 【2月18日】

    闇の狩人下巻を35%まで読みました。kindleで読んでいるのでこういう表示になりますね。記憶を無くした青年剣士の謎が少しずつ分ってきて、さらに登場人物が追加されました。闇の仕掛け人同士と盗賊同士の争いも深まっていきます。【2月18日】

  • 【2月17日】

    午前はそば打ちにいそしみ、午後はアルバイトをしてなんだーかんだーと忙しく本を読む間なしでした。活字休養日です。【2月17日】

  • 【2月16日】

    闇の狩人上巻を読了。著者の池波正太郎は舞台の脚本を書いたり、映画が好きであることもあり、話の場面転換がうまく、実に映像的です。読んでいて頭の中でその場面切り替えがパッとできます。まさに映画を見ている感じです。盗賊の小頭と香具師の統領がどこで顔を会わせるのか、青年剣士の秘密はどう明らかになるのか、下巻が楽しみです。【2月16日】

  • 【2月15日】

    闇の狩人にはまっております。主な登場人物は3人。記憶を無くした青年剣士。その青年を山中で助けた盗賊の小頭、青年が再び山中で倒れていたところを助けた香具師の統領です。青年剣士を間に小頭と統領がからみますが、まだ小頭と統領がどう絡み合うのかまでは進んでいません。青年剣士はどこかの藩(おそらく北陸の親藩)に曰くがあって追われていますが、本人には記憶が無いので何故追われているのかわかりません。小頭は死んだ統領の跡を継ぐかどうかで盗賊内での争いの渦中にいます。香具師の統領はやはり自分の後継を巡るもめごとの渦中にいます。皆それぞれに下手をすると殺される状態です。そして青年剣士は香具師から仕掛け人の仕事を受けています。というところなんですが、筋の先がどう転ぶか楽しみです。【2月15日】

  • 【2月14日】

    今日は山登り。冬(と言っても今日は春のような陽気)なので低山を歩きました。高尾山とその南稜を歩いて16キロほど。最後は先月と同じく高尾の冬そば(とろろそば)をいただいてかえってきました。往復5時間の車中は池波正太郎です。にっぽん怪盗伝を往きに読み終えて、帰りは同じく池波正太郎の闇の狩人を読み始めました。にっぽん怪盗伝は1960年代の作品で著者の脂の乗りつつあったときですね。にっぽん怪盗伝は短編集ですが、闇の狩人は長編で文庫2巻です。「にっぽん怪盗伝」池波正太郎角川文庫電子版【2月14日】

  • 【2月13日】

    にっぽん怪盗伝を2話ほど進めました。少しずつ登場人物が重なるけれど中身は違う連作的に話は続きます。そうつながるのかという意外性が楽しいです。【2月13日】

  • 【2月12日】

    一日ドライブに出かけていて活字とは触れ合わずでした。南総の海岸線を走り、のたりのたりとした海を見ながらのドライブで、千倉の花屋で花を買ってきました。昼飯に食べた太刀魚をアナゴ丼風に作ったどんぶりは美味しかったですね。【2月12日】

  • 【2月11日】

    今日も面白く池波正太郎、にっぽん怪盗伝です。火盗改めの側からではなく、盗人の側からの描き方になっていて、そこには人情とかが入ってくるわけです。そして池波正太郎独特のアッという仕掛け、展開があって楽しめます。【2月11日】

  • 【2月10日】

    にっぽん怪盗伝の3編目から5編目をよみました。もう平蔵は出てこないのですが、単発だったり、連作だったりします。それにしてもさすがに類まれなストーリーテラーですよ池波さんは。また平蔵と真田太平記などを読みたいと思いますが、溜めていた文庫は売ってしまったので借りなくてはなりません。【2月10日】

  • 【2月9日】

    久しぶりに池波正太郎を読んでいます。にっぽん怪盗伝という短編集で11編載っています。今日は江戸怪盗記と白浪看板を読みました。両方とも長谷川平蔵(鬼平)が登場しますが、平蔵が主人公ではなく鬼平裏話という感じで盗賊側から平蔵を見たという感じです。鬼平シリーズでは鬼平の生涯はわかりませんが(鬼平シリーズ途中で池波正太郎が亡くなったこともあるでしょう)、白浪看板では鬼平が心臓発作で死んだことが書いてありました。【2月9日】

