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  • 【10月21日】

    ビックコミックオリジナルです。最近のこの雑誌は新しい作家を載せることが多く、それが日本のアニメ・マンガ文化の原動力なのだと思いますが、今の若い人には合うのかもしれませんが、自分のようなジジイには今一つ判らないものもありますなあ。編集者もこういうのが人気になるだろうと載せるのだと思いますが、こういうのが今風なのかと思うと、そろそろマンガも引退かと思ったりします。【10月21日】

  • 【10月20日】

    東京レガシーハーフマラソンに出場。まだ真っ暗な朝一番の電車で国立競技場へ。1万5千人のランナーが集まりました。東京オリンピックを記念したコースです。何よりも国立競技場を走れるというのがいいですね。昔の国立競技場は中学生の時陸上部で走ったことがあるので、なんとか新しい競技場を走ってみたかったのです。結果は、この歳にしてはまあまあかなという1時間50分は切りましたというタイム。往復の電車では吉田篤弘の短編というよりもショートショート、月とコーヒーを読んでいました。知っていた作家ではないのですが、Kindleのレコメンドで紹介されたので読んでみています。【10月20日】

  • 【10月19日】

    春の山行の時に読み始めた小松左京短編集(東浩紀セレクション)をようやく読み終えました。明日は東京レガシーハーフマラソンでその事前受付に上京する間に読みました。マラソンは国立競技場をスタート・ゴールするもので、あの中を走れるという特典があります。一度は走ってみたいですよね。そして我が母校が箱根予選会を通過しました。正月の楽しみが増えました。「小松左京短編集東浩紀セレクション」角川e文庫【10月19日】

  • 【10月18日】

    小松左京短編集の読みかけを進めています。結晶星団は多元宇宙を明示したような内容で、宇宙論を少し読んでいた方が面白いかもしれません。小松左京の生きていた時には多元宇宙はあまりメジャーではなかったはずですが、大したものです。お糸という作品はタイムトリップものの過去の改変についてがテーマで、天保の江戸時代に未来の機器が登場したりします。これはSFの王道のようなものです。【10月18日】

  • 【10月17日】

    読みかけの小松左京短篇集から結晶星団の続きを読んでいます。短編集の中の作品とはいえ、なかなかの長編でどういう結末になるのか見えない作品です。【10月17日】

  • 【10月16日】

    昨晩は乗鞍高原のロッジで(宿泊者は自分ひとり)温泉と美味しい夕食をいただいてゆっくりして、今日はバスで乗鞍岳の畳平へ。ここは日本でバスが最も高いところに上がる場所だそうで、乗鞍高原から1000mも登り2700mちょっとあります。乗鞍高原は雲間も切れていたのですが、畳平はガスと雨で、昨日の御嶽山と同様の天気でした。雨の中を山頂(剣が峰)に向かう人は数人というところ。他の人はガスが晴れるのを期待して上がってきた人たちです。往復4千円のバス代を払ってガスしか見えないのはちょっとねえ。1時間ちょっとで剣が峰山頂に立ち、アリバイ写真を撮って早々に下山してきました。帰りも畳平からバスです。300mちょっと登ればいいので、日本で一番手軽に登れる3000mでしょう。乗鞍高原に戻ってから下界に下り、途中でそばを食べたり、道...【10月16日】

  • 【10月15日】

    山登りに来ています。深夜1時に出発して5時40分に御嶽山、中の湯登山口に到着。6時から登り始めました。今日で頂上の剣ヶ峰が閉じられるます。登山者はとても少なかったなあ。活火山だしあの事故もあったのでヘルメット着用です。登りはじめは秋日和でしたが、みるみるガスが上がって雨混じりとなってしまいました。下山後は少し北上して、乗鞍の宿に入りました。明日は乗鞍岳を登ろうと思っていますが、天候がどうなりますか。宿では読みかけの小松左京を読んでいました。【10月15日】

  • 【10月14日】

    いい体育の日の日和でした。銀河英雄伝説黎明編1を読んでいます。時は29世紀。人類は銀河全体に植民しています。帝国軍、同盟軍、商業国軍の三すくみの状態になっています。ここで数千隻の宇宙軍艦同士の戦いが繰り広げられるのはスターウォーズと似たような世界です。ただ、スターウォーズは理力という力が話のスジになっていますが、こちらは、戦術・戦略・戦力が話のスジになっています。【10月14日】

  • 【10月13日】

    いつも読んでいる政治メルマガの主宰者のお勧め本ということで、なんとSFを紹介されました。1982年に発売された田中芳樹の銀河英雄伝説黎明編1です。SFファンなら誰もが知っている作品だと思いますが、自分としては作品名は聞いたことがある気がするのですが、発表の当時はあまりSFに興味がなかったので、今更という感じで読んでいます。いわゆるスペースオペラなのですが、メルマガ主宰者曰く、宇宙戦争の作り物語(スターウォーズのような)なのに、世界観と戦術・戦略が実によくできているのでお勧めと言うことです。2もあり長い作品なので、これだけでなく色々と並行して読んでいくことになりそうです。【10月13日】

  • 【10月12日】

    宇宙の始まりはインフレーション理論でだいぶ見えてきましたが、観測の事実を説明できないことが多々あります。その一つが巨大ブラックホール生成で、例えばわが天の川銀河の中心には太陽の400万倍質量のブラックホールがあることがわかっており、さらに20億光年かなたにあるクエーサー(強力なX線を放つブラックホール)はなんと80億倍質量だそうです。そんな超長巨大なブラックホールがどうやってできたのか。星の崩壊やブラックホールの合体では説明がつきません。原始背景重力波が観測できるとその辺りのメカニズム解明が進むとされていています。10年か20年すると宇宙開闢のことがだいぶ見えてくるかもしれません。「宇宙はいかに始まったのか」浅田秀樹講談社ブルーバックス【10月12日】

  • 【10月11日】

    宇宙の始まりはビッグバンで始まった、とはよく聞く話です。ビッグバンがあったのは事実で、宇宙マイクロ波背景放射というものが観測されて確認されました。絶対温度で3℃というレベルのマイクロ波です。ビッグバンの頃は数千度あったのですが、宇宙が拡大するにつれて温度が下がりこの温度になりました。このことは何億年後の未来、このマイクロ波は観測不能になるということです。その時のどこかの惑星の知的生命体は宇宙マイクロ波背景放射を観測できないのでビッグバンがあったことを知る術はないということなのです。さてそのビッグバンは実は現在の宇宙のことを全て説明できないことがわかっています。そのために新しい理論が追加され、それはインフレーション理論といいます。この理論が確認されると現在の宇宙が説明できるとされています。どうやって確認する...【10月11日】