  • 【2月8日】

    What'sNext?を読み終えました。2022年のカールン・コー(6977m)の登山までが描かれています。このカールン・コーは二度目の凍傷で足指を切断してからの復活登山で、中島健郎と北西壁の登頂をを初成功させNHKBSでもこれを見ましたね。自分は中島健郎という登山家が好きで関西弁でひょうひょうとしゃべるのがいいんですな。平出和也とならぶ山岳映像家です。平出和也と中島健郎は世界初のK2西壁登頂を狙っていますが、平出が40歳を過ぎ体力的にも今しかないという頃なので、さて成功の言葉を聞くことができるでしょうか。「What'sNext?終わりなき未踏への挑戦」平出和也山と渓谷社【2月8日】

  • 【2月7日】

    上越国際で滑りましたが、高校の修学旅行や中学、小学校のスキー授業があったりして、おびただしい初心者の群れのをかき分けて遠いゲレンデに移動したりして滑りました。定番のヘギ蕎麦を昼食に食べて温泉に入って帰ってきたら、ようやく首都高環状線が開通した後というところでしたね。活字は全く読む間なしでした。【2月7日】

  • 【2月6日】

    朝早く起きてskiに行く予定でしたが、ご存じの雪。雪はいいのですが、高速が閉鎖されたことですね。新潟に行くのに関越自動車道がなかなか開通しません。10時になって東関道.圏央道.常磐道.北関東道と大きく迂回して.やっとこさ動いてる関越にだどりつき、午後も遅くたどり着きました。自宅待機?の間What’snext?を読んでいました。【2月6日】

  • 【2月5日】

    ビックコミックオリジナルの日です。卑弥呼と昭和天皇物語が今週の二択ですね。What'Snext?を半分ちょっとまで読みました。平出和也は石井スポーツで店員として働いているときに、店で谷口けいと出会います。谷口けいは去年その評伝、太陽のかけらを読みましたが、日本屈指の女性クライマーでした。そのクライマーとしての長きを平出とペアを組んでヒマラヤ山中で過ごしました。8000m峰を狙うという登山ではなく、未踏ルートを探し登るということで7000m前後の未踏峰あるいは未踏ルートを意気投合した平出と登り、ピオレドール賞を日本人で初めて受賞しました。でも10年経つと山に対する考え方の違いが段々大きくなって、ついにペア解消となりました。やがて、田中陽希の200名山一筆書きでカメラマンを務め、師走も押し詰まった頃、九州佐多...【2月5日】

  • 【2月4日】

    平出和也は陸上競技のかたわら(長野県出身ということもあり)幼少時からスキーもやっていて、ヒマラヤ登山でもスキーを担ぎ上げて下山時に滑って降りたそうです。でも最近はそういうシーンは見ませんね。最近は撮影をなりわいともしています。最初は自分の登山記録をビデオ化していて(市販のファミリービデオ機を使っていた)、でも一念発起してプロ用機材を購入、勤めいてた石井スポーツにも掛け合って、これを副業として認めてもらいました。なにせ今までの登山ビデオはcamp2くらいまでは上がれるカメラマンはいたかもしれませんが、8000m峰頂上で登頂成功を記録するということはなかったので、アスリートカメラマンとして自らもパーティの一員として登りつつ撮影も行うということができる数少ないカメラマンとなりました。田中陽希の百名山一筆書きシリ...【2月4日】

  • 【2月3日】

    平出和也の自伝的登山記を読んでいます。彼が登山を本格的に始めたのは大学2年の時で、それまで打ち込んでいたのは競歩だったそうです。今でいうトレランを取り入れてスピードと脚力をつけ、全日本で6位にまで入ったのですが、そこでもういいやと競歩は終了し、もっと自由なスポーツである登山にのめりこむことになります。当時は東海大学に在学中で、陸上部から登山部に転部しましたが、その時は登山部は3人しかいなかったとか。それでも各大学登山部対抗駅伝というのがあって出場し、4人で走るところ、平出が最初とアンカーを走りました。平出はなんとハーフマラソン1時間8分台で走ることができ、この速さは市民マラソンでは最上級のレベルでフルマラソンでも2時間30分を切ろうかというペースです。箱根クラスでも1時間5分を切る人はそうはいないでしょう...【2月3日】

  • 【2月2日】

    迷宮の扉を読み終えました。意外な結末といえば意外でそうきたかと思いました。残りの二つの短編は、金田一は登場しないちょっとしたミステリです。両方ともジュニアもので、謎の贈り物にまつわる話。横溝(金田一耕助)の無料版もそろそろなくなったので、登山の本に転進。平出和也という日本を代表する登山家の自伝的な話、What’snext?というものを読み始めています。「迷宮の扉」横溝正史角川文庫電子版【2月2日】