  • 【10月10日】

    宇宙を調べるのには従来は光学望遠鏡が主流で今はそれに加えて電波望遠鏡の二本立てとなっています。そして近い将来それに加わるのが重力波望遠鏡と言われています。重力波とは一般相対性理論で予測されていたもので、2017年それの観測でノーベル賞が授与されました。世界に4か所あって(日米欧)協同して観測をしています。しかし、何分重力波というのは微小です。波なので波長というものがあります。普通の電波、例えばアマチュア無線の主力バンド144MHz(1秒に144万回振動する)は2mです。長波といわれる波長の長いものでは10kHz(1万回/秒)で30kmです。ところがなんと重力波の波長はナノヘルツ(nHz)の世界です。ナノとは10憶分の1。1回振動するのに30年。波長は30光年だそうです。人の一生で3回しか振動しないのです。...【10月10日】

  • 【10月9日】

    沙高樓綺譚を読了。面白いので一気読みでした。最後の関東の大物親分の若かりし頃のヒットマンとしての話は最初の刀剣鑑定の話と並んで面白かったです。「沙高樓綺譚」浅田次郎徳間文庫電子版【10月9日】

  • 【10月8日】

    先日読んだ浅田次郎が面白かったので、また読んでいます。沙高楼奇譚という連作短編集。都心のとある高層ビルのペントハウスで不動産王のオーナーが選んだ各界の著名人が集まり、各自が自分の経験した不思議譚を発表する、いうなれば百物語のようなことが開催されます。主人公は足を洗った刀剣美術商だったのですが、同業の仲間(刀剣美術界のカリスマ)に誘われて会場に足を運びます。そこではその仲間が先ず自身の話を発表しました。それを嚆矢に参加者が順に話をしていくというものです。ちょっとミステリアスな話が続いて引き込まれます。【10月8日】

  • 【10月7日】

    半七を読み終わったところで、ビックミックオリジナルで一息です。セシルの女王はようやくヘンリー8世からエドワード6世へと治世が変わるところです。この後メアリー女王を経てエリザベス女王ですからまだ先は長いですが面白いです。【10月7日】

  • 【10月7日】

    遂に半七捕物帳を読了です。全69話でしたが、最後の1話は他に比べて倍くらいの長さで、御用聞きも半七ではなくその養父の吉五郎という設定です。文庫本で6冊分、いずれも明治30年頃の新聞記者が引退した半七老人から回顧譚を聞くという設定です。長さが決まっていたせいか、いよいよクライマックスというところで、突然話が終わり、「もうお判りでしょう」と半七老人がその後はサクサクっと結末を語るパターンが結構あります。いずれの話も面白かったです。軽ーく読めるのでお勧めですね。「半七捕物帳」岡本綺堂WAKWAK文庫(青空文庫)【10月7日】

  • 【10月5日】

    一泊のキャンプで雨にもたたられましたが、シトシトと秋雨で焚火を見ながら雨音を聴くというのも、これもいいものです。旧友との話も咲きました。帰りも2時間の電車旅。半七捕物帳を2話進めました。【10月5日】

  • 【10月4日】

    旧友とキャンプをすることになりまして(オートキャンプですが)、電車で高崎線の北本駅まで行き、ピックアップしてもらいキャンプ場へ。そこまでの2時間で2話ほど半七捕物帳が進みました。文庫本では6巻目に突入。いよいよ最終巻です。【10月4日】

  • 【10月3日】

    熱はようやく下がったものの、まだ半日寝ておりまして、半七捕物帳を進めました。紙版文庫本では5冊目になります。この捕物帳の面白いのは、捕物や謎解きは当然ながら、当時の江戸の生活・風景が目に浮かぶことです。明治30年頃から回顧しているというのも面白く、今はこうだけど江戸時代はこうだったというのがいいのです。青山とか牛込とか新宿とか、東京のど真ん中(山の手)が、竹林、笹薮、草原で覆われていたという描写などですね。一方下町は昔から人が密集して暮らしていました(夜は真っ暗ですが)。【10月3日】

  • 【10月2日】

    昨日喉が痛かったのですが、今朝は朝食時に悪寒が走って、一気に38.6℃の熱。夕方まで臥せっていました。今日は暑かったのでエアコンをどうしようかと悩みましたが、冷風が発熱を呼びそうで扇風機と窓からの風でしのいでいました。家にあったロキソニンを飲んで夕方少し熱が下がったところで医者に行き、抗生剤を貰ってきました。奥さんが似たような風邪を引いたばかりなので、それを貰った感じです。一日FMを聴いていまいた。【10月2日】

  • 【10月1日】

    半七捕物帳はようやく7割まで終了。青空文庫なのですが、底本は2004年の光文社文庫で、それによればここまで4冊読んだことになります。夕刊フジが1月で休刊というニュースが出ていました。新聞メディアはどんどん縮小していますね。【10月1日】

  • 【9月30日】

    半七捕物帳はこのところのルーチンで、今日も4話ほど。そして電子雑誌で山と渓谷10月号を読みました。登山用の電子アプリの特集で、自分はこれ無くては登山はできません。世の中は2強というところでヤマレコとYMAPかどちらかで、DL数はYMAPが多いようですが、自分はヤマレコの地図の方が好きです。【9月30日】

  • 【9月29日】

    今日もまた半七捕物帳を4話ほど。それとサライ9月号の京都特集などを読んでいました。京都は行きたいところですが、オーバーツーリズムというのか、人が多すぎるようで、ゆっくり観光できないと思っていて、いつが穴の時期なのかと思いますが無理ですね。【9月29日】

  • 【9月28日】

    今日も半七でしたが、今日は怪談オカルトもの、ホームズ張りの推理ものがあって楽しかったです。短篇なのでサクサク読めるところも楽しいところ。半七が容疑者を番小屋に連れて行って問い詰めるときは、一気呵成に問い詰めます。ここで相手のペースに乗ったりすると落としきれなくなるので一気に行くのだそうで、そう聞き手の主人公にいいます。時には手荒く引っぱたくこともあるそうです。【9月28日】

  • 【9月27日】

    今日は活字休養でした。【9月27日】

  • 【9月26日】

    半七捕物帳は今日も5話ほど。江戸時代は日が暮れるとほぼ真っ暗になりますから、ちょっと街外れは月夜でもなければ怖かったでしょうねえ。数年前の台風で停電した時、真っ暗というのを経験しましたが、それが日常であったわけです。そこにバケモノや妖怪、怪談といった話が生まれてくるのです。【9月26日】