  • 【2月1日】

    今度の金田一は迷宮の扉です。これは中編で他に短篇が2編入っています。三浦半島の城ケ崎近くにある竜神館と房総半島の須崎にある海神館は瓜二つの洋館です。竜神館に嵐の晩、宿を請うた金田一耕助は事件に巻き込まれます。1958年(昭和33年)が舞台です。【2月1日】

  • 【1月31日】

    黄金の指紋(ジュブナイル)を読みました。怪獣男爵の登場する3作目になります。つまり昨日読んだ大迷宮の続編となるのです。例によって洋館の屋根が割れて気球で男爵が逃亡したり、パンパンとピストルを撃ったり、品川の港南の倉庫に地下二階のアジトがあったり、大サーカス団があってと豪快な建付けなのは楽しめます。そして大迷宮が1951年の作品でこれは1952年の作品なので背景がつながるのですが、一つどうしてもわからなことがあります。事件は岡山で起きるのですが、岡山から邦男少年(といっても中二生)が帰京する際になんと新幹線に乗るのであります(重要なシーンが起きます)。これは1953年に偕成社から単行本化されたあと、1978年に角川で文庫化されたときに改稿されたものと思うのですが(まさか2022年の改版で起きたとも思えません...【1月31日】

  • 【1月30日】

    大迷宮を読了。講談社から出版されていた少年クラブに連載された1年間(1951年1月号から12月号まで)、当時の少年たちはワクワクして読んだでしょう。貸本屋かどこかで借りて回し読みしたに違いありません。今読んでも童心に帰ってワクワクさせられます。「大迷宮」横溝正史角川文庫電子版【1月30日】

  • 【1月29日】

    昨日に続いて大迷宮ですが、怪獣男爵というキャラが登場します。怪獣男爵は別に本としてあるので、こちらを先に読んだ方がいいのかもしれません。この怪獣男爵は天才的生理学者が悪に染まって死刑になるのですが、自分の死体をうまいこと(友人の生理学者に)盗ませて、あろうことか脳移植によって復活するのです。移植の相手は蒙古から連れてきたロロという名のゴリラのような男というのですが、それは人間なのでロロの脳はどうしたのだろうと思います。荒唐無稽とはこのことですな。こういうストーリーにワクワクしていた少年たちがいたわけです。【1月29日】

  • 【1月28日】

    横溝正史の金田一耕助のジュブナイル、大迷宮を読んでいますが、ジュブナイルとはいえ結構面白いのです。昭和26年(1951年)の作品で当時の少年雑誌少年クラブに1年にわたって連載されたものです。今どきの子供に受けるかどうかわかりませんが(ネット情報のおかげでリアリスティックになっている感じ)、荒唐無稽ともいえるような活劇が繰り広げられます。当節大人が読んでワクワク、ドキドキしてしまいますよ。リアリティといえば、例えば悪人が骸骨のいでたちをしているとか、上野の不忍池界隈で開催されている産業博覧会場で軽気球に乗って東京を見物するのに、乗客は縄梯子を使って乗り降りするとか、解き放たれた軽気球に軽業師が係留用ロープに飛び移って輪を作りそこにぶら下がって逃避するとか、そういうのって今は法螺としか言いようがないのですが、...【1月28日】

  • 【1月27日】

    今日は用事が多くて本を読む暇なしです。ということで休養日。【1月27日】

  • 【1月26日】

    仮面城を読了。全部で4編のジュブナイルで1952年に発表されたものです。仮面城だけが金田一耕助が登場しますが、少年と袴をはいて地下道を走り抜けピストルをかまえるなど、丁々発止の動きを見せるのが他の金田一作品と違うところ。西伊豆の山中に仮面城という悪のアジトがあるところ(大きな岩がギギギと動いて中に入る)、そして成城の住宅街のちょっと北に抜けたところは麦畑で武蔵野の暗がりがあるなど、現代離れした設定がいいです。三津木俊介と由利先生が登場するものもありました。4編目の怪盗どくろ指紋(いいタイトルです)がそれで、等々力警部も出てくるのです(由利先生は捜査一課長を務めていた)。由利先生から金田一へと探偵の主役が代わるのがこの頃です。どの作品も登場する少女はみなえくぼのある聡明な子というのもいいですね。「仮面城」横...【1月26日】

  • 【1月25日】

    続いての金田一耕助はジュブナイルの作品、仮面城(他3作品)です。江戸川乱歩の明智小五郎シリーズにおける少年探偵団のような意味合いの作品ですね。12歳くらいの少年が主人公です。【1月25日】