  • 【9月25日】

    半七の今日は丙午の話が面白かったです。丙午というのはこの年に生まれた女は男を食い殺すと言われて忌み嫌われていました。昭和時代までは丙午生まれの女性は人口構成上も少ないことがわかります。昭和でもそうなので江戸時代はもっと嫌われていて、たまさか生まれてしまった女子は結婚に困ったようです。これをベースの話でした。ちなみに前回の丙午は1966年、次回は2026年だそうです。1966年は出生率が4.9%も下がったそうで、人口が右肩上がりだった時代にしては極端な数字でした。丙午に生まれた女子は翌年の生まれとされたことが多かったようです。前々回の1906年という明治時代はまさにそうだったようです。【9月25日】

  • 【9月24日】

    半七捕物帳を続けています。半七捕物帳は岡本綺堂の時代考証が正確だと評判なのですが、今日読んだものに幕府の隠密の話がありました。隠密はお庭番という役職のものに一生に一回一年間で仰せつけられるものだったそうです。だいたいが藩で相続が起きた時に送り込まれることが多かったそうです。お家騒動が起きていないか確認するのですが、見つけられると殺されることがほとんどだったらしく、三年間帰ってこないと死んでしまったものと処理されるそうです。隠密を命令されると、その場で家には帰らず出立したのだそうです。【9月24日】

  • 【9月23日】

    今日も半七捕物帳でした。全69話なのですが、まだ半分にたどり着いていません。【9月23日】

  • 【9月22日】

    Kindleが復帰しまして今日は半七捕物帳を3話ほど読みました。岡本綺堂がコナン・ドイルに触発されて書いたものだけに、半七の優れた推理がメインとなっています。ちょっと怪談めいた話が多いです。今日は彼岸ですが、例年咲いている彼岸花が今年はまだ咲いていません。いかに残暑が厳しいかを示していますね。【9月22日】

  • 【9月21日】

    Kindleで半七捕物帳を読もうとしたら、再起動で画面が止まっていてうんとすんとも言いません。どうやってもダメなので今日は諦めてFF6をやっていました。Kindleも壊れるんだなあ。【9月21日】

  • 【9月20日】

    ビックコミックオリジナルの日がやってまいりまして、それが今日の活字です。東京マラソンを来年、14年ぶりに走れることになりまして、その入金をしました。数々の落選を経て、3回連続落選枠の抽選に当たった次第。13年前は第2回大会で、都庁から東京ビッグサイトまでのコースでした。石原都知事が号砲を打ちました。自己最高記録を出したのもこの大会です。そして1週間後に東北の大震災が起きました。それでこの年のマラソン大会は以降全部中止となったのです。【9月20日】

  • 【9月19日】

    今日は昨日の山行記録を作ったりして活字は無しでした。夜のニュースで、7月に行った南アルプスの静岡側の基地、椹島に行く林道で土砂崩れがあって、椹島が孤立というのをやっていました。今山に入っている人は帰れませんね。確かにいつ崩れてもおかしくない林道を1時間も走るのですが、去年だかの大雨で崩れたところの修理箇所が崩れたといいます。今年はおろか来年もダメかもしれません。180人くらい人が残っているらしいですけど、どうやって救出するのでしょう。【9月19日】

  • 【9月18日】

    3時半に起きてヘッドライトをつけて登山開始です。霧が立ち込めていて光が遠くまでささない中の登山は、道もよくわからなくて大変でした。1時間ほど登ると明るくなりました。まさに岩と雪の殿堂というだけあって、行程の半分近くは両手両足を駆使して岩を掴み、鎖を掴みの登山です。有名なカニの立てばい、カニの横ばいも岩が(霧で)濡れているので)足場が悪く、特にほぼ垂直の立てばいの方は、足が岩に全く引っ掛からなくて大難儀、腕力でエイやと登りましたよ。ともかく、剱岳を制覇したのは自分の中の勲章でした。帰りは大町温泉で汗を流して帰ってきました。ので、今日は活字はありません。【9月18日】

  • 【9月17日】

    深夜の1時に起きて長駆中央道を走り黒四ダムの入り口扇沢に車を置いて、立山黒部アルペンルートで室堂まで行きました(往復13千円弱です)。そこから一山超えて百名山の名峰で一般登山道としては最難関と言われる剱岳の入り口の山小屋、剣山荘にやってまいりました。そうです、明日は剱岳に登る予定です。標高は2999mなのですが、その威容はほかの3千m級の山たちに全く引けを取らないばかりか、優っていますね。岩と雪の殿堂とも言われます。昼に山小屋に入ったので、午後は布団で半七捕物帳を読んで過ごしました。天気が少し悪く、霧が吹きつけていて、外にいるとしっとりとしてしまうんですね。夕食時にはワイオミングから来たうら若き女性がたった一人でやってきていて、明日は劔に登るのだそうです(登山家ではない)。すごい行動力ですね。【9月17日】

  • 【9月16日】

    ようやく山本周五郎全集の短編の部を読み終えました。長編の部は青べか物語は読んだのですが、樅木は残ったとかは読んでいません。いずれまたということにしています。地方の小藩に勤める武士たちの人間関係、人間としての成長などを描くものが多くて山本周五郎の目の行き届き方が暖かく感じました。「山本周五郎全集短編の部」山本周五郎青空文庫【9月16日】

  • 【9月15日】

    今日も山本周五郎を読みふけりました。まだ98%で残り2%を読み切るのに時間がかかりそうです。短編ばかり読んでいますが、読みやすい短編で読書の楽しさを教えてくれるものばかりです。【9月15日】

  • 【9月14日】

    山本周五郎は全作品をDLして時間をかけて読んでいるのですが、あと少しだから一気に読んでしまおうと、半七を中断しているところ、おとといKindleで95%から始めたところこの3日間で2%も進みません。全作品なので相当なボリュームだと思うのですが、電子化してあると手軽さはこの上ないのですが、ボリューム感が手に取れませんね。本棚に並べると全30巻ですから、普通の家にはまずありませんね。図書館だけでしょう。今日も相当読みましたが、97%止まりでした。【9月14日】

  • 【9月13日】

    久しぶりに山本周五郎全集から5話ほど読みました。現代物も時代物あるのですが、時代物のほうが好きですね。派手なチャンバラや大立ち回りはなく、人の機微を描く物語が多いです。悪人にも一理あるという筋はなく、善人を描くことが多いですね。【9月13日】

  • 【9月12日】

    納豆・バナナ・トマト・シジミ・にんにく卵黄・・・色々な食品が〇〇に効くとテレビで喧伝されてきて、その度にスーパーの棚からこれらの商品が消えたことは記憶に残っています。でもそれはひとときのことで、そんな事がありましたねという話です。でもこれらの食品で事故が起きたことはありません。一方サプリメントは紅麹で初めて事故を出しました。サプリメントは薬品ではなく食品なので、メーカーの作り方が問題になります。ものによっては胃で崩壊しないものもあるそうです(薬ではあり得ない)。また〇〇に効く酵素なども、胃に入れば消化されてしまい、本来の酵素ではなく(タンパク質として)体内に吸収されます。そもそも効くという表現が間違いなのですが、健康を得るには、普通の食品を普通にバランスよくいただくということがいいのですね。ただ、日本人の...【9月12日】

  • 【9月11日】

    昨日は似非科学の本を読みましたが、今日は効かない健康食品危ない自然・天然という本を読んでいます。つい最近紅麹のサプリメントで大きな事故が起こりましたが、サプリメントも健康食品で果たして効果があるのか、あるいは害があるのかもしれません。身の回りにある健康食品について書かれた本です。【9月11日】

  • 【9月10日】

    半七をちょっとお休みして、KindleUnlimited紹介の新書を一冊一気読みしました。水は何にも知らないよという似非科学糾弾の本です。20年くらい前に水は答えを知っているという本がベストセラーになりました。水に優しい言葉をかけると結晶が綺麗になり、悪態をつくと醜くなることを写真で示し、だから(水でできている人間にも)優しい言葉をかけることでいい人間になるみたいなことが書かれているものでした。人に優しい言葉をかけることは悪いことではないのですが、これをいかにも科学として主張しているところが、全くのナンセンスということです。なんと当時の学校の教員がこれを教材にするということまで起きて、一部の科学者たちがそれはいかがなものかという問題が起きたのでした。科学を知っている人には取るにも足らない与太話なのですが、...【9月10日】

  • 【9月9日】

    8月にちょっと安売りセールでファイナルファンタジー6のスマホ版を買って、ちょこちょことやっておりまして、今日は少しレベル上げなどをしておりました。FF6をスーファミでやったのはかなり昔の話ですが、スマホ版はグラフィックは改良されたものの、飛行船やキャラの動きのパッドが異様に使いづらく、これは相当数の人が指摘していますが、本当にそう思います。今更この部分の改良はあり得ないと思いますが、画竜点睛を欠くという感じでしょうかね。今日は半七は一話読みました。【9月9日】

  • 【9月8日】

    半七捕物帳は17話まで進みました。お上のご意向を傘に御用を行う岡っ引き親分は、小説に出てくるほどの良人ではなかったともいわれますが、少なくとも銭形親分や半七親分は(創作の人物でもあり)人情味のある親分に描かれています。昨日も書きましたがオカルティックなところをエッセンスで振りかけてあるところが、半七ものの面白いところですね。【9月8日】

  • 【9月7日】

    今日も半七捕物帳にハマっていました。宮部みゆきも半七捕物帳が好きで何回も読み直しているそうですが、宮部ワールドとなにか繋がるものがあると感じますね。宮部みゆきの江戸時代ものは大好きです。【9月7日】

  • 【9月6日】

    今日は半七捕物帳は3話読みました。寝床では雑誌、一個人の仏教特集を読んでいます。【9月6日】

  • 【9月6日】

    今日は半七捕物帳は3話読みました。寝床では雑誌、一個人の仏教特集を読んでいます。【9月6日】

  • 【9月5日】

    一昨日昨日と涼しかったのですが、秋はそう簡単にはやってこないということで、今日はまた夏が戻ってきました。ビックコミックオリジナルはセシルの女王が面白くなってきました。ヘンリー8世がいよいよ亡くなり、エドワードの世となっていくのですが、セシルが先々の名宰相としての片鱗をぽつっと見せたのが面白いです。【9月5日】

  • 【9月4日】

    半七捕物帳は明治になって新聞記者の私がもう隠居した半七親分の話を聞くという体裁になっています。全69話の今日は6話目まで進みましたが、宮部みゆきの江戸物のような怪奇とは言いすぎですが、そんな雰囲気を漂わせるところがあります。今のところ銭形親分が銭を投げるような捕物シーンがなく、半七親分の推理力が冴える展開となっています。【9月4日】

  • 【9月3日】

    捕物帖という江戸時代の警察ものは、銭形平次とか人形佐七とかありますが、半七捕物帳が嚆矢とされます。大正の作家、岡本綺堂が作り上げた岡っ引きで、シャーロック・ホームズに触発されて、現代に(といっても大正)に設定するとマネっぽくなるので、江戸時代に設定して自由に書いたようです。日本初のテレビ時代劇は半七捕物帳でした。長谷川一夫、平幹二朗、里見浩太朗など有名人が演じています。いろいろな文庫版がありましたが、現在は青空文庫で全話無料で読めます。それを入手して読んでいます。時代設定は文政から安政にかけてで、作者が時代考証を綿密に行っているので、読んでいると幕末の江戸の市井がよくわかります。大正に書かれたので江戸時代からわずか半世紀ちょっとということもありますね。4話ほど読みましたが、面白くサクサクと読めます。【9月3日】

  • 【9月2日】

    人は見たいものを見て、信じたいものを信じるのが本性のようです。心が弱っている時はこの傾向がより強くなり、オカルトやカルト教団はまさにこの心理につけ込みます。そして易々とだまされます。霊がいると思って暗闇を見れば、霊が見えるのです。ただの水も薬になるのです。しかし、科学者はこれではいけません。疑うことを忘れずに真実を探究することが求められます。どうしても資金や名声を求めて実験結果に作為をいれてしまったり、論文にコピペを使う科学者が後をたたないようです。反オカルト論はこういう風潮に危機を感じていますが、オカルトに加えて似非科学も問題で、世の中は信じることが難しいです。「反オカルト論」高橋昌一郎光文社新書電子版【9月2日】