  • 【1月24日】

    死仮面を読み終えました。この作品は著者晩年に発掘された作品で、連載された雑誌には8号に渡ってされたものの(中日新聞社の雑誌)、7号しか見つからず、幻の長編として欠けていた章を解説の中島河太郎が(不本意ながら)補ったものです。舞台は東京狛江の辺りに設定された女子学園。死仮面とはデスマスクのことで、日本ではデスマスクというのは見たことがありませんね。近世の欧州ではあったようですけれど。もう一つ短篇の上海氏の蒐集品(コレクション)が掲載されていますが、これは金田一耕助は登場しない作品で、昭和40年頃ものと言われていて、晩年に横溝正史の軽井沢の別荘で原稿が見つかったものということです。ちょっとしたミステリになっています。ただこの作品、横溝正史の住んでいた成城から川崎方面の団地造成地を眺めるシーンがあるのですが、南...【1月24日】

  • 【1月23日】

    読み始めた金田一耕助は昭和23年、あの八つ墓村事件を解決した後、岡山県警の磯川警部を挨拶かたがた訪れたというところから始まる死仮面という作品です。冒頭、怪しい彫刻家と怪しい女の愛の日々を綴った、その彫刻家の手記から始まります。時代が終戦直後というのがまたいいですね。混沌と混乱がまだ残り、かつ戦前の風俗も残っているこの頃の時代というのが好きです。【1月23日】

  • 【1月22日】

    山と渓谷2月号をぱらぱらとめくっていました。単独登山特集で、いつも単独登山のわが身としては気になる特集でした。明日は金田一耕助です。【1月22日】

  • 【1月21日】

    金田一耕助の今回の事件は、昭和35年(1960年)夏に成城で発見された女性死体は、半年前の歌手によるいかがわしい写真脅迫事件につながっていきます。すなわち、女性に薬を飲ませてその間にわいせつな写真を撮り、それをネタに脅迫していた(現代でも似たようなSNSを通じた話がありますが)売れない歌手が殺されます。百唇譜とはこの歌手が撮った女性の唇の型を和紙に取ったものです。今回はアリバイを通じた犯人特定が多かったように思います。「悪魔の百唇譜」横溝正史角川文庫電子版【1月21日】

  • 【1月20日】

    もう今月も10日余りを残すこととなりました。さて今日はビックコミックオリジナルの日でセシルの女王が巻頭で今号では一番面白かったです。このところの新連載は感覚的についていけない漫画が多くて1/3は流し読みです。【1月20日】

  • 【1月19日】

    今川氏真という人は、今川家の大領土をあっと言う間に失ったという無能の人のレッテルが張られて久しいのですが、青年時代に徳川家康と懇意にしていたことで最終的には今川家を明治までもっていくことができたのです。一時北条家に身を寄せた氏真は、家康の庇護のもとに入り駿府での領主復活を夢見ていましたが、武田信玄の死去と織田・徳川連合軍の侵攻によって武田家滅亡となり、氏真は武士家業から足を洗うこととなります。秀吉の天下になり家康は江戸へ転封、さらに伏見城にいることが多くなり、そのためか氏真は京都で暮らすようになります。家康とはしばしば親交があったようです。氏真の妹が秀忠の女性家老筆頭であったことは、多くの親族が取り立てられる要因にもなり、また自身が足利家の筆頭西条吉良家の嫡流という名門であることも、その存続に大きな影響が...【1月19日】

  • 【1月18日】

    旅先では金田一耕助でしたが、帰宅してからは氏真と家康に戻っています。氏真は東の北条、北の武田、西の家康との軋轢の中で、駿河の太守の地位を失いました。このことについては、氏真の無能さが喧伝されています。実際(国を担う者としては)そうなのかもしれませんが、敗者と勝者の関係であることも事実でしょう。戦略眼が足りなかったかもしれませんね。奥方の故郷である北条にしばらくいた後、家康のもとに走り、駿河の太守再興の夢を掛けます。家康と氏真は青春時代を共に過ごした仲だったので、家康はすんなりと受け入れたのでした。【1月18日】

  • 【1月17日】

    越後湯沢のスキー場から帰ってきて、スキーとドライブの一日で活字に触れずでした。【1月17日】

  • 【1月16日】

    予想していたのですが今日は雪にやり込められて、昼までは停滞していました。こんなこともあろうとiPadにDLしてきたのはKindleの金田一耕助。新たに無料に設定されたのがあって読み始めたのです。悪魔の百唇譜というもので1960年の成城で事件は起きました。昼飯までの暫し読んでいました。午後はゲレンデに飛び出しました。【1月16日】

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