  • 【9月1日】

    今から10年前、STAP細胞事件が起こりました。理研の小保方某という研究者が起こした事件です。小保方に踊らされた理研幹部は予算を注ぎ込んだのですが、結局データは捏造ということでした。これは小保方教とでもいえる小保方の人柄に周囲がお花畑にいるかのように浮ついた結果なのですが、科学者というものはいとも簡単に騙される典型となりました。かつてオウム真理教には東大、慶大、東工大といった錚々たる大学の研究者が属していて話題になりました。なんでこんな科学者があんなまやかしな宗教に受信するのかと思いましたね。もちろん何を信ずるかは本人の自由なのですが。問題なのは、STAP細胞事件は小保方の研究者としてあまりにも稚拙な行動が起こしたものということで当初は反省が生まれましたが、本人には全くその自覚はなく、今では陰謀論に逃げて...【9月1日】

  • 【8月31日】

    擬科学とかオカルトというものをはなから信じない自分でありますが、世の中には最も簡単に信じている人もいるので何故だろうと思うのです。シャーロック・ホームズを生み出して素晴らしい推理力を示したコナン・ドイルの晩年は親戚などが連鎖的に不幸に見舞われたことからオカルトを信じるようになりました。降(交)霊会とかエクトプラズムとか心霊写真の類をこれは信じるものに値すると絶賛しまくっていました。当時活躍していたフーディニという稀代の奇術師はオカルトをはなから暴いていましたね。反オカルト論を読んでいます。【8月31日】

  • 【8月30日】

    昭和のごく普通な家庭を描写する夕べの雲を読み終えました。日経新聞夕刊に連載されたものでのちに読売文学賞を受賞しました。多摩丘陵の丘の上の一軒家で始まり、周りの丘は森で覆われていましたが、やがて造成が進み木々は伐採されていきます。今ではごく普通の郊外住宅地ですが、1965年頃は自然がまだまだいっぱいの地でしたね。庭にどういう木を植えていくかと悩むところがいいですね。「夕べの雲」庄野潤三講談社学芸文庫電子版【8月30日】

  • 【8月29日】

    淡々とつづられる夕べの雲ですが、昭和40年前後と思われる小田急線生田(作者の住んでいた所)の風景描写も相まって、昭和へのノスタルジーも感じます。今日読んだ話のタイトルはムカデで、天井から落ちてきたとか、室内にいて咬まれたとかあって、でも本人も細君も咬まれたことは痛いのですが、ムカデに恐怖するということはないのですね。現在はムカデを見る機会は減りましたが、存在していれば家の中に入ってきて咬むらしいので、昔や田舎の話ではありません。でも、咬まれなくても生きているムカデを見たらかなり引いてしまいますね。【8月29日】

  • 【8月28日】

    庄野潤三の夕べの雲を読んでいます。淡々と家庭の状況を描く文章がいいですね。悲劇的ではない、ごく普通の家庭の日常という感じです。川崎の生田にながいこと住んでいて、そこを題材とした短編集なのですが、大浦家の5人家族の日常が描かれています。【8月28日】

  • 【8月27日】

    昭和初期からの写真館を営んできた写真師の祖父、入婿の写真家の父、歌舞伎好きの母を家族に持つ高校生の主人公は、軽免許でN360を乗り回し、六本木のバーで飲みナンパし、朝帰りもする。素行は悪いが不良ではない。現代では半グレのような生活かもしれないが、真面目な高校生でもある。麻布十番や六本木がまだまだ東京の盛場として名をなしていない、でもちょっとハイカラな盛場だった頃の話が短編集となっている。面白くて一気に読んでしまいましたね。霞町は今は無くなって西麻布と名を変えています。「霞町物語」浅田次郎講談社文庫電子版【8月27日】

  • 【8月26日】

    ジョージ・ルーカスの傑作に1962年のカリフォルニアを舞台にしたアメリカングラフィティがあります。青春のノスタルジーが感じられて自分も大好きな作品です。これとほぼ同じ年代の東京六本木周辺を舞台にしたのが浅田次郎の霞町物語です。都営の路面電車がまだ縦横無尽に走り、六本木にはまだ米兵の姿があった時代です。日比谷高校生徒思われる主人公は写真館の生まれで、祖父と父母との4人家族です。もちろん自身のことを綴ったものではありませんが、著者は神田の写真館で育ち、祖母は芸者だったというのは物語の設定と同じです。面白いです。【8月26日】

  • 【8月25日】

    インカ帝国は海岸から高地まで、0mから4,000mを越えるところまで灌漑し農地を作り、高さにあわせた作物を作り、都市を作ってきました。首都クスコは3,400mあります。今ふいに行くと高山病になりかねません。水さえあれば高地は病気も少なく住みやすいようです。太陽神を信じ、障がいのあるものは人も作物も異形として神の使いと考えていたようです。スペイン人が中米から病原菌を振り撒きながら南下してきた時、白人だったので(モンゴロイドの自分達と違うということで)異形と考えていたようで、最初にスペイン人の罠にはまりあっさりと帝国は終わりと告げました。文字がない文化ってどうやって文化を継承したのでしょうね。「天空の帝国インカ」山本紀夫PHP新書電子版【8月25日】

  • 【8月24日】

    インカ帝国の話の2日目です。中米ではトウモロコシが主食でしたが、アンデスではジャガイモが主食でした。トウモロコシはチチャ酒という祝祭用のお酒の元として利用していました。アルコール度の低い酒なので、コップに並々飲んでも酔っ払うことはないそうですが、これがないと庶民は納得しないので、インカ王はこれを庶民にいっぱい飲ませることを務めていました。貨幣経済がなかったので、労働の代償として(物々交換的に)酒を振る舞ったのです。【8月24日】

  • 【8月23日】

    天空の帝国インカその謎に挑むを読み始めました。アンデス文明に末期16世紀に興たインカ帝国ですが、100年でスペインに滅ぼされました。日本の室町時代ですから古代文明ではなく(古代文明はマヤとかアステカです)比較的新しいのですが、文字を持たなかったので、スペイン語のスペイン寄りの記録しかありません。歴史というよりもインカ帝国の生活様式を研究したものとなっています。【8月23日】

  • 【8月22日】

    センス・オブ・ワンダーを読みました。沈黙の春で有名な(自分はまだ読んでいませんが)レイチェル・カーソンの詩的な自然讃歌です。沈黙の春でDDTをはじめとする化学物質の自然への脅威を訴えたレイチェルは(世界的に賛否の嵐が巻き起こりました)、自らが癌に侵されて死ぬ間際に出した本です。姪の息子を養子として迎え、メーン州の海岸近くの別荘で暮らしながら息子に自然との触れ合いを綴った内容です。本文は少なくて、文庫の3割くらいです。残りは日本の識者のレイチェルへの想いが綴られています。「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン新潮文庫電子版【8月22日】

  • 【8月21日】

    ビックコミックオリジナルを読みました。最近は新人作家の掘り出しにすごく力を入れていますね。従来からの名の知れた作家をいっぱい入れたほうが読者は固定すると思いますが、コンテンツの源を増やすためには、そして日本の漫画(アニメ)を揺るぎないものにするには有望な新人の登場が不可欠ですものね。でも、感覚に合わない作家もいてどれもこれも面白いというわけではありません。【8月21日】

  • 【8月20日】

    暇と退屈の倫理学を読了。面白くわかりやすい哲学の本で、ハイデッガーなどという人の話を砕かれて読んだのは初めてでした。でももう1回読んでおかないと知識として入りませんね。著者が務めた3つの大学での講義をまとめたものということで、そういう意味で本格哲学書というのではないのですが、難易度はちょうどいい感じでした。「暇と退屈の倫理学」國分功一郎新潮文庫【8月20日】

  • 【8月19日】

    人は退屈する動物で、そして退屈が大嫌いなので暇つぶしをします。暇と退屈の倫理学はあとちょっとで読み終えます。【8月19日】

  • 【8月18日】

    今日は活字お休みの日でした。【8月18日】

  • 【8月17日】

    今日はハイデッガーの話です。あの「存在と時間」という多分絶対に読まない(読みこなせない)永遠の哲学書を書いた人です。この人も退屈について語っていて、それは「形而上学の根本書概念」という本で、タイトルを見ただけで絶対理解できそうにもありませんが、國分先生はこれを優しく説明します。実はハイデッガーも一歩一歩語りかけてくれているのですが、凡人にはなかなか一歩が難しいのでありますね。退屈においては時間がのろい。時間がぐずついている。退屈する私たちは、このぐずつく時間によって困らされているということなのだそうです。なぜ困らされているか、それは私たちを引きとめているで、こののろい時間によって「引きとめ」られているのです。そうして引きとめられると、何もないところ,むなしい状態に放って置かれることになるからで、むなしい状...【8月17日】

  • 【8月16日】

    台風の1日、暇と退屈について考察を本を読み進めていました。かつて有閑マダムという言葉がありました。暇を持て余している金持ちの奥さんとでもいう女性のことですが、働く必要がなくて暇であることは金持ちの裏返しでもあります。有閑ということばは20世紀以前の貴族層に当てはまったものです。働く必要がない彼らは、使用人を使い、競馬をしたり、狩をしたりといったことで暇を潰していましたね。そういえばトランプや麻雀(中国ですが)を発明したのも貴族でしたね。【8月16日】

  • 【8月15日】

    暇と退屈の倫理学を20%まで進めました。電子版で読んでいるので全体のボリュームがわからないのですが、紙版だと500Pある厚い本のようで、ちょうど100Pまで進んだということです。まだ先は長いです。【8月15日】

  • 【8月14日】

    お盆の真っ盛りで乗用車はいっぱい走っていますが、トラックは見ませんね。こちらはどこへ行くということもない代わりに、昼間から焼肉をたっぷり食べてゲップでした。その後は高校野球を見ながらゴロゴロしていたので活字は休養です。【8月14日】

  • 【8月13日】

    暇と退屈の倫理学の2日目です。小人閑居して不善をなすという中国故事があります。つまらない人間が暇でいるとろくなことにならないということですが、実は人間は衣食住が満たされ暇になると退屈に悩まされるのだそうです。この盆休みだって円が安いし物価は高いし家でゴロゴロ、でもやることがなくて退屈だーと悩む人が多いのではと思います。どうすれば暇と退屈から逃れられるのか、誰もが悩むわけですね。そこに暇つぶしの魔の手が伸びてきます。これをすればどうですかというコマーシャル(例えば旅行、食事、買い物など)がこれかこれかとテレビを見ていると登場します。自分で選ぶというよりも、実はやらされているというという感じですね。【8月13日】

  • 【8月12日】

    哲学の本に取り組んでいます。暇と退屈の倫理学というタイトルで國分功一郎という東大の先生が初期の頃に書いた本の文庫化版です。哲学の本はその原著は難しくて読めないので、解説書を読むのですが、この本は取り上げてあることも面白く、平易な文章なので読んでいけそうです。【8月12日】

  • 【8月11日】

    浅田次郎は入隊時には64式小銃を撃つことはままならなかったのに、退役時には300m先の的に当てることができたそうです。ひ弱な新任自衛官も2年間の一任用で逞しく育て上げられるのでした。自衛隊は軍隊ではないと政治的にはなっていますが、どこからどう見ても(世界中の目からも)軍隊そのものです。1974年当時はソ連が攻めてくるというのが想定でしたが、現在は中国、ロシア、北朝鮮が仮想敵になりました。現場自衛官は災害派遣でしか国民と接点がありませんが、来る有事には先頭に立って日本を守ってくる力強い存在ですね。ただ、昔も今も待遇がそれほどいいわけではありません。後方準備をしっかりとして待遇を改善してあげたいですね。「歩兵の本領」浅田次郎講談社文庫【8月11日】

  • 【8月10日】

    歩兵の本領の舞台は1974年前後。当時はパワハラなんて言葉は微塵もなく、鉄拳制裁が日常だったようです。ただ、涙も血もなくということではなく、古参兵もそれなりに人情味はあったように描かれています。もっとも新兵も志願のようなの者いましたが、訳ありのところをリクルートされたという者も多かったようです。今はどうなんでしょうね。セクハラ問題はありましたが・・。【8月10日】

  • 【8月9日】

    今日は休養日ですね。家を出たり入ったりしていたので活字に触れる時間がありませんでした。【8月9日】

  • 【8月8日】

    鉄道員の作品で有名な浅田次郎ですが、自衛隊にいたことを知っている人はどれくらいいるでしょうか(ファンなら当然かも)。自衛隊は憧れていた三島由紀夫が割腹自殺をしたことがショックで入ったのだそうです。その自衛隊にいた体験をつづった歩兵の本領を読み始めました。1970年初めの頃の話で、この頃はまだ旧日本軍出身者が自衛隊の幹部であったりしていましたし、左翼活動が盛んな当時は自衛隊は今よりもずーっと日陰の身で、制服を着て街を歩くと袋叩きに遭うとも言われていました。【8月8日】

  • 【8月7日】

    佐古さんの百名山は意外と道具に無頓着で、シュラフにかぶせるシュラフカバーは、かなり経験を積んだ後に雨にやられてびしょびしょになったあとに買うことにしたり、最新の雨具よりもポンチョだったりします。なにより時代なのが山小屋で、今は完全予約制ですが、昔は来た人は拒まずというのが山小屋。だから予約なしで好きな日程で山行が可能でした。その分週末などは足と頭を交互に寝るすし詰めでした。熊にも北海道以外は気を使っていなくて、熊鈴も鳴らしていませんね。「ひとりぼっちの日本百名山」佐古清隆ヤマケイ文庫【8月7日】

  • 【8月6日】

    ひとりぼっちの百名山を読み進めています。山や風景は変わらないので百名山そのものは簡潔に楽しめるのですが、どうしても時代が違うのが(1980年代と比べて)、作者は夜行列車で当日の朝現地に向かうのですが、いまは夜行列車は皆無になり、早朝の電車を使うか車で夜中の2時、3時に家を出るということになります。そしてバスが田舎でもいっぱい走っていたので、登山口(下山口)からバスで国鉄駅と連絡していましたが、今は都市部でもバスは減便、廃線の時代ですから、車を使えないとなかなか山行もままなりません。今の方がいいなと思うのは雨具の進歩と火器ですね。当時はガソリンバーナーが主流で、プレヒートという面倒な作業が必要でした(燃料の持ち歩きも気を使います)。今はガスバーナーが本当に楽です。【8月6日】

  • 【8月5日】

    この前読んだばかりのビックコミックオリジナル。もうその日がやってまいりました。暑い暑いといいつつも2週間があっという間に去ったということです。あと2回ビックコミックオリジナルを買えば秋らしくなるかなと思うのですが・・・。【8月5日】

  • 【8月4日】

    佐古清隆さんという一人登山家がいまして、ひとりぼっちの山登りという本を大昔に出されてそれを持っているのですが、最近ヤマ渓文庫からひとりぼっちの百名山が出てそれを読んでいます。佐古さんが百名山に挑戦していたのは1970年から1980年代の頃で、まだ百名山というものがそんなに知れ渡っていなかった頃です。ネネットはおろか参考図書もない時代で、とにかく行ってみるという時代でした。移動は夜行列車とバスなどで、逆に言えばバス路線も今よりもいっぱいあり、それにつながる国鉄(当時)もいっぱい走っていました。そんな百名山の記録です。【8月4日】

  • 【8月3日】

    吉村昭の第2随筆集白い遠景を読了。氏は20歳前の多感な年頃を東京空襲の頃日暮里で過ごし、多くの遺体を見てきました。そして戦後は結核を患って4年間病床にあり死というものと隣り合わせでした。そいうことが作品にも色濃く反映しているように思えます。記録文学というジャンルは今あまり手がける人はいないように思います。誰が書いても吉村昭をどう乗り越えるのかということになりますよね。徹底した資料集めと調査は氏ならではのものでした。「白い遠景」吉村昭講談社文庫【8月3日】

  • 【8月2日】

    dマガジンで鉄道ファン7月号を読んだりしていました。この頃電車に乗らなくなったもので、都心近郊の電車事情に疎くなりました。以前は皿の目のように車中から行き交う電車を眺めていたのですが、田舎にいると走る電車は決まっているので雑誌を読んでああ、今この線区はこんな電車が走っているのかと感慨に耽っています。【8月2日】

  • 【8月1日】

    今日も吉村昭のエッセイでした。また隔月刊のMacFanや鉄道ファンなども読んだりしていました。【8月1日】

  • 【7月31日】

    吉村昭のエッセイの続きです。半分ほど読みました。多くの作品を読んだつもりですが、まだまだ未読の作品があって、先は長いです。その作品のサイドストーリーがこのエッセイ集には詰まっています。【7月31日】

  • 【7月30日】

    記録文学、戦史文学、歴史文学と吉村昭の作品は色々と呼ばれています。歴史文学といっても戦国時代まで遡ることはなく、江戸中期以降の人を取り上げていることが多いですね。近代・近世以降ということでしょうか。歴史文学として最初の作品は冬の鷹です。解体新書の前野良沢を取り上げました。杉田玄白が人受けすることをやって有名になりましたが、前野良沢は人付き合いが嫌いで、翻訳したものも公開することはありませんでした。氏は前野良沢の方に惹かれたようです。その裏話などを読みました。【7月30日】

  • 【7月29日】

    吉村昭のエッセイ集の中に、昭和19年に広島沖で沈没した伊号33潜水艦の話があります。9年後に引き上げられたのですが、無酸素低温であったため乗組員の遺体は腐敗していなかったそうです。艦内の写真がいっぱい撮られた中に、一人の19歳の水長のものがあったそうです。遺体の場所には浸水はなく、ただ縊死していたのだそうです。9年間のあいだに体が伸びてしまい、脚が床に着いていたとか。当時の年齢が著者と2歳違いなので、とても思い入れがあることだったという話です。潜水艦というのは絶えず沈没の恐怖と戦っているので、浮上できないと知ったときの気の持ちようはいかばかりでしょう。現代でも潜水艦事故はたまに起きますが、艦内空間のことは想像もできませんね。【7月29日】

  • 【7月28日】

    久しぶりに吉村昭の歴史小説を読んだので引き続き、氏のエッセイを読んでいます。白い遠景という戦争体験と作品取材のエッセイ集です。【7月28日】

  • 【7月27日】

    川路聖謨の一代記を読み終えました。幕末は幕府が家柄などに構わず有能な人材を登用して異国来襲に対応していきました。川路聖謨もまさにその一人で、田舎の代官所小吏の家柄出身でありながら最終的には勘定奉行の筆頭という現代なら財務事務次官という官僚トップにまで上り詰めました。逆に言えば幕閣はそこまで人材に対して柔軟だったわけです。日露和親条約、日米通商条約などに関わり、ディアナ号遭難事件にも出くわしながら、難局を乗り越えました。徳川慶喜が江戸城を出て上野の山に蟄居したのをみて、(中風で半身不随となった身でありながら)切腹と銃による自殺を遂げました。いわば日本史を動かしたというよりも日本史が動くのを陰で支えたという人物でした。幕末をこの観点で読むというのも面白かったです。久しぶりの吉村昭の歴史小説でした。「新装版落日...【7月27日】

  • 【7月26日】

    吉村昭の川路聖謨の外交譚は下巻の半分まで進みました。ロシアのプチャーチンの乗ったディアナ号下田遭難事故は西伊豆の戸田で西洋式小型艇の建造が進みました。その最中に欧州で起きていたクリミア戦争の余波は日本にもおよび、英仏軍艦が日本近海や下田に訪れたりして、英仏と露との戦いも起こるかもということで川路をはじめとする幕府は緊張していました。現実の歴史はそういうこともなかったのですが、当時その場にいた彼らはドキドキはらはらの毎日を送っていたことでしょう。【7月26日】

  • 【7月25日】

    下界は暑い・・。山行の記録をつけていて活字は読みませんでした。休養日。【7月25日】

  • 【7月24日】

    早朝5時過ぎに山小屋を出発し、1500mを一気に下ってベース地に戻りました。脚ががくがくになりましたね。500円のシャワーがあるので浴びてさっぱりして、帰路につきました。途中、山の中にどうしてこんなカフェがというカフェ(Casso横沢)で昼飯。オムライスを頼みましたがカレーが下地です。美味し。コーヒーゼリーとで1450円。ローカルの人がわざわざやってくるそう。千葉からはちょっと行くのに勇気がいります。また南アルプスに来るか梅ヶ島温泉にでも行ったら寄れます。メニューには食べ残しがいっぱい。ということで一日山行とドライブでした。【7月24日】

  • 【7月23日】

    まだ暗い中をヘッドライトで登山開始。途中、ご来光を見ます。富士山もきれいだし、向かう赤石岳も赤く染まっていました。ところで400mを登り上げるのがけっこう大変でした。頂上では北岳から6日間アルプスをソロ縦走してきましたという女子(20代半ば?)にあって感動もの。クラブツーリズムの団体さんもいましたね。赤石岳から3000m峰を6座つなぎます。こんなに3000m区間を長く歩けるのはここと北岳辺りだけです。いや歩いたしアップダウンはあったし(登り1400m、下り1400m)、天気が最高だったのが心をつないでくれました。が、こんな高度でちょっと風邪気味だったのが祟って、中耳が詰まる航空性中耳炎を発症してしまいました。よく聞こえん。今日の小屋は千枚小屋。着いたのが夕飯1時間ちょっと前だったので、ビールを飲みつつ川路...【7月23日】

  • 【7月22日】

    南アルプスのベース地、椹島から登山開始。ここまで来るのがえらい大変でした。静岡市街から75km。くねくね峠道とやはりくねくね湖畔道をこなさなければなりません。ここから1400mを一気に登って赤石小屋でいったん休みます。お昼には着いて、2500mを抜ける風は爽やかで、明日登る赤石岳もくっきり見えます。夕食と就寝まで長い時間があったので、Kindleで川路聖謨を読んでいました。上巻終了。【7月22日】

  • 【7月21日】

    南アルプスの赤石岳や悪沢岳を登るのに大井川の上流の民宿に前泊しています。新静岡インターから山道を60キロ余りです。アルカリのヌルヌル温泉に浸かってビールを飲みながらビックコミックオリジナルを読んでいました。明日はバスに乗り換えてさらに上流に行き赤石岳を目指します。【7月21日】

  • 【7月20日】

    ペリーが幕府を威嚇して下田と箱館の開港を取っていったあと、ロシアのプチャーチンが再び訪れます。まず大阪湾に姿を見せ、東海道沿いを江戸湾に向かいます。幕府は必死に下田で押しとどめ、ここで川路聖謨もやってきて再び日ロ会談が行われます。1回目が終わって2回目に移ろうというときに、安政の大地震が起きます。これは今危惧されている南海トラフの地震ですね。当然西日本での被害が大きいですが、下田も大津波に襲われ壊滅します。プチャーチンの乗っていたディアナ号は津波に翻弄され竜骨を折ってしまい沈没しないまでも航行不能になってしまいます。このディアナ号遭難の話は有名ですね。【7月20日】

  • 【7月19日】

    川路聖謨の二日目です。長崎でプチャーチンとの外交交渉が終わって江戸への帰還中、ペリーの二回目になる江戸湾への来航事件が起きました。川路は勘定奉行という高官でありながら、人目のないところでは籠を降りて徒歩で先を進めます。共の者たちの方が参ってしまうほどの強硬軍でした。ペリーは軍事力を背景に強硬に開港を迫ります。そして幕府は下田と箱館の開港を認めるのでした。【7月19日】

  • 【7月18日】

    久しぶりに吉村昭を読み始めました。幕末の幕府の外交を支えた川路聖謨の物語です。落日の宴というタイトルで、ロシアからの使節、プチャーチンと長崎で外交交渉をするところから物語は始まります。幕府(日本)として外交経験が無い中、開国要求を突きつけるロシアを相手に、一歩もひるまずに交渉した川路聖謨は現代の日本外交にも登場してほしいですね。【7月18日】

  • 【7月16日】

    CAPA7月号を読んで、ちょっと知識の再確認でブルーバックスのフォッサマグナをサラサラっと再読しました。フォッサマグナは日本列島の成り立ちと深く繋がっているので、面白いところです。【7月16日】

  • 【7月15日】

    オリエントというのは一言でいえば今の中近東といわれるところです。中近東はアラブ人とイラン人が住んでいるというイメージですが、古代オリエントは他民族が切磋琢磨で王の興亡を繰り返していました。イラン人はペルシャとして古代オリエント史でも一番最後に登場しますし、アレクサンダー大王の帝国が崩壊した後はギリシャ人が先住民族の上に王国を作って支配しました。ヘレニズムという時代ですね。エジプト最後の王朝でクレオパトラのプトレマイオス朝もギリシャ人国家でした。ローマ帝国に支配された後混沌として、やがてマケドニアにはトルコ人が入り、イスラームが始まるとアラブ人が全体を覆うという風になったようです(イラン=ペルシャはイラン人)。古代オリエント史というのはアラブの歴史ではないのですね。駆け足でしたが人類最初の文明を俯瞰できた本...【7月15日】

  • 【7月14日】

    古代オリエント世界に最後に登場したのがアケメネス朝ペルシャ。ペルシャのイラン人はインド方面から移って来たそうです。イラクとイランはどう違うのか日本人にはわかりませんが、イラクはセム語族、イランはインド・ヨーロッパ語族で明確に違うのだそう。そしてアケメネス朝はほとんどのオリエント地域を支配するほどの大国となり、ギリシャとぶつかり、ペルシャ戦争は有名なところです。そしてギリシャ北方の王国からアレクサンダー3世(大王)が登場し、彼によって滅ぼされます。これで古代オリエントは終焉を迎えるということになるそうです。なるほど。【7月14日】

